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〈通 常 の 学 級 「個 別 指 導 計 画 」 部 会 〉

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(1)

通 常 の 学 級 「個 別 指 導 計 画 」 部 会 〉

研 究 主 題

「通 常 の学 級 に在 籍す る特別 な支援 を必 要 とす る児童 ・生徒 一 人一 人の教 育 二 一 ズ に応 じた個 別 指導計 画の 研究 開発 」

研 究 の 概 要

通 常 の 学 級 に 在 籍 す るLD、ADHD、 高 機 能 自 閉 症 等 の 特 別 な 教 育 ニ ー ズ が あ る児 童

・生 徒 に 対 す る 個 別 指 導 計 画 の 作 成 、 活 用 に つ い て 、 次 の3点 に つ い て 研 究 開 発 を 行 っ た 。 通 常 の 学 級 の 実 態 に 即 した 適 切 か つ 勧 果 的 な 個 別 指 導 計 画 の 書 式 の 開 発

通 常 の 学 級 担 任 が 簡 便 に 個 別 指 導 計 画 を 作 成 で き る 支 援 ソ フ トの 開 発 及 び 支 援 の ヒ ン トの デ ー タ ベ ー ス の 作 成

授 業 研 究 を 通 して の 、 個 別 指 導 計 画 で 示 した 支 援 の 手 だ て の 有 効 性 の 検 証

1研 究 の 目 的

平 成16年1月 に 文 部 科 学 省 か ら 示 され た 「小 ・中 学 校 に お け るLD(学 習 障 害)、ADH D(注 意 欠 陥/多 動 性 障 害 〉 、 高 機 能 自 閉 症 の 児 童 生 徒 へ の 教 育 支 援 体 制 の 整 備 の た め の ガ イ

ド ラ イ ン(試 案)」 似 下 、 「ガ イ ドラ イ ン 」 と い う。)に は 、 特 別 支 援 教 育 を 支 え る仕 組 み と し て 、 「多 様 な ニ ー ズ に 適 切 に 対 応 す る た め の 個 別 の 教 育 支 援 計 画 の 策 定 」 、 「校 内 や 関 係 機 関 を連 絡 調 整 す る キ ー パ ー ソ ン で あ る 『特 別 支 援 教 育 コー デ ィ ネ ー ター 』 の 指 名J、r質 高 い 教 育 的 支 援 を 支 え る ネ ッ トワ ー ク で あ る 『広 域 特 別 支 援 連 携 協 議 会 』 等 の 設 置 」 が あ げ ら れ て い る.

そ の 中 で 、 「個 別 の 教 育 支 援 計 画Jは 、 教 育 、 医 療 、 福 祉 等 の 関 係 機 関 、 保 護 者 等 が 瞳 害 の 状 態 等 に か か わ る情 報 を 共 有 し、 教 育 的 支 援 の 目標 、 内 容 、 関 係 者 の 役 割 分 担 等 を 示 す の に 対 し て 、 「個 別 指 導 計 画 」 は 、 児 童 ・生 徒 一 人 一 人 の 障 害 の 状 態 等 に 応 じ た き め 細 か な 指 導 が 行 え る よ う 、 学 校 に お け る 教 育 課 程 や 指 導 計 画 、 当 該 児 童 ・生 徒 の 個 別 の 教 育 支 援 計 画 を 踏 ま え て 、 学 校 に お け る 指 導 目標 、 指 導 内 容 ・方 法 等 を 示 した も の で あ る と され て い る。

盲 ・ろ う ・養 護 学 校 や 心 身 障 害 学 級 に お い て は 、 従 来 か ら個 別 指 導 計 画 に 基 づ く指 導 を 行 っ て い る が 、 通 常 の 学 級 の 特 別 な 支 援 を 必 要 とす る 児 童 ・生 徒 の ニ ー ズ に応 じ た 個 別 指 導 計 画 の 作 成 と活 用 は 、 特 別 支 援 教 育 の 転 換 へ の 成 否 に と っ て 重 要 な 課 題 と な っ て い る。

本 研 究 で は 、 通 常 の 学 級 の 実 態 に 即 した 適 切 か つ 効 果 的 な 個 別 指 導 計 画 の 書 式 の 研 究 開 発 を 行 う と と も に 、 個 別 指 導 計 画 を 簡 便 に 作 成 で き る ソ フ トを 開 発 し 、 個 別 指 導 計 画 を 活 用 し た 授

業 研 究 を 通 して 、 そ の 有 効 性 を 検 証 す る こ と を 目的 とす る.

研 究 の 内 容 ・方 法

通 常 の 学 鍛 に お け る 個 別 指 導 計 画 の 在 り方

本 部 会 で は 、個 別 の 教 育 支 援 計 画 と の 関 係 や 、ガ イ ドラ イ ン に あ る 「教 職 員 の 専 門 性 の 向 上 」、

「専 門 機 関 と の 連 携 の 推 進 」 の 視 点 と の 整 合 性 を 図 る 必 要 か ら、 以 下 の 方 針 に よ り研 究 を 進 め

(2)

た 。

(1)個 別 の 教 育 支 援 計 画 を 視 野 に 入 れ た 個 別 指 導 計 画 で あ る こ と

「個 別 の 教 育 支 援 計 画 」 は 、 盲 ・ろ う ・養 護 学 校 で は 、 平 成17年 度 か らす べ て の 幼 児 ・ 児 童 ・生 徒 に つ い て 策 定 さ れ て い るe東 京 都 特 別 支 援 教 育 推 進 計 画 に は 、 今 後 、 平 成19年 度 ま で に 、 小 ・中 学 校 に お い て もf個 別 の 教 育 支 援 計 画 」 を 策 定 す る こ と が 示 さ れ て い る 。 盲 ・ろ う ・養 護 学 校 や 心 身 障 害 学 級 は 、 個 別 指 導 計 画 の 作 成 ・活 用 が ほ ぼ 定 着 し て お り、 そ の 上 でf個 別 の 教 育 支 援 計 画 」 が 策 定 され る こ と に な る が 、 通 常 の 学 級 に お い て は 、 個 別 の 教 育 支 援 計 画 も個 別 指 導 計 画 も な じ み が 薄 い 。 本 来 、 個 別 の 教 育 支 援 計 画 に 示 され た 学 校 で の 支 援 目標 を 具 体 化 し た 指 導 計 画 がr個 別 指 導 計 画 」 で あ る こ と を 考 え る と 、 両 者 は 共 に 必 要 な も の で あ る が 、 本 研 究 で は 、 ま ず 目 の 前 に い る 「困 っ て い る子 ど もJの 教 育 的 支 援 に 役 立 て る 「個 別 指 導 計 画 」 を 考 え た 。 こ の こ とか ら 、 個 別 指 導 計 画 の 記 載 さ れ る 内 容 は 、 ポ イ ン トを 絞 っ た 目標 、 手 だ て 等 を 具 体 的 に 示 して い く 必 要 が あ る 。

(2)担 任 が 作 成 可 能 な 個 別 指 導 計 画 で あ る こ と

本 来 、 個 別 指 導 計 画 の 作 成 に 当 た っ て は 、 専 門 委 員 会 等 の ア セ ス メ ン トや 、 保 護 者 及 び 校 内 の 様 々 な 立 場 の 教 職 員 の 観 察 等 に よ る 実 態 把 握 を 十 分 に 行 っ た 上 で 、LD、ADHD、 機 能 自 閉 症 等(以 下 、 「軽 度 発 達 障 害 」 と い う。)の 特 性 に 基 づ く 困 難 に 焦 点 を 当 て た 、 指 導 目標 や 支 援 の 手 だ て が た て ら れ る こ と が 望 ま し い 。 し か し、 「気 に な る 児 童 ・生 徒 」 が 学 級 内 に い た 場 合 、 そ の 児 童 ・生 徒 に 対 す る 日 常 的 な 支 援 を 検 討 し 、 実 施 す る こ と は 、 担 任 と し て 頻 度 が 多 く 必 要 性 も 高 い 。 そ の た め に は 、 担 任 が 普 段 の 教 育 活 動 の 一 環 と して 作 成 で き る 個 別 指 導 計 画 で あ る こ と が 必 要 で あ る 。

