第
3学年 総合的な学習の時間指導案
期 間 5月〜12月
本 時 平成16年10月5日(火)5校時 児 童 男17名 女14名 計31名 指導者 阿部 広宣
1.単元名
「大豆のへんしん」 〜ついせき!大豆のゆくえ〜
2.単元のねらい
○大豆は、どのような形に姿を変えて私たちの生活に役立っているかについて、興味を持ち、課題を 設定することができる。
○栽培、観察、体験、インタビューなどの方法を取り入れ、大豆の栽培から食品加工に至るまでの過 程を意欲を持って調べることができる。
○調べたことや考えたことが相手に分かるようにまとめたり、発表したりすることができる。
○大豆のよさと自分たちの「食」との関係を考え、健康な生活を送るための意識を持つことができる。
3.単元について
昔から大豆は、豆腐や味噌や醤油、納豆など、日本の食文化に欠かせない作物である。貴重なタンパ ク源として様々に加工され食されてきただけでなく、近年では健康食品として見直され、私たちの生活 と深く結びついている。大豆から栄養を取り入れているように、私たちが生涯にわたって健康で生きて いくためには、「食」や「健康」についての知識を身に付け、理解を深め、自分自身で安全に意識した「食」
の選択ができる力の育成が必要である。
そこで本単元では、私たちの生活と深くかかわりのある大豆に目を向けて調べ学習をすることで、大 豆の栽培や大豆の栄養や色々な食品として有効に利用されていることなどについて知り、大豆が生活に 欠かせない大切な作物であることを意識できると考えた。そして、大豆のよさを知り、これからの自分 たちの「食」を見直し、健康を考えて生活していくことができるのではないかと考え、本単元を設定し た。
4.児童の実態
本学級の児童は、5 月に大豆の種まきを行い、今日に至るまで生長の観察や記録、そして草取りなど の活動を行ってきた。2年生の生活科から発展させた、「サケちゃんを調べよう」(3年生1学期)の総 合的な学習の時間において見られたように、動物や植物に対して愛情を持って、最後まで飼育・栽培活 動をやり遂げることができる。動植物の生命を大切にしようとする意識も行動として表れている。
大豆に関しては、枝豆として食したり、食品や調味料などに加工されたりして利用されていることを 見たり、聞いたりしている。しかし、実際に加工されていく過程や、加工された食品に関しては知らな いでいることが多い。また、大豆は私たちの生活や健康を支える貴重な栄養源であることや、昔から日 本の食文化に欠かせない作物であることを意識して生活することはあまりない。
これまでの総合的な学習の時間として、「サケちゃんを調べよう」で「サケ」をテーマに課題を作り、
解決方法を学習しながらまとめを工夫して発表会を行い、サケの一生について考え、私たちの住む綾里 の海や川の素晴らしさについて考えてきた。
本単元では、一人ひとりの児童の思いを大切にしながら、主体的に追求活動を行わせ、自分たちの育 てた大豆が、自分たちの生活に大変役立っていることを意欲的に追求できるように支援していきたい。
5.指導にあたって
本単元では、大豆の栽培や大豆と給食との関わりを通して、課題を設定し、見学や体験、インタビュ ー、話し合いなどの調べ活動を行う。そして、自分たちの育てた大豆の収穫の喜びを味わい、実際に豆 腐作りに挑戦し、さらに自分たちの「食」について考えさせたり健康な生活を送るための意識を高めた りしていきたいと考えている。
本単元の「出会う」の段階では、主に次の二点を重視することで、課題設定の前段階としたい。一つ 目は、大豆の栽培やその観察の活動を通して、大豆に対する関心・意欲を高めたい。二つ目は、給食の 献立表から大豆と食生活の関わりを意識させたい。給食は、大豆やその加工食品が多く使用された、栄 養のバランスを考えた献立であり、自分たちの「食」を考えるための手がかりとなる。そして、栽培活 動と「食」との関わりで持った感想や疑問をもとに学習課題を設定する。「見つめる」の段階では、グル ープ別に課題追求をする。地域の大豆栽培農家の人や大豆に詳しい人にインタビューしたり、味噌や豆 腐などの加工食品を作っている所を見学・体験したりしながら、大豆について調べる活動を進め、発表 や話し合ったことをまとめさせる。