"悦"類 動 詞 の 用 法 と コ ン テ ク ス ト(菱 沼)1
"悦"類 動 詞 の 用 法 と コ ン テ ク ス ト
菱 沼 透
1.単 語 と状 況 の コ ン テ ク ス ト 1.1.単 語 と 辞 書
外 国語 を学 ぶ 者 は辞 書 を頼 りに単 語 の意 味 を知 ろ う とす る。 辞 書 は見 出 し 項 目 と して 単 語 な どの語 彙項 目を挙 げ解 説 を行 う。 解 説 は まず 単 語(語 彙 項
目)に 対 して意 味 区分 を行 い、 そ れ ぞ れ の 語 義 に対 して 言 い換 え(同 義 的 な 語 を用 い て の置 き換 え 、 ま た は語 の組 合 せ に よ る よ り詳 細 な 置 き換 え)に よ っ て 意 味 を説 明 し、 対 応 す る文 例 を加 え る。
こ う した一 般 の言 語 辞 書 の ほか に 、 記 述 の対 象 とす る語 彙 項 目 を基 本 的 な 単 語 に絞 り、用 法 の よ り詳 細 な記 述 を 目的 とす る辞 書(基 本 語 辞 典 、 用 法 辞 典 な ど)が あ る。用 法 辞 典 は、意 味 と文 型 の対 応 、形 態 と構 文 に関 す る情 報 、
よ り多 くの 文例 、 同義 的 な語 との比 較 な どの記 述 が 加 え られ る。 文 法 的 な情 報 と文 例 は増 え解 説 は全 体 と して詳 細 に な るが 、 意 味 区 分 と意 味 説 明 自体 は 必 ず しも一 般 の 辞 書 を越 え る こ とは な い。
中 国語 に関 して は、 一 般 的 な言 語 辞 書 の代 表 と して 《現 代 双 活 洞 典 》 が あ り、 用 法 辞 典 の類 に は次 に挙 げ る よ うな もの が あ る。 以 下 、 用 法 辞 典 の辞 書 名 は括 弧 内 の 略 称 を用 い る。
李 怯 民主 編 《現 代 双 活 常 用 司 用 法 洞 典 》(《 常 用 洞 用 法 》) 孟 珠 、矧 不徳 、孟 床 海 、藥 文 並 編 《双 活 劫 司 用 法 洞 典 》(《 劫 洞 用 法 》)
昌叔 湘 主 編 《現 代 双 浩 八 百洞 》(《 八 百 洞 》)
戸 福 波 《対 外 測 吾常 用 洞 浩 対 比例 経 》(《 対 比例 粋 》)
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《現 代 測 吾洞 典 》 は 中 国 の言 語 政 策 の.̲.と して"促 送 双 梧 規 萢 化"の た め に作 成 され た も ので あ る。 用 法 辞 典 は、 全 て が"対 外 測 吾"の 名 称 を冠 し て い るわ けで は な いが 、 い ず れ も非 母 語 話 者 の学 習 に 資 す る とい う意 図 を持 ち 、 中 国語 学 習 者 の 有 用 な学 習 手 段 とな っ て い る。 また 、 規 範 辞 書 、 用 法 辞 典 と も現 代 中 国語 研 究 の成 果 を反 映 した もの で も あ る。
本 稿 で は 、使 用 頻 度 の高 い動 詞 の1つ"悦"を 対 象 に 、 上 に挙 げ た辞 書 を 参 照 しつ つ 、 中 国 語 の 非慣 習 的使 用 者(学 習 者)と して の 立 場 で、 辞 書 の 記 述 とは異 な る観 点 ・角 度 か ら観 察 と解 説 を試 み る。ま た、"悦"と 同義 的 な部 分 を 持 つ"悦 活""洪""叫""淡""打 招 呼"な どに も言 及 す る。
単 語 は見 出 し項 目 の 中 心 で あ り、 語 彙 コ ー ドの最 も基 本 的 な単 位 で あ る。
語 彙 コー ド と して の 単 語 の 意 味 ・用 法 の規 則 は、 そ の 言 語 社 会 の メ ンバ ー に は慣 習 と して蓄 え られ て い る。 伝 達 の過 程 に お い て、 慣 習 的解 読 者 は伝 え ら れ た メ ッセ ー ジ を 自己 の語 彙 コ ー ドに よ り無 意 識 的 に解 読 す る。 そ れ に対 し て 、 非 慣 習 的解 読 者 で あ る学 習 者 は意識 的 な解 読 者 で あ る。1)学 習者 はメ ッ セ ー ジ(言 語 形 式)と そ こ に含 まれ る事 物 や 出来 事 を 、 辞 書 に 記 述 され た 単 語 の 意 味説 明 と文 法 情 報 を頼 りに解 読 しよ う とす る。
学 習 者 と して 辞 書 に対 して 感 じ る問題 は、 単 語 につ い て の説 明 が 言 語 そ の もの につ い て の説 明 に偏 り、 文例(メ ッセ ー ジ)に つ い て も コ ンテ ク ス トに 対 す る配 慮 に欠 け る所 が 見 られ る点 で あ る。 つ ま り、 非 言 語 的 な面(状 況 の コ ンテ クス ト)に つ い て の情 報 ・説 明 が 少 な い こ とで あ る。 「状 況 の コ ンテ ク ス ト」 に は、 伝 達 され る事 象 に関 す る知 識 、 事 象 と関 連 す る時 ・所 ・場 面 、 事 象 の 関 与者 とそ の 役 割 や 関 係 、伝 達 の様 式 な どが 含 まれ る。2)以 下 こ う し た 問題 点 に 関 して、 「状 況 の コ ン テ クス ト」 を中 心 に"悦"類 の動 詞 につ い て 考 え て見 た い。
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1.2.辞 書 に お け る"悦"の 解 説 と 問 題 点
論 を進 め る便 宜 の た め に 、 《現 代 測 吾洞 典 》 の"悦"の 解 説 を 引用 して お く。 この記 述 に お け る語 義 区分 と意 味 説 明 は、 他 の辞 書 に お い て も基 本 的 に は踏襲 さ れ て お り、広 く評価 され承 認 され た もの と言 え る("〜"は"悦"の
代 替)。
0[劫]用 活 来 表 迭 意 思 、我 不 会 唱 歌,只 〜 了ノト笑Z。
②[劫]解 群 ・ 一 〜 就 明 白。
4言 槍;主 張 、 学 〜 著 有 立 〜1有 此 一 〜 。
④[劫]責 各;批i平:挨 〜 了 釜 釜 〜 了他 几 句 。
⑤[劫]指 悦 合;介 多召,〜 婆 家 。
⑥[劫]意 思 上 指 、他̀一̀一一段 活 是 〜 准 呪?
