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Excelファイル出力機能編

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Academic year: 2021

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(1)

B1WD-3153-01Z0(00)

2012

5

Windows

Interstage List Creator V1

powered by Windows Azure (1.1.0)

(2)

Excelファイル出力機能編 −まえがき−

まえがき

本書は、 Excelファイル出力機能を使用して帳票出力を行う際の手順について説明しています。 本書の内容は、各オペレーティングシステムで共通となっています。

本書の構成

本書は、次の構成になっています。

第1章 Excelファイル出力機能とは

Excelファイル出力機能の概要について説明します。

第2章 Excelファイル出力機能の運用手順

Excelファイル出力機能の運用手順について説明します。

第3章 出力するExcelファイルについて

出力するExcelファイルの仕様について説明します。

第4章 Excelファイル出力機能の留意事項

Excelファイル出力機能の運用上の注意について説明します。

付録A List Creatorによるセルの自動設定

List Creatorによるセルの自動設定について説明します。

付録B 関連ソフトウェア製品との連携について

List Creatorと関連ソフトウェア製品との連携について説明します。

著作権

Microsoft Corporationのガイドラインに従って画面写真を使用しています。 Copyright 2012 FUJITSU LIMITED

マニュアル体系と読み方

本書をお読みになる前に、オンラインマニュアル“マニュアル体系と読み方”をお読みください。 オンラインマニュアル“マニュアル体系と読み方”には、List Creator のマニュアル体系、マニュ アルの読み方、表記上の規則、対象読者と前提知識、用語の対応表、および商標などについて記載 されています。

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Excelファイル出力機能編 −目次− 3

目次

第 1 章 E x c e l フ ァ イ ル 出 力 機 能 と は . . . 7 1.1 機能概要 ... 8 1.1.1 独自のExcelファイル生成エンジン ... 9 1.1.2 1シートにページ単位で出力 ... 9 1.1.3 1シートに明細データを連続して出力 ... 9 1.1.4 印刷やPDFファイル保存などで使用している資産の活用 ... 9 1.1.5 データの保護 ... 10 1.2 運用形態 ... 11 第 2 章 E x c e l フ ァ イ ル 出 力 機 能 の 運 用 手 順 . . . 1 2 2.1 使用する帳票定義情報の準備 ... 13 2.1.1 帳票定義情報を新規に作成する場合 ... 13 2.1.2 すでに作成されている帳票定義情報を変更する場合 ... 13 2.1.3 すでに作成されている帳票定義情報を変更しない場合 ... 14 2.2 Excelファイルの出力 ... 15 2.3 文書情報やセキュリティ情報の指定 ... 16 2.3.1 Excel文書情報ファイルの書式 ... 16 2.3.2 Excel文書情報ファイルのセクションおよびキーワード説明 ... 17 2.3.3 Excel文書情報ファイルの記述例 ... 24 2.3.4 Excel文書情報ファイルの指定方法 ... 25 2.4 Excel環境設定ファイルの指定 ... 26 2.4.1 Excel環境設定ファイルの配置 ... 26 2.4.2 Excel環境設定ファイルの記述形式 ... 26 2.4.3 Excel環境設定ファイルとExcel文書情報ファイルとの関係 ... 26 第 3 章 出 力 す る E x c e l フ ァ イ ル に つ い て . . . 2 8 3.1 出力するExcelファイルの概要 ... 29 3.1.1 ファイル形式 ... 29 3.1.2 ブック ... 29 3.1.3 シート ... 29 3.1.4 行の高さ、列幅 ... 30 3.1.5 スタイル(セルの書式設定) ... 30 3.1.6 セルの結合 ... 31 3.1.7 セキュリティ情報 ... 33 3.2 帳票定義情報のサポート範囲 ... 34 3.2.1 帳票様式情報のサポート範囲について ... 34 3.2.2 帳票業務情報のサポート範囲について ... 45 3.3 帳票定義情報とExcelファイルの対応について ... 46 3.3.1 フォント ... 46 3.3.2 配置 ... 47 3.3.3 編集形式 ... 49 3.3.4 罫線 ... 53 3.3.5 網がけ ... 54 3.3.6 印刷情報 ... 55 3.4 明細の出力方法について ... 56 3.4.1 「印刷範囲の縦幅でシートを変えて出力する」場合の動作 ... 56 3.4.2 「印刷範囲の縦幅でシートを変えずに出力する」場合の動作 ... 58

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Excelファイル出力機能編 −目次− 3.5 シート名について ... 63 3.5.1 シート名の指定方法 ... 63 3.5.2 シート名の設定例 ... 63 3.5.3 シート名に関する注意事項 ... 65 第 4 章 E x c e l フ ァ イ ル 出 力 機 能 の 留 意 事 項 . . . 6 7 4.1 帳票定義情報作成時の留意事項 ... 68 4.1.1 帳票様式情報作成時の留意事項 ... 68 4.1.2 帳票業務情報設定時の留意事項 ... 72 4.2 帳票出力に関する留意事項 ... 73 4.2.1 Excelファイル出力に関する留意事項 ... 73 4.2.2 文字に関する留意事項 ... 74 4.2.3 数字項目に関する留意事項 ... 77 4.2.4 日付項目、時刻項目に関する留意事項 ... 78 4.2.5 セルの結合に関する留意事項 ... 79 4.2.6 罫線に関する留意事項 ... 81 4.2.7 網がけに関する留意事項 ... 82 4.2.8 セキュリティに関する留意事項 ... 83 4.2.9 スタイルに関する留意事項 ... 84 4.2.10 Excelファイルを印刷する場合の留意事項 ... 85 4.2.11 バーコードに関する留意事項 ... 86 4.2.12 オーバレイに関する留意事項 ... 87 4.2.13 組込みメディアに関する留意事項 ... 89 4.2.14 組合せフォーム出力に関する留意事項 ... 89 4.3 帳票出力時の上限値について ... 90 4.3.1 Excelファイルの上限値 ... 90 4.3.2 Excelファイルのスタイルの上限値 ... 91 4.4 項目の重なりについて ... 92 4.4.1 重なり制御 ... 92 付 録 A L i s t C r e a t o r に よ る セ ル の 自 動 設 定 . . . 9 3 A.1 セルの自動設定 ... 94 付 録 B 関 連 ソ フ ト ウ ェ ア 製 品 と の 連 携 に つ い て . . . 9 7 B.1 帳票業務情報と関連ソフトウェア製品画面の対応 ... 98 索 引 . . . 9 9

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Excelファイル出力機能編 −図目次− 5

図目次

図 1.1 Excelファイル出力機能の概要 ... 8 図 1.2 Excelファイル出力機能における運用形態の例 ... 11 図 3.1 帳票様式定義画面での項目の定義例−1 ... 31 図 3.2 Excelファイルへの出力結果(項目が複数のグリッドをまたぐ大きさで定義された場合) ... 31 図 3.3 帳票様式定義画面での項目の定義例−2 ... 32 図 3.4 Excelファイルへの出力結果(複数のグリッドをまたぐ項目同士が重なって定義された場合) ... 32 図 4.1 グリッド位置に定義されていない項目の出力例 ... 68 図 4.2 領域長が重なっている項目の出力例 ... 68 図 4.3 項目に罫線が重なっている場合の出力例 ... 69