ま た 、 担 任 と し て 得 られ る 情 報 は 、 他 の 心 身 障 害 教 育 の 現 場 で 得 ら れ る よ うな 詳 細 な も の で は な い 、 そ の 少 な い 情 報 の も と で 作 成 可 能 な も の で あ る こ と が 必 要 で あ る 。

(3)校 内 の 特 別 支 援 教 育 推 進 を 活 性 化 す る ツ ー ル と し て 活 用 で き る こ と

校 内 で の 特 別 支 援 教 育 を 推 進 し て い く に 当 た り 、 現 在 、 校 内 委 員 会 の 設 置 や 特 別 支 援 教 育 コ ー デ ィネ ー タ ー の 指 名 、 ま た 、 専 門 委 員 会 と の 連 携 が 進 め ら れ て い る と こ ろ で あ り 、 チ ー ム ア プ ロー チ に よ る 、 児 童 ・生 徒 の 支 援 を 具 体 的 に 検 討 す る 際 の 資 料 と して も 、 個別 指 導 計 画 を 作 成 ・活 用 し て い く 必 要 恭 あ る 。 し か し、 現 段 階 で は 、 専 門 委 員 会 の 数 も 少

'

な く 、 校 内 に 軽 度 発 達 障 害 に っ い て の 専 門 知 識 を も っ 教 員 も少 な い こ と か ら 、 十 分 な 支 援 が で き て い な い 現 状 が あ る 。 そ こ で 、 支 援 の 活 性 化 の た め に は 、 軽 度 発 達 障 害 に 関 す る 専 門 的 知 識 を サ ポ ー トで き る 支 援 ソ フ トの 活 用 が 有 効 で あ る と 考

v

図1通 常 の 学 級 に お け る個 別 指 導 計 画 の 位 置 付 け (イ メ ー ジ 図)

え た 。 学 級 担 任 が 、 支 援 ソ フ トを 活 用 し て 作 成 し た 個 別 指 導 計 画 は 、 あ る 意 味 で は 担 任 の 仮 説 で あ り、 そ の 仮 説 に 基 づ い て 行 っ た 教 育 活 動 と そ の 評 価 を 、 校 内 委

(3)

員 会 に 提 出 し 、 指 導 方 針 等 に っ い て 多 角 的 に 検 討 を 深 め る 際 の 資 料 と し て 活 用 し て い く こ と も 重 要 で あ る。

2個 別 指 導 計 画 の 書 式 と 作 成 支 援 ソ フ トの 開 発 (1)個 別 指 導 計 画 の 書 式 の 作 成

通 常 の 学 級 で の 個 別 指 導 計 画 の 作 成 ・活 用 の 条 件 に は 、 先 に 挙 げ た よ うに 、 ① 教 員 自 身 の 教 育 活 動 の 評 価 と 具 体 的 な 手 だ て の 発 見 が で き る こ と 、 ② 事 務 的 か っ 時 間 的 な 制 約 を カ バ ー で き る こ と 、 ③ 軽 度 発 達 障 害 の あ る 児 童 ・生 徒 等 の 指 導 の 専 門 性 を 補 う こ と が で き る こ と と い う こ とが あ る 。 こ れ ら の 視 点 に 、 先 に 述 べ た 作 成 の 方 針 を 考 慮 し 、 独 自 の 書 式 を 検 討 、 開 発 す る こ と と し た 。

(2)「 個 別 指 導 計 画 の 作 成 支 援 ソ フ ト」 の 開 発

専 門 委 員 会 等 の 専 門 的 な 指 導 ・助 言 が 得 られ な い 状 態 で も 、 通 常 の 学 級 担 任 の み で 個 別 指 導 計 画 を 作 成 す る 場 合 が あ る 。 そ こ で 、 本 部 会 で は 、 基 本 的 な 指 導 方 法 を 示 唆 す る 「個 別 指 導 計 画 作 成 支 援 ソ フ ト1(以 下 、 「作 成 支 援 ソ フ ト」 と い う。)の 研 究 開 発 を 行 っ た 。

基 本 的 な シ ス テ ム と し て は 、 は じめ に 、 児 童 ・生 徒 の 気 に な る 実 態 を 選 択 す る と 、 そ の 起 因 や 背 景 の 仮 説 が 提 示 さ れ る 。 そ の 中 か ら よ り 児 童 ・生 徒 に 近 い と 思 わ れ る も の を 選 択 す る

と 、 指 導 や 手 だ て の ヒ ン トが 自 動 提 示 され 、 個 別 指 導 計 画 に 反 映 され る も の と し た 。 こ の 開 発 に 当 た っ て 、 検 討 ・配 慮 し た こ と は 以 下 の と お り で あ る 。

・で き る か ぎ り豊 富 な デ ー タ ベ ー ス を 作 成 し、 多 様 な 仮 説 と指 導 の ヒ ン トが 提 示 さ れ る よ うな も の とす る

・デ ー タ ベ ー ス を 追 加 ・修 正 可 能 な シ ス テ ム に し て バ ー ジ ョン ア ップ を 可 能 に す る な お 、 基 礎 的 資 料 が 少 な い た め 、 今 回 の ソ フ トの デ ー タ ベ ー ス 作 成 の 段 階 で は 、 中 学 校 に お け る 支 援 の ヒ ン ト ・対 応 例 を 十 分 検 討 す る こ とが で き な か っ た 。 中 学 校 に お け る 支 援 の ヒ

ン ト ・対 応 例 に つ い て は 、 各 校 の 実 践 を 踏 ま え て 、 充 実 させ て い く必 要 が あ る 。 (3)通 常 の 学 級 に お け る 個 別 指 導 計 画 を 活 用 した 授 業 研 究

実 際 に 個 別 指 導 計 画 を 作 成 、 活 用 した 事 例 を 幾 つ か 取 り あ げ 、 そ の 事 例 を 含 め た 学 級 に お け る 指 導 案 の 作 成 、 検 討 、 授 業 研 究 を 行 っ た 。 これ ら の 研 究 を 通 し て 、 以 下 の 研 究 を 進 め る こ と と した 。

作 成 支 援 ソ フ トの 有 効 性 を 検 証 す る

通 常 の 学 級 に お け る 特 別 支 援 教 育 の 具 体 的 な 進 め 方 を 模 索 す る

特 別 な 支 援 を 必 要 とす る 児 童 ・生 徒 と そ の 授 業 の 進 め 方 を 研 究 す る

一 斉 指 導 と 個 別 の 支 援 の 在 り方 を 研 究 す る

通 常 の 学 級 に お け る 個 別 指 導 計 画 1個 別 指 導 計 画 の 書 式 ・項 目 の 検 討

通 常 の 学 級 に お い て 、 担 任 及 び 児 童 ・生 徒 自 身 が 「困 っ て い る こ と 」 に 対 して 、 学 級 担 任 が 児 童 ・生 徒 の 課 題 とな る と こ ろ を 的 確 に 把 握 し、 そ の 原 因 と 考 え ら れ る 軽 度 発 達 障 害 の 特 性 を 踏 ま え た 支 援 や 配 慮 を 行 う こ と で 、 「困 っ て い る こ と 】 が 軽 減 され る と 考 え られ る 。 ま た 、 通

(4)

