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多発性原発肺癌の2手術例 利用統計を見る

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Academic year: 2021

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(1)

<多発性原発肺癌の2手術例>

甲府共立病院 外科 河野仁

石和リハビリテーション病院

位田歳晴

高木績

内藤恵一

平田理

内科 加賀美武

武藤巌 耳鼻科 飯塚譲 病理 畑日出夫 巨摩共立病院 内科 野口武雄

内科 山内節郎

 近年,肺癌症例数の増加に伸い,同時性及び異時性多発性原発性肺癌症例の報告が増加 している。施設により,その頻度は様々だが、全肺癌例中のほぼ数%に満たない。 今回,我々は,同時性及び異時涯原発性肺癌各1例ずつ経験したので,ここに報告する。

.<症例1> 菊O高0

1983年6月、左肺無気肺より、肺結核症として治療を受け、改善す。

1984年3月2日のFBSにて、左83、88は狭窄あり、 biopsyにて・ともに・

squ8mo us cell c8.確認され、3月30日、左肺全摘す。ともにTlNoMo・

stageIであった。術後特変なく、退院し、退院後は近医にて経過観察す。 1985年11月、右耳下腺に気づき、肺癌の転移として経過みていたが、変化ない ため、耳鼻科にて右耳下腺摘出、頸部郭清す。 (1986年6月19日)。 その後、近医にて管理されていたが、食欲不振出現し、脳転移にて1987年4月7 日死亡す。術後3年生存であった。 一88一

(2)

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(3)

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(4)

 (考察)  高齢化,診断・治療技術の進歩などにより,重複癌の症例は,少しずっだが,増加して きていそ。肺癌・肺癌重複癌,すなわら多発生原発生肺癌は,癌発生機序を考える上で, また・治療計画を立てる上で,重亜なものを示唆してくれるものと思われる。  ここでいう多発生原発性肺癌とは,以Fのごとくである,,すなわち,

〈多発性原発肺癌診断基準〉

田 多発病巣のおのおのが明確な悪性所見を有すること。

  各腫瘍が肉眼的、そして組織学的に連続性を欠くこと。

団 団

1病巣が多臓器、または他の病巣からの転移でないこと。

おのおのが異なる組織型を示すか、または同一組織型のばあいには分化度、

細胞亜型、および進展形式などが異なること。

(国立がんセンター肺癌診療グループ) であ痴。  米山らは,多発性原発性肺癌における傾向として, 同時性では,同側肺内存在例が多いこと, 組織型ては,少なくとも1つが偏平上皮癌である率が高いこと, 等,あげている。  症例]は,同時性同側性であり,偏平上皮癌どおしであった。診断に時間を要したこと ,術後の管理上の問題など,反省させられることが多い。  症例2では,異時性同側性であり,ともに1arge cell ca.であった。転移との鑑別がむ ずかしいが, 第2癌が孤立性であったこと,リンパ節転移なかったこと,函には,第1癌が川tll mUcill であったのに対し,第2癌はwithOut muc i t)であったこと,より,多発性原発性肺煽とし た。いずれにせよ、肺癌の厳重なfollow {!pは必要であり,更に,診断のつかなかった場 合には,なお.厳1和ollowの必要であることを,痛感している。 〈 ま と め 〉 ①多発性原発肺癌と思われる2手術例を示した。 ②肺癌においては、多発性原発肺癌の存在を念頭において、診断を   すすめ、治療後の嚴重な管理が必要である。 一91一

参照

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