付図 A.1 List Creatorによるセルの自動設定 ... 94

付図 A.2 List Creatorによるセルの自動設定(出力結果) ... 95

付図 A.3 フリーフレーム形式の帳票様式情報の定義例 ... 96

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Excelファイル出力機能編 −表目次−

表目次

表 2.1 文書情報やセキュリティ情報と指定方法 ... 16 表 2.2 Excel文書情報ファイルのセクションおよびキーワード一覧 ... 17 表 2.3 Excel環境設定ファイルのキーワード一覧 ... 26 表 3.1 帳票様式情報のサポート範囲 ... 34 表 3.2 オーバレイのサポート範囲 ... 43 表 3.3 帳票業務情報のサポート範囲 ... 45 表 3.4 帳票定義情報のフォント属性とExcelファイルのスタイルとの関係 ... 46 表 3.5 帳票定義情報の配置属性とExcelファイルのスタイルとの関係 ... 47 表 3.6 帳票定義情報の文字の向きおよび文字配置とExcelファイルのスタイルとの関係 ... 48 表 3.7 帳票定義情報の項目の編集形式とExcelファイルの表示形式との関係 ... 50 表 3.8 帳票定義情報の日付の編集形式とExcelファイルの表示形式との関係 ... 52 表 3.9 帳票定義情報の時刻の編集形式とExcelファイルの表示形式との関係 ... 52 表 3.10 帳票定義情報の罫線属性とExcelファイルのスタイルとの関係 ... 53 表 3.11 帳票定義情報の網がけ属性とExcelファイルのスタイルとの関係 ... 54 表 3.12 帳票定義情報の印刷情報とExcelファイルのページ設定との関係 ... 55 表 4.1 Excelファイルの上限値 ... 90 表 4.2 Excelファイルのスタイルの上限値 ... 91 付表 B.1 エクスプローラ ... 98 付表 B.2 Excelのプロパティ画面 ... 98

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Excelファイル出力機能編 −第1章 Excelファイル出力機能とは−

7

第1章

Excel

ファイル出力機能とは

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Excelファイル出力機能編 −第1章 Excelファイル出力機能とは−

1.1 機能概要

List CreatorのExcelファイル出力機能(以降、Excelファイル出力機能と表記します)は、帳票をMicrosoft Office Open XML Formatsのファイル(以降、Excelファイルと表記します)へ出力します。出力したExcelファイルは、 Microsoft Excel 2000 以降で利用することができます。必要なソフトウェアについては、オンラインマニュアル “解説編”を参照してください。 【機能】 - Excelファイル出力 【特長】 - 独自のExcelファイル生成エンジンを使用しますので、特別なソフトウェアを導入しなくても、 Excelファイルが出力できます。 - 印刷と同じイメージで、1シートにページ単位で出力できます。ページ単位でデータを利用す る場合などに活用できます。 - 集計表形式の帳票の場合、複数のシートに分かれる明細データを1シートに連続して出力する ことができるため、全データを使って分析する場合などに活用できます。 - 印刷やPDFファイル保存などで使用している資産の活用ができます。 - Excelファイル出力時において、シートの保護や書き込みパスワードの指定ができ、Excelファ イルのデータ保護ができます。 図 1.1 Excelファイル出力機能の概要 帳票出力サーバ 帳票定義情報

List Creator Enterprise Edition

Excelファイル出力機能

1シートに1ページ出力 1シートに 明細を連続して出力 任意間隔グリッドを使用 することで、2次利用しや すいセル設計が可能 シートの保護、書き込み パスワードの設定が可能

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Excelファイル出力機能編 −第1章 Excelファイル出力機能とは− 9

1.1.1 独自のExcelファイル生成エンジン

Excelファイルの出力では、帳票定義情報で定義した項目情報(フォント、文字配置、および編集形式など) や、印刷情報(用紙サイズ、用紙方向など)が有効になります。バーコード、組込みメディア、およびオーバレ イも出力できるため、帳票様式定義で定義したレイアウトイメージのExcelファイルが生成できます。 また、Excelファイルの文書情報としてタイトル/サブタイトル/作成者を設定することにより、Excelファイル の用途や目的を明確にでき、シート名を設定することにより、複数のシートを出力した場合でも、容易にシート を識別することができます。 Excelファイル出力時のサポート機能については、以下を参照してください。 ⇒“3.2 帳票定義情報のサポート範囲”

List Creator デザイナの任意間隔グリッドを使用することで、Excelファイルに出力するセルのサイズを、グリ ッドの間隔として指定できます。 また、固定間隔グリッドで設計された帳票定義情報は、配置された項目の領域長および項目の配置された間隔 をもとにして、List Creatorが自動的にセルを生成します。 グリッド機能については、オンラインマニュアル“帳票設計編”を参照してください。

1.1.2 1シートにページ単位で出力

出力されるデータを、List Creator デザイナの帳票様式定義画面で指定した印刷範囲の縦幅で、シートを変え て出力します。データをシートごとに出力できるため、伝票や給与明細などの固定フォーマットの帳票は、ペー ジ単位でのデータの2次利用ができます。

1.1.3 1シートに明細データを連続して出力

集計表形式の帳票の場合、出力される明細データを、シートを変えずに出力することができます。印刷範囲に 関係なく明細データを1つのシートに出力できるため、全データの集計や分析などが容易に行えるなど、データ2次利用ができます。 明細データを連続で出力する場合は、明細の出力方法に「印刷範囲の縦幅でシートを変えずに出力する」を指定 します。明細の出力方法は、帳票設計時、または帳票出力時に指定できます。 帳票設計時の指定の詳細については、オンラインマニュアル”帳票設計編“を参照してください。また、帳票 出力時の指定の詳細については、オンラインマニュアル”アプリケーション作成ガイド“を参照してください。

1.1.4 印刷やPDFファイル保存などで使用している資産の活用

印刷やPDFファイル保存などで使用している帳票定義情報を変更することなく、Excelファイルへ出力するこ とができます。 Excelファイル出力時のサポート機能については、以下を参照してください。 ⇒“3.2 帳票定義情報のサポート範囲”

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Excelファイル出力機能編 −第1章 Excelファイル出力機能とは−

1.1.5 データの保護

Excelファイルのデータを共同で操作する場合など、データ変更、または変更ファイルの保存を防止するため、 ワークシートの保護および書き込みパスワードの指定ができます。 ワークシートの保護および書き込みパスワードは、Excel文書情報ファイルで指定します。 指定内容については、以下を参照してください。 ⇒“2.3.4 Excel文書情報ファイルの指定方法” - データの保護は、機密性の高いデータを保護するものではありません。機密性の高 いデータを保護する場合は、オペレーティングシステムなどの機能(アカウント制 御、ディレクトリのアクセス制限)を使用し、Excelファイルへのアクセス制限を行 ってください。 注意

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Excelファイル出力機能編 −第1章 Excelファイル出力機能とは− 11

1.2 運用形態

Excelファイル出力機能は、スタンドアロン型、分散出力型(コネクタ連携型、リモート帳票出力型)、および 帳票Webサービス型での運用ができます。 運用形態については、オンラインマニュアル“解説編”を参照してください。 図1.2に、スタンドアロン型、リモート帳票出力型、コネクタ連携型の場合を例に、Excelファイル出力機能に おける運用形態について説明します。 図 1.2 Excelファイル出力機能における運用形態の例 1)帳票定義情報をアプリケーションサーバ、または帳票出力サーバ上に配置します。 2)アプリケーションでList Creator の入力となるデータを準備します。 入力データは、アプリケーションサーバ側にしか配置できません。 3)アプリケーションは、List Creator の帳票出力を実行します。 帳票出力に使用できるインタフェースについては、オンラインマニュアル“アプリケーション作成ガ イド”を参照してください。

4)List Creator は、入力データを帳票定義情報にしたがって出力(Excelファイル出力)します。 なお、コネクタ連携型で運用している場合、出力したExcelファイルをアプリケーションサーバへ転 送し、配置することもできます。

アプリケーション アプリケーション

アプリケーション

帳票定義情報 帳票定義情報

List Creator Standard Edition List Creator Enterprise Edition List Creator Connector List Creator Enterprise Edition

