• 検索結果がありません。

(1) 新訳・スウェーデン訴訟手続法(民事訴訟法・刑事訴訟法)-

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "(1) 新訳・スウェーデン訴訟手続法(民事訴訟法・刑事訴訟法)-"

Copied!
40
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

(743)

資 料

新訳 ・ス ウェーデ ン訴訟手続法

( 民事訴訟法 ・ 刑事訴訟法) ‑ (1)

萩 原 金 美

目 次 まえが き

凡例 第 1編

裁 判 所 制 度 につ い て

第 1章 通 常 下級 裁 判所 につ い て 第2章 高 等 裁 判 所 につ い て 第3章 最 高 裁判 所 につ い て 第4章 裁 判 官 につ い て

第5章 裁 判 所 の もとで の公 開 お よび秩 序 等 につ い て 第6章 情 報 お よび訴 訟 書 類 の登 録 につ い て

第7章 検 察 官 につ い て 、 お よび警 察 制 度 等 内 の職 員 に対 す る除斥 ・忌 避 につ い て

第8章 弁 護士 につ い て

第9章 刑 罰 、過料 お よび勾 引 につ い て 第2編

訴 訟 手 続 一般 につ い て

Ⅰ 民 事事 件 にお け る訴訟 手 続 につ い て 第

1 0

章 管 轄 裁判 所 につ い て

第 11章 当事 者 お よび法定代 理 人 につ い て

(2)

2 神 奈川法学 第40巻 第2 2007

第12章 訴訟代 理人について

第13章 訴 えの対象お よび訴 えの提起 について

第14章 事件 の併合 お よび訴訟手続 に対す る第三者 の参加 について 第15章 仮差押 え等 について

第16章 票決 について

第17章 判決お よび決定 について 第18章 訴訟費用 について

Ⅱ 刑事事件 における訴訟手続 について 第 19章 管轄裁判所 について

第20章 訴追の権利 お よび被害者 について 第21章 被疑者お よび彼 の弁護 について 第 22章 犯罪 を理 由 とす る私 的請求 について 第23章 捜査 について

第 24章 勾留お よび逮捕 について

第25章 旅行禁止お よび届 出義務 について 第26章 仮差押 えについて

第 27章 押収、秘密 の電信電話聴取等 について

第 28章 家宅捜索 な らびに着衣 の捜索お よび身体検査 について 第29章 票決 について

第30章 判決お よび決定 について 第31章 訴訟費用 について

Ⅲ 共通規定 について

第32章 期 日 ・期 間お よび僻意の正当 な理 由について 第33章 訴訟手続 における書面お よび送達 について 第34章 訴訟手続障害 について (以上本号掲載) 第3編

証拠調べ について (以下次号) 第35章 証拠調べ一般 について

(742)

(3)

(741) 新訳 ・スウェーデン訴訟手続法 (民事訴訟法 ・刑事訴訟法)‑ (1) 3

第36章 証人 について

第37章 当事者お よび訴 えを追行 しない被害者の尋問 について 第38章 文書証拠 について

第39章 検証 について 第40章 鑑定人 について 第41章 証拠保全 について 第4編

下級裁判所 における訴訟手続 について

Ⅰ 民事事件 における訴訟手続 について

第42章 召喚状お よび準備 について、な らびに本 口頭弁論 な しの事件 の 判断について

第43章 本 口頭弁論 について 第44章 当事者の不出頭等 について

刑事事件 における訴訟手続 について

第45章 公訴 の提起お よび準備 について、な らびに本 口頭弁論 な しの事 件の判断 について

第 46章 公訴が追行 される事件 における本 口頭弁論 について

第47章 私的訴追の提起お よびこの ような訴追が追行 される事件 におけ る本 口頭弁論 について

第 48章 刑罰命令お よび秩序罰金命令 について 第5編

高等裁判所 における訴訟手続 について

第49章 地方裁判所の判決お よび決定 な らびに審査許可 に対す る上訴の 権利 について

第50章 民事事件 における判決 に対す る上訴 について 第51章 刑事事件 における判決 に対す る上訴 について 第52章 決定 に対す る上訴 について

第53章 直接 に取 り上げ られる事件 について

(4)

4 神奈 川法学第40巻第2 2007 (740)

第6編

最高裁判所 における訴訟手続 について

第54章 高等裁判所 の判決お よび決定 な らびに審査 許可 に村す る上訴の 権利 について

第55章 判決 に対す る上訴 について

第56章 決定 に対す る上訴お よび先例 問題 の回付 について 第57章 直接 に取 り上 げ られ る事件 について

第7編

特別上訴 について

第58章 再審お よび期 間回復 について

第59章 重大 な訴訟手続違反等 に基づ く不服 申立 てについて

(5)

( 7 3 9 )

新訳 ・スウェーデン訴訟手続法 (民事訴訟法・刑事訴訟法)‑ (1) 5

まえが さ

私 はかつてス ウェーデ ン訴訟手続法 (Ra

t t e ga ngs ba l ke n)

の全訳 を行 った。 「ス ウェーデ ン刑事訴訟法一 訴訟手続法 における刑事手続 に関す る 特 則 (上 訴 関係 を除 く)‑

神 奈 川 大 学 法 学研 究 所 研 究 年 報

1 5

( 1 9 9 6 )

、「訳注 ス ウェーデ ン訴訟手続法 (

1

)一 民事訴訟法 ・刑事訴訟法

」神奈川法学

31

2

( 1 9 9 7)

、「訳注 ス ウェーデ ン訴訟手続法

( 2

・ 完)一 民事訴訟法 ・刑事訴訟法

」神奈川大学法学研究所研 究年報

1 6

( 1 9 9 7 )

がそれであ る。本稿 は これ を基礎 と しつつ、その後 にお ける屡次 の法改正 をフ ォロー し、かつ気付 いたか ぎ りで旧訳 の誤記 ・誤植 や不過 切 な点の改善 に努 めた ものである。

上掲 の旧訳 との混 同 を避 け るため新訳 と称 す る ものの、 その後 の法改 正 (原則 として

2 0 0 7

1

1

日現在 を基準 、未施行 の もの を含 む) を織 り込 んだ訳文 とい うほどの意味であって、旧訳 を全面 的 に改 めた もの とま では誇称 で きない。旧訳 はあ ま りに直訳調 に過 ぎる嫌 いがあることは 自覚 しているけれ ど、他方 日本語 として こなれた ものにす ることで、伝統的 な ス ウェーデ ン語の法文の もつニュア ンスな どが失 われる とい う懸念 もあ り うる (私 自身 にそのニ ュア ンス な どが どれほ ど分 か ってい るか は別 と し て)。あれ これ悩 んだ末、やは り基本 的 には旧訳 の方針 を維持す ることに した。法律用語、法文の翻訳 の困難 さについては、かつて読 んだある碩学 の、「逐語直訳 では文章 をな さず意味が わか らず、 さ りとて小説 な どとは 違 って、延 ば した り縮めた りの意訳 でお茶 を濁すわけには行 かない

」 (伊 藤重治郎編 『増補和英法律語辞典』

( 1 9 5 3

、大学書房)

1

頁一穂積重遠博 士の序文) とい う言葉の含蓄 を改 めて想起す る。*拙訳が逐語直訳 と意訳 との間 をいたず らに右顧左 晒 ・右往左往 した、あ ま り出来 の良 くない作 品であることは否 めない。 もとよ りわが国の法文 としてみ るときは、不十 分際 まる ものであ る。 旧訳 よ りも多少 は正確度 が高 く新 しい立法情報 を 伝達で きれば と望 むだけである。翻訳 の方針 については凡例参照。

(6)

6 神 奈川法学第40巻 第2 2007 (738)

* もっ とも、誤解 の ない よう断 ってお くが 、文学作 品の翻訳 が法文 の翻訳 よ り も容 易 だ な どとは決 して思 わない。 それ には固有 の大 変 な困難 さが あ るこ と は よ く承知 してい るつ も りであ る。 た また ま校 正 時 に、MichaelHoffmann,