常 の 学 級 で の 学 級 集 団 の 指 導 の 観 点 か ら 考 え る と 、 個 別 的 な 支 援 と 同 時 に 他 の 児 童 ・生 徒 へ の 配 慮 や 学 級 経 営 そ の も の の 方 針 や 手 だ て が 得 られ る も の に す る 必 要 が あ る 。 さ ら に 、 本 人 ・保 護 者 の 願 い も 十 分 に 踏 ま え る 必 要 が あ る 。 こ こ で は 日 々 の 指 導 の 実 践 に 活 用 しや す い よ う に 項 目 ・内 容 を 精 選 し 、 表1の よ う に 書 式 を 設 定 した 。 以 下 に 内 容 と記 入 方 法 に つ い て 説 明 す る 。 な お 、 個 別 指 導 計 画 を 作 成 す る に は 、 そ の 前 に 実 態 把 握 表 を 用 い て 、 児 童 ・生 徒 の 実 態 を 把 握 す る こ と が 望 ま しい 。(実 態 把 握 表 に つ い て は 、60ペ ー ジ 等 を 参 照 。)

(1)「 本 人 ・保 護 者 の 願 い 」

本 人 ・保 護 者 の 希 望 や 願 い を 日 ご ろ か ら把 握 して お く 必 要 が あ る。 気 に な る 児 童 ・生 徒 に っ い て は 、 面 談 等 を 利 用 して 率 直 な 願 い を 聞 き 、 た く さ ん の 情 報 を 得 て 、 手 だ て を 考 え る 際 の 材 料 とす る 。

(2)「 実 態/目 標 」

児 童 ・生 徒 の 日常 生 活 や 学 習 の 中 で 、 担 任 又 は 本 人 が 課 題 と感 じ て い る こ と を 「実 態 」 と し て 記 入 す る 。 課 題 と感 じて い る 実 態 を 的 確 に と ら え な い と 、 目標 や 具 体 的 手 だ て を 導 き 出 す こ と が で き な い の で 、 担 任 の 細 か な 観 察 が 必 要 で あ る 。

f目 標 」 に は 、 そ の 「実 態 」 の 要 因 と 考 え られ る こ と を 記 入 す る 。 記 入 に あ た っ て は 、 「や ら な い の で は な く 、 で き な い の で は 」 「暴 れ て い る 本 人 が 一 番 困 っ て い る 」 等 の 視 点 か ら 行 う こ と が 大 切 で あ る 。

(3)「 支 援 の ヒ ン ト ・対 応 例 」

「実 態/目 標 」 に 対 し て 、 関 係 者 の こ れ ま で の 対 応 等 も参 考 に し な が ら 、 対 象 児 童 ・生 徒 に と っ て 有 効 と思 わ れ る 支 援 の ヒ ン トや 対 応 例 を 記 入 し、 具 体 的 な 指 導 の 手 だ て を 考 え る 材 料 と す る 。 支 援 の ヒ ン ト して は 、 言 葉 か け の 仕 方 、 補 助 の 仕 方 、 課 題 提 示 の 仕 方 、 教 材 、 教 具 の 工 夫 、 教 室 環 境(座 席 等)の 整 備 の 工 夫 に 加 え 、 学 習 集 団 、 チ ー ム テ イ ー チ ン グ 、 個 別 指 導 、 専 門 家 と の 連 携 、 校 内 体 制 の 工 夫 等 が あ る 。

今 回 開 発 す る 作 成 支 援 ソ フ トは 、 こ の 「支 援 の ヒ ン ト ・対 応 例 」 を デ ー タ ベ ー ス 化 し 、 児 童 ・生 徒 の 実 態 か ら導 き 出 す こ と を 目 的 とす る も の で あ る 。

(4)「 指 導 の 手 だ て/評 価i

児 童 ・生 徒 の 実 態 ・ 目標 を も と に 記 入 し た 「支 援 の ヒ ン ト ・対 応 例 」 を も と に 、 学 校 ・学 級 の 体 制 等 を 考 慮 し な が ら 、 具 体 的 な 指 導 の 手 だ て を 記 入 す る 、 ま た 、 学 期 の 終 了 時 に は 、 そ の 手 だ て が 有 効 で あ っ た か を す ぐ 下 の 評 価 」 の 欄 に 記 入 す る 。

(5)「 学 級 経 営 」

軽 度 発 達 障 害 の あ る 児 童 ・生 徒 を 学 級 集 団 の 中 で ど う 育 て て い く の か 、 ま た 、 お 互 い を 尊 重 し 合 え る よ うな 学 級 全 体 の 意 識 を ど う育 て て い く の か と い う視 点 で 、 具 体 的 な 手 だ て を 考 え て い く 。

(6)「 学 期 の 目標 」

本 人 ・保 護 者 の 願 い を 共 通 理 解 し た 上 で 、 学 習 活 動 又 は 学 校 生 活 の 中 に ど う位 置 付 け て い く か を 考 え て 設 定 す る。 こ の と き 教 科 等 の 一般 的 な 目標 を 記 入 す る の で は な く 、 お よ そ 一 学 期 内 で 達 成 で き る 学 習 面 及 び 生 活 面 の 目標 を 児 童 ・生 徒 の 実 態 に 応 じ て 具 体 的 に設 定 す る.

(5)

表{小 ・中 学 校 の 通 常 の 学 級 に お け る 個 別 指 導 計 画 の 書 式

作庇年月日 平成

個 別指導 計画(学 期 用)

誓 舜

孟り傭

性別 在鮪 学 級 担 任 氏 名

児量 ド生徒め実慨 肩 縦

‑』廿・抵 昂'支 橿 の ヒ,ン ・..∴'一 一・∴ ∵ .戯 ∵ 諦}瓢 湘 導 め 革 だ ヤ と 陣 僻.卜'"

学 習

E

生 活

対 人 関 係

学 緩 経 営

.一

'掌 期

.め 巨 柵

(6)

2個 別 指 導 計 画 作 成 支 援 ソ フ トを 構 成 す る デ ー タ ベ ー ス の 内 容 に っ い て (1)デ ー タ ベ ー ス の 構 成

デ ー タ ベ ー ス 作 成 に 当 た っ て は 、 小 ・中 学 校 の 通 常 の 学 級 の 担 任 が 、 個 別 指 導 計 画 の 作 成 に 抵 抗 感 な く 取 り組 め る よ う に 、 専 門 的 な 用 語 を避 け る 等 の 配 慮 を 行 っ た 。 一 方 で 、 内 容 的 に は 、 軽 度 発 達 障 害 に 関 す る 専 門 的 な 視 点 か ら 、 児 童 ・生 徒 の 実 態 を と ら え 、 具 体 的 な 指 導 の 手 だ て を 引 き 出 せ る よ う な 内 容 を 目指 した 。

作 成 支 援 ソ フ トを 構 成 す る デ ー タ ベ ー ス は 、 図2の よ う な 構 造 を も っ て い る 。

( り

晃童 ・生 鍵 の 露顛

1

1

一[虹

信 援のヒン トミ、

L」

選択 気 に る こ

'■

支援の ヒン ト

L」

1

目欄

'、

支援の ヒン ト

L」

課鵬 えられること'

'■

支援 の ヒ ン ト

」 」

〜 卍 〆' ,・ ・̀''"騨

選 択!

