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第2章計画の内容 第4次豊島区男女共同参画推進行動計画、第2次豊島区配偶者等暴力防止基本計画及び豊島区女性活躍推進計画|豊島区公式ホームページ

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(1)

計画の内容

【実施区分】

新規…これまで区として取り組んでいた事業を、新たに第4次の計画事業とした事業

継続…前計画(第3次)より引き続き取り組む事業

(2)

女性に対する暴力は、犯罪となる行為をも含む重大な人権侵害ですが、暴力を容認する社

会的な意識はまだ根強く、特に配偶者や恋人など親しい関係にある者からの暴力が犯罪であ

るという認識が必ずしも社会的に共有されていない現状があります。

配偶者等からの暴力は、女性の被害者が多く、家庭内で起きることから、周囲に気づかれ

にくく、被害が深刻化・長期化しやすいという特性があります。そのため、被害者の心身を

多大に傷つけるだけでなく、子どもたちなど次世代への負の連鎖も指摘されています。また、

近年、若年層における交際相手からの暴力の被害も発生しています。

このような現状に対し豊島区では様々な取組を進めてきましたが、その取組や体制整備は

一定の進展は見られるものの、女性に対する暴力の根絶が十分進んだとはいえません。

被害者の安全確保や生活再建支援は身近な自治体である区の責務です。そして、何より、

このような状況を変革し暴力を根絶していくためには、暴力を容認しない社会風土を醸成す

るための啓発を強力に推進するとともに、一層充実させていく必要があります。

女性に対する暴力が個人的な問題ではなく、固定的な性別役割分担意識や社会的地位、経

済力等の力の差などを背景にして起こる構造的な社会問題だということを踏まえ、男女平等

意識の醸成を図るとともに、配偶者等からの暴力に対する取組を総合的に推進します。

目 標

1

〈人権尊重のまち〉

人権を尊重し、性別や国籍にとらわれず、一人ひとりが自らの能力を発揮できるま

重点課題

(1)

【豊島区配偶者等暴力防止基本計画】

女性に対するあらゆる暴力の根絶

現状と課題

(3)

   ♦

配偶者等から暴力的行為を受けた経験の有無

交際相手からの被害経験の有無(性・年齢階級別)

24.7%

26.4%

21.0%

68.0%%

6 666..11%%

73.7%

7.3%

7.5%

5.3%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体(n=482)

女性(n=295)

男性(n=171)

暴力を受けた経験あり 暴力を受けた経験なし 無回答

30.7% 33.0% 18.9% 11.5% 6.7% 65.9% 65.0% 78.7% 85.6% 89.1% 3.4% 2.0% 2.4% 2.9% 4.1%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

20代(88人)

30代(200人)

40代(249人)

50代(174人)

60歳以上(193人)

[女性]

あった なかった 無回答

13.3% 19.7% 10.7% 8.0% 86.7% 77.6% 86.7% 91.5% 92.0% 2.7% 2.6% 0.5% 3.2%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

(90人)

(183人)

(233人)

(188人)

(249人)

[男性]

あった なかった 無回答

4.8%

どのような行為が「暴力」だと思いますか?

一口に「暴力」といっても様々な形態が存在します。内閣府では、いわゆるドメスティック・

バイオレンスの形態について、身体的な行為(殴ったり蹴ったりするなど)以外のものも含

むとしています。

 ◦精神的なもの:心無い言動等により、相手の心を傷つけるもの。

 ◦性的なもの:嫌がっているのに性的行為を強要する、中絶を強要する、避妊に協力しな

いといったもの。

参考:内閣府 配偶者からの暴力被害者支援情報 資料:豊島区「男女共同参画社会に関する住民意識調査」(平成27年)より

(4)

施策① 被害の未然防止と啓発の促進

「豊島区配偶者等による暴力相談実態調査結果報告書」(平成27年)においては、被害にあっ

た女性は、交際中や結婚1年未満など初期の段階から暴力が始まり、その被害は長期に及ん

でいます。被害者の中にはDVに対する知識がないために、自身が受けている行為がDVと

して認識できず、問題が潜在化してしまう場合も見られます。

「豊島区男女共同参画社会に関する住民意識調査」(平成27年)によると、被害者の半数

以上は、誰にも相談せずに問題を抱え込んでしまっている実態が分かりました。また、相談

した人の相談相手は、「親類・友人・知人」がもっとも多くなっています。そのため、配偶

者等への暴力を未然に防ぎ、暴力防止への理解を広げていくためには、当事者のみならず、

周囲の関係者や多くの区民に向けて、様々な機会を捉えて普及啓発を行っていくことが必要

です。

さらに近年、若年層において交際相手から暴力を受けるケース(デートDV)が増えてき

ていることから、若年層に対しても講座をはじめとする啓発への取組や、学校等による人権

教育を推進し、相手への思いやりやお互いの人権を尊重する社会づくりを進めることが求め

られています。

施策の考え方

評価指標名 現状値 計画目標

(平成26年度) (平成33年度)

 区内全中学・高校におけるデートDV啓発パンフレットの配布 6校 全校配布

評価指標名 現状値 計画目標

(平成26年度) (平成33年度)

DV啓発事業の実施 年12回 年12回(継続)

(5)

目標値

事 業

施策② 早期相談・早期発見体制の充実

「豊島区男女共同参画社会に関する住民意識調査」(平成27年)においては、暴力を受けた

人のうち、誰にもどこにも相談しなかった人が約5割見られました。その背景には、どこに

相談してよいのかわからない、あるいは知っていても相談しづらい、相談してもむだだと思っ

た、相談するほどではないと思った等、問題を抱えていても相談に至らない実態がありました。

被害が潜在化したり重度化する前に相談ができたり、被害者が気軽に相談しやすくなるよ

うに相談窓口の充実と周知に努めるとともに、区や関係機関のあらゆる窓口がDVを見逃さ

ず、早期発見につなげる体制の充実をめざします。

事業

番号 事業名 事業の内容 所管課

実施 区分

1

DV・ストーカー 行為等暴力の防止 に向けての普及・ 啓発の推進

DV、ストーカー行為等の人権を侵害する行為の 発生防止に向け、普及啓発を進めます。

男 女 平 等 推 進 セ ン ター・子育て支援課

継続 重点

2 若年層に対する暴力予防教育の強化

近年顕在化しているデートDVについて、若年層 に向けた啓発を重点的に行います。また学校にお ける人権教育の中でもデートDVについての啓発 を行います。

男 女 平 等 推 進 セ ン タ ー・健 康 推 進 課・ 長崎健康相談所・子 ども課・子育て支援 課・指導課

継続 重点

施策の考え方

評価指標名 データの根拠 現状値

(平成27年度)

計画目標 (平成33年度)

 DV相談を区で実施していることを  知らない人の割合

豊島区男女共同参 画社会に関する住 民意識調査

(6)

暴力を受けた人の相談の有無

施策③ 被害者保護体制の充実・整備

0% 20% 40% 60% 80% 100%

相談した 相談したかったが、相談しなかった 相談しようとは思わなかった 無回答

全体(n=119)

