音韻意識と読み能力との関係
― 成人の読み自己評価と音韻意識課題成績の検討 ―
武 田 篤
The Relationship between Phonological Awareness and Reading Ability:
Study into Adult Self-Rating on Reading and Performance on Phonological Awareness Tasks
Atsushi TAKEDA
The study was aimed at examining into the relationship between phonological awareness and reading ability. The subjects were 137 Japanese adults (current faculty members and students), who rated them- selves on their reading abilities and worked on phonological awareness tasks (two types of tasks requiring dictation of nonsense syllables). The results were as follows. 1) Performance levels on phonological aware- ness tasks showed normal distribution from low to high scores. 2) Of the total number of subjects, 42 (31%) assessed themselves as "good" at reading during elementary school, 74 (54%) assessed themselves as "aver- age" and 21 (15%) rated themselves as "slightly poor." 3) Of the three groups classified into "good," "average"
and "slightly poor" in self-rating of their reading abilities while in elementary school, significant difference was found in terms of performance in the phonological awareness tasks. The average scores in ordinal dic- tation test were 5.1 (SD±2.5) for the "good" group, 4.1 (SD±2.0) for the "average" group and 2.6 (SD±1.9) for the "slightly poor" group. Difference could not be found between adult self-rating of reading with per- formance in phonological awareness tasks. 4) Of the two phonological awareness tasks, ordinal dictation test was found to be more strongly related to "poor" reading ability during elementary school than reversal dictation test.
Key words:phonological awareness, reading ability, adult, dyslexia
はじめに
ことばを聞いたり,話したりするのには何の問題もな いのにもかかわらず,文字(書記言語)になると,とた んに困難を示してしまう一群の子どもたちがいる。これ らの子どもたちは,現在ディスレクシア(dyslexia:発 達性読み書き障害)と呼ばれている。ディスレクシアと は,視覚や聴覚の感覚障害がなく,かつ読みの前提とな る知的能力も正常範囲内にあり,また文字を習得するた めの学習の機会を与えられているにもかかわらず,読み 方がたどたどしかったり,読み間違いが多かったり,読 むのに時間がかかったりするなど読みが苦手で,結果と して書くことも苦手なものをいう(Haynes,1998;加藤,
