◆佼↓成教学研究・作業 本︿研究・作業﹀は、﹁佼成教学研究・ 作業実施計画﹂︵昭和六十二年一月二十九 日︶と﹁佼成教学研究委員会規程﹂︵昭和 五十八年十一月一日︶に基づいて進めら れた。本年の︿研究・作業﹀の内容は、 次の二つに大別することができる。 側﹃新釈法華三部経︵全十巻この定 本としての確立 ②教学関係資料の収集と整理 以上の⑪については、月一回の 。ヘースで開催された﹁佼成教学研究 委員会﹂において、事務局︵中央学 術研究所︶で作成した資料をもとに 審議が行なわれた。尚、同委員会は 本年十一月三十日で三十回を数え た。
1研究
昭和六十二年次中央学術研究所事業報告
ばについては法華経に関する文 献資料の収集と、会長先生のご法話 のテープ起し及び、校定作業を中心 に行った。 ◆佼成教学に関する研究 本年は、総合的な教学の体系化を目ざ す目的をもって、その第一次資料として の会長先生の資料の蒐集・整理・分類を 中心に、さらには日鍍先生のご指導文献、 妙佼先生のご指導文献、佼成教学関係内 部・外部資料の蒐集・整理・分類を継続 した。 これらは、︹佼成教学項目カテゴリー表 ︵昭和五十五年十二月作成︶︺に基づき カード化し、その総数は三○七九三点︵昭 和六十二年十月十五日現在︶を数え、現 在もその作業は継続している。 そして、カード化したデータは全てコン ピュータ︵日本語ピップス︶に入力し、 例えば︿導き﹀とか:︿宗教協力﹀︿因縁﹀ といった項目の内容を知りたい時、すぐ さまコンピュータ処理で当該項目の内容 が分類されている資料、・ヘージ等を検索 出来るシステムを確立した。 ◆教団史資料の収集・整理及び管理⑩ 本年四月にトスファイル︵光ディスク ファイル装置︶が導入され、教団史資料 の分類、入力作業が開始された。分類と しては、全体を会長関係資料、本部関係 資料、地方︵教会︶関係資料に大別した。 入力は地方教会関係資料から行われ、﹁立 正佼成会史﹂編纂時に収集された四十年 史資料のうち教会関係の三四○点程の資 料の入力作業が七月下旬に終了した。引 き続き、教団の基本文害として、﹁佼成﹂ ﹁躍進﹂﹁佼成新聞﹂﹁佼成年鑑﹂﹁会報﹂ ﹁精進﹂﹁一心﹂等の入力が行われた。 教団史資料の追加収集については、本 188昭 和 六 十 二 年 次 中 央 学 術 研 究 所 事 業 報 告 年一月に未廃棄分の教団諸資料を受け入 れ、仕分け、整理、ファイル化作業等を 行ない、これらを追加収集資料としてお さめた。教会関係資料については、追加 収集作業の準備を進めた。 ◆教団史資料の収集・整理及び管理② 本年次は、昨年に引続き会長先生のご 指導の受け手である幹部信者の宗教的特 性を把握するための基礎資料の収集を 行った。 川本会の機関誌に掲載された信仰体 験一記事の収集・整理を行った。 ②本会教会幹部の宗教的生活史︵信 仰体験︶の聴取調査を実施した、︵九 州・四国・中国・中部・東北・北海 道の各市教区︶ ③本部行事で発表された﹁信仰体験﹂ の収集・整理を行った。 ◆教団の諸活動にかかわる基礎研究 ⑩﹁結びの原理﹂についての研究 結びの原理について研究を進めるた め、ご法話関係資料の収集と教団幹部か らの聴き取りを行った。 ご法話関係資料は、結びに関係した項 目を検索し、収集整理した。また、教団 幹部の方々より、結びに関する教学につ いて︵一名︶、結びの原理について︵四名︶、 それぞれお話を頂いた。