女性(n=78)

男性(n=36)

31.9% 6.7%

5.1%

8.3%

6.7% 45.4% 16.0%

5.1% 38.5% 9.0%

25.0% 63.9%

8.3% 2.8%

47.4%

資料:豊島区「男女共同参画社会に関する住民意識調査」(平成27年)より

事 業

施策の考え方

事業

番号 事業名 事業の内容 所管課

実施 区分

3 DV専門相談の

充実

被害が潜在化したり、重度化する前に相談ができ るよう、また被害者のこころのケアや適切な支援 に結びつけていくために、女性に対する暴力に関 する専門相談を充実させます。

男女平等推進センター ・子育て支援課

継続 重点

4 相談窓口の充実

日常生活で直面する様々な問題解決のための相談 に対応します。また、外国人被害者や性的少数者 の方への相談対応を進めます。

区民相談課・男女平等 推進センター・子育て 支援課

継続 重点

5 関係機関相互の情報共有

区や関係機関が実施するそれぞれの相談窓口等で DVを見逃さず、適切な支援につなげられるよう、 本人の意思や個人情報に留意しつつ連携します。

男女平等推進センター ・子育て支援課 (配偶者等暴力防止基 本計画所管課)(医療 機関・警察・民生委員 児童委員)

(7)

目標値

事 業

評価指標名 現状値 計画目標

(平成26年度) (平成33年度)

被害者支援対応マニュアル説明会の開催 年1回 年2回

事業

番号 事業名 事業の内容 所管課 実施区分

6 DV緊急一時保

護機能の充実

DV被害者の身の安全の確保や、問題の解決に向 けた支援を充実します。夜間、休日等の安全確保 については、警察と協力関係を強化し連携します。

生活福祉課・西部生活 福祉課・子育て支援課 (配偶者暴力相談支援 センター・警察・医療 機関)

継続 重点

7

被害者の安全確 保のための庁内 連携

庁内窓口における個人情報の適正管理等、DV被 害者の安全に十分配慮し、手続きを円滑に行うた め関係課の連携を強化します。

総合窓口課・国民健康 保険課・高齢者医療年 金課・生活福祉課・西 部生活福祉課・介護保 険課・子育て支援課

(8)

施策④ 被害者の自立支援

 被害者は、被害から立ち直ることを望んでも、経済的な不安や、子どもに関係する問題等

により、自立することが困難になる場合が少なくありません。また、暴力が長期化していた

時などの場合には、被害そのものがなくなっても、心に深い傷を負っていることも多く、当

事者の自立に際しては継続的な見守りや支援が必要となります。

 当事者が生きる力を取り戻せるよう、エンパワーメント

を重視し、就業や住居に関する

支援や精神的自立の支援など総合的・継続的な支援の充実を進めます。

目標値

施策の考え方

評価指標名 現状値 計画目標

(平成27年度) (平成33年度)

自立(就労)支援対応マニュアルの作成 未作成 作成

配偶者等から逃げられない理由

80.0% 70.0% 70.0%

30.0%

20.0% 20.0% 20.0%

10.0%

60.0% 50.0%

40.0% 30.0%

(9)

施策⑤ 職務関係者に対する研修・啓発

「豊島区職員の男女平等意識に関する調査」(平成27年)によると、職員のDVに対する問

題意識は、まだ十分とはいえない状況にあります。

被害者は長い間暴力を受けたことにより、心身ともに深い傷を負い、経済的基盤等も困難

な状況におかれることも多いことから、対応する職務関係者は被害者の立場に十分に配慮し

なければなりません。特に、不適切な対応で被害者がさらに傷つくことがないよう細心の注

意が必要です。そのため庁内全体でDVに対する知識を深め、一層の理解を促進していく必

要があります。

DV、子ども、高齢者、障害者、外国人等の支援に携わる職務関係者や窓口で対応する職員等

に対して、実践的な研修の実施、外部機関の研修への積極的参加、各課におけるマニュアルづく

りなどを進め、職務関係者等の質的向上、二次被害の防止を図ります。

また、相談員などが職務上抱える過度のストレスにより、いわゆる燃えつき症候群となるのを防

ぐために、職員のメンタルヘルス

への配慮や組織的な対応ができるよう体制づくりを進めます。

事 業

施策の考え方

事業

番号 事業名 事業の内容 所管課 実施区分

3 DV専門相談の充実(再掲)

被害が潜在化したり、重度化する前に相談ができ るよう、また被害者のこころのケアや適切な支援 に結び付けていくために、女性に対する暴力に関 する専門相談を充実させます。

男女平等推進センター

・子育て支援課 継続重点

4 (再掲)相談窓口の充実 日常生活で直面する様々な問題解決のための相談に対応します。また、外国人被害者や性的少数者 の方への配慮を進めます。

区民相談課・男女平等 推進センター・子育て 支援課

継続 重点

8 被害者の生活再建支援

被害者が、安全で安心して生活再建ができるよう、 シェルターやステップハウスの設置について都に 働きかけるとともに、様々な観点から必要な自立 支援を行います。また、多様な学習機会を提供し、 社会参加を支援します。

男女平等推進センター・ 生活産業課・高齢者福 祉課・生活福祉課・西 部生活福祉課・子ども 課・子育て支援課・保 育課・住宅課・学務課 (ハローワーク池袋)

継続 重点

9 被害者の子どもへの支援 被害者の子どもの保育・教育等に関する支援、情報の適正な管理等を関係機関が連携して行います。

健康推進課・長崎健康 相談所・子ども課・子 育て支援課・保育課・ 学務課・指導課

継続 重点

10

関係課の連携に よる一貫した支 援

被害者に必要な支援は、相談対応から保護、自立 支援等と広範で多岐に渡るため、被害者への切れ 目のない支援が必要になることから、被害者の状 況に即して円滑に対応できるよう、関係課が連携 し被害者のエンパワーメントにつながるよう一貫 して支援します。

子育て支援課(配偶者 等暴力防止基本計画所 管課)

(10)

目標値

評価指標名 現状値 計画目標

(平成27年度) (平成33年度)

職員のDVに対する理解度

「どんな 場 合にも 暴力にあたると思う」 とする職員の割合 (下表のとおり)