2003)。欧米では,一世紀以上前からこういった子ども の症例が報告され,その原因や支援のあり方が研究され てきている(森永,1998;Shaywitz,1996)。
ディスレクシアの原因については,これまで視覚や聴 覚の知覚障害を中心に様々なものが検討されてきたが
(Ramus,2001),現在最も有力視されているもののひ とつに,音韻処理能力(phonological processing),中 でも音韻意識(phonological awareness)注)の問題と深 く関わった言語障害であるというものがあげられる(原 島,2004;Mody,2003;Shaywitz,1996;田中,2005)。 すなわち,我々の脳における言語システムは,概念的に は音韻,セマンティックス(語彙や意味),シンタック ス(文法),ディスコース(談話)の4つの要素から成 り立っていると考えられているが,ディスレクシアでは これらのシステム全般にわたる障害ではなく,その最も 基礎にあり,ことばを構築するひとつひとつの音の要素 の処理を行う音韻レベルでの障害を抱えているとされる
(Mody,2003; Shaywitz, 2003)。実際,音韻処理課題
を課した研究によって側頭葉を中心とした脳の機能障害 を示唆する報告もなされている(De Martino et al., 2001; Shaywitz et al., 2005;Ray et al., 2002)。
また,ディスレクシアの発生率は言語によって異なり
(Paulesu et al., 2001),英語に比べ,日本語では発生し にくいとされている(Haynes et al., 2000)。その理由と して Wydell ら(1999)は,各言語が持つ音韻と正字法
(orthography)との対応関係について,その規則性
(transparency:透明性)と大きさ(granularity:粒性)
とに着目した仮説を提出している。すなわち,アルファ ベットを用いる言語では語音の単位が音素であるが,日 本語では音節あるいはモーラと大きく,加えて,日本語 の仮名ではイタリア語などと同様に文字素と音節(イタ リア語では,音素)とが原則として一対一対応している ため音韻性のディスレクシアの発生率は少ないとされ る。一方,英語やデンマーク語などはこの文字素と音素 の対応関係が日本語やイタリア語と比べ不規則であり,
そのため発生率が高くなるという。
ところで,欧米のディスレクシアは音韻意識障害によ るものが中心とされているが,日本語の表記は表音文字 の仮名に加え,表意文字の漢字も組み合わせることから,
はたして日本語におけるディスレクシアに音韻意識障害 が関与したものがあるかどうかはまだ定かではない。
本研究の最終的な目的は,我が国におけるディスレク シアを持つ子どもを早くに発見し,適切な支援を行うこ とにあるが,今回はこれに先立つ基礎研究として,成人 を対象として,読みと音韻意識について以下の点を検討 することとした。
①音韻意識は,知的能力とは独立したものなのか?言 いかえれば,知的能力が正常範囲にある者でも,音 韻意識に差がみられるものなのか。
②音韻意識と読みの能力には一定の関係がみられるの か?すなわち,音韻意識が低い者は読みが苦手で,
高い者は得意なのか。
③音韻意識を測定する課題として,どのようなものが 適切なのか?なお,実際のスクリーニング検査とし て使用することを考えると,a)課題が複雑でなく,
小学校低学年から実施可能なもの,b)できるだけ 集団で実施できること,c)短時間で実施可能なも のであることを考慮することとした。
対象および方法 1. 対 象
現職教員61名(男17名,女44名),および教員養成系 大学に学ぶ大学生76名(男13名,女63名),計137名を 対象とした。
2. 方 法
1)実施課題
音韻意識を測定するために,無意味語の聞き取り課題 を2種類実施した。一つは6音節からなる無意味語を聞 き取り,それをそのまま書く課題(以下,順聴写課題)
10 問,もう一つは4音節からなる無意味語を聞こえた 順番とは逆から書く課題(以下,逆聴写課題)10 問で ある。使用した無意味語のリストを表1に示した。
