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男女共同参画社会実現に向けた家庭科の授業の質的分析 ―生徒の意識変容に着目して―

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Academic year: 2021

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(1)第8回教育デザインフォーラム 学生発表会の報告. 学生発表会. 男 女 共 同 参 画 社 会 実 現 に向 けた家 庭 科 の 授 業 の 質 的 分 析 ― 生 徒 の 意 識 変 容 に着 目して―. 家政領域. 千 葉 眞智子 科の授業の質的分析を検討することを目的として本研究 を行った。 研究方法 アクションリサーチによる授業研究を行い、 授業後の生徒のふりかえり記述をもとに分析した。分析 方法はデータに密着しつつ、丁寧に解釈を積み上げて 理論の形にまとめる、修正版グランデットセオリーアプ ローチ(以下 M-GTA)による質的分析法で行った。 対象生徒は、横浜市内の私立女子高校生2年生の1 クラス分のデータ解析である。 結果 5回の授業を一通り終えた後、生徒の意識変容 を M-GTA にのっとって図式化した。 生徒は授業により 知る 話し合う 考える 出会う と いう体験をした。その上で視点を将来や社会に向けさせ ることで、生徒は意識を変容させていった。生徒の意識 変容の過程において大きく影響を及ぼしたのは、「意味 ある他者の存在」や「意義ある情報」、考えを深め、互 いの価値観を確認し合うことができた「グループディス カッション」であった。これらの授業により、最終的に 生徒はこれからの男女共同参画社会を担うのは自分た ちである、という責任を感じながらも、将来、男女共同 本研究の背景と目的 家庭総合の授業では男女が協力. 参画社会が実現した社会で「自分らしく生きる」ことを. してつくる家庭と社会について学ぶ章があるが、生徒. 楽しみに思い、将来への希望を持つに至った。. の関心は薄く、どこかひと事ととらえている部分がある。. 考察 今回の質的分析を通して生徒の意識の変容は各. 毎日接している女子高校生のジェンダー意識は低く、将. 回の授業一つ一つが段階的に展開していくのではなく、. 来、社会の中で一人の自立した女性としてどのように生. それぞれの授業が相互に関連し合いながら生徒の意識. きていくかという自覚があまり育っていないのが実情で. 変容に影響を与えあったということがわかった。生徒の. ある。そこで、一人ひとりが自己実現を可能にするため. 意識の変容は、毎回の授業での小さな変容が相互作用し. には、男女共同参画社会の実現が急務であることを知り、. て、新たな認識を形成していき、その新たな認識がさらに. これからの社会で「自分らしく生きる」ために何をなす. 相互作用し、最終的な認識に変容したものと思われる。. べきかを考えさせるような授業を行うことが必要である. 当日の成果 発表後、くわしい授業内容や M-GTA によ. と考えた。. る分析方法に関する質問を受けた。今回の発表を担当. 以上のような生徒の実態をふまえ、真の男女共同参. するにあたって、M-GTA による質的分析法を学べたこと. 画社会を実現するための意識改革を目指す授業を行. は大変意義深かった。また、発表を通し今後の研究に. い、授業による生徒の意識変容に着目しながら、家庭. 対して新たな課題がみえた。. 18.

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