'「

支 援 の ヒ ン ト

㍉㍉ lb課 題 と 考 え ら れ る こ と ■

1

1 1

図2デ ー タ ベ ー一ス の 構 造

なお 、作成 支援 ソフ トは 、原 稿 執筆 と並 行Lて 作成 してお り、 以 下に示 す デ ー タベ ー スの 内 容 及 び 個 別 指 導計 画例 は 、 原稿 執 筆 時点 で の 暫定版 で あ る。

(2)「 領 域 」

領 域 」 は 「学 習 」、 「全 身 運 動 ・手 指 の 動 作 」、 「生 活 」、 「対 人 関 係 」、 「学 級 経 営 」 の5領 域 で あ る 。 児 童 ・生 徒 の 様 子 で 気 に な る こ と を あ げ 、 そ れ ら を 整 理 し て 「領 域 」 と した も の だ が 、 「学 級 経 営 」の 領 域 に っ い て は 、対 象 と な る 一 児 童 ・生 徒 の 様 子 と い う こ と で は な く 、 対 象 の 児 童 ・生 徒 を 含 む 学 級 全 体 の 指 導 に 当 た っ て 、 課 題 と な る 事 柄 を 取 り上 げ た 。

(3)「 気 に な る こ と(児 童 ・生 徒 の 実 態)」

個 別 指 導 計 画 を 立 て る に 当 た っ て 、 児 童 ・生 徒 の 様 子 で 「気 に な る こ と 」 を 出 発 点 と し て 作 業 を 進 め 、 そ れ を 個 別 指 導 計 画 の 「実 態 」 に 当 て る こ と に した 。 児 童 ・生 徒 の い ろ い ろ な 活 動 場 面 を 思 い 浮 か べ た と き に 、 想 起 しや す い 言 葉 を 選 ん で い る 。 ま た 、 項 目 が 多 く な りす ぎ て 選 択 に 手 間 取 る こ と の な い 数 に 収 め る こ と 、逆 に 、ニ ュ ア ン ス の 違 い が あ っ た と し て も 、 実 態 に 即 し て 把 握 で き る よ う に 選 択 肢 の 表 現 の 幅 を 広 げ る こ と等 を 意 識 し て 項 目 を あ げ た 。

作 成 支 援 ソ フ トで は ・ 領 域 を 選 択 し、 領 域 ご と の 「気 に な る こ と(児 童 ・生 徒 の 実 態)」

(7)

の 中 か ら 、 児 童 ・生 徒 の 様 子 に 当 て は ま る も の を 選 択 す る 。 表2に 「気 に な る こ と(児 童 ・ 生 徒 の 実 態)」 の 全 項 目 を 載 せ た 。 実 際 に 気 に な っ て い た り 、 対 応 を 迫 ら れ て い た りす る こ と ば か りに 気 を と られ て し ま う こ と の な い よ う に 、 作 成 支 援 ソ フ トの デ ー タ ベ ー ス の 全 項 目 一 覧 表 を 利 用 し

、 児 童 ・生 徒 の 全 体 像 を と ら え る こ と も 大 切 で あ る 。

表2r気 に な る こ と(児 童 ・生 徒 の 実 態 〕」 の 項 目 一 覧

㎜ 離 ・"灘 羅 鑛灘 灘 灘灘 購 猿蘇 鰻"…"  "冠

1

μ,

学習

最 後 ま で や り通 せ な い

2 話 を 聞 い て 理 解 す る こ とが 難 し い

3

ひ らが な 瀞 な か な か 習 得 で き な い

4

文 を 読 む と き、 字 を 抜 か した り行 を飛 ば した りす る

5

漢 字 の 習 得 が難 し い

6 作 文 を 書 く こ とが で き な い

7

計 算 で つ まず く

8

計算はで きるが文章題が苦手

9

作 図 が うま く い か な い

10

図 形 問 題 に つ ま ず く

11

全 身 運 動 ・手 指 の 動 作

体 の 動 き が ぎ こ ち な い

12 物 を ぷ っ け る;っ ま ず く 、 ぶ つ か る こ と が 多 い

13 器械運動が苦手

14

ボ ー ル 運 動 が 苦 手

15

縄 跳 び が で きな い

16

合 図に合わせた動きが苦手

17

は さ み が 上 手 に 使 え な い

18 楽 器(リ コ ー ダ ー 、 鍵 盤 ハ ー モ ニ カ)が 苦 手

19 プ リ ン ト等 ぐ ち ゃ ぐ ち ゃ に し て し ま う

20

生活

座 っ て い られ な い

21

トラ ブ ル が も と で 教 室 を飛 び 出 す

22

い つ の 間 に か 教 室 か ら い な く な る

23

持 ち物を忘れ る

24

整 理 整 頓 が で き な い

25

宿 題 を 忘 れ る ・や っ て こ な い

26

時 間 の 感 覚 が な い

27

持ち物を忘れ る

28

係 活 動 ・掃 除 をや ら な い

29

物 の位 置 や 順 序 を 覚 え られ な い

30

自分 の や り方 や 決 ま り事 の と お り に し な い と気 が 済 ま な い

31

特定の大事な物 が手放せない

32 夢 中 に な る とや め られ な い

33

意 見 を 変 え られ な い

34 特 定 の 音 ・物 ・場 面 を 嫌 が る

35 登 校 しぶ り カ{あ る

36 負 け を 受 け 入 れ られ な い

1対人関係 す ぐ に 暴 力 を振 る う

7

833

喧嘩が多い

39 す ぐ 怒 る 、 きれ る

40

自分 勝 手 で あ る

41

乱 暴 な 言 葉 ・暴 言 を 言 う

42

友 達 との トラブ ル が 多 い

43

話 さ な い

(8)

44 45 46 47 48 49 50 5i 52 53 54

学 級 経 営 上 の ヒ ン ト

一 人 で い て も平 気 で あ る 友 達 と上 手 に 遊 ぺ な い 友 達 が で き な い ・少 な い 失 礼 な こ と を 言 う 周 りか ら浮 い て しま う

周 りか ら浮 い て しま う ・受 け 入 れ られ に く い 他 に も支 援 を 必 要 と して い る児 童 ・生 徒 が い る

周 囲 に 対 象 児 童 ・生 徒 を 特 別 扱 い して い る ど い う不 満 が あ る 対 象 児 童 ・生 徒 を か らか っ た りは や し立 て る者 が い る 学 校 の 状 況 を保 護 者 に 上 手 に 伝 え ら れ な い

保 護 者 と 共 通 理 解 が 十 分 に 図 られ て い な い

(4)r課 題 と考 え られ る こ と(児 童 ・生 徒 の 目標)」

例 え ば 、 「文 章 を 読 む と き 、字 を ぬ か し た り行 を 飛 ば し た りす る 」場 合 、そ の 原 因 が 、 「形 を 細 か く 見 分 け る 機 能 が う ま く働 か な い 」 こ と に あ る の か 、 「漢 字 が 読 め な い た め 、 た ど た

ど し く な る 」 こ と に よ る の か に よ っ て 、 そ の 対 応 は 当 然 違 っ て く る 。

そ こ で 、 「気 に な る こ と(児 童 ・生 徒 の 実 態)」 一 つ 一 つ に 対 し て 、 そ の 原 因 と想 定 さ れ る こ と を 「課 題 と考 え ら れ る こ と(児 童 ・生 徒 の 目標)」 と し て 数 例 ず っ あ げ て い る 。 様 々 な 軽 度 発 達 障 害 に 起 因 す る 事 柄 等 を 想 定 し て い る が 、診 断 名 等 に と ら わ れ る こ と な く 、児 童 ・ 生 徒 の 実 態 を し っ か り と と ら え な お し な が ら 、 「課 題 と考 え ら れ る こ と」 の 項 目 を 選 び 、 そ れ を 個 別 指 導 計 画 の 「児 童 ・生 徒 の 目標 」 に 当 て る こ と に し た 。 課 題 と 考 え られ る こ と 」 の 例 は 、 デ ー タベ ー ス の 中 か ら 表3に 示 し たe

な お 、 本 来 、 児 童 ・生 徒 の 目標 は 「〜 で き る 」 の よ う に 、 肯 定 文 で 記 述 さ れ る べ き も の で あ る が 、 今 回 作 成 す る ソ フ トで は 、 担 任 が 提 示 され た 項 目 か ら 該 当 す る も の を 選 択 す る と い

う手 順 を 踏 ま え る た め 、 選 択 の しや す さ を 考 慮 し、 否 定 文 の 形 で 提 示 す る こ と と し た 。

衰3「 課 題 と考 え られ る こ と(児 童 ・生 徒 の 目 標)」 の 例

̲質 擁 灘 難灘̲一 一一一一̲..̲・̲鐵 響離雛 欄 灘灘 鑛 灘晦灘 鶏灘 藻購̲・

錘.