《現 代 双 浩 洞 典 》の語 義 区分 と配 列 順 は、"悦"の 語 義 間 の 関 係 ・構造 を示 して い る考 え られ る。 即 ち 、0は 基 本 的 な意 味 、 ② 〜④ は そ の近 い変 種 、⑤ は基 本 的 意 味 か ら距 離 の あ る変 種 で あ り、 ⑥ は言 葉 にっ い て注 釈 を行 うた め に使 用 す る とい う点 で ⑤ まで の意 味 とは性 格 が 異 な る、 とい う関 係 を示 して い る。 意 味 上0〜 ④ が 中心 に あ り、 ⑤ ⑤ は 周 辺 に あ る。
用 法 辞 典 の類 は基 本 的 に この 区分 に従 うが 、 周 辺 的 な語 義 ⑤ ⑥ につ い て は 扱 い の異 な る もの が あ る。《八 百 司 》は周 辺 的 な ⑤ ⑥ の 区分 を設 けず 、① ② お よび④ に つ い て の み述 べ る。《常 用 洞 用 法 》は⑤ ⑥ の順 を 入 れ 換 え⑤ を最 後 に 置 き、 ⑤ の説 明 を"旧 吋 指 悦 合;介 窒召"と 修 正 して い る。3)
《現 代 測 吾洞 典 》 の"悦"関 して まず 問 題 にな るの は、 基 本 的 な語 義 ① の
"[劫]用 活 来 表 迭 意 思"と い う説 明 で あ る
。 この 記述 は一 般 的 ・抽 象 的 で 、 意 味 内容 の範 囲 が 広 す ぎ る。 この記 述 は"悦"類 の動 詞 に共 通 す る意 味 特 徴 で あ り、"悦"類 相 互 の違 い を説 明 で き な い 。4)
《八 百 洞 》 は この 点 に修 正 を加 え、0を 賓 語 の 意 味 の 違 い に基 づ き、a)
〜d)の4つ に 区分 して い る(a箕 活 力̀活'或 某 和 性辰 的活 。b箕 梧 力 浩
4
言 、 方 言 。c寅 浩 指 所 悦 的 人 或 事 物 。d冥 浩 指 所 悦 的 内 容)。 こ の よ うな 下 位 区 分 は 必 要 だ が 、 こ の 分 類 の しか た は 賓 語 と い う文 成 分 の 形 式 に頼 りす ぎ 、 賓 語 に 当 て ら れ る語 句 の形 式 的 な 意 味 に 頼 りす ぎ て い る 。
例 え ぼ 、"c)箕 浩 指 所 悦 的 人 或 事 物 。"の 文 例 に は 、cc..・ ↑・故 事 。""悦 一 段 相 声"(賓 語 が 事 物 の 例)、 お よ び"正 悦 着 称,称 就 来 了 。"(賓 語 が 人 の 例)
な ど を 挙 げ て い る。 だ が 前 者 の"悦"は<(物 語 や 漫 才 を)語 っ て 聞 か せ る、
演 じ る 〉意 味 で あ り、 後 者 の"悦"は 〈(人 や 物 を)話 題 に す る 〉 意 味 で あ る 。 意 味 内 容 だ け か ら考 え て も、 こ の2つ の"悦"を1つ に 括 る こ とに は 無 理 が あ る 。
"..故 事
。"と"正 悦 着 称,称 就 来 了 。"を テ ク ス ト(つ ま り実 際 の 会 話 の 中 で 使 わ れ た 文)と 考 え 、 言 語 形 式 に は 現 れ て い な い そ の 背 景(状 況 の
コ ン テ ク ス ト)を 推 測 し て み る と、 い くっ か の 違 い が 明 らか に な る。
"悦 故 事"の"説"の 主 体 は 一 種 の 能 力 を 有 す る 人 物 で あ る
。"悦 故 事"
と い う行 為 の 向 け られ る相 手 は 、〈 聴 衆 〉 で あ り、主 体 の 演 技 を 享 受 す る 人 々 (〈 聴 衆 〉 は普 通 複 数 で あ る と推 測 さ れ る)で あ る。 こ の テ ク ス ト(文)の 伝 達 相 手 は 発 話 時 点 に お け る対 話 の 聞 き 手 で あ る 。
これ に 対 して"悦 弥"の"悦"の 主 体 は 能 力 と は 関 係 が な い 。"悦 称"の 相 手 は 、 共 に"弥"を 話 題 に し て い た 発 話 時 以 前 か ら対 話 の 場 に い た 聞 き 手
で あ る。 テ ク ス トの 伝 達 相 手 は 発 話 時 に 新 た に 登 場 した 相 手̀称"で あ る 。 こ の よ う に 考 え る と、"悦 故 事"と"悦 称"と は 異 な る状 況 に お け る 異 な る 行 為 で あ る こ とが 明 ら か に な る。 こ の 違 い は 、 文 の 構 造 と"悦"の 形 に 反 映 す る。"悦 故 事"の 文 に は行 為 の 相 手 く 聴 衆 〉 を 導 入 で き る。そ の 場 合 、"再 給 我 伯 悦 悦 那 介 故 事 。"(《 劫 洞 用 法 》)の よ う に 介 詞"給"を 用 い る 。"悦 称"
の 文 に も行 為 の 相 手 を 導 入 で き る が 、"躁(対)他 悦"の よ う に 介 詞 は"星 艮"
"対"を 用 い る
。"悦 故 事"の"悦"に は 、"了 、 着 、 」Σt"を 添 加 で き 重 畳 も 可 能 だ が 、"悦 伯く"の"悦"は"悦 着""在 悦"の 形 は 可 能 だ が 、"了"と"近"
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は添 加 で きず 重 畳 も で きな い 。 また 、"悦 故 事"の"悦"は"耕"に 換 え られ るが 、"悦 弥"の"悦"は"洪"と の置 き換 え が で き な い。
"人 或 事 物"と い う賓 語 類 は
、"活""浩 言 、方 言""所 悦 的 内容"な ど との 対 比 で 立 て られ た賓 語 の 区分 だ が 、 形 式 的 な 区 分 で あ る。 賓 語 の 区分 、"悦"
の 意 味 区分 は、形 式 だ けで な く意 味 と状 況 に関 す る分 析 を加 え る必 要 が あ る。
用 法 辞 典 の特 徴 は、 適 切 な例 を よ り多 く示 し、 発 話 の 状 況 と結 びつ けて 具 体 的 ・感 覚 的 に語 義 の意 味 ・用 法 の 習 得 を助 け る点 に あ る。 但 し、 文 例 につ いて は形 式 上 制 約 が あ り、 どの辞 書 も孤 立 した1文 の形 で 挙 げ る こ とを原 則 に して い る。 この形 式 は辞 書 の最 大 の制 約 か も しれ な い 。 だ が この制 約 の も とで も、 文 例 は そ の本 来 の役 割 を果 たす べ きで あ ろ う。
用 法 辞 典 に は学 習 者 に とっ て分 か りに くい文 例 が 見 られ る。 例 え ば、 《常 用 洞 用 法 》 が⑤"励]指 悦 合;介 多召"の 例 と して 挙 げ る"他 那 ノト対 象 悦 了一 年 多 了,都 快 結 婚 了 。"と い う文 。"他 那 介 ヌ寸象"と い う名 詞 句 は"悦"の 主 語 で あ ろ うが 、"悦"と の 意 味 関係 が わ か りに くい 、"悦"の 動 作 主 体 が わ か りに くい な どの 問題 が あ る。 この文 例 は文 と して は完 結 して い るが 、 文 の 関 与 者 お よび"悦"の 動 作 主 体 、 そ れ らの役 割 や 関 係 とい っ た、 主 と して 人 間 関 係 につ い て の状 況 の コ ンテ クス トと して 必 要 な情 報 が、 学 習 者 に は わ か り
に くい の で あ る。 この よ うな文 例 は必 要 で あ るが 、 背 景 につ い て の説 明 が何 らか の形 で加 え られ るべ きで あ ろ う。
1.3.単 語 と状 況 の コ ン テ ク ス ト
本 稿 で は、 単 語 の意 味 ・用 法 につ い て、 社 会 言 語 学(広 い 意 味 で の)に お け る 「状 況 の コ ンテ ク ス ト」 の概 念 を単語 に対 して用 い、"悦"の 意 味 ・用 法 の 記 述 を試 み る。状 況 の コ ン テ クス トとい う概 念 は本 来 、テ ク ス ト5)に 対 し て 用 い る も ので あ る。 テ クス トは コ ンテ クス トの 中 で産 出 され 、 テ クス トの 意 味 は コ ン テ クス ト との 関連 で 解 釈 され る とい う観 点 か ら提 起 され た も ので
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あ る。 状 況 の コ ンテ クス トは、 テ クス ト(言 語 形 式)以 外 に、 関与 者(発 信 者 、 受信 者 、 関連 す る第3者)、 話 題 と伝 達 内 容 、 現 場 の環 境(時 、 所)、 チ ャ ンネ ル 、 社 会 的 背 景 な ど多 くの非 言 語 的 事 象(テ ク ス トの環 境 全 体)を 含 む。
状 況 の コ ンテ ク ス トとい う概 念 を、 テ ク ス トを構 成 す る成 分 で あ る単 語 に 関 して 適 用 した 場 合 、 単 語 の最 も直 接 的 な コ ン テ クス トは そ の単 語 を含 む文
(テ ク ス ト)で あ る。慣 習 的解 読 者 は テ ク ス トを通 して そ の背 後 に あ る状 況 を相 当 程 度 推 測 で き る はず で あ る。 単 語 に は また 言 語 外 の 状 況 との 関 連 も あ り、 それ は単 語 を含 む テ クス トの 「状 況 の コ ンテ クス ト」 と重 な る。 但 し、
単 語 の 観 察 は単 語 に焦 点 を 当 て て 行 うの で あ り、"悦"に つ い て言 え ぼ 、テ ク ス トを構 成 す る成 分 と して の"説"に 対 し、 テ ク ス トとは別 個 にそ の関 与 者 お よ び話 題 な どにつ い て観 察 す る必 要 が あ る。
