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有用であった眼窩 MALT リンパ腫の 1 例

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Academic year: 2021

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《症例報告》

67

Ga シンチグラフィが放射線療法の治療効果判定に

有用であった眼窩 MALT リンパ腫の 1 例

竹下  徹* 神長 達郎* 古井  滋* 杉山 丈男*

横川 徳造* 根本 裕次** 田中 文彦***

要旨 67Ga シンチグラフィが治療効果判定に有用であった眼窩 Mucosa-associated lymphoid tissue lymphoma (MALT リンパ腫) の 1 例を経験したので報告する.症例は 67 歳の男性で 3 か月前から左流 涙過多,眼球突出を主訴に来院.MRI では左眼の球後部に広がる辺縁の不整な腫瘤を認めた.放射線 治療施行前の 67Ga シンチグラフィ planar 像では腫瘍部に集積亢進を認めた.左眼窩腫瘍生検が施行さ れ病理組織診断にて MALT リンパ腫と診断された.放射線治療が施行され,治療後 1 か月後の MRI では腫瘤は著しく縮小し,67Ga シンチグラフィの planar 像にて集積は消失,SPECT にてごく軽度の集 積が認められた.治療後 1 年および 1 年 8 か月後の MRI では腫瘤は残存するも大きさは不変で,67Ga シンチグラフィの planar 像および SPECT の双方において集積の消失が確認された.その後,外来にて 経過観察を行っているが,明らかな再発の徴候は認められていない.67Ga シンチグラフィは他の悪性 リンパ腫と同様に MALT リンパ腫においても放射線療法の治療効果判定に有用である可能性が示さ れた.

(核医学 38: 39–45, 2001)

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