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教職教育部における公開授業(2010年度)の考察

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Academic year: 2021

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(1)教 職 教 育 部 に お け る公 開 授 業(2010年. 教 職 教 育 部 に お け る公 開 授 業(2010年 小. 口. 度)の. 度)の 考 察. 考察. 功*. は じめ に 小 学 校 、 中学 校 、 高 校 で は、 教 員 の 授 業 の 力 量 を 高 め る た め に、 授 業 改 善 の 取 り組 み が 広 く 行 わ れ て い る。 研 究 授 業 等 の 授 業 を公 開 して 、 同僚 の み な らず 外 部 の教 員 ま で もが 見 学 に訪 れ 、 授 業 の 観 察 や 批 評 を 通 じて 、 授 業 を 行 う教 員 並 び に見 学 す る教 員 の 双 方 の 授 業 の 力 量 の 向 上 に、 大 い に貢 献 して い る。 一 方 大 学 に お いて は、 研 究 の 機 能 が 従 来 重 視 され て いて 、 教 員 が 自分 の 平 常 の 授 業 を 公 開 す る試 み 、 ま た他 の 教 員 の 授 業 を 観 察 ・見 学 す る試 み は、 あ ま り行 わ れ て こな か っ た。 しか しな が ら高 等 教 育 の 大 衆 化 が 進 む 中、 大 学 の 授 業 も工 夫 を して 学 生 に分 か りや す くす る必 要 が あ る と指 摘 され る よ う にな っ た。 その 結 果 、 授 業 公 開 へ の 動 きが 大 学 の 内外 で 高 ま って い る。 近 畿 大 学 教 職 教 育 部 に お い て も、2009年 度 か ら授 業 公 開 の試 み を 年 に1回 行 って い て(1)、 授 業 公 開 が 年 間 行 事 の 中 に位 置 づ け られ る よ う にな って い る。 そ こで 本 稿 で は、 そ れ らの 授 業 公 開 の 試 み の 内、2010年 の6月. に行 っ た教 育 社 会 学 の 授 業 公 開 につ いて 、 そ の 実 施 の 経 緯 、 授 業. 展 開 の 様 子 、 今 後 の 課 題 な どを 分 析 して 、 大 学 に お け る授 業 改 善 に有 用 な 知 見 を 提 供 す る こ と を、 ね らい とす る。. 1.公. 開授業への動 き. (1)大 学 にお け る授 業 公 開 へ の 流 れ 日本 の 大 学 を め ぐる社 会 環 境 は、 国 際 化 、 情 報 化 、 大 衆 化 、 少 子 化 の 進 行 と全 員 入 学 へ の 流 れ な どの、 急 激 で 複 雑 な 変 化 が押 し寄 せ て 、 近 年 極 め て 流 動 的 で あ る。 特 に少 子 化 の 進 行 は、 大 学 間 の学 生 募 集 の 競 争 を激 化 させ て 、 そ の 結 果 大 学 は 自校 を 受 験 生 に選 ん で も らう た め に、 教 育 の 質 の 向上 を求 め られ て い る。 ま た監 督 官 庁 の 文 部 科 学 省 も、 大 学 に対 して 教 育 の 質 の 向 上 を求 め、 研 究 一 辺 倒 の 姿 勢 を 改 めて 、 学 生 の 教 育 を 研 究 同様 に重 視 す る よ う に大 学 を 指 導 し. *近 畿大学教職教育部教授. 35.

(2) 近畿大学教育論叢. 第23巻 第1号(2011・9). て い る。 この よ うな 状 況 下 で、 大 学 で の授 業 改 革 の 流 れ は 年 々強 ま って い る。 そ の 結 果 と し て 、 学 生 に よ る授 業 評 価(ア. ン ケー ト)が 多 くの 大 学 で 実 施 され て い る。 この 授 業 評 価 に続 い. て 、 大 学 が 実 施 を迫 られ て い る授 業 改 革 の 仕 組 み に、 授 業 公 開(ピ ピア ・レ ビュ ーの 意 味 は、 同僚(Peer)に. ア ・レビ ュー)が. よ る再 検 討 ・批 評(Review)で. 雑 誌 の 論 文 掲 載 の 審 査 に お いて 、 同 じ専 門 分 野 の 研 究 者(Peer)に. あ る。. あ る。 元 来 は学 術. よ る論 文 の査 読 を、 ピア ・. レ ビュ ー と い っ た。 そ こか ら派 生 して 、 大 学 の 同僚 教 員 に よ る授 業 の 観 察 と批 評 を 、 ピ ア ・レ ビュ ー と い う よ う にな っ た。 授 業 公 開 と は、 他 人 に授 業 を 公 開 す る こ とで あ るが 、 大 学 の 場 合 は他 の 教 員 に公 開 す る場 合 を 指 す 。 授 業 公 開 は、 公 開 す る対 象 を 特 定 の 人 々(同. じ大 学 に勤 務. す る教 員 、 等)に 限 定 す る場 合 か ら、 広 く一 般 に公 開 す る場 合 まで 様 々で あ る。 だ か ら大 学 で 同 じ学 部 の 教 員 を対 象 に して 授 業 を 公 開 す る場 合 は、 ピ ア ・レ ビュー と い う。 つ ま り授 業 公 開 に関 して 厳 密 に区 分 す る と、 ピ ア ・レ ビュー は授 業 公 開 の 一 形 態 にな る。 最 近 唱 え られ る大 学 改 革 の 中で は、 授 業 公 開 と ピア ・レビ ュー の 両 方 の 用 語 が 、 混 同 して 使 用 され る こ とが よ くあ る。 けれ ど も両 用 語 の 意 味 を 厳 密 に区 別 して 記 述 す るの は煩 雑 にな るた め、「授 業 公 開 と 「公 開 授 業 」 の 語 を本 稿 で は主 に用 い る こ と と し、 授 業 を 公 開 す る行 為 を 「授 業 公 開 」 と記 し、 公 開 をす る授 業 その もの を 指 して 「公 開 授 業 」 と記 す 。. (2)近 畿 大 学 教 職 教 育 部 にお け る授 業 公 開 の 導 入 の 経 緯(2009年. 度). 近 畿 大 学 の 教 職 教 育 部 に お いて 、 授 業 公 開 が 最 初 に検 討 され たの は、2009年 度 の 後 期 で あ っ た。 近 畿 大 学 全 学 に お いて 、 各 学 部 で 授 業 公 開 を 導 入 す る よ う に と い う大 学 の 指 示 が2009年 度 に あ り、 そ れ に教 職 教 育 部 が 対 応 した もの で あ った。 この 実 施 に 向 け て の経 緯 や 実 施 の是 非 、 実 施 の仕 方 な ど を め ぐる議 論 に 関 して は、 別 の 稿(2)で詳 細 に述 べ た。 そ れ ゆ え本 稿 で は、 同 年 度 の 公 開 授 業 の 実 施 の 概 要 を 詳 し く述 べ る。 2009年 度 の 公 開 授 業 の 試 み に お いて は、 特 定 の 授 業 を 指 定 して 公 開 す るの で はな く、 一 定 期 間 内 に教 職 教 育 部 の 専 任 教 員 が 行 うす べ て の 授 業 を 、 公 開 の 対 象 と した 。 そ して 授 業 の 公 開 期 間 は、2009年 の12月7日(月)か. ら12月12日(土)の1週. 間 で あ った 。 誰 もが す べ て の 授 業 を. 見 学 で き、 見 学 後 に コ メ ン トを 書 いて 、 担 当者 本 人 に渡 す と と も に、 記 録 と して 保 存 す る こ と と した。 しか しな が ら授 業 見 学 の 義 務 を 負 わ せ な か っ た こ と も あ って 、 他 の 教 員 の 授 業 を 見 学 した 教 員 は、 それ ほ ど多 くはな か っ た よ う に思 う。 授 業 見 学 の コ メ ン トも公 開 され ず 、 授 業 の 改 善 に. 36.