最 後 ま で や り通 せ な

集 中 力 力{続か な い

言 葉 を 理 解 す る こ と 溺 苦 手 話 を 聞 い て 理 解 す る

こ と が 難 しい

言 葉 を 理 解 す る こ と が 苦 手

「分 か ら な い こ と」 を 上 手 に伝 え られ な い 他 の こ と に 気 が と られ て しま う

家 庭 環 境 や 友 達 関 係 で 悩 み 、 生 活 が 無 気 力 に な っ て い る 聞 い た こ と を 覚 え て お く こ とが 苦 手

私語が多 い ひ ら が な が な か な か

習 得 で き な い

形 を細 か く見 分 け る機 能 が うま く 働 か な い ひ らが な を ス ム ー ズ に 思 い 出 せ な い

手 先 が 不 器 用 で あ る

音 の 感 覚 が つ か め ず 、 拗 音 が 抜 け る 眼 球 の ス ム ー ズ な 動 き が で き な い 文 を 読 む と き 、 字 を 抜

か し た り行 を 飛 ば し た りす る

形 を 細 か く見 分 け る 機 能 が うま く働 か な い 音 の 感 覚 が つ か め ず 、 た どた ど し く な る 漢 字 漢 読 め な い た め 、 た どた ど し く な る 読 字 に 対 す る 抵 抗 感 が 強 い

漢 字 の 習 得 が 難 しい 漢 字 を ス ム ー ズ に 思 い 出 せ な い

(9)

手 先 が 不 器 用 で あ る 漢 字 に 対 す る 抵 抗 感 が 強 い 作文 に対す る抵抗感が強い 作 文 を 書 く こ と が で

き な い

経 験 そ の も の を 思 い 出 す こ とが 難 しい 経 験 を順 番 に 思 い 出 す こ と が 難 し い 構 成 の 仕 方 が 分 か らな い

長 い 文 で 書 く こ とが 難 しい

感 想 を 求 め られ る こ と が 苦 痛 に な っ て い る 助 詞 の使 い 方 が お か しい

書字 に対す る抵抗感が強い 推敲 に対す る抵抗感が強い

具 体 的 な 様 子 や 気 持 ち を 表 す 語 い を 知 らず 、 多様 な 文 を 書 く こ と が で き な い 計 算 で つ ま ず く き ち ん と理 解 で き て お らず 、 意 欲 が な い

数 の 概 念 や 操 作 が しっ か り と身 に 付 い て い な い

計 算 途 中 の 繰 り上 が り繰 り 下 が り等 の 数 を 覚 え て い られ な い 桁 を そ ろ え て 書 け な い 、 ど こに 書 い て い い か 分 か ら な い 計 算 の 手 順 を 覚 え る こ とが 苦 手

計 算 の仕 方 が 分 か らな い 計算 はできるが文章

題 が苦手

漢 字 の 読 み の 力 や 、 文 章 の 読 み 取 りが 弱 い 問 題 の意 味 や 計 算 の 意 味 が 理 解 で き て い な い 作 図 が うま くい か な

指 示 され て い る言 葉 が 示 し て い る こ と が 理 解 で き て い な い 手 先 が 不 器 用 で あ る

図 形 問 題 に つ ま ず く 問 題 や 解 説 の 言 葉 が 示 して い る こ と が 読 み と れ て い な い 図 を 読 み と りに くい

(5)「 支 援 の ヒ ン ト ・対 応 例 」

一 っ 一 っ の 「課 題 と 考 え ら れ る こ とjす な わ ち 「児 童 ・生 徒 の 目標jに 対 応 さ せ て 「支 援 の ヒ ン ト ・対 応 例 」 を 挙 げ て い る 。 支 援 の ヒ ン トに は 通 常 の 学 級 担 任 の 対 応 を 想 定 し た も の に は ○ 、 校 内 体 制 の 工 夫 に よ る 対 応 を 想 定 し た も の に は △ 、 専 門 機 関 の 対 応 を 想 定 し た も の に は 口 の 記 号 を 付 け て い る 。

そ の 中 か ら 、 実 際 の 具 体 的 な 指 導 場 面 に 応 じ て 、 採 用 す べ き 支 援 の ヒ ン トを 選 ぶ 。

気 に な る こ とjの 中 か ら 、2例 に つ い て 、 課 題 と考 え ら れ る こ と 、 支 援 の ヒ ン トの 全 体 像 を 表4と 表5に 示 す 。

表4支 援の ヒン トの例

気 になること→ 「ひ らが なが なかな力唱 得できない」

灘簸 襲叢 鐵1蕪 懸 織 藻馨ii螺轍 難棄 灘 藻 撚 灘羅灘 鱗 霞 

形 を 細 か く 見 分 け る機 能 が うま く働 か な い

O似 た 字 の 違 い を 具 体 的 に 指 で 示 し、 注 目す べ き 違 い に 視 点 を 合 わ せ る orは ね 」や 「は ら い 」 等 に こだ わ らず 、 シ ンプ ル な 字 を指 導 す る Oノ ー トや ワー ク シ ー トの マ ス 目 を 本 人 が 書 きや す い 大 き さ に す る O字 の 大 き さ を 、 本 人 に と っ て 読 み や す い 大 き さ に す る

O字 の 形 や き れ い さ に こだ わ らず 、 書 け た こ と を 評 価 す る ひ らが な を ス ム ー ズ に

思 い 出 せ な い

ム カ ル タ 等 を 使 っ て 、 具 体 物 と ひ ら が な を 組 み 合 わ せ て 指 導 す る 。 楽 「あ 」 は 、 「あ ひ る の 、 あ 」

Oひ らが な 表 を 用 意 して 下 敷 き 等 に使 用 し 、 想 起 の 手 が か りを 与 え る

Oひ ら が な の 書 き 順 を 「文 」 に す る 。 楽 「た 」 は 「よ こ 、 な な め 、 よ こ 、 よ こ 」 と 書 き ま す

O身 体 を 大 き く使 っ た 空 書 を し、 身 体 感 覚 も利 用 して 定 着 を 図 る

(10)

△ 本 人 に と っ て 親 しみ や す い 語 句 や 興 味 の あ る 分 野 の 語 句 を 利 用 して 、 字 を覚 え る

手 先 が 不 器 用 で あ る 0正 しい 運 筆 ・持 ち 方 の た め の 補 助 具 を 用 意 す る O本 人 の 筆 圧 に 合 っ た 硬 度 の 鉛 筆 を 用 意 す る

Oノ ー トや ワ ー ク シ ー トの マ ス 目 を 本 入 が 書 き や す い 大 き さ に す る

O身 体 を 大 き く使 っ た 空 書 を し 、 身 体 感 覚 も利 用 して 定 着 を 図 る O字 の形 や き れ い さ に こだ わ らず 、 書 け た こ と を評 価 す る 音 の 感 覚 が つ か め ず 、拗

音 が 抜 け る

△ 拗 音 を 摩 っ く り発 音 して 、 聞 き 取 る カ を 身 に 付 け る

O読 む と お りに 手 を 叩 い て 、 促 音 が 挿 入 さ れ て い る こ と を 確 か め る 表5支 掻 の ヒ ン トの 例 ②

気 に な る こ と→ 「友 連 との トラ ブ ル が 多 い 」

畿難難 難羅襯 灘i; 難響難懸鍵灘羅 難難灘難議繁簾灘 鑛軽垂 撒 認 隷 灘鑑難 ま

他 の 人 が して い る こ と に 関 心 を 払 っ て い な い

O言 葉 に よ る説 諭 で な く、 関 係 や 気 持 ち を 図 示 す る等 、視 覚 的 に 示 して い く

ル ー ル や 、 順 番 等 の 抽 象 概 念 が 理 解 で き な い

O分 か りに く い ル ー ル を整 理 す る O決 ま り を 図 示 す る

Oそ の 児 童 に 分 か る 簡 単 な ル ー ル 遊 び に 、周 り の 児 童 を 巻 き 込 む

△ 児 童 が 主 体 的 に ル ー ル を 決 め 、 活 動 で き る 場 を 設 定 す る 。(小 集 団 指 導 等)