その際、国語科や社会科で学んだインタビューの仕方、メモの取り 方、手紙(礼状)の書き方など、相手や目的に応じたコミュニケーションのとり方ができるように指導 したい。「広げる」段階では、大豆の収穫を行い、自分たちが育てた大豆を使い、町の豆腐屋さんを講師 に招いて豆腐作り体験に挑戦する。体験活動を通じ、豆腐を作る楽しさや難しさを実感させながら、豆 腐作り職人の工夫や苦労、豆腐に寄せる思いなどをまとめる。そして自分たちの「食」が色々な人によ って支えられていることに感謝したり、「食」のあり方について自分たちが考えていかなければならない ことをまとめたりする。これら全ての活動から、自分たちの「食」と健康を考えて生活しようとする意 識を高めさせていきたい。
本単元では、見学やインタビュー、体験、話し合いなどの活動が多くなる。これらの活動を通じて問 題を解決するための必要な知識や技能として、国語科の内容A話すこと・聞くことの「ア 伝えたいこ とを選び、自分の考えが分かるように筋道を立てて、相手や目的応じた適切な言葉遣いで話すこと。」「イ 話の中心に気をつけて聞き、自分の感想をまとめること。」「ウ お互いの考えの相違点や共通点を考え ながら、進んで話し合うこと。」を指導の重点項目として、国語科との関連を図りながら、指導していき たい。
6.指導計画(36時間)◎ 内容関連 ☆ スキル関連 流
れ 時
間 学習活動 教科領域との関連 具体的な単元名
出 会 う
10
1 本 時
2
1
「育ててみよう!おいしい大豆」
・学級園で大豆を栽培し、成長の様 子を観察し、発表し合う。
「大豆のへんしん! パート1」
・給食で使われている大豆について 調べ、発表する。
「課題を決めよう」
・栽培活動や給食との関わりの学習 を通して持った感想や疑問をもと に、調べたいことを決める。
・課題ごとにグループを作り、どの ように調べていくか計画を立てる。
理科(3年)
内容A生物と環境 イ 国語(3年及び4年)
内容A話す・聞く ウ
国語(3年及び4年)
内容A話す・聞く イウ
国語(3年及び4年)
内容A書くこと アイ
◎「植物の体を調べよう」
☆「名前をつけよう」
(話し合い)
☆「知っている場所を教え ます」
(整理して書き発表)
☆「知っている場所を教え ます」
(整理して書く)
見 つ め る
8
2
「すごいぞ!!大豆」
・グループごとに設定した課題につ いて調べる。
・調べたことをまとめ、「すごいぞ大 豆!!ほうこく会」をする。
国語(3年及び4年)
内容A話す・聞く アイ 算数(3年)
内容D数量関係 イ
国語(3年及び4年)
内容A話す・聞く アイ
☆「国語辞典たんけん」
(国語辞典の使い方)
☆「みんな子どもだった」
(インタビューの方法)
☆「見やすくせいりしよ う」(棒グラフ)
☆「みんな、こどもだった」
(発表の仕方)
広 げ る
2
4
6
「大豆畑へ レッツ・ゴー!」
・これまでの大豆の成長に思いを寄 せ、収穫の喜びを味わう。
「大豆のへんしん!! パート2」
・豆腐作り体験を行い、感想をまと め発表する。
「○小 さいけど ○大 豆」
・大豆がどんな形に姿を変えて、自 分たちの生活や健康のために役立っ ているかをまとめ直し、「大豆のよさ についての発表会を開く。
理科(3年)
内容A生物と環境 イ
生活科(1年及び2年)
内容(5)
国語(3年及び4年)
内容A話す・聞く アイ
◎「植物の体を調べよう」
◎「調理体験活動」
☆国語「みんな子どもだっ た」(発表の仕方)
7.評価規準
主な活動 課題を見つける力 問題を解決する力 豊かに表現する力 生き方を考える力
出 会 う
大豆の栽培 食との関連学習 課題設定
○栽培や食との関 連学習での感想・
疑問を生かし、課 題を設定すること ができる。
○観察を通して、
大豆の生長を適切 に記録し、感想や 疑問を発表するこ とができる。
○自然の素晴らし さに気づき、動植 物を大切にしよう とする態度を育て る。
見 つ め る
課題の追求 中間報告会
○調べて分かった ことから、新たな 感想や疑問を持つ ことができる。
○図鑑、インター ネット、インタビ ューの方法などの 既習事項を使い、
課題に沿った情報 を集めることがで きる。
○質問したい内容 を筋道を立てて考 え、インタビュー の相手に適切な言 葉遣いで質問する ことができる。