結びの原理につ いては速記録としてまとめ研究資料とし た。 ②﹁時代に即応した布教展開﹂の研究 本研究は来たるべき二十一世紀をにら んで、本会を取りまく社会のさまざまな 変化︵本会との係りが深いと思われる変 化・現象︶と本会との関連を多角的角度 から考察し、新たな時代に即した布教の あり方を構想しようとするものである。 本年はこれらの時代の動向を特徴づけ る変化が含む問題に関して考察した。ま た、関連する問題について、以下の様な 講座を開催した。 。外木典夫︵早稲田大学教授︶ ﹁研究方法﹂︵二月十四日︶ ・森岡清美︵成城大学教授︶ ﹁研究方法と時代の変化の含む 問題﹂︵二月二十四日︶ ・山口光朔︵神戸女学院大学学長︶ ﹁新人類世代の特質について﹂ ︵六月九日︶ ・伊藤規矩治︵聖隷学園聖泉短期大 学学長︶ ﹁豊かな社会について﹂︵六月十 日︶ ・関沢英彦︵博報堂生活総合研究所 主席研究員︶ ﹁二十四時間型社会の意味﹂︵八 月十八日︶ ・笠原一男︵放送大学教授︶ ﹁時代を超えた布教のあり方﹂ ︵九月二十九日︶ ③生命科学への対応︵生命倫理の確 一ユ︶ 近年特に科学技術、医療技術の発達に よって﹁生命﹂に関する深刻な問題が起 きており、当研究所としても仏教の立場 からこれらの問題に応えていくため、本 年次より生命倫理に関する研究を始め た。 具体的には、この生命に関する問題を 189
整理明確化しつつ仏教の立場からこれ らの問題を考えるに当っての根幹となる ﹁生命﹂﹁業﹂﹁戒律﹂について庭野会長 のご法話を検索し、その理念を抽出しま とめていった。さらに、庭野会長を囲ん で、武藤義一︵埼玉工業大学学長︶、坂上 正道︵北里大学病院院長︶との間で﹁い のちの倫理﹂と題し、二時間に及ぶ鼎談 を行った。︵六月十五日、齢大聖堂︶ また、森章司︵東洋大学教授︶、坂本尭 ︵聖マリァンナ医科大学教授︶、真田芳憲 ︵中央大学教授︶、J・マシァ︵上智大学 教授︶の四人の先生方から仏教、哲学、 法学、キリスト教の立場に基づいて、講 座を開催した。 また、以下の四人の先生方へ論文をお願 いし、仏教からみた生命観を明らかにし ようと試みた。 .﹁原始仏教における生命観﹂/水野弘 元︵駒沢大学名誉教授︶ .﹁大乗仏教の生命観﹂/西義雄︵東 洋大学名誉教授︶ .﹁いのちと仏性﹂/玉城康四郎︵東京 大学名誉教授︶ .﹁法華経のとらえる生命﹂/塚本啓祥 ︵東北大学教授︶ ㈱先祖供養について 本研究は、日本人の宗教意識の中で重 要な位置を占めている先祖祭祁を先祖供 養という点からとらえなおし、日本人の 生活のなかでそれが占める意義をあきら かにすることを目的とする。 今年度は、資料の収集を中心とした研 究会を定期的に開催した。 ⑤東洋思想研究 本会は、法華三部経を所依の経典とし ているが、実際に会員を救護していく上 において、法華経以外の教えであっても 取り入れて生かしている。その中でも特 に、東洋思想は大きな役割を果している。 この視座に基づき、本年次よりその東洋 思想そのものの研究を進め、下記の内容 の基礎作業を行なった。 ①儒教に関した外部諸論文の目録作 成。