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A Comparative Study on the Development of Livestock Industry in Asia : Analysis of Poultry Meat and Egg Sectors

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Academic year: 2021

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Title

A Comparative Study on the Development of Livestock Industry

in Asia : Analysis of Poultry Meat and Egg Sectors( 内容の要旨

)

Author(s)

IDDAMALGODA, Arunasiri

Report No.(Doctoral

Degree)

博士(農学) 甲第146号

Issue Date

1999-03-15

Type

博士論文

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/2487

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

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氏 名(国籍) 学 位 の 学 位 記 番 号 学位授与年月 日 学位授与の要件 研究科及び専攻 研究指導を受けた大学 学 位 論 文 題 目 審 査 委 旦 ArunasiriIddamalgoda (スりわカ民主社会主義共鯛) 博士(農学) 農博甲第146号 平成11年3月15日 学位規則第4粂第1項該当 連合農学研究科 生物生産科学専攻 岐阜大学 AComparativeStudyontheDevelopment of LivestockIndustryin Asia:Analysis of

PoultryIeat and Egg Sectors

主査 岐 阜 大 学 教 授 副査 岐阜大学 教 授 副査 静 岡 大学 教 授 副査 信 州 大学 教 授 副査 岐阜大学 助教授 論 文 の 内 容 の 要 旨 堆之 堆邦己 道克睦俊克 山乗嶋 口 幡 杉小小野荒 本研究はアジアにおける畜産産業の発展構造を、課金業を事例として各国を分析する ことにより、将来を展望したものである○従来の畜産は、全体的、画一的に統計を分析 したものが多かったが、鶏卵及びブロイラーを中心に各国の文化的、宗教的な差異も含 め、その生産と消費構造を明らかにし、将来の発展方向を展望したものである0 そのため、研究の具体的目的は、①アジアにおける動物性食品消費、及び②鶏卵肉消 費の現状を分析し、将来予測を行うこと、③こうした需要に対して、どのような供給構 造をとっているかを、アジア及び世界の、鶏卵コストの分析を通してその競争力を分析 すること、及び④スリランカを事例として、その発展戦略を検討することを目的とした。 そのため、第1の目的に対して、アジア15ケ国の専門家を通じて畜産物生産・消費 調査を行い、各調査者の再度の点検ののち、集計結果を計量的に分析した。第2の目的 に対して、アジア9ケ国に対して同様の調査を実施し、これを基に集計、分析した。第 3の目的に対して、世界15ケ国に対してM由1SuⅣeyを行い、集計、分析し、生産費水 準、生産費要因を分析した。 分析には回帰モデル、需要の所得弾力性分析、需要予測をも行い、以上を総 合的に考察している。 結果、考察:従来、アジアの畜産物に関する需要予測は少なく、あっても画一 的な定量予測しか行われていなかったが、本研究では各国の経済発展段階及び、

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文化(宗教)的要因をも取り入れ、アジア諸国を4つに分類した上で、各国の事情 を踏まえた実態を反映した予測を行い、これを考察している0 ①BPC諸国 牛肉、豚肉、鶏肉の消費量がそれぞれ均等である国々:日本、韓 国 ②PC諸国 主に豚肉と鳥肉を消費する国:台湾、フィリピン、タイ ③BM諸国 主に牛肉、マトンを消費する国‥イラン、パキスタン、モンゴル ④LMC諸国 すべての肉の消費がとても低い国々:インド、バングラデシュ 全体としてエンゲル係数の低下、伝統的魚食から、畜産物動物性蛋白への移行が 見られる。とはいえ、こうした動向が見られるにもかかわらず、絶対水準としては、 依然として蛋白摂取量が低水準にあり、潜在需要が高い0需要の高い畜産物の種類 については、文化的・宗教的要因を反映して各国で相違があるものの、宗教文化 の影響がうすく、各国に共通して普遍的に需要される「ユニバーサル食品」とし て、鶏卵肉がある。また各国の経済発展段階から見れば、農業の機械化 (Tractorizadon)の程度により、役畜から用畜化段階への移行期にあり、用畜段階で はF.Eのよい′ト家畜が選好されている0 鶏肉の価格水準をみれば、日本のような高価格国もあるが、タイ、中国のよう なアジアの国々はアメリカと並ぶ低価格国と位置づけられる0そして活発な輸出 力をもっている。その輸出国は、タイから中国へ移行するなど、地域的変化が見 られる。 これらの輸出力の原因となるコスト水準と要因を鶏卵で見れば、世界 主要生産国は、凡そ次の3群に分けられる0 低コスト国:中国、インド、スリランカ、イラン、バングラデイシュ 中コスト国:米国、ブラジル、オランダ 高コスト国:日本、韓国、台湾、U・K、カナダ コストが低い要因として、飼料生産国、及び低労資諸国があげられる。 以上の比較分析ののち、スリランカを事例として発展戦略をまとめた0とくに 農村養鶏の発展性を持続的畜産として位置づけている0その理由は、農村養敷こお いては高度に発展した技術でなく、その地域に合致した技術を段階的に導入するこ とができるからである。それによって、老幼女子労働の雇用、家庭残韓の利用、簡 易鶏舎の利用効果が大きい。なお、発展のためには政府又は関連機関による鶏病 指導、経営指導が必要であると結んでいる0 審 査 結 果 の 要 旨 本研究はアジアにおける畜産産業の発展構造を、各国を比較分析することにより、分析 したものである。従来のアジア畜産は、全体的、画一的に統計に分析したものが多かった が、鶏卵及びブロイラーを中心に各国の文化的、宗教的な差異も含め乍ら、その生産と消 費構造を明らかにし、将来の発展方向を展望したものである0 そのため、研究の具体的目的は、①アジアにおける動物性食品消費、及び②鶏卵肉消費

