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局長事務連絡

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Academic year: 2021

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第29回岐阜地方裁判所委員会議事概要 1 開催日時 平成29年5月24日(水)午後1時30分から午後4時まで 2 開催場所 岐阜地方裁判所大会議室 3 出席者等 地裁委員会委員 青山泉,乾尚美,大須賀滋,小河妙子,加藤和宏,兼山英治,小森正悟,鈴 木芳胤,高井博文,野澤多佳子,正木秀明,三宅裕樹(五十音順,敬称略) 説明者 刑事首席書記官,総務課庶務係長 地裁委員会事務担当者 事務局長,事務局次長,総務課長,総務課課長補佐,総務課庶務係長 4 議事 新委員の紹介 (新委員)青山泉委員,兼山英治委員 委員長挨拶 裁判員制度及び岐阜地方裁判所の現状についての説明並びに意見交換 刑事首席書記官から,裁判員制度及び岐阜地方裁判所の現状について説明し, 裁判員法廷等の見学を行った後,質疑応答を行った。引き続き実施された意見 交換の要旨は,別紙のとおり。 次回期日 平成29年10月30日(月)午後1時30分から 次回の意見交換の主なテーマについて 未定

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(別紙) 意 見 交 換 の 要 旨 (委員長) 裁判員制度は,平成21年5月に施行されて以来,約8年が経過してい るが,裁判員制度に関しての現時点での感想について伺いたい。 (A委員) 裁判 員 裁 判の 日 程 に つい て , 平均 す る と 2週 間 に 5日 程 度 出 席と い う 説 明 が あ っ た が , 仕 事 を 休 む こ と が 2 週間 に 5 日 と な る と 時間 が か か る ので裁判員に負担がかかるのではないかと感じた。 (B委員) 裁判 員 制 度に つ い て 注目 さ れ るの は , 怖 い被 告 人 の事 件 の と きに 自 分 が 被 害 者 に な る 場 合 が あ る と い う こ と だっ た り , 裁 判 員 裁 判に は 時 間 が か か る と い う イ メ ー ジ だ っ た り す る が ,そ う い っ た 外 形 的 なこ と だ け で 評 価 す る の で は な く , 実 質 的 な 制 度 の 意義 , 効 果 や 裁 判 員 制度 が 目 的 に 沿って行われている点について評価されていいのではないかと思う。 (C委員) 裁判 員 等 選任 手 続 へ の出 席 率 が下 が っ て いる の は ,仕 事 を 休 むの が 難 しいということがあるのではないか。 また , 本 日説 明 を 受 ける ま で ,日 当 , 宿 泊費 , 旅 費と い っ た もの が 支 払 わ れ る こ と は 知 ら な か っ た し , 障 害 者が 裁 判 員 に 選 ば れ た場 合 は 配 慮 を 受 け て 参 加 で き る と い う こ と も 知 ら なか っ た 。 そ う い っ た参 加 し や す い 制 度 で あ る と い う こ と を , も っ と 知 って も ら え た ら い い ので は な い か。 (D委員) 私は , 昼 間は 働 き , 夕方 か ら 団体 の 活 動 を行 っ て いる 。 そ う いっ た 中 で , 5 日 か ら 1 0 日 前 後 , 裁 判 員 裁 判 に時 間 を 割 く の は 難 しい と 感 じ た 。 た だ , 私 は , 本 日 の 裁 判 員 制 度 の 説 明 を聞 い て 興 味 を 持 っ たの で , 裁 判

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員 制 度 に つ い て も っ と 情 報 が 開 示 さ れ て広 が っ て い け ば , 参加 す る 者 は 増えていくのではないかと思う。 (E委員) 裁判 員 等 選任 手 続 へ の辞 退 率 が上 が り , 出席 率 が 下が っ て い ると い う こ と だ が , そ の 理 由 は 制 度 へ の 無 関 心 とい う こ と な の か , それ と も 何 ら か の 事 情 が あ っ て 行 け な い と い う こ と なの か 。 非 正 規 労 働 者が 増 加 し て い る が , そ う い っ た 人 に つ い て は , 本 人の 交 通 費 だ け で は なく 雇 用 主 に 対する配慮の仕組みが必要ではないかと思う。 また , 死 刑の 判 断 に つい て は ,個 人 に と って 極 め て大 き な プ レッ シ ャ ー と な る 。 私 の 個 人 的 な 考 え だ が , 死 刑に つ い て は 判 断 し たく な い と い う気持ちがあるのではないかと思う。 裁判 員 裁 判で は 特 に ,視 覚 的 に分 か り や すい も の がど こ ま で 準備 で き る か と い う プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン の 密 度 が量 刑 に 影 響 し て お り, 検 察 官 が 有利ではないかという印象がある。 (F委員) 2年 ほ ど 前に 小 学 校 高学 年 向 けの 裁 判 員 裁判 の 模 擬裁 判 を 見 る機 会 が あ っ た が , 私 た ち 委 員 が 模 擬 裁 判 を 体 験す る 機 会 が あ っ て もい い の で は な い か と 思 っ た 。 ま た , そ の 模 擬 裁 判 の際 に , 裁 判 官 か ら 「疑 わ し き は 罰 せ ず 」 と い う 原 則 に 従 っ て 判 断 し て いく と い う 話 が あ っ た。 そ う い っ た 物 の 見 方 は な か な か し な い こ と も あ り, 裁 判 員 に 対 し て は, 裁 判 と は ど う い う も の か , 裁 判 員 は ど う い う 姿 勢 で 裁 判 に 臨 む べ き かと い う 説 明 があったほうがいいと感じた。 (G委員) 周り に 裁 判員 に な っ た人 が お らず , ど う いっ た も のか 正 確 に は分 か ら な い が , イ メ ー ジ と し て は 審 理 期 間 が 長い の で は と 感 じ た 。ま た , 裁 判 員になると危害が加えられるのではないかと多くの方が心配している。

