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 区の施策の対象の半分は女性であり、政治、経済、社会など多くの分野の活動を担ってい るにもかかわらず、政策・方針等の決定過程への女性の参画は極めて低く、そのため、各分 野における事業に、男女共同参画あるいは生活者の視点が十分に入っていない現状があります。

 企業や地域活動の場等、さまざまな分野における、女性の決定過程への参画は、女性だけ でなく、男女が共に暮らしやすい社会の実現につながるものです。

 国は、「社会のあらゆる分野において、2020年までに、指導的地位に女性が占める割合が、

少なくとも30%程度」との目標を設定し、取組を進めてきましたが、現状では国際的に見て 低い水準にとどまっており、官民をあげた取組が一層求められています。

 豊島区男女共同参画推進条例(第3条)では、あらゆる分野における活動の方針の立案及

び決定過程に参画する機会が確保されることを基本理念の一つとして掲げ、「審議会等の女

性委員比率改善に向けた取組基本方針(平成25年2月20日区長決定)」において、審議会等の

女性委員の比率を高めるため、具体的な取組を定めており、今後一層の推進を図る必要があ

ります。

資料:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」(平成26年)より

(各年度4月1日時点)

♦階級別役職者に占める女性割合の推移(企業規模100人以上)♦

♦区議会議員への女性の参画状況♦

♦区職員の女性管理職等の割合推移♦

♦区職員(職種別)の女性管理職等の割合(平成26年度)♦

年度 平成23 平成24 平成25 平成26 平成27

議員割合

議員総数(人) 36 36 35 33 32

うち女性議員数(人) 12 13 12 12 12

割合(%) 33.3 36.1 34.3 36.4 37.5

 

管理職 総数

(A)

うち女性

(人)

割合

(%)

係長級 総数

(B)

うち女性

(人)

割合

(%)

職員総数 AB除く

(C)

うち女性

(人)

割合

(%)

平成22年度 92 12 13.0 454 206 45.4 1,521 950 62.5 平成23年度 90 12 13.3 432 205 47.5 1,491 927 62.2 平成24年度 91 14 15.4 425 208 48.9 1,464 903 61.7 平成25年度 97 15 15.5 421 213 50.6 1,452 895 61.6 平成26年度 103 18 17.5 423 222 52.5 1,447 867 59.9

管理職 総数

(A)

うち 女性

(人)

割合

(%)

係長級 総数

(B)

うち 女性

(人)

割合

(%)

職員総数 AB除く

(C)

うち 女性

(人)

割合

(%)

総数 (A+B+C)

うち 女性

(人)

割合

(%)

事務系 78 10 12.8 198 64 32.3 644 347 53.9 920 421 45.8 福祉系 4 3 75.0 135 120 88.9 436 391 89.7 575 514 89.4 技術系 15 2 13.3 90 38 42.2 160 76 47.5 265 116 43.8 技能・業務系 0 0 0 0 0 0 200 47 23.5 200 47 23.5 教員 6 3 50.0 0 0 0 6 6 100.0 12 9 75.0

施策㉑ 政策・方針決定の場への女性の積極的な登用

施策㉒ 管理・監督者への女性の積極的な登用と職域の拡大 施 策

事業

番号 事業名 事業の内容 所管課 実施

区分

59

「附属機関等の 委員公募等に関 す る 基 本 方 針」

の実施状況把握 と推進

「附属機関等の委員公募等に関する基本方針」に 基づき、公募委員の登用を構成員の25%に近づ けるとともに、女性の登用を促進し、男女どちら かの性が40%を下回らないようにします。

企画課・男女平等推進 センター(全課) 継続

45

環 境・文 化 等 地 域活動における 男女共同参画の 推進

(再掲)

地域における各分野の活動の方針決定過程に女性 の参画を進めるとともに、特定の性や年齢層で担 われている分野への男女双方の参画を進め、男女 共同参画の視点が反映されるよう働きかけます。

区民活動推進課・文化 デザイン課・文化観光 課・環境政策課・とし ま未来文化財団・豊島 区民社会福祉協議会

継続

46

災害対策への男 女共同参画の視 点の導入と女性 の参画の促進

(再掲)

救援センターごとに備える「救援センター運営マ ニュアル」の作成の際に妊産婦・障害者・高齢者 など災害要援護者への配慮とともに、女性の意見 がより反映されるようにします。

防災危機管理課 継続

47

まちづくり計画 への男女共同参 画の視点の導入 と女性の参画の 促進

(再掲)

ワークショップでの意見を取り入れるなど、まち づくりの計画に男女の意見がバランスよく反映で きるように工夫し、バリアフリー・ユニバーサル デザインに配慮した公園や道路整備など、必要な まちづくりを進めます。

道路整備課・公園緑地

課 継続

事業

番号 事業名 事業の内容 所管課 実施

区分

60 女性職員の昇任 選 考 受 験 者・女 性管理職の増加

ワーク・ライフ・バランスを推進し、女性も管理 職を目指すことのできる長時間労働等の解消等、

働きやすい環境の整備を行い、女性職員に昇任選 考の積極的な受験を働きかけます。

人事課 継続

女性人材のネッ 区内事業所の女性従業員と区内在住の働く女性の 男女平等推進センター 継続

男女格差を測る指数(ジェンダー・ギャップ指数)で日本の国際ランキングは・・・ ?

 各国における男女格差を測る指標として、「ジェンダー・ギャップ指数」があり、経済・

教育・政治・保健の4分野のデータから作成されるものです。

 平成27年の日本のランキングは、145カ国中101位と、低い順位に位置しています。一 方、アイスランド、ノルウェー、フィンランドなど北欧諸国が上位となっています。

 日本は、国際的にみて、政治面での女性議員の少なさや、経済面における女性の労働参加 率の低さなどが、課題として挙がっています。

【参考】P.150-151 日本のGGI、HDI、GIIランキング 

 今まで男女共同参画社会は働く女性のためのものとして捉えられがちでした。しかしなが ら、少子化の進展や共働き世帯の増加などで、今後、育児や介護といった家庭生活における 男性の役割が増加し、これまで当然とされてきた長時間労働等では十分に仕事と家庭を両立 できないことなどからも、男女共同参画を男性の視点から捉えることが求められています。

また、男性は精神面で孤立しやすく、若年層を含め経済、生活問題や勤務問題が背景にある 自殺も多くなっています。人口動態統計による豊島区の自殺者数は、平成21~25年度の5年 間の累計において、女性は123名であるのに対し男性は208名です。男性の自殺者数が際立っ ており、対応が課題となっています。男女が共に仕事と生活を両立できるための長時間労働 の見直しや、男性の心身の健康の促進に取り組む必要があります。

 一方、子どもたちを取りまく環境においては、児童虐待や性的な暴力被害の問題がより顕 在化、深刻化しています。また、インターネットや携帯電話の普及等によりさまざまな情報 が氾濫しています。これらの情報の中には、性別による固定的な役割分担に基づくものや女 性の性的側面を強調したもの、女性への暴力を容認するような表現も見受けられます。この ようなメディアの表現は、私たちの意識や行動に影響を与え性差別の助長につながってしま うこともあります。子どもの頃からメディア・リテラシーの向上や、犯罪やトラブルなどか ら子どもを守るための、家庭、地域、学校、市民団体・NPO等と連携した取組が求められ ます。

 次世代を担う子どもたちが健やかに、そして、個性と能力を発揮できるように育っていけ

るよう、子どもの頃から、自己肯定感をもって、自分も他者も尊重しつつ将来を見通した自

己形成ができるような取組が重要です。