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の現状を分析し、将来予測を行うこと、③こうした需要に対して、どのような供給構造と ・なっているかを、アジア及び世界の、鶏卵コストの分析を通してその競争力を分析するこ と、及び④スリランカを事例として、その発展戦略を検討することを目的とした。 そのため、第1の目的に対して、アジア15 ケ国の専門家を通じて畜産物生産・消費調 査を行い、各調査者の再度の点検ののち、集計結果を計量的に分析した。第2の目的に対 tして、アジア9ケ国に対して同様の調査を実施し、これを基に集計、分析した。第3の目 的に対して、世界15ケ国に対してMailSurveyを行い、集計、分析し、生産費水準、生産 費要因を分析した。 分析には回帰モデル、需要の所得弾力性分析、需要予測をも試行して、以上を総合 的に考察した。 結果、考察:従来、アジアの畜産物に関する需要予測は少なく、あっても画一的 な定量予測しか行われていなかったが、本研究では各国の経済発展.段階及び、文化(宗

教)的要因をも取り入れ、アジア諸国を4つに分類した上で、各国の事情を踏まえた

実態を反映した予測を行い、これを考察している。 ①BPC諸国 牛肉、豚肉、鳥肉の消費量がそれぞれ均等である国々:日本、韓国 ②pC諸国 主に豚肉と鳥肉を消費する国:台湾、フィリピン、タイ ③BM諸国 主に牛肉、マトンを消費する国:イラン、パキスタン、モンブル ④LMC諸国 すべての肉の消費がとても低い国々:インド、バングラデシュ 全体としてエンゲル係数の低下、伝統的魚食から、畜産物動物性蛋白への移行が見 られる。とはいえ、こうした動向が見られるにもかかわらず、絶対水準としては、依 然として蛋白摂取量が低水準にあり、潜在需要が高い。需要の高い畜産物の種類につ いては、文化的・宗教的要因を反映して各国で相違があるものの、宗教文化の影響が うすく、各国に共通して普遍的に需要される「ユニバーサル食品」として、鶏卵肉が ある。また各国の経済発展段階から見れば、農業の機械化(Tractorization)の程度に より、役畜から用畜化段階への移行期にあり、用畜段階ではF.Eのよい小家畜が選 好されている。 鶏肉の価格水準をみれば、日本のような高価格国もあるが、タイ、中国のような アジアの国々はアメリカと並ぶ低価格国と位置づけられる。そして活発な輸出力をも っている。その輸出国は、タイから中国へ移行するなど、地域的変化が見られる。 これらの輸出力の原因となるコスト水準と要因を鶏卵で見れば、世界主要生産国は、 凡そ次の3群に分けられる。 低コスト国:中国、インド、スリランカ、イラン、バングラデイシュ 中コスト国:米国、ブラジル、オランダ 高コスト国:日本、韓国、台湾、U.K、カナダ コストが低い要因として、飼料生産国、及び低労賃諸国があげられる。 以上の比較分析ののち、スリランカを事例として発展戦略をまとめた。とくに農村 養鶏の発展性を持続的畜産として位置づけている。その理由は、農村養鶏においては 高度に発展した技術でなく、その地域に合敦した技術を段階的に導入することができ るからである。それによって、老婦女子労働の雇用、家庭残韓の利用、簡易鶏舎の利 用効果が大きい。なお、発展のためには政府又は関連機関による鶏病指導、経営指導 が必要である。 以上について、審査委員全員一致で本論文が岐阜大学大学院連合農学研究科の学位論文 として十分価値あるものと認めた。

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基礎となる学術論文の発表雑誌名は以下の3報である。

1.MeatConsumptionPattemandTheStatusofLivestockProductioninAsia:A StudyofTen

SelectedCountries.AgriculturalMarketingJournalofJapan(1997-3):(5-2-P.23∼33) 2.PresentSituationandFutureProspectofChickenMeatProductionandConsumptioninAsia-AStudyofSelectedNineCountries.JapanesePoultryScience(1998-1)‥(35-1P,9∼18)

3.IntemationalComparison ofEgg Production Cost and Marketing Margln-A Study of15

参照

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