全ての項目について 100%を目指す

  女性n=874男性n=413

どんな場合で も暴力にあた ると思う

暴力の場合も、 そうでない場合 もあると思う

暴力にあたる

とは思わない 無回答

a 何を言っても無視する 女性 49.1% 45.2% 4.7% 1.0%

男性 42.6% 49.4% 6.8% 1.2%

b 交友関係や電話、メール、 郵便を細かく監視する

女性 66.1% 29.4% 3.5% 0.9%

男性 52.5% 39.7% 6.3% 1.5%

c 自分が家にいるときは外出 しないようにと言う

女性 69.9% 26.3% 2.7% 1.0%

男性 57.1% 36.1% 6.1% 0.7%

d 大切にしている物をわざと壊 したり、捨てたりする

女性 89.1% 9.0% 0.9% 0.9%

男性 83.5% 14.5% 1.2% 0.7%

e 「誰のおかげで食べられるの

だ」とか「かいしょうなし」 と言う

女性 87.9% 10.3% 0.8% 1.0%

男性 75.3% 20.6% 2.9% 1.2%

f なぐるふりをして、おどす 女性 91.9% 6.8% 0.5% 0.9%

男性 85.2% 13.1% 1.0% 0.7%

g なぐる蹴るの暴力をふるう 女性 96.6% 2.1% 0.5% 0.9%

男性 93.9% 5.1% 0.2% 0.7%

h 見たくないのにポルノビデ オやポルノ雑誌を見せる

女性 87.4% 10.8% 0.8% 1.0%

男性 80.6% 17.4% 1.2% 0.7%

i 避妊に協力しない 女性 81.9% 15.6% 1.4% 1.1%

男性 76.3% 20.8% 2.4% 0.5%

j おどしや暴力によって、意 に反して性的な行為を強要 する

女性 95.5% 2.9% 0.6% 1.0%

(11)

施策⑥ 配偶者等暴力防止施策の充実

被害者の相談から生活再建に至るまでには、多くの関係機関が連携し切れ目のない、より

総合的な対応が求められています。

区では、関係機関の連携を確保することにより、被害の防止、被害者の円滑な保護及び自

立支援を図るための豊島区配偶者等による暴力問題相談機関連絡会議を開催し、連携に努め

ています。

今後も引き続き、連絡会議における情報の共有、連携、協力関係を充実させ、一層の連携

強化を図ります。

職務関係者からの対応に対する苦情の申し出については、男女共同参画推進条例に基づく

「苦情処理制度

」によって適切かつ迅速に処理します。「苦情処理制度」については、機会

を捉えた情報の提供や周知に努めます。

また、配偶者等暴力防止基本計画に基づく施策を着実に推進していくために、各課等が行っ

ている計画事業の進捗状況のチェックや調整を行い、計画の実行を確実なものにするよう努

めます。

さらに、配偶者等暴力防止施策を充実・推進するために、配偶者暴力の総合的な相談窓口

としての機能を発揮し、関係機関をコーディネイトする被害者支援の中核的な役割を果たす

配偶者暴力相談支援センター機能の強化を図ります。

事 業

施策の考え方

事業

番号 事業名 事業の内容 所管課 実施区分

11 職務関係者に対する研修の実施

区職員及び民生委員・児童委員等に対し、配偶者 等の暴力に対する理解を深め適切に対応できるよ う研修を行います。このことにより職務関係者の 質的向上及び二次被害防止を図るとともに、区職 員のメンタルヘルスにも配慮していきます。東京 都等が実施する外部機関の職務関係者研修に、区 関係職員の積極的参加を進め質的向上を図ります。

人事課・男女平等推進 センター・子ども課・ 子育て支援課(配偶者 等暴力防止基本計画所 管課)

継続

12

専門家等第三者 のアドバイスに よる支援能力の 向上

相談員等の関係職員がDV被害者への対応につい て専門家等の助言を受ける機会をつくることにより、 被害者への支援に第三者の意見を取り入れていき ます。また、女性に対する暴力に関する相談員の 育成システムを充実させます。

男女平等推進センター

(12)

目標値

事 業

評価指標名 現状値 計画目標

(平成27年度) (平成33年度)

配偶者等による暴力相談実態調査の実施 3年毎 毎年

事業

番号 事業名 事業の内容 所管課 実施区分

13

配偶者等による 暴力問題相談機 関連絡会議の機 能の強化

女性に対する暴力の問題解決に携わっている関係 機関が連絡会議を開催する等により、個人情報の 保護に十分留意しつつ、情報の交換や共有を行い 被害者支援のための連携を強化します。

男女平等推進センター ・(配偶者等による暴 力問題相談機関連絡会 議関係機関)

継続

14 苦情処理体制の充実

職務関係者からの対応に対する被害者からの苦情 の申出については、男女平等推進センターの「苦 情処理制度」における苦情処理委員が適切かつ迅 速に調査検討を行い、結果は申立て人に対し通知 します。

また、「男女共同参画苦情処理制度」について周知 します。

男女平等推進センター 継続

15 配偶者暴力相談支援センター機 能の強化

配偶者からの暴力を防止するとともに、被害者の 自立を支援するため、身近な窓口として配偶者暴 力相談支援センターの機能を強化します。

男女平等推進センター

・子育て支援課 継続重点

16

配偶者等暴力防 止基本計画の推 進

計画の実効性を確保するため、計画事業の進捗状 況の把握や点検を行い、計画の推進を働きかける とともに、施策の充実を図るため配偶者等による 暴力相談実態調査を実施します。

男女平等推進センター ・子育て支援課

継続 重点

(13)

女性をもっぱら性的ないしは暴力行為の対象としたメディアにおける性・暴力表現は、男

女がお互いの尊厳を認め合い対等な関係を築くことを著しく阻害するものです。

メディアがもたらす様々な表現や情報は、目には見えないけれど人々の考え方に確実に影

響を及ぼし、私たちの思考・行動を規定します。

「豊島区男女共同参画社会に関する住民意識調査」(平成27年)においても、メディアの過

剰な表現を感じる点として、「社会全体の性や暴力に関する倫理観が損なわれている」と回

答した割合がもっとも高く、約4割を占めています。

インターネット等の普及により、女性や子どもの人権を侵害するような違法・有害な情報

の発信主体が多様化し、受信も容易となっている状況を踏まえ、メディアを通じて流される

様々な情報を、主体的に収集・判断する能力、また適切に発信する能力(メディア・リテラ

シー

)の向上が求められます。

また豊島区は、地域のコミュニティや絆を広げながら、すべての人が人権を尊重され、安

全・安心に暮らせるよう、生活の安全と健康の質を高めていくまちづくり活動(2012年セー

フコミュニティ認証取得)を進めています。特に、女性や子どもをストーカーや性犯罪から

守るため、通学路や公園等における防犯・安全対策の強化が重要です。

国は平成26年12月に「人身取引

対策行動計画2014」を策定し、人身取引の防止・撲滅と

被害者の保護に関する取組を進めています。繁華街を抱える区として、売買春や人身取引な

どの性暴力を許さない、安全・安心なまちづくりへの意識啓発を進める必要があります。

現状と課題

目標値

重点課題

(2)

人権尊重と男女共同参画社会への意識づくり

評価指標名 データの根拠 現状値 計画目標

(平成26年度) (平成33年度)

 「平和と人権を尊重する社会である」と  考える人の割合

豊島区協働のまち づくりに関する区 民意識調査

15.4% 25%

評価指標名 データの根拠 現状値 計画目標

(平成27年度) (平成33年度)

エポック10の認知度

豊島区男女共同参 画社会に関する住 民意識調査

(14)

設置補助事業による防犯カメラ設置台数(累計)

資料:豊島区防災危機管理課調査(平成27年)より

資料:警察統計より

池袋繁華街地区における暴行・傷害の発生件数

(15)

