F. Clark, L. Goss.によるピアノ教程の考察
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(2) 橋. 266. 本. 鈴. 校. する私見を述べることとする。 1.. Beyer. (Vorschule. in Klavierspiel. Opus. 101)が初歩の「教則本+として使われる. 背景 ピアノ教程の初歩の「教則本+として,I を履習したことのない人でも,. ttBeyer''をあげる人は多い。そして,ピアノ. ttBeyer''という本が存在し,それがピアノの初歩の教程. であることを知っている。かように,日本ではttBeyer''と初歩のピアノ「教則本+とは. 縁語になっている感さえある。そして他に初歩の教程が多数存在するにもかかわらず,依 然としてttBeyer''に対する根強い信望がうかがえるo. でほ,なにゆえにtくBeyer''をそ. れ程にとり上げるのであろうか。ところが,それえの答えは,自分で使っていた「教則本+ であるとか,何となくというように,感情的な答えが意外に多い。無論,自分なりに分折 し,さらに体系的に作られている教程という判断の下に,この「教則本+を使用している 場合もあるであろうが,多分に習慣的になっているようにもうかがえる。この習慣性への 発想ほ,はたしてどこから生まれたものであらうか。そこで,この背景のひとつに日本の 音楽教育の歴史との関連を見出すことができる。音楽教育史を論ずるのが本論の趣旨では ないが,. ttBeyer''が日本に紹介され普及されてきた過程をとらえることにより,その習 慣性-の真相を明らかにすると推考されるので,ここで少々触れておくことにする. 明治政府ほ,明治5年学制を発布し,小学校の科目に「唱歌+を置くこととした。それ についての明確な理念や施策があったわけではなかった。それは「当分之を欠く+と但し 書きを付したことからもうなずける。さて,明治8年,師範学科調査員として伊沢修二 (1851-1917)が文部省からアメリカに派遣された。そして,. L.W.メ-ソソ(18281896)との出合いを通して,我が国における唱歌教育の意義と,その施策が見出された。 それが,後の文部省-の進言となり,明治12年の音楽取詞掛設置へと位置づいた。そして 翌13年,伊沢修二の滞米の師L.W.メ-ソソを招帝し,その指導を委嘱した。彼は文部省 からの依頼により,アメリカからピアノと共に楽譜,楽書を日本に送っている。その中に, いわゆるttBeyer''メトードが含まれていたのである.しかも,同時に購入されたクレメ ンテ-,セロニー(ツェルニー)の各2冊に対しttBeyer''は何と20冊にも及んでいる(注 1)。つまり,当時伝習生と呼ばれていた全国に唱歌を普及するための教員養成に対する, その基礎ともいえるピアノの学習教本をt<Beyer''に求めていたと推考される.そして, このことが我が国における,現在もttBeyer''が基礎教本として君臨していることへの歴 史的な理由ともいえるのである。 注1. 2.. 「お雇い外国人一音楽+野村光一著(P.76-77). "Beyerけのもつ問題点. ところで,この「教則本+を概祝していえることほ前半ほまさに音楽のための技術を身 につけるための課題であり,主に指の使い方を中心にプログラムが組まれている。そして, 5指そのものほ使われるが,右手に関しては2点C-2点Gの音に限定されている。これ.