"Translatingfullofjudgmentcalls,compromises",TileJapanTimes‑Dec.4,

2007,at16を読 んで、 この ことを再認識 させ られた。

いずれはさらに訳文 を練磨 し、旧稿 の序説や注記 も書 き改めた上、拙 編著 『ス ウェーデ ン法律用語辞典』 (2007、中央大学出版部) と同様 に、

一本 にまとめて刊行で きることを願 っているのだが、76歳 とい う現在の 自分の年齢 にかんがみ、ひとまず条文のみで も活字化 してお くほうが多少 な りとも学界 ・実務界のお役 に立つのではないか と愚考 し、本誌 に掲戟 させていただ くことに した次第である。 (内容 を理解する上で、 さしあた りは旧訳 に付 した注記が現在で もかな り参考 にな りうるか と思 う。)

凡例 翻訳上 とくに留意 した点 を列記 してお く。

1

日本語 として理解可能な限 り、多少不 自然で も原文 になるべ く忠実 な訳 を心掛けた (わが国における法令用語の使 い方の重要原則 はほぼ遵 守す るように したが)。 したがって、一文は一文 とし、句読点 も原文のそ れを用いた。

主要な例外 は柱書 きで、「以下 (各号)」とい う言葉は原文 にないが、理 解の便宜上補 った。柱書 きの文末お よび各号の文末の句読点は不統一で あるが、原文の ままである (句読点のない場合 も含めて)。ただ し柱書 き の文末 にはダッシュを付 けた。他 の句読点 との併用 は違和感 を与 えるで あろうが、柱書 きにダッシュを付 けることの統一性 を優先 した。

(このような私見の根底 には、翻訳 はその性質上不可避的に原文の一種 の解釈であるけれ ど、法文 については翻訳者 自身の解釈 はなるべ く禁欲 すべ きだとい う思いがある。)

2 「調査 (utredning)」、「審査(pr6vning)」、「取扱 い(handlaggning)

は、 日本語ではほぼ 「審理」 (utredningの場合は捜査 にも)に相当する

(7)

(737) 新訳 ・スウェーデン訴訟手続法 (民事訴訟法・刑事訴訟法)‑ (1) 7

が、あえてそ う訳 さなかった。ス ウェーデ ン法 においては訴訟法 と行政手 続法 とが基本 的類似性 を有 し、 同一 の用語 が両者 で用 い られてい るこ と にかんがみ、訳語 の統一 を図 ったためである (ハ ンス ・ラーグネマルム、

拙訳 『ス ウェーデ ン行政手続 ・訴訟法概説』(1995、信 山社)参照)。

3 「事件」はmal,talanを文脈 に応 じて訳 し分 けた。本来の意味 はmal

訴訟、talan‑訴 え (もっともtalanは法文上多義的)である

4 そ の他 、訳 語 につ い て は、拙 編 著 『ス ウ ェー デ ン法律 用 語 辞 典』 (2007、中央大学出版部)のそれ と基本 的に同一である

5 三人称 に 「彼 (ham)」 と 「彼 または彼女 (hanellerhon)」が混在 して いるが、後者 は最近 の改正法文 の用語 であ る。 ス ウェーデ ンの法文 は改 正 の際 に立法 当初 の用語 ・表現 との統一 を図 るこ とは してい ない。訳請 不統一の誇 りを受 けることを予想 しつつ、原文 の とお りに訳 した。1を参

照。

6 法文 中の ( )は原文の もの、〔 〕は訳者 による加入である。

7 各 条 文 の末尾 に付 した ( ) 内 の数 字 は、Svenskf6rfattnings‑ samling(SFS)の法令番号 で、当該条文 の最終改正 の根拠法 を示す。 こ れだけか らは、改正が 1回のみか、複数 回 にお よぶか まで は分 か らない。

しか し、SverigesRikesLagな どの用例 であ り、旧訳後 の改正状況 を窺 うための一助 に もなる と思 う。

8 日本語の表現が難 しい と思われる場合 には、原則 として初出時 に ( ) 内に原語 を記 した。 また、 ご く僅かだが注記 を した

9 印刷上 の形式 もおおむねSverigesRikesLagの原文 に従 ったが、読 みやす さを考慮 して条文 と条文 との間は 1行分空 けるな どした。

(8)

8 神 奈川法学 第40巻 第2 2007 (736)

訴訟手続法 (Rattegangsbalken)

ス ウェーデ ン法令集 (SFS)1942年 第740号

第1編

裁 判 所 制 度 につ い て

1

章 通 常 下 級 裁 判 所 に つ い て

第1条 地方裁判所 は通常 下級 裁判所 であ り、 かつ異 な る定 めが ない と きは第一審 の裁判所 であ る。

地方裁判 区 は地方裁判所 の管轄 区域 であ る。地方裁 判 区の配分 につ い ては政府が定 め る。(1974:573)

第2条 地方裁判所 には地方裁判所所長判事 が存在 しなければな らない。

行 政 的協 働 の一環 と して、 同一 の所在場所 の地方裁判所 お よび行 政地方 裁判所 は共通 の所長判事 を有す る こ とがで きる。

政府 が異 なる定 め を しない ときは、地方裁判所 には1人 また は複 数 の 地方裁判所判事 も存在 しなけれ ば な らない。 政府 が定 め る地方裁判所 に は 1人 または複数 の地方裁判所部長判事 も存在 しなければ な らない。

地方裁 判所 所長判事 、地方裁判所部 長判事 お よび地 方裁判所判事 は法 律専 門家 でなければな らない。

地方裁判所 は部 に分 け る こ とが で きる。部 の長 は地方裁判所 所 長判辛 または地方裁判所部長判事 であ る。

地方裁 判所 には公衆 の ため に一定 の時 間開か れてい る事務 局 が存在 し なければ な らない。 (2002:996)

第3条 地方裁判所 は異 なる定 めが ない ときは、 1人の法律 専 門家 の裁

(9)

(735) 新訳 ・スウェーデン訴訟手続法 (民事訴訟法 ・刑事訴訟法)‑ (1) 9

判官 によって構成 されなければな らない。(1989:656)

第3条

a

民事事件 の本 口頭弁論 の際 には、地方裁判所 は異 なる定 めが ない ときは、3人の法律専 門家 の裁判官 によって構成 されなければな らな

い。

簡易形式 に よる本 口頭弁論 が な され る時 は、裁判所 は 1人の法律専 門 家の裁判官 によって構成 され なければな らない。

第2項 に係 る場合以外 において も、裁判所 が1人の裁判官 で足 りる と 認 め、かつ当事者が これに同意す る とき、 または事件が簡易 な性質の もの である ときは、裁判所 は本 口頭弁論 の際1人の法律専 門家 の裁判官 で戟 判す ることがで きる

裁判所 が3人の法律専 門家 の裁判官 に よって構放 され、かつその うち のあ る者 について本 口頭弁論 が 開始 され た後 に支 障が生ず る ときは、戟 判所 は2人の法律専 門家 の裁判官 で裁判す るこ とがで きる。 (1989:656)

第3条b 刑事事件 の本 口頭弁論 の際 には、地方裁判所 は 1人の法律辛 門家の裁判官お よび3人の参審員 によって構成 されなければな らない。本 口頭弁論が開始 された後 に参審貝 の 1人 について支障が生ず るときは、裁 判所 は 1人の法律 専 門家 の裁判官 お よび2人の参審員 で裁判 す る こ とが で きる

罰金 また は最長6月 よ りも重 い刑罰が定 め られてい ない犯罪 に関す る 事件 の本 口頭弁論 の際、罰 金以外 の制裁 を科す る理 由が存せず 、かつ辛 件 において企業罰金 の問題 が ない ときは、地方裁判所 は参審貞 な しに戟 判す ることがで きる

その ための理 由が存す る ときは、法律 専 門家 の裁判官 の数 は第1項 に 定める ところを超 えて 1人増加す ることがで きる。参審員 の数 について も 同様 である。本 口頭弁論 が 開始 された後 に1人 または複数 の構成員 につ いて支 障が生ず る ときは、裁判機 関の構成 につ いて第1項 第2文 を適用 す る。(1997:391)

(10)

10 神 奈Jl儒 学 第40巻 第2 2007

( 7 3 4 )