(3) 教 職 教 育 部 に お け る公 開 授 業(2010年. 度)の 考 察. 対 して 具 体 的 に ど の よ う な 効 果 が あ っ た の か は 、 よ く分 か らな か っ た 。. (3)近 畿 大 学 教 職 教 育 部 にお け る授 業 公 開 の 導 入 の 経 緯(2010年. 度). 2009年 度 の 授 業 公 開 で は、 教 職 教 育 部 の 専 任 教 員 す べ て の 授 業 を 、12月 の1週 間 の 間(12月 7日 ∼12日)見. 学 で き る よ う に した。 小 中学 校 の 研 究 授 業 の 大 半 が 特 定 の 授 業 に限 って 公 開 し. て い るの に比 べ て 、 公 開 す る授 業 の 範 囲 が 随 分 と広 い。 しか しな が ら、 まだ まだ 大 学 の 授 業 の 公 開 が 珍 しい段 階 に お いて 、 あ ま りに も開 放 的 な 授 業 公 開 の 仕 組 み を 導 入 す る こ と に は、 む し ろ無 理 が あ った と思 う。 な ぜ な ら教 員 間 に 自分 の授 業 を 自由 に見 せ 合 う習 慣 が な い状 況 下 で は、 他 の 教 員 の 授 業 を 見 学 す る こ とを ど う して も躊 躇 して しま うか らで あ る。 この 点 を 考 慮 し て 、FD・ 授 業 評 価 委 員 会 で 検 討 を 重 ね 、 翌2010年 度 は まず 特 定 の授 業 を公 開 授 業 に指 定 して、 多 くの 先 生 に一 堂 に会 して 見 学 を して も らい、 その 後 見 学 者 に よ る批 評 会 を 開 催 して 意 見 の 交 換 をす る と い う方 式 に、 変 更 す る こ と と した。 大 学 の 授 業 改 革 が 進 む 中、 焦 らず しか し確 実 に 授 業 公 開 を進 め る に は、 まず 特 定 の 教 員 の 特 定 の 科 目の 授 業 を 、 年 に1回 公 開 す る こ とか ら始 めて 、 授 業 公 開 の 土 壌 を 全 教 員 の 間 に徐 々 に養 って い こ う と考 え た。 も ち論 公 開 授 業 を 引 き受 けて くれ る教 員 が いな い と、 公 開 授 業 は実 施 で きな い。 公 開 授 業 の 開 始 を主 張 す る以 上 、最 初 に授 業 を しな いわ け に もいか ず 、結 局 教 職 教 育 部 のFD・ 授 業 評 価 委 員 会 の 委 員 長 を して い た筆 者 が 、 引 き受 け る こ と に した。 実 施 時 期 は前 期 と した 。 た だ し教 職 教 育 部 の 教 員 は、 前 期 に は教 育 実 習 の 訪 問 指 導 の 業 務 が あ り多 忙 で あ るの で 、 教 育 実 習 の 終 了 す る6月 下 旬 以 降 に公 開 授 業 を行 う こ と と した。 筆 者 は2010年 度 前 期 に7コ. マ の 授 業 を受 け. 持 って い たが 、 で き るだ け多 くの 先 生 に見 学 頂 け る時 間 帯 と い う こ とで 、 公 開 授 業 を 木 曜 日の 1限 の 授 業 で 行 う こ と に した。 科 目 は教 育 社 会 学 で あ る。 そ して 公 開 授 業 開 催 の 日程 は、 授 業 の 進 行 状 況 を 考 慮 して6月24日. に した。 実 質14回 行 う授 業 の う ち、 第11回 目の授 業 で あ った。. な お公 開 授 業 の 概 要 は、 次 に示 す 通 りで あ っ た。. (4)授 業 公 開 の 概 要(2010年. 度). ①. 日. 時:6月24日(木. 曜 日)第1時. 限 目(9:00∼10:30). ②. 場. 所:10号. 館12階1201教. ③. 科. 目:教. 育社会学. ④. 授 業 の 内 容:過 疎 地 の 小 学 校 の 統 廃 合 につ いて 、 兵 庫 県 旧浜 坂 町 の 小 学 校 の 事 例 を 提 示 し. 室. 37.

(4) 近畿大学教育論叢. 第23巻 第1号(2011・9). た 。 そ して 同校 の 統 廃 合 に対 す る賛 否 を 、受 講 生 に グ ル ー プ ご とに議 論 さ せ て、 結 論 とそ の 理 由 につ いて 、 各 グル ー プの 代 表 者 が 発 表 した 。 ⑤. 受 講 生:授 業 に継 続 的 に 出席 して い たの は15名 だ が 、 当 日 は その 内2名 が 欠 席 して13名 が 出席 し た。(な お 当 日の 資 料 配 布 の た め に、 受 講 生 以 外 の 学 生2名. に 手 伝 い に参 加 して も. らった 。) ⑥. 当 日配 布 資 料(◎. プ リ ン トは、 受 講 生 に も配 布 した). ○ シ ラバ ス、 ○ 指 導 案 、 ◎ プ リン ト(2種 ⑦. 類). ア ン ケ ー トの実 施:授 業 内 容 に関 す る批 評 や感 想 を、 当 日教 室 で見 学 者 に用 紙 を配 布 し て 、 記 入 して も らった 。. ⑧. 見 学 者:教 職 教 育 部 専 任 教 員8名. 2.公. 開 授 業 の 実 施 に向 けて の 課 題. (1)公 開 授 業 の 科 目(教 育 社 会 学)と 受 講 生 前 述 の よ うにFD・. 授 業 評 価 委 員 会 の委 員 長 で あ る と い う理 由か ら、 筆 者 が第1回. 目の 授 業. 公 開 の 担 当者 とな っ た。 そ こで 次 に公 開 授 業 の 科 目及 び開 催 日時 を 決 め る こ と にな った 。 まず 2010年 度 の 筆 者 の 担 当科 目 は、 教 育 社 会 学 、 比 較 教 育 学 、 教 育 行 政 学 、 総 合 演 習 の4科 り、 前 期 の 授 業 は火 曜 日(4限. 、5限 、6限)、. 水 曜 日(6限)、. 木 曜 日(1限. 目で あ. 、2限 、6限). に して い た。 そ こで まず 授 業 公 開 の 日時 を 、 見 学 す る教 職 教 育 部 の 教 員 の 出講 日で か つ 授 業 や 会 議 の 少 な い時 間 帯 を 選 ん で 、 木 曜 日の 第1限 の 授 業 に決 定 した。 木 曜 日の 第1限. は教 育 社 会. 学 の 授 業 な の で 、 公 開 授 業 は教 育 社 会 学 の 授 業 にな っ た。 この よ う に曜 日 と時 間 帯 を 理 由 に し て 公 開 授 業 を選 ん だ の で あ り、 特 に教 育 社 会 学 とい う科 目に こだ わ って 選 定 した わ け で は な い。 た ま た ま公 開 授 業 を す るの に都 合 の い い時 間 帯 に、 筆 者 が 教 育 社 会 学 の 授 業 を して いた に 過 ぎな い。 近 畿 大 学 の 本 部(東 大 阪)キ. ャ ンパ ス に お いて は、 教 職 課 程 を 、 法 、 経 済 、 経 営 、 理 工 、 文. 芸 、 総 合 社 会 、 薬 の 合 計7の 学 部 の 学 生(さ. らに一 部 の 大 学 院 生 、 科 目等 履 修 生 も含 む)と 短. 期 大 学 部 の 学 生 を対 象 に、 開 設 して い る。 教 員 免 許 は、 学 部 ・学 科 ご と に文 部 科 学 省 よ り認 可 され て い るが 、 教 職 課 程 の 運 営 は全 学 共 通 機 構 で あ る教 職 教 育 部 が 担 当 して い る。 授 業 の 開 講 に あ た り、 各 学 部 の 専 門 課 程 の 授 業 と重 な らず に、 学 生 が 必 ず ど こか で 受 講 で き る よ う に、 特 定 の 領 域 の 科 目 を毎 週 一 定 数 開 講 して い る。. 38.