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裁 判 所 で 様 々 な 取 組 み が さ れ て い る が , そ の 内 容 が 伝 わ り に く い 状 況 で あ る 。 裁 判 員 経 験 者 の 生 の 声 を 国 民 に 届 け て , 取 組 み を 進 め れ ば 理 解 が進むのではないかと思う。 (H委員) 私は , 正 直に 言 う と 裁判 員 制 度に は 懐 疑 的で あ る 。他 国 の 類 似の 制 度 で 陪 審 員 制 度 が あ る が , 調 べ て み る と 長所 短 所 が あ り , 日 本で 裁 判 員 制 度 が 始 ま る と き も 危 惧 し て い た 。 司 法 の場 に 一 般 市 民 の 感 覚を 取 り 入 れ る こ と に つ い て は 一 定 の 効 果 が あ る と 思う が , 刑 事 事 件 に つい て 一 般 市 民 に 判 断 を 委 ね る の は 荷 が 重 い の で は ない か と 感 じ て い る 。ま た , 仕 事 上 , 司 法 の ロ ジ ッ ク と 一 般 市 民 の 判 断 が大 き く 異 な る と い うこ と も 経 験 し て お り , 迅 速 に 審 理 を 進 め な け れ ば なら な い 中 で 迅 速 性 が阻 害 さ れ る こともあるのではないかと心配している。 (I委員) これ ま で 法曹 関 係 者 でも 広 報 をし て き た が, 初 心 に帰 っ て さ らに 広 報 をしていく必要性を感じている。 仕 事 を し て い る 人 が 5 日 間 拘 束 さ れ る と い う こ と は 負 担 で あ る と 思 う の で , 公 判 前 整 理 手 続 で 争 点 を 絞 っ て 公 判 の 内 容 を 充 実 さ せ る と い う こ とは絶え間なくしていく必要がある。 (J委員) 私の 経 験 では , 裁 判 員が 従 前 のデ ー タ に 縛ら れ ず に, 裁 判 員 自身 の 経 験 を も と に 判 断 が な さ れ た と 感 じ た こ とが あ っ た 。 ま た , 裁判 員 裁 判 に おいては,より深い弁護活動が求められていると前向きに考えている。 た だ , 例 え ば , 保 護 観 察 付 き 執 行 猶 予 と は ど う い っ た も の か と い う よ う に , 裁 判 員 に は 刑 の 意 味 を 知 っ て も ら わ な け れ ば 適 切 な 判 断 が で き な いと思う。 大人 に 対 する 広 報 も 大切 だ が ,将 来 の 裁 判員 候 補 者で あ る 小 中高 生 へ

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の法教育も重要だと感じている。 (委員長) 裁判 所 に おい て , 裁 判員 候 補 者の 辞 退 率 の上 昇 , 出席 率 の 低 下に つ い て 調 査 機 関 に 委 託 し て 調 査 し て お り , その 分 析 結 果 が 出 て いる の で そ れ について説明させていただく。 (首席書記官) 裁 判 員 候 補 者 の 辞 退 率 の 上 昇 , 出 席 率 の 低 下 に つ い て の 主 な 原因は, 第1に審理予定日数の増加傾向があるということ,第2に人手不足,非正規 雇用者の増加といった雇用情勢の変化,第3に高齢化の進展,第4に裁判員 裁判に対する国民の関心の低下となっている。 (委員長) 裁 判 員 等 選 任 手 続 へ の 辞 退 率 の 上 昇 , 出 席 率 の 低 下 に つ い て の 委 員 の 方の御意見を伺いたい。 (F委員) 出席 率 の 低下 と い う こと だ け に関 し て い えば , 現 在, 裁 判 は 平日 の 昼 間 し か 行 っ て い な い が , 平 日 の 夕 方 , 夜, 土 日 な ど 出 席 し やす い 時 間 帯 等にも行うといったことも必要なのではないか。 (H委員) 裁判 を 平 日の 夕 方 等 に行 う と する と , 職 員も そ れ に対 応 し な けれ ば な ら ず , ま た 別 の 問 題 も 出 て き て し ま う 。裁 判 員 に 選 ば れ た ら行 っ て き な さ い と 送 り 出 す よ う な 社 会 状 況 で は な く, 仕 事 を 選 ば ざ る を得 な い 状 況 であり,そういった中で司法参加を求めるのは難しいと思われる。 (C委員) 私と し て は, む し ろ 今示 さ れ てい る 裁 判 員等 選 任 手続 へ の 参 加率 は 高 い も の だ と 感 じ て い る 。 そ れ は , 国 民 がお そ ら く 裁 判 に 関 わっ て み た い と感じているから高い数字が出ているのだと思う。