第3条C 本 口頭弁論 な しの事件 の判断の際お よび訴訟手続 に属す る問 題 の審査 の際、事件 または問題 の性 質 にかんがみ特段 の理 由が存す る と きは、地方裁判所 は本 口頭弁論 について定 め られる構成 を有す ることが で きる (1989:656)

第 3条 d 本案 について和解が許容 される民事事件 において、訴 えの 申 立 ての価額が明 らかに一般保険法 (1962:381)による基礎額の半分 を超 えない ときは、地方裁判所 は常 に 1人の法律専 門家 の裁判官 によって構 成 されなければな らない。

当事者が事件 を追行すべ き最初の時 に通常 の規定が適用 され るべ き旨 申 し立て、かつその際事件の背後 に存する争いが より高額 なものに関する か、またはそ うでな くともその結果が他 に存す る法律 関係 の判断にとって 特別の意義 を有す ることを相当な蓋然性 をもって証す る ときは、第 1項 は適用 されない。訴 えが支払命令の申請 によって提起 された ものであると きは、事件が地方裁判所 に移送 されるこ とを求める当事者 は、遅 くとち これ と共 に上述の申立てを しなければな らない。

第 1項 による価額は訴 え提起の時 に妥当す る と認め られる価額である。

訴 えが支払命令 もしくは簡易訴訟の 申請 または刑事事件 における私 的請 求 によって提起 された ものであるときは、争いが民事訴訟事件 として取 り 扱 われる旨裁判所が決定 した時の価額である。

この判断にあたっては訴訟費用 に対する考慮 をしてはならない。(1991:

8 4 7 )

第3条

e

事件 の準備 のみ に関す る措置お よび法律専 門家の裁判官 に響 保 されるべ き種類 の ものでない措置 は、十分 な知識 と経験 を有す る地方 裁判所 または これ と同一の所在場所 の行政地方裁判所 もしくは賃貸借紛 争処理委員会 に勤務するその他の職員 によって行 うことがで きる。 これに 関す る細則 は政府が定める。

第4章第13条の規定 は、裁判官以外 の職員が第1項 による措置 を行 う

(11)

(733) 新訳 ・スウェーデン訴訟手続法 (民事訴訟法・刑事訴訟法)‑ (1) 11

時彼 らに も適用 される。 (2005:1059)

第 4条 政府 また は政府 が定 め る公 的機 関 は、 それぞれ の地方裁判 区 に 存在すべ き参審貝 の数 を確定 しなけれ ばな らない。

地 方 裁 判 所 は参 審 員 と協 議 の 上 、参 審 員 の 間 の執 務 の分 配 を行 う

(1983:370)

第5条 地方裁判所 は政府 が定 め る一 つ または複 数 の場所 に事務 局 を有 しなければな らない。政府が異 なる定 め を しない ときは、地方裁判所 はそ の場所 に地方裁判所所在地 〔裁判集会 の場所 〕 を置 か なければな らない。

地方裁判所 は政府 が定 め る他 の場所 に も地方裁 判所所在 地 を置 くこ とが で きる。 (2000:1455)

第6条 地方裁判所 は仕事 の必 要 に応 じて裁判 集会 を行 わ なけれ ば な ら ない。本 口頭 弁論 のための集会 (テ ィ ング) は、他 の場所 で集会 を行 う べ き特段 の理 由が ない ときは、地方裁判所 所在 地 で行 わ なけれ ば な らな い。(1975:502)

第7条 削除 (1990:443)

第8条 第3条bに よる ものの ほか、経 済 的 また は税 法 的関係 の判 断が 重 要 な意義 を有 す る、複雑 また はそ うで な くと も特 に困難 な公 訴 に係 る 事件 の審査 の際 は、以下各号 の者 が各 自または共 同 して特 別 の構 成員 に 含 まれ うる、‑

1.経 済 的関係 の問題 につ い て裁判所 内 に特 別 の専 門的知識 の必 要が 存す る ときは、第4章 第10条aに よ り経 済的専 門家 と して任命 されて い る者 、

2.税 法 的関係 の問題 につ いて裁判所 内 に特 別 の専 門的知識 の必 要が 存 す る と きは、一般行 政裁判所 の法律 専 門家 の裁 判官 であ る者 また は

(12)

12 神 奈川法学 第40巻 第2 2007 (732)

あった者。

本 口頭弁論が開始 された後 に裁判所構成員の 1人 または複数 に支障が 生ず る ときは、裁判機 関の構成 について第3条b第1項 第2文の規定 を 適用す る。 ただ し、裁判所 は参審員の数 よ りも多数の法律専 門家の裁判 官 によって構成 されてはな らない。(1997:391)

第9条 削除 (2000:172)

第10条 削除 (1975:502)

第11条 ない し第17条 削除 (1969:244)

第2章 高 等 裁判所 につ い て

第 1条 高等裁判所 は、通常下級裁判所 か ら上訴 される事件 に関す る上 訴裁判所 である。 同裁判所 はその下 に属す る裁判所 に対す る監督権 を有 す る。

第 2条 高等裁判所 は、通常下級裁判所 の裁判官 または登記裁判官 もし くは登記機 関の もとで登記案件 の取扱 い を命 じられたその他 の者が、職 務 または受任事務 の行使 において冒 した犯罪 に基づ く刑事責任 または私 的請求に関す る事件 を第一審 として取 り上げる権限 を有す る。

高等裁判所 は、その他 に法律 が定め る事件 に関す る第一審裁判所 であ る。(1987:681)

第3条 各高等裁判所 には、高等裁判所長官、 1人 または複数の高等裁 判所部長判事および高等裁判所判事 ‑ その 1人 または複数 は副部長 (vice ordf6rande)‑が存在 しなければな らない。彼 らは法律専 門家でなけれ ばならない。

(13)

(731) 新訳 ・スウェーデン訴訟手続法 (民事訴訟法・m事訴訟法)‑ (1) 13

高等裁判所 は部 に分 けるこ とがで きる。部 の長 は長官 または部長判辛 である

高等裁判所 には公衆 のために一定の時間開かれてい る事務局が存在 し なければならない。(1998:1800)

第4条 高等裁判所 は、3人の法律専 門家の裁判官で裁判す る。ただ し、

地方裁判所 か ら上訴 された事件 については、地方裁判所が3人の法律辛 門家の裁判官で構成 されていた場合 これ を裁判す る ときは、最低4人の 法律専 門家 の裁判官が関与 しなければな らない。本 口頭弁論が 開始 され た後 に法律専 門家 の裁判官の 1人 について支障が生ず る ときは、裁判所 はそのまま裁判することがで きる

。5

人 よ りも多 くの法律専 門家の裁判官 が関与することはで きない。

刑事事件 については第1項 を適用す る代 わ りに、高等裁判所 は3人の 法律専 門家 の裁判官お よび2人の参審員 で裁判す る。本 口頭弁論が 開始 された後 に法律専 門家 の裁判官 または参審貝の 1人について支障が生ず るときは、裁判所 はそのまま裁判す ることがで きる。 4人の法律専 門家の 裁判官お よび3人の参審員 よ りも多 くが関与す ることはで きない。 ただ し、罰金 よ りも重 い刑罰 を科す る理 由が存せず、かつ事件 において企莱 罰金 の問題が ない ときは、高等裁判所 は第 1項 に述べ る構成で も裁判す ることがで きる。本 口頭弁論が行 われない取扱 いの際 も同様 である

審査 許可 の問題 の審査 の処理 の際 は、高等裁判所 は3人の法律専 門衣 の裁判官 によって構成 されなければならない。ただ し、第49章第14条a 第1項 による制限のない審査 許可 は、問題が簡易 な ものである ときは1 人の法律専 門家の裁判官が与 えることがで きる。

取下 げ後 または上訴が第50章第10条 もしくは第51章第10条 に係 る 集会の際 に消滅 した後 に除去 の決定 をす るにあたっては、高等裁判所 は 1人の裁判官で裁判す ることがで きる。訴 えの取下げ後 における地方裁 判所 の裁判の破棄 (undanrdjande)について も同様 である。

事件の準備 のみ に関す る措置 は、高等裁判所 の 1人の法律専 門家の戟

(14)

14 神 奈川法学第40巻 第2 2007 (730) 判官、 またはそれが法律専 門家の裁判官 に留保 されるべ き種類 の もので

ない ときは十分 な知識 と経験 を有す るその他 の職員が行 うことがで きる。

これに関す る細則 は政府が定める。

第4章第13条の規定 は、裁判官以外 の職員が第5項 による措置 を行 う 時彼 らにも適用 される。 (2005:683)

第4条

a

第4条 に よる もののほか、高等裁判所 においては以下各号 の 者が各 自または共同 して特別の構成員 に含 まれ うる、‑

1.経済的関係 の問題 について高等裁判所 内 に特別 の専 門的知識 の必 要が存す るときは、第4章第10条aによ り経済的専 門家 として任命 さ れている者、

2.