○相手や目的に応 じて適切に書くこ とができる。
○1学期に学習し た問題解決の方法 を生かし、課題を 追求することがで きる。
広 げ る
豆腐作り体験 まとめ 発表会
○お互いの意見を 分かり合うために 何に気をつけるか 考えることができ る。
○相手の発表や意 見の良いところや 自分の考えと違う ところを見つけ、
課題にせまること ができる。
○調べたことを整 理しまとめ、伝え たいことや自分の 考えを分かりやす く発表することが できる。
○食物に対して感 謝の気持ちを持つ ことができる。
○豆腐職人の工夫 や苦労を知り、感 謝の心をもつこと ができる。
8.本時の指導
(1)ねらい
○給食の献立調べで分かったことや考えたことを説明したり、発表者の話を聞いたりすることが できる。
○給食の献立表や栄養士の話から、大豆と食生活との関わりや歴史を理解し、感想や疑問をまと めることができる。
(2) 基礎基本の定着を目指して 国語 A話すこと・聞くこと
(1)ア「伝えたいことを選び、自分の考えが分かるように筋道を立てて、相手や目的に応じ た適切な言葉遣いで話すこと。」
イ「話の中心に気をつけて聞き、自分の感想をまとめること。」
(3) 本時の流れ
「出会う」では、学習のテーマを確認し、給食の献立調べを行っていたことを想起させて、
本時の学習課題を意識させる。「見つめる」では、給食の献立調べで分かったことや気づいたこ とを発表し合い、大豆が良く使われている事実を確かめ合う。そして、ゲストティーチャーか ら給食の献立に関することや、大豆と食生活との関連等を説明してもらい、大豆が自分たちの 生活に欠かせない作物であることを意識させ、学習を通して分かったことや、感想、疑問をま とめ、発表しあう。「広げる」では、本時の学習に対する自己評価を行い、次時の学習内容を確 認する。
(4) 展開
児童の活動 ○支援 ◇基礎・基本の定着 評価
出 会 う
1.学習テーマの確認
2.給食の献立調べを想起する。
3.本時の学習内容を知る。
大豆のへんしん!〜パート1〜
○ 給食の献立調べをしてきた目 的や期間を想起させ、本時の 課題を意識させる。
○ どのように本時の学習を進め るかを指示し、学習の流れを 確認させる。
○学習の流れを確認 することができた か。(挙手)
見 つ め る
4.給食の献立から調べていた大 豆食品を発表する。
・グループごとの発表
5.大豆博士の話を聞く。
・献立に大豆を多く使用する理 由
・大豆の栄養、歴史など
◇国語科「みんな子どもだった」で 学習した発表の仕方を確認す る。
◇国語科「名前をつけよう」で学習 した、話の聞き方を確認する。
○感想や疑問に思ったことを書き やすいよう、話を聞きながらメ モを取らせる。
○発表の仕方を意識 して、みんなに伝 えることができた か。(教師の評価と プリントでの自己 評価)
○メモを取りながら 話を聞くことがで きたか。(プリン ト)
大豆のへんしん 〜ついせき!大豆のゆくえ〜
6.献立調べや大豆博士の話を聞 いて分かったことや感想、疑問 をまとめ発表する。
○学習シートに、感想、疑問に思 ったことをまとめさせる。
○感想や疑問をまと めることができた か。(プリント)
広 げ る
7、学習について振り返る。
・自己評価をする。
8、次時の学習内容を確認する。
○栽培や本時の感想や不思議に思 ったことは次時の課題設定と関 わることを告げる。
○今後の学習に意欲 を持つことができ たか。(挙手)
9.板書計画
学習テーマ
・
・
・
・ 感 想
大豆のへんしん 〜ついせき!大豆のゆくえ〜
今日の学習
(実物の大豆)
大豆
大豆の写真
大豆はかせのアドバイス 給食のこんだてしらべ
へんしん!
・
・
・
献立調べ 献立調べ
献立調べ 献立調べ
献立調べ 献立調べ 献立調べ 献立調べ
「大豆のへんしん
!パート1」
月 日( ) 時間目 名 前
大豆はかせの話で分かったことをかきましょう。
かんそうを書こう
ふしぎに思ったことを書こう
今日の学習をふりかえろう ◎ ○ △
1 発表のやくそくに気をつけて、発表できましたか。
2 かんそうやふしぎに思うことをたくさんかけましたか。
3 今日の学習で、なんとなくでもか題をイメージできましたか。
先生から すごい!! がんばった もう少し