(5) 教 職 教 育 部 に お け る公 開 授 業(2010年. 度)の 考 察. 教 育 社 会 学 は 、 教 育 職 員 免 許 法 の 「教 育 の 基 礎 理 論 に 関 す る科 目」 の 中 の、 「教 育 に 関 す る 社 会 的 ・制 度 的 又 は 経 営 的 事 項 」 の領 域 に分 類 さ れ て い る。 同 領 域 の科 目 と して 、 「教 育 社 会 学 」、 「教 育 行 政 学 」、 「比 較 教 育 学 」 の3科 た め に、 この3科. 目を 、 本 学 で は開 講 して い る。 教 員 免 許 を 取 得 す る. 目の 内少 な くと も1科 目(2単. い。2010年 度 前 期 は 、 「教 育 社 会 学 」2コ. 位)を 履 修 して 、 単 位 を 取 得 しな い と い けな. マ、 「比 較 教 育 学」2コ. マ、 「教 育 行 政 学 」6コ. マの. 合 計10コ マ を、 筆 者 を 含 めて 合 計3名 の 教 員 で 分 担 して 開 講 して いた 。 学 生 の 大 半 は、 上 記3 種 類 の 科 目の 中か ら取 りた い科 目を 選 ん で 履 修 す るの で はな く、 都 合 の よ い時 間 帯 を 選 ん で 通 常 履 修 す る。 免 許 に 必 要 な 単 位 を確 保 で き れ ば、 科 目 の 中 身 に は あ ま りこ だ わ らな い。 例 え ば、 た ま た ま 自分 の 専 門 課 程 の 時 間 割 の 空 き時 間 に開 講 して い る、 教 職 の 科 目を 履 修 す るの で あ る。 その た め受 講 生 の 大 半 は、 教 育 社 会 学 と い う科 目 に特 に興 味 を も って 履 修 す るわ けで は な い。 近 畿 大 学 に お い て は、 新 入 生 の 教 職 課 程 の 履 修(3)に関 して は 、1年 生 の前 期 に 「教 職 入 門」 (教育 職 員 免 許 法 の 「教 育 の意 義 等 に 関す る科 目」)を 履 修 し、 その 単 位 を 取 得 した 者 が1年 生 の 後 期 以 降 に、 他 の 「教 職 に関 す る科 目」 の 履 修 を 行 う よ う に して い る。 そ の た め教 職 課 程 履 修 者 の多 くが 、 「教 育 の 基 礎 理 論 に 関 す る科 目」 を 、1年 生 の 後 期 に履 修 す る。 後 期 の 「教 育 社 会 学 」 の 場 合 、2010年 度 後 期 で は、 受 講 生 数 は1コ マ平 均 で 約50名 で あ り、 や や 多 めの 人 数 で あ っ た。 しか しその 結 果2年 生(ま. た は3年 生)の 前 期 に は、 教 育 社 会 学 を 履 修 す る学 生 は. それ ほ ど多 くはな くな る。 公 開 授 業 とな っ た2010年 度 の 前 期 、 木 曜 日の 第1限 の 教 育 社 会 学 の 授 業 の 受 講 生 の 人 数 は、 履 修 登 録 者 が21名 で 、 最 終 的 に単 位 を 取 得 した 者 は15名 で あ った 。 授 業 に 出席 す る人 数 は、 単 位 取 得 者 の15名 を 若 干 下 回 る場 合 が 多 く、 大 体10名 ∼13名 程 度 で あ っ た。 小 規 模 の 授 業 で あ り、 学 生 の 顔 と名 前 はす ぐに一 致 す る よ う にな った 。. (2)授 業(木 曜 日1限 、 教 育 社 会 学)の 概 要 2010年 度 の シ ラバ ス に記 載 した、 教 育 社 会 学 の 授 業 概 要 ・方 法 は次 の 通 りで あ った 。. β衣存 差7でぱ 鍛 淳 〆 ご灘 ず る泓 会 砂 、 翻励. ま た ぱ樫 営 労 辮. を、 泓 会 学 の翻 唐か6. 分し 痴:乙τ 労翌 ず る ご とを」 左族「 と 乙τ`⊃ま ず6勃 妨教字李の 営 み ぱ、勃 墜の存 在 ずる左 会(窪 入 増幼. の左会勝. や脅 欝1〆 ごンeき ぐ2諾 さカ ま 島. るた め 〆 ご⇒ 宕の 疫 渤「 を碧 ひ ま ず乙 ぞ 乙τ謙. 39. また.学狡 凝 淳 な'、撞会 を雛 寿 ・発 翼 ず. の左 会 を鞭. さぜ る ご 、 と〆 ご翻. 乙ま ず6彦 乙左.

(6) 近畿大学教育論叢. 第23巻 第1号(2011・9). の考 え 〆 二立 っ τ、 ごの蝶. でぱ 〃本 の 学痩嚢 凸 淳 の齪. 本 社 会 の変 遷 と学表教 淳 の 浸留 の変 准 との4箆聴 〆 ごと っ τ望 ま 乙の教 淳 の 鍍 の 一ノ矯夕な訪 卿 ご紐 を 乙τ66`】. と鰭. と盟 次二 とを費 狗fで綴. 乙なが6、. θ. 罵1をガ 折 乙ま ず乙 ぞ 乙τ今 奏 の ∠7本撞 会. の あ ク方 を、受 諺 生 〆 ご考 え τ る6の ま プる 教 砺 か6. ず るの でぱ な ぐ、 難. ど ラ 乙で教 筋 閉題 〆 ごつひ τ デ イズ カ ッシ ョ ン. ま プ訂. ま た 同年 度 の シ ラバ ス に、 教 育 社 会 学 の 学 習 ・教 育 目標 お よ び到 達 目標 と して 次 の3点 を 記 載 した。. ¢)教 淳 を マク 々の 視 点 か6分 折 ず るカ を つゲ る。 θ. 教 淳 を 左 会 と購. ③. 教 蕩腿. さぜ τ孝 え る翌 贋`をつグ る。. 〆 ご灘 乙τフ 今理 労 〆 ご考 え、 身〃 の 護. で表 境1ずる。. (3)無 気 力 な 受 講 生 公 開 授 業(木 曜 日第1限 の 教 育 社 会 学)は 、 朝1時 間 目の 授 業 で あ る。 学 生 の 中 に は夜 間 の アル バ イ トや 友 達 つ き あ いな どで 、 夜 遅 くまで 起 きて い る者 が 多 い。 そ の た め ど う して も授 業 中居 眠 りを す る学 生 が結 構 い る。 ま た受 講 生 は2年 生 が3分. の2(履. 修 登 録 者21名 の 内14名). を 占 めて い た。 入 学 直 後 の1年 生 の 前 期 の 頃 は、 学 生 が 大 学 で の 学 習 に希 望 を 抱 いて 胸 を ふ く らませ る時 期 で も あ り、 ま た3年 生 の 前 期 にな る と、 就 職 を 目前 の 重 要 な 問 題 と と らえ て 、 学 生 は勉 学 に も熱 を入 れ る よ う にな る。 しか しな が ら2年 生 の 前 期 の 頃 に は、 まだ 将 来 の 進 路 や 職 業 を真 剣 に 考 え て い る学 生 は少 な く、 そ の 上 大 学 の 学 習 に倦 怠 感 を抱 く学 生 が 増 え て くる。 さ らに大 学4年 間 の 中で 最 も アル バ イ トや サ ー クル 活 動 に夢 中 にな る頃 で も あ る。 それ で も実 験 や 演 習 の 授 業 な どで は、 学 生 も それ な りに授 業 に集 中す るか も しれ な い。 けれ ど も座 学 中心 の 講 義 で は、 試 験 の 直 前 だ け一 夜 漬 けで 頑 張 れ ば何 とか 単 位 を 取 れ るだ ろ う と安 易 に考 え て 、 平 常 の 授 業 中 は休 息 に徹 して 、90分 間 の 授 業 時 間 の 最 初 か ら最 後 まで を す べ て 寝 て 過 ご して 、 バ イ トや サ ー ク ル 活 動 に 向 け て 体 を リフ レ ッ シ ュ して や ろ う と考 え る不 届 き者 も、 少 な か らず い る。 最 初 か ら休 息 して 疲 れ を と って や ろ う と考 え るの だ か ら、 居 眠 りと い う よ うな 中途 半 端 な 睡 眠 で はな く、 机 に顔 を 伏 せ て ひ たす ら熟 睡 す るの で あ る。 時 に は授 業 が 終 了 して も、目を 覚 ま さな い 学生 もい る。 しか も厄 介 な こ と に、当人 に は罪 の意 識 な ど全 くな い。. 40.