メディアの過剰な表現を感じる点

施策⑦ 人権尊重の啓発

資料:豊島区「男女共同参画社会に関する住民意識調査」(平成27年)より

施 策

事業

番号 事業名 事業の内容 所管課 実施区分

17

区報をはじめとす る区の刊行物及び 区ホームページへ の男女平等の視点 の導入

広報等を行う際に男女平等に配慮した内容や表現 にするためのガイドラインに基づき広報等が実施 されるよう周知を図ります。

広報課・男女平等推進

センター(全課) 継続

18

人権尊重のための メディア・リテラ シーの概念及び暴 力防止の普及啓発 の促進

女性・子どもに対する性暴力を促進させるような メディアの表現を受動的に受け止めることのない ようメディア・リテラシーの概念の普及と育成の ための啓発を進めます。また、ストーカーや性犯 罪・性の商品化等人権を侵害する行為の発生防止 に向け、職員の意識改革及び区民への啓発を進め ます。被害者のための相談窓口の周知を図ります。

区民相談課・総務課・ 人事課・男女平等推進 センター・子育て支援 課

(16)

事業

番号 事業名 事業の内容 所管課 実施区分

19 売買春のない安全・安心なまち づくりの推進

性風俗特殊営業の抑制などを盛り込んだ「地区計画」 の活用や地域ぐるみの運動等を通じた意識啓発を 行い、安全・安心なまちづくりを進めます。

防災危機管理課・男女 平等推進センター・都 市計画課・庶務課・学 務課

継続

20 人身取引の防止に関する普及・ 啓発

人身取引が、人権を侵害する深刻な犯罪行為であ る旨の普及・啓発を図ります。特に青少年や外国 人女性が、こうした行為にまきこまれることのな いよう、関係機関との連携により防止に努めます。

防災危機管理課・男女 平等推進センター・子

育て支援課 継続

人身売買はしない・させない!

近年、「JKビジネス」という、女子高校生(JK)に男性向けのサービスを行わせる業態

が豊島区内でも確認されています。

JKビジネスは、労働基準法や児童福祉法違反に問われるケースが見られるうえ、風営法

違反にも極めて近い実態が存在することから、社会的に問題視されています。また、2014

年にはアメリカ合衆国「世界各国の人身売買の実態の年次報告書」において未成年による売

春行為の具体的事例として紹介されており、国際社会からも批判を受けています。

こうしたものに巻き込まれ、被害を受けることがないようにするためには、法制度の整備

改善はもちろんのこと、一人ひとりが互いを大切にする人権尊重の意識を持ち、近寄らない

こと、サービスを利用しないことが大切です。

また、被害を受けた女性は増加しており、彼女たちが個々に抱える背景や苦しみへの理解

を示すことが大切です。

(17)

 性別に関わらず各人が互いの身体的特質を十分に理解し合い、人権を尊重しつつ、相手に

対する思いやりを持つことは、男女共同参画社会の形成の前提といえます。しかし、男性中

心の社会構造、固定的性別役割分担意識、女性の生涯を通した健康に対する理解不足から、

女性の健康課題が後回しにされがちであることが指摘されています。

 女性は思春期から成人期、更年期、老年期で心身の状況が大きく変化するという特性を持

ち、ライフサイクルを通じて男性とは異なる健康上の問題に直面します。また、妊娠・出産

を選択した場合には、母体と胎児の健康の確保が課題となります。さらに、近年は、女性の

就業の増加、晩婚化等婚姻をめぐる変化、平均寿命の伸長等に伴う女性の健康に関わる問題

の変化に応じた対策が必要になっています。

 さらに、男女を問わず生涯の健康を見通したライフプラン形成の支援や性感染症の予防に

ついても理解を深め、自らの健康を享受できるようリプロダクティブ・ヘルス/ライツに関

する意識の浸透及びその視点に立った健康支援が求められています。

重点課題

(3)

性と生に関する健康支援

目標値

現状と課題

評価指標名 データの根拠 現状値 計画目標

(平成26年度) (平成33年度)

子宮頸がん・乳がん検診の受診率 豊島区地域保健

課調べ

 ・子宮頸がん検診 32%  ・乳がん検診

28.8%

・子宮頸がん検診

36.8%(平成32年度) ・乳がん検診

33%(平成32年度)

評価指標名 データの根拠 現状値 計画目標

(平成26年度) (平成33年度)

女性のライフプラン形成のための 健康相談事業件数

豊島区健康推進 課調べ

75件 (平成26年9月~

平成27年3月)

(18)
(19)

資料:豊島区地域保健課調査より

資料:厚生労働省「人口動態統計」より

第1子出産時の母親の平均年齢の推移(東京都・全国)

施策⑨ リプロダクティブ・ヘルス/ライツの視点を重視した健康支援の充実

豊島区がん検診受診率の推移

<対象年齢> 平成25年度まで:40歳以上(子宮頸がんは20歳以上)

平成26年度から:40~69歳(子宮頸がんは20歳~69歳)

19.2 25.2 29.5 28.4 32.0 17.0 19.9

22.9 22.4

28.8 0 5 10 15 20 25 30 35 40

平成22 平成23 平成24 平成25 平成26 (年度)

(%)

子宮がん 乳がん

30.7 30.9

31.0 31.3

31.5 31.6 31.8 32.0

32.2

29.2

29.4 29.5 29.7

29.9 30.1

30.3

30.4 30.6

29 30 31 32 33

平成18 平成19 平成20 平成21 平成22 平成23 平成24 平成25 平成26

(才)

(年)

東京都 全国

施 策

事業

番号 事業名 事業の内容 所管課 実施区分

21 妊産婦への支援の充実 母体の保護や出産・育児に関する正しい知識を身につけ、出産・育児支援を行うための母親学級を 実施します。

健康推進課・長崎健康

相談所 継続重点

22 エイズ・性感染症に関する相談・検 査の実施

エイズや性感染症に関する相談・検査を行うとと もに、AIDS知ろう館の活用や性に関する正しい 知識の普及・啓発に努めます。

健康推進課・長崎健康

相談所 継続重点

23

性に関する正しい 知識の取得とリプ ロダクティブ・ヘ ルス/ライツ概念 の普及・啓発

性に関する正しい知識を提供し、リプロダクティ ブ・ヘルス/ライツ概念の普及に努めるとともに、 健康の観点からのライフプラン形成を支援します。

健康推進課・長崎健康

(20)

事業

番号 事業名 事業の内容 所管課

実施 区分

24 各種健康診査の実施・普及啓発 生涯を通じた健康づくりを支援していくために、各種の健康診査やがん検診等の実施、健康教室、 講習会等を通じた普及啓発を行います。

地域保健課・健康推進

課・長崎健康相談所 継続重点

25 性差を考慮した保健サービスの 充実

次世代を担う若い世代から女性の健康づくりや生 活習慣病予防など、ライフステージに応じた女性 の健康づくりを支援します。

健康推進課・長崎健康

相談所 継続重点

26 健康情報発信スペースの充実“鬼 子母神plus”

生涯を通じた女性の健康、子育て支援に関する情 報のほか、若年層のためのこころとからだの健康 情報、ワーク・ライフ・バランスや就労(女性の 再就職を含む)・起業に関する情報などを発信します。

男女平等推進センター ・生活産業課・地域保健 課・生活衛生課・健康推 進課・長崎健康相談所・ 子育て支援課

新規 重点

「鬼子母神plus」~池袋保健所・健康情報スペース~

 2015年11月、池袋保健所1階に、健康情報発信スペース「鬼子母神plus」がリニュー

アルオープンしました。これまでの「エイズ知ろう館」に加えて、20~30歳代のこころと

体の健康情報や子育て情報などを多面的に発信しています!

