第 1 学 年 国 語 科 学 習 指 導 案
指導者 1 単元名 しらべたいくるまをえらんで じどう車クイズをつくろう 「じどう車くらべ」 2 単元の目標 関心・意欲・態度 ○ 自動車クイズをつくるために、教材「じどう車くらべ」を進んで読 むとともに、自分が紹介したい自動車の「しごと」と「つくり」につ いて必要な情報を集め、クイズの問題と答えの文を進んで考えること ができる。 話す・聞く能力 ○ 自動車のしごととつくりの関係について、読み取ったことや自分の ★話し合いのスキル 考えを、話す事柄を順序立てて発表したり、話し合ったりすることが できる。 ○ 自分で作った自動車クイズをはっきりした発音で話したり、大事な ことを落とさずに聞いたりすることができる。 ★ 話したいことがらの順序をはっきりさせて一文ずつ分けて話す。 、 「 」 「 」 書く能力 ○ 教材文を手がかりに 自分が選んだ自動車の しごと と つくり を順序を整えて書くことができる。 ○ 接続語や文末表現に注意しながら、つながりのある文章を書くこと ができる。 読む能力 ○ いろいろな自動車の「しごと」と「つくり」について、関係を考え ◆読みのスキル ながら、比べて読み取ることができる。 ◆ 挿絵や写真、具体物を手がかりにして、なかみを考える。 、 、 、 ◆ 大事な文や言葉を見つけ 前に書かれていたことと比べて 同じ所 違う所を見つけることができる。 言語事項 ○ 主語と述語を整え、敬体で簡単な文章を書くことができる。 3 単元の指導構想 〔児童の実態〕 〔単元観〕 ○ 本学級の児童は、音読を好み、意欲的 ○ 本教材は、児童の身近にある自動車につい に取り組む児童が多い。何度も音読をし て書かれた文章である。一文が短く、主語と た文章の内容については、ほとんどの児 述語が照応しているため、内容が読み取りや 童が理解することができている しかし。 、 すい文章である。文章全体の構成は、第1の 初めて出会う文章になると、拾い読みに まとまりが「話題・問題提示 、第2~4のま」 「 」 。 なってしまう児童が少なくない。読書の とまりが 問題に対する説明 となっている 傾向としては、絵本や学習漫画、図鑑な 第2~4のまとまりは 「バス・乗用車 「ト、 」 どを好む児童が多い。 ラック」「クレーン車 について それぞれ し」 、 「 書くことについては、相手や目的を考 ごと」と「つくり」の関係を説明している。 えながら、簡単な文章を書けるようにな 身近な自動車について、同じ形の説明が繰りってきている。特に、毎日の連絡帳に1 返されることで 「しごと 「つくり」の因果、 」 行日記として書くことを積み重ねること 関係に気づき、自動車に対する新しい見方を 、 「 。 、 で 経験したことや思ったことなどを ~ 身に付けることができる文章である さらに です。」「~ます 」などの敬体で書ける。 前の段落で学習したことを生かして次の段落 ようになってきている。しかし、一文が を自分の力で読み進めていくことができるよ 長かったり、主述がねじれていたりする うに工夫されている。 児童もいる。 まず 「じどう車クイズをつくる」という、 ○ 説明的文章においては 「いろいろな、 活動目的と「じどう車くらべ」を読むことへ くちばし」の学習で、説明されている事 の課題意識をもたせる。 柄を正確に読み取ることや 「問い→答、 ① 自動車模型という具体物をもとに、いろ え」の説明文の基本的なパターンを学ん いろな自動車について意見交換し、自動車 でいる。説明的文章の基本文型を繰り返 について関心をもたせる。 し読む過程で 文型を知り 文の 主語、 、 「 」 ② 自動車に関する本を選んで自動車クイズ 「述語」のつながりから内容の大体を読 を作り、クイズ大会をしようという目的意 み取る学習をしてきた。また、これらの 識をもたせる。 、 「 」 、 学習を通して、一つ一つの文を大切にし 次に 教材 じどう車くらべ と出会わせ て読むことや 言葉と挿し絵を結びつけ、 、 「じどう車のしごととつくりを読み取り、自 確かめたり想像したりしながら、文章を 分のじどう車クイズに生かそう 」という課題。 