︵蒐集範囲一九四八∼一九八 七︶ ②儒教に関した単行本の蒐集 ③儒教に関した研究指導会の開催 里道徳雄︵東洋大学助教授︶による 連続五回の講義 ④儒教についての研究会の開催 ⑥﹁人材養成﹂の理念について 本研究は、本会独自の人材養成の理念 や方法を確認するとともに、他の宗教、 団体、組織の特色ある人材養成のあり方 を考察し、今後の本会の人材養成に活用 できるものを明らかにしようとするもの である。 本年は、下一記の通り、わが国の特色あ る教育を行っている宗教教団を訪れ、そ の教育理念、方法についてお伺いし、そ の資料収集並びに考察を行った。 ・天理教︵四月十三、十四日︶ ・比叡山延暦寺︵六月十一日︶ ・金光教︵九月十八日︶ ・曹洞宗大本山永平寺︵九月二十三 日︶ 尚、関連する領域の問題について、以 下の様な講座を開催した。 l9ii
昭和六十二年次中央学術研究所事業報告 ・小栗純子︵放送大学講師︶一人材養 成の理念、特に天理教の場合﹂︵二 月十六日︶ ・雲井昭善︵大谷大学名誉教授︶﹁仏 教に推ける教育観﹂︵三月二十九 日︶ ・小栗純子︵放送大学講師︶﹁天理教 における人材養成l修養科の教育 についてl﹂︵七月九日︶ 、研究所の情報システム化 本年次は、当研究所に蓄積された教団 史資料等の既存諸資料の永久保存を目的 として導入された光ファイル装置を活用 して、パーソナル・コンピューターとの 連動による研究所内資料の検索・出力の システム化を構築し、資料活用のスピー ド化をはかった。 ⑧宗教協力︿別項参照﹀
⑨環境と緑化
地球の砂漠化・環境破壊が今日の重大 な社会問題となっていることを顧み、当 研究所としても﹁環境と緑化﹂の研究に 着手し、本年は、以下の二方面からアブ ローチしたe①基礎研究
㈹文献資料の収集︵教団内外︶ ㈲研究所講師をはじめ関係者から の意見聴取②活動助成
㈹﹁環境と緑化﹂シンポジゥムの 開催︵詳細は﹁公開講座﹂の項 を参照︶ ㈲関係諸組織への協力 ◆政治・社会問題に関する研究 本年次は﹁立成佼成会会員世帯の世帯 および会員属性と教勢把握に関する基礎 的研究﹂︵仮題︶をテーマとして研究をす すめた。 本研究は立正佼成会の地方教会をモデ ルとして選定し、会員台帳およびその他 教勢をはかる客観的データを収集、分析 することを通して、立正佼成会を側面か ら明らかにすることを試みたものであ る。 ◆宗教法制研究 近年特に関心を集めている宗教法人へ の課税問題等宗教法制に関する種々の問 題について、本年もその具体的事例を収 集しつつ検討並びに資料の整理保管を 行った。 また、日本宗教法学会︵六月二十七日、 十一月二十八日︶に参加した。 ◆宗教協力に関する研究 本研究は、﹁宗教協力﹂に関する研究プ ロジェクト準備会によって提出された ﹃﹁宗教協力﹂に関する研究計画書︵二ヵ 年︶﹂︵以下、本計画書︶に基づいて実施 された研究プロジェクトである。 研究。プロジェクト準備会は、学識経験 者六人と教団関連部署の七人から構成さ れ、より効果的な研究方法と研究体制︵組 織・人事等︶及び研究のスケジュールを 構想・検討し、その結果を本計画書とし て取りまとめ、昭和六十一年三月から研 究プロジェクトが組織され、実施されて きた。その成果の詳細は、報告書として 提出され、主要な研究成果は来年刊行さ れる予定である。 1,本研究の基本テーマについて 1Q§ 入 、 ′ 吾一宗教協力﹂という言葉は特定の価 値・規範に引きずられる可能性を有する ために一般の研究者としては、研究に参 加しにくい側面があることや﹁宗教協力﹂ の諸現象を有効に研究するためには、﹁宗 教協力﹂をしなければならない政治的・ 社会的・文化的背景を捉えつつ、宗教間 の協力・対立・連合等という幅広い視点 に立って検討する必要があることがまず 確認された。