2)実施方法
検査は集団で実施し,現職教員,大学生ともそれぞれ 2グループに分け,別々の日に行った。検査は 2006 年 6月から9月にかけて実施した。検査用紙は,表面と裏 面とからなり,表面は性別欄と以下に記した音読に関す る自己評価項目,裏面は聞き取り課題の解答欄が印刷さ れたものを用いた。全員に検査用紙を配布した後に,用 紙の表面にある性別と音読に関する2つの自己評価項目
(「小学生の頃あなたは,音読(声を出して本を読むこと)
が,①得意,②普通,③少し苦手,④とても苦手,だっ た。」と「今あなたは,音読(声を出して本を読むこと)
が,①得意,②普通,③少し苦手,④とても苦手,だっ た。」の内からそれぞれ一つ選択)に回答してもらった。
この後に検査用紙を裏返し,2種類の音韻意識課題を実 施し,解答を記入してもらった。各検査語は,筆者が口 頭で提示し,無意味語の音節がとぎれないよう連続して 読み上げた。得点は,順聴写課題では6音節,逆聴写課 題では4音節,すべて正しく答えられたものを正答とし,
1点を与えた。従って,順聴写課題,逆聴写課題とも最 高点は,それぞれ10点である。
3)統計
各群間の比較に一元配置分散分析法(ANOVA)を用 い,post-hoc 検定に Scheffe 法を適用した。統計学的有 意は,いずれもp値が0.05未満と定義した。
結 果 1.音読に関する自己評価
表2に小学校の時と現在の音読に関する自己評価につ いて示した。小学校の頃,音読が「得意」だったと答え
表1 音韻意識課題
順聴写課題ウホヒムレウ ヒムレサエウ レソエニヘク オヌレチヘニ ヘノケミレハ レユヘミスオ スニホナロナ ホユロニスヘ ロムユスホヨ スヨモロミヒ
逆聴写課題 セアミメ ロヨセテ ミユワヌ セノムル ワムセヒ メヌワモ セホメワ モヒソイ ソニヤウ ツニヤテ
た者は42名(30.7%),「普通」が74名(54.0%),「少し 苦手」が 21 名(15.3 %)で,「とても苦手」と答えた者 はいなかった。また現在,音読が「得意」と答えた者は 19 名(13.9 %),「普通」が 93 名(67.9 %),「少し苦手」
が 25 名(18.2 %)で,「とても苦手」と答えた者はいな かった。
表3に小学校時代の音読に関する自己評価と成人後
(現在)の音読に関する自己評価の関係を示した。小学 校の時に音読が「得意」と答えた 42 人中,成人後も音 読が「得意」と答えた者は 16 人(38 %),「普通」と答 えた者は22人(52.4%),「少し苦手」と答えた者は4人
(9.5%)であった。次に,小学校の時に「普通」と答え た74人中,成人後は「得意」と答えた者は3人(4.1%), 小学校時代と同じく「普通」と答えた者が61人(82.4%),
「少し苦手」だと答えた者が 10 人(13.5 %)であった。
また,小学校の時「少し苦手」だったと答えた21人中,
成人後「得意」と答えた者はおらず,「普通」と答えた 者が 10 人(47.6 %),小学校の時と同じように「少し苦 手」と答えた者が11人(52.4%)であった。従って,小 学校での音読が「得意」だったと自己評価していた者も,
成人後は約半数が「普通」に移行していた。また小学校 の時の音読が「普通」だったと自己評価した者の大半は,
成人してからも変わらず「普通」と自己評価していた。
一方,小学校の時に音読が「少し苦手」と自己評価した 半数近くは,成人後「普通」に移行していたが,残り半 数以上は依然として「少し苦手」と自己評価していた。
2.音韻意識課題の成績
図1に今回対象とした137人の音韻意識課題成績の度 数分布を示した。順聴写課題(図1-a),逆聴写課題
(図1-b)ともに,0〜10点の範囲に,ほぼ左右対称の 正規分布を示した。順聴写課題の平均得点は4.2(SD±
2.3),逆聴写課題の平均得点は4.7(SD±2.0)であった。
3.音読の自己評価と音韻意識の関係
1)小学校時代の音読自己評価と音韻意識課題の成績 図2に小学校時代の音読に関する自己評価別に今回実 施した音韻意識課題の成績結果を示した。まず順聴写課 題では,小学校の時に音読が「得意」と答えた群の平均 得 点 は 5 . 1 ( S D ± 2 . 5 ),「 普 通 」 と 答 え た 群 で は 4 . 1
(SD±2.0),「少し苦手」と答えた群では2.6(SD±1.9)