(3) F.. Clark,. L.. Gossによるピアノ教程の考察. 267. は導入の段階としてやむおえない限定ともいえるが,学習者からすると,長期間,類似し たJlターンを繰り返しているだけのように感じさせ,音楽とそれ自体がどのようにかかわ るかが,意識されにくいことも確かである。しかし,正しい指の形,正しい姿勢で弾くこ と等を最初に教えることほ,まことに重要な意味を持っているし,それをないがしろにし ては,将来-の大きなつまづきとなることほ改めて指摘するまでもない。要ほ,それと併 せて,そこからどのように音楽的内容に気ずかせ,引き出してやれるかということを十分 考えておかなければならないということである.以上の面から, ttBeyer''についてさら に察すると,次のような問題点が見出せる。 a)右手を中心にしているo b)低音部記号が出てくるのが遅い。 c) 全音符が最初から出てくる。 d) 休符が余り出てこない。 e)対位法的な音楽がほとんどない。 上述した問題点をさらに補足説明してみよう。 a)については,最初一に右手のみの練習が出てくるということではなく,右手は常に主 旋律,そして,左手ほその伴奏というパターンに終始しているということであるo無請, 一般に楽曲ほそうしたパターンをとることが多い。しかし,左手に主旋律がくることもあ るし,特に対位法を用いた曲では,左右の均等がとれていなければ曲の美しさほ半減して しまう。したがって,右手はもちろんのこと,左手の5指も均等の強さで出せるように, 常に訓練されていなければならない。 b)についてほ,左手は体の位置や,その運動壊能の上から,. Cの周辺を中心にするこ. とが動きやすく,さらに,倍音の関係からいっても,その附近の音を使用することによっ て豊かな音の響きが獲得できる。それを記譜上で表わすと,低音部記号となるが,低普部 記号の音はNo.54まで出てこない。高音部記号のみ提示することほ,高音部譜表に慣れや すいこともあろうが,低音部記号上の音として扱わない以上,音としての低音のもつ豊か さに触れることがかなり進まないと体験できないということになるo c)については,ピアノの場合,弦楽器や管楽器と違って,音を出した後は減衰するだ けであるから,長い音はどうしても単に伸びているというだ桝こなり易い。また,子供の 場合,長い音を正確に数えていくことは賛しいということもあるo が全部,全音符で書かれているということではないが,. 無論ttBeyer''の最初. 4分音符からいきなり全音符への. つながりは,必ずしも最適とは思われない。 d)についてほ,. C)とはまったく逝である。音楽でもっともむずかしいことは,無音. の部分である。この中で,音楽をどう与えていくかは,その人の音楽性が一番出てくると ころでもある. 「休止符の割合は音楽の均衡と均整を保つ要素で,それほ芸術にとってご く自然なもの+. (注2)というJ・レヴィ-ソの言葉は,休符の役割を適格に表現した,普. ことに重要な意味を含んでいる. ttBeyer''の場合,それぞれの曲の最後にほ常に休符は 出てくるが,中途における休符は,前半の曲にはほとんど出てこない。つまり休符を置く.
(4) 268. 司育. 不. 節. 硬. ことによって,不安感とか焦りのようなニュアンスが出てこようoあるいは,単に休息と しての休みではなく,次のメロディー-のエネルギーを補給していることもあろうoある いは,息を秘めて緊来していることもあらうo要ほ,休符を時間的に正確に休む練習も必 要にほ違いないが,むしろ,休みの持つ意味について触れたい所である。しかしその点に ついての指導の場を見出すことができない。つまり,全音符のような長い音符でほただ4 つのばしてお桝まよいという練習に陥り易い.しかし,長い音を保持する過程にも音楽は 存在しているということである。 t{Beyer''が和声的音楽を基調として書かれ a)と関係してくるが, e)についてほ, ているがために,対位法的音楽がはとんどないということであるo一部カノン風の曲が出 てはくるが,音楽はいうまでもなく和声的なものだけではない。そして,そのことは,さ. らに左手の独立性の欠除-の要田をもたらすとも考えられる。 さて,以上のようなttBeyer''が抱えている問題点のいくつかが,一般にも認識される にしたがい,それを補う教材が表われるようになった.そして,メトードローズに代表さ れるような,全く違った体系によるメソードが紹介されるようになった。そこで,荊述の 諸課題の上に立って,論者が求めるピアノ学習の諸要件を具備する新たな体系をふまえて 書かれていると思考されるF.. Clark,とL.. Goss,による「Tbe. Music. Tree+について. 触れ,さらに望ましいピアノ教程のあり方について考察することとするo 注2. 3.. I. 「ピアノ奏法の基礎+. ∫.レヴィ-ツ,中村菊子訳. 「The淑usicTree+ Clark,とL・. さて,この「教則本+は前述のようにF・ である。. Goss,によって著わされたもの. 1955年に初巌されているが,論者が手にしているものほ1973年版である。. タイトルのTreeとは,単に曲がひとつひとつ独立しているのではなく,そのシステム が単元学習になっていて,ひとつの単元を枝に見たてて,単元が進むと枝が多くなって, 木が成長していくということを意味している。単元は合計9つから成り,それを一通りマ スタ-することにより,楽譜に対する基礎知識,並びに奏法が身につくように配慮されて いるoなお,それぞれの単元にほ,学習し,身につけて欲しい事項が明確に提示されてい ること,そして,さらに指導者側が単に一方的に与えるのでほなく,学習者が自ずから次 まず目次にそって,各単元の目 の課題を発見し,次に進めるような配慮がなされているo 標を述べながら,その教程の概説をしてみよう。 第1単元. ここでほ左右の3の指を使ってDis. (Es). Cis. (Des)を弾く. a)図1のように,音符に言葉をつけながら視覚的に音符が上ってい桝ま音も上って行 く。道に下ってくれば音も下ってくることを示している。.