換言すれば、異る宗教伝統 の相互影響に関する問題を検討する中 で、﹁協力﹂という現象を捉えてみようと いうことであった。但し、宗教というと 個人思想のレベルも含まれるからその困 難を避けるために、限定的に集団︵社会︶ レベルで現われてくるインターアクショ ンを対象とすることになった。さらに、 研究所が行う研究は、教団の運動とは距 離を置いたところで学術研究として推進 することに意義があるだろうという認識 に基づいて、基本テーマ﹁宗教集団間の 協力・対立・連合等に関する研究﹂が策 定された。 2研究の枠組に︵一いて 当該する学術研究の蓄積が乏しい状 況の中で、この研究プロジェクトが果 すパイオニア的性格を積極的に反映す るために、三つの部門を設置して研究 を実施することにした。 第一に、﹁宗教協力﹂運動に関する基 本的で可能な基礎作業︵資料の収集整 理︶を推進するということ。第二に、 歴史的研究や現状を捉える社会科学的 研究など、特定の問題別テーマにとり くむ必要がある。第三に、より広い世 界の宗教現状を知るために、国際的な シンポジゥムの開催を企画する。これ らの部門研究の成果を最終的に総合化 して、第一次の﹁宗教協力﹂に関する 研究報告書として取りまとめることに した。すなわち、部門別研究の枠組を、 I、基礎作業部門、Ⅱ、研究部門、Ⅲ、 シンポジウム部門の三部門に分けて研 究を推進することにした。 I基礎作業部門 基礎作業部門において収集する 資料は、宗教集団間のインターア クションに関連するものに限定 し、宗教者や研究者の参考となる 密度の高い資料づくりを行うこと を目標とした。結果として、 ①戦後日本における﹁宗教協力﹂ の諸相を理解するために﹃戦後日 本﹁宗教協力﹂年表﹂︵仮称︶を作 成する︿年表部会﹀、②﹁宗教協力﹂ 運動に関する海外の研究業績を理 解するための︿欧文文献翻訳部 会﹀、③現在﹁宗教協力﹂運動を推 進している団体の概況を把握する ための︿推進団体調査部会﹀を設 置した。 Ⅱ委託研究部門 基本テーマに則して関連領域の 研究者の業績を考慮し、本研究の 趣旨に同意する研究者の参画に よって進めることにした。委託研 究者名と研究テーマは、以下の通 りである。 ・梅原伸太郎哩精神世界ネット. 19雪
昭和六十二年次中央学術研究所事業報告 ワーキングの背景と展望 ・林淳幽専修念仏宗への弾圧 の構造 ・荒井芳庚”宗教と言語政策 l夏期言語研究所の活動形態と ラテン・アメリカにおける受容 のパターン ,市川裕碗唯一神教における 正当性の争い ・佐久間重“WCCの社会的、 文化的影響力の実体と今後の課 題lWCCと加盟教会の関係を 中心として 、木村英憲鴛へトナム戦争批判 と支持にみられたアメリカの宗 教者の間の思想的協力と対立 ・対馬路人”新宗教における ﹁万教同根﹂思想と宗教協力運 動l大本教、生長の家、三五 教 ,中別府温和韓インドにおけるゾ ロアスター教の存続と変容 ・山中弘郡メソディズムとイ ギリス国教会’一七二九年∼一 七九一年 ・生駒孝彰“アメリカ宗教にお ける協調と対立’六十年代以 降のエキュメニヵル運動への一 考察 ・山崎元言インドにおける新 仏教運動の現状と課題 ・鈴木正崇“聖地における宗教 の融合と対立lスリランカのタ ヵラマガマの事例をめぐって 、大塚和夫率イスラームにおけ る諸勢力の対立関係l近現代エ ジプトの事例を中心に 、磯岡哲也癖戦後の宗教協力に