以 下 で、 こ う した テ クス トお よび 「状 況 の コ ンテ クス ト」 と単 語 の関 係 を 中 心 に、"悦"類 の動 詞 につ い て考 え る。"悦"に 焦 点 を当 て た場 合 の"悦"
に関 す る要 素 を、 テ ク ス トに関 す る用語 とは 区別 し、 「発 言 者(動 作 主 体)、
発 言 相 手 、 発 言 内容 」 の 語 を用 い る こ とにす る。
言 語 資 料 と して 小 説 とシ ナ リオ(映 画 、 戯 曲、 漫 才)を 用 い る。 我 々 は こ れ らの テ ク ス トに直 接 接 触 す る こ とは で き るが 、 その 状 況 の コ ンテ クス トに 直 接 立 ち 会 う こ とは で き な い。 但 し作 品全 体 を テ クス トと考 え た場 合 、 テ ク ス トに は0般 にか な り詳 細 な状 況 の コ ンテ ク ス トの記 述 が含 まれ る。 作 品 の 読 者 はす べ て 、 作 品全 体 か ら状 況 の コ ンテ ク ス トを読 み取 る こ とに な って い る。従 って 以下 の分 析 に お い て 状 況 の コ ン テ クス トは、 テ ク ス トか ら読 み取 り、推 測 に よ って 実 際 の コ ン テ ク ス トと考 え られ る もの を構 成 した も ので あ る。
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2.引 用 行 為 の"悦"
2.1.引 用 の 形 式
《八 百 洞 》 は、"悦"の 語 義0の 中 に"d)実 活 指 所 悦 的 内容"と い う下 位 区分 を設 けて い る。 これ は"悦"の い わ ゆ る 引用 の用 法 で あ る。本 稿 で は 引用 とい う区分 を 、下 位 の 区分 と して で は な く、独 立 の 区分 と して設 定 す る。
引用 を行 う際 に使 わ れ る動 詞 は"悦"だ けで は な い が、"悦"が 最 も代 表 的 で あ り、 引用 の"悦"は 他 の"悦"の 用 法 とは異 な る特徴 を持 つ か らで あ る。
引 用 とは、 発 信 者 が テ クス トの 中 に、 第3者 あ るい は発信 者 ・受信 者 の過 去 の発 話 内容 を取 り入 れ る行 為 で あ る。 引用 の 形 式 、 目的 は さ ま ざ ま で あ る が 、 こ こで は"悦"を 用 い る例 につ い て考 え る。
《八 百 凋 》 は 引用 用 法 の文 例 と して 、"我 悦 去,他 悦 不 去 。""天 『 預 扱 悦 ・ 明 天 有 六 七 級 大/^4。"な どの 文 例 を挙 げ て い る。 これ らを も とに、引用 の形 式 につ い て考 え る。 これ らの文 を 引用 テ ク ス トと呼 ぶ と、 引用 テ ク ス トは 引 用 合 図部 分("我 悦""他 悦""天 『 預 振 悦")と 引用 内容("去""不 去""明 天 有 六 七 級 大 夙")に 分 か れ る。引用 合 図部 分 は、主 語 と動詞"悦"で 構 成 さ れ る。
引用 内容 は"悦"の 賓 語 で あ り、 引用 テ ク ス トは文 の形 式 を とる。
引 用 合 図部 分 と引用 内容 に は 、 文 章 記 号 が 加 え られ るの が 普 通 で 、 「恩 格 斯 悦、"莞 幼 創 造 了人 本,身。"」の よ うに コロ ン と引用 記号 を用 い る形 式 が模 範 的 とされ て い る。 しか し実 際 に は、《八 百 洞 》の例 の よ うに、文 章 記 号 の使 い 方 は さ ま ざ まで あ る。6)
引用 内容 は、 も との 発 話 に 内 容 ・形 式 と も忠 実 な直 接 引用 と、 引用 す る者 の整 理 ・改 変 を加 え られ た 間接 引用 とが あ る。 この点 は文 章 記 号 の使 い方 と も関 連 が あ る。 「恩 格 斯 悦,"i芳 劫 創 造 了人 本 、身 。"」の よ うな形 式 は、 直 接 引 用 と考 え られ る。
引用 行 為 の コ ンテ クス トにつ い て 考 え る と、 まず 引 用 者(発 信 者)と 、 引 用 内容 を伝 達 す る相 手 とが 存 在 す る。 引用 の 中 心 は 引用 内 容 を提 示 す る こ と
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だ が 、 そ の 出 所 を 示 す 必 要 が あ る 。 出 所 は 引 用 テ ク ス ト(文)の 主 語 と して 示 さ れ る。
出 所 は2種 類 に 分 け られ る。1つ は 、"我 悦 去,他 悦 不 去."の"我""他"
の よ うな テ ク ス トの 関 与 者 で あ る。 も う1つ は 、"天 『 預 扱"の よ う な 人 間 以 外 の 物(書 物 、 手 紙 、 メ モ 、 諺 、 う わ さ な どが 含 ま れ る)、 お よ び 関 与 者 で は な い 人 間(エ ン ゲ ル ス 、 荘 子 な ど)で あ る(こ れ らの 出 所 を 併 せ て 非 関 与 者
とす る)。 引 用 の"悦"は 人 間 以 外 の も の を 主 語 とす る点 に 特 徴 の1っ が あ る。 以 下 、 出 所 の 違 い を も と に 述 べ る。
2.2.非 関 与 者 か ら の 引 用
2.2.1.文 章 に お け る 引 用 一"悦"類 の 動 詞 を 用 い る 例 まず 、 文 章 に お け る引用 の うち非 関 与 者 か らの 引用 につ い て考 え る。 次 の 例 は学 術 論 文 中 に お け る引用 で 、 引用 者 が 自身 の論 旨 の展 開 の た め の根 拠 ・ 材 料 を示 した り、論 の補 強 の た め に行 っ て い る。引用 合 図部 分 の動 詞 に は"悦"
の ほか 、"指 出""杁 力""是"な どが使 わ れ る(コ ロ ンだ けの 場 合 もあ る)が 、
"排"は 使 わ れ な い
。 引用 内容 は原 典 か らの直 接 の 引用 で あ る。
(Ol)因tc硯"形 似 田,古 代 文 人 喜 炊 把 硯 比喩 作"田",芳 奈 坂 説,tc我 生 元 田,食 破 硯 。"(双 悟 与 中 国 文 化)
(02)人 美 辮 物 取 名 是 人 美 創 造 文 明史 的第 一 歩 。老 子 悦 辻"元 名 万 物 之 始, 有 名 万 物 之 母 。"(汲 培 与 中 国文 化)
(03)道 教 杁 力,人 修 行 方 木 超 脱 人 世 后 即 具 各 了神通 変 化 的能 力,可 長 生 不 死,成 力cc仙"人 。《経 名 ・経 長 幼 》 悦 、老 而 不 死 日仙 。 仙,迂 也,迂 入 山也 。(中 国佑 銃 文 化 和 梧 言)
(04)俗 悟 悦 、"千 里 不 同n,百 里 不 同俗 。"我 国地 人 多,方 吉週 昇,各 地 不 同n俗i慣 往 往 躍 当地 浩 言 朕 系 在 一 起 。(双 活 匂 中 国 文 化)
"悦"の 主 語 は
、 人 の場 合 と書 物(出 典)の 場 合 が あ る。 引用 の"悦"の
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主 語 は、 人 の場 合 を含 めて 、 意 味 上 は 出所 と見 るべ きで あ ろ う。 引用 内容 は 過 去 の もの で あ るが 、"悦"は 普 通"悦"の ま まで用 い、"悦 了""悦 道"の 形 を用 い る例 は少 な い 。(02)の"老 子 悦 這"と い う形 は、非 関 与 者 か らの 引用 と して は珍 しい例 で あ る。伝 達 相 手 は示 さ な い のが 一 般 的 で あ る。「毛 主 席 教 尋 我伯:"帝 国主 又 者 如 此 欺 負 我 佃,這 是 需 要 杁 真 対 付 的 。"」の よ うな伝 達 相 手 を 引 用 合 図部 分 に加 え る形 は少 な い。
2.2.2.文 章 に お け る 引 用 一"写"類 の 動 詞 を 用 い る 例 小 説 に お い て 、 引用 者 が 論 旨 の補 強 や根 拠 を示 す た め で は な く、 出 来 事 の 展 開 の た め に必 要 な 情報 を提 示 す る 目的 で 行 う引用 が あ る。 次 の テ ク ス トは あ る小 説 の終 結 部 分 で あ る。 こ こ に現 れ る引 用 は、 小説 を完 成 させ るた め に 必 要 な情 報 を作 者 が 読 者 に提 示 す る こ とを 目的 と して い る。 引用 部 分 の 動 詞
に は、"写(着)""是"が 用 い られ て い る(コ ロ ンだ けの もの もあ る)。
この例 も広 い意 味 で 引用(直 接 引用)と 考 えて よい と思 うが 、 これ まで 見 た例 とは 引用 テ ク ス トの構 造 が 違 い、"写(着)"を"悦"に 換 え る こ とはで き な い 。 換 え る こ とが 可 能 な の は、"写 道""杞 載"な どの"写"類 の動 詞 で あ る。
(05)弓 局 長 一 行 来 到 奈 山坂 父 来 的 墓地,〜 〜 〜,及 至 走 近,オ 看 清 花 圏 上 的挽 朕,一 ノト上 面 写 着 、 人 走 音 容 在,身 去 功 助 存 。落 款 、小 山村 村 委 会 。男 一 ノト花 圏 的挽 朕 是 、 吃水 不 忘 控 井 人,接 班 自有 后 来 人.