読むことができるようになってきてい 意識をもたせる。クイズを作るために、教科 る。しかし、条件や理由を表す言葉に着 書の文章をよく読み、内容と形式を理解する 目して、二つのものの関連を明確にして ことと、教科書以外の資料を多く読むことの 。 、 いく読み方については不十分である。そ 両方の学習が成立する クイズを作る際には 、 、「 」 「 」 、 、 こで 本教材で しごと と つくり 書くことの学習 口頭でクイズを出す際には という二つの関係に着目して読むという 話すこと・聞くことの学習もなされることに ように、読みのねらいを明確にして読む なる。このように、単元全体を通して、意欲 という学習活動を経験することは、楽し を持って取り組ませることで、楽しみながら く説明文の読みを体得することにつなが 論理的な表現に慣れると同時に、確かな言語 り、大変意義深いと考える。 能力を身に付けることができると考える。 〔指導の方法〕 【着眼1】言語活動への必要感を見いだす単元づくり ○ 導入では、いろいろな自動車の模型を見たり、触ったりすることを通して、自動車につい ての興味・関心を引き出す。教材には掲載されていない自動車の写真やビデオを視聴し、そ 「 」 「 」 、「 」 「 」 の つくり からどんな しごと をするのか考えることを通して しごと と つくり に興味を持たせる。そして、自動車について調べてみたいという意欲を引き出す。さらに、 目的をもって読解させるために、児童と教材文との出会いの際に、題名の「くらべ」に着目 させ、自動車の「大きさ 「速さ 「種類」など、何について比べた文章か予想を立てさせ」 」 る。第1のまとまりの文章から「しごと」と「つくり」を読み取ることを読みのめあてとし 、 。 「 」 、 て設定し 学習の見通しをもたせる 第1のまとまりの いろいろなじどう車 に着目させ ほかのじどう車についての疑問をもたせ、好きな車を選んで「しごと」と「つくり」につい
て調べ 「自動車クイズを作ろう」という単元の学習課題をもたせる。活動目的と学習課題、 の設定によって、児童は、目的意識をもつことができ、言語活動に意欲的に取り組み 「し、 ごと」と「つくり」の関係を比較しながら、進んで読むことができると考える。また、具体 物をもとに、必要な情報を進んで集め、自分が紹介したい自動車の「しごと」と「つくり」 について意欲的に書くことができると考える。図鑑や本で調べた自動車について、教材文の 形式に合わせて説明する文章を書き、サイドラインを引いた部分についてのクイズを作らせ 。 、 、 、 。 る そこで 児童の興味・関心に沿って 図書館で本を選び 教室に置いておくようにする できるだけ多くの資料を準備したうえで、個々の実態に応じて支援していきたい。クイズ大 会では、一人一人が自分の作った自動車クイズを発表しあう。お互いのよさを認め合う発表 、 、 。 会にするために 情報機器を効果的に活用し 児童の興味が持続するよう工夫していきたい 【着眼2】言語活動の学び方を獲得する学習指導の具体化 ○ 大事なことを読む「学び方」として、まず、いくつの比較対象が示されているかを確かめ させ、学習内容に対する見通しをもたせる。また 「しごと」と「つくり」とを関係づけて、 読むことができるようにするために 「つくり」を逆の視点(大きな窓→小さな窓、広い荷、 台→狭い荷台など)で考えさせることにより 「つくり」の根拠を叙述に即して読み取る学、 び方を獲得させたい。 「 」 、 、「 」 ○ 自分が紹介したいじどう車の つくり について 多くの情報を集めた中から しごと にかかわりの深い情報をいくつか選択させ、事例に沿って、主語・述語の関係とともに、文 章の順序を整えて書く学び方の獲得を図りたい。 【着眼3】言語活動や言語能力を意識できる評価活動 ○ いろいろな自動車の「しごと」と「つくり」について読み取れたかどうかという内容につ いての評価とともに、いくつの話が紹介されているか、大事な言葉や文を見つけることがで きたかなど、読解技能に関する自己評価によって、児童自らがふり返り、獲得できた読む能 力の伸びを味わうことができるようにする。 