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曲げと振りをうける梁の剛性方程式

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Academic year: 2021

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全文

(1)

曲げと振りをうける梁の剛性方程式

小 橋 義 郎

1.序

 曲げと振れをうける円弧梁に対する剛性方程式の求め方 を示し,特に半円弧梁に対して任意の座標軸(以下基準座 標軸という)に対する剛性方程式を求めてみた。又直線梁 に対しては,基準座標軸に対する剛性マトリックスの一部 が示されているが,ここに全体の剛性マトリックスを示し

た。

2.円弧渠の局所座標軸に対する剛性方程式  曲げと涙れをうけている半径a,中心角θなる円弧梁を 図1に示す。ここにいう局所座標軸とは部材にとって便利 な様にとった座標軸のことで,すべての記号の上に棒をつ けることによって次の基準座標軸に対するものとを区別す る。X軸の正方向は部材節点番号の小さい方から円弧の中 心0を結ぶ方向にとる。

伽伽/

c 7

2鷹乳6》

   T == (Mxi−Yiasin7)sin7一 {MZI−Yla       (1−cos7)}cOs7 である。又C点に働くCO軸周りのモーメント(曲げモ ーメント)Mは

   M == (M51rYlasin7) cos7十 {MZI−Yla       (1−cos7)}sin7 である。歪エネルギー法を用いて節点1に於ける変位を求 めると,次の様になる。

繊瞳i三

但し

  A=Z一.si,ge.ggggne cose

    2     2

〕甑の

脆乳θ乞淫

+a i一 2sine+ Lilm e

(イ)

+一gitg91i2ggg.nO cose)

B =Hrsit №撃?獅Q e+ or (rgitl;en2 e+cos e−1 )

   θ+・inθ・・Sθ+α e一一    2   2

e if

臓ゐ

2

夢/ 4i

Y,.b, 捲鉢

図1 曲げと振れをうける円弧梁

 M文1,M乞1はそれぞれ節点1に働くモーメントのX,2 成分で,ls( ex1,θ21はそれぞれ節点1に於ける回転角変 位の文,2成分であって,モーメント及び回転角変位の正 方向は図中の2重矢印で示す。これらの矢印は通常の右手 則に従うものとする。又Y1, V1はそれぞれ節点1に働く 鉛直方向の集中荷重及び変位であって,それらの正方向は 図中の矢印で示す。

 (a)節点2を固定して考えた場合

 図1に於いて任意の点Cに働く接線方向のモーメント

(振れモーメント)Tは

ここで

         (一rfi2tggsggg−ne cose一+g一+sine)

D..rgltgls2ggt2−ne cose+g+a(rg一.一gitggsgggsZne cose)

  sin2 e sin2 e F ==t一 a    2    2

宜一皇s nθ鯉・・(一台・

slt!4:gg!2−ne cose)

a=一EI/GJ

 E:ヤング率  G:せん断弾性係数

 1:曲げに対する部材断面二次モーメント  J:部材断面に対する振り剛性係数

(4)式より次の(1)式が求まる。

〔  YlM5tl/aMZI/a〕擁1識〕{・)

 次に節点1,2に働く外荷重の間には次の関係式が成り

立つ。

一195一

(2)

津山高専紀要(第臼巻 第2号)

〔面一〔軽論

これに(1拭を用いると

細一眼〔臨曙

⑲麟の

001

       〔き1翻

脚②

となる。(1拭,(2)式より節点1の変位によって生じた両節 点の力が求められる。

 (b)・節点1を固定して考えた場合

 任意の点Cに働く接線方向のモーメントTは    T={MX2十Y2a(sinθ一sin7)}sinγ

        一{M乞2十Y2σ(cosγ一cosθ)}cos7 文点Cに働くCO軸周りのモーメントMは・

   M={MX2十Y2a(sinθ一sin7)}cosγ

       +〈M乞2+Y2a(cosγ一cosθ)>sinγ

であるから

〔勇i:〕一k3〔lll〕〔諺:ll 回

が求まる。ここで

   R一θslnθ・(…θ一・・θs夢θ)・

   Q−S響一θC睾Sθ÷(S碧θ一θC彗Sθ)・

であって,その他はすべてω式に於けるものと同じであ る。回式より次の(3拭が求まる。

       ユ

〔齢塁騰騰:〕  ・・

 次に節点1,2に働く外荷重の間には

〔翫〕一瀬晶動撫〕

なる関係が成り立つから,これに(3)式を用いると次の(4)式 が求まる。

      エ

〔翫周義晶繋ll〕

       〔li:〕㈱

 以上(1)式,(2)式,(3)式,{4)式をまとめて一つの式にかく と,これが中心角θなる円弧梁が曲げと振れを受ける場合 の,局所座標軸に対する剛性方程式である。