税法 的関係 の問題 について高等裁判所 内に特別 の専 門的知識 の必 要が存す る ときは、一般行政裁判所 の法律専 門家の裁判官である者 ま たはあった者。(1985:415)

第4条b 政府 または政府が定 める公 的機 関は、高等裁判所 における執 務 のため に高等裁判所 の管轄 区域 に存在すべ き参審員 の数 を確定 しなけ ればならない。

高等 裁 判所 は参 審貝 と協 議 の上 、参審 員 の 間の執 務 の分 配 を行 う。

(1985:415)

第5条 高等裁判所 はその所在す る場所 で裁判集会 を行 わなければな ら ない。

裁判集会はまた他 の場所で もそのための必要が存するときは行 うことが で きる。

裁判集会は仕事の必要 に応 じて行 わなければな らない。(1993:514)

第6条 王国の高等裁判所 はス ヴェア高等裁判所、イ ヨー タ高等裁判所、

スコ‑ネお よびブ レーキンゲ高等裁判所、ヴェス トラ ・スヴェ‑ リェ高等

(15)

(729) 新訳 ・スウェーデン訴訟手続法 (民事訴訟法・刑事訴訟法)‑ (1) 15

裁判所 、ネ‑ ドレ ・ノルラン ド高等裁判所 お よびユープ レ ・ノルラン ド高 等裁判所 である。

高等裁判所 の管轄 区域 は政府が定 める。 (1974:573)

第7条 削 除 (1975:502)

3

章 最 高 裁 判 所 につ い て

第 1条 最高裁判所 は、高等裁判所 か ら上訴 され る事件 に関す る上級戟 判所 である。 (1974:573)

第 2条 弁護士会 の理事 会 またはその他 の機 関の決定 に対 す る上訴 が、

若干の場合 において最高裁判所 にな され うるこ とは、第8章第8条 にお いて規定 され る。(1974:573)

第3条 最高裁判所 は国務大 臣、最高裁判所判事 、行政最高裁判所判事 、 国会 オ ンブズマ ン、法務監察長官、検事総長 、 ヨー ロ ッパ共 同体司法戟 判所 の裁判官 もしくは法務官 (generaladvokat)、同裁判所 の第一審裁判 所 の裁判官 も しくは これ らの職務 を行 う者 または高等裁判所 の裁判官 ち しくは上告調査 官が、その職務 または受任事務 の行使 にお いて冒 した犯 罪 に基づ く刑事責任 または私 的請求 に関す る事件 を第一審裁判所 と して 取 り上 げる権限 を有す る。

最高裁判所 は さ らに、最高裁判所判事 または行 政最高裁判所判事 が免 職 もしくは休職 させ られるべ きか、 または医師の検査 を受 ける義務がある か否 かの問題 につ いて第一審裁判所 と して審査 す る。 その他 に最高裁判 所 は法律 において定める事件 に関す る第一審裁判所 であ る (1995:315)

第4条 最高裁判所 は14人 または これ を超 える必要 な数の最高裁判所判 事 に よって構成 される。最高裁判所判事 は法律専 門家 で なければな らな

(16)

16 神 奈川法学 第40巻第2 2007 (728)

い。彼 らは他 の職務 を保有 しまたは行使す ることがで きない。

政府 は最高裁判所判事 の 1人 を裁判所 の長 に任命す る。

最高裁判所 は二つ または よ り多 くの部 に分 かれなければな らない。各部 は最高裁判所が取 り扱 う事件 を取 り上 げ るこ とにつ いて同等 の権 限 を有 す る。

最高裁判所 の長 は部 の長 で もあ る。他 の部 の長 は政府 が任命 す る最高 裁判所判事 である。

最高裁判所判事 は、最高裁判所 が決定す る ところに従 い、所定 の期 間 いずれかの部の執務 を割 り当て られる。

最高裁判所判事 が病気 または これ と同視 され る事情 に基づ き最高裁判 所 において執務 す るこ とがで きない時 は、最高裁判所判事 の職 を定年 で 退 いた者が一時 的 に代行者 として任命 され うる。最高裁判所判事 につい て法律 または命令 において定める ところは、代行者 に も適用 されなければ な らない。 (2003:1149)

第5条 最高裁判所 のあ る部 において判決 または決定 の評議 の際、部 の 多数意見が最高裁判所 の従前採 っていた法原則 または法解釈 と異 なる と 認 めるときは、その部 は事件 または適切 であるな らば事件 中のある問題が 最高裁判所 の全体部 または9人 で判 断 され るべ き旨決定す るこ とが で き る。 この ような決定 は、事件 またはあ る問題 が、最高裁判所 の全体部 ま たは9人で判 断 され ることが法適用 のため に特別 の意義 を有 す るその他 の場合 に も行 うこ とがで きる

9

人の構成員 に よる審査 の際 は、

9

人 中 の少 な くとも3人が求 め る ときは事件 または問題 を裁判所 の全体部 に よ る判断 に回付 しなければな らない。

部 に知 られてい る判決 または決定 において、最高裁判所 内で法原則 ま たは法解釈 について時 を異 に して互 いに異 なる見解が主張 されている場合 は、部が その多数意見 が最後 にな された判決 または決定 と異 なる と認 め る ときにのみ第1項第 1文 を適用す る。

勾留 されている者 に関す る事件 またはそ うでな くとも特別 の定めによ り

(17)

(727) 新訳 ・スウェーデン訴訟手続法 (民事訴訟法・刑事訴訟法)‑ (1) 17

迅速 な判 断 を要す る事件 について は、事件 が有害 な遅延 な しに最高裁判 所 の全体部 または9人の構成員 で判 断す る こ とがで きない ときは第 1項 を適用 しない。

事件 または問題 が最高裁判所 の全体部 で判断 され る時 は、法 的 に正 当 な支障

( 1 a g ah i nde r )

が存 しない限 り、全 ての最高裁判所判事が判 断 に 関与 しなければな らない。(1996:157)

第6条 最高裁判所 の部 は5人の構成員 で裁判 す る 7人 よ りも多 くが 裁判所 の構成員 となることはで きない。

審査 が簡易 であ る ときは、部 は以下各号 の審査 の際3人 の構成員 で戟 判す ることがで きる ‑

1.第55章第8条第2項第3文 に係 る勾留 または旅行禁止 の問題、

2.再審 または期 間回復 の 申請、

3.重大 な訴訟手続違反 による不服 申立 て、

4.高等裁判所へ の事件 の差戻 しの問題 、

5.高等裁判所 における審査 許可の認可 の問題 、 または

6.最高裁判所 に直接 に提起 されたが、 同裁判所 が第‑番 として審査 すべ きでない申請 または不服 申立 て

( k l a g a n)

の却下 の問題。

最高裁判所が直接 に取 り上 げるべ き事件 にお ける主張

( f ra ms t a l l ni ng)

が、事件 のための法的な理 由を包含 しないか またはそ うでな くとも明 らか に理 由が ない ものであ る場合 、判決が召 喚状 の発令 な しに告知 しうる時 は、部 は3人の構成員 で裁判す ることがで きる

部 は再審 もしくは期 間回復 の 申請 または重大 な訴訟手続違反 に よる不 服 申立 てを棄却

( a v s l a g)