落 款,小 山村 小 学全 体 師 生 。
弓 局 長 望 着 眼 前 的花 圏,斎 立 在 父 来 的 墓 前 垂 首 志 哀 。 弓 局 長 心 里 一1馴 鬼疾 。此 日寸,他 オ 突 然 省 悟,力 什 広 多来 伯 対 他 那 広冷 淡.(小
小 悦 《拍 墓 》)
引用 内 容 は墓 前 の花 輪 に添 え られ た 挽 聯 の言 葉 で あ る。 テ クス トの 内容 お よび 引用 の 内容 か ら見 て 、 この 引用 は挽 聯 に書 か れ た 言 葉 す べ て の 忠実 な直
IO
接 の 引用 で あ る と考 え られ る。 これ は 引用 テ ク ス トの 文 の形 式 と も関係 が あ る。 以 下 の例 も 同様 の 引 用 例 で あ る。
(06)一 天 回 家,看 到f'7上有 一 張 紙 条,上 面 写 着,"上 月 屯費,一 共15 .5 元.隔 壁 。"(小 小 悦 《隔壁 的紙 条 》)
(07)不 久,康 倖 並 牧 到 了戴 暁 蕾 的一 張神 秘 紙 条,紙 条 上 写 道,迭 介 星 期 四 晩 上 院 里 升 重 要 大 会,我 要 去 称 家 看 看 那 扇 破 璃 育 。(来 来 往 往) (08)家 多 的 具 志 上i区祥 記 載:1940年 夏,周V安 在 哉 斗 中格X日 軍 少 尉 一
名 。(小 小 悦 《二 舅抗 日》)
これ らの 引用 も引用 合 図 部 分 と引用 内容 か らな る文 の形 で行 わ れ て い る。
"… ノト上 面 写 着、人 走 音 容 在,身 去 功 勤 存 。"の 形 は いわ ゆ る現 象 文(存 在 文) の形 式 で あ る。 また 、 引用 内容 を表 す賓 語 は発 信 者 ・受 信 者 に とっ て 新 情 報 と考 え られ る。従 って 、 この 文 は 意 味 的 に も現 象 文(存 在 文)と 認 め られ る。
但 しコ ロ ンが用 い られ る点 は0般 の 現 象 文 と異 な る。
引用 部 分 が 文 で は な く語 の 場 合 も あ る。 こ の場 合 、 コ ロ ン は使 わ れ な い 。 (09)他 身 力 弓 第 ホ 公 民,力 美 国一 家 公 司 徹 中 国代 亦,名 片 上 写 着 忌 鋒 理,
基 本 年 薪 二 十 万 美 金 。(来 来 往 往)
これ も現 象 文 で あ り、 引 用 合 図部 分 に"写"類 の動 詞 を用 い た文 は す べ て 現 象 文 と考 え られ る。
2.2.3.会 話 に お け る 引 用
一一・般 の会 話 に お い て も、 基 本 的 に は上 の 場 合 と同様 の形 式 で 引用 が 行 わ れ る。 出所 は歴 史 上 の人 物 や書 物 の ほ か、 新 聞 、 手 紙 、 メ モ な どが あ る。"悦"
を"所 ×x悦"の 形 で 用 い る こ とが あ る(16)。
会 話 に お い て は、 諺 お よ び うわ さの 引用 も多 い。 諺 か らの 引 用 に は、"俗 活 悦"と"人 イ肖悦"の2つ の形 式 が あ る。 引用 の"説"の 主 語 は単 数 が 普 通
で あ り、 複 数 の 人 で あ る場 合 は複 数 の人 間 が 意 味 上 同 じ こ とを言 う状 況 に限
"説"類 動 詞 の 用 法 と コ ン テ ク ス ト(菱 沼)II
定 され る。複 数 主 語"人 伯 悦"は 諺 の 引用 形 式 の特 徴 で あ る(「 〜 〜 〜 」 は省 略 した こ とを示 す)。
(10)賀 先 生 悦,tc陶 陶,我 也 咳 走 了,我 的 肝 癌 居 然 施 道 了遠 広 多 年,実 力 奇迩 。庄 子 悦,生)勺 附 贅 愚 疵,死 力 決涜 潰 痛 。 我 現 在 把 核 倣 的事 倣 完 了,〜 〜 〜"(小 小 悦 《適 遥 游 》)
(11)哨 多 俗 活 悦,金 花 配 銀 花,西 萌 芦 配 瓜 。 哨丙 介 没 文 化,正 能 合 在 一 快 哩!(人 生)
(12)人 伯 吋 常 悦,女 道 三 十 豆 腐 渣,唯 道 自己 就 樟 イ介到 了 迭 祥 的扮 几 上?
