志水塾 福岡大会 模擬授業資料 和田裕枝
平成30年2月12日(月)
4 年 算数科学習指導案 「1 より大きい分数」
子どもの実態
本時の指導の要
3年分数 はしたの数の表記として分数を学習
1mのテープを3等分した1個分の長さは 1mの1/3といいます。
1mを基準に考えて分数の大きさを表記している。
1/7の5個分という言い方を学習している(基準量のいくつ分)
線分図で量感として 数直線で大きさとして
△ 分数の計算が簡単なために分数の計算ばかりが頭に残っている 「1を同じ数で分けたときの一つ分である」という概念が希薄である。
教科書に記載された 1/3しか意識していない(一番左側の場所だけ)
4年 分数 1より大きい分数を考えさせる
・ 1/4が4個分で1となることから5個分、6個分となる場合 を考える。
・1より大きい分数表記として 帯分数と仮分数を学ぶ なぜ2つの表記があるのか。
それぞれの表記方法のよさはどこにあるのか。
・1までの等しい分数を学ぶ→5年での等しい分数の見つけ方 約分、通分へとつながる。
指導のポイント
「1」を等分した1個分の長さが基準量となる。
図全体を見て等分した数に着目するのではなく、1を等分した数が基準量と なる。
学習過程
段階
学 習 活 動 指 導 上 の 留 意 事 項
課題をつかむ 7分
1 1/3について振り返る
1/3という分数のことを発表しましょ う。
・3つに分けた1つ分
・1を3つに分けた1つ分
1/3mはどこを表しているでしょう?
・一番左の3つにわけた1つ
・他にも1/3mはある
・真ん中でもいいし、一番右も 1/3m に
なる。
・1/3mを3つ あわせると「1m」に なる。
・単位がなく、抽象的な分数の意識を想起 させていく。
・1を等分したということを押さえる。
・1/3mという長さを考えることで次の1 mより大きい量を意識させていく。
・「1」を等分したことを思い出させる。
・3等分した場所ならばどこでも1/3とな ることを意識させる。
・分けた 3 つを合わせると元の「1」にな ることをテープ図で視覚で確認する。
・1/3が3つ分で1mになるならば、1m より大きい場合は 3 つ分より数が多きこと をここで布石として示しておく。
ふかめる 30分
みさきさんのテープの長さを考えまし ょう。
・1mより長い。
・4/5m
・1mより長いけどわからない
・アが1/4mだから5つ分になる
・アは1/5mだよ。5つに分けた1つ分 だから。
・1/4mが4つで1mになっている。
・みさきさんのテープを黄色で表示する。
等分の印はつけずに1mと比べて長くな っていることをまず意識させたい。
・アを1/5mととらえる意見が出てくる ので、ここで導入での何を等分したかに 焦点を当てて考えさせる。
・「1m」を同じようにわけたという言葉 が出てきたら、4/5mを1m分に短くし て見せて4等分になっていることを確認 する。
まとめ 8分
みさきさん
1m
適用問題を解く
・3/5m、5/5m、7/5mを みつけましょう。
本時の振り返りをする。
・今までは分子の方が分母より小さかっ たけど、今日は分子の方が大きいとき があった。
・1より大きい分数は分子の方が大きい。
・1をいくつに分けているかを見て何分 の1をみつける。
・1が大事。
ア
・1/4mが5つ分でみさきさんの長さにな ることを確認して、5/4mと表記でき ることをみつける。
・1mになるのは分母と分子が同じになっ たときであることに気づき、仮分数にな ると分子の方が大きくなることにもふれ る。次時につなげられるようにする。
・1/2m、1/3mのテープはみさきさん のテープで言えば、3/2mよりも短い など大きさ比べで表記できると深い学び へ進むことができる。
・1より大きい分数であっても1を等分した 数が基準量となっていることを振り返り で書かせたい。
3 年の時の分数と今日はどこがちがい ましたか?