よる平和運動の発生と展開
l日本宗教者平和協議会とWC RP日本委員会を中心に ・藤井健志二二教会同の過程に おける教団間の協力の問題 ・石井研士一世俗化とエキュメ ニズム−宗教集団の世俗化への 対応として ・ヤン・スィンゲドー恥カトリッ クの諸宗教対話政策の展開と背 里皐 Ⅲ国際シンポジウム部門 国際シンポジウムを企画・実施 するために実行委員会を設置して すすめた。本シンポジウムは、﹁現 代における宗教集団間の葛藤と協 調﹂をテーマに本年七月四日・五 日の両日、普門館国際会議場を主 会場として開催した。この会議は、 専門研究者︵若手︶五十六名とテー マに即した実質的な討議をするこ とを期待して行われた。具体的な セッション・テーマと発題・パネ リストは、以下の通り。 セッションーテーマ﹁国際化時 代の宗教﹂ ①ローランド・ロバートソン韓グ ローバリゼイションと宗教の未 来 ②ジェームズ・フィッシャー諏母 国は異国lアメリカ・カトリッ 1 Q q エ L ノ リクとアジアの発見一“九五四⋮;一 九六八 ③山田裕酎アメリカとオースト ラリアにおける日本の新宗教 セッション2テーマ﹁宗教と民族﹂ ①キム・ノット“英国における南 アジア宗教の生き残り戦略 ②唐志強“多元的社会における国 家形成lシンガポールの事例 ③荒井芳庚“インディオ問題とキ リスト教伝道の現代的課題 セッション3テーマ﹁新宗教運動 の展開﹂ ①アンソン・シュープ?もはや新 しくなくなった新宗教運動l葛 藤の内容はどう変わるか ②ラリー・マミャ“新宗教運動と してのブラックムスリム ③対馬路人亜近代における既成教 団と新宗教運動lその葛藤と共 存の諸相 セッション4テーマ﹁総合討議﹂ コメントーロバート・ワスノー
◇◇
2研究会
◆教理研究会
本年次は、個人研究ならびに講読会を 中心に研究会活動が実施された。 月例の天台四教儀講読会では、関口員 大校一訂﹁昭和校訂天台四教儀﹂をテキ ﹃一メント2島薗進 3本研究の総合スケジュール 本調査研究の主要な日程は、下記の とおり実施された。 六十一年一月委託研究者の募集 二月委託研究者の選定 三月部門合同研究会議 八月部門合同確認会議 六十二年三月研究部門中間報告会 七月国際シンポジウム開 催 十一月部門合同研究報告会 ※この他に、各部門毎に適宜、会合 や研究作業を実施した。 ストとして使用し・必要に応じて種々の 註釈害を参照しつつ読みすすめられた。◆経済研究会
本年次は、参考テキストについては特 に定めず個人研究を主とした形で行なっ た。 それとともに、現代経済の諸問題や諸 外国の経済を探究するため、﹁日本経済新 聞﹂や経済関係図書等を材料としてテー マを決め、研究員相互のディスカッショ ンを主とした研究会を随時開催した。 ◆法律研究会 日本国憲法の前文及び第九条の平和主 義の精神を理解するために、昨年に引き 続いて戦争を研究することにし、テキス トに︵﹃二十世紀の戦争と平和﹄入江昭 著︶を選び、その第一章にある﹁十九世 紀末から今日に至るまで、戦争と平和、 国際関係と国内社会、権力と文化のつな がりについて、どのような見方が提供さ れてきたかを調べ、二十世紀の特質に迫 るとともに、人類共通の関心事をより深 く理解する﹂ことを目的として、勉強会 19尋昭和六十二年次中央学術研究所事業報告 を進めた¥