(5) ど. Clark,. L.. Goss.によるピアノ教程の考察. 269. 〔図1〕. ONE. UNIT. ㍗. DISCOVERIES 1. Learning Play. all the black. ortwo play Use. Higher. about. When. in this unit. PIECES. on. the groups. they. keys.. you. Jwithrighthand・. r withlefthand・. ringer Ofeach. the middle. PLAY. ”. I. I. hand.. Take L. bigber, higher, and higher on the keyboard LOOK. notes. souND. OH. ∩. JrJr. ll. 朋. high・er,. high-. JrJr up. J「Jr big. RJ. air・. tin. ・. er.. climb-i喝,. we're. er,. rLJT Get. board. a-. the 8Da'-''''-''-''…''''1. 8Da---” ̄ ̄” ̄‥-''''ー'-T. (Studen t). J. 漣. 「 Get. a. -board. the. 由-. big. tin. -. er,. up. we're. 'dimb・. ing,. high・. (Te&cheT) ma'cato. I. F. ”. ”. 一m. ア. ァ. F. er,. high・. er..
(6) 270. Lower. 2. Learn・L.ng about. lower,. LOOK. Whell. notes. they. SOUND. you. pLA℃1ower. lower, on. and the kevboard・. I叩 ∩. L. I I. L!上朋且. L andL'ng. rLRJ (J ”owthe. tripis. TJ al. TJ o. ・most. -. ver. rJrJ down. we're. glid. ing,. -. J. r_J. r. low.  ̄. er. OW. er. (TeGeher). ∫. mGrCa. Now. ㍗. tO the. trip. is. al. ・. zTIOSt. O. I. Vet,. dolyn. We're. Slid. -. 1rlg,. T. er,. eL. (Studef7(). 「. r 8Da・・・・・・・-I--・・・ ̄-J.
(7) F. Clark,. L.. Goss.によるピアノ教程の考察. 271. ち) 2分音符と4分音符についての理解。 〔図2〕. J and a. 3. Lea,ningabout. HALF. A. NOTE. halfr10te. sounds. as. long. twαquarter. as. notes Bぴ柵TEFt持OTES. L. Ft. ll. Lulm. It7a Canoe. rLRJrd cross ̄ing地e. lake. r ln. a. J. r. a. Ca. ・・. noモ,. rJrd pad・dli喝. a. long. ・. rJf・d watch-ing. the. view.. /TeDeherJ. pl Cross-mg. the. lake. n. &. Ca. -. nOe,. pAd・dling. a. I. ㍗. long. watch・ing. the. T 伽・・・・・-・_∴._”._.J. yiew,. l.
(8) 272. (Des)とDis. c)次に,鍵盤上のすべてのCis 上のすべてのGes (Fi舌),As. (Gis),. B. (Es)の位置を上行しながら,又鍵盤. (Ais)の位置を下行しながらの確認。親指. (訳注). の番号を1とする。 〔図3〕 LeaTnL'ng. about. the Keyboard. circle au the groups. on. plane, hd. your. circle. and. all the groups. on your. plane,. with. Dis. (Es),. up the keybbard・. black. keys. bet:s for each. number. I. of2. black keys・. dowtz the keyb6ard・. find and play all the groups. the number. starting. keys. play all the groups. or3. L eartll'ng Ft'nger Nun write. black. or2. finger,. for each thumb・. or3 black keys・. 皆留. 第2単元. a)同じく. Cis. (Des)の音を使いながら,. でほPを弱いという譜を当てているが,. (Pis),. B. (Ais)を使っての同様の学習。. Pとfについての学習。. (日本. Softと訳している点は意味深い)及びGes.