また、交流活動を通して、自他の考えの違いから、より確かな読みへの気づきを生み、一 つ一つの言葉に着目する読みの大切さを意識できるようにし、話し合う活動のよさを感じ取 らせたい。 4 単元指導計画【総時数 10時間】 次 時 主な学習活動と内容 評価規準 一 1 ○ 自動車の模型や写真などをもとに 「つ 【関】それぞれのじどう車の「しごと」、 、 「 」 、 くり」から「しごと」を想像させ 「じど や つくり の違いに関心を持ち う車クイズづくり」という単元のめあてを 進んで話し合いに参加している。 つかむ。 【関 「じどう車クイズづくり」への関】 心・意欲を持ち 進んで 教材 じ 単元のめあて 、 、 「 すきなじどう車をしらべてクイズをつく どう車くらべ」を読んでいる。 り、じどう車クイズたいかいをしよう。 ○ 題名から 「何について比べるのか」気、 を付けながら教材文を読む。
2 ○ 「じどう車くらべ」で取り上げられてい 【関 「じどう車くらべ」の読みのめあ】 る自動車の種類を確かめ、読みのめあてを てと学習の見通しをもつことがで つくる。 きる。 読みのめあて じどう車の 「しごと」と「つくり」を 【言】 新出漢字や片仮名を理解してい よみとろう。 る。 ○ 問題提起の部分を読み、何についてたず ねているのかを読み取る。 二 1 ○ 書き出しの文の内容をつかみ 『バス・ 【読】、 バス・じょうよう車は「人を乗 じょうよう車』の「しごと」と「つくり」 せて運ぶ」仕事で 「ざせきのと、 、 」 を写真やビデオを通して確かめることによ ころを広く 大きな窓がたくさん り、叙述に沿って読み取る。 作ってあるのは、快適に人を目的 地まで運ぶためであることを関係 づけて読み取ることができる。 2 ○ 『トラック』の「しごと」と「つくり」 【読】 トラックは「荷物を運ぶ仕事」 本 について読み 『バス・じょうよう車』と、 をするために 「広い荷台」や「た、 時 の違いを話し合う。 くさんのタイヤ」がついていること を関係づけて読み取ることができる とともに、何を運ぶか「しごと」に よって「つくり」も異なることを説 明することができる。 3 ○ 『クレーン車 の しごと と つくり』 「 」 「 」【読】 クレーン車は「重いものをつり について読み 『バス・じょうよう車』や、 上げる仕事」をするために 「丈、 」 「 」 『トラック』との違いを話し合う。 夫なうで や しっかりしたあし がついていることを関係づけて読 み取ることができる。 4 ○ 『はしご車』についての説明を読み、既 【書 『はしご車』は「どんなしごと」】 習学習や挿絵を手がかりに『はしご車』の をするために「どんなつくり」に 「しごと」と「つくり」を考え、説明する なっているのか、順序を整えて、 文章を書く。 「しごと」と「つくり」を関係づ けて書くことができる。 【 】 「 」 「 」 5 ○ 「ほかには、どんなじどう車の、どんな 関 じどう車の しごと と つくり 『しごと』と『つくり』があるのだろう」 についてふりかえり、興味・関心を と、はたらくじどう車をテーマにしたブッ もって、図書資料を読むことができ クトークを聞き、調べたいじどう車を決め る。 る。 三 1 ○ 自分が選んだ自動車について「しごと」 【書】自分が選んだ自動車の「しごと」 2 と「つくり」を調べてじどう車カードにま と「つくり」をはっきりさせて、 とめ 「じどう車クイズ」を作る。、 『そのために』という接続詞を使 って、自動車クイズの文章を書く ことができる。 3 ○ じどう車クイズ大会を開き、自分が選ん 【話】文と文の続きを考えながら、自分 だじどう車の「しごと」と「つくり」を説 の考えたじどう車クイズを友だち 明し合う。 に話すことができる。 【聞】友だちのクイズ問題を正しく聞き 、 。 取り 答えを考えることができる