List Creator Standard Edition

アプリケーションサーバ アプリケーションサーバ

スタンドアロン型 リモート帳票出力型 コネクタ連携型

Excel文書情報ファイル Excel文書情報ファイル Excel文書情報ファイル

Excel文書情報ファイル Excel文書情報ファイル 帳票定義情報 入力データ 帳票定義情報 入力データ 帳票定義情報 入力データ

List Creator Enterprise Edition

帳票出力サーバ アプリケーションサーバ/帳票出力サーバ 入力データ 入力データ 3) 1) 1) 1) 2) 2) 2) 3) 3) 4) 4) 4)

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Excelファイル出力機能編 −第2章 Excelファイル出力機能の運用手順−

第2章

Excel

ファイル出力機能の運用手順

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Excelファイル出力機能編 −第2章 Excelファイル出力機能の運用手順− 13

2.1 使用する帳票定義情報の準備

Excelファイル出力機能は、List Creator デザイナで作成した帳票定義情報を使用します。 Excelファイル出力時に使用する帳票定義情報を準備する場合、以下のパターンがあります。 1)帳票定義情報を新規作成する 2)すでに作成されている帳票定義情報を変更する 3)すでに作成されている帳票定義情報を変更しない 2次利用しやすいExcelファイルを出力するには、1)または2)のどちらかのパターンの帳票定義情報を使用する ことを推奨します。 帳票定義情報で指定する機能のサポート範囲については、以下を参照してください。 ⇒ “3.2 帳票定義情報のサポート範囲” なお、帳票定義情報の項目位置が揃っていない場合、出力されるExcelファイルに予期しない行や列が生成さ れる場合があります。帳票定義情報作成時の留意事項については、以下を参照してください。 ⇒ “4.1 帳票定義情報作成時の留意事項” 以下に、上記のパターンごとに、Excelファイル出力する場合の帳票定義情報の準備について説明します。

2.1.1 帳票定義情報を新規に作成する場合

帳票定義情報を新規に作成する場合は、List Creator デザイナのグリッド機能で任意間隔グリッドを指定して 設計することを推奨します。 任意間隔グリッドを指定した帳票定義情報を使用した場合、グリッド情報をもとにExcelファイルのセルが生 成されますので、2次利用データとして最適なExcelファイルを出力することができます。 帳票定義情報を任意間隔グリッド(Excelファイル出力で推奨するグリッド情報)を指定して新規作成する場 合は、以下の操作を行ってください。 ① List Creator デザイナで帳票定義情報を新規作成し、グリッドを任意間隔グリッドに設定します。 出力するExcelファイルのセル構成に合わせ、グリッドを設定します。 項目の定義位置、項目の領域長、矩形範囲、およびパーティション罫線の位置を、グリッド強制機能や 整列機能を利用して、グリッド位置に合わせて配置してください。 任意間隔グリッドの操作方法については、オンラインマニュアル “帳票設計編”を参照してください。

2.1.2 すでに作成されている帳票定義情報を変更する場合

List Creator デザイナ V8.0.0以前、または固定間隔グリッドで作成した帳票定義情報を、任意間隔グリッド (Excelファイル出力で推奨するグリッド情報)に変更する場合は、以下の操作を行ってください。 変更対象の帳票定義情報をList Creator デザイナで開き、グリッドを任意間隔グリッドに変更します。 出力するExcelファイルのセル構成に合わせ、グリッドを設定します。 項目の定義位置、項目の領域長、矩形範囲、およびパーティション罫線の位置を、グリッド強制機能や 整列機能を利用して、グリッド位置に合わせてください。 任意間隔グリッドへの変更方法、および任意間隔グリッドの操作方法については、オンラインマニュアル“帳 票設計編”を参照してください。

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Excelファイル出力機能編 −第2章 Excelファイル出力機能の運用手順−

2.1.3 すでに作成されている帳票定義情報を変更しない場合

List Creator デザイナ V8.0.0以前、または固定間隔グリッドで作成した帳票定義情報を、変更しないで使用す る場合、出力されるExcelファイルのセル構成(行の高さ、列幅)は、帳票定義情報出力時に、項目の定義位置 をもとにList Creatorにより自動で設定されます。List Creatorによるセルの自動設定の詳細については、以下を参 照してください。 ⇒ “A.1 セルの自動設定” なお、すでに作成されている帳票定義情報を使用してExcelファイルを出力した場合、項目位置が揃っていな いと、出力されるExcelファイルに予期しない行や列が生成される場合があります。2次利用データに適したExcel ファイルを出力したい場合は、List Creator デザイナのグリッド強制機能や整列機能を利用して項目の定義位置 を揃えるか、任意間隔グリッドを使用して出力するExcelファイルのセル構成に合わせ、帳票定義情報を変更し てください。

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Excelファイル出力機能編 −第2章 Excelファイル出力機能の運用手順− 15

2.2 Excelファイルの出力

Excelファイルを出力する場合は、帳票の出力方法と格納先ファイル名を指定する必要があります。帳票の出 力方法と格納先ファイル名の指定は、以下のいずれかの方法で行ってください。 - 帳票出力時に帳票出力インタフェースで指定する方法 - 帳票設計時にList Creator デザイナで指定する方法 ●帳票出力時に帳票出力インタフェースで指定する方法 - コマンドの場合(prprint/prprintx/prputprt/prputex) 以下のコマンドオプションを指定します。

1)-atdirect オプション、または-atmethod オプションに「excel」を指定します。 2)-keepxlsx オプションにExcelファイル名を指定します。

- Java インタフェースの場合

PrintProperties クラスのsetProperty メソッドの以下のキーを指定します。

1)ID_DIRECTMETHOD キー、またはID_OUTPUTMODE キーの値に「EXCEL」を指定します。 2)ID_KEEPXLSX キーにExcelファイル名を指定します。

- .NET インタフェースの場合

PrintProperties クラスの以下のプロパティを指定します。

1)DirectMethod プロパティ、またはOutputMode プロパティの値に「OUTPUTMODE_EXCEL」を指 定します。

2)KeepXlsx プロパティにExcelファイル名を指定します。 - カスタムコントロールの場合

カスタムコントロールPrctrlEx Control の以下のプロパティを指定します。

1)DirectMethod プロパティ、またはOutputMode プロパティに「TRUE」を指定します。 2)OutputExcel プロパティに「TRUE」を指定します。 3)KeepXlsx プロパティにExcelファイル名を指定します。 ●帳票設計時にList Creator デザイナで指定する方法 1) List Creator デザイナの帳票定義一覧画面で出力対象の帳票定義情報を選択し、[ファイル]−[プロ パティ]を選択します。 帳票業務情報のプロパティ画面が表示されます。 2)[ファイル(Excel)]タブを選択し、「Excelファイルに出力する」チェックボックスをチェックします。 3)格納先ファイル名を指定します。 - 帳票出力インタフェースの詳細については、オンラインマニュアル“アプリケーショ ン作成ガイド”を参照してください。 - List Creator デザイナで指定する場合の操作については、オンラインマニュアル“帳 票設計編”を参照してください。 備考 備考 - 帳票の出力方法、および格納先ファイル名を、帳票出力インタフェースとList Creator デザイナの両方で指定した場合は、帳票出力インタフェースの指定が有効に なります。 備考

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Excelファイル出力機能編 −第2章 Excelファイル出力機能の運用手順−

2.3 文書情報やセキュリティ情報の指定

Excelファイル出力機能では、文書情報としてタイトル、サブタイトルおよび作成者を指定することができま す。さらに、セキュリティ情報としてシート保護パスワードおよびブック書き込みパスワードを指定することが できます。 文書情報やセキュリティ情報は、以下の方法で指定することができます。 ・ Excel文書情報ファイルで指定する ・ 帳票出力インタフェースで指定する ・ 帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル(Excel)]タブの文書情報の設定画面で指定する また、指定できる情報は、方法により以下のとおりとなります。

