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帳票様式情報作成時の留意事項

ドキュメント内 Excelファイル出力機能編 (ページ 68-72)

帳票様式情報作成時の留意点を以下に説明します。

- 帳票様式情報で指定する情報のサポート範囲については、以下を参照してください。

⇒ 3.2.1 帳票様式情報のサポート範囲について

- Excelファイル出力用に帳票様式情報を新規に作成する場合は、List Creator デザイナのグリッド機能で

「任意間隔グリッド」および「グリッド強制」を指定して設計することを推奨します。なお、グリッド位 置に項目が定義されていない場合や、「固定間隔グリッド」を指定して設計した帳票定義情報を、Excel ファイルに出力した場合、意図した位置に項目が出力されない場合があります。

図4.1−左図の定義例において、「○○○○株式会社」は、グリッド位置に定義されていないため、図4.1

−右図の出力結果のように位置がずれて出力されます。帳票様式情報で定義した位置に出力したい場合は、

「○○○○株式会社」の位置にグリッドを設定してください。

〜 帳票様式定義画面での定義例〜 〜 Excelファイルの出力結果 〜

図 4.1  グリッド位置に定義されていない項目の出力例

- 罫線、および枠は、グリッド位置に合わせて定義してください。グリッド位置に合っていない場合、意図 した位置に出力されない場合があります。

- 項目(矩形項目は矩形範囲)を、他の項目に重ねて定義しないでください。項目を重ねて定義した場合、

セルの結合が行われず、項目内のデータがすべて表示されない場合や、意図した位置に項目が出力されな い場合があります。

図4.2−上図の定義例において、「部署別売上げ一覧」と「○○○○株式会社」の項目(赤枠線)が重なっ ているため、「部署別売上げ一覧」の項目は、セルの結合が行われず、図4.2−下図の出力結果のように位 置がずれて出力されます。帳票様式情報で定義した位置に出力したい場合は、項目が重ならないように定 義してください。

〜帳票様式定義画面での定義例〜

〜 Excelファイルの出力結果 〜

Excelファイル出力機能編 −第4章  Excelファイル出力機能の留意事項−

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セルの結合の詳細については、以下を参照してください。

  ⇒ 3.1.6 セルの結合

- 項目に、罫線、または枠を重ねて定義した場合、重なった部分の罫線が表示されない場合があります。

図4.3−上図の定義例において、テキスト項目「MMMMMMMMMMMM」(赤色の枠)に縦の罫線が重なっ ており、テキスト項目に対してセルの結合が行われると、重なっている部分の罫線が表示されなくなりま す。罫線、および枠を正しく表示したい場合は、項目に罫線、および枠が重ならないように定義してくだ さい。

〜帳票様式定義画面での定義例〜

〜 Excelファイルの表示結果 〜

図 4.3  項目に罫線が重なっている場合の出力例

- 項目で指定した属性は、Excelファイルのスタイル(セルの書式設定)に設定されます。詳細については、

以下を参照してください。

⇒ 3.3 帳票定義情報とExcelファイルの対応について

- 帳票業務情報のプロパティの[ファイル(Excel)]タブで「印刷範囲の縦幅でシートを変えずに出力する」を 指定し、かつCF(制御脚書き)パーティションに続けて明細データを出力したい場合は、以下の指定を 行ってください。

・ CF(制御脚書き)パーティションのプロパティにて「形式」に「浮動」、および「印刷後」の「制 御」に「改行」を指定する。

    改シートのタイミングに関しては、以下を参照してください。

  ⇒ 3.4.2.4 改シート制御

罫線が表示されない 項目に罫線が重なっている

Excelファイル出力機能編 −第4章  Excelファイル出力機能の留意事項−

【任意間隔グリッドを指定して設計する時の留意事項】

- 出力されるExcelファイルにおいて、グリッド間隔がそのまま「行の高さ」、および「列幅」となります。

ただし、グリッド間隔の単位は、Excelファイルでの行の高さ、および列幅の単位「ピクセル」と異なり ます。出力されるExcelファイルの行の高さ、および列幅は、以下の計算式で求められます。