(小 小 悦 《相 来 》)
以 上 の 引用 の意 図 ・目的 は文 章 に お け る引用("悦"類 の動 詞 を用 い る例) と同 じで 、 引用 者 が 自身 の論 旨 の補 強 のた め に行 っ て い る。0方 、 会 話 にお いて も引 用 者 が 話 題 や 情 報 を提 示 す るた め に行 う引用 は多 い。
(13)咬,老 件,弥 看,振 上 悦 有 ノト小 女 核 得 了 白血 病,看 病 要 花 好 几 万, 社 会 上 好 多 人 都 在 力 地 措 銭 呪 。(悦 双 浩 淡 文 化)
(14)他 揺 揺 訣,"本 来,弥 和 克 南 好 好 的,可 是 … …p,前 天 我 剛 牧 到 老 哉 友 的 信,悦 南 京那 里 己経 給克 南 朕 系 工 作 単 位 了 … …"(人 生) (15)康 的 妃 高 巣 得 抱 着 康 倖 並 来 了 几 口,突 然 友 現 地 母 来 不 在,..上 就
成 了最 重 要 的 同題,"娼 娼 呪?地 給 我 留条 悦 去 弥 公 司 了 。"(来来 往 往) (16)現 在 所 地 方 上 来 函悦,初 歩 決 定 安排 辻 我 在 地 区寺 署 当 労 劫 局 長 。(人
生)
うわ さの 引用 は、 話 題 ・情 報 の提 示 の た め に行 わ れ る。 うわ さ の 出所 は不 明 で あ り特 定 で きな い。 そ の た め 引用 合 図部 分 に は"准 悦""有 人 悦"お よ び
"明説""据 悦"な どの形 が用 い られ る
。 ま た、"消 息"を 主 語 とす る"有 消 息 悦"の 形 式 も あ る。 うわ さ の 引用 内容 は間 接 の 引用 で あ る。
(17)地 氾 得 准 悦 這,男 人 之 向 的活 題 根 多,但 概 括起 来 元 非 三 ノト、金 銭 、 哉 争 和 女 人 。(小 小 悦)
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(18)有 人 悦 他 拾 了介 金 表,有 人 悦 他 白弄 了三 百快 大 洋,那 自信 知 道 得 最 洋 碗 的オ 点 着 訣 悦,他 杁 西 山 拉 回三 十 匹略 駝!(弓 各駝 祥 子)
(19)遠 ノト星 期 天,又 有 人 要 給 達 長 介 招 対 象 。所 悦 是 ノト扮 士,而 且 迩 要 到 達 臥 来 。(小 小 悦 《娃 子 》)
(20)李 大 夫 是 遠 企 大 型 肉美 朕 合 加 工 π 丙 千 多 取 工 里 最 衿 持 最 清 高 最 有 文 化 的人,皮 朕 白得 像 妬 油 雪 樵 。据 悦 姫 的年 齢 将 近 五 十,迭 一 点 就 是 x了 康 伸 並 他 也 不 相 信 。(来 来 往 往)
(21)他 察 干 杁 園 塙溜 出 去,倫 了衣 民 的丙 根 黄 瓜 。他 当 場 就 被 逮 住 了 … … 有 消 息 悦,星 期 五 就 升 師 生 大 会,宣 布 升 除胡 志 安 的 決 定 。他 的学 生 生 涯 込 有 不 到 三 天 。(小 小 悦 《火 実 》)
(22)后 来 有 消 息 説 林 珠 去 了漢 大 利 亜,也 有 消 息 悦 林 珠 去 了美 国,忌 之 地 大 釣 是 寓 升 中 国 了 。(来 来 往 往)
2.3.関 与 者 か ら の 引 用 2.3.1.間 接 引 用
対 話 にお い て 引用 を行 う者 が 関与 者 で あ る特 定 の人 物(話 し手 や 聞 き手 お よ び第3者)の 過 去 の発 言 を 引用 す る場 合 が あ る。 この 場 合 、 引用 合 図部 分 は 引用 内容 の 発 言 者 を主 語 と して 、"× ×悦"お よ び"明 二× ×悦"の 形 が用 い られ る。 この 引用 テ ク ス トは、 発 言 者 の過 去 の発 言 内容 の確 認 の 意 味 合 い が 強 い場 合 に は、"悦"は"悦 道""悦 了"の 形 を取 る。 ま た、 引用 内容 は過 去 の会 話 に お け る発 言 で あ るか ら、 引用 内容 の形 式 は そ の ま まの直 接 の 引用
で は な く、 引用 者 に よっ て 改 変 ・整 理 され た 間 接 的 な 引用 で あ る。
(23)我 説 迂 称 以后 別 来 技 我 侑 家 玉 英,急 広 又 来 了?(常 用 洞)
(24)阿 眉 蛮 房 害 地 打 断 我,"我 什 広 吋 候 悦 辻 嫌 弥,不 要 弥 了?(空 中 小 姐)
(25)娃,称 逆,長 大 后 干 什 広?皮 大 悦,弥 悦 了,要 我 当村 主 任 呪 。(小
"悦"類 動 詞 の用 法 とコ ンテ ク ス ト(菱 沼)13
小 悦 《皮 狗 》)
(26)我 祀 得 弥 悦 辻 不 鍛 焼 的人 也 能 活 到 九 十 九,好 像 称 対 椴 焼 不 感 巣 趣 的 嚇 。(悦 悦)
(27)局 長 是 悦 了清 他 去 坐 。 可 是,去 螂 里 坐?(悦 悦)
(28)他 想 了会 几:"我 伯 早 就 回 来 了,折 老 程 悦,イ ホ在 一 対,人 和r。
高 娼 迩 去 我 了弥 一 趙,没 技 到 。坐 下!称 急祥?事 情 好 不 好?"(略 駝 祥 子)
この種 の特 定 の 人 物 の 引用 に は"悦 是"が 挿 入 句 的 に使 わ れ る こ とが あ る。
この場 合 、"悦"の 発 言 主 体 は文 脈 前 方 に示 さ れ る。同 じ く慣 用 的 な 引用 合 図 の動 詞"所 悦""据 悦"は 、"悦 是"と 異 な り出所 を明 か さ な い場 合 に使 わ れ る。
(29)餐 棺 是 段 莉 螂 逸 的,悦 是 一 家 既有 梢 次 味 道 又 好 込 根 便 宜 的 餐棺.(来 来 往 往)
(30)走 了不 多 吋 候,阿 五 又 将 核 子 込 給 他,悦 是 昨 天 与 朋 友 釣 定 的 吃 坂 吋 候 到 了;単 四 娃 子 便 接 了 核 子 。(ロ内城)
(31)我 伯 那 吋 候 不 知 道 淡 些 什 広,只 氾 得 国 土 根 高果,悦 是 上 城 之 后,見 了杵 多 没 有 児 せ 的 奈 西 。(口内城)
関 与 者 の発 言 の 引用 に は、"悦"に 換 えて"排"を 用 い る こ とが で き る。但 し、"対(艮 艮)× ×併"の 形 で 引用 伝 達 相 手 を明 示 して 使 うの が 普 通 で あ る。
(32)辻 了年,地 元 槍 如 何 也 不 准 祥 子 在 晩 向 出去,地 不 定 明阻寸就 生 券,地 害 伯 。遠 吋 候,女 也オ 想 起 自己 的宴 在 歩 数 来,量 然 迩 不 肯 明悦,可 是 再 也 不 対 他 耕,"我 只 比称 大L点'了"。(略 駝 祥 子)
(33)好 朋 友!弥 知 道 喝?地 准 各 給 称 写 信 的 。地 是那 広 激 劫 地 対 我 耕 道 想 向称 傾 訴 的活,不 是 一 句,而 是 根 多 根 多 。(空 中小 姐)
14
2.3.2.対 話 内 容 の 引 用
小 説 で 対 話 の 場 面 が 描 か れ る場 合 、 対 話 の 内 容 は"× ×悦""× × 道""×
× 同(回 答)"な どの 形 を 用 い 、 直 接 引 用 の 形 で 引 用 さ れ る 。 こ の と き の"×
× 説"の 部 分 は 、 これ ま で 述 べ た 引 用 と は 異 な り、 引 用 内 容 の あ と に 置 か れ る こ と も あ る の で 、1つ の 文 の 中 の 引 用 合 図 部 分 で は な く、 独 立 し た 文 と考 え られ る。
こ の 用 法 の"悦"は 、"了 、 着 、 迂"を 添 加 しな い 。 場 面 が 発 話 時 点 に 設 定 さ れ て い るか ら で あ ろ う。 ま た 、 文 脈 に よ り発 言 者 が 明 ら か な 場 合 に は"×
× 悦"が 省 略 さ れ 、 引 用 内 容 の み を 示 す こ とが あ る。 こ れ ら の"悦"も"排"
に換 え る こ と は で き な い 。
(34)̀L代 不 如 一 代!"九 斤 老 太 悦 。
七 斤 慢 慢 地7FI起:,来,it口 『 悦,"皇 帝 坐 了尤 庭 了 。"
七 斤 艘 呆 了 一 刻,忽 而 胱 然 大 悟 的 道,"遠 可 好 了,遠 不 是 又 要 皇 恩 大 赦 了 広!"
七 斤 又 収 一 口『,悦,cc我 没 有 辮 子 。"
"皇 帝 要 辮 子 広?"