表 2.1 文書情報やセキュリティ情報と指定方法

指定方法 情報 Excel 文 書 情 報 フ ァ イ ル で 指 定 帳票出力イン タフェースで 指定 帳 票 業 務 情 報 の プ ロ パ テ ィ で指定 タイトル ○ ○ − サブタイトル ○ − ○ 作成者 ○ − ○ シート保護パスワード ○ − − ブック書き込みパスワード ○ − − ○:指定可能 −:指定不可 なお、指定方法の優先順位は、以下のとおりとなります。 1) 帳票出力インタフェースでの指定 2) Excel文書情報ファイルでの指定 3) 帳票業務情報での指定 Excel文書情報ファイルは、List Creatorの帳票出力インタフェースを利用してExcelファイルを出力するときに 使用するファイルです。 ここでは、Excel文書情報ファイルについて説明します。

2.3.1 Excel文書情報ファイルの書式

Excel文書情報ファイルは、以下の書式でキーワードにより情報を指定します。 書式は、以下のとおりです。 [MF-XLSX] キーワード=値 なお、記述内容には、以下の規則があります。 ・ セクション名およびキーワードは、すべて大文字で記述してください。 ・ 所定のキーワード以外を記述した場合は、コメントとして扱います。キーワードについては、 - 帳票出力インタフェースの詳細については、オンラインマニュアル“アプリケーショ ン作成ガイド”を参照してください。 - 帳票業務情報の詳細については、オンラインマニュアル“帳票設計編”を参照してく ださい。 備考

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Excelファイル出力機能編 −第2章 Excelファイル出力機能の運用手順− 17 “表2.2 Excel文書情報ファイルのセクションおよびキーワード一覧”を参照してください。 ・ 行頭に「#」がある行は、コメントとして扱います。 ・ 「=」より前に空白やタブがある場合のキーワードは、コメントとして扱います。 ・ セクション([MF-XLSX])を複数回指定した場合は、最初の宣言以外は無視されます。 ・ キーワードを複数回指定した場合は、最後に指定した値が有効になります。 使用できる文字種は、全角/ 半角、日本語(JIS 第一水準/ 第二水準)および英数字です。なお、JEF拡張文字 や利用者定義文字を使用した場合は、正しく表示されないことがあります。 Excel文書情報ファイルの文字コード系については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”を参照 してください。

2.3.2 Excel文書情報ファイルのセクションおよびキーワード説明

セクションおよびキーワードの一覧を以下に示します。

表 2.2 Excel文書情報ファイルのセクションおよびキーワード一覧

セクション名および キーワード名 説明 帳 票 出 力 イ ン タ フ ェ ー ス で の指定 [MF-XLSX] Excel文書情報ファイルの宣言です。 − XLSX-SHEETPWD シート保護パスワードを指定します。 − XLSX-SAVEPWD ブックの書き込みパスワードを指定します。 − XLSX-TITLE タイトルを指定します。 ○ XLSX-SUBTITLE サブタイトルを指定します。 − (*1) XLSX-AUTHOR 作成者を指定します。 − (*1) XLSX-CTLWMSG 重複する警告メッセージの出力の有無を指定します。 − XLSX-OFFICE シート数拡張を指定します。 − XLSX-EXTFUNC 拡張機能の出力を指定します。 − XLSX-MDASHARE 組込みメディア項目のイメージデータ共用を指定します。 − XLSX-STRSTYLE 文字列の書式を指定します。 − XLSX-JUSTPAGEPRT ページ印刷調整を指定します。 − XLSX-HATCHDRAWMODE 網がけ描画モードを指定します。 − XLSX-LINEDRAWMODE 罫線描画モードを指定します。 − ○:指定可能 −:指定不可

*1:List Creator デザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル(Excel)]タブでも指定できます。 セクション、およびキーワードの説明を以下に示します。 l セクション

[MF-XLSX]

書式 [MF-XLSX] 説明 Excel文書情報ファイルの宣言です。 このセクション以降のキーワードとその定義が有効になります。いずれのキーワード よりも先に宣言してください。 省略時 省略できません。 特記事項 このセクションを複数回指定した場合は、最初の宣言以外は無視されます。

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Excelファイル出力機能編 −第2章 Excelファイル出力機能の運用手順− l キーワード

XLSX-SHEETPWD

書式 XLSX-SHEETPWD=<15バイト以内の英数字> 説明 シートの保護を指定します。すべてのシートを対象とします。 Microsoft Excelの"シートの保護"画面の"シートの保護を解除するためのパスワード"に 設定されます。なお、"このシートのすべてのユーザに許可する操作"は、"ロックされた セル範囲の選択"、および"ロックされていないセル範囲の選択"が有効となります。 例)XLSX-SHEETPWD=abc 省略時 シートの保護を行いません。 キーワードのみを指定して値を省略した場合は、パスワードが指定されていない状態 で保護設定されます。 特記事項 指定した文字列の大文字と小文字は、区別されます。 15バイトを超える文字列を指定した場合、および英数字以外を指定した場合は、エラ ーとなります。 Excel文書情報ファイル上にパスワードがテキスト形式で可視化されてしまいますので、 取り扱いには十分注意してください。

XLSX-SAVEPWD

書式 XLSX-SAVEPWD=<15バイト以内の英数字> 説明 ブックの書き込みパスワードを指定します。 Microsoft Excelの"名前を付けて保存"画面−"ツール"−"全般オプション"の"書き込みパ スワード"に設定されます。 例)XLSX-SAVEPWD=xyz 省略時 書き込みパスワードは設定されません。 キーワードのみを指定して値を省略した場合は、エラーとなります。 特記事項 指定した文字列の大文字と小文字は、区別されます。 15バイトを超える文字列を指定した場合、および英数字以外を指定した場合は、エラ ーとなります。 Excel文書情報ファイル上にパスワードがテキスト形式で可視化されてしまいますので、 取り扱いには十分注意してください。

XLSX-TITLE

書式 XLSX-TITLE=<改行コードを含む2,036バイト以内の文字列> 説明 ブックのタイトルを指定します。 Microsoft Excelの"プロパティ"画面−"ファイルの概要"−"タイトル"に設定されます。 例)XLSX-TITLE=売上伝票 省略時 帳票名が設定されます。 キーワードのみを指定して値を省略した場合は、エラーとなります。 特記事項 タイトルに設定できる文字は、1,024文字、かつ2,036バイト(改行コードを含む)まで

(19)

Excelファイル出力機能編 −第2章 Excelファイル出力機能の運用手順− 19 です。1,024文字を超える文字列を指定した場合は、1,024文字までがタイトルに設定され ます。また、2,036バイト(改行コードを含む)を超える文字列を指定した場合は、2,035 バイトまでの文字列が設定されますが、2,035バイト目が文字コードの途中の場合は、エ ラーとなります。 帳票出力インタフェースで「タイトル」を指定した場合は、本キーワードで指定した値 は、無効となります。

XLSX-SUBTITLE

書式 XLSX-SUBTITLE=<改行コードを含む2,033バイト以内の文字列> 説明 ブックのサブタイトルを指定します。 Microsoft Excelの"プロパティ"画面−"ファイルの概要"−"サブタイトル"に設定されま す。 例)XLSX-SUBTITLE=11月度 省略時