(7) 教 職 教 育 部 に お け る公 開 授 業(2010年. 度)の 考 察. 教 師 が 厳 し くか つ 粘 り強 く指 導 しな い 限 り、 こ の よ う な無 気 力 な 学 生 の 目 を覚 ま す の は難 し い。 しか も教 育 社 会 学 の 授 業 で は、 実 践 的 な 技 術 や 技 能 を 特 に教 え るわ けで はな い。 教 育 社 会 学 は講 義 科 目で あ り、 座 学 の 科 目で あ る。 受 講 生 は座 って 話 を 聞 くだ けで あ るか ら、 も し筆 者 が 変 化 に富 ん で 魅 力 あふ れ る授 業 内容 を 提 供 しな けれ ば、 受 講 生 の 大 半 が 退 屈 だ と感 じて 、 授 業 中堂 々 と居 眠 りを す る恐 れ が あ っ た。 実 際 この 木 曜 日1時 間 目の 教 育 社 会 学 の 授 業 に お け る受 講 生 の 受 講 態 度 は、 最 初 の 頃 は悲 惨 な もの で あ っ た。1時 間 目の 授 業 で あ るせ いか 遅 刻 す る学 生 も多 く、 また 授 業 中居 眠 りを す る 学 生 が 案 の定 絶 え な か った 。 学 生 の 興 味 を そ そ ろ う とDVDやVHSを. 用 い て、 映像 の 教 材 を. 提 供 したが 、 室 内の 電 灯 を 消 して 映 像 を 視 聴 させ た た めか 、 ます ます 気 持 ち よ く眠 りこむ 学 生 が 出 る有 様 で あ っ た。 ひ ど い時 は 出席 者 の 半 数 以 上 が 居 眠 りを して いた こ と も あ る。 私 は近 畿 大 学 で 教 鞭 を と って 当時7年. 目で あ っ たが 、 それ まで に教 え た数 多 くの 授 業 の 中で 、2010年 度. の こ の 木 曜 日1限 の 教 育 社 会 学 の受 講 生 の無 気 力 ぶ りは、 悪 い 意 味 で最 も 印象 に 残 る もの で あ っ た。 そ して この よ うな 状 況 が 続 い たの で 、 公 開 授 業 の 日が 近 づ くにつ れ て 、 授 業 が う ま く い くの か ど うか 正 直 不 安 を 感 じる よ う にな っ た。. 3.公. 開授業の準備. (1)グ ル ー プ 学 習 の 導 入 公 開 授 業 の 趣 旨 は、 平 常 の 授 業 を 同僚 の 教 員 に あ りの ま ま に見 学 して も ら い、 批 評 や ア ドバ イ ス を受 け、 授 業 改 善 の 糧 にす る こ と に あ る。 その こ と は重 々承 知 して い る。 けれ ど も授 業 公 開 の試 み が ま れ な 段 階 で は、 い き な り この よ う に 自由 に 授 業 の 観 察 と批 評 を 行 うの は難 しい。 授 業 の 公 開 が 特 別 な 試 み で あ る段 階 で は、 授 業 を す る方 も そ して 見 学 す る方 も さ ら に は受 講 生 に と って も、 授 業 を 公 開 す る とか な りの プ レ ッシ ャー が か か る。 よ って 公 開 授 業 に はそ れ な り の 準 備 と段 取 りと覚 悟 が 必 要 とな る。 その よ うな 重 要 な イベ ン トで あ る公 開 授 業 にお いて 、 約 半 分 の 受 講 生 が 授 業 の 開 始 か ら終 わ りまで 爆 睡 す る と い っ た無 気 力 な 授 業 の 様 子 を 、 先 生 方 に さ らけ だ して お見 せ す るわ け に は いか な い。 忙 しい 中時 間 を 割 いて 、 わ ざわ ざ筆 者 の 拙 い授 業 を見 学 して 戴 くの に、 それ で は あ ま りに も失 礼 で あ る。 そ こで 学 生 が 目を 輝 か して 授 業 を 受 け る よ うに す るた め に、 公 開 授 業 の約1ケ. 月 前 の5月 末 の 授 業 か ら、 対 策 を講 じ る こ と と した。. 受 講 生 の 目 を覚 ます た め に、 まず 授 業 中 に教 師 が 一 方 的 に説 明 す る時 間 を 大 幅 に削 減 して 、 そ の 代 わ りに学 生 が 主 体 的 に活 動 す る時 間 を 増 や す こ と に した。 そ こで グル ー プ活 動 を 取 り入 れ. 41.

(8) 近畿大学教育論叢. 第23巻 第1号(2011・9). て み た。 近 畿 大 学 の 本 部 キ ャ ンパ ス に は、 約2万 人 強 の 学 生 が い る と言 わ れ る。 しか し学 生 達 は、 日 頃 同 じク ラ スや サ ー クル な どの 特 定 の 学 生 ど う しで 固 ま って 行 動 して いて 、 そ の 交 友 範 囲 は意 外 と狭 い。 た だ し同 じ年 代 の 若 者 に対 して 無 関 心 な の で は決 して な く、 例 え ば 同 じ授 業 を 受 け て い る学 生 と、 き っか けが あれ ば話 を して み た い と い う欲 求 を 持 って い る者 が 多 い よ うだ 。 こ の 同 じ年 代 の 仲 間 と知 り合 い た い と い う彼 らの 人 間 と して の 欲 求 を 利 用 して 、 授 業 に対 す る興 味 ・関 心 を高 め る よ う に した い と考 え た。 新 たな 仲 間 が で きれ ば、 そ の 眼 を 気 に して 、 授 業 中 堂 々 と居 眠 りを しな くな る はず で あ る。 そ こで ほ ぼ毎 回 の 授 業 に 出席 して い た15名 の 受 講 生 を 、4つ の グル ー フ゜(1グ ル ー フ゜3∼4 名)に 分 け て、グ ル ー プ 活動 を毎 授 業 の後 半 に行 う こ と と した。 グ ル ー プ分 け は、性 別 、学 部 ・ 学 科 、 学 年 につ い て、 で き る だ け 多 様 な者 で グ ル ー プ を形 成 す る よ う工 夫 して 、 教 師 が 割 り 振 っ た。 新 しい仲 間 との 出会 いの 新 鮮 さが 、 授 業 に対 す る関 心 を 高 め る こ とを 期 待 した か らで あ る。 さ らに 自分 の 考 え を 述 べ て 、 グル ー プの 仲 間 に 自分 の 話 を 聞 いて も ら う こ とで 、 授 業 へ の 満 足 度 が 高 ま る こ と も期 待 した。 授 業 の 前 半 で は、 プ リン トを 配 布 し映 像 を 視 聴 させ て 、 授 業 の テー マ に関 す る話 題 を 教 師 が 提 供 し、 授 業 の 後 半 で グル ー プ ご と に その 話 題 につ いて 討 論 を させ た 。 そ う して 徐 々 に グル ー プ間 の 人 間 関 係 を構 築 させ て 、 率 直 で 活 発 な 意 見 を 出 し合 え る よ う に仕 向 けた 。 も ち ろん す ぐに議 論 が 活 発 にな る ほ ど、 学 生 達 は グル ー プ討 論 に習 熟 して は いな い。 最 初 の 頃 は雑 談 の よ うな もの で も、 学 生 達 が 興 味 の あ る話 題(○ ○ 先 生 の 授 業 につ いて 、 アル バ イ ト につ いて 、 友 人 関 係 につ いて 、 等)を. 自 由 に話 させ た。 ま た放 置 して お くとす ぐに議 論 を や め. るの で 、 沈 黙 した場 合 に は教 壇 の 前 に 出て 発 表 す る と い うペ ナル テ ィを 導 入 した 。 今 の 大 学 生 は人 前 で 話 す の を嫌 が る。 だ か ら前 で 発 表 す る と い うペ ナル テ ィ は効 果 が て き めん で 、 どの グ ル ー プ も教 壇 で の 発 表 を 避 け る た め に、 話 し合 いを 常 に続 け る よ う にな った 。. (2)グ ル ー プ 発 表 の 訓 練 この よ う に最 初 は お しゃべ りや 井 戸 端 会 議 の よ うな グル ー プ討 論 で あ った が 、 グル ー プの 人 間 関 係 が ひ と た び築 か れ て 仲 間 意 識 が 目覚 め る と、 こ ち らが 驚 くほ ど学 生 た ち は グル ー プの 中 で 率 直 に意 見 を 出 し合 う よ う にな っ た。 そ して 公 開 授 業(6月24日)の. 際 に は、 デ ィベ ー トの. よ う に、 賛 否 を は っ き りと した議 論 を 展 開 で き る まで にな っ た。 公 開 授 業 当 日の 授 業 の テー マ. 42.