であった。分散分析の結果3群間に有意差を認めたこと から(F(2,134)=9.99,p<0.01),多重比較を行ったとこ ろ,「得意」群では「普通」群あるいは「少し苦手」群 に 比 べ そ れ ぞ れ 有 意 に 得 点 が 高 か っ た ( そ れ ぞ れ p<0.05,p<0.01)。さらに,「普通」群は「すこし苦手」
群に比べ有意に得点が高かった(p<0.05)(図2-a)。逆 聴写課題では,音読が「得意」と答えた群の平均得点は 5.5(SD±2.1),「普通」と答えた群では4.5(SD±1.9),
「少し苦手」と答えた群では 3.5(SD ± 1.5)であった。
分 散 分 析 の 結 果 3 群 間 に 有 意 差 を 認 め た こ と か ら
(F(2,134)=7.75,p<0.01),多重比較を行ったところ,「得 意」群では「普通」群あるいは「少し苦手」群に比べそ れぞれ有意に順聴写課題の得点が高かった(それぞれ
表2 音読に関する自己評価
得意 (%) 普通 少し苦手 小学校 42人(30.7) 74(54.0) 21(15.3)
成人後 19 (13.9) 93(67.9) 25(18.2)
n=137
図1 音韻意識課題成績の度数分布 表3 小学校と成人後の音読自己評価の関係
n=137 成人後
得意 普通 少し苦手 16人 22 04
03 61 10
00 10 11
得 意 普 通 少し苦手 小
学 校
p<0.05,p<0.01)。ただし,「普通」群と「すこし苦手」
群との間には統計学的な差を認めなかった(図2-b)。 2)成人後の音読自己評価と音韻意識課題の成績 図3に成人後の音読に関する自己評価別に音韻意識課 題の成績結果を示した。順聴写課題では,現在音読が
「得意」と答えた群の平均得点は4.6(SD±2.7),「普通」
と答えた群では4.3(SD±2.1),「少し苦手」と答えた群 では3.3(SD±2.4)であった。得点は「得意」群>「普 通」群>「少し苦手」群の順を示したが,分散分析の結 果,3群間には有意差を認めなかった(図3-a)。逆聴 写課題では,音読が「得意」と答えた群の平均得点は 4.8(SD±2.3),「普通」と答えた群では4.8(SD±1.9),
「少し苦手」と答えた群では 4.0(SD ± 2.3)であった。
得点は「得意」群=「普通」群>「少し苦手」群の順を 示したが,分散分析の結果,3群間には有意差を認めな かった(図3-b)。
4.順聴写課題と逆聴写課題との関係
図4は,順聴写課題の得点と逆聴写課題の得点の相関 関係をみたものである。順聴写得点と逆聴写得点との間 には,それほど高くはないものの有意な相関を認めた
(r=0.62,p<0.01)。なお,図5は小学校時代,読みが「少 し苦手」だったと答えた 21 人の順聴写課題と逆聴写課 題の得点について示したものである。順聴写課題では得 点が4点以下に 21 人中 17 人(81 %)と多くの者が含ま れたが,逆聴写課題では12人(57%)にとどまった。
考 察
本研究では,現職教員や大学生を対象としたことから,
これらの集団は知的には正常域にあるものとみなすこと ができる。にもかかわらず,この集団内の音韻意識課題 の成績は低いものから高いものまで正規分布を示した。
このことは,音韻意識が知能とは独立したものであるこ
図3 成人後の音読自己評価と音韻意識課題の成績
図2 小学校時代の音読自己評価と音韻意識課題の成績
とを示唆している。さらに,これらの対象が成人である ことを考えると,音韻意識は発達や学習といったものに よって左右されるものではなく,生得的な要因によって 決定される可能性が高いと考えるのが妥当であろう。
音韻意識と読みとの関係では,成人後の読みの自己評 価ではなく,小学生の頃の読みの自己評価と密接に関連 していることが示された。このことは,音韻意識が文字 を学び始める頃に,より大きな影響を及ぼす要因として 作用しているといえる。すなわち,たとえ知的能力に問 題がなくても音韻意識に弱さを持つ子どもでは,読みの 学習に困難を伴うことを意味している。今回対象とした 集団の中には,小学生の頃に読みが「とても苦手だった」