または却下す る場合、以下各号 にあたる ときは

1人の構成員で裁判す ることがで きる‑

1. 最高裁判所 が従前 同一 の判 断 に関 して同一の 申請人 または不服 申 立人か らの 申請 または不服 申立 て を拒否 し、かつ

2.申請 人 または不服 申立人が 申請 または不服 申請 の審査 のため に有 意義 な新 たなことを主張 しない

( i n t ea n f d r a )

とき。

(18)

18 神 奈川法学 第40巻第 2号 2007年 (726)

最高裁判所 における審査許可 の問題 は、1人の構成員 によって判断 し うる。 3人の構成員 よ りも多 くが関与 してはな らない。ただ し、第54章 第 11条第 2項 によ り停止が宣言 されている審査許可の問題 は、事件 を審 査す る構成員 らによって判断 される。

部 は以下各号の問題 については 1人の構成員で裁判す ることがで きる 1.取下げまたは上訴が消滅 した後の事件の除去決定の問題、

2.最高裁判所 における上訴の却下の問題、

3.第14章第7条aによる事件の併合の問題、

4.第54章第17条 に係 る高等裁判所 の却下決定 に対す る上訴、

5.第55章第8条第2項第1文お よび第2文 に係 る問題、 または 6.再審 もしくは期 間回復 の申請 または重大 な訴訟手続違反 による不 服 申立 てで、 申請 または不服 申立 てが 申 し立 て られた措置のための法 的な理由を包含 しない ときまたはそ うでな くとも明 らかに理 由がない と

き。 (2005:195)

第7条 部が、最高裁判所が判断 した事件 に対す る再審の申請 または重 大 な訴訟手続違反 による不服 申立て を処理す る ときは、従前 の判 断 に関 与 した構成員 は、同裁判所 内で裁判 をす るの に十分 な数の構成員 を得 ら れる ときは部で執務す ることがで きない。(1994:1034)

第8条 最高裁判所 における事件 の準備 お よび報告 のため に、同裁判所 に特別の職員が存在す る。(1985:934)

第 4章 裁 判 官 につ い て

第 1条 法律専 門家の裁判官 はス ウェーデ ン国民であって、かつ裁判育 職‑の資格 のために定め られる学識 に関する試験 に合格 した者でなければ

な らない。

破産者 または親子法第 11章第 7条 による成年後見人 を付 されている者

(19)

(725) 新訳.スウェーデン訴訟手続法 (民事訴訟法・刑事訴訟法)‑ (1) 19

は、裁判官職 を保有 しその職務 を行使 す ることがで きない。

学識 に関す る試験お よびその他 の裁判官職 を保有 ・行使 す るための条 件 については政府が定める。(1988:1260)

第2条 第 1章第2条、第2章第3条 または第3章第4条第1項 に係 る 裁判官 は政府 によって任命 される (utnams)。 (1991:1819)

第3条 削除 (1964:646)

第4条 高等裁判所 または下級裁判所 にお ける法律専 門家 の裁判官 の休 職お よび代行者の任命

( f

6rordnande)の承認 については政府 の定 めが な

される (1974:573)

第5条 参審員 は選挙 によって任命 され る (utses)。

地方裁判 区 に一つ よ りも多 くの地方 自治体 または一つ もしくは複数 の 地方 自治体 を超 えて他 の地方 自治体 の一部 を含 む ときは、地方裁判所 は 各地方 自治体 ない し地方 自治体 の部分 の参審負 の数 をその人 口に応 じて 配分す る

政府 または政府 が定 め る公 的機 関は、高等裁判所 の管轄 区域 内の各県 について、 または高等裁判所 の管轄 区域 内 に県 の一部 を含 む ときはその 部分 について、高等裁判所 において任命 され るべ き参審員 の数 を確 定 し

なければな らない。(2007:74)

第6条 参審貝 の被選挙資格 を有 す るのは、未成年者 で ないか または親 子法第11章第7条 による成年後見 人が付 されていない全 てのス ウェーデ ン国民 であ る。参 審員 の被選挙資格 を有す るため には さ らに、地方裁判 所 においては彼 または彼女が その地方裁判所 に属す る地方 自治体 または その部分 に住民登録 をしていること、お よび高等裁判所 においては彼 また は彼女 が その高等裁判所 に属す る県 またはその部分 に住 民登録 を してい

(20)

20 神 奈川法学第40巻 第2 2007 (724)

るこ とが要求 され る。法律専 門家 の裁判官、裁判所 の職員 (anstalld vid domstol)、検察官 、警察官 または弁護士 も しくは職業上裁判所 の前 で他 人の事件 を追行す るその他 の者 は参審員 になるこ とがで きない。

何 人 も同時 に高等裁判所 お よび地方裁判所 の参審員 を兼 ね るこ とはで きない。

参審員 には判 断能力 、独立性 、遵法性 お よびその他 の事情 にかんがみ その職務 に適切 な者のみが任命 されるべ きである (bar)。

60歳 に達 した者 または正当 な支障 (giltigthinder))があることを開示 した者 は、参審貝 の職務 を引 き受 ける義務 を負 わない。参審員 の職務 を 辞 した者 は、その後4年 間は新 た にその職務 を引 き受 け る義務 を負 わな

裁判所 は職権 で選挙 された者の資格要件 を審査 す る。 (2007:74)

第7条 地方裁判所 における参審員の選挙 は、地方 自治体参事会が行 う。

高等裁判所 における参審員 の選挙 は県参事会が行 う ゴ ッ トラ ン ド県 についてはゴ ッ トラン ド地方 自治体の地方 自治体参事会が行 う。

仝選挙 人の数 を被選挙 人の数で除 した商 に1を加 えた数 に少 な くとち 相 当す る数 の選挙人が求 め る ときは、比例代 表制 に よる選挙 を しなけれ ばな らない。 この ような比例代 表制 に よる選挙 につ いて は比例代表制選 挙方式 に関す る法律 (1992:339)に定めがあ る。

参客員 の選挙 にあたっては、参審員団が年齢 、性別 、民族 的背景 お よ び職業 を考慮 した全 面的 な構成 を得 る よ う努 め なければ な らない。全面 的 な構成 に達す るため に複数 の選択肢 が存 す る ときは、従前執務 した こ とが ない者 または執務が最 も短期 間であ った者が参審員 に選 出 され るべ きである (bar)0 (2006:850)

第7条

a

参審貝 は彼 または彼 女が その職務 を遂行 す るの に必 要 な限皮 において雇用 関係 か ら解放 される権利 を有す る。 (2006:850)

(21)

(723) 新訳 ・スウェーデン訴訟手続法 (民事訴訟法 ・刑事訴訟法)‑ (1) 21

8

条 参審員 は任期

4

年 と して選挙 され る

。6 0

歳 に連 した者 は参審員 の職 を辞 す る ことがで きる。裁判所 は正 当 な支障 を証す る参審員 につい てその職 を免ず ることがで きる。

裁判所 は犯罪 を行 うか またはその他 の仕方 によってその職務 に明 らかに 不適切 なことが証 された参審員 を罷免 しなければな らない。

参審貝が被 選挙資格 を喪失 した ときは参審月 の職務 は終了す る。 ただ し参事 会 は、住民登録 の変更 の結 果 もはや被選挙資格 を有 しない参審負 がその任期 の残存期 間中職務 に留 ま りうる旨決定す るこ とがで きる。

参審員 の職務が その任期 中に終 了 した ときは、残存期 間のため に新 た な参審員が任命 される。地方裁判 区 または県 にお ける参審員 の数が変更 されるときは、新 たに増員 される参審貝が第1項 によるよ りも短 い期 間に ついて任命 され うる

。( 2 0 0 6:8 5 0 )

第8条

a

裁判所 は以下各号 の場合 には参審貝 を職務 の執行 か ら排 除す ることがで きるo彼 または彼女が ‑

1.罷免 に関す る案件 の対象である とき、

2.有罪判決の場合 には罷免 に導 くとみ うる犯罪の捜査 の対 象であ る か、 もしくは訴追 を受 けている とき、 または

3.その他 、司法 に対す る公衆 の信頼 を害す る と判 断 され る行動 また は状態が証 される とき。

第 1項 第3号 に よる排 除の決定 は最長6月 を超 えない期 間 につ いて妥 当す る

。( 2 0 0 6:8 5 0 )