 「鬼子母神plus」は、区が掲げる「女性にやさしいまちづくり」を実現するための「とし

ま鬼子母神プロジェクト」事業のひとつです。館内には、「エイズ・性の健康エリア」、「月

替え展示&トピックスエリア」、「若年者の健康エリア」などを設けています。

(21)

 「豊島区男女共同参画社会に関する住民意識調査」(平成27年)において、「望ましい女性

の一生と職業の関わり方」についてたずねたところ、結婚退職型・出産退職型を望む女性は

7.1%と低く、子育ての期間を含めて一生職業を持つ、職業継続型を望む割合が42.7%と最も

高くなっています。

 性別に関わりなく、働きたい人がその能力を発揮できる社会をつくることは、基本的人権

に基づくものであり、多様な人材の活躍は、活力ある社会の源として、経済発展の原動力と

なります。

 しかし「稼ぎ手は男性、女性が働くのは家計補助」という固定的性別役割分担意識は社会

に根強く残っており、女性の就業率は年齢階級別にみると30歳代を底とするM字カーブ

描き、特に第1子誕生を機に約6割の女性が仕事を辞めるといわれています。  

 そして子育てが一段落した後再就職することを望んでも、就職先はパートや派遣等不安定

な雇用形態に甘んじざるをえない状況があります。さらに、就業率と潜在的労働力率

には

男性と比べ大きな差があり、働く意欲はあっても就業に結びついていない人が多く存在して

いることもうかがえます。

 また、平成26年度に都道府県労働局雇用均等室に寄せられた、男女雇用機会均等法に関す

る相談内容をみると、いわゆるセクシュアル・ハラスメント

(セクハラ)、マタニティ・

ハラスメント(マタハラ)に関する相談件数が多く、雇用の場における男女平等が実現され

ているとはいえません。

 女性活躍推進法の基本原則にのっとり、女性労働者が性別によって差別されることなく、

個性と能力を十分に発揮した職業生活を営むことができるよう、企業をはじめ、広く社会一

般に対し制度等の周知・啓発を効果的に推進していく必要があります。また、学校において

もキャリア教育

を推進する中で法制度等の趣旨の普及や望ましい勤労観・職業観を育成し

ていくことが求められます。

目 標

2

〈多様な選択ができるまち〉

固定的な性別役割分担にとらわれず、多様な選択を認め、行動できるまち

重点課題

(4)

雇用の場における男女平等の推進

(22)

目標値

評価指標名 データの根拠 現状値 計画目標

(平成27年度) (平成33年度)

女性活躍推進及びワーク・ライフ・バラ ンスに係る区内企業実態調査の実施

女 性 活 躍 推 進 及 び ワ ー ク・ライフ・バランス区 内企業実態調査

未実施 実施

望ましい女性の一生と職業の関わり方

女性の年齢階級別就業率と潜在的労働力率

資料:豊島区「男女共同参画社会に関する住民意識調査」(平成27年)より

結婚するまで職 業を持つ(結婚退職型) 子育ての 期間を除き職業を持つ(再就職型)

子どもができるまで職 業を持つ (出産退職 型)

子育ての期間を含めて一生職業を持つ(職業 継続型) その 他

一生職業を持たない( 家事 専念型) 無回答

0%

全体(n=482)

20% 36.3% 5.6% 4.4% 8.2% 2.9% 2.7% 2.9% 41.3% 7.7% 7.1% 6.4% 1.8% 4.7% 1.5% 4.8% 1.4% 5.1% 36.6% 36.3% 39.8% 42.7%

40% 60% 80% 100%

女性(n=295)

男性(n=171)

100 90 80 70 60 50 63.9 63.9 67.6 67.6 74.9 74.9 87.7 87.7 87.2 87.2 79.2 79.2 74.8 74.8 91.5

91.5 93.093.0 93.193.1 92.992.9 92.192.1 89.5 89.5 83.1 83.1 81.9 81.9 70.4

70.4 74.274.2 72.572.5 70.670.6

64.4 64.4 51.3 51.3 66.7 66.7 67.3 67.3 82.2

82.2 81.681.6

80.1 80.1 95.5 95.5 (%) (%) 97.2

97.2 97.897.8 97.897.8

97.1

(23)

平成26年度に都道府県労働局雇用均等室に寄せられた均等法に関する相談内容

セクシュアル・ハラスメントの被害経験

資料:厚生労働省「都道府県労働局雇用均等室での法施行状況」(平成26年度)より

資料:豊島区「男女共同参画社会に関する住民意識調査」(平成27年)より 第 9 条関係

第 7 条関係 第 6 条関係 第 5 条関係

その他

第 14 条関係 (ポジティブ・アクション)

(母性健康管理)

(募集・採用)(配置・昇進・降格 ・教育訓練等)

(間接差別)

(婚姻、妊娠・出産等を理由  とする不利益取扱い)

(セクシュアルハラスメント) 3,468 件 ,13.9%

878 件 ,3.5%

3,024 件 ,12.1%

11,65 件 ,4.7%

562 件 ,2.3%

479 件 ,1.9%

4,028 件 ,16.2%

11,289 件 ,45.4% 第 12 条、13 条関係

(24)

「マタハラ」って知っていますか

 これは、「マタニティ・ハラスメント」のことで、働く女性が妊娠・出産を理由として、

施 策

事業

番号 事業名 事業の内容 所管課 実施区分

27

ハローワークや 東京都等との連 携による就職に 関する情報提供

ハローワークや労働相談情報センター、東京都、 東京しごと財団等との連携を図り、就職や労働に 関する情報が、区役所等の施設においても入手で きるようにしていきます。

男女平等推進センター ・生活産業課

(ハローワーク池袋)

継続 重点

28 女性の就労・起業に関する支援

関係機関と共に、起業等に関するセミナー・交流 会を実施したり、就職や再就職に必要なスキルを 身につける講座等を開催します。また、起業に必 要な経済支援のため、融資を斡旋し、信用保証料 や利子の一部の補助を実施します。

男女平等推進センター

・生活産業課 継続重点

施策⑪ 雇用機会の拡大、就職及び再就職への支援

施策⑫ 雇用の場における男女平等の推進

事業

番号 事業名 事業の内容 所管課 実施区分

29

均 等 待 遇、さ ま ざまなハラスメ ントに関する啓 発・相談の充実

セクハラ、マタハラ等ハラスメント防止のための 啓発・周知を図るとともに、安心して相談できる 相談体制を充実させ、問題解決に向けて対応します。

人事課・男女平等推進 センター・庶務課・指

導課・教育センター 継続

30

女性が能力を発 揮しやすい職場 づくりのための 情報提供、普及・ 啓発

雇用形態が多様化する中で、働き方の違いにより 賃金や処遇に不利益が生じないよう、労働相談情 報センターとの連携を図りながら、事業者に対し 雇用均等促進の情報や資料の提供を行い、「ポジティ