(9) 教 職 教 育 部 に お け る公 開 授 業(2010年. 度)の 考 察. (単元)は 、 「少 子 化 と学 校 の 統 廃 合 」 で あ る。 教 材 と して 、 過 疎 地 の 小 学 校 の 統 廃 合 の 事 例 を 提 示 す る予 定 で あ っ た。 な お 公 開 授 業 直 近 の1ケ 月 間 に、 木 曜 日1限 の 教 育 社 会 学 の授 業 で 行 っ た グル ー プ活 動 の 内容 を 、 参 考 まで に次 の 表1に 示 す 。 表1公 授業 の回数. 日. 開 授 業 まで の 、 グル ー プ学 習 の 課 題. 程. 授業のテーマ. グル ー プ学 習(討 論)の 課 題. 第7回. 5月27日. 都市化の進展 と学校の役割の変化. ① 自己 紹 介 、 ② 自分 の 出 身 小 学 校 の思い出. 第8回. 6月3日. 高度経済成長期 にお ける学校教育. ① 当 時 の 小 学 校 と 自分 の 小 学 校 で の経験の相違. 第9回. 6月10日. 少子高齢化社会の到来 と学校教育. ① ベ ビー ブー ム の 時 代 の 学 校 と現 代 の 学 校 との 違 い. 第10回. 6月17日. 過疎地域の教育. ① 映 像 で 見 た 「御 火 浦 小 学 校 」 の 教 育 実 践 に対 す る感 想. 第11回 (公 開授 業). 6月24日. 少子化の進展 と学校の統廃合. ① 「御 火 浦 小 学 校 」 の 統 廃 合 に つ いて賛否の意見を発表. (3)公 開 授 業 の 直 前 の 準 備 公 開 授 業(木 曜 日第1時 限. 教 育 社 会 学 の 第11回 目の 授 業)の 直 前 の 第10回 目の 教 育 社 会 学. の 授 業 で 、 公 開 授 業 に必 要 な 段 取 りを 若 干 行 っ た。 それ は主 に次 の3点 で あ る。. ①. ビデオ 教 材 の 視 聴 みほの. うら. 兵 庫 県 の 北 部 に あ る 旧浜 坂 町(当 時;現 新 温 泉 町)の 海 辺 に あ る、 御 火 浦 小 学 校 の 統 廃 合 を 取 り扱 っ た、 民 放 の ドキ ュ メ ンタ リー番 組 の 録 画 ビデ オ(4)を視 聴 させ た。 そ して 若干 の 項 目 に つ いて 説 明 を補 足 した。 それ か らテ レビ番 組 は、 制 作 者 が 一 定 の 方 針 に基 づ いて 編 集 して い る の で 、 番 組 の 内容 が 客 観 的 か ど うか は分 か らな いか ら注 意 す る よ う、 受 講 生 に説 明 した 。 また この ドキ ュ メ ンタ リー の 制 作 者 が 、 御 火 浦 小 学 校 の 統 廃 合 に反 対 の 立 場 か ら番 組 を 編 集 して い る こ と は、 番 組 の 内容 か ら明 らか で あ る こ と も説 明 した。. ②. 御火浦小学校の統廃合の是非を議論す る. 公 開 授 業 の テ ー マで あ る、 御 火 浦 小 学 校 の 統 廃 合 の 是 非 につ いて 、 各 グル ー プで そ れ ぞ れ 個 人 の 意 見 を交 換 す る よ う に指 示 した。 恐 ら くグル ー プ 内で は賛 成 、 反 対 、 また 賛 否 を 迷 う者 な ど、 多 様 な 意 見 が 出 る と思 う。 多 様 な 意 見 に耳 を 傾 け、 それ ぞ れ の 主 張 の 長 所 、 短 所 を 考 え る. 43.

(10) 近畿大学教育論叢. 第23巻 第1号(2011・9). の が 、 まず 大 切 で あ る。 そ こで 今 回 は グル ー プ と して の 結 論 を 出す 必 要 はな い と指 示 した 。 グ ル ー プ と して の 結 論 を 出す 前 に、 まず 全 構 成 員 の 考 え を 聞 いて 検 討 す るの が 、 大 切 で あ る と考 え たか らで あ る。. ③. 公 開 授 業 時(来 週)の 発 表 者 を あ らか じめ決 めて お く. 公 開 授 業 で は、 課 題 テー マ 「御 火 浦 小 学 校 の 統 廃 合 の 是 非 」 につ いて 、 グル ー プ ご と に統 廃 合 に賛 成 か 反 対 か 結 論 を 出 して も らう こ と に して い た。 そ して グル ー プか ら1名 の 代 表 を 選 ん で 、 グル ー プ の意 見 を 教 壇 で発 表 して も らう予 定 に した 。 けれ ど も公 開授 業 の 本 番 に な る と、 学 生 が 必 要 以 上 に緊 張 す る恐 れ が あ る。 ま た発 表 す る者 は、 み ん な の 意 見 を 代 表 して 発 表 す る の だか ら、 それ な りに責 任 が 重 い。 事 前 に決 めて おか な い と、 誰 が 発 表 す るか で も めて 時 間 が か か り、 公 開 授 業 当 日の 授 業 の 進 行 が 遅 れ て しま う恐 れ が あ っ た。 そ して あ らか じめ発 表 す る と分 か って い た方 が 、 発 表 す る学 生 に と って 心 の 準 備 を す る時 間 的 余 裕 が あ る。 発 表 者 は、 今 日発 表 す る の だ か ら頑 張 らな け れ ば と気 合 い を 入 れ て、 公 開 授 業 に 当 日臨 ん で くれ る で あ ろ う。. 4.公. 開授業の実施. (1)授 業 当 日(指 導 案 の 配 布) 公 開 授 業 以 前 の 教 育 社 会 学 の 授 業 の 流 れ 、 当 日の 授 業 の テー マ、 授 業 の ね ら い、 受 講 生 の こ れ まで の 学 習 態 度 等 、 公 開 授 業 の 見 学 者 に必 要 な 情 報 を 、 公 開 授 業 ・指 導 案1〔 表2〕. にまと. めて 、 当 日教 室 に入 室 す る際 に見 学 者 に配 布 した。 な お 当 日見 学 者 に資 料 を 配 布 して も ら うた め に、2名 の 学 生(勿 論2名. と も、 木 曜 日1限 の 教 育 社 会 学 を 受 講 して いな い)に 教 室 内で 手. 伝 って も らっ た。 授 業 の 展 開 は ほ ぼ シ ラバ ス に記 した通 りに進 行 して いた 。 た だ し授 業 に 出席 す る学 生 が15名 未 満 と少 な く、 以 前 は遅 刻 や 居 眠 りも多 く、 教 室 に活 気 が 少 な い授 業 で あ っ た。 しか しこの 公 開 授 業 に向 けて 、 受 講 生 達 は グル ー プ討 論 を1ケ 月 前 か ら 繰 り返 し行 い、 自発 的 に学 習 しよ う と い う兆 候 が よ うや く出て き た。 これ まで の 授 業 を ほぼ 毎 回 出席 して い た15名 の 内、 公 開 授 業 当 日13名 が 出席 した。1名 が 教 育 実 習 で 欠 席 し、 も う1名 は 当 日寝 過 ご して 欠 席 した との こ とで あ る。 困 っ た こ と に その 欠 席 者 は発 表 予 定 者 で あ った 。. 44.

(11) 教 職 教 育 部 に お け る公 開 授 業(2010年. 表2公 1. 日. 時. 2. 場. 所. 授. 業 名 (担当 者). 3. 6月24日. 10号 館12階. 4. 5. 本 時 まで の 授 業 の 流 れ. 本 時 の ね らい. 受. 講. 第1次. 限 目(9:00∼10:30). 1201教. 室. 数. 口功). 授業の概要. 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回. 目 目 目 目 目 目 目 目 目 目. 授業の概要の説明. 第11回. 目. [本時]少 子 化 の 進 展 と学 校 の 統 廃 合. 社 会 学 の 研 究 内 容(子. ど も、 社 会). 教育社会学の研究内容(社 会の変化 と学校の変化) 日本 にお け る学 校 教 育 の 変 遷(第 二 次 世 界 大 戦 以 降) 民 主 化 と学 校 教 育 農 村 、 山 村 の 学 校 と子 ど も 都会の子 ども. 高度経済成長 と学校教育の変化 少子高齢化の到来 と学校教育の変化 現代の過疎地域の教育. 過 疎 地 にお け る少 子 化 の 進 行 と、 学 校 の 統 廃 合 の 必 要 性 とそ の 問 題 点 とに つ い て 考 える. 人 6. 開 授 業 ・指 導 案1. 教 育 社 会 学(小. 回. 度)の 考 察. 数. 生 受講態度. ① 登 録 者:21名 ② 半 数 以 上 の 授 業 に出 席 した 者:15名 1時 間 目で もあ り、 居 眠 り、 遅 刻 が 多 く、 半 分 学 級 崩 壊 に 近 い 状 態 で 授 業 は 開 始 しま した 。 しか し最 近 で は、 自覚 が 出 て 、 居 眠 り と遅 刻 は減 り、 授 業 に 集 中 で き る よ う にな って き ま した 。. 7. 学 生 へ の 働 き か け. 授 業 に興 味 を も って も ら うた め に 、 映 像 を 多 用 して き ま した 。 ま た 教 師 の 一 方 的 な 授 業 にな らな い よ う、 グル ー プ討 論 を 取 り入 れ ま した 。 しか し グル ー プ 討 論 で も、 学 生 ど う しで 雑 談 にふ け る こ とが 多 く、 な か な か う ま くい き ませ ん 。 しか し最 近 にな って 、 自分 の 意 見 を 自分 の 言 葉 を 使 って ま とめ て 、 人 前 で 発 表 で き る よ う にな って き ま した 。. (2)授 業 の 展 開 授 業 は90分 間 で あ る。 授 業 の 構 成 は、 公 開 授 業 ・指 導 案(続 1復 習 、2教 い て)、4グ. 師 の 説 明(学 校 の統 廃 合 につ い て)、3教 ル ー プ討 議 、5発. で 、 授 業 後 半 の4と5が. き)〔 表3〕. に示 した よ う に、. 師 の説 明(御 火 浦 小 学 校 の統 廃 合 につ. 表 、 以 上5段 階 で構 成 した。 授 業 の前 半 の1∼3が. 受 講 生 の 活 動 で あ る。 時 間 配 分 は、1∼3ま. 教 師の説明. で を 約50分 、4の. グル ー. プ討 議 を約30分 、5の 発 表 を約10分 と予定 し、大 体 そ の通 りに授 業 は進 ん だ。 な お1の 復 習 は、 見 学 者 に対 して 当 日の 授 業 内容 を 分 か りや す く説 明 す る た め に、 か な り丁 寧 に行 った 。 通 常 の 授 業 で あれ ば5分 以 内 に済 む と こ ろを 、 映 像 の 視 聴 も含 めて10分 以 上 費 や した 。 そ して 当 日の 授 業 の 展 開 は、 指 導 案 〔 表3〕. に記 載 した通 りに ほ ぼ進 ん だ 。. 45.