第 8条 b 参審員 の罷免 お よび排 除 に関す る決定 に対 しては、特別 の国 の委員会 に上訴 をす るこ とが で きる。 この委員 会の決定 に対 しては上訴 をす ることがで きない。

政府 はこの委員会 に関す る規定 を定め る

。( 2 0 0 6:8 5 0 )

第9条 罷免 された または辞任 した参審員が依然 と して被選挙資格 を有

(22)

22 神 奈川法学 第40巻 第2 2007 (722)

す る ときは、他 の者が参審貝 に選挙 され た とい う通知が裁判所 に到達す る まで職務 を遂行 し、かつ その後 も彼 または彼 女 が従前 関与 していた事 件 の係属処理 の際 に執務 す る義務 を負 う。 ただ し、第8条第2項 に よ り 罷免 された者 またはこの ような罷免 もしくは 〔職務執行 か らの〕排 除の案 件が開始 された後 に辞任 した者 についてはこの限 りで ない。 (2006:850)

第10条 参審貝が除斥 ・忌避 に よ り執務 を妨 げ られ、 または裁判所 の集 会 に欠席 し、かつ他 の参審員が遅延 な しに出頭 で きない ときは、裁判長 は管轄 区域 におけ る参審員 の被選挙資格 を有 す る者 を参審員 の職務 を行 わせ るため に呼 び出す ことがで きる。

第10条a 政府 は第 1章第8条お よび第2章第4条aによる経済専 門家 として執務すべ き者 を個別 に任期3年 として任命す る。3年 の任期 中に必 要がある ときは、それ以上の数の者 を残存期 間のために任命す ることがで きる。経済専 門家が事件 の処理 に関与 してい る間 に任命 の終了 を伴 う辛 情が生 じた ときは、それに もかかわ らず任命 は進行 中の事件 に関す る限 り 有効 に存続す る もの とみ られなければな らない。

経済専 門家 と して執務 す る者 はス ウェーデ ン国民 であ り、かつ未成午 でない者、破産者 でない者 または親子法第 11章第 7条 による成年後見人 を付 されていない者でなければな らない。(1988:1260)

第11条 裁判官 は職務 を開始す る前 に、以下の宣誓 を しなければな らな

:

"私 、何 某 は、私 の最上 の理性 と良心 に従 い、全 ての裁判 において正 義 を行 い、富める者 と貧 しき者 とを差別せず、ス ウェーデ ンの法 と規則 に よ り裁判す るこ と; 血族 、姻族 、友人関係 、妬 み、悪意 または怯惰 、 さ らに賄賂 お よび贈 り物 その他 の理 由に よ り、決 して口実 を設 けて法 を歪 曲 した りまたは不正 を助長 した りしない こと ;無実の者 を有罪 に し、 また は罪 あ る者 を無罪 に しない こ とを、名誉 と良心 に賭 けて約束 しかつ保証

(23)

(721) 新訳 ・スウェーデン訴訟手続法 (民事訴訟法・刑事訴訟法)‑ (1)

2 3

す る。私 は裁判 の宣告 の前後 を問わず 当事 者 またはその他 の者 に対 し戟 判所 の評議 の秘密 を漏洩 しない。 これ らの全 て を私 は正直で正 しい裁刺 官 と して忠実 に遵守す る。"

宣誓 は裁判所 または裁判長 の前 でなされなければならない

。( 1 9 7 5:1 2 8 8 )

1 2

条 互いに婚姻 関係 にあるか もしくはあ った者、直系の尊属 お よび 卑属 の血族 お よび姻族 の関係 にあ る者 、兄弟姉妹 、一方が他方 の兄弟柿 妹 との婚姻 により姻族 関係 にあるか もしくはあった者 または同様 の近親者 (narstaende)は、同時 に裁判官 と して裁判 に関与す る こ とが で きないo

( 1 9 7 3:2 4 0)

1 3

条 裁判官 は、以下各号 の場合 には職務 の執行 か ら除斥 ・忌避 され る :‑

1.彼 自身が 当事者であ るか、 またはそ うで な くとも本案 に関わってい る (hardelisaken)か、 もしくはその結果 によ り著 しい利益 または損 害が予期 され うるとき ;

2.

彼 が 当事者 と婚姻 関係 にあ るか もしくはあ ったか、直系 の尊属 も しくは卑属 の血族 もしくは姻族 の関係 にあるか、兄弟姉妹 であるか、一 方が他 方 の兄弟姉妹 との婚姻 に よ り姻族 関係 にあ るか もしくはあ った か、 または当事者 に対 し同様 の近親者であ る とき ;

3.

彼が本案 に関わるか またはその結果 によ り著 しい利益 もしくは損害 が予期 され うる者 と第2号 に係 る関係 にある とき ;

4.彼 または第2号 に係 る彼 の近親者が 当事 者 の後見 人、財 産管理 人 (godman)、 もしくは成年後見人であるか、 またはそ うでな くとも当事 者 の法定代 理人、当事 者 であ る会社 、組合 (f6rening)その他 の団体 (samfund)、財 団 もしくはその他 この ような施設 (inrattning)の理事 会 の構成員であるとき、 または地方 自治体 もしくはその他 この ような住 民共 同体 (menighet)が当事者 であ る場合 に、事件 に関す る事項 の管 理 を行 う執行委員会 (namnd)もしくは理事会の構成員 である とき ;

(24)

24 神 奈川法学 第40巻 第2 2007 (720)

5.彼 または第2号 に述べ る彼 の近親者が本案 に関わるか、 またはそ の結果 によ り著 しい利益 または損害が予期 され うる者 と第4号 に係 る 関係 にあるとき ;

6.

彼 が当事者 の相手方 (

ve d e r de l o ma n)

であるとき、ただ し、当事 者が彼 を除斥 ・忌避す るため に彼 に対 す る請求 を求 めてい る ときを除

く ;

7.

彼 が他 の裁判所 において裁判官 または職務担 当者

( be f a t t ni ng s ‑ ha va r e )

と して本案 に関す る決定 を行 ったか、 または裁判所以外 の公 的機関の もとで、 もしくは仲裁人 として本案 に関す る職務 を行 った と

き ;

8.刑事事件 における本 口頭弁論 の際、彼 が この本 口頭弁論前 に被告 人が罪 となるべ き行為 を犯 したか否かの問題 について審査 した とき ;

9.彼 が本案 について訴訟代理人 と して当事者 の事件 を追行 もしくは

〔補佐人 として〕当事者 を補佐 し、 または証人 もしくは鑑定人になった とき ;または

10.そ うでな くとも、事件 における彼 の中立性 に対する信頼 を損 うのに 寄与す るような特段の事情が存在す るとき。(1993:348)

第14条 裁判官 に対す る除斥 ・忌避 を構成す る とみ られ うる事情が存在 することを知 るときは、彼 はそれ を自発的に開示す る義務 を負 う。

当事者が裁判官 を除斥 ・忌避 しようとす るときは、その裁判官が裁判所 の構成 に加 わっているか、 もしくはそ うでな くとも事件 に関する職務 を有 す ることを知 った後、 または除斥 ・忌避の原因 となる事情が当事者 に知 ら れていない ときはこれ を知 った後 の事件 における訴訟活動

( t a l a n)

の最 初 にこれに関す る異議

( i n v a nd n i ng)

を提 出 しなければな らない。当事 者が これ を怠 る ときは、 この異議 を提出す る彼 の権利 は消滅す る

。 *

下級 の裁判所 における裁判官 に対する除斥 ・忌避の問題 は、第

2

項 に定 めるところによ り除斥 ・忌避の権利 を有す る当事者か ら上級の裁判所 にお いて提起 される とき、 または上訴が除斥 ・忌避 を棄却す る決定 に対 してな

(25)

(719) 新訳 ・スウェーデン訴訟手続法 (民事訴訟法 ・刑事訴訟法)‑ (1) 25

され る ときを除いては、上級 の裁判所 において取 り上 げ るこ とがで きな い。(1983 :370)

