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Japan Advanced Institute of Science and Technology

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Academic year: 2021

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Japan Advanced Institute of Science and Technology

JAIST Repository

https://dspace.jaist.ac.jp/

Title

積和エンジンを搭載した高機能メモリコントローラに

関する研究

Author(s)

今井, 俊晴

Citation

Issue Date

2004‑09

Type

Thesis or Dissertation

Text version

author

URL

http://hdl.handle.net/10119/1900

Rights

Description

Supervisor:田中 清史, 情報科学研究科, 修士

(2)

積和エンジンを搭載した高機能メモリ コントローラに関する研究

今井 俊晴

北陸先端科学技術大学院大学 情報科学研究科

キーワード メモリコントローラ,積和エンジン, ,フィルタ

はじめに

 近年,計算機の性能向上にともない映像や音声を扱うマルチメディアを対象としたア プリケーションが普及してきている.等に代表されるハイビットレート,ハイサンプ リングレートによるデータ量の増加にともない,より高速な信号処理能力が必要である.

本論文では,メモリアクセス時間を最小限に抑え,との処理速度差を軽減するメ モリコントローラ()に,の特徴である積和演算能力を設け,応答時間の短縮と 負荷分散によるスループットの向上を実現する方式を提案する.

データ転送方式

は に対して一回のみ行アドレスを指定し,同 一行内のデータに対して,が列アドレスを自動生成し,連続して与えることによりス トライドデータ列を高速に読み出し,プロセッサへ転送する方法である.データ転送数,

ストライド幅などがソフトウェアから設定可能であり,局所性の無いデータに対して柔軟 で効率の良いアクセスを実現する.

 再構成可能キャッシュによる バッファは,キャッシュメモリの一部を使用し,

により転送されるデータ列を受け取る機能を持つ.ソフトウェアによるキャッシュの 再構成が可能であり,局所性の無いデータ列に対して通常のキャッシュよりも効率が良い.

ディジタルフィルタ

ディジタル信号プロセッサ()は汎用のプロセッサと同様にデータを処理する演算 ユニットと自信を制御する制御ユニットを持つ.本研究では, 演算ユニット

­

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に組み込むことを特徴としている.の使用は!間でのデータ授受や,

処理の開始・終了の通知に要するオーバヘッドをもたらすことや,コスト・ハードウェア サイズが大きくなるという問題点がある.本研究で提案する方法は,メモリコントローラ 内に 演算器のみを搭載し, の構造を利用した高速データ転送と組み合わせ ることで,オーバヘッドの小さい処理,およびハードウェア量の削減を可能とする.

積和エンジン搭載高機能メモリコントローラ

  ("#$#% &"'"#)をメモリコントローラに内蔵し,機能と連 携することにより,高速なフィルタリング処理を実現する方式を提案する.

は有限のインパルス応答を格納するレジスタ群を持ち,入力データをにより から読み込み,これらの間で連続する積和計算を行う.出力列はプロセッサへ転送 され,再構成可能キャッシュが提供する バッファへ格納される.一連のデータ処理 において,プロセッサのメモリ管理ユニット()が協調することにより実現される.

基本性能評価

()で設計したの評価を)シミュレーションにより行った.サイズがであ るつのデータ列の積和計算に対し,のみで実行した場合と比較し,提案機構を使 用した場合は* サイクルの実行時間を削減した.また,論理合成の結果から,内 の積和エンジンは *+, ゲート相当であった.

関連研究

プロセッサが内蔵するデータ受信バッファとして,'-". があるが,データ キャッシュとは分離したメモリであり,ストリーミングデータを扱わないアプリケーショ ンの実行ではそのバッファのためのメモリ資源が有効利用されない.

メモリコントローラによる連続データ転送方式として,'$"# +がある.

'$"#ではプログラム中にデータのエイリアスが必要となり,プログラマに負担が大き く,また通常よりアドレス変換の階層が多いためオーバヘッドが大きい.において,

読み出されたデータ列がメモリコントローラ内でバッファリングされるため,プロセッサ がデータを取得するためには,ノンキャッシャブルなアクセスが必要となり,大きなオー バヘッドとなる.

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おわりに

 本論文では,高速データ転送を可能とすると バッファを使用し,更に が 機能を内蔵し,ストリームデータに対してフィルタ計算を行うことにより,高速 なフィルタリング処理を達成する方式を提案し,/ をターゲットとして実装を行っ た.)シミュレーションにより,プロセッサのみによる積和計算よりも大幅に高速化 が達成されることが示された.

今後の課題としては, 機能を持つプロセッサを使用し,実機による有効性の評価 を行う.

参考文献

府川,田中,宮崎:0主記憶データベース向け高機能メモリコントローラの実現方式1, 情報処理学会研究報告 ,2#32$$,,!

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参照

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