(12) 近畿大学教育論叢. 第23巻 第1号(2011・9). 表3公. 開 授 業 ・指 導 案(続. 授業の展開. 1. 2. 復. 習 (10分). 授. (15分). プ リン ト配 布 と 説 明 (25分). 内. 容. 『100年目の 潮 風:海 の 子 ど も達 と小 学 校 』 読 売 テ レ ビ制 作2003年6月30日 映(CM入 り)52分 。. プ リン ト 「 小 中 学 校(公 立)の 統 廃 合(廃 校)に つ い て 」[⇒ 資 料1参. 放. 照]を 配. 布 し、 学 校 の 統 廃 合 に お い て 重 要 な 次 の4点 に つ いて 説 明 す る 。 ① 統 廃 合 推 進 の 背 景、要因、②統廃合の行われる地域、③統廃合の手順、④反対する人々 「旧 浜 坂 町 の 小 学 校(御 火 浦[ミ. 3. の. 前 回 、 前 々 回 の 授 業 の 内 容 を 、 次 の 映 像 を 一 部 み せ る こ と によ り思 い 起 こす 。 ① 『テ レ ビ映 画 山 の 分 校 の 記 録 』NHK制 作1960年5月5日 放 映 、NHKア ー カ イ ブ ス2001年11月11日 再 放 映50分 。 ②. プ リン ト配 布 と 説 明. 業. き). ホ ノ ウ ラ]小 学 校)の 統 廃 合 に 関 す る 資料 」 を 配. 布 し、 次 の4点 を 説 明 す る。 特 に② は 、 真 の 理 由 で は な く、 建 前 を 述 べ て い る こ と に留 意 させ る。 ① ② ⑧ ④. 過 疎 地 にお け る深 刻 な 少 子 化 の 進 行(統 廃 合 の 背 景)、 教 育 委 員 会 が 御 火 浦 小 学 校 の 統 廃 合 を 推 進 す る理 由(大 義 名 分)、 統 廃 合 を 進 め るた め に 、 役 所 や 議 会 で 進 あ る複 雑 な 手 続 き、 統 廃 合 に反 対 す る住 民 の 考 え 。. 御 火 浦 小 学 校 の 統 廃 合 の是 非 を め ぐ り、 グル ー プ で 話 し合 う。 受 講 生 を4班 に 分 けて 、 御 火 浦 小 学 校 の 統 廃 合(2004年3月31日 廃 校)に つ い て 、 議 論 を して も ら う。 学 校 の 統 廃 合 に つ い て は、 統 廃 合 の 実 施 か 中 止 の2者 択 一 の 結 論 しか な い の で 、 賛 否 いず れ か の 立 場 を は っ き り させ て 、 賛 否 の 根 拠(理 由)を 明 確 に して も ら 4. 5. グル ー プ討 議 (30分). 発. 表 (10分). う。 な お 多 様 な 発 表 に な る よ う に、 グル ー プ ご と に立 場 を 指 定 して 、 そ の 立 場 か ら 議 論 を させ た 。 ①1班 ⇒[教 育 委 員 会 の 立 場 か ら]、 御 火 浦 小 学 校 の 統 廃 合 の 提 案 を す る。 ②2班 ⇒[親 の 立 場 か ら]、 御 火 浦 小 学 校 の 統 廃 合 に反 対 意 見 を 示 す 。 ③3班 ⇒[児 童 の 立 場 か ら]、 御 火 浦 小 学 校 の 統 廃 合 に賛 成 の 意 見 を 示 す 。 ④4班 ⇒[地 域 住 民 の 立 場 か ら]、 御 火 浦 小 学 校 の 統 廃 合 に反 対 意 見 を 示 す 。 話 し合 い の 要 点 と結 果 を 、 グル ー プ ご とに 発 表 す る。1班 か ら順 に 、 代 表 者 が 教 壇 に 出て きて 、 グル ー プの 議 論 の 結 論 と結 論 を 出 した 理 由に つ い て 、 要 点 を 簡 潔 にま と め て 口頭 で発 表 す る(な お 今 回 は、 た ま た ま す べ て の班 で 、 女 子 学 生 が 発 表 す る。)。. (3)小 中 学 校 の 統 廃 合 につ いて の 説 明 御 火 浦 小 学 校 の 統 廃 合 の 事 例 の 是 非 を 議 論 す る前 に、 小 中学 校 の 統 廃 合 につ いて 説 明 す る必 要 が あ った。 そ こで ① 統 廃 合 推 進 の 背 景 ・要 因、 ② 統 廃 合 の 行 わ れ る地 域 、 ③ 統 廃 合 の 手 順 、 ④ 統 廃 合 に反 対 す る人 々 につ いて 、以 上 の4点 を簡 潔 に説 明 した次 の 資料([資 料1小 (公立)の 統 廃 合 につ い て])を 作 成 し、 授 業 で 配 布 して 説 明 を 行 った 。. [資料1]4b4ノ. 学授(必 」勿 の髭 廃 否 に つ ρ で. 畷 聯教 諦2010年. 薦 公駿. 舅ぎ 辮. ノ2010年6/724∠7第1耀. 46. 醐. 中学 校.

(13) 教 職 教 育 部 に お け る公 開 授 業(2010年. ヱ 辮. 珍灘. 度)の 考 察. の 彦寮 ・姻. ω. 少 子 准!子. の. 磁 の 彦賓 ¢)麺 塚 の澗. ど6の 拶量 数 ぱ、 か つ τ6聯. θ. 重 の澱. θ. 増 塚 の礫. 泌 ノ爾((鍋 、灘. の鍛. 置 κか 空 まカ た1940年 κ 奏 判. オ曙 吻 ⇒麺 塚 の鎌. の整 勝 〆 ごよ る、 塗 蕎 艀 の嘱. ・ノ〔騨. の 半 分〃 ア. 察ψ∫ 弱 ま る。. 泌 ⇒還 ぐの 学狡 〆 ごる遊 え るよ ラ〆 ごな る。. の淫 きだ み の羨 乙さ、.元護1衡な 左 舖. 秀 ⇒ ノ〔〃 ψ∫ 泌'ず. る。 藩. 尼か遼. 乱 @)近. 年 の β治 彦 の謝 雌. 、 酬 疹 の麺 方 へ の]交孟た会 ・薇耽 会の鯉. 友 を運 営 乙髭 ゲ るのか 鰭. 2辮. ⇒効 率 の 誓 の.4、 魂1擁. 〆 ごな る。. 診 の万 カ ゲzる増 赫. ω. 週 灘!農. ガ 、 穿 κ 哲聯. 棚!誰. 房 ⇒ 房琢 へ の交 耀 手麗 か 不 憂 だ ど、 班 型. あζ の:労狡 〆 ご遍姥 な`)。 ぞカ ゆえ 島あ(の学痩 との辮}今. 庭か 房. を 行`)〆ごぐ`)。2ノ〔〃 の凝 少 、寿γご子. ど6の 蹉 少か考 乙の。 ②1渤7方 の 泌71方 街渤 ∵ だ一ナ ツ泌 雍 裳 κ よ クノ(々か 塀 る0を だ 乙渤 ン 沙のフヒ型 マ ン シ ョ ン醗 〆 ごよ ク、 一 部 の 瀞 か護 でな辺 三 年ン〔々 屠り。 θ. 礫. か麩. {勿 都 廊 棚. 乙た麺 塚 ノ(例. 澹遊 置 夕震 僕 鉱 の醐 泌9. のフ幡 彦 宅襯 努 増 赫!醗. ψ}6朝. か遡. ず る と、齪. が聯. 准 ずる。 例. 多. .贋ニ ュ ータ ウ ン、 チ望 ニ ュ ータ ウ ン. 3辮. βの≠贋. ω.立 案、劾 テぱ.学 痩 の設蒼孝0方 伽 サの教淳委 貞1到 が 行 ラ。 の. 教纐. 会が蕃謎 会(調 昼 委費 到. を委 百κ 乙τ蕃謎0冥 案 ぱ教纐 ⑤ 蕃講 会が鞍浄浮 ζ 答40を 砂. を設置 ずる。麺塚 のκ表、 襯 孝、教 筋 勤 冥孝 な ど 会の孝勝)彫ψ ∫ 彦戎 ク ずる。. 、 教淳委 身長を遊0τ 遂長0方 ㈱ ン 劉 〆 ご捷1左 ノずる。. β治 彦(教 育委費 到 が㍉ 公嫁 会を微 催 ずる。6魏 ご辮}今 の族. 友 の麺元 てツ. 61β 治 倣の厳 か㍉秦 卿改正契 ζ 学狡 の設貿 κ灘 ずる2を 増 方講会 κ擢遭 ずる。 β 秦 勿彪 鄭 ∫ 誘 会 で鋤1さ カ、.学痩 の辮. 47. 否が財. 〆 ご戻定 ずる。.