というものは,さすがにいなかったが,しかし他の集団 であれば当然このような人がいると考えるべきであろ う。したがって,そのような人たちの中には,音韻意識 の問題から読みが苦手な,ディスレクシアの人たちが存 在する可能性が示唆される。これまで我が国では,日本 語が英語のアルファベットと違い仮名文字の読みが規則 的なことや表意文字である漢字を組み合わせるものであ ることから,音韻性のディスレクシアは生じにくいので はないかと考えられてきたが,最近のいくつかの研究で はそのような子どもたちがいるとの報告がなされ始めて いる(大石,1997;大石ら,1999;大石,2001;田中,
2005;若林ら,2006)。
また,ディスレクシアとうまく読める子どもとの違い について Shaywitz(2003)は,両者はそれぞれ独立し て存在するものではなく,言いかえれば,両者を分ける 明確な節目のようなものはなく,それらは連続して分布 していると主張している。彼女によれば,それはちょう ど我々が血圧について考えることと似ているという。す
なわち,血圧が人為的に定められたある一定のレベルま で達すると高血圧と診断されるが,まさにその一歩手前 の人は高血圧とは診断されないながらも,高血圧と診断 された人たちと類似する多くの特徴を持っている。ディ スレクシアもまさに血圧と同様に,読みの能力は連続し たものであり,読める子どもとそうでない子を分ける実 質的なギャップは存在しないとする。この考えは,読み に問題を抱える子どもの支援を考えるときに,きわめて 重要な意味を持つといえる。それは,ディスレクシアの 診断基準を満たす子どもだけでなく,その周辺に読みに 困難を抱え,苦しんでいる多くの子どもたちがおり,ま た支援されれば最も効果が得られる可能性も高いことか ら,そのようなリスクを抱える子どもを早期に発見し,
積極的に支援していくべきであるという視点を我々に与 えてくれる。したがって,音韻意識課題によるスクリー ニングはこのようなリスクを持つ子どもの早期発見につ ながる可能性を持っているかもしれない。
ところで,我が国には音韻意識を測定する課題として,
まだ定まったものはない。これまで用いられてきたもの には,音削除課題(例えば「た」を含む単語や無意味語 を口頭で提示し,その単語から「た」を削除して答える), 逆唱課題(単語を口頭で提示し,その単語を逆から唱え る),モーラ数かぞえ(口頭で提示した無意味語のモー ラ を 数 え る ) な ど の よ う な も の が あ る ( 大 石 ら , 1999;原,2001;田中,2005;若宮ら,2006)。本研究 では,音韻意識課題として,口頭で提示した無意味語を 聴き取って,それを書き出すという課題,すなわち順聴 写課題と逆聴写課題の2つを用いた。今回の結果では,
これらの内,順聴写課題の方が逆聴写課題よりも,読み の自己評価と関連が深いことが明らかとなった。これは
図4 順聴写課題と逆聴写課題の相関 図5 小学校時代音読が「少し苦手」群の順聴写課題と
逆聴写課題との関係
両課題とも音韻処理課題ではあるものの,逆聴写課題で は,聴き取った音を音韻的要素に分節化するだけでなく,
それをいったん記憶に留め,さらにそれを逆に並べ替え る処理を行わなければならいことから,より作動記憶
(ワーキングメモリ)が要求されることによるためかも しれない。したがって,音韻意識を評価するには順聴写 課題の方が適している可能性が高いことが示唆された。
ただし,これはあくまで成人を対象とした結果であり,
子どもの音韻意識を評価するのにどのような検査が適当 かは今後の検討課題である。
まとめ
音韻意識と読み能力との関係を検討するために,現職 教員と大学生,137人を対象に,読みの自己評価と2つ の音韻意識課題(順聴写課題と逆聴写課題)を実施した。
結果は以下の通りである。
1)音韻意識課題の成績は低得点のものから高得点のも のまで正規分布を示した。
2)小学校時代の読みが「得意」と自己評価した者は 42 人(31 %),「普通」が 74 人(54 %),「少し苦手」
が21人(15%)であった。
3)小学校時代の読みの自己評価で「得意」,「普通」,
「少し苦手」と答えた3群間には音韻意識課題の成績 に有意な差を認めた。順聴写課題での平均得点は,得 意群が5.1(SD±2.5),普通群が4.1(SD±2.0),少し 苦手群が2.6(SD±1.9)であった。なお,成人後の読 みの自己評価と音韻意識課題の成績の間には差を認め なかった。
4)実施した2つの音韻意識課題の内,順聴写課題の方 が逆聴写課題よりも小学校時代の読みの得手不得手と 関連していた。