周 囲 の 行 動 や 言 われ た こ と を 誤 解 し て し ま う

Oか か わ っ た 児 童 ・生 徒 を 呼 び 、 間 に 入 っ て 状 況 を 整 理 す る 。 相 手 の 真 意 を て い ね い に 伝 え る

△ 似 た 場 面 の 再 現 遊 び 等 で 気 持 ち を考 え させ る 昔 の トラ ブ ル や 、未 解 決 の こ と に

こ だ わ っ て い る

O個 別 に 呼 ん で 、 話 を 聞 く。 → 肯 定 的 に受 け入 れ られ る よ う に促

△ 時 間 の 感 覚(過 去 、 現 在 、 未 来 に つ い て の感 覚)を 育 て る ロ 専 門 的 な 機 関 で の 診 断 を 受 け 、心 理 的 な 安 定 の た め の 指 導 を 個 別 に受 け る

一 旦 考 え て 行 動 す る こ とが 難 しい O(対 症 療 法 的)ト ラ ブ ル が 起 き や す い 児 童 と席 を 離 す

O会 話 に お け る 、 ル ー ル を 決 め る.(「 ね え ち ょ っ と 」 「 今 い い?」

等 円 滑 に か か わ れ る 言 葉 を 具 体 的 に 教 え る

O小 さな こ とで よ い の で 「我 慢 」 を教 え られ る 場 面 を探 す 。 そ し て 、 約 束 力{守れ た ら ほ め る こ と を 繰 り返 す

O手 が 出 て し ま う状 況 を 整 理 す る 。 児 童 な りの 理 由 が な い か 探 し、 周 りの 児 童 と 共 有 す る

口 衝 動 性 を押 さ え る 方 法 を 学 ぶ 専 門 的 な 指 導 を受 け る 本 児 に と っ て は 面 白 い こ と を 他 児

に 注 意 され 、 受 け入 れ られ な い

O落 ち 着 い て か ら気 持 ち を 聞 く。 → 適 切 な 行 動 を 考 え させ る O周 りの 児 童 が 本 児 に き つ く か か わ っ て い な い か 確 か め る 相 手 の 気 持 ちや 表 情 が 理 解 で き な

0会 話 の ル ー ル を 決 め る(例;気 持 ち が 分 か ら な か っ た ら 、 「怒 っ て る の?」 と 聞 く 等)

0相 手の感情 を言葉で説明する

0相 手 に 言 葉 で 気 持 ち を 書 うよ う に指 導 す る

(6)内 容 の 拡 充 、 改 善 に つ い て

こ の 作 成 支 援 ソ フ トは 、 各 学 校 、 各 学 年 、 各 学 級 で の 取 組 で 効 果 的 で あ っ た 指 導 や 、 特 徴 的 な 児 童 ・生 徒 の 様 子 等 を デ ー タ ベ ー ス に 加 え て い く こ と で 、 そ の 学 校 、 そ の 学 年 に 即 し た 使 い や す い も の に して い く 必 要 が あ る 。 実 際 の 指 導 の 手 だ て の 検 討 に 当 た っ て は 、 こ の 作 成 支 援 ソ フ トの 使 用 以 外 に 、 ケ ー ス 検 討 会 、 巡 回 相 談 、 専 門 委 員 会 か ら の 助 言 、 通 級 指 導 学 級 で の 指 導 等 の 場 で 、 一 人 一 人 の 児 童 ・生 徒 に つ い て の 支 援 が 検 討 さ れ る 。 そ れ ら の 成 果 を 、

こ の デ ー タ ベ ー ス の 拡 充 、 発 展 に 生 か し て い く 必 要 が あ る 。

(11)

3作 成 支 橿 ソ フ トの 作 成

こ れ ま で に 作 成 して き た 通 常 の 学 級 に お け る 個 別 指 導 計 画 の 書 式 と 、 指 導 の 手 だ て を 考 え る た め の ヒ ン トを集 め た デ ー タ ベ ー ス を 関 連 付 け 、 パ ソ コ ン 上 で 操 作 で き る よ う に す る た め の プ

ロ グ ラ ム と し て 、 作 成 支 援 ソ フ トを 作 成 した 。 作 成 は 、 次 の 方 針 で 行 っ た 。 (1)学 校 の 実 践 を 踏 ま え て デ ー タ ベ ー ス の 更 新 ・充 実 が 可 能 な こ と

今 回 作 成 し た デ ー タ ベ ー ス は 、 実 践 例 の 一 部 で あ る 。 各 学 校 が 、 児 童 ・生 徒 に 対 す る 実 践 を 踏 ま え 、 よ り 効 果 の あ っ た 内 容 を 追 加 す る 等 の 更 新 ・修 正 を 加 え る よ う に す る こ と で 、 よ

り学 校 や 児 童 ・生 徒 の 実 態 に あ っ た デ ー タ ベ ー ス とす る こ と が 可 能 と な る 。

そ こ で 、 デ ー タベ ー ス 部 分 に つ い て は 、 各 学 校 で 修 正 可 能 な シ ス テ ム とす る こ と と した 。 (2)よ り簡 単 な 操 作 で 作 成 で き る こ と

個 別 指 導 計 画 の 作 成 に 対 す る 通 常 の 学 級 の 担 任 の 負 担 感 を 軽 減 す る た め に 、 キ ー ボ ー ドか ら 直 接 入 力 す る 項 目 を 最 小 限 に 抑 え 、 マ ウ ス 等 に よ る 選 択 部 分 を 多 く した.

(3)よ り多 く の パ ソ コ ン 環 境 で 利 用 で き る こ と

デ ー タ ベ ー ス の 処 理 を 伴 う本 シ ス テ ム の 場 合 、 デ ー タ ベ ー ス 専 用 ソ フ トウ エ ア に よ り作 成 す る こ と が 、 効 率 化 ・多 機 能 化 の 面 か ら 望 ま しい 。 し か し 、 デ ー タ ベ ー ス 専 用 ソ フ トウ エ ア を 導 入 し て い る 学 校 は ワー プ ロ ソ フ トウ エ ア や 表 計 算 ソ フ トウ エ ア に 比 べ 少 な く 、 さ ら に 、 デ ー タ ベ ー ス ソ フ トウ手 ア の 利 用 経 験 の あ る 教 員 は ご く 限 ら れ て い る 。

そ こ で 、最 も 広 く 市 販 され て い る 表 計 算 ソ フ ト ウエ ア に 附 属 し て い る デ ー タ ベ ー ス 機 能 と 、 特 定 の 操 作 手 順 を 自動 処 理 す る機 能(マ ク ロ)を 組 み 合 わ せ る こ と に よ り、 作 成 した シ ス テ ム が よ り多 く の パ ソ コ ン 環 境 で 、 よ り多 く の 教 員 が 活 用 で き る よ う に す る 。

こ の よ う に 作 成 し た ソ フ ト ウ エ ア の 操 作 画 面 は 、 図3及 び4に 示 した とお り で あ る 。 な お 、 今 回 作 成 し た ソ フ ト ウ エ ア は 、 図5の 「作 成 支 援 ソ フ ト ウエ ア を 活 用 し た 個 別 指 導 計 画 作 成 の フ ロ ー チ ャ ー ト」 に 示 した とお り 、 作 成 を 支 援 す る た め の も の で あ り 、 個 別 指 導 計 画 そ の も の を 作 成 す る も の で は な い 。 児 童 ・生 徒 の 実 態 に あ っ た 個 別 指 導 計 画 とす る た め に は 、 最 後 に 行 う指 導 の 手 だ て を 決 定 す る と き だ け で な く 、 プ ロ セ ス 全 般 に わ た り 、 教 員 に よ る 判 断 ・評 価 が 必 要 で あ る 。 こ の 判 断 ・評 価 に 当 た っ て は 、 よ り的 確 な も の と す る よ う 、 複 数 の 教 員 に よ り行 う こ と が 望 ま し い.