List Creator デザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル(Excel)]タブで指 定した値が設定されます。 キーワードのみを指定して値を省略した場合は、エラーとなります。 特記事項 サブタイトルに設定できる文字は、1,024文字、かつ2,033バイト(改行コードを含む) までです。1,024文字を超える文字列を指定した場合は、1,024文字までがサブタイトルに 設定されます。また、2,033バイト(改行コードを含む)を超える文字列を指定した場合 は、2,032バイトまでの文字列が設定されますが、2,032バイト目が文字コードの途中の場 合は、エラーとなります。

XLSX-AUTHOR

書式 XLSX-AUTHOR=<改行コードを含む2,035バイト以内の文字列> 説明 ブックの作成者を指定します。 Microsoft Excelの"プロパティ"画面−"ファイルの概要"−"作成者"に設定されます。 例)XLSX-AUTHOR=○○○株式会社 省略時

List Creator デザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル(Excel)]タブで指 定した値が設定されます。 キーワードのみを指定して値を省略した場合は、エラーとなります。 特記事項 作成者に設定できる文字は、1,024文字、かつ2,035バイト(改行コードを含む)までで す。1,024文字を超える文字列を指定した場合は、1,024文字までが作成者に設定されます。 また、2,035バイト(改行コードを含む)を超える文字列を指定した場合は、2,034バイト までの文字列が設定されますが、2,034バイト目が文字コードの途中の場合は、エラーと なります。

XLSX-CTLWMSG

書式 XLSX-CTLWMSG=0 | 1 説明 重複する警告メッセージの出力の有無を指定します。 0 : ブックで一度だけ出力します 1 :

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Excelファイル出力機能編 −第2章 Excelファイル出力機能の運用手順− 常に出力します 例)XLSX-CTLWMSG=0 省略時 0(ブックで一度だけ出力します)となります。 キーワードのみを指定して値を省略した場合は、エラーとなります。 特記事項 「ブックで一度だけ出力」を指定している場合、該当する警告メッセージの初回発生 時に、一度だけ出力されます。 該当する警告メッセージは、以下のとおりです。 メッセージの詳細については、オンラインマニュアル“トラブルシューティング・メ ッセージ集”を参照してください。

Warning:M2X:00000017:Limit excess occurred(number of lines)., タイトル, シート名 意味:

出力可能な行数を超えました。次のシートに続けて出力します。

Warning:M2X:00000000:Overwrite of data occurred., タイトル, シート名, 行番号, 列番号, パーティション名

意味:

同一セルへのデータの上書きが発生しました。

Warning:M2X:00000000:Overwrite of data occurred., タイトル, シート名, 行番号, 列番号, Characters of Overlay.

意味:

同一セルへのオーバレイデータでの上書きが発生しました。

Warning:M2X:00000000:Limit excess occurred(number of c haracters of format)., タイ トル, シート名, 行番号, 列番号

意味:

指定可能な表示形式の文字数を超えました。表示形式を標準にします。

Warning:M2X:00000000: Print information is abnormal., タイトル, シート名, 印刷情 報

意味:

印刷範囲が上限値を越えました。印刷範囲を設定しません。

Warning:M2X:00000000: Sheet name is invalid., タイトル, 無効なシート名, 自動生 成のシート名 意味: シート名を無効としました。シート名は既定のSheetになります。

XLSX-OFFICE

書式 XLSX-OFFICE=0 | 1 説明 出力する最大シート数を拡張する場合に指定します。 0 : 最大1,000シートの出力が可能 1 : 最大9,999シートの出力が可能 例)XLSX-OFFICE=0 省略時 Excel環境設定ファイルの指定に従います。

(21)

Excelファイル出力機能編 −第2章 Excelファイル出力機能の運用手順− 21 Excel環境設定ファイルでも省略されている場合は、0(最大1,000シートの出力が可能) となります。 キーワードのみを指定して値を省略した場合は、エラーとなります。 特記事項 ・最大9,999シートの出力を行った場合、ブック内で利用可能なスタイル数の上限を超 える可能性があります。その場合、スタイル数の上限を超えないように調整してく ださい。スタイル数の調整、およびスタイルの上限値については、以下を参照して ください。 ⇒ “4.2.9 スタイルに関する留意事項” “4.3.2 Excelファイルのスタイルの上限値” Excel環境設定ファイルとExcel文書情報ファイルとの関係については、以下を参照し てください。 ⇒ “2.4.3 Excel環境設定ファイルとExcel文書情報ファイルとの関係”

XLSX-EXTFUNC

書式

XLSX-EXTFUNC=[[,]MDA][[,]OVL][[,]BCD][[,]PR1] [[,]NON] 説明 拡張機能の出力を指定します。 MDA 組込みメディアを出力します OVL オーバレイを出力します BCD バーコードを出力します PR1 印刷情報(用紙サイズ、用紙方向、拡大/縮小)を反映します NON すべての拡張機能を出力しません 設定値を複数指定する場合は、「カンマ(,)」で区切ります。 例)XLSX-EXTFUNC=OVL,MDA 省略時 Excel環境設定ファイルの指定に従います。 Excel環境設定ファイルでも省略されている場合は、拡張機能はすべて出力されません。 キーワードのみを指定して値を省略した場合は、エラーとなります。 特記事項 ・NON(すべての拡張機能を出力しません)と同時に、それ以外を指定している場合、 拡張機能はすべて出力されません。 ・Excel環境設定ファイルとExcel文書情報ファイルとの関係については、以下を参照し てください。 ⇒ “2.4.3 Excel環境設定ファイルとExcel文書情報ファイルとの関係”

XLSX-MDASHARE

書式 XLSX-MDASHARE=0 | 1 説明 組込みメディア項目のイメージデータ共用を指定します。 組込みメディア項目に指定されたイメージデータファイルが、先に指定したイメージ データファイルと同じ場合、イメージデータは共用されます。 0 : 共用する

(22)

Excelファイル出力機能編 −第2章 Excelファイル出力機能の運用手順− 1 : 共用しない 例)XLSX-MDASHARE=0 省略時 Excel環境設定ファイルの指定に従います。 Excel環境設定ファイルでも省略されている場合は、0(共用する)となります。 キーワードのみを指定して値を省略した場合は、エラーとなります。 特記事項 ・0(共用する)で、同じイメージデータを使用している場合、Excelファイル内に格納 するイメージデータのファイル数が減るため、ファイルサイズを削減することがで きます。 以下の条件がすべて一致した場合、同じイメージデータファイルと判断します。 ・ファイル名(フルパス) ・ファイルの更新日時 ・ファイルサイズ ただし、ファイル内容の比較を行わないため、Excelファイル出力した結果、期待通 りのイメージデータで出力されていない場合は、1(共用しない)を指定してくださ い。 ・以下の場合、当指定は無効となり、切り替えできません。 - イメージデータをURLで指定する場合、常に共用されません。 - オーバレイのイメージは、常に共用されます。 ・Excel環境設定ファイルとExcel文書情報ファイルとの関係については、以下を参照し てください。 ⇒ “2.4.3 Excel環境設定ファイルとExcel文書情報ファイルとの関係”

XLSX-STRSTYLE

書式 XLSX-STRSTYLE=0 | 1 説明 文字列の書式を指定します。 項目種別が、テキスト項目、矩形テキスト項目、およびOCR-B項目の場合のみ有効と なります。 0 : 文字列 1 : 標準 例)XLSX-STRSTYLE=0 省略時 Excel環境設定ファイルの指定に従います。 Excel環境設定ファイルでも省略されている場合は、0(文字列)となります。 キーワードのみを指定して値を省略した場合は、エラーとなります。 特記事項 ・1(標準)を指定すると、256文字以上の長い文字列の場合に“#######”で表示され る問題を回避することができます。 発生する問題の詳細については、以下を参照してください。 ⇒ “4.2.1 Excelファイル出力に関する留意事項” Excel環境設定ファイルとExcel文書情報ファイルとの関係については、以下を参照し てください。 ⇒ “2.4.3 Excel環境設定ファイルとExcel文書情報ファイルとの関係”