"皇 帝 要 辮 子
。"
"称 急 広 知 道 呪?"七 斤 艘 有 些 着 急
,赴 忙 的 同 。
"威 亨 酒 店 里 的 人
,都 悦 要 的 。"(ロ内城)
3.注 釈
3.1.注 釈
《現 代 双 浩 洞 典 》 の 語 義 区分 で 最 後 に 置 か れ た"悦"「 ⑥[珈 意 思 上 指, 他 遠 段 活 是 悦准 咤?」 の意 味 上 の特 徴 は 、 動 作 の側 面 が 捨 象 され て い る点 に あ る。 この点 は、 非 関 与 者 か らの 引用 合 図 に使 う"悦"と 共 通 す る。
この"悦"に つ い て の文 法 解 説 と文例 は、 用 法 辞 典 の問 に相 当程 度 違 いが
"悦"類 動 詞 の 用 法 と コ ン テ ク ス ト(菱 沼)15
見 られ る。《常 用 司 用 法 》は、「必 帯 名 洞 、代 洞 箕浩 。不 能 帯cc了"、"着"、"冠"。
不 能 帯 ネト沼 。不 能 重 登 。」 と説 明 し、"我 没 悦 弥,我 悦 的是 那 ノ↑・不 排 理 的人 。"
の類 の 文例 を挙 げ る。 これ に対 して 《劫 洞 用 法 》 は、 賓 語 は 〔劫 冥 〕 〔形 箕 〕
〔小句 実 〕 で あ る と し、"他 的 意 思 是 悦 不 再 派 代 表 臥参 加 比奏 了。"の よ うな 例 を挙 げ る。
"悦 称"と"意 思 是 悦"の"悦"は
、用 い る状 況 と意 味 に違 い が あ る。 前 者 は何 が 話 題 か を述 べ るた め の表 現 で 、 〈 話 題 は何 々 だ 〉 と説 明 す る意 味 で あ る。 後 者 は あ る発 言 に対 して注 釈 ・解 説 を加 え る場 合 の 表 現 で 、 〈 そ の発 言 の 意 味 は何 々 だ 〉 と説 明 す る意 味 で あ る。 但 し、 話 題 と発 言 内 容 とい う説 明 の対 象 は 異 な るが、 それ らにっ い て の注 釈 ・説 明 を加 え る とい う点 、 お よ び動 作 の側 面 を捨 象 して い る点 は共 通 す る。 この 章 で は、"悦"を 用 い て行 う 注 釈 とい う行 為 につ いて 考 察 す る。 この"説"は メ タ言 語 機 能 に基 づ く用 法 で あ る。
3.2.言 い 換 え に よ る 注 釈
まず 、 発 信 者 が 自分 あ るい は他 者 の発 言 内容 につ い て、 そ の意 味 内容 の説 明 ・解 釈 を行 う例 に つ いて 考 えて み る。"悦"は"就 是 悦""也 可 以悦"な ど の表 現 形 式 の 中 で 使 わ れ 、"悦"の 形 は常 に"悦"で あ る。説 明 の対 象 とす る 発 言 内 容 は、 これ ら注 釈 表 現 の文 脈 前 方 に存 在 して い な けれ ば な らな い。 説 明 の対 象 が"悦"の 主 語 で あ り、"悦"の 主 体(説 明 を行 う主 体)は テ ク ス ト の発 信 者 で あ る。 これ ら"悦"を 含 む 表 現 は注 釈 開始 の合 図 の役 割 を持 ち、
そ の う し ろ に言 い換 え に よ る注 釈 が 賓 語 と して続 く。
(35)祥 子,在 与"賂 駝"遠 介 外 号 友 生 美 系 以前,是 全 較 比有 自 由的 洋 牟 夫,遠 就 是 悦,他 是 属 干 年 軽 力 壮,而 且 自 己有 牟 的那 一・炎,自 己 的 牟,自 己 的生 活,都 在 自己手 里,高 等 牟 夫 。(賂 駝 祥 子)
(36)他 一 路 上 熟 血 沸 騰 。他 性 格 中 有 一 矛中冒除 精 神 一 一也 可 以悦 是 英 雄 主
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又 品格 。遠 禾中精 神 在 元 耳卯的斗 殴 中 星 示 是 可 悲 的,但 遇 到 遠 祥 的情 況, 却 昼 得 根 可 貴 了 。(人 生)
3.3.話 題 に つ い て の 注 釈
3.3.1.話 題 の 特 定
"他,..段 活 是 悦 准 呪?"の"説"は
、 発 話 の 話 題 を 特 定 す る た め に 用 い て い る 。動 作 的 な 面 は ま っ た くな く、"了 、着 、道"を 添 加 す る こ とが な い 。"我 悦 他 。"の よ う な 文 の 場 合 、 「④[劫]責 各;批 坪 」 の"悦"と 区 別 が つ か な い が 、文 脈 に"他 迭 段 活"に 相 当 す る 内 容 が あ れ ぼ 問 題 な く話 題 特 定 の"悦"
と判 別 で き る 。
(37).."假 洋 鬼 子"近 来 了 。"禿 几,=」1… …"不 料fi禿 几 却 掌 着 一 支 棍 子 大 踏 歩 走 了 這 来 。 阿Q在 遠 刹 那,便 知 道 大 釣 要 打 了,赴 緊 抽 累 筋 骨,鈴 了 肩 膀 等 候 着,果 然,拍 的 一 声,似 乎‑打 在 自 己 美 上 了 。
u我 悦 他!"阿Q指 着 近 労 的 一 ノト核 子
,分 辮 悦 。(口内城) こ の"悦"と 同 じ用 法 は 、 他 の 発 言 を 表 す 動 詞 に も 見 られ る。
(38)阿Q"迭 毛 虫!"王 胡"弥 胃 准?"
3.3.2.話 題 と し て 語 る 行 為
"正 悦 着 弥
,称 就 来 了 。""我 佃 在 悦 老 隊,没 悦 弥 。"(《 八 百 洞 》)の"悦"
は 、 上 に 述 べ た"悦"と は 異 な る 点 が あ る。 こ の"悦"は 話 題 を特 定 す る と 同 時 に 、〈 あ る話 題 に っ い て 語 る 〉 とい う発 言 行 為 を 指 して い る。そ の た め 、
"悦 着""在 悦"の 形 で 使 う こ と も 多 く
、趨 向 動 詞"起"と 組 合 わ せ て 使 う こ と も多 い 。"悦"の 発 言 者 が 主 語 と な り、 そ れ は複 数 で あ っ て も よ い 。特 定 さ れ た 話 題 が 賓 語 とな り、"悦"の 発 言 相 手 は 示 さ な い の が 普 通 で あ る。次 の4 例 中 の"悦"は"提"に 置 き 換 え る こ とが 可 能 で あ る。
(39)他 伯 剛 剛 込 悦 起 弥 的 赴 境 呪 。(劫 祠 用 法)
"悦"類 動 詞 の 用 法 とコ ンテ ク ス ト(菱 沼)17
(40)悦 起 遠 事 几,我 込 有 意 児 呪!(八 百 司) (41)急 広又 悦 起 遠 件 事 来 了?(八 百洞)
(42)"伯 母,我 姓 宋,是 小 張 的 同事 。""懊,是 小 宋 ロ阿,我 所 守 宇 悦 起 辻 。 来,快 坐 。 守 宇 ロ阿,有 客 人 来 了 。"(悦 測 吾淡 文 化)
次 の テ クス トは、小 説 《略 弓壱祥 子 》の 冒頭 部 分 で あ る。 この テ ク ス トに は、
作 者 が"我 イ1]"とい う形 で直 接 登 場 し、"悦"の 発 言 者 とな っ て い る。受 信 者 (発 言 相 手)は 読 者 で あ る。
(43)我 伯 所 要 介 鋸 的 是 祥 子,不 是 略 駝,因 力"略 駝"只 是・↑汐 卜号;那 広, 我 イ1]就先 悦 祥 子,随 手 兀 把 賂 駝 与 祥 子 那 点 美 系 悦 冠 去,也 就 算 了 。
(略 舵 祥 子)
この テ クス トは"悦"を2度 用 い て2つ の話 題 を示 し、 話 題 提 示 の 順 序 、 物 語 展 開 の手 順 を説 明 して い る。"(悦)迂 去"は 話 題 の移 動 を示 す 。