    3. 半円洋琴に対する剛性方程式 3・1局所座標軸に対する剛性方程式

渉ノ

2 一X

 図2

/Yi M511/a M乞1/a

Y2

MX2/a Mi 2/a

覧勿

局所座標軸に対する半円弧梁

但し

kll=

k12=

R2t==

k22 ==

Ta,勿

       巖、

一_痒。).・。、〔餐1濃ll)一嘗・・〉

       鶴/

z(1+a)

4a

n(1+a)

一z(1+a)

 一4a

−n(1+a)

c −n(1+a) 一4a

z(1+ a)

z(1+a)

4a

i狐脚線)〕

一4a rr(1十a)

一2xa 4a

一…(      16a21−a)+     rr(1+a)ノ

ー4at 一丁(1十a)

一2za 一4a

        16a2 4a 4a

2za

一〃(1+a)一4απ(1+3at)一。(・+。)ノ π(エ}α)+。(・+。)/

  一rr(1+a)

  一4a      16a2

3・2 基準座標軸に対する剛性方程式

 基準座標軸とは構造全体に都合のよい様にとった座標軸 のことで各記号の上の棒をとることによって局所座標軸に 対するものとを区別する。図3に節点1に於ける局所座標 軸及び基準座標軸についての門外荷重及び各変位を示して いる。X軸及びZ軸はX2面内にあって,従ってY軸とフ 軸とは一致している。そして角βは又軸の正方向からX 軸の正方向迄時計方向に測るものとする。

一196一

(3)

小橋 義郎

ノ ︐ 蟹、5

z

曲げと振りをうける梁の剛性方程式

 Mlx・例

 Mz 2/a/

(6)式のK11, K12, K21, K22の値:は    A=π(1十α)

   B ==4a    C ==2ra

       16a2

   D =::z(1十3ct) 一

      rr(1+a)

      16a2

   F ==: z(1−bl) 十

       rr(1+a)

.とすると

      y. >r,

      電勿

     図3 節点1に於ける両座標軸の関係

 今cOsβ=λ, sinβ訟μとおくと荷重の聞には次の関係が なりたつ。又変位についても同様の関係がなりたつ。

継継贈醐

  !YX21 l e 9 0 O N 一iL i l Mx2

       1ゆ0 00paλハMz2

  /,t.M乞21

〈5)式及び上の関係式から基準座標軸に対する剛性方程式は 次の様になる。

腺、/a!    .  儀、\

野醇漏〔畿噺

      しθz2/

唯甑

   r−A K・2十B・一A・

   kBi:一A)L    /−A K21= ^λ詑

聾課撫〕

滋艦載下 冷蕊載卸

   /A

K,, ..( b x−A.

    一BIL−AN

   x 撫轡螺

4.直線渠の剛性方程式

     図4 節点1に働く荷重及び変位

 エ軸の正方向は部材節点番号の小さい方から大きい方に とる。円弧に対する場合と同じく,X軸及び2軸は文2平 面にあり従ってY軸と陣由は一致する。図4に節点1に働 く外荷重及び変位の正方向を示す。節点2についても同様 とする。部材長さをしとすると基準座標軸に対する剛性方 程式は

!盈、/。/(ll_〆

   舟生L旦鮎一_一色飽竺一一.一子ご繋

   Y,1L3_12_6。  _6λ

        

   Mx2/Ll     6μ   一αλ2十2μ2 (α十2)λμ

   M・2/L7 6N (α+2)λμ一αμ・+2N・

    iSYM・     vv・1

    i

       Lθx1

となる。記号については前の円弧梁に対するものと全く同 じである。

         5. 結     論

 いくつかの半円弧及び直線部分で構成され孝梁が水平面 内にあって,集中荷重が部材節点に鉛直に働いているとき の各節点変位は(6)式及び(7〕式を用いて梁全体の剛性マトリ ックスを作ることにより求まる。

一197一

      参  考  図  書 吉識監訳

  マトリックス法による構造力学の解法(培風館)

山田,川井共訳

  マトリックス構造解析入門(培風館)

参照

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