XLSX-JUSTPAGEPRT

(23)

Excelファイル出力機能編 −第2章 Excelファイル出力機能の運用手順− 23 書式 XLSX-JUSTPAGEPRT=0 | 1 説明 Excelファイルの印刷時、1ページに収まるよう調整します。 ただし、「印刷範囲の縦幅でシートを変えずに出力する」を指定している場合、横方向 は1ページに収まるよう調整されますが、縦方向は出力する行数により、1ページに収ま らない場合があります。 当キーワードは、XLSX-EXTFUNC(拡張機能出力指定)で「PR1」が指定されている 場合に、有効となります。 0 : 調整しない 1 : 調整する 例)XLSX-JUSTPAGEPRT=0 省略時 Excel環境設定ファイルの指定に従います。 Excel環境設定ファイルでも省略されている場合は、0(調整しない)となります。 キーワードのみを指定して値を省略した場合は、エラーとなります。 特記事項 ・1(調整する)を指定した場合、帳票様式定義の「拡大/縮小指定」は無効となり、 Microsoft Excelの[ページ設定]の拡大縮小印刷には、「横(1) × 縦(1)」が設定され ます。この場合、帳票様式定義の印刷範囲が[ページ設定]の[シート]の印刷範 囲に設定されます。 ただし、「印刷範囲の縦幅でシートを変えずに出力する」を指定している場合は、 「横(1) × 縦(空白)」が設定され、印刷範囲は設定されません。 印刷範囲の設定については、以下を参照してください。 ⇒ “3.3.6 印刷情報” ・バーコードを出力する帳票で、1(調整する)を指定する場合、実際の運用を行う前 に、バーコードが読み込めることを確認してから使用してください。 ・Excel環境設定ファイルとExcel文書情報ファイルとの関係については、以下を参照し てください。 ⇒ “2.4.3 Excel環境設定ファイルとExcel文書情報ファイルとの関係”

XLSX-HATCHDRAWMODE

書式 XLSX-HATCHDRAWMODE=0 | 1 説明 同一セル内に、網がけ(100%:塗りつぶし)と網がけ(100%以外)が指定された場合 の描画方法について指定します。 0 : 網がけ(100%:塗りつぶし)と網がけ(100%以外)を重ねて透過する 1 : 網がけ(100%:塗りつぶし)と網がけ(100%以外)を透過しない 例)XLSX-HATCHDRAWMODE=0 省略時 Excel環境設定ファイルの指定に従います。 Excel環境設定ファイルでも省略されている場合は、0(網がけ(100%:塗りつぶし) と網がけ(100%以外)を重ねて透過する)となります。 キーワードのみを指定して値を省略した場合は、エラーとなります。 特記事項 ・0を指定した場合、両方の網がけが有効となり、重なって透過しているように出力さ れます。1を指定した場合、後に出力した網がけで上書きされます。表示結果につい

(24)

Excelファイル出力機能編 −第2章 Excelファイル出力機能の運用手順− ては、以下を参照してください。 ⇒ “4.2.7 網がけに関する留意事項” Excel環境設定ファイルとExcel文書情報ファイルとの関係については、以下を参照し てください。 ⇒ “2.4.3 Excel環境設定ファイルとExcel文書情報ファイルとの関係”

XLSX-LINEDRAWMODE

書式 XLSX-LINEDRAWMODE=0 | 1 説明 セルの境界で罫線が重複して指定されている場合の描画方法について指定します。 0 : いずれか一方の罫線を無効にする 1 : 同じ属性(線種、色)の罫線はすべて有効にする 例)XLSX-LINEDRAWMODE=0 省略時 Excel環境設定ファイルの指定に従います。 Excel環境設定ファイルでも省略されている場合は、0(いずれか一方の罫線を無効にす る)となります。 キーワードのみを指定して値を省略した場合は、エラーとなります。 特記事項 ・オーバレイ罫線にも有効な指定です。 ・1を指定すると、Excelファイルの印刷時、複数ページとなる場合にページ境界のセ ルに指定された罫線を出力することができます。当キーワードの指定による印刷結 果については、以下を参照してください。 ⇒ “4.2.10 Excelファイルを印刷する場合の留意事項” Excel環境設定ファイルとExcel文書情報ファイルとの関係については、以下を参照し てください。 ⇒ “2.4.3 Excel環境設定ファイルとExcel文書情報ファイルとの関係”

2.3.3 Excel文書情報ファイルの記述例

Excel文書情報ファイルの記述例について説明します。

設定項目

Excel文書情報ファイルに以下のように定義します。 ①ブックの作成者名 :○○○株式会社 ②ブックのタイトル名 :売上伝票 ③ブックのサブタイトル名 :11月度 ④シートの保護のパスワード :abc ⑤ブックの書き込みパスワード :xyz ⑥拡張機能の出力 :オーバレイ、バーコード、印刷情報を出力 ⑦シート数の拡張 :最大9,999シート出力

記述例

記述例を以下に示します。 [MF-XLSX] XLSX-AUTHOR=○○○株式会社 ……… ①

(25)

Excelファイル出力機能編 −第2章 Excelファイル出力機能の運用手順− 25 XLSX-SUBTITLE=11月度 ……… ③ XLSX-SHEETPWD=abc ……… ④ XLSX-SAVEPWD=xyz ……… ⑤ XLSX-EXTFUNC=OVL,BCD,PR1 ……… ⑥ XLSX-OFFICE=1 ……… ⑦

2.3.4 Excel文書情報ファイルの指定方法

Excel文書情報ファイルは、List Creatorの帳票出力インタフェースで指定します。 帳票出力インタフェースごとの指定方法は、以下のとおりです。 - コマンドの場合(prprint/prprintx/prputprt/prputex) -inexcelinfofile オプションにExcel文書情報ファイルパスを指定します。 - Javaインタフェースの場合

PrintProperties クラスのsetProperty メソッドで、ID_XLSX_DOCENVFILE キーの値にExcel文書情報 ファイルパスを指定します。

- .NETインタフェースの場合

PrintProperties クラスのXlsxDocEnvFile プロパティにExcel文書情報ファイルパスを指定します。 - カスタムコントロールの場合

カスタムコントロールPrctrlEx Control のXlsxDocEnvFile プロパティにExcel文書情報ファイルパス を指定します。

- 帳票出力インタフェースの詳細については、オンラインマニュアル“アプリケーショ ン作成ガイド”を参照してください。

(26)

Excelファイル出力機能編 −第2章 Excelファイル出力機能の運用手順−

2.4 Excel環境設定ファイルの指定

Excel環境設定ファイルとは、すべてのExcelファイル出力で共通な設定を行うファイルです。 Excelファイル出力で共通な設定はExcel環境設定ファイルに指定し、Excelファイル出力ごとの設定はExcel文 書情報ファイルに指定することで、運用に合わせた機能の設定管理を容易に行えます。

2.4.1 Excel環境設定ファイルの配置

Excel環境設定ファイルは、以下のディレクトリに配置されます。

ファイルの格納先 【Windows版】 :List Creatorインストールディレクトリ¥conf UNIX系OS版】 :/etc/opt/FJSVxlsx/conf ファイル名 lc_xlsx_env.conf アクセス権限 【Windows版】 :Administrators [フルコントロール] Everyone [読み取りと実行、読み取り] 【UNIX系OS版】 :「644」 Excel環境設定ファイルにアクセスできない場合や記述形式に誤りがある場合は、エラーとなります。 通知されるエラーについては、オンラインマニュアル“トラブルシューティング・メッセージ集”を参照して ください。