◆政治研究会
本年も、本研究会の目的に従い、毎月 一回の研究会を開催した。︲ 前半の研究会では、時事問題として﹁米 国の新宗教の動向﹂と、﹁農産物の自由化 l米︵こめ︶を中心としたlについて﹂ を、新聞・雑誌の資料をもとに討議を行っ た。 後半では、﹃戦後思想を考える﹂︵日高 六郎著︶をベースに、日本の戦前・戦中. 戦後の思想について、変化した面と、変 化していない面という視点から、種々の 資料を各担当者のテーマ毎に収集し、そ れらを踏まえて討議を行った。 ◆儀礼研究会 本年は、定期的な研究会はせず、個別 研究と儀礼に関する資料の収集を中心に 行った。 ◆現代宗教研究会 本年は、定期的な研究会は実施せず、 個別研究と現代における宗教現象の解釈 に関する資料の収集を中心に行った。 f研究一発表会 九月四日︵金︶午後一時から四時三十 分まで、大聖ホールに船て、第十二回研 究発表会を開催した。発表者ならびに発 表テーマは、次の通りである。 ・想依現象の考察/金子雅一︵研究員︶ ・諸宗教間の対話”その理論的展開と 課題l諸宗教の神学を中心とし て/野口親一︵研究員︶ ・古代中国の山東半島︵斉と魯︶の特 殊性と唯物思想の台頭/岩佐貫三 ︵教団顧問︶ ・生命倫理について/椎名啓至︵所員︶ ・最澄の教育観/吉嶺恭司︵所員︶ ・アンベードヵルと仏教/北原秀樹 ︵所員︶3講座
◇ ◇ ◇ ◇◆紀要
﹃紀要﹄第十六号は昭和六十一年吹の 研究成果を収録し、十一月に発刊した。 内容は以下の通りである。 .K・R・ノーマン﹁パーリ聖典協会 の業績と目的﹂︵訳注︶/山崎守一︵国 立仙台電波工業高等専門学校助教 授︶ ・井上円了の﹁純正哲学﹂研究覚書陰 陽篇︵その二︶/岩佐貫三︵研究員︶ ・最澄の教育観/吉嶺恭司︵教団顧問︶ .︹講演一記録︺日本の緑地球の緑 l蕊状と将来に対する生態学的な 提案/宮脇昭︵横浜国立大学教授︶ ・チベット文大般浬薬経テキスト︵1 12︶/金子芳夫︵所員︶ ・導きの親子関係と地域に関する一考 察/津田晃成︵所員︶ ・土地利用と地すべり・斜面崩壊につ いての考察︹1︺/深田伊佐夫︵研究 員︶4出版
195以上の他電昭和六十一年次事業報告 等を収録。
◆真理と創造
﹃真理と創造﹄第二十七・二十八合併 号は十二月に発刊された。内容は以下の 通りである。 特集I﹁先祖供養のゆくえ﹂ ・祖先崇拝と先祖供養/森岡清美 ︵成城大学教授︶ ⑪風土・宗教・祖先観 ・インドにおける祖先観について/ 奈良康明︵駒沢大学教授︶ ・中国における祖先観/里道徳雄 ︵東洋大学助教授︶ ・先祖供養の原風景/桜井徳太郎 ︵駒沢大学学長︶ ②日本における先祖供養 ・祖霊祭祁と神道/上田賢治︵国学 院大学教授︶ ・先祖をめぐる神道系新宗教/川村 邦光︵東北福祉大学講師︶ ・キリスト教会にみる﹁死者供養﹂/ 大漬徹也︵筑波大学教授︶ ・新・新宗教における先祖祭祁/後 藤洋文 ・若者は新々宗教に何を求めている か/西山茂︵東洋大学教授︶ ③座談会﹁先祖供養のゆくえ﹂ 出席者:森岡清美︵成城大学教 授︶、佐々木宏幹︵駒沢大学教授︶、 大漬徹也︵筑波大学教授︶ 特集、﹁高齢化社会l明るい未来を創 るために﹂ 佃高齢化社会の現状と課題 ・高齢化社会の基本問題/嵯峨座晴 夫︵早稲田大学教授︶ ・インタビュー﹁老人そのこころ とからだ﹂/柄津昭秀︵東京都老人 総合研究所副所長︶ ・高齢者福祉施設の現状と将来/橋 本泰子︵東京弘済園弘済ケァセン ター所長︶ .