高齢化の進展や非正規雇用の拡大、ひとり親家庭の増加といった中で、生活上の困難に陥 りやすい女性が増えています。
女性の働き方は、結婚・出産・育児等のため就業が中断され、再就職しても非正規雇用が 多く就業年数も短い傾向にあるため、高齢期における年金等の収入も少なくなりがちです。
女性は「女性であること」の生きづらさに加え、障害や高齢、経済的困窮等複合的な困難を 抱えやすいことに留意し、子どものころから将来を見通した自己形成を進めることにより、
多様なライフスタイルを選択でき、自分らしく生きられるよう支援が求められています。
一方、高齢の単身男性が地域から孤立する場合も少なくなく、今後、高齢者単身世帯が主 流になる社会においては、地域の支えあいのもとで孤立を防ぎ、病気・災害時の支援はもち ろんのこと、日常生活における手助けが得られるような地域社会づくりが重要です。
また、性的指向や性同一性障害などを理由として困難な状況におかれている場合や女性で あることで複合的に困難な状況に置かれている場合については、人権尊重の視点からの配慮 が必要です。
さらに、障害者差別解消法の施行に伴い、ジェンダー
*の違いによる課題等にも配慮した「障 害を理由とする差別的取扱いの禁止」や「合理的配慮の提供」に向けた取組を充実させる必 要があります。
重点課題 (11) 高齢者、障害者など様々な困難を抱える人々が
資料:総務省統計局「就業構造基本調査結果の概要」(平成24年)より
(※「前期高齢者」:65歳~74歳の高齢者、「後期高齢者」:75歳以上の高齢者) 資料:豊島区「介護保険アンケート調査報告書」(平成26年)より
♦男女、年齢階級別非正規就業者の割合の推移♦
♦高齢者における近所の人との付き合いの程度♦
女性 男性
女性 男性
女性 80 男性
60
40
20
(%)
(%)
0
平成4年 9年 24.9
28.7
44.3 46.5 47.0
10.5 13.0 19.5
23.1 25.3
48.5 51.1
57.2 58.0 58.3
3.7 3.6 6.5 8.5 9.8
51.0 55.6
62.7 64.3 70.4
26.7 26.6
34.2 37.4 43.8
14年 19年
80
60
40
20
(%)
(%)
0
80
60
40
20
(%)
(%)
0
24年 平成4年 9年 14年 19年 24年 平成4年 9年 14年 19年 24年
[35 歳未満 ] [35 歳〜54 歳 ] [55 歳以上 ]
「豊かな国」日本に潜む貧困
日本はかつて「一億総中流」と言われていましたが、近年、「格差社会」、「勝ち組」・「負け組」と いう言葉が使われるように、貧富の差が拡大し、生活困難な状況におかれる人が幅広い層に広がっ ています。特に、非正規労働者やひとり親家庭などが、生活上の困難に陥り
やすくなっています。
また貧困は、単に経済的な貧しさだけでなく、社会からの孤立や、次世代(子 ども)への連鎖(学力や自己肯定感の低下等により将来的に彼らも貧困に陥る)
も指摘されており、支援や見守りが必要とされています。
参考:内閣府「第4次男女共同参画基本計画」(平成27年12月)
施策㉕ 高齢者の自立した生活の支援
施策㉖ 障害者の自立した生活の支援
施策㉗ 生活上の様々な困難を抱える人々への対応
事業
番号 事業名 事業の内容 所管課 実施
区分
71 単身高齢者の自 立支援
単身高齢者、とりわけ経済的な問題を抱えること が多い単身高齢女性の状況等に配慮し、自立した 生活の支援に向けての施策の検討を進めます。
地域区民ひろば課・高
齢者福祉課 継続
72 高齢者が安心し て暮らせる環境 整備
高齢男女が家庭・地域で安心して暮らせるよう、
高齢者虐待や消費者被害への対応を進めます。
防災危機管理課・生活 産 業 課・高 齢 者 福 祉 課・豊島区民社会福祉 協議会
継続
事業
番号 事業名 事業の内容 所管課 実施
区分
73 障害者の自立支 援
就労支援をはじめ、障害のある人が積極的に社会 参画できるよう支援策の検討を進めていきます。
また、相談業務等を通じて家族等への支援を進め ます。さらに、障害者差別解消法を推進していく ため、啓発を進めます。
障害福祉課・豊島区民 社会福祉協議会 継続
事業
番号 事業名 事業の内容 所管課 実施
区分
70
ライフコースを 見通した総合的 なキャリア教育 の推進(再掲)
次代を担う子どもたちが個性と能力を発揮し、将 来の夢や希望が実現できるように育っていくため、
子どもの頃から、男女共同参画の理解を深め、将 来を見通した自己形成ができるよう取組を進めます。
指導課 継続
74
働 き づ ら さ、生 きにくさを感じ ている女性への 支援
さまざまな人間関係のトラブルや心身の不調、悩 みをかかえながらも「働きたい」、「自分らしく生 きたい」と前向きに考えている女性への積極的な 支援に取り組みます。
男女平等推進センター
・健康推進課・長崎健 康相談所・子育て支援 課
継続 重点
75 ひとり親家庭へ
の自立支援 経済的困難に陥りやすいひとり親家庭に対し就労
支援等を行います。 子育て支援課 継続
重点