2.4.2 Excel環境設定ファイルの記述形式

Excel環境設定ファイルの記述形式は、Excel文書情報ファイルの指定と同様です。 キーワードの書式や説明については、以下を参照してください。 ⇒ “2.3 文書情報やセキュリティ情報の指定” Excel環境設定ファイルで指定可能なキーワードを、以下に示します。

表 2.3 Excel環境設定ファイルのキーワード一覧

キーワード名 説明 XLSX-OFFICE シート数拡張を指定します。 XLSX-EXTFUNC 拡張機能の出力を指定します。 XLSX-MDASHARE 組込みメディア項目のイメージデータ共用を指定します。 XLSX-STRSTYLE 文字列の書式を指定します。 XLSX-JUSTPAGEPRT ページ印刷調整を指定します。 XLSX-HATCHDRAWMODE 網がけ描画モードを指定します。 XLSX-LINEDRAWMODE 罫線描画モードを指定します。

2.4.3 Excel環境設定ファイルとExcel文書情報ファイルとの関係

Excel環境設定ファイルとExcel文書情報ファイルの関係について、以下に示します。 ・ Excel環境設定ファイルとExcel文書情報ファイルでは、Excel文書情報ファイルの指定が優先されます。 ・ Excel環境設定ファイルとExcel文書情報ファイルで、異なるキーワードが指定されている場合、それぞ れの指定値が有効となります。 ・ Excel文書情報ファイルを指定しない場合、Excel環境設定ファイルの指定で動作します。

(27)

Excelファイル出力機能編 −第2章 Excelファイル出力機能の運用手順− 27 以下の指定例で、各ファイルのどの値が採用されるか示します。 Excel環境設定ファイル Excel文書情報ファイル 採用されるキーワード 説明:Excel文書情報ファイルにしかないキーワード(⑤、⑥)は、有効。 Excel環境設定ファイルにしかないキーワード(③、④)は、有効。 Excel文書情報ファイル、およびExcel環境設定ファイルの両方に存在するキーワード(①、②) は、Excel文書情報ファイルの指定が有効。 [MF-XLSX] XLSX-EXTFUNC=OVL,BCD ① XLSX-OFFICE=1 ② XLSX-STRSTYLE=1 ③ XLSX-MDASHARE=1 ④ [MF-XLSX] XLSX-AUTHOR=○×会社 XLSX-TITLE=売上伝票 XLSX-EXTFUNC=NON XLSX-OFFICE=0 XLSX-STRSTYLE=1 XLSX-MDASHARE=1 [MF-XLSX] XLSX-AUTHOR=○×会社 ⑤ XLSX-TITLE=売上伝票 ⑥ XLSX-EXTFUNC=NON ① XLSX-OFFICE=0 ②

(28)

Excelファイル出力機能編 −第3章 出力するExcelファイルについて−

第3章

出力する

Excel

ファイルについて

(29)

Excelファイル出力機能編 −第3章 出力するExcelファイルについて−

29

3.1 出力するExcelファイルの概要

出力するExcelファイルの概要について説明します。

3.1.1 ファイル形式

Microsoft Office Open XML Formatsのファイルを出力します。このファイル形式は、Microsoft Excel 2007で追加 された形式であり、拡張子は"xlsx"です。

この形式のファイルをMicrosoft Excel 2000、Microsoft Excel 2002、およびMicrosoft Excel 2003で使用するには、 "Word/Excel/PowerPoint 2007 ファイル形式用 Microsoft Office 互換機能パック"をインストールする必要があり ます。

3.1.2 ブック

タイトル、サブタイトル、および作成者を設定することができます。設定方法については、以下を参照してく ださい。 ⇒ “2.3 文書情報やセキュリティ情報の指定”

3.1.3 シート

最大65,536行/256列のシートを生成します。帳票設計時、または帳票出力時に、明細の出力方法に「印刷範囲 の縦幅でシートを変えずに出力する」を指定しない場合、帳票定義情報で定義した印刷範囲(1ページ)が1シ ートとして生成されます。明細の出力方法に「印刷範囲の縦幅でシートを変えずに出力する」を指定した場合、 印刷範囲の縦幅を超えてパーティションを出力することができます。ただし、パーティションがシート内の 65,536行を超えて出力された時点で、List Creatorが自動でシートを生成し、次シートにパーティションを出力し ます。 出力可能なシート数は、最大1,000シートです。Excel文書情報ファイル、またはExcel環境設定ファイルで XLSX-OFFICE=1を指定すると、最大9,999シートまで出力することができます。出力可能なシート数を超えた場 合はエラーになり、Excelファイルは出力されません。出力するシート数が指定されている最大シート数を超え ないようにデータの設計を行ってください。 なお、通知されるメッセージの詳細については、オンラインマニュアル“トラブルシューティング・メッセー ジ集”を参照してください。 また、生成するシートに、シート名が設定できます。設定しない場合は、「Sheet1」、「Sheet2」、...となります。 シート名に関する詳細については、以下を参照してください。 ⇒ “3.5 シート名について”

(30)

Excelファイル出力機能編 −第3章 出力するExcelファイルについて−

3.1.4 行の高さ、列幅

【任意間隔グリッドで作成した帳票を出力した場合】 グリッド間隔がそのまま「行の高さ」、および「列幅」となります。ただし、グリッド間隔の単位「dt(ドット)」720dpiで換算した値)は、Excelファイルでの行の高さ、および列幅の単位「ピクセル」と異なります。 出力されるExcelファイルの行の高さ、および列幅は、以下の計算式で求められます。 例)【グリッド間隔に720(dt)を指定した場合(画面解像度=96dpi)】 720 × 96 ÷ 720 = 96 ⇒ 96(ピクセル)が行の高さ、または列幅に設定されます。 【グリッド間隔に720(dt)を指定した場合(画面解像度=120dpi)】 720 × 120 ÷ 720 = 120 ⇒ Microsoft Excelの仕様により108(ピクセル)が行の高さ、または列 幅に設定されます。 【List Creator デザイナ V8.0.0以前で作成した帳票、および固定間隔グリッドで作成した帳票を出力した場合】 項目の定義位置をもとに自動で設定します。自動設定の詳細については、以下を参照してください。 ⇒ “A.1 セルの自動設定” 項目位置が揃っていない場合、出力されるExcelファイルに予期しない行や列が生成される場合があります。2 次利用データに適したExcelファイルを出力したい場合は、List Creator デザイナのグリッド強制機能や整列機能 を利用して項目の定義位置をグリッドに揃えてください。

3.1.5 スタイル(セルの書式設定)

帳票定義情報の項目のプロパティで指定した情報は、Excelファイルのスタイル(セルの書式設定)に設定され ます。出力されたデータは、設定されたスタイルの書式で編集されて表示されます。Excelファイルのスタイル の詳細については、以下を参照してください。 ⇒ “3.3 帳票定義情報とExcelファイルの対応について” 【行の高さ、および列幅の算出】 行の高さ、および列幅(ピクセル) = グリッド間隔 × 画面解像度 ÷ 720(帳票様式定義の解像度) ※ Excelファイルを表示する端末の画面解像度によっては、上記計算式で算出される行の 高さ、および列幅に誤差が生じる場合があります。実際にExcelファイルを表示し、文 字が欠けていないか確認してください。 - 1つのグリッド間隔の縦幅が4,090(dt)より大きい場合は、4,090(dt)間隔で区切 られた行が作成されます。 - 1つのグリッド間隔の横幅が14,025(dt)より大きい場合は、14,025(dt)間隔で区 切られた列が作成されます。 備考

(31)