与えられる福祉からともに築きあ う福祉へ/吉津英子︵東洋大学教 授︶ ・世帯の高齢化と居住形態の多様 性/清水浩昭︵厚生省人口問題研 究所人口動向研究部長︶ ②明るい未来を創るために ・青少年の役割と教育/大橋謙策 ︵日本社会事業大学教授︶ ・退職準備生涯生活設計教育プログ ラム/望月衛︵東海大学教授︶ ・座談会﹁明るい未来を創るために﹂ 出席者:外木典夫︵早稲田大学教 授︶、嵯峨座晴夫︵早稲田大学教 授︶、橋本泰子︵弘済ケァセンター 所長︶、馬場一浩︵中央学術研究所 長︶ ◆チャンダナ 隔月にて年六回含巳91巨ら発刊し た。 内容は、以下の通りである。 ㈹巻頭論文︵明日への提言︶ ・仏教研究の視点と方法/塚本啓祥 ︵東北大学教授︶︵一○九号︶ ・相談における内心の自由につい て/井原美代子︵安田生命社会事 業団家庭問題相談室長︶︵一一○号︶ 195昭 和 六 十 二 年 次 中 央 学 術 研 究 所 事 業 報 告 (2) ・労働時ゞ間短縮の目ざすもの/村上 良三︵産業能率大学助教授︶︵一一 一巨言︶ .〃演劇による教育″の振興につい て/林京平︵早稲田大学講師︶︵一 一二巨万︶ ・レジャー考1人は自由時間に自由 だろうか/徳永拘︵大阪大学教授︶ ︵一一二言万︶ ・親賛の社会的実践/松野純孝︵上 越教育大学副学長︶二一四号︶ 研究フォーラム ・現代における布教の考察l豊
橋教会における活動を通して
l/河村雅章︵研究員︶二○九 口言︶開拓の思想詩人伊藤勇雄1人
類文化学園の建設を目指して南米 パラグァイに移住l/人久保鰐 唯︵研究員︶︵一一○号︶ 宗教者と医療のかかわりl︽ワイにおける宗教者の役割から
11/荒章雄︵研究員︶︵一二号︶ ◆奈良公開講座日時四月十四日
テーマ社会に目を向けられる信者さ んに 講師伊藤規矩治︵聖隷学園聖泉短 期大学学長︶ ◆足利公開講座日時四月十九日
テーマ青年の生き方 講師真田芳憲︵中央大学教授︶ ◆盛岡公開講座日時六月七日
テーマ世界平和と日本の役割 講師外木典夫︵早稲田大学教授︶ ◆滋賀公開講座 (4)(3)5公開講座
・長寿社会の現状I長寿社会における宗教の役割l/佐保鉄也
︵研究員︶︵一二二号︶ 研究所レポート 一冊の本◇◇
日時ゞ六月二十一日 テーマ青年の生き方 講師竹中正夫︵同志社大学教授︶ ◆岐阜公開講座日時六月二十二日
テーマ親が我が子に伝えるもの 講師小松春雄︵中央大学名誉教授︶ ◆門司公開講座日時七月五日
テーマ豊かな社会における宗教の役 割講師坂本尭︵聖マリァンナ医科
大学教授︶ ◆旭川公開講座日時八月二十八日
テーマ学校と家庭の接点 講師金子光男︵東京家政大学教授︶ ◆﹁環境と緑化﹂シンポジウム日時九月十五日︵鯵普門館国際
会議室︶ テーマ文明の危機と緑講師徳永悔︵大阪大学教授︶
宮脇昭︵横浜国立大学教
19?全国各地の明るし社会づく塚運動の団 体をはじめ、立正佼成会の各地の教会お よび各地域団体等から研究所講師派遣の 要請があり、これに応じて各種会合、研 ◆福島公開講座 ◆会津公開講座 ◆ 講師宮脇昭︵横浜国立大学教授︶