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(D委員) 現在 裁 判 員に 選 ば れ る人 だ け では な く , 学生 や 2 0代 の 人 と いっ た 将 来 の 裁 判 員 の 担 い 手 で あ る 人 に , 理 想 とす る 裁 判 員 制 度 の 在り 方 を 考 え て も ら い , そ の 意 見 を 制 度 に 反 映 す る こと は で き な い か 。 あら ゆ る 世 代 の 意 見 を 取 り 入 れ て い く こ と を 考 え る のも 必 要 だ と 思 う 。 また , 裁 判 員 裁 判 に 参 加 す る 人 だ け で 意 見 を 出 し 合 うと い う 場 が あ れ ば 制度 が 浸 透 し ていくのではないか。 (K委員) 裁 判 員 制度に つ い ては , 肯 定的に 感 じ てい る 。 裁判員 裁 判 にお い て は , 量 刑 が 重 く な っ た も の だ け で は な く , 軽く な っ た も の も あ るし , 量 刑 の 幅が広がったものもあり様々な結果となっている。 裁判 員 を 2週 間 以 内 に5 日 も 拘束 す る の は負 担 だ と思 わ れ る ので , さ ら に 短 い 期 間 で 充 実 し た 審 理 が 行 わ れ るよ う に し て い か な けれ ば な ら な い。 ま た , 裁 判 員 制 度 に 対 す る 国 民 の 関 心 の 低 下 に つ い て は , 法 教 育 が 大 きな力になっていくと思われる。 (委員長) 従業員が裁判員に選ばれた場合には企業に協力していただくことになるが, 企業側の変化はあるか伺いたい。 (G委員) 企業側にどういった変化があるか正確には分からないが,従業員が裁判員 として出席しやすくするためには,やはり経営者の協力が必要である。従っ て,日当等を裁判員に対して支払うだけではなく,経営者側のロスを補てん する国の制度が必要だと思われる。 (E委員) 裁判員等選任手続への辞退率が上昇してくる中で,裁判員候補者の年齢層

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や男女比などの構成比に変化が出てきているのか伺いたい。 (首席書記官) 現在のところは人口全体のバランスと大きく異なることはない。 (E委員) 裁判員制度が始まってから約8年が経ち,どういった理由だと辞退が認め られやすいかということも広まってきていると思われるので,それに対する 対処も必要だと思う。 (H委員) 裁判員制度維持のためには,従業員が裁判員に選ばれれば,必ず企業は出 席させなければならないという法整備も必要だと思われる。また,今後人口 が減少していくことを考えると,裁判員のなり手も減少していくので,必要 な裁判員数を確保できなくなることが予想される。そのためには,広報を教 育に組み込んでいくことが必要である。法律整備,教育カリキュラムの制定 等を総合的に行っていかないと制度維持が将来難しくなってしまうことから 早急に着手することが必要である。 (B委員) 統計の数字が出てきており,それを精緻に分析する必要はあるが,裁判員 制度ができてまだ8年である。裁判員制度は,民主的な制度の根幹をなすも のであり,人が生きていくうえで法律が大切だということを考えると,8年 で結論が出る話ではなく,評価することは難しいと思われる。きちんと振り 返って,今後どうしたらいいのかという議論につなげていくことが大切であ る。国民の意識も陪審員等の制度が根付いている欧米諸国とは異なり,これ だけ大きな変革を根付かせるには長期的な取組が必要である。 (委員長) 広報に関連する御意見もいくつか出されているので,現在,岐阜地方裁判 所で行っている広報活動について御説明させていただく。

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(庶務係長) 現在は,裁判員制度導入前後に行っていたような,積極的に企業や公民館 等に出向いて行う説明会や出張講義は行っていないが,企業や学校等から要 請があれば,裁判官を講師とした出張講義を行っている。 また,当庁は,庁の規模に比べて法廷見学・裁判傍聴が多く,小,中学校 の生徒や大学のゼミの学生,地域団体の方などに参加していただいている が,その際には裁判員法廷を見学していただいている。 その他,夏休みには,司法への関心を高めてもらうために小学5,6年の 子供とその親を対象として親子見学会を行っており,その際には,検察庁や 弁護士会の協力を得て,裁判員裁判の模擬裁判を企画実施している。 これらの広報活動を通じて,将来の裁判員候補者である学生はもとより, 裁判になじみの薄い一般の方においても,裁判所に足を運ぶこと自体へのハ ードルを少しでも下げてもらうことができるように考えている。 さらに,実際に裁判員裁判を経験した方の協力を得て,意見交換会を開 き,その結果を裁判所のHPで紹介するなどして,裁判員裁判が国民の方に とって,より身近なものになるような試みをしている。 (説明に対する質問は,特になし) 以 上

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