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クリティカルケア看護における看護実践に対する困難 - 尺度開発と関連要因 -

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Academic year: 2021

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博士後期課程

大学院看護学研究科看護学専攻

学籍番号 DN1602 氏 名 山本 伊都子 学位の種類 博士(看護学) 学位授与年月日 2019 年 3 月 20 日 学位授与の要件 学位規程第 4 条第 2 項該当 論文題目 クリティカルケア看護における看護実践に対する困難 -尺度開発と関連要因- 主指導教員 小原 泉 教授 副指導教員 成田 伸 教授 村上 礼子 教授 論文審査委員 主査:春山 早苗 教授 副査:野々山 未希子 教授 副査:成田 伸 教授 最終試験の結果の要旨 1. 研究テーマの目的の明確性および広域実践看護学分野の目的との適合性 本研究の目的は、クリティカルケア看護における看護実践に対する困難の尺度開発をす ること及び開発した尺度を用いて困難の関連要因を明らかにすることにより、クリティカ ルケア看護に従事する看護師の看護実践に対する困難へのサポートに関する示唆を得るこ とであり、目的は明確である。本研究により、クリティカルケア看護における看護実践に 対する困難の内容と程度に応じた看護師へのサポートシステムの構築、並びに、生命の危 機状態にある患者の看護への寄与が期待でき、広域実践看護学分野の目的と適合している。 2. 研究の独創性・革新性 本研究の中心概念を「困難」とし、概念分析によりクリティカルケア看護における看護 実践に対する困難の定義を明確にして、新たに「困難」尺度を開発するとともに、クリテ ィカルケア看護における看護実践に対する「困難」の関連要因を明らかにすることを目的 とした本研究は、看護実践と看護実践環境に特徴のあるクリティカルケア看護に従事する 看護師のサポート方策の検討につながるものであり、これまでに同様の研究はなく独創 性・革新性が認められる。 3. 実践的意義、社会的意義 本研究により開発された、クリティカルケア看護に従事する看護師の困難を客観的に把

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博士後期課程 握可能なツールは、困難を抱えている看護師が、自身の困難を明確にしてサポートを求め ることも含め困難へ対応していく一助になることが期待される。また、サポートする側も 看護師が抱える困難を共有し、看護師個々の困難の内容と程度に合わせて的確なサポート を検討・提供していく一助になることが期待される。以上により、ひいては看護の質向上 につながり、実践的意義が認められる。また、ストレスフルな治療環境にある生命の危機 状態にある患者とその家族に安心・安全・安楽をもたらし、社会的意義が認められる。 4. 研究方法の妥当性 困難の尺度開発については、概念分析及び専門家会議により 28 項目を作成し、第 1 段階 の調査(n=201)から探索的因子分析により仮説となる 5 因子 19 項目のモデルを作成し、 第 2 段階の調査(n=561)から確証的因子分析によりモデルを検証している。1 月 7 日及び 同月 23 日の論文審査では、尺度の妥当性の確認方法とその根拠並びに第 1 段階調査結果を 踏まえた第 2 段階の調査項目の検討プロセスをより明確にする必要があるとの指摘があり、 2 月 12 日の最終試験ではそれらを明確にした発表がなされた。 5.引用文献の適切性 引用文献は概ね適切である。 6.論文の体系、論旨の一貫性 本研究では、クリティカルケア看護における看護実践に対する困難尺度を開発するとと もに、困難の関連要因を検討している。論文審査では、第 1 段階の調査結果と第 2 段階の 調査結果という論文構成であり、後者に尺度開発に関する結果のみならず関連要因の検討 に関する調査結果が含まれていること等から目的に対する結果がわかりにくいこと、また、 考察には統計解析結果を適切に解釈していないと思われる点があること、さらに関連要因 については、概念分析で先行要件として挙げられた 5 つの側面から調査項目を検討してい るため、結果や考察についても 5 つの側面との関連を明確にして示す必要があることにつ いて指摘があった。最終試験では、論文審査における指摘事項について、研究目的に沿っ た論文構成及び研究方法と研究結果の一貫性並びに概念分析から導いた 5 側面に沿った結 果と考察について、再度、改善を求め、その結果、論文が修正され、論旨の一貫性が認め られた。 以上、学位論文の審査基準を満たしていると認められ、合格と判定した。

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