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小児がん患者の在宅ターミナルケアへの移行に向けた支援 -病院と地域との連携の強化を目指して-

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Academic year: 2021

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51.小児がん患者の在宅ターミナルケアへの移行に向けた支援 -病院と地域との連携の強化を目指して- 岩田 知子,山崎 麻朱,町田 和嘉子,浜田 雅子,大坪 佳代 2階東病棟 1.研究目的と方法 予後不良である子どもの在宅療養への移行例は少なく、在宅ターミナルケアへの移行のための 準備は手探りの状態にある。今回、患児の希望で在宅療養に移行したケースへの関わりを通じて、 在宅ターミナルケアへの移行に向けた支援の現状と課題を明らかにし、今後の病院と地域の連携 を強化することを目的とし、本研究を行った。 2.研究方法 看護部の倫理審査を受け承認を得た後、研究内容について同意が得られた在宅ターミナルケア の移行に携わった病院及び地域の医師及び看護師5名を対象に、半構成インタビューガイドを用 いたグループインタビューを行った。 3.結果 病院側は患児の『体調を整える』、在宅療養への患児・家族の『思いを知る』『おかれた状況を 把握する』と共に、病状や在宅療養への移行時期のタイミングを『見極める』こと、在宅療養に ついての医療者の思いを伝えることの難しさを感じながら、患児・家族と在宅療養への『目標を 共有する』『話し合う機会を持つ』『意志決定のゆらぎに付き合う』『安心できる環境を整える』こ とに取り組んでいた。地域側は患児・家族が『どんな状況でも受け入れる』こと、在宅ターミナ ルケアでは『信頼関係の構築』を重要と捉え、『生活の中にケアをなじませていく』『患児・家族 が一緒に過ごす時間を考える』『病院と情報交換しフィードバックを行う』ことに取り組んでいた。 病院と地域の連携課題には、在宅療養のための早い時期からの『患児・家族との関係性づくりへ の橋渡し』『病院内外の多職種によるチーム連携の強化』『病院と在宅双方を選択できる環境作り』 『在宅コーディネーターの不在』『制度の知識不足』があった。 4.まとめ 予後不良にある子どもがスムーズに在宅療養に移行するためには、病院と地域が定期的な情報 交換やケース会議などを行い、いつでも帰れるサポート体制や生活の土台を準備していくことが 大切である。

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