(14) 近畿大学教育論叢. 4誰. が励. 第23巻 第1号(2011・9). プる. r7ソ ー 鄙'の勉塚 の ん ク孝 、 局齢 孝6そ の 学狡 の 卒業 生ブ ⇒増 元鮒. の議資 を遍10τ 、 微. 〆 ご. ∠匠)ク を か グ る。 ②  一 鄙勿 窺 ⇒ 遭 一 学 の 府 彦 砂 費 挫1、8労友労ゴ 還:ぐな る と、義1の送 ク遅Zえが ンヒ変 〆 こな る2送 遂1 の ≠畝 β. 窟渤. 一 部 の班 鯉 辮. 費 遼16謬 繍. κ割. を塑 房 〆 ご励. 庭 ⇒ 遊 ぐの.学痩 〆 ご遊 ラ府 体 鑛. ず る。. 碧 と、 新 乙の.学痩 〆 ご万 ぐ券 柳 労 不 安か6、. 否 を 喜 ば な`)。. (4)御 火 浦 小 学 校 の 統 廃 合 につ いて の 説 明 「旧浜 坂 町 の小 学 校(御 の4点. 火 浦[ミ. ホ ノ ウ ラ]小 学 校)の 統 廃 合 に 関 す る資 料 」 を配 布 し、 次. を説 明 す る。 特 に② は、 真 の 理 由で はな く、 建 前 を 述 べ て い る こ と に留 意 させ る。. ①. 過 疎 地 に お け る深 刻 な 少 子 化 の 進 行(統 廃 合 の 背 景)、. ②. 教 育 委 員 会 が 御 火 浦 小 学 校 の 統 廃 合 を 推 進 す る理 由(大 義 名 分)、. ③. 統 廃 合 を進 め る た め に、 役 所 や 議 会 で 進 め る複 雑 な 手 続 き、. ④. 統 廃 合 に反 対 す る住 民 の 考 え 。. (5)グ ル ー プ 討 議 と発 表 13名 の 受 講 生 を4つ の 班 に分 けて 、 御 火 浦 小 学 校 の 統 廃 合(2004年3月31日. 廃 校)に つ い. て 、 議 論 を して も らっ た。 学 校 の 統 廃 合 につ いて は、 実 施 か 中止 か ど ち らか の2者 択 一 の 結 論 しか な い。 賛 否 いず れ か の 立 場 を は っ き りさせ て 、 賛 否 の 根 拠(理. 由)を 明 確 に して も ら う こ. と に した。 な お多 様 な 発 表 にな る よ う、 次 の よ う に各 グル ー プの 立 場 を 指 定 した 。 賛 成 意 見 か 反 対 意 見 に す るか は、 あ くま で も学 生 の 意 思 に ま か せ、 教 師 か ら は特 に指 示 を 出 さな か った。 ま た賛 成 意 見 で あれ 、 反 対 意 見 で あれ 、 その よ う に考 え る理 由を 、4点. ほ ど挙 げ る よ う に指 示. した。 その た め各 班 の 発 表 は、 賛 成 か 反 対 を 述 べ た上 で 、 その 理 由を4点 挙 げ る形 にな り、 類 似 した形 式 で の 発 表 と な った。 この 発 表 の あ と、 教 師 が若 干 の コ メ ン トと連 絡 事 項 を 話 して、 公 開 授 業 を終 了 した。 ①1班. ⇒[教 育 委 員 会 の立 場 か ら]、 御 火 浦 小 学 校 の 統 廃 合 の 提 案 を す る。. ②2班. ⇒[親 の立 場 か ら]、 御 火 浦 小 学 校 の 統 廃 合 に反 対 意 見 を 示 す 。. ③3班. ⇒[児 童 の立 場 か ら]、 御 火 浦 小 学 校 の 統 廃 合 に賛 成 意 見 を 示 す 。. 48.

(15) 教 職 教 育 部 に お け る公 開 授 業(2010年. ④4班. 度)の 考 察. ⇒[地 域 住 民 の立 場 か ら]、 御 火 浦 小 学 校 の 統 廃 合 に反 対 意 見 を 示 す 。. 各 班 の発 表 は、 そ れ ぞ れ 前 回 の授 業 で 予 め決 め た代 表 者 が 行 う こ とに な って い た。 授 業 の 最 後 に、4名 の 代 表 者 が 教 壇 の 前 に 出て 、 結 論(賛 成 か それ と も反 対 か)並. び にそ の 理 由 につ. いて 、簡 潔 に報 告 を した。 発 表 内 容 は レポ ー ト用 紙 に記 入 させ て、授 業 後 に各 班 よ り回収 した。 まず 第4班 の 発 表 内容 を 、 資 料2に 示 す 。. [資料2].φ. 扉 学炭 第4班. 僑 立 ノ の統 廃 合 κ っ ρ τ. 、(地 域 住 民 の 立 場 か ら)反. 私 遂 ぱ、 次 の4.点 の塑 房 か6、 鍬 ω. 劔. の4し叛. の. 盟左鍬. β. 麺 塚 社 会 ど叛. ω. 辮. 蕩 φ搬. の教 淳 〆 ごぱ、 券 〆 ご超御. 対意見 を 磁 の4畔 坂 忙 紛 否 する こ と 〆 ご∠ 藪緻. 乙ま 先. ∫ な砺. の塑 の羅 ζき ずなク を ザ る。. ラ 今 ずる と、 薦. 海 辺 の・ φ叛. 発表要 彦. と 乙 τ券 脅 あ る教 凸 淳莫獲 を ヂる。. ぞ カ でな ご カ6の4.点 ω. 滅 φ叛. グ 〃 一 プ謝. 纈. く 芦と な ク、 ノ腫 の費 碧 と な るo. の理 房 を誹 二 乙 ぐ訪F姫愛 乙ま プ6. ど 乙 τ夢 脅 あ る 教 鵬. 欝 を{アる。. 硬 像 で児 た よづ κ、 拗 火蕩 φ 学 狡 ぱ齪1の1乞 増 を∠ 竺か 乙、漁釣 クや蕩 丞洛 、海 の動 覆 勿 の鰹 掬 穿 な 教1彰 ζ蹉 を 行 っ τ ρ ま 先. ご4)よ ラな 素冴6乙. の契獲 か1辮. な ど㍉. 完 知 ごよ っ τな ぐな っ τ 乙5章の ま. 島 の. 現左鍬 鰍. 滋 φ叛. の教 淳 κ ぱ、 葎 κ房郷. 游 φ 学 狡 でな 、塗 雄. か 御 躍 ぐ学 夙. ん 。 ま た 子 ど らた ちぱ4グる ぐ商 難 β. 鰍. 会(を叛 滋 φ叛. 麓 な ど と の った 願. ご の よ ラ〆 ご〃 の1鞭 の な の4b叛. な あ クま ぜ. を、 た だ:彰〆 こ眉. ずる こと κ ぱ卿 浮 でき ま ぜん 。. の窟 の羅 ζき ずな2を 守 る。 でな 、麺 元 の擦. クκ)糧 ψ∫ 参 勿 乙、 ま た翻. 勿 乙 τρ ま プ6加 学 狡が 義勿 文 准 潮 ρ τρ る小 勤 楚を鰍 ω. ρoめ や不 登狡 や学鋤. 〆 ご学 ん でρ ま 島. か 少 な`)と`)ラ 塑 房 だ ケ で、 勲 麺鮒. メ な`)。. の9ウノ6、!こ な つ τの ま 先. κ ずる と、 麺 媚. 辮. 診 ずる ど、 還i躍 遭 学 ど な ク、 纒. 辮. 台 す る と、鐸 の加 叛. 会か遡. 会 な どの 李牧 勿/テ事7ご彪 赫 のノ《々汐∫ 参 この よ ラ!ご増 塚 社 会 と駿. κむすびつ. 乙、 週 濠 准が ⇒ 厚探卿 κ な る悪 力,があ クま 島. の費 挫1どな る。. ま で%1量 ぱバ ズ 遊 学 を 乙な ケ カ なわ グな ぐな クま プ6浮 κ獅 学 年 の麗. 49.