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図3操 作 画 面 ①(初 期 画 面)

囎 議 農齢 避黒理 騨 、鵠 藷羅 」鮭 画置 ・卿 搏 権 噸 ・'・ 軸 榊 蝉 響1・

図4操 作 画 面 ②(課 題 入 力 画 面)

(12)

個別 指 導計 画 の 作成

課 題 とな る 大 ま か な 内 容(領 域)を 選 択 す る

課 題 と な る 具 体 的 な 内 容(実 態)が 選 択 肢 に あ る

課 題 と な る 具 体 的 な 内 容(実 態)を 選 択 す る

原 因 と考 え られ る具 体 的 な 内容(目標)が選 択 肢 にあ る

原 因 と考 え ら れ る 具 体 的 な 内 容(目 標)を 選 択 す る

支 援 の ヒ ン ト ・対 応 例 を も と に 指 導 の 手 だ て を 記 入 す る

デ ー タ ベ ー ス の 修 正 ・更 新

次 の 学 期 の 個 別 指 導 計 画 の 作 成

図5「 作 成 支 援 ソ フ ト ウ エ ア を 活 用 し た 個 別 指 導 計 画 作 成 の フ ロ ー チ ヤ ー ト」

(13)

個 別 指 導 計 画 の 活 用 1個 別 指 導 計 画 の 作 成 例

(1)事 例A(小 学 校2年 生) 事 例 の 概 要

本 児 は 、 人 な つ こ く 、 友 達 も 多 い 児 童 で あ る 。 や る 気 は お う盛 で あ る が 、 集 中 力 が 続 か な い 。 しか し 、 授 業 の 流 れ の 核 と な る 重 要 な 発 言 も す る 。1年 生 の 時 に は 、 ま れ に 言 葉 に っ ま っ た り、 発 音 の 誤 りが あ っ た り した が 、 し だ い に 、 ど ち ら も 改 善 され て き た 。 作 文 は 好 き で た く さ ん 書 く が 、 表 記 上 の 誤 りが 多 い 。

2年 生 に な り 、 漢 宇 の 止 め 、 払 い 等 を 重 点 的 に 指 導 し て き た 。 本 児 は 何 回 も 書 い て 覚 え よ う と し て い る の だ が 、 多 く の 漠 字 の 形 が ど こ か 少 し違 っ て い た 。 初 回 の テ ス トで0を せ ず 、 指 導 す る こ とが 続 い た 。 書 き 順 を 正 確 に 覚 え て い な い 様 子 が あ っ た 。

あ る 日 、 本 児 の 保 護 者 か ら 、 「最 近 学 校 に 行 き た く な い と 言 う。 」 と の 訴 え が あ っ た 。 個 別 指 導 計 画 作 成 ま で の 経 過

本 児 は 、 や る 気 も あ り、 ま じ め に 学 習 を し て い る の に 、 そ の 結 果 が 出 な い の で 自 信 を 失 っ て い る と 考 え た 。 担 任 と し て 何 と か した い と考 え た が 、 適 切 な 方 策 が 浮 か ば ず 、 学 年 会 で 本 事 例 を 話 題 に し て み た 。 そ こ で 、 『作 成 支 援 ソ フ ト』 を 紹 介 され た 。 ソ フ ト を 使 用 し 作 成 し た も の が14ペ ー ジ の 個 別 指 導 計 画 で あ る 。

そ の 後 の 対 応

書 き 順 を 言 葉 で 言 い な 恭 ら 指 導 す る こ と 、 空 書 の 指 導 の 時 、 前 を 向 い て い な い 状 態 だ け は っ く ら な い よ う に す る こ と を ま ず 始 め て み た 。 ま た 、 漠 字 テ ス トの や り 直 しの 時 、 誤 っ た 部 分 だ け を 訂 正 す る の で な く 、 そ の 文 字 全 部 を 「の ぎ へ ん に 火 だ ね 」 と 言 葉 も 添 え て 再 指 導 す る よ うに した 。

本 児 は 、 吃 音 に つ い て 教 育 相 談 を 受 け て い た 。 保 護 者 が 、 個 別 指 導 計 画 に つ い て 担 当 の 先 生 に 話 を し た こ と か ら 、 心 理 発 達 検 査 を 受 け る こ と に な っ た 。 そ の 結 果 、 「言 語 性 能 力 と動 作 性 能 力 の ど ち ら も 高 い 水 準 に あ る が 、 注 意 力 と 、 聞 い た こ と を 一 時 的 に 覚 え て い る 能 力 が 少 し 弱 い 。 一 回 思 い 込 ん で し ま う とそ こ か ら 離 れ られ ず 、 自 分 で 訂 正 し に く い 。 」 と の 説 明 を 受 け た 。 忘 れ 物 が 多 か っ た り、 靴 の 左 右 を 誤 っ た り す る こ と に っ い て も 、 本 児 の 能 力 の ア ン バ ラ ン ス さ か ら 来 て い る も の な の で 、自信 を 失 わ な い よ うな 配 慮 を し な が ら 、 丁 寧 な 指 導 が 必 要 との ア ドバ イ ス を 受 け た 。

個 別 指 導 計 画 作 成 ・活 用 の 利 点

個 別 指 導 計 画 を 活 用 し た 丁 寧 な 指 導 を 行 っ た 結 果 、 児 童 の 学 習 意 欲 、 態 度 等 に 変 化 の 兆 し が 見 られ 、 保 護 者 の 理 解 が 進 ん だ 。 そ の 結 果 、 さ ら に 詳 細 な 心 理 発 達 検 査 を 受 け 、 本 児 の 特 性 の 理 解 が 深 ま っ た 。

今 後 の 課 題

本 児 は 幼 く て 学 習 が 進 ま な い の で は な く 、 能 力 の ア ン バ ラ ン ス を 考 え な く て は な ら な い と 分 か っ た.本 児 に あ っ た 学 習 指 導 の 工 夫 を 開 発 す る 必 要 が あ る 。

(14)

事例Aの 個 別指導計画

作 成 年 月 日

平成O年O月O日 ooo立oo小 学校

個 別 指 導 計 画(0学 期 用 〉

# しれい

事 例A

性別 在 籍学級 担任氏 名

2年o組

oooo

" ・'・ 玩 .耳L旨 ・,

醤,tt̲,、1,1本 人:i・・傑 堰 者 盃 ・願 い

本 人

保 護 者

た くさん 勉 強 した い

落 ち着 かない。漢宇が覚えられない。時寿上手く話せないことがあるので、聞いて欲 しい。苦手な勉強があるので、どうした ら良 いか教 えて欲 しい.

幌 童1姓 佳め宴麺 老.巨 :. λ.・ 議 藩 支 撫 の 奪 ・ン 十 〆対 応 偲{一',、 」=桑: ・く二: ・1横 導 の 年 悠 セ とi・詳 価 ..

1

膜宇 の習得が難しい O似 た字 の違いを具佑 的に指で示 し、注 目すべき違 いに幌点を合わせる

新 出 漢 字 の 学 習 の と書 に、必ず 部 首を砿 露 す るとと1bに、形 の 似 て いる匿 習 湊 宇と比 較 させ 弧

空 書 きをしな が ら、「最 初 に縦 三 本 ・・りのように、書 き順 を言 葉 で 説 明 す る.