Excelファイル出力機能編 −第3章 出力するExcelファイルについて− 31

3.1.6 セルの結合

項目が複数のグリッドをまたぐ大きさで定義された場合、セルの結合が行われます。図3.1のように帳票設計を 行うと、図3.2のようなExcelファイルが出力されます。 3.1 帳票様式定義画面での項目の定義例−1 3.2 Excelファイルへの出力結果(項目が複数のグリッドをまたぐ大きさで定義された場合)

(32)

Excelファイル出力機能編 −第3章 出力するExcelファイルについて− 複数のグリッドをまたぐ項目同士が重なって定義された場合、Excelファイルに出力すると、セルが結合されな い場合があります。このとき、項目で指定した配置属性は無効になり、セルの書式設定の配置には、横位置は「左 詰め」、縦位置は「上詰め」が設定されます。また、Excelファイルを表示した時、入力データがすべて見えない 場合があります。 図3.3のように帳票設計を行うと、図3.4のようなExcelファイルが出力されます。 入力データをすべて表示させたい場合は、項目が重ならないように定義してください。 図 3.3 帳票様式定義画面での項目の定義例−2 3.4 Excelファイルへの出力結果(複数のグリッドをまたぐ項目同士が重なって定義された場合) - セルの結合範囲に、他の項目の基点(項目の左上点)のセルが含まれている 場合、セルは結合されません。 図3.4 では、青点線で囲まれた項目の結合範囲に、赤線で囲まれた項目の基 点が含まれているため、青点線で囲まれた項目のセルは結合されません。ま た、青点線の項目のセルが結合されないことにより、赤線で囲まれた項目の 結合範囲が、他の項目の結合範囲と重ならなくなるので、セルは結合されま す。 備考

(33)

Excelファイル出力機能編 −第3章 出力するExcelファイルについて− 33

3.1.7 セキュリティ情報

シート保護パスワード、および書き込みパスワードを設定することができます。設定方法については、以下を 参照してください。 ⇒ “2.3.4 Excel文書情報ファイルの指定方法”

(34)

Excelファイル出力機能編 −第3章 出力するExcelファイルについて−

3.2 帳票定義情報のサポート範囲

帳票定義情報で指定する帳票様式情報、および帳票業務情報のサポート範囲について説明します。

3.2.1 帳票様式情報のサポート範囲について

帳票様式情報で指定する機能について、Excelファイル出力時のサポート範囲について説明します。

表 3.1 帳票様式情報のサポート範囲(1/9)

記号の意味 ○…指定有効 △ … 一部制限あり −…指定無効 機能分類 対応 備考 用紙種別 − 用紙サイズ 定型用紙 A3/A4/A5/A6 ○ Excel文書情報ファイル、またはExcel環境設定 ファイルの拡張機能出力指定で「PR1」を指定 した場合、ページ設定のページの用紙サイズに 設定されます。「PR1」を指定しない場合は、 Microsoft Excelの仕様で用紙サイズが設定さ れます。拡張機能出力指定については、以下を 参照してください。 ⇒ “2.3.2 Excel文書情報ファイルのセクション およびキーワードの説明” *1:Microsoft Excelの仕様で用紙サイズが設定 されます。 B4/B5 ○ はがき/Letter/Legal ○ 任 意 用 紙 サ イズ 用紙名 − (*1) ユーザ定義サイズ 用紙方向 縦 ○ Excel文書情報ファイル、またはExcel環境設定 ファイルの拡張機能出力指定で「PR1」を指定 した場合、ページ設定のページの印刷の向きに 設定されます。「PR1」を指定しない場合は、 Microsoft Excelの仕様で印刷の向きが設定さ れます。拡張機能出力指定については、以下を 参照してください。 ⇒ “2.3.2 Excel文書情報ファイルのセクション およびキーワードの説明” 横 ○ 印刷範囲 ページ制御 △ 改シートの単位となります。明細の出力方法に 「印刷範囲の縦幅でシートを変えずに出力す る」を指定した場合は指定無効となり、パーテ ィションが65,536行を超えた場合に自動で改 シートを行います。 印刷制御 △ 印刷範囲は、ページ設定のシートの印刷範囲に 設定されます。印刷範囲の設定については、以 下を参照してください。 ⇒ “3.3.6 印刷情報” 区切り編集 − Microsoft Excelに設定されている数値の表示 方法で表示されます。 文字下線幅を自動調整する − Microsoft Excelの仕様により文字下線が自動 調整され表示されます。 行ピッチ ○ Unicodeの文字を使用する ○ 互換 LP縮刷 − LP縮刷されず、等倍で出力されます。この場合、 ページ設定のページの拡大/縮小に100%が設定 されます。

(35)

Excelファイル出力機能編 −第3章 出力するExcelファイルについて− 35

表 3.1 帳票様式情報のサポート範囲(2/9)

機能分類 対応 備考 拡大/縮小印刷 拡大/縮小率 50%∼200% ○ Excel文書情報ファイル、またはExcel環境設定 ファイルの拡張機能出力指定で「PR1」を指定 した場合、ページ設定のページの拡大/縮小に 設定されます。拡張機能出力指定については、 以下を参照してください。 ⇒ “2.3.2 Excel文書情報ファイルのセクショ ンおよびキーワードの説明” *1:ページ数指定「横(1) × 縦(1)」が設定され ます。用紙サイズへの拡大は行われません。 *2:拡大/縮小率に換算した比率が設定されます。 *3:等方性を保証しないは無効です。必ず、等方 性は保証されます。 任 意 用 紙 サ イズ 自動 △ (*1) 任意(縦幅、横幅) ○ (*2) 等方性の保証 − (*3) 段組み印刷 − 余白 とじしろ − 用紙からの位置 − オーバレイ オーバレイを印刷する △ (*1) オーバレイの出力は、Excel文書情報ファイル、 またはExcel環境設定ファイルの拡張機能出力指 定で切り替えることが可能です。拡張機能出力指 定については、以下を参照してください。 ⇒ “2.3.2 Excel文書情報ファイルのセクション およびキーワードの説明” *1:明細の出力方法に「印刷範囲の縦幅でシート を変えずに出力」を指定した場合、オーバレ イは出力されません。 バ ー コ ー ド 情 報 EAN128バーコードのAIコード規格 ○ バーコードの出力は、Excel文書情報ファイル、 またはExcel環境設定ファイルの拡張機能出力 指定で切り替えることが可能です。拡張機能出 力指定については、以下を参照してください。 ⇒ “2.3.2 Excel文書情報ファイルのセクショ ンおよびキーワードの説明” バ ー コ ー ド 情 報 を 指 定 する キャラクタ間ギャッ プ幅 ○ 細太エレメント比 ○ クワイエットゾーン の描画方法 ○ 「FNC1」の指定 ○ 制御コードの代替文字列指定を行う ○ 入力データ長が項目長に満たない場 合、空白で埋める ○ 禁則処理 禁則文字を指定する − Microsoft Excel の仕様により禁則処理が行わ れ表示されます。 パ ー テ ィ シ ョン 固定形式 開始位置 △ 明細の出力方法に「印刷範囲の縦幅でシートを 変えずに出力」を指定した場合は無効です。ひ とつ前に出力したパーティションの次の位置 に出力されます。 サイズ ○ 印刷後制御 △ 明細の出力方法に「印刷範囲の縦幅でシートを 変えずに出力」を指定した場合、改行数の指定 は無効です。ひとつ前に出力したパーティショ ンの次の位置に出力されます。 浮動形式 サイズ ○ 高さを拡張して全体 出力 − パーティションの高さは拡張されません。 印刷前制御/ 印刷後制御 △ 明細の出力方法に「印刷範囲の縦幅でシートを 変えずに出力」を指定した場合、改行数の指定 は無効です。ひとつ前に出力したパーティショ ンの次の位置に出力されます。

参照

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