5 本時の指導 (1)学習内容 ○ 第二次の第2時 「トラックの『しごと』と『つくり』を読み取る 」。 (2)本時の目標 ○ トラックは「荷物を運ぶ仕事」をするために「広い荷台」や「たくさんのタイヤ」が ついていることを関係づけて読み取ることができるとともに、何を運ぶか「しごと」に よって「つくり」も異なることを説明することができる。 (3)準 備 拡大教材文 ワークシート トラックの絵(写真) ビデオ (4)展 開 学 習 活 動 ○指導上の配慮事項 ◆評価 過程 1 前時に読み取った内容を確認し、本時 ○ 前時で学習した『バス・じょうよう車』 学習のめあてと学習の進め方について確 のしごととつくりについて振り返り、本時 かめる。 は、トラックのしごととつくりを読み取る (1) 学習のめあてをつかむ。 ことを確認する。 つ めあて か トラックの しごと と つくり む をよみとろう。 (2) 学習の進め方について確かめる。 学習の進め方 ○ 「バスやじょうよう車」の学習と同じよ ①トラックのしごと 赤 とつくり 青( ) ( ) うに「しごと」と「つくり」の関係を読み にサイドラインをひく。 取っていくことを確認する。 。 ②だいじなことばをワークシートにかく ③さしえの どこのことか○でかこむ。 / 2 学習場面を音読し、トラックの「しご 追 と」と「つくり」を読み取る。 ○ 全文を音読した後、本時の学習場面であ 求 る「トラック」の部分をもう一度音読する す (1)教材文を読む。 ことで、前時学習との比較をさせる。 る ・全文を音読する。 ・学習場面を音読する。 (2)しごととつくりを読み取る。 ○ 「にもつをはこぶしごと」に対するイメ ・トラックの「しごと」がわかる一文 ージを広げるために、様々な積載物を運ん にサイドラインを引く。 でいるトラックのビデオを提示し、荷物を ・「しごと」について大事な言葉をワ 運ぶ働きの意味を理解できるようにする。 ークシートに書き込む。 u 大事な文や言葉を見つける。 ・トラックの「つくり」がわかる一文 ○ ワークシートによって 「つくり」に着、
にサイドラインを引く。 目できているかどうかを見取る。 ・ 「つくり」について大事な言葉ワー ークシートに書き込む。 (3)トラックとバス・じょうよう車の ○ バスもトラックも「運ぶ」という働きで つくりの違いから、はたらきの違いを あるのに 「つくり」が異なるわけを考え、 とらえる。 させ 「人 「荷物」を運ぶ働きの違いに気、 」 つくり はたらき づかせ、比較させる。 バス…座席が広い 『人』を運ぶ トラック…広い荷台 『荷物』を運ぶ 主発問 トラックのつくりが、 もし、 ひろいにだいで、タイヤがたくさん ① 『せまいにだい』だったら… ついているのはなぜですか? たくさんのにもつがはこべない ↓ ○ 「しごと」と「つくり」とを関係づけて だから 読むことができるようにするために 「つ、 『ひろいにだい』になっている。 くり」を逆の視点で考えさせ 「つくり」、 ② 『すくないタイヤ』だったら… の根拠を読み取らせる。 おもいにもつがはこべない ↓ / だから ふ 『タイヤがたくさん』ついている。 り か 3 トラックの「しごと」と「つくり」の え 関係について話し合い、本時の学習をま ◆ 挿し絵を手がかりにして トラックの し、 「 る とめる。 ごと」とそのための「つくり」をまとめる ことができる。 トラックの挿し絵) トラックのしごとは にもつをはこぶ ○「にもつをはこぶ」仕事のために、工夫し ことです。 ている自動車の構造「ひろいにだい 「た」 だから、つくりは くさんのタイヤ」について、実際に動いて ①ひろいにだいで いるトラックのビデオを見せ 「しごと」、 ②タイヤがたくさんついています。 や「つくり 、動く様子などを確認し合う。」 4 本時の学習をふり返り、次時の学習に ついて確かめる。 ○ 読み取ったことを確認しながら音読をさ (1)本時学習場面を音読する。 せる。 ○ クレーン車について学習することを確認 (2)次時学習を確かめる。 し、次時学習への見通しをもたせる。 ○ 本時学習の自己評価をさせ、次時への意 欲付けを図る。