(9) F.. Clark,. L.. Goss.によるピアノ教程の考察. 273. ⊂図4〕. UNIT. TWO.?・. DISCOVERIES l・ LearnL'ngalbout. P. P. pistheabbreviationforpiano, the Italian word. .SOFT. 2・. LearnL'ng. aboutf. I. ∫is the. abbreviation the ltalian,word. LOUβ. L. for soft.. fわr fわrte, fわrloud.. Street FaL'r. R. I I. nun. fcC%n_千_r十l∈。 L. R. I. I. Hallo. ween. 且矧皿. コJ. i,aGk _丁_ lan_tens. JJ F. F grin,. b.1d. and. b,ight.. JJ. JJ pr F Gbosts. and. F. F gob-tins. roam. in. the. night・.
(10) 本. 橋. 274. Des,. b). Esに接しているC,. D,. 鈴. 枝. (訳注)本文では音名ほ英語にな. Eの音名の理解。. っているが,本論ではすべてドイツ音名とする。. 第3単元 a)左手と右手の受渡しの申のスラ-の学習。 〔図5〕. UNIT. THREE. ・-?・. DISCOVERIES I. Learnt'ng. about. 8LLIFt. Notes. within. a. slur them. belong together-play as. ll. L. .. n. smoothly. as. possible・. DrtftL'ng. I. nnm. p. Ela'rld. Gen. -. t]y. lit-tle. roll,. boat'Fj ,ld on. bob. on,. and. and. float.. /Teochcr). /-・ニ「n. i. 、ー. Gcn・t)y. (StzL由nt). //こて1. roll,. lit. J I. I)e. boat,. on. 紬d. r. r. oTl,. bob. aJld. ♪. ㍗ r. float..
(11) F.. b. Clark,. L.. Goss.によるピアノ教程の考察. 275. オクタ-ヴ記号の理解 〔図6〕. 2. LearnL'ng. about. 8Va. S仰is. Written. L. above to. means one. fわr OCTAVE.. abbreviation. an. octave. it. notes. Written below. play the nqtes hL'Bher.. means. notes. it. to play the notes. one.octave-. lower.. C[lm bt'ng. Ft. hilnJ ■一 ̄ ̄1. 8q ̄. コ J. A J J + + F, r r責 r E・,-:・-・イr. I. I_義. 宅I. Yen. 甘hen. rJTI. c) Ges,As,Bに接したF, 第4単元. tree,. a. I)P. G,. A,. S伽______J. 肋b曲. 由l也e. do甘n. On. TnC.. Hの音名の理解。. a)付点2分音符についての理解。 ⊂図7〕. UNIT. FOUR. ・f・. DISCOVERIES 1.. Lea,nlngabouEよ. DOTTED. NOTE. halrnote. A dotted. sounds. HALF. as. long. three qtJarter. as notes. J.i,&・-&TJ選一J魂.
(12) 鈴. 276. 由良. SE argaz. 3)ヨJ on. out-side. a. JJJ stars is. warmsum-mernight,watchingthe. 音程についての説明がなされた後,. F●. r「r. F.・. E.「r ing.  ̄- ̄ ̄ ̄「. -. JJJ. JJJ. P. Ly・. eps. 8Va-. an. end・・1ess. de1. 1ight・. 2度音程について触れ,鍵盤上と譜面上の線と間に. よって次のように表わされることを示す。. 〔図8〕. 2.. LearnL'ng The. highnessor. The. difference. An. Intervals. about. interval. lowness. of. pITCH・. in pitch bet*een thet keyboard. on. soundLis ̄R占ali占d any. between. 3.. The 2nds. one. tones. is the distance. Lines and sp卑ギ号S町ake ite?sy distance. two. to. is called. an. betwecn印ytWO. read intervals-to. lNTERVAL・. keys・. tell the exact. key and another・. lnlerValofa2nd white keys:. on. from. white key to the very next white key one. ュnds written. on. し盟引. lines and spaces look like this: SPACE INE-. OR. SPA亡E. LINE-.
(13) F.. Clark,. L.. Goss.によるピアノ教程の考察. 277. ち)白鍵を使って2度音程の学習。 〔図9〕. Naptim The. e. Ietter. /「\\. the. F[さmeS. G. flrst note!. P. 考. Please. Now. be. qu1. -. et,. to. go. sleep.. again, be皇innlng Orl E;. play "Naptlme”. Winter. Nt'ght. lottor. Tわo rladleS. the. F. 付加oto!. is. wind. blow-irlg,. all. N■t)wplay ”Winter Night” again, b,qginnlng. On. the. night through.. C.. 第5単元 a). 3度音程についての説明と鍵盤上と譜面上ではどのように表わされるかの理解。 〔図10〕. 辛. FIVE. UNIT DISCOVERY:. The Interval. 3rds. on. skip. ot2e. 3rd. ・. keys. white White. 3rds written. ofa. on. key:. ●. lines and. X. ●. spases. @LL:N”:=. lppk like this:. oR. SPACE SPACE.