 

例)【グリッド間隔に720(dt)を指定した場合(画面解像度=96dpi)】

720 × 96 ÷ 720 = 96 ⇒ 96(ピクセル)が行の高さ、または列幅に設定されます。

【グリッド間隔に720(dt)を指定した場合(画面解像度=120dpi)】

720 × 120 ÷ 720 = 120 ⇒ Microsoft Excelの仕様により108(ピクセル)が行の高さ、または列 幅に設定されます。

- 1つのグリッド間隔の縦幅が4,090(dt)より大きい場合は、4,090(dt)間隔で区切られた行が作成され ます。1つのグリッド間隔の横幅が14,025(dt)より大きい場合は、14,025(dt)間隔で区切られた列が 作成されます。

- 同じグリッド内に複数の項目を定義しないでください。複数の項目を定義した場合、項目が上書きされ、

最後に出力された項目だけ出力されます。この場合、項目が上書きされたことを示すメッセージが通知さ れます。

- グリッドの縦幅とフォントサイズ(文字の高さ)を同じ大きさにした場合、実際にExcelファイルに出力 すると文字が欠けて表示される場合があります。そのため、グリッドの縦幅は、フォントサイズより、1.23 倍〜1.5倍程度大きく設定する必要があります。前述の【行の高さ、および列幅の算出】を利用し、手適 切な行の高さを計算し、指定してください。

- 任意間隔グリッドの257列以降に項目を定義しないでください。257列以降に項目を定義した場合、項目は 出力されず、列数の上限を超えた位置に項目が出力されたことを示すメッセージが通知されます。

- 任意間隔グリッドで帳票設計を行う場合、設計完了時に、セルとして出力する必要のないグリッドを削除 してください。削除しない場合、不要な空セルが出力される場合があります。

- 明細の出力方法で「印刷範囲の縦幅でシートを変えずに出力する」の指定は、帳票形式が集計表形式の場 合のみサポートしています。「印刷範囲の縦幅でシートを変えずに出力する」を指定した場合、無効とな る指定があります。

無効となる指定については、以下を参照してください。

⇒ 3.4.2.5 無効となる指定

【行の高さ、および列幅の算出】 

  行の高さ、および列幅(ピクセル) =  

      グリッド間隔 × 画面解像度 ÷ 720(帳票様式定義の解像度) 

※ Excelファイルを表示する端末の画面解像度によっては、上記計算式で算出される行の

高さ、および列幅に誤差が生じる場合があります。実際にExcelファイルを表示し、文 字が欠けていないか確認してください。

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【固定間隔グリッドを指定して設計する時の留意事項】

- 項目位置が揃っていない場合、出力されるExcelファイルに予期しない行や列が挿入される場合がありま す。また、項目位置(横)が揃っていない場合、幅の細いセルが多数生成され、項目がシート内の257列 目以降に出力される場合があります。257列以降に項目が出力された場合、その項目は出力されず、列数 の上限を超えた位置に項目が出力されたことを示すメッセージが通知されます。2次利用データに適した

Excelファイルを出力したい場合は、List Creator デザイナのグリッド強制機能や整列機能を利用して項目

の定義位置を揃えてください。

- 複数の項目を同じような位置に配置した場合、Excelファイルに出力すると、同じセルに複数の項目が出 力される場合があります。この場合、最後に出力された項目だけ出力され、項目が上書きされたことを示 すメッセージが通知されます。

- フレームを定義したフリーフレーム形式の帳票定義情報を出力した場合、等間隔の細かなセルのExcelフ ァイルが出力されます。出力例については、以下を参照してください。

⇒ 付図A.4 フリーフレーム形式の帳票定義情報のExcelファイルへの出力結果

- 通知されるメッセージの詳細については、オンラインマニュアル トラブルシューティン グ・メッセージ集 を参照してください。 

- Excelファイルに出力する帳票様式定義の設計については、オンラインマニュアル 帳票設 計編 を参照してください。帳票設計に困った場合は、オンラインマニュアル トラブル シューティング・メッセージ集 も併せて参照してください。 

備考

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