*

ただ し、除斥 ・忌避 に関する13条の規定 は強行規定であるか ら、本項 は裁判所 が除斥 ・忌避原 因の存否 の審査 か ら解放 されることを意味 しない。

第 15条 裁判官 に対す る除斥 ・忌避 の問題 が生 じた後 、彼 は著 しい不利 益 な しに延期 で きず、かつ事件 の判断 を包含 しない ような事件 における措 置 のみ を とるこ とがで きる。上述 の措置 は彼 が除斥 ・忌避原 因が あ る と 宣言 されて もとることがで きる

当事者が適法 な期 間内 に裁判官 に対す る除斥 ・忌避 を申 し立 てた ときは、

裁判所 はで きる限 り速やか に別個 にこれに関す る決定 を行 う。

除斥 ・忌避 の問題 の審査 においてその裁判官 は、裁判所が彼 な しでは裁 判 で きず、かつ他 の裁判官が遅滞 な しに裁判所 の構成 に加 わ るこ とがで

きない ときを除いては関与す るこ とがで きない。

第 5章 裁 判 所 に お け る公 開 お よ び 秩 序 等 に つ い て (章名 は法律 2006:47に よ りこの文言 となる。)

第 1条 裁判所 における弁論 は公 開 されなければな らない。

弁論 の際、裁判所 の もとで秘密保護法 (1980:100)に係 る秘密が問題 となる情報が提 出 されると考 え られる場合、 この情報が開示 されない こと が著 しく重要 と判 断 され る ときは、裁判所 は この情報 に関す る弁論 を非 公 開で (inom stangdad6rrar)行 うよう命ずることがで きる。その他 の場 合 において も、秘密が秘密保護法 第7章第22条 も し くは第23条 、第8 章第17条 もしくは第9章第15条 もしくは第16条 に係 る ものであ るか、

または同法 第5章第 1条 もしくは第7条 も しくは第9章第17条 による捜 査 中の刑事事件 も しくは これ と同視 され る事件 も しくは案件 (arende)

に係 る裁判所 の弁論 については、弁論 は非公 開でなされ うる。秘密が同法 第9章第3条第2項 による もので、かつそれが弁論 の際開示 されることが

(26)

2 6

神奈川法学 第40巻第 2号 2007年

( 7 1 8 )

条約 に反す る ときは、弁論 は常 に非公 開で行 われなければな らない。

1 5

歳未満の者 または精神 的障害 のある者の尋 問は非公 開でな され うる

その他 、特別 の場合 に弁論 が非公 開で な され うる旨規定 されてい る と きは、それが適用 される

。( 2 0 0 6:4 7 )

第2条 公 開の弁論 の傍聴 (tilltrade)は、裁判長 においてその理 由があ る と認め る ときは

、1 8

歳未満であ るこ とが知 られてい るか、 またはそ う 考 え られる者 に対 して拒否す ることがで きる。

( 1 9 7 4:2 3 9 )

第3条 非公 開の弁論 の際、裁判長 の承諾 を得 て裁判所 の職員 お よびそ こで教育のために執務す る者 は同席す ることがで きる。特段 の理 由が存す るときは、裁判所 はその他 の者 に もこの ような弁論 の際同席 を認 めること がで きる

第4条 弁論 が非公 開で行 われ、かつその際裁判所 の もとで秘密保護法

( 1 9 8 0 : 1 0 0)

に係 る秘密が問題 となる情報が提 出 された ときは、裁判所 は その情報 を開示 してはな らない 旨命ず るこ とがで きる

( 1 9 8 0:1 01

)

第5条 判決 または決定 の評議 は、裁判所が公 開で行 うことがで きる と 認めない ときは、非公 開で行 わなければな らない。評議が非公 開で行 われ る ときは、裁判所 の構成員 の ほか にその事件 に関す る職務 を有 す る裁判 所 の職員 のみが同席す ることがで きる。特段 の理 由が存す る ときは、裁判 所 はこの ような評議 の際その他 の者の同席 も認 めることがで きる

判決 または決定 の言渡 しは公 開で行 わなければならない。ただ し、判決 または決定が秘密保護法

( 1 9 8 0:1 0 0)

1 2

条 第

4

条第

2

項 に よる秘密 に関す る命令 に包含 され る情報 を含 む限 りにおいて、言渡 しは非公 開で 行 わなければな らない

。( 1 9 8 0:1 01

)

第6条 当事者、証人、 またはその他裁判所 の前 で尋 問 され るべ き者が

(27)

(717) 新訳・スウェーデン訴訟手続法 (民事訴訟法・刑事訴訟法)‑ (1) 27

ス ウェーデ ン語 の十分 な能力 を有 しない ときは、裁判所 を補佐す るため に 通訳 を用 い ることがで きる。

裁判所 に問題 となる言語 の公 共通訳 人が存在 す る ときは、彼 を用 い な ければならない。その他 の場合 には裁判所が事件 における通訳 として補佐 す るのに適切 な者 を任命す る。

聴力 または発 語能力 に重大 な障害 のあ る者 を尋 問す る ときも、裁判所 を補佐す るため に通訳 を用 いることがで きる

本案 または当事者 のいずれか との間に彼 の信頼性 を減弱す るとみ られ う るような関係が ある者 は、通訳 として用 いることがで きない。

公 共通訳 人の雇用 お よび聴力 または発語 能力 に重大 な障害 のあ る者 を 尋問す る場合 における通訳 の使用 については政府が定め る。(1975:589)

第7条 公 共通訳 人 と して雇用 される者 、 またはそ うで な くとも通訳 と して補佐 す るため に任命 され る者 は、裁判所 の前 で、彼 は最上 の理性 に 従 い彼 に与 えられた職務 を遂行す る旨の宣誓 を行 わなければな らない。通 訳 として補佐す るために任命 される者が、その裁判所 において通訳 として 引 き続 き職務 を保持 す る と考 え られ る理 由が あ る ときは、彼 は将来 の職 務 に関す る宣誓 も行 うことがで きる。(1975:1288)

第8条 通訳 はその仕事 、時 間の消費 お よび職務 が必 要 とす る支 出 に対 し合理 的 な補償 を受 ける権利 を有 す る。政府 または政府が定 め る公 的機 関は補償 の決定 にあた って適用 され るべ き料 金表 を作 成す る。補償 は公 費か ら支払 われ る。(1984:131)

第 9条 裁 判 所 の 集 会 の 際 の秩 序 を維 持 し、 か つ 必 要 な秩 序 規 定 (ordningsregler)を発 す るのは裁判長 の権 限 に属す る。裁判長 は弁論 を 妨害す る者 またはその他 の方法 で不穏 当 な行動 をす る者 を退席 させ るこ とがで きる。裁判長 は混雑 を避 け るため に法廷 におけ る傍 聴人の数 を刺 限す ることもで きる。

(28)

28 神 奈川法学第40巻 第2 2007 (716)

法廷 における録画 または法廷か らの放映 は法律 の定めるところによって のみ行 うことがで きる。裁判所 は尋問 される者が他 の者 による尋 問中の録 音 または放送 に よって調査 上 の支障が生ず るほ ど悪影響 を受 ける とみ ら れる ときは、その録音 または放送 を禁止す ることもで きる。

退席 させ られ た者が法廷 内 に侵 入す る とき、 またはその他秩序 を維拷 す るため発せ られた命令 に従 わない ときは、裁判所 は直 ちに彼 または彼女 を拘 束 し、集会が継続す る限 り3日を超 えない期 間内は拘 置所 に留置 さ れるべ き旨命ず ることがで きる。

裁判所 における保安上の統制 については特別の定めが存する。(2005:683)

第 10条 裁判所 の前 の集会 に関与すべ き当事者お よびその他 の者 は、法 廷 または集会が行 われる場所 に出頭 しなければな らない。

そのための理 由が存する ときは、裁判所 は出頭 に代 えて当事者 または第 1項 に係 るその他 の者が音声 の送受信 または音声 お よび映像 の送受信 を通 じて関与すべ き旨決定す ることがで きる。 この ような関与のための理 由が 存 す るか否 かの判 断 にあた っては、裁判所 は特 に以下各号 の事項 を考慮