文 字 の 弼 の きれ いさにこだ わらず、まず 、書 けた ことか ら評 価 をす る,

O「 は ね 」や 「は らい」など 文宇 の 細 か い部 分 にこだわ らな くてもよい と指 導 † る

形を細かく見分ける 機能がうまく働 かな

Oノ ー トや ワー クシー トの マス 目 を本 入 が書 者や す い 大 きさに す る

O字 の大 音さを 、本 人 に とって 疏 み や す い大 きさ にす

全 体 指 導 で行 った ため 、他 の児 量 とのか かわ りの中 で 本 児 は 自熊 に部 首 を覚 えることが で魯た.他 の 児 童 も楽 しんで 学 習 した.湊 字 の定 漕 に は 個別 の対 応 が必 聾 であi5。

O字 の形 やきれいさにこだわらず 、書けたことを評価 する

1

漢宇 の習得が難しい O本 人の筆圧 に合った硬度 の鉛筆を用意†る ワー クシ ー トを 自作 す るときは、マス 目を全 体 的 に 大 きめ に す る。

空 書 き指 導 の時、注 意 が担 任 に向 い てい るか確 認 す る。

練 習 してきたことをほめ る ロ点結びや 曲線なぞ りなどの基本的 な書宇のための

練習をする

手先が不器用であろOノ ー トや ワー クシ ー トの マ ス日 を本 人 恭書 きや す い 大 きさに す る

O身 体を大きく使った空書をし、身体感覚も利 用して 定着を図る

注 目してい ない 児 童 が 他 にもいることに気 付 い た.落 ち着 い て 学 習 す る姿 勢 を育てる必 要が あっ た。

作 業 時 聞 をゆった り確 保 し、机 聞 指 導を増 や す ようにす ると 有効 だ った.

O字 の 形 や きれ い さにこだわ らず 、書 け たことを評 価 す る

1

話を簡 いて理 解 す ることが難 しい

Oに の 文 をノー トのここに 写 します 」な ど具 体 的 に 指 示 します

必 要 なときに、見石べき部分を見ているか確認しながら 授 業 を進 める.

O席 を前 に移動して刺激 を少なくする 選窓側にはし ない

他 のことに気 がとら れ てしまう

O指 示をメモ な どにして視 覚 的 に残 し、礫 認 で きるよう にす る

O話 しかけ る前 に 、名 前 を呼 ん だ り、視 綜 をこち らに 向け させ る

印象 的 な提 示 の仕方 をすると見 るようだ。本 児 以外 の 子にも注 意 しているうち、注 意がそれ てしまうので、確 甜 の仕 方 の 工夫 が必 要、

O敏 蜜内の掲示物 等の整理を図る

(15)

(2)事 例B(小 学 校4年 生) 事 例 の 概 要

本 児 に 対 す る 学 級 担 任 の 評 価 はrテ ス トの 点 数 は 良 い が 、 わ が ま ま 、 ト ラ ブ ル が 多 い 」 児 童 で あ っ た 。 学 習 に 関 し て は 基 本 的 な 計 算 は 学 年 相 応 に で き 、 漢 宇 は 得 意 な ほ う で あ っ

た 。 授 業 中 は 手 を 挙 げ て 発 言 す る が 、 時 折 、 的 外 れ な こ と を 言 う こ と も あ っ た 。 自 分 の 意 に 添 わ な い と や ら な い 、 好 き な こ と に 夢 中 に な る と 、 切 り替 え られ な い 等 こ だ わ り の 強 さ も 見 られ た 。 思 い 通 りに 行 か な い と か ん しゃ く を 起 こ し、 ク ラ ス か ら 出 て 行 っ た り す る こ と も 見 られ た 。 担 任 は3年 生 か ら の 持 ち 上 が りで 、 本 児 の 保 護 者 と は 何 か あ る た び に 電 話 連 絡 を し 、 個 別 の 対 応 を し て き た が 、 明 ら か な 改 善 は み ら れ な か っ た 。 保 護 者 に よ る と 、

小 さ い こ ろ か らマ イ ペ ー ス 、 友 達 も少 な く 、 ど ち ら か と い う と 一 人 遊 び が 好 き だ っ た 。 で も 、 好 き な こ と に は 集 中 力 も あ る 。 ち ょ っ と 個 性 的 な 子 だ が 、 い い と こ ろ も た く さ ん あ る こ と を 分 か っ て ほ しい 。 」 との 話 だ っ た 。

最 近 は か ん し ゃ く を 起 こ す と 、も の を 投 げ る 等 の 場 面 も 見 受 け られ る よ う に な っ て き た 。 ま た 、 τわ が ま ま す ぎ る 」 か ら と ク ラ ス の 他 の 子 か ら の 風 当 た り も 強 く な り 、 孤 立 し が ち な 様 子 も うか が え た 。

個 別 指 導 計 画 作 成 ま で の 経 過

本 年 度 よ り校 内 委 員 会 が 立 ち 上 が り、 養 護 教 諭 が 特 別 支 援 教 育 コ ー デ ィ ネ ー タ ー と し て 指 名 さ れ て い た 。 個 々 の 担 任 が 抱 え 込 ま ず 、 学 校 全 体 で 子 ど も た ち を 見 守 っ て い こ う と い う方 針 の も と 、 月 一 回 の 話 し合 い を 行 づ て い た 。 担 任 か ら 、 最 近 、 行 動 面 の 課 題 に つ い て 全 体 に 相 談 し た い と の 意 向 で 、 話 し 合 い が 行 わ れ 、 本 児 の 課 題 点 を 全 教 職 員 で 共 有 し た 。 そ し て 、 具 体 策 に つ い て 何 か1つ で も と い う こ と で 『作 成 支 援 ソ フ ト』 を 活 用 し た 。 そ の 後 の 対 応

校 内 委 員 会 で の 話 し合 い に よ り、 二 つ の 具 体 策 が 出 た 。1か 月 後 の 校 内 委 員 会 で 報 告 を 行 っ た と こ ろ 、 「集 団 か ら離 れ て し ま う よ うな トラ ブ ル 自体 は 減 っ て は い な い が 、 そ の あ と の 状 況 が ひ ど く な らず に 、 担 任 が 把 握 で き る 範 囲 で お さ ま る 」 と い う一 定 の 成 果 が 見 ら れ た 。 ま た 、 担 任 と の 話 し合 い 以 後 、 本 児 の 中 で 少 し ず つ 調 整 し よ う とす る 前 向 き な 様 子

が 見 ら れ る と い う報 告 も あ っ た 。 一 方 、 相 変 わ らず 、 トラ ブ ル は あ り 、 根 本 的 な 解 決 に な っ て い な い の で は と い う意 見 も 出 た.そ こ で 専 門 的 な 立 場 の 人 に 相 談 して み る と い う こ と に な っ た 。 担 任 は 保 護 者 に 連 絡 し、 手 だ て に つ い て 専 門 的 な 立 場 の 人 に 相 談 して よ い か と の 確 認 を し 、了 解 を と っ た 後 、通 級 指 導 学 級 の 担 任 に 授 業 観 察 に 来 て も ら う よ う依 頼 した 。 授 業 観 察 後 、 通 級 指 導 学 級 の 担 任 か ら 、 本 児 は 、 わ が ま ま で は な く 、 状 況 の 理 解 が 苦 手 で

自 然 と そ の よ うな 振 る 舞 い に な っ て い る と の 助 言 を も ら っ た 。 個 別 指 導 計 画 作 成 ・活 用 の 利 点

作 成 支 援 ソ フ トを 校 内 委 員 会 で 渚 用 す る こ と に よ り 、 本 児 の 行 動 特 性 に 関 す る 課 題 点 を 共 有 し 、 共 通 の 対 応 が で き る よ うに な る 等 、 理 解 が 深 ま っ た 。

今 後 の 課 題

保 護 者 と 通 級 指 導 学 級 の 担 任 、 学 級 担 任 の 三 者 で 面 談 を も ち 、 よ り深 い 本 児 の 理 解 に つ な げ て い き た い 。

参照

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