支援拠点からそれぞれ対象とする被災市町村までの
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(2) 土木学会東北支部技術研究発表会(平成25年度). 支援対象地域は釜石市である.図.5 の値は支援拠点 から沿岸被災市町村までの到達時間を単位:分で表 している.震災前後の移動距離の変化に関して,18 日時点まで住田町-陸前高田市間の距離が 2 倍以上 になっており,迂回路が発生していたことが分かる. しかし,くしの歯作戦終了後は大船渡市へのルート に,未だ迂回路が生じていたことがわかった.その 他のルートに関しても,やや迂回路が生じていた. 図.3 3 月 18 日時点の到達圏. 通行止めの箇所は内陸の主要な支援ルートから沿岸 部のルートにかけて徐々に減少していった.発災後 1 週間にはくしの歯作戦が終了し,沿岸市町村へとつ ながる主要道路や,沿岸路の国道 45 号の啓開は,ほ ぼ完成した. 震災直後,多くの被災地では物資不足に悩まされ ていたため,支援拠点から被災市町村へとつながる ルートを優先的に啓開していくのが良いだろう.く しの歯作戦終了にも関わらず沿岸地域に残る通行止. 図.4 3 月 21 日時点の到達圏. めの道路については,津波被害を受け道路そのもの. 到達時間を 30 分,60 分と設定し,30 分圏内は青. が流出,破壊されたため,復旧に時間を要したもの. 色,60 分圏内は緑色で表した.赤く表示されている. と予想される.物資集積拠点や後方支援拠点の選定. 部分は通行止めとなっていた道路を示し,プロット. に関しては,多くの物資を備蓄できるほどの施設が. は物資集積拠点や後方支援拠点として利用された施. あり,沿岸へとつながるルートの近隣に位置してい. 設の場所を示している.3 つの到達圏を見ていくと通. るのが好ましいだろう.. 行止めが解除された場所から到達圏のポリゴンが広 がっていることが分かる.. 本研究では鉄道や,空路,海路からの支援は調査 対象外であったため,今後の課題として鉄道の開通 状況や他の経路からの支援を見ていくべきだろう.. (2)震災直後の移動時間変化 調査を行うに当たり,3 月 16 日,18 日,21 日時点 の通行止めデータを使用し,平常時の移動時間と比. さらに,このことから岩手県内における救援物資や 人の移動にどのような影響が出るのかを考察したい.. 較した結果を表.1 に示した.一関市と同じく,住田 町が大船渡市,陸前高田市を対象に,3 月 12 日から. 参考文献. 救援物資の提供を行っているため分析対象に追加し. 1) 岩手県. 東日本大震災津波の記録. た.本報告では 5 つの後方支援拠点から例として住. http://www.pref.iwate.jp/~bousai/kirokushi/allpage.p. 田町と遠野市からの移動時間変化を記す.遠野市の. df 2) 株式会社岩手日報社 岩手日報. 移動時間変化. (2011 年 3 月 16 日~2011 年 3 月 21 日). 70. 3) 東北地方整備局. 60 50 40. 大船渡市. 30. 陸前高田市. 釜石市. 20. 10 0 平常時. 16日. 18日. 21日. 5. まとずめ 図.5 移動時間変化の調査結果. 震災伝承館. http://infra-archive311.jp/s-kushinoha.html.
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