ブ・アクション*」や「セクハラの防止」「同一価

値労働の男女及び正規・非正規の賃金格差解消」 等について、理解が深められるよう啓発を進めます。

男女平等推進センター ・生活産業課

継続 重点

31 区内企業との協働・連携の推進 区内の企業の現状を把握するため、定期的に懇談会を行ったり、ワーク・ライフ・バランスやセクハラ、マ タハラの防止等企業向けの講座を実施します。

男女平等推進センター

(25)

  「豊島区男女共同参画社会に関する住民意識調査」(平成27年)において、「仕事・家庭・

地域や個人の生活のバランスの理想と現実」について、「理想」と「現実」をたずねたところ、

「理想」では、男女とも「仕事と家庭と地域・個人の生活を両立」が最も高くなっていますが、

「現実」では、男女とも「仕事を優先」が最も高くなっており、女性も仕事を優先せざるを

得ない状況にあることがわかります。

 一方で、「子育ては母親の仕事と思うか」をたずねたところ、「そう思う(そう思う、どち

らかといえばそう思う)」が、男女とも5割近くを占めています。

 このように、「家事や育児は女性の仕事」といった固定的な考え方があるため、仕事を持

つ女性は「職場でも家庭でも働きづめ」であり、専業主婦は夫の助けのない孤独な育児で育

児不安に陥るといった厳しい状況に置かれています。

 家事・育児などのいわゆるアンペイドワーク

(無償労働)にも男性の参画を促す取組が

求められています。

 また近年では少子高齢化の進行により、親の介護のために男女ともに就業を中断せざるを

得ない状況も見られます。

 国は、平成19年に「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」と「行動指針」

を策定(平成22年改定)し、一人ひとりが、職場、家庭、地域社会などでの責任を果たしな

がら、多様で柔軟な生き方や働き方が選択・実現できる社会をめざし、その取組を推進して

います。

 結婚・出産・介護など、その時々のライフステージにおいて、すべての人が家庭生活や自

分の時間も大切にしながら、職場や地域でいきいきと活躍できることが重要です。

 子育て支援や介護、就業に関する情報提供や相談事業等を充実させ、すべての人がそれぞ

れのワーク・ライフ・バランスを実現できるよう、施策の充実が求められています。

重点課題

(5)

家庭生活と仕事の両立支援の推進

現状と課題

評価指標名 データの根拠 現状値 計画目標

(平成27年度) (平成33年度)

職場の中で「育児・介護休業制度を取得し やすい」と思う人の割合

豊島区男女共同参 画社会に関する住 民意識調査

女性54.4%

男性52.9% 男女とも80%

(26)

評価指標名 データの根拠 現状値 計画目標

(平成28年度) (平成33年度)

「地域の保育需要に応じた保育施設の整備、 保育サービスの向上が図られている」と思 う区民の割合

豊島区協働のまち づくりに関する区 民意識調査

13.2% 20%

仕事・家庭・地域や個人の生活のバランスの理想と現実

【理想】

【現実】

8.0% 5.0% 13.3% 7.3% 6.7% 8.0% 2.7% 3.9% 0.9% 29.7% 28.9% 29.2% 6.0% 4.4% 8.8% 4.0% 3.3% 5.3% 39.3% 43.3% 33.6% 0.3% 0.6% 2.7% 3.9% 0.9%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体

(n=300)

女性

(n=180)

男性

(n=113)

「仕事」を優先

「家庭」を優先

「地域・個人の生活」を優先

「仕事」と「家庭」を両立

「仕事」と「地域・個人の生活」を両立

「家庭」と「地域・個人の生活」を両立

「仕事」「家庭」「地域・個人の生活」を両立

その他

48.7% 41.1% 8.7% 12.2% 0.3% 0.9% 27.0% 31.1% 6.3% 5.0% 1.3% 0.6% 2.7% 4.0% 4.4% 0.7% 1.1% 3.0% 4.4%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体(n=300)

(27)

子育ては母親の仕事と思う割合

男女が「仕事」と「家庭」と「地域・個人の生活」の両立をしていくために重要なこと

資料:豊島区「男女共同参画社会に関する住民意識調査」(平成27年)より

資料:豊島区「男女共同参画社会に関する住民意識調査」(平成27年)より そう思う

そう思わない

無回答

どちらかといえばそう思う

どちらかといえばそう思わない

全体(n=482)

女性(n=295)

男性(n=171)

0% 20% 40% 60% 80% 100%

6.6%

5.8%

8.8%

40.9%

41.7%

41.5%

24.7%

26.4%

22.2%

27.0%

26.1%

0.8%

0.0%

0.6%

(28)

育児・介護休業制度の有無

育児・介護休業制度の利用の有無

資料:豊島区「男女共同参画社会に関する住民意識調査」(平成27年)より

資料:豊島区「男女共同参画社会に関する住民意識調査」(平成27年)より

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体(n=300)

女性(n=180)

男性(n=113)

39.0%

42.8%

33.6%

12.7%

0.3%

0.6%

0.0%

13.9%

11.5%

26.0%

21.7%

31.0%

17.7%

16.7%

19.5%

4.3%

4.4%

4.4%

育児休業制度 ・ 介護休業制度が両方ある

ない

制度があるかどうか知らない

育児休業制度のみある

介護休業制度のみある

無回答

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体(n=156)

女性(n=103)

男性(n=51)

17.3% 10.3%

18.4% 8.7%

15.7% 13.7%

1.9%

1.9%

2.0%

54.5%

54.4%

52.9%

14.1%

14.6%

13.7%

1.9%

1.9%

2.0%

どちらも利用が難しい ・ できない

どちらも利用できる

わからない

育児休業の利用が難しい ・ できない

介護休業の利用が難しい ・ できない

(29)

育児・介護休業制度を利用できない理由

資料:豊島区「男女共同参画社会に関する住民意識調査」(平成27年)より

28.3%

34.8%

37.0%

6.5%

21.7%

4.3%

17.4%

8.7%

6.5%

23.3%

36.7%

46.7%

10.0%

23.3%

3.3%

10.0%

6.7%

6.7%

37.5%

31.3%

18.8%

0.0%

18.8%

6.3%

31.3%

12.5%

6.3%

0% 20% 40% 60%

職場に迷惑がかかる

職場が育児・介護休業を取得できる雰囲気ではない

過去に利用した人がいない

「育児・介護休業中の能力低下」「職場の変化等(シ

ステムの変更等)への対応」等、復帰後職場に対応

できるか不安がある

元の仕事(職場)に復帰できるとは限らない

昇進・昇格への影響が心配

収入の減少

その他

無回答

全体

(n=46)

