• 検索結果がありません。

特集 診療科紹介 心臓血管外科 (ザ ジャーナルVol.13 No.1より抜粋)

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "特集 診療科紹介 心臓血管外科 (ザ ジャーナルVol.13 No.1より抜粋)"

Copied!
1
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

T H E J O U R N A L ! !

4

2 0 1 8 . 6 V o l . 1 3 N o . 1 T H E J O U R N A L ! !

5

2 0 1 8 . 6 V o l . 1 3 N o . 1 出現し、休むとおさまる)の患者さんは、本来下肢切断にいた る危険性は低いのですが、ご本人のご希望を踏まえ、運動療 法、カテーテル治療、バイパス手術およびこれらの組み合わ せから治療方法を選択しています。一方、重症虚血肢(安静 にしていても下肢の痛みがある、または虚血性の潰瘍ができ た)の患者さんは、下肢の切断を防ぐために早急に血行再建 を必要とします。当院では、当科と循環器科のみならず、形成 外科・整形外科などとの連携により治療を進めています。 5. 下肢静脈瘤  従来は、逆流する表面の静脈を抜去するストリッピング手 術を主に行っていましたが、平成28年から、ラジオ波による 血管内焼灼術を導入し、適応がある患者さんではこれにより 治療の低侵襲化を目指しています。一方、本症は重症になれ ば、うっ滞性皮膚病変を伴うため、皮膚科、形成外科と密な 連携をとり、診療を行っています。 6. その他  当院循環器科は、肺高血圧治療の分野で国際的にも有 数な施設となっております。慢性血栓塞栓性肺高血圧症 (CTEPH)は、当院でカテーテル治療が開発され、治療成績 の向上が得られていますが、従来は外科的血栓摘除術が治 療の主体でした。そこで、当科でも、本年6月から、米国カリ フォルニア大学 M.M.Madani 先生の指導のもと、本手術を 開始する予定です。  心臓・血管領域でお困りの患者様がおられましたら、気軽 に当院地域連携室もしくは当科スタッフに直接ご連絡くだ さい。 ■心臓血管外科医長 中井 幹三

I スタッフ紹介

(平成30年5月現在)

と専門領域

II 心臓血管外科の診療

心臓血管外科

岡田正比呂 統括診療部長 心臓外科、血管外科 中井 幹三 医長 血管外科、ステントグラフト 立石 篤史 医師 心臓外科(成人、小児) 横田  豊 レジデント 心臓血管外科全般 宮本 陽介 レジデント 心臓血管外科全般

特集

 現在、この5名(うち心臓血管外科専門医3名)で通常の診 療を行っていますが、関連の金川病院所属為季清和医師 が、毎週水曜日に血管のカテーテル治療や静脈瘤手術を受 け持っています。  もともと当科で扱う疾患の手術はどうしても侵襲が高い傾 向にあります。さらに近年ますます、高齢で、脳血管障害、腎 不全、呼吸不全などの重篤な併存疾患を持つ患者さんの比 率が高まっています。幸い当院は、総合病院であるため、併 存疾患の管理について他科の専門的な協力を得ることが可 能です。  そして、安全に治療を行うために、以下のような点を重視し ながら診療を行っております。 1. 術前の全身的評価を厳密に行う 心臓の評価:心電図、心臓超音波検査、冠動脈造影検 査、心臓カテーテル検査(循環器科)など 血管の評価:脈波検査、皮膚潅流圧測定、造影CT検査、 血管造影検査など 脳血管の評価:MRA、頸部エコー検査、血管造影検査 など 2. 患者さん個々に見合った治療方法を選択する 年齢、予備力、併存疾患の特質(予後)によって、侵襲の 程度ならびに長期的治療成績を考慮して治療方法を選 択する 3. さらに、関係各科、コメディカルとのカンファレンスを行い、 治療協力を得る 主な疾患の治療について 1. 冠動脈疾患  現在、人工心肺を使用した確 実な冠動脈バイパス手術を標準 としています。しかし、患者さんに よっては脳梗塞・心不全など臓器 障害のリスクが高い方もいらっし ゃいますので病変ならびに全身状 態を考慮し、人工心肺を使用し ないオフポンプ手術、あるいはカ テーテル治療と組み合わせたハイ ブリッド手術のような低侵襲の治 療を選択しています。 2. 心臓弁膜症  大動脈弁手術の主流は弁置換術ですが、人工弁は主にワ ーファリンによる抗凝固療法が不要な生体弁を使用し、患者 さんの術後の負担(出血性合併症、定期的血液検査など)軽 減に努めています。一方、僧帽弁手術においても、同様の目 的で可能なかぎり自分の弁を温存する弁形成術を第一選択 としています。 3. 大動脈疾患  この領域では、ステントグラフトが導入され、治療方法の 選択肢が大きく広がりました。ステントグラフトは手術が低侵 襲であり、従来手術(人工血管置換術)は長期的な手術効 果が期待できるという、それぞれの長所(逆は、それぞれの短 所となりうる)を持っています。患者さんの状態は千差万別な ので、十分な説明の上、一人ひとりに合った治療法を選択し ています。 4. 末梢動脈疾患  現在、慢性下肢虚 血の原因は、ほとんど が閉塞性動脈硬化症 ですが、この病気は全 身の 動 脈 硬 化 疾 患 で、特に冠動脈や頭 頸部血管病変を合併 することが、稀ではあり ません。そこで、当院 で は 造 影 CT 検 査、 MRA、頸部エコー検 査、冠動脈造影検査 などを組み合わせて 術前評価を行ってお ります。  間歇性跛行(歩行 で下肢の痛みなどが 大動脈瘤手術:人工血管+ステントグラフト ASO手術:バイパス+ステント+小趾切断 静脈焼灼装置(ラジオ波) 手術光景 冠動脈バイパス 横田 豊 立石 篤史 宮本 陽介 中井 幹三 岡田 正比呂

参照

関連したドキュメント

F1+2 やTATが上昇する病態としては,DIC および肺塞栓症,深部静脈血栓症などの血栓症 がある.

[r]

血は約60cmの落差により貯血槽に吸引される.数

 単一の検査項目では血清CK値と血清乳酸値に

に時には少量に,容れてみる.白.血球は血小板

mentofintercostalmuscle,andl5%inthepatientswiththeinvolvementofribormore(parietal

 12.自覚症状は受診者の訴えとして非常に大切であ

り最:近欧米殊にアメリカを二心として発達した