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事業創出活動

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Academic year: 2022

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(1)4.事業創出活動. 4. 事業創出活動. ❏産業振興分野. もりやま食のまちづくりプロジェクト 1.今年度の方針 前年度は、農業 6 次産業化の一環として商品開発を推進し、当センターからは守山メロンの冷凍搾液を活用した 新商品「メロンスムージ」や「冷凍メロン・スティック」等の開発提案をして、『JAおうみ富士』の「おうみんち」等で店頭 販売することができた。 本年度は、『食を活用し、観光と連携したグリーンツーリズムの推進』を掲げた。本テーマは、予てより滞在型観光 による産業振興を提言している筆者としても歓迎すべきテーマであり、農業地域と農産物および地域の観光資源と を結びつけ、市街地や都市部からの体験農業、ミニ観光客の受け入れによって、農業振興と地域の活性化を図ろう とするものである。. 2.グリーンツーリズム 農水省の定義によると「グリーンツーリズム」とは、「農山漁村地域において自然、文化、人々の交流を楽しむ滞在 型の余暇活動」とされている。『日帰り型』としては、農産物直売所での購入/観光農園でのブドウ狩り・いも掘り/そ ば打・わら工芸等の農産物加工体験等があり、『滞在型』としては、田植え・稲刈り等の農作業/農業知識の学習や 農業体験/自然とのふれあい/援農ボランティア(ワーキングホリデー)がある。 都市と農漁村の共生・対流の観点からすると、段階的に、「グリーンツーリズム」は観光農園や農産物直売所での 購入といった初期の日帰り体験から、一時滞在としての農家民宿・農家民泊による農業体験や援農ボランティア、体 験学習へ、そして長期田舎暮らしや滞在型市民農園利用をとおした「二地域居住」、さらに「定住」へと進むものとさ れている。 【農村におけるグリーンツーリズムの例) (農水省HPより)】. 3.今年度の活用内容 観光産業の活性化が叫ばれる今日、農業関連資源を生かした観光誘致が検討されてきた経緯(守山市成長戦略 会議)から、守山市は、本年度、農水省の『都市農村共生・対流総合対策交付金』事業(以下当該事業という)に採択 57.

(2) 4.事業創出活動. された。これは、「食」を観光や教育、福祉に連携付け、都市と農村の共生対流を強力に推進し、地域活性化やコミュ ニティの再生を図るものである。 そこで本年度の「地産地消・食育専門部会」は、学校給食の更なる改善を図ると共に、当該事業によるツーリズム の可能性を探るため、先進地である『紀ノ川グリーンツーリズム推進協議会』と意見交換を行った。筆者は、当地で の和歌山大学観光学部の指導による都市農村交流事業の実態を調査した。「JA 紀の里」は農産物販売で全国屈指 の営業成績を収め、「ふれあい体験農園」事業も市内外・大阪府からの参加をみて活発である。本年度は、農家宿 泊による滞在型グリーンツーリズム試行が予定されており、その成果が期待される。 また、当部会が「食と農の体験ツアー」を実施したところ、大阪を起点とする 5 回/年のバスツアー企画に対し、問 い合わせや参加申込みが相次いだ(今後継続事業)。これは、都市部住人が、このようなツアーを、農業体験を通し た本物にふれあえる機会と捉えており、自然と触れ合える貴重な時間・空間として関心を集めているからだといえよ う。. 4.新たなビジネスチャンス 都市部住民が本物を求める傾向は、守山市や県内の新鮮野菜(有機野菜や減農野菜)を、大阪京都など都市部 に産地直送販売するベンチャー企業が元気なことからも読み取れる。レストラン・食堂・旅館・ホテルが提供する野菜 を求め、健康に敏感な消費者が足を運んでいるのである。上述の「食と農の体験ツアー」客もこれらの消費者であっ た。 そこで、新たなルート通販が考えられる。消費者は積極的に提供者へ足を運でおり、直接野菜の受け渡しが可能 である。この卸物流ルートを活用すれば、新たな新鮮野菜の直販ビジネスができよう。 一方、平成 26 年 10 月に、守山市史跡「大庄屋諏訪屋敷」が所有者から市に寄付された。総面積約 4 千㎡の中に 母家・茶室・庭園がある。現在、保存・整備・活用が検討されている。秋の「大庄屋諏訪屋敷まつり」では、たくさんの 観光来場者で賑わうようになった。 そこで、この屋敷裏にその昔あった薬草園に着目し、イベントを発展させ、医食同源・健康増進・薬草に関する知 識の普及など、「グリーンツーリズム」から「ヘルスツーリズム」へと展開ができないか。日本人の健康志向は依然と して強く、「健康」をキーワードにしたツーリズムは、新たなビジネスとして期待ができよう。. 5.今後について 農水省の当該事業は 3 年間継続である。本年度の事績を踏まえれ ば、農業の 6 次産業化の推進と共に、「食と観光」に着目した新たな取 組が可能であり、政府の推進する「地方創生」の時流もあり、グリーン ツーリズム、ヘルスツーリズムによる地域振興・産業振興を図ることも 可能である。今後の発展を望みたい。. (文責 特任教授 中井 光男). 58.

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