女性

(n=30)

男性

(30)

施 策

施策⑬ ワーク・ライフ・バランスの推進

施策⑭ 子育て支援の充実

事業

番号 事業名 事業の内容 所管課 実施区分

32

ワ ー ク・ラ イ フ・バ ラ ン ス 推 進企業等優良企 業についての情 報 提 供、普 及・ 啓発の実施

両立支援に積極的に取り組んでいる企業を区HPや 広報等で紹介し、ワーク・ライフ・バランスを促進・啓 発します。

東京都労働相談情報センターや区内経済団体等と 連携を図りながら育児・介護休業に関する情報や資 料の提供を行い、男性の育児・介護休業の取得に対 する理解が深められるよう啓発を進めます。特に「一 般事業主行動計画」の届出が努力義務となっている 100人以下の中小企業に対しても次世代育成支援 対策推進法に基づいた両立支援が推進されるよう、 事業者や従業員に対し普及・啓発を行います。

男女平等推進センター

・生活産業課 継続重点

33

モデル事業所と してのワーク・ ラ イ フ・バ ラ ン ス推進

職場でのワーク・ライフ・バランス及び子育て支 援・両立支援を進めるために策定した特定事業主

行動計画*をさらに充実させ、実効力のあるもの

にしていきます。

人事課 継続

34 「一般事業主行動 計 画」の 普 及・推進

区内経済団体等と連携し、次世代育成支援対策推 進法及び女性活躍推進法に基づいた「一般事業主 行動計画」の策定を推進するとともに、事業者や 従業員に対し普及・啓発を推進し浸透を図ります。

男女平等推進センター 継続重点

事業

番号 事業名 事業の内容 所管課 実施区分

35

多様なニーズに 応える子育て支 援事業の充実・ 周知

子育て訪問相談事業・育児支援ヘルパー事業・一 時保育事業・定期利用保育事業・こんにちは赤ちゃ ん事業・育児相談・子育てひろば・子ども家庭支 援センターの充実・周知を図ります。

地域区民ひろば課・健 康推進課・長崎健康相 談所・子育て支援課・ 保育課

継続 重点

36 子育て支援ニーズ調査 保育ニーズをはじめとする子育てに関する要望等を調査し、施策への反映を図ります。 子ども課 継続

地域の子育て関係機関などとネットワークを構築し、

(31)

施策⑯ 介護を支える環境整備の推進

施策⑮ 育児と仕事を両立させるための環境整備の推進

事業

番号 事業名 事業の内容 所管課 実施区分

39 保育所の運営・整備

保護者の仕事と育児の両立を支援し、子ども一人 ひとりの健やかな育ちを支援するため、認可保育 施設を整備・運営し、延長保育、産休明け保育、 障害児保育等の実施により多様化する保育ニーズ に対応します。また、待機児童の集中する2歳ま での受入数拡充のため、小規模保育所等の地域型 保育事業の充実を図ります。

保育課 継続重点

40 病 後 児 保 育・休日保育事業等の 充実

保護者の仕事と育児の両立を支援するため、病気

回復期の保育や休日保育等を充実させていきます。 保育課 継続重点

41 学童クラブの運 子どもスキップと児童館における学童クラブ運営の充実を図ります。 子ども課 継続重点

42 地域での子育て支援の充実 区民による相互援助活動としてのファミリー・サポート・センター事業等の充実を図ります。 子育て支援課 継続重点

事業

番号 事業名 事業の内容 所管課 実施区分

43 安心して介護で

きる体制づくり

質・量ともに充実した介護サービスを提供するこ とで、介護者が要支援、要介護者の日常生活を支 えながら仕事を継続したり、社会参加できる体制 を整備していきます。

福祉総務課・高齢者福 祉課・障害福祉課介護

保険課 継続

44 介護者の状況等に関する実態調 査の実施

介護者の負担や介護についての要望等を把握する ため、実態調査を実施し、介護サービスの基盤整

備等の施策へ反映させていきます。 介護保険課 継続

企業における女性活躍の「見える化」

 区民ワークショップ(「としま男女共同参画推進プラン」に、区民が

関心を持っている事項、課題等を反映することを目的として開催。平成

27年9月実施)では、男女共同参画がどこまで進んでいるのか分かるよ

うに、「見える化」することが必要との意見がありました。今後さらに

男女共同参画を推進していくためには、現時点の到達状況を誰もが分か

りやすい形で理解できることが大切です。

(32)

 地域コミュニティは、家庭とともに人々にとって最も身近な暮らしの場であり、そこでの

男女共同参画の推進は、多様な人々の参加を促す重要なものです。

 また、地域活動への女性の参加率は決して低くはないものの、活動の意思決定に関わる役

員などは、男性で占められる傾向にある活動もあるため、地域活動における意思決定過程へ

の女性の参画を進め、女性・男性双方の視点を反映させることが必要です。

 男女が共に協力しあって地域活動を担えるよう、意識啓発を進めます。

目標値

重点課題

(6)

地域活動への参加の推進

現状と課題

地域活動への参加(性別)

評価指標名 データの根拠 現状値 計画目標

(平成26年度) (平成33年度)

PTAの会長に占める女性の割合 豊島区男女平等推

進センター調べ 16.7% 50%

評価指標名 データの根拠 現状値 計画目標

(平成26年度) (平成33年度)

町会の会長に占める女性の割合 豊島区男女平等推

(33)

男女別区立小・中学校PTA役員数(平成27年度)

資料:豊島区男女平等推進センター作成

23 38 47

7 103 306 0 50 100 150 200 250 300 350 400

PTA会長 PTA副会長 その他役員 (人)

女性

男性

施 策

事業

番号 事業名 事業の内容 所管課 実施区分

45

環 境・文 化 等 地 域活動における 男女共同参画の 推進

地域における各分野の活動の方針決定過程に女性 の参画を進めるとともに、特定の性や年齢層で担 われている分野への男女双方の参画を進め、男女 共同参画の視点が反映されるよう働きかけます。

区民活動推進課・文化 デザイン課・文化観光 課・環境政策課・とし ま未来文化財団・豊島 区民社会福祉協議会

継続

46

災害対策への男 女共同参画の視 点の導入と女性 の参画の促進

救援センターごとに備える「救援センター運営マ ニュアル」の作成の際に妊産婦・障害者・高齢者 など災害要援護者への配慮とともに、自主防災組 織を中心とした女性防災リーダーの育成に努めて まいります。

防災危機管理課 継続

47

まちづくり計画 への男女共同参 画の視点の導入 と女性の参画の 促進

ワークショップでの意見を取り入れるなど、まち づくりの計画に男女の意見がバランスよく反映で

きるように工夫し、バリアフリー*・ユニバーサ

ルデザインに配慮した公園や道路整備など、必要 なまちづくりを進めます。

道路整備課・公園緑地

課 継続

(34)