発 言 内容(賓 語 ま た は介 詞"把"で 示 され た もの)は 取 り上 げ る話題 で あ り、 物 語 の 内容 で は な い。 この"悦"の 意 味 は、 〈 あ る事 柄 を語 る〉(事 柄 の 内容 の叙 述)で はな く、上 の例 と同 じ く<あ る話 題 につ い て 語 る 〉で あ る。
発 言 内 容 に関 す る話 題 と物 語 内容 に違 い は、 文 の言 語 形 式 に反 映 す る。 話 題 の"悦"は 発 言 相 手 を文 に表 現 しな い が 、物 語 内 容 の"説"は 発 言 相 手(聞
き手)を"対""躁"を 用 い て示 す こ とが あ り、 数 量 詞 を加 え る こ とが あ る。
(44)祥 子 立 起 来,"睡 覚 去 。 送 給 称 老 人 家 一 包 洋 火!"他 放 在 巣 子 上 一 包 火 柴,又 樗 了樗,"不 用 対 別 人 悦,略 駝 的事!"((略 駝 祥 子))
(45)刻 四1用 眉 毛 梢 几 同 了 句,̀甥 阻 来 的?"祥 子 一 辺 吃,一 辺 把 被 兵 拉 去 的 事 悦 了 一 遍 。(絡 駝 祥 子)
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4.発 言 行 為
4.1."悦"の 動 作 的 側 面
"悦"の 引 用 と注 釈 の 用 法 は
、言 語 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 中 に お け る使 用 で あ り、 動 作 の側 面 が 問 題 に さ れ な い 場 合 が あ る 。 し か し"悦"に は 口 を 開 い て 言 葉 を 発 す る とい う動 作 ・過 程 の 側 面 が あ り、 こ の 面 は 歩 く、 食 べ る 、 寝
る な ど コ ミ ュ ニ ケ0シ ョ ン行 動 以 外 の 行 動(実 質 行 動)と 関 連 が あ る。7) 次 の 文 中 の"悦"は 、 人 が 言 葉 を 発 す る と い う動 作 の み を 表 現 して い る 。 こ の 用 法 に お け る"悦"は 、"所""吃"な ど他 の 動 作 動 詞 と対 比 的 用 い る 。
(46)哨 佃 一 遊 吃 着,一 迫 悦 着 。(常 用 凋)
(47)一 耳卯,几 ・↑\小 吋 辻 去 了 。 不 道,几 乎 都 是 他 在 説,姥 在 所 。(小 小 悦
《夜 色 温 馨 》)
こ の よ う に"悦"を 動 作 の 側 面 に 限 っ て 使 用 す る 場 合 は 、"悦"に"了 、 着 、 迂"を 添 加 す る こ と も あ る し、 複 数 の 動 作 主 体(主 語)が 交 互 に"悦"
とい う動 作 を 行 う こ とを 表 す あ る こ と も あ る 。
"悦"の 動 作 の 側 面 は
、 引 用 の 機 能 と対 立 しな い 。次 の 例 の よ う に 、 引 用 の 機 能 と動 作 ・過 程 の 側 面 が 同 時 に 表 現 さ れ る場 合 も普 通 に 見 られ る。
(48)地 遊 口 就 大 大 方 方 地 悦 了 一 声 、"噛,康 忌,謝 謝 称 清 我 吃 坂 。"悦 活 的 同 吋 地 向 康 イ制k綻 升 了 自 己 青 春 的 笑 容 。(来 来 往 往)
こ の 章 で は 、"悦"の 動 作 ・過 程 の 側 面(発 言 行 為)に つ い て 観 察 す る 。
4.2."悦"の 使 用 環 境 接 近 と 点 火
次 の テ ク ス トは対 話 が どの よ うに成 立 す るか とい う状 況 を示 す 例 で あ る。
対 話 の成 立 に は 少 な く とも2人 の 人 間 の存 在 が 必 要 だ が 、 この2人 の 問 に は 対 話 発 生 以 前 に 、一 定 の 関係 が 必 要 で あ る。 それ は双 方 が 接 近 し、 対 話 可 能 な位 置 関係 に あ る とい う非 言 語 行 動 上 の物 理 的 環 境(状 況)で あ る。 従 って 対 話 場 面 の 描 写 に は、 そ の前 段 階 と して 、 接 近 とい う位 置 関 係 に関 す る描 写
"説"類 動 詞 の用 法 とコ ンテ クス ト(菱 沼)19
を伴 う こ とが 多 い。 接 近 の あ とに、 一 方 が他 方 に声 をか け る行 為(対 話 の点 火)8)が 行 わ れ る。 点 火 の の ち、 両 者 の 問 に 「話 し手 」 と 「聞 き手 」 とい う 関 係 が 生 じる。
(49)有 一 日局 長 終 干 杁 人 縫 中 友 現 老 安 了 。局 長 將 手 中 的包 交 給 秘 わ,按 升 那 些 包 園他 的 手 下,走 下 口庁 的 台 防,靖 在 老 安 的 面 前,主 劫 地 朝 老 安 伸 出手 来,握 住,来 切 地 悦,老 安,急 広 忌 是 看 不 到 弥 陽 。 老 安 忙 悦,迭 不 是看 到 ロ拉?(悦 悦)
声 か け を表 す 動 詞 に は"悦"と"向"が 最 も多 く使 わ れ 、"悦"は"向"
に代 え る こ とも可 能 で あ る。応 答 を表 す動 詞 に は"説"と"(回)答"が 最 も よ く使 わ れ 、"悦"は この 場 合 も"(回)答"に 代 え る こ とが可 能 で あ る。"悦"
は 「聞 く」「答 え る」とい う対 話 展 開 上 の 発 言 者 の役 割 に関 して 中 立 的 で あ る。
声 か け の動 詞 の選 択 に は、 双 方 の 位 置 関係 、 社 会 的 関 係 、 発 言 内容 な どの 要 素 が 関 係 す る。双 方 が 対 面 の状 態 に な く距 離 を置 いて い る場 合 、"城""叫"
な どが使 わ れ、"悦"は 使 わ れ な い 。知 己 ど う しが 接 近 しあ い さつ す る場 合 に は"(打)招 呼""城""叫"が 使 わ れ る。呼称 に よ っ て 呼 び か け る場 合 も"城"
"叫"が 用 い られ る
。
(50)毎 到 黄 昏,小 街 上 会 出現 一 対 老 人 相 捕 的 身 影 。有 人 城,秦 皮,喝 酒 。 秦 皮 鷲 身 微 笑,悦,酎 了 。(小 小 悦)
(51)康 怖 並 在 排 臥 的 吋候 立占在 了π 医 李 大 夫 的 后 面,他 主 劫 打 了 一 声 招 呼:
"李 大 夫 吃 坂
。"李 大 夫 回 ∋』悦 ・"小 康 吃 坂 。"(来 来 往 往)
(52)有 一 天,湯 文 寅在 院子 里 拍 地,魏 得 富 在 他 身后 恭 恭 敬 敬 叫 了声,"湯 老 師,拍 地 呪?≫cc局 長 兄 笑 了!"湯 文 箕 不i不 慢 地 答 。(小 小 悦) 辞 書 は"排"の 意 味 を"悦"の 置 き換 えで説 明 す る。 引用 に関 して言 え ぼ、
"排"に も 引用 合 図 の 用 法 は あ り
、"悦"同 様 、発 言 内容 の 直接 の 引用 に も間 接 の 引 用 に も使 用 で き る。
(53)我 眼 阿 眉i井,GC̀一+一去,我 オ 叫在 英 雄 沿 几 上 呪 。大 炮 一 升,就 是 功 臣,
20
可 惜!現 在..̲太 平 年 月 不 出英 雄 。""称 急 広 知 道 不 出?"地 不 急地 同 。(空 中 小姐)
(54)我 躁 地 耕,逮 祥 吊着 不 好,要 不,就 眼 小沈 淡 清 。 地 不 肯 去 。(空 中 小 姐)
しか し、 対 話 開始 の声 か けの 表 現 に"i井"が 用 い られ る こ とは な い。
"悦"は 状 況 に よ