(14) 278. ち)次に重音がはじめて出てくる。 〔図11〕. Parade. F ridlt, left,. (SLzLden()(8柑2nd. tz-me. I. keep. in. Big. step・. orlty). drum'岳. bang. keep. ring,. in. step・. a.. 1.. P Lit wbeE¢. tle do. I. ants. m&rch. they. come.. ・. ○. iJlg from?. the. -yer. sill. Out. or. their. hill?. rreDder). P. poco. sL4CCDtO. (ShldentJ. ∫. Left, risht.. h)ft,. in. keep. /Tucker). Di&. step・. ′ ̄■\. dnlm's. keep. 1ng.. i-I. Step・. ′- ̄■■■ヽ. 甫6単元. a)拍子,小節,複従線についての理解。 〔図12〕. 辛. SIX. UNIT. Learning. DISCOVERY. :. The. at the beginning. time signature. about. TL'me Signatures. Ofa piece ineach MEASURE pulsesthereare showshowmany for kind one the that pulse. ornote stands and. TINE. I. Thelast. measureorapieceendswith. a. DOUBLE. l. 4. SI6NATUFtE '=. ㍗ ≡. BAR. II. pulses in one. pulse. a. measu.e.
(15) F. Clark,. L.. Goss.によるピアノ教程の考察. dL'Ee. Croco. 芦) ∫. 279. F:. 皐. See. Now. the. cro. play ”Crocodile”. 芦) at. Now. big. the. play ”Snake. snake,. co. -. beginning. again,. Orl. Snake. Charmer. makeno. mis・. Charmer”. again,. RockeE. there. wad・ing. ・・dile,. in. Nile.. the. C.. take.. 1t. beginnlng. On. fake.. be. could・且't. B.. Ship. 那. a ドド af. JJ r ド should. ,ld to. 芦〉. the. fHEj. moon;. be. there. this. -ter・. noon!. I.
(16) 鈴. 280. 第丁単元 a). 4度音程についての説明を鍵盤上と譜面上ではどのように表わされるかの理解。 〔図13〕. 辛. SEVEN. UNIT DISCOVERY:. 4ths. on. skip. two. The. Interval. white keys white keys:. 4ths written. ●. X. lines and spaces. on. ofa. X. 41h. ●. look like this: LINE-. SPACE. OR. SPACE. LINE-. ち) 6拍子の曲について。 〔図14〕 'LOu['”. 芦) F. 3. 3. is. a. a. cotin-try. I. cross. the. Cross. the. sea.. When. theymean"yes''whatthey. say. is"oui.”. (S(udenI). P Franceis. (TeccherJ. P wzlthpe血t. a. couzl・. try. &. ・. sea.. WhcJttheyme'azl.-yes''whatthcy. say. J. IS・.. `■oLli/'.
(17) F. Clark,. L.. Goss.によるピアノ教程の考察. 281. 青8単元 a)全音符についての理解,および5度音程についての説明と,鍵盤上と譜面上でほど のように表わされるかの理解。 〔図15〕. UNIT. 串. EfGHT. DISCOVERIES I. LearnL'f2gabout. 2.. The. o. YrHOLE. NOTE. Qニ㌫:=・i==:,.・・.”1. A whole note lasts as long. as. four quarter. notes. ム.ふょニJL・.==.I. 5tbs. Intervalofa5th on. keys. white. skip three white. 5ths written. on. keys:. lines and. ●. X. spaces. Ⅹ. X. ●. look■like this: SPACE LINE.LINE)・LIN∈-・・●. (SPACEI SPACE.