「防災対策」における男女共同参画

 東日本大震災の教訓として、男女のニーズの違いや多様な生活者の視点に配慮した防災・

減災対策、地域住民の自助・共助の取組の重要性が指摘されました。

 災害時も性別や年齢、障害の有無、国籍等々にかかわらず、避難所等において被災者一人

ひとりの人権が守られ安全に安心して生活できるようにするためには、平常時から男女共同

参画や多様な視点からの防災・減災の取組について理解を深め、実践することが大切です。

<基本的な考え方>

1平常時からの男女共同参画の推進が防災・復興の基盤となる

2「主体的な担い手」として女性を位置づける

3災害から受ける影響の男女の違い等に配慮する

4男女の人権を尊重して安全・安心を確保する

5民間と行政の協働により男女共同参画を推進する

6男女共同参画センターや男女共同参画担当部局の役割を位置づける

7災害時要援護者への対応との連携に留意する

(35)

 男女が共に個性や能力を発揮するためには、一人ひとりが男女共同参画についての意識を

有することが不可欠であり、学校教育をはじめ、家庭・地域・職場における教育・学習の果

たす役割は極めて重要です。

 豊島区では、これまで男女共同参画意識の理解促進を図り、様々な取組をすすめてきました。

しかし、「豊島区男女共同参画社会に関する住民意識調査」(平成27年)において、今の世の

中の男女平等の状況について前回調査(平成23年)と比較すると、「男女平等になっている」

と考える人の割合が低くなっています。

 現在、区の教育現場においては、男女共同参画の理解促進等について積極的に取り組んで

はいるものの、学習活動の中での何気ない慣習や、学校行事などにおける男女役割分担など

(隠れたカリキュラム

)を通し、無意識に児童生徒に固定的な性別役割分担意識が伝えら

れる場合があります。各教科の指導をはじめ、男女混合名簿の活用など学校における教育活

動全般を通して、男女共同参画意識をはぐくむ教育が求められます。引き続き、すべての世

代への学習・啓発に取り組むことが重要です。

目 標

3

〈学び参画するまち〉

「男女共同参画」の大切さを学び、理解し、決定過程への参画を推進するまち

重点課題

(7)

学習・啓発による男女共同参画意識の向上

目標値

現状と課題

評価指標名 データの根拠 現状値 計画目標

(平成27年度) (平成33年度)

「男は仕事、女は家庭」という考え方を  否定する人の割合

豊島区男女共同参 画社会に関する住 民意識調査

43% 70%

今の世の中の男女平等の状況

(36)

資料:豊島区「男女共同参画社会に関する住民意識調査」(平成27年)より

男女平等の意識と固定的性別役割分業意識の有無

学校教育の場で力を入れるべきこと

男女平等になっている

そのとおりだと思う どちらかといえばそう思う

どちらかといえばそう思わない まったくそうは思わない 無回答

どちらともいえない 男は仕事、 女は家庭という考え方

そう思う そう思わない

どちらかといえば、 男女平等になっている

どちらかといえば、 男女平等になっていない

男女平等になっていない

わからない

0% 20% 40% 60% 80% 100%

0.0%

0.7%

0.0%

0.0%

0.0% 0.0% 25.0%

15.4% 5.8% 25.5% 1.3% 4.9%

8.3%8.3%

34.6% 23.1%

28.5% 16.8% 22.6%

16.7% 17.9%

22.5% 35.9%

58.3%

45.1% 10.8%

(37)

施策⑱ 学校における男女平等教育・学習の推進

施策⑲ 家庭・地域・職場における男女平等意識の普及・啓発

事業

番号 事業名 事業の内容 所管課

実施 区分

48

「豊島区教育ビ ジ ョ ン」へ の 男 女平等教育の明 確な位置付けと それに基づく学 校教育の推進

男女平等教育を教育指導の重点項目に盛り込み、 教育課程への位置付けを図るとともに、望ましい 男女共同参画社会の実現にむけた男女混合名簿の 活用や男女共同参画推進条例パンフレットの配付 など、学校における男女平等教育を保護者の協力 を得ながら推進していきます。

男女平等推進センター

・指導課 継続

49 教職員に対する研修の充実

人権教育研修会等において男女共同参画を計画的 にテーマに取り上げ、固定的な性別役割分担意識 が子どもたちに伝達されることのないよう、教職 員の言動等、隠れたカリキュラムの点検を通して 男女平等教育の指導に反映させます。

指導課 継続

50 男女平等教育の指導の推進 教職員の男女共同参画意識を高め、男女平等教育の一層の指導を進めます。 指導課 継続

事業

番号 事業名 事業の内容 所管課 実施区分

51 男女共同参画の啓発事業の推進 男女平等や男女共同参画社会の実現に関する講座・講演会の実施、啓発誌の発行などにより、男女平

等意識の普及・啓発を進めます。 男女平等推進センター 継続

52

「男女共同参画 推進条例」「男女 共同参画都市宣 言」「男 女 共 同 参画推進行動計 画」の 積 極 的 な 周知・啓発

条例・都市宣言・行動計画の内容の周知・啓発の ため、区民・事業者と一体となって取り組める「男

女共同参画週間*」や「都市宣言記念週間」など

の行事を実施します。

男女平等推進センター 継続

53 インターネット等を活用した情 報提供の充実

男女平等や男女共同参画に関する情報を区の広報・ ホームページやメールマガジンを活用して、広く

情報提供を行っていきます。 男女平等推進センター 継続

(38)

「EPOCH MAKER(えぽっく・めいかー)」をご存じですか?

「えぽっく・めいかー」は、豊島区立男女平等推進センター(エポック10)が発行して

いる情報誌で、年に1回発行しています。

 

 内容は、男女共同参画に関する専門家・実践者へのインタビュー記事や、イベント情報の

告知、本の紹介など様々な情報を発信するものとなっています。

「えぽっく・めいかー」は、豊島区立男女平等推進センターで配布している他、インター

ネットでも読むことができます。ぜひ、ご覧になってみて下さい。

(39)

 区民が身近な男女平等を考えたとき、具体的な一歩を踏み出すきっかけになるような「場」

として、男女平等推進センターがあります。DVやワーク・ライフ・バランス、性と健康、

子育てや介護等々多岐にわたるテーマを内包する男女共同参画は行政の力だけでは到底実現

できません。男女平等推進センターは、男女共同参画をキーワードに、行政と男女共同参画

について学習している区民や団体がそれぞれの特色を活かしながら、協力して地域の男女共

同参画実現に向けて施策を推進する重要な場となっています。

 男女共同参画の拠点施設として男女平等推進センターの機能をさらに充実させ、年齢や性

別に関わりなく気軽に活動に参加できる機会の充実、活動する団体や区民への支援と情報の

共有、団体間の交流やネットワーク化を通して協働の輪を広げ、男女共同参画のまちづくり

を進める必要があります。

重点課題

(8)

区民・団体等の自主的活動への支援

目標値

現状と課題

「地域活動の場」において男女平等であると感じている人の割合

資料:豊島区「男女共同参画社会に関する住民意識調査」(平成27年)より

評価指標名 データの根拠 現状値 計画目標

(平成26年度) (平成33年度)

男女平等推進センターの利用者数 豊島区男女平等推

参照

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