別紙1
論文審査の結果の要旨
報告番号
甲 第3199
号 氏 名鵜木 勉
論文審査担当者
主査 角田 卓也 教授 副査 稲垣 克記 教授
副査 小風 暁 教授
論文題名: 抗癌化学療法を施行した転移性尿路上皮癌患者における
3D-CT
を用いたPsoas volume index
の予後因子としての有用性の検討掲載雑誌名 :昭和学士会雑誌 第
81
巻 第2
号 2021 年 掲載予定サルコペニアは「加齢に伴う骨格筋量と筋力低下」と定義され様々な悪性腫瘍で予後不 良因子と言われている。著者らはサルコペニアの評価として
3D-CT
を用いて大腰筋体積を 測定し、身長(m)の2
乗で割ったpsoas volume index(PVI )を用いて 2010
年〜2020 年に抗癌化学療法を行った転移性尿路上皮癌患者30
名を対象にサルコペニアが抗癌化学 療法後の生存期間に与える影響について検討した。PVIの第一四分位数以下をcut off
値 としサルコペニア群と非サルコペニア群の2
群に分類した。サルコペニア群は無再発生存 期間では非サルコペニア群と比較し有意差を認めなかったが全生存期間で有意差を認め た。OSに関連性する因子として単変量解析でCRP>0.3、抗癌化学療法中に Grade2
以上の 貧血、サルコペニアありを認めた。多変量解析ではOS
に関連する因子としてGrade2
以上 の貧血を認めた。サルコペニアの有無をPVI
を用いて評価することで転移性尿路上皮癌患 者の抗癌化学療法後の予後予測因子になることが示唆された。本論文は本学大学院学位論 文(博士)審査基準を満たしており、学位論文に値すると判断した。(主査が記載)