(18) 282. 橋. 本. 参. 第9単元 a)低音部記号と高音部記号についての理解。 〔図16〕. +4(+. UNIT. NINE・:a●L● l¢●. ●. DISCOVERIES. ;守. 1. Lean,・ng.about. Fivelinesw托han The. ど CLEF. Fclefisthe. It. Every. musicalsign. on. ortbe. 2. Leamt'ng. thee. C in the. l BJ. keyboard.. G. (. CLEF. G clerisTthe musical. Ifnames Every. S. )areca†ledthe. s]'gn fわra special G. 亡 ■●. M Id(川●. on. TREBLE. on. n7iddle of the keyboard.. 止M朋. STAFF.. the keyboard.. this line G. the G line is C illthe obovethe note. the keyboard.. about. Fivclineswitha The. on. STAFF・. the Fline is. the Fbe[owthe middle. for aspecialF. BASS. thisline F-. names. note. (ラ:)arecalledthe. C. ¢. MIddl●. Tl●bJ●.
(19) F. Clark,. L.. Goss.によるピアノ教程の考察. 283. ち)拍子記号についての理解。 〔図17〕. [綿. i. ln time signatures f,.m here.n.. sta触f.,. J. c)加線についての理解とその練習。 〔図18〕. 3.. Learning short. about linesabove. Ledger. lines. are. LL'nes. Ledger orbelow used. lo. a. write. above. notes. dowrl. a. LtNES・. LEDGER. starrarecalled or. below. the stalーr・. 5th. STAFF. TREBLE. ヂ甲高 B. A. ted9er・Ilno. Music. 忘打. P pret・ty. blueboxthatwas. Box. F● L主rtup. sent【romFrance・. the. lid and. note8. up丑5th x STAFF. F'. r「「. Tedpr・the. OASS. notes. i品壷. 令. en. ・joy. the dance・.
(20) 284. 鈴. 7Top. 豊良. J J. g・. 男 it. a. a・roundand由veit. If. spirL.. it keepsspln-nirlg. may・bewe'11win!. d)大譜表に対する理解とそれを用いた曲の練習。 〔図19〕 ∧. 4・ Learnt'ng. about. the. GiandStajf. EJ. I T-. ▲ ̄一 V. ttlJ. WherL. the TREBLE. BASS. STAFF. are. Lbrrn the GRAND. Here. are. the two. and the connected, they. I). STAFF. e. n+. (large) STAFF.. p)eces &om. Trebb. a. N]ddb. C. GftANE-. STAFF. ▲ー. B8+8 F. V. ー■●. I. 60, thistimc. page. written. on. the Grand. Star√.. MusL'c Box A-・8.. EJLj?I(ll IIJlll T-Jy_Jf-J LttJJ*-Iー. l[\. I/[l r[l. lIヽ .^l\ ヽ■■Il. lーL ll\ ^l,ヽ ヽ■■I1. .Jl▲J ー一ー. sentfromFrance. ・t)pp・et・tyblueboxthatwas PJ■・ 骨・ 丘ヽ●E?Ill ー■●tJIfl Ir5JIl+ ,J*. Liftupthelidanden・. l I I. JOythedanlci.. *J・■・. 1ケ・. IJl lll. I I. Il一. l. ネ3. Top J^.全点 Vβ■ ■J■tJL′lJ ■′■■rl ̄ ̄′ll 1ttJモ■■′Il. 、l. /ll ヽl. ・′ll ′ll. ヽl. I)fTw左1it:.a・.急a=d. glYeitasplrl.. 占1●L3I一-、IJ_. ー■●UT-IJJr7Jll `暮・l[l. せ●. /せ■ Ir■itkeepsspln-hing. _J・▲ r,lr■. I-lJ-. lll JLI. Jll lJl. 一■- ̄J■._. lIー1 T]lヽ 一■J暮Iヽ. ー■J・l may・bewe'1Iwin! ▲■ヽ●. fI l. 13カー. 以上がこの書のアウトライソであるが,次に,この「教則本+に対する私見を述べてみ たい。. この「教則本+の特徴として, 1)右手と左手の動きが均等紅棟能するようプログラムが組まれていることがあげられる.. 右手,左手を独立さやて訓練しながら,それが有機的につ卑がっていくように配慮され ている。しかも,もっとも使い易い3の掃から始めることにより,極めて抵抗なく導入.