しなければな らない‑

1.集会 に関与すべ き者が法廷 に出頭 しなければな らないことによ り生 ず るであろ う費用 または不利益 、お よび

2.集会 に関与すべ き者が法廷 に在席 す る こ とに よ り被 る著 しい恐怖 感。

第2項 に よる関与 は、本 人出頭 の 目的お よびその他 の事情 にか んがみ 不適切 である ときは行 われてはな らない。

音声 の送受信 または音声 お よび映像 の送受信 に よって集会 に関与す る 者 は、裁判所 の前 に出頭 した もの とみ られ なけれ ばな らない。 (2005 : 683)

第 11条 そのための理 由が存す るときは、裁判所 は検証が音声 の送受信 または音声 お よび映像 の送受信 によって行 われるべ き旨決定す ることがで

(29)

(715) 新訳 ・スウェーデン訴訟手続法 (民事訴訟法・刑事訴訟法)‑ (1) 29

きる。ただ し、このような決定 は、証拠の取調べの種類 ・性質お よびその 他 の事情 にかんがみ不適切 であ る ときは行 うこ とが で きない

。( 2 0 05:

683)

第 12条 裁判所 は、集会 に関与すべ き者で、かつ法廷 内に席 を用意で き ない ものについて、音声 の送受信 または音声お よび映像 の送受信 を通 じ て集会 をフォローで きるべ く、 この目的のための場所 (副法廷) を設ける よう配慮 しなければな らない。

裁判所 はまた、法廷内に席 を用意で きない傍聴人について、副法廷 にお いて音声の放送 または音声お よび映像の放送 ・放映 を通 じて集会 をフォロ ーで きるようにす ることがで きる。

9

条の規定は副法廷 について も適用 されなければな らない

。( 2 0 0 5:

683)

6

章 情 報 お よび訴 訟 書 類 の登 録 に つ い て (第

6

章 は法律

2 0 0 0:

1 7

2によ り導入 ;従前の第

6

章は同時 に削除。)

第 1条 裁判所 においては全 ての訴訟事件 に関す る登録簿が作成 されな ければな らない。登録簿 には事件受理の 日時、事件 について とられた拷 置、事件 に関す る判断の 日時、な らびに上訴の通知

( mi s s n6j e )

または 上訴がなされた ときはその 日時お よび とられた措置 を表示 しなければなら ない。

事件 に関す る訴訟書類 は一括 して記録 に調製 され なければな らない。

( 2 0 0 0:1 7 2 )

第 2条 事件登録簿 または記録か ら以下各号 の事項が明 らか にな らなけ ればな らない‑

1.事件 に対す る裁判所 の判断、それが決定 さjtた時点お よびその決 定の責任者、な らびに

(30)

30 神奈川法学 第40巻 第2 2007 (714)

2.その記載 の責任者。

票決が行 われた ときは、少数意見が事件登録簿 または記録か ら明 らか にな らなければならない

。( 2 0 0 0:1 7 2 )

第3条 集会の際には以下各号の事項が記載 されなければな らない :‑

1.集会の 日時お よび場所、

2.集会 に関与する者、

3.裁判所の前 において口頭で与 え られる訴訟代理権、

4.集会が非公 開で行 われる時はその理由、

5.

当事者の申立てお よび抗弁 ・異議

( i mva nd n i nga r )

な らびに相手 方当事者の申立てに対す る認諾 または否認。

6.当事者以外 の者の申立 てお よびこの ような申立 て に対す る当事者 の認諾 または否認、

7.

提 出 される調査資料

( ut r e d n i ng)

8.現場検証 の際 に観察 されるべ きもの、な らびに

9.その他 、集会 において生起す る事項で、当事者 または上級 の裁判 所 にとって記載が有意義であ りうる もの

記載 は集会 に接続 して行 われなければな らない。

除斥 ・忌避 に関す る第4章第13条の規定 は上記の記載 を行 う者 に適用 される

。( 2 0 0 0:1 7 2 )

第4条 訴訟事件の準備 中になされ、かつ証拠調べ のみ に関 しない集会 については、第3条 に述べ る ところに加 えて、以下各号 の事項が記載 さ れなければならない :‑

1.当事者が援用す る事実お よび この事実 に対 す る相手方当事者 の主 張の要 旨、

2.当事者が援用 しようとす る証拠お よびその立証事項、な らびに

3.

その他、事件の判断の前 に必要 とされる事項

。( 2 0 0 5:6 8 3 )

(31)

(713) 新訳 ・スウェーデン訴訟手続法 (民事訴訟法 ・刑事訴訟法) ‑ (1) 31

第5条 訴訟事件 または案件 について終局的判断 を行 わない裁判所が証 拠調べ を行 う時 は、 それ に関す る調書 が作 成 され なけれ ば な らない。

(2000:172)

第6条 地方裁判所 においては、立証 目的でな される供述 は、それに反 す る特別の理由がない限 り、音声お よび映像 の録取 ・録画 をもって記録 さ れなければならない。上級の裁判所 においてなされる供述 も同様 の方法で 記録す ることがで きる。

裁判所 の前 において立証 目的でなされ る供述が第 1項 によ り記録 され ない ときは、音声の録取 をもって記録するか、または供述が事件 に有意義 であると考 えられ うる範囲で書 き取 らなければな らない。ただ しこれは、

最高裁判所 における本口頭弁論 については適用 されない。

供述 を書 き取 る ときは、当事者 お よび尋 問 を受 けた者 にこの書取 りを 訂正する機会 を直 ちに与 えなければならない。供述者 は彼 または彼女がそ の内容 に異議があるか否かについて尋ね られなければならない。内容の変 更 に導かない異議 は記載 されなければならない。その後 において書取 りの 内容 を変更す ることはで きない。 (2005:683)

第6条

a

検証 の際 に観察 された ものは、音声 お よび映像 の録取 ・録画 を もって記録す ることがで きる。 (2005:683)

第7条 本章 において訴訟事件 について述べ る ところは、本法 によ り敬 り扱 われる案件 について も適用 される。 (2000:172)

第7章 検 察官 について、お よび警察制度等 内の職 員 に対 す る除 斥 ・ 忌避 につ い て (章名は法律2001:280によ りこの文言 となる。)

第 1条 一般検察官は :I

・検事総長お よび副検事総長、

(32)

32 神 奈 川法学 第40巻 第2 2007

・上級検事お よび副上級検事、な らびに

・検事正、次席検事お よび地方検事 である

検察官制度 に関する細則 は政府が定める。 (2001:280)

(712)

第2条 検事総長 は政府の下の最高の検 察官であ って、検察官制度 に対 す る責任 を負い、かつ これを指揮す る。

副検事総長 は検事総長 の法定の代理者 であ る。その他 、副検事総長 は 検事総長が定め る範 囲において検事総長が行 う検察官の職務 を行 うこと がで きる。

特段 の理 由が存す る ときは、政府 は、検事総長 の 申出に基づ き、上級 検事 に一定 の期 間副検事総長が行 う検察官の職務 を果 たす よう命ず るこ

とがで きる。

上級検事 は検事総長の下で特定の地域 内の検察官活動 のための責任 を 負 う。 (2004:1264)

第3条 検事総長お よび副検事総長 は政府 の決定 に よ り授権官職 として 任命 される。 (2001:280)

第4条 一般検察官 は地方裁判所 お よび高等裁判所 において検察官の職 務 を行 う しか し検事総長 のみが第2章第

2

条第 1項 に係 る訴訟事件 に ついて高等裁判所 における一般検察官である

検事総長 は最高裁判所 における一般検察官である

検事総長 は他 の一般検察官 に最高裁判所 における訴訟追行 を行 うよう 命ず ることがで きる。 (2004:402)

第5条 検事総長、上級検事 お よび副上級検事 は、下級 の検察官の行 う 職務 を引 き取 ることがで きる。 (2004:1264)

参照

関連したドキュメント

小問1は、第 1

平成 29 年度入学試験問題 民事訴訟法 出題趣旨

EC統 合 と ,仏 ・伊・独法の刑事訴訟法 との関係考証 47 が違 う。 どちらを主流に して も統一はで きない。 しか も両国共 ,

証明責任の分配は重要論点の一つとして必ず記載されている。しかしなが

13 確定判決になると、 既判力

第 9 巻

なお,文書の提出又は送付は,原本,正本又は認証謄本でしなければならない(規則14