っ て 発 言 相 手 を示 す 表 現"対(躁 、 向)× ×悦"の 形 と と もに使 用 す る こ ともで き る し、 これ らを伴 わ な い で使 用 す る こ と も可 能 で あ る。 しか し"併"は0般 に発 言 相 手 を示 す 形 と と も に用 い られ る。9)
"悦""耕""則""城""招 呼"に 動 作 の面 で共 通 す るの は
、 発 言 者 が 発 言 相 手 に対 して 一 方 的 に行 う行 為 で あ る とい う点 で あ る。 これ らの動 詞 は0方
が 声 を か け相 手 が それ に答 え る とい う対 話 進 行 の過 程 を含 まず 、一 方 が他 方 に対 して発 言 す る とい う行 為 の み に対 応 して い る。 そ うい う意 味 で これ らの 動 詞 を単 方 向動 詞 と言 う こ とが で き る。この点 で これ らの動 詞 は"悦 活""淡"
"交 淡""耳卯"な ど相 互 の発 言 を含 め る対 話 行 為 に対 応 す る相 互 動 詞 と区 別 し な け れ ぼ な らな い 。lo)
4.3.叱 責 と演 技
"我 遊 屋 吋
,釜 釜 正 悦着 妹 妹 。"の よ うに、"悦"に は 叱 責 とい う行 為 を表 す 用 法 が あ る。 この"悦"は 人 を賓 語 とす る点 で 、 話 題 の 人物 を特 定 す る注 釈 用 法 の"悦"と 同 じ形 を と り、"我 悦 他 。"は この文 を孤 立 的 に見 れ ば両 義 的 で あ る。 しか し注 釈 用 法 のcc.;‑4"は"了 、 着 、 道"を 加 え る こ と も重 畳 も で き な い が 、叱 責 用 法 は い ず れ も可 能 で あ る("我 己蛭 悦 達 他 了 。""苓 苓 正 悦 着 小 明 呪 。""弥 庄 核 狼 狼 地 悦 悦 他.")。
ま た一 般 に、 叱 責 行 為 か注 釈 行 為 か は文 脈 に よっ て 明 らか で あ り紛 れ が 生 じ る こ とは な い。叱 責 行 為 の場 合 、"悦"の 発 言 者 は叱 責 者 で あ り、賓 語 の被 叱 責 者 との 間 で、 年 齢 や 社 会 的関 係 に お い て 叱 責 者 が 上 位 の 関係 に あ る。 ま
"悦"類 動 詞 の用 法 とコ ンテ ク ス ト(菱 沼)21
た 、 叱責 者 は社 会0般 の人 々 の 場 合 も あ る。
(55)"称 是 不 是 因 力 革 命 友 疽 蜆 化 成 几 女 私 情,有 点 鞍 不 辻 弩 来?"到 底 是 老 朋 友,一 箭 中 的,"告 訴 称,遠 是 合 理 的 錯 果,没 人 悦 称 。称 是 老 百 姓,遠 是 生 活 的 重 要 内容 之 一 。 是 正 当 的,元 罪 的 。達 我 也 在 勾
搭 女 同 事 呪 。"(空 中 小 姐)
"悦 活""悦 事"を 叱 責 の"悦"と 同義 に用 い る こ とが あ る
。 この 場合 、"悦 活""悦 事'は そ の ま まの形 で用 い、 賓 語 を取 る こ とは な い 。
(56)他..,祥 不 堅 持 原 則,群 森 要 悦 活 的 。(常 用 司)
(57)多 長 急 急 忙 忙 鉋 来対 芹 悦,三 天 内要 把 全 村 的羊 赴 理 完,一 只 也 不 能 留 。三 天 后 若 友 現 一 只 喘 『 的羊,掌 村 主 任 芹 悦 事 。(小 小 悦 《芹 》)
"悦"は"活"と の組 み 合 わ せ で
、"悦 実 活""悦 空 活""悦 大 活""悦 真 心 活""悦 漂 亮 活"な どの慣 用 的 表 現 が あ る。 これ らの表 現 で は 、"悦"の 賓 語 は発 言 内容 を表 す 。 これ ら慣 用 表 現 と"悦 外 梧""悦 普 通 活"お よ び"悦 故 事"
"悦 相 声"な ど表 現 に は
、 賓 語 の 意 味 に基 づ く違 い が あ る。
"悦 外 活"の 類 に お け る"悦"は
、 言語 の種 類(外 国語 、 共 通 語 、 方 言 な ど)を 賓 語 と し、 発 言 者(主 語)に そ の 言 語 を話 す 能 力 が あ る こ とを表 す 。
"悦"は しば しぼ"会"と とも に用 い る
。
(58)左(長 也 迩 算 小 事,一 般 牢 夫 万 不 能 争 遠 項 生 意 的 原 因,大 半迩 是 因 力 遠 些 吃 洋 坂 的有 点 与 森 不 同 的 知 枳,他 佃 会 悦 外 国 活 。英 国兵,法 国 兵,所 悦 的万 寿 山,雍 和 宮,"八 大 胡 同",他 伯 都 暁 得 。(絡 駝 祥 子) (59)弥 悦 悦 法 浩,辻 我イ「]所所 。(常 用 洞)
このcc.;4"に 対 して は"排"を 換 え て用 い る こ とが 可 能 で あ る(他 排 英i吾 耕 得 特 別 好 。)。
"我 不 会 唱歌
,只 悦 了 ノト笑 活 。"の"悦"も 能 力 と関 係 が あ り、<私 は歌 は 下 手 だ が 、笑 い話 をす る こ とはで き る 〉 とい う意 味 も含 ん で い る。賓 語 が"故 事""相 声""坪 「ず な ど、 口頭 に よ る演 芸 類 で あ る場 合 、"悦"は それ ら演 芸
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を 行 う能 力 が あ る こ とを 表 す 。 この 場 合 も基 本 的 に は"洪"で"悦"に 換 え る こ とが で き る(玉 敏 排 了 一 ノト笑 活,大 家 笑 得 宜 流 泪 。)。但 し、"悦 『ず"悦 坪 彩"な ど、 ジ ャ ン ル に よ っ て は"排"が 不 可 の 場 合 も あ る 。"悦"と"唱"
の 使 い 分 け も ジ ャ ン ル の 相 違 が 根 拠 に な っ て い る。
こ の 種 の 文 に 発 言 相 手 を 導 入 す る場 合 に は 、"再 給 我 伯 悦 悦 那 全 故 事 。"の よ う に 、 介 詞"給"に よ っ て 示 す 。 介 詞"給"は 、 発 言 者 と発 言 相 手 との 役 割 ・関 係 に 対 応 す る も の で あ る。
4.4.相 談 、 約 束
cc.;4"は叱責 ・能 力 に関 す る言 語 行 為 を表 現 す る場 合 は、 単 方 向動 詞 で あ
る。 これ に対 し、 話 し合 う、 相 談 す る、約 束 す るな どの行 動 に関 して使 用 す る場 合 は、"悦"は 相 互 動 詞 と して使 用 され る。
(60)"有 事 喝?"祥 子 又 要 去 按 屯鈴 。cc自然 是 有 事,=井 且 是 要 緊 的 事!哨 伯 遊 去 悦 好 不好!"弥 排 長 一 一現 在 是 偵 探 一 一伸 手 按 了鈴 。(絡 駝 祥 子)
この例 の よ うに、"悦"が 単 独 で相 互 動 詞 と して 使用 され る例 は あ ま り多 く な く、多 くの場 合 、"悦 活"あ るい は特 定 の補 語 を伴 って"劫 越 式""劫 結 式"
の形 で 使 用 され る。 この形 式 に は、"悦 好""悦 定""悦 下"̀̀悦 得 来""悦 不 来"
な どが あ る。
(61)在 火 牟 上,和 新 交 的朋 友 悦 了 半 天 活 。(常 用 洞 用 法)
(62)原 来 丙 ノト人 悦 好 的,退 休 以后,他 伯 一 起 出 去 旅 游 。(小 小 悦 《妨 妨 娼 娼 》)
(63)哨 イ削函先 悦 下,我 有 事 祢 来 都 忙 。(劫 洞 用 法)
(64)顧 八 妨 妨,好,就 遠 広 悦 定 了,在 根 行 那 箸 款 子,我 就 替 弥 凋 派 了 。 (日 出)
(65)曹 先 生 是 ノト社 会 主 又 者,院 明 的 思想 更 激 烈,所 以二 人 根 悦 得 来 。(略