(21) F.. Clark,. L.. 285. Goss.によるピアノ教程の考察. していける。. 2)黒鍵でスタートしていることである.白鍵から入るのは確かにオーソドックスにほ違 いないが,初めてピアノに向う学習者にとって,数多い白鍵から弾くべき鍵盤を探すこ とは必ずしもやさしいことでほない。それに対し, Cis,Disの黒鍵を使うことほ,. 2. つの黒鍵が並んでいるところに注意すればよいという点から,まことに理解しやすい. 心理的にいうならば,知覚する場合,少ない黒鍵を地とし,白鍵を図形と認識すること はむづかしいのに対し,白鍵を地と認識し,黒鍵を図形と認識することは容易なわけで ある.そして,さらに4オクタ-ヴについても自然に認識されるように配慮されているo 3)本格的な5線譜への導入がよく工夫されていることがあげられる。たとえば,図1の ように音符が上の方に上っていくと鍵盤上でも高い音を弾くようになっている。そして その音符に,,上っていく場合には上っていくような歌詞がつけられ,下っていく場合に ほ下っていくような歌詞がつけられて,音の高低が理解できるよ.5になっているo. また,. 5線を理解する上で重要な線の間の関係についても,いきなり5本の線を出すのではな く,抽出的な方法(図8,因9)で理解させる方法をとっているので,詠む者にとって わかりやすいと思はれる。. 以上の点からいえることとして,この教程は初心者にとって,音楽の記号の意味を理解 しやすいように考慮されているといえる。しかしながら,他方,芸術的面,あるいは曲想 の感覚を養うという面では,やや物足りなさを感じさせる。無論,全く初めてピアノを弾 く者を対象とする以上,芸術性あるいは音楽的な面を強調しにくいともいえようが,この 本を扱う場合,そうした点を念頭におくことが必要である。そこで,それを補う教材が用 意されなければならないが,種々の教材の中から,ここではJ. pplementary. Piano. Thompsonによる「Su-. CotユrSe+を紹介しておく。全部を述べることはできないので最初の. 部分について述べてみる。この本でほ最初から高音部記号と低音部記号が表われる,つま り,大譜表で善かれていることに注目してよいであろう。.
(22) 286. 本. 鈴. 〔図20〕. ・!!. …;;. ∧. ;1虫9. R;ght I). Le.I. Hand. …+Iー _▲●・. Hand壬 3B1. Streamliner. The. I.23虚1皇9I全 l fJrll■一l. ll. tl_V ̄■■■t■ll一■l4. l. lI一■. tJ+I-I. ]f. U⊂′. JJIー+. SeBthotraizIWith. vh-do甘8gleamlng +Jー一. whiz;z;-ingp&8ttho. tlt&-tioJt事. lJ I. lt-. I♀3壬. JII丑9丑I虐1 Jn TrTlt U. tJdL■ーI Bylo・znor・rov. S. ・+I. she'llhBLVejotu-neyed hlfa-cro与8tho. JIB-tiozI. Q. +J. ・rJ._J ll. I I. IB8B1鼻1. ただし,右手がメロディー,左手が伴奏という扱いでなく,右手と左手の受け渡しの中 でメロディーの練習ができるようになっている.初Jb者にとって,やはりメロディーを弾 くことほ楽しいことであるo. ttThe. Music. Tree”の音楽記号のよき理解への配慮に起因. する音楽性の欠陰に対する難点を,この教程はよく補足している。 以上従来の教程との比較の上に立ってttF・ を加え,さらに,. Clark,. &. L.. Goss.''の教程について考察. Tompsonにもふれた。しかし,現在はこれらに止まらず,多様な初歩. ピアノ教程が紹介されており,むしろ選択に迷う感すらなくはない。ただ,ここで注意す べきことは,そこに一貫した真の「メソード+がどの程度盛り込まれているかであり,慣 習的にttBeyer''に依存することも,また,反対に徒らに新奇を求めて興味本位に走るの も共に反省すべきである。 その点において,本論でひとつの問題提起としてとり上げた「Tbe. Music. Tree+ほ其. の「メソード+に発展する萌芽を内包する,極めて有効かつ新しい意味でのtt正統的''教 程のひとつというべきであらう。.
(23) F.. Clar近,. L.. Goss.によるピアノ教程の考察 参. 1). The. 2) 3) 4). Supplemetary. 5) 6). 7). TotlCh. Music. and. Tree Piano expression. ピアノ奏法の基礎 ピアノ学習の基礎 お雇い外国人一昔楽 心理学入門. F.. Clark.. piano. playing. ∫.レヴィーン. 伊能美智子著 野村 光一著 依田. 文. 献. L. Goss. and T. Thompson.. CotlrSe in. 考. 新著. Hami1ton. 中村菊子訳. 287.
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