(16) 近畿大学教育論叢. 第23巻 第1号(2011・9). ぱ、 バズ遊 学 で夙力労〆 ご蕩 彰乙ます。 ぞ 乙て一 バズ遭 学の交贋. ぱ、厨. の費 覆 〆 ごな クまプ65ξた伍 舎. でぱバズ の本 数か少 な ぐ、バズ遍1く 芦でぱフヒ 変 不憂 でプb. 紙 面 の 関 係 か ら、 残 りの3つ の 班 の 発 表 内容 は、 その 要 点 の み を 以 下 に示 す 。 ○ 第1班. は、 教 育 委 員 会 の 立 場 で 、 次 の4点 の 理 由か ら、 御 火 浦 小 学 校 の 統 廃 合 を 提 案 した 。. (1)友 達 が 増 え る。 (2)教 育 予 算 を有 効 に利 用 す る。 (3)サ. ッカ ーや 合 唱 な ど、 一 定 の 人 数 が 必 要 な 教 育 活 動 を 行 え る。. (4)ス. ク ール バ スを 使 え ば、 通 学 は心 配 な い。. ○ 第2班. は、 保 護 者 の 立 場 で 、 次 の4点 の 理 由か ら、 御 火 浦 小 学 校 の 統 廃 合 に反 対 意 見 を 示 し. た。 (1)地 域 の 特 徴 を 生 か した個 性 的 な 教 育 実 践 が 消 え る。 (2)い. じめや 不 登 校 が な い。. (3)地 域 が 衰 退 す る。 (4)隣 の 学 校 は遠 方 で 、 通 学 に時 間 が か か る。. ○ 第3班. は、 児 童 の 立 場 で 、 次 の4点 の 理 由か ら、 御 火 浦 小 学 校 の 他 の 小 学 校 へ の 統 合 に賛 成. の 意 見 を示 した。 (1)友 達 が 増 え る。 (2)同 学 年 の 児 童 数 が 増 え て 、 ク ラ ス替 え が で き る。 (3)サ. ッカ ーや 合 唱 な ど、 多 くの 人 数 が 必 要 な 教 育 活 動 を 行 え る。. (4)地 域 の 大 人 か らの 干 渉 が 減 る。. 5.公. 開 授 業 の 反 省 す べ き点. (1)反 省 会 の 開 催 筆 者 の 拙 い授 業 に もか か わ らず 、 教 職 教 育 部 の8名 の 専 任 教 員 が 見 学 に来 て 下 さ った 。 な か に は 自分 の 授 業 をわ ず か の 時 間 で は あ るが 、 抜 け 出 して 見 学 戴 い た先 生 もお られ た 。 また2時 間 目の 授 業 の あ る先 生 は、 次 の 授 業 を 行 わ れ る教 室 が 遠 くて 、10分 間 の 休 憩 時 間 で は移 動 で き. 50.

(17) 教 職 教 育 部 に お け る公 開 授 業(2010年. 度)の 考 察. な い場 合 、 公 開 授 業 の 最 後 まで は見 学 戴 けな か っ た。 忙 しい 中、 わ ざわ ざ時 間 を 割 いて 、 見 学 下 さ っ た こ と に心 か ら感 謝 申 し上 げ る次 第 で あ る。 公 開 授 業 の 感 想 、 問 題 点 な どを 話 し合 う た め に、 当 日の5限. 目(16時 半 ∼18時)に. 、会議室. に お いて 反 省 会 を行 っ た。 授 業 を 見 学 して 下 さ っ た先 生 が8名 、 御 自分 の 授 業 が あ った た め公 開 授 業 の 見 学 が で きな か っ た先 生1名 の 主 催 者 はFD・. と、 授 業 担 当の 筆 者 の 合 計10名 が 出席 した 。 この 反 省 会. 授 業 評 価 委 員 会 で あ る が、 そ の 委 員 長 で あ る筆 者 が授 業 を行 った の で 、 自分. の 授 業 の 反 省 会 の 司 会 を 自分 自身 が 行 う と い う、 変 則 的 な 反 省 会 にな った 。 そ の よ うな 事 情 も あ り、 形 式 に こ だわ らず に、 イ ン フ ォー マル な 形 で 意 見 交 換 を 行 った 。. (2)批 評 ・批 判 を 遠 慮 され る先 生 方 あ らか じめ予 想 は して い た こ とで あ っ たが 、 反 省 会 で あ る に もか か わ らず 、 授 業 にお いて 反 省 す べ き点 の指 摘 が ほ とん ど な か った 。 確 か に受 講 生 達 が 頑 張 って、 立 派 な発 表 を して くれ た。 だか ら授 業 の 後 半 の 部 分 につ いて 、 それ ほ ど厳 しい指 摘 が な いの は納 得 で きた 。 しか しな が ら、 筆 者 が も っぱ ら説 明 を して い た授 業 の前 半 の 部 分 に は、 い くつ もの 問題 点 や 改 善 点 が あ った は ず で あ る。 けれ ど も筆 者 が 教 職 教 育 部 に お い て、 か な り年 長 の 部 類 に 属 す る こ と も あ って か 、 先 生 方 が 批 判 や 問 題 点 の 指 摘 を 遠 慮 して 控 え て お られ るの は間 違 いな か った 。 授 業 の 公 開 と い う試 み を まだ 始 め た ばか りな の で 、 先 生 方 も どの 程 度 まで 率 直 に発 言 した ら い いの か 、 様 子 見 を して い る よ うで も あ っ た。. (3)ア. ンケ ー トの 結 果. 授 業 終 了 前 に、 見 学 者 の 先 生 方 に配 布 した ア ン ケー ト用 紙 に、 授 業 の 評 価 に関 す る質 問 項 目 を9問 用 意 した。 回 答 を5段 階 に分 けて 適 切 と思 わ れ る回 答 文 の 番 号 を ○ で 囲 む5択 の 記 入 方 法 を と っ た。 ま た10問 目の 質 問 に は 自 由記 入 欄 を 設 けて 、 先 生 方 の 率 直 な 感 想 や 考 え を 記 入 し て も らう よ う に した。 当 日公 開 授 業 を 見 学 され た先 生 は8名 お られ た 。 しか し次 の2時 間 目の 授 業 の 準 備 や 教 室 移 動 の た め、 授 業 の 途 中で 退 室 され た先 生 も お られ て 、 ア ンケ ー トを 記 入 し て 下 さ っ たの は3名 の み で あ っ た。 も ち ろん3名 だ けで は、 統 計 上 の 有 意 性 な ど はな い。 しか しな が ら授 業 に 関 す る見 学 者 の評 価 を 推 察 す る手 掛 か り は、 この ア ンケ ー トの 結 果 しか な い。 そ こで 同 ア ンケ ー トの 質 問 項 目 と、 回 答 の 状 況 を 参 考 まで に以 下 に報 告 しよ う。. 51.

(18) 近畿大学教育論叢. [資料3]:45!灘. 第23巻 第1号(2011・9). ア ンケー み. 畷 聯 教 諦2010年 雛32斜 1.授. ≠紛. 薦 公駿. 難 学κ完 彪. ぱ、 珂 獅 ∫あ った 贋 β. 業 の テ ー マ は分 か りや す か っ たで す か?. σ)フ ¢変 分 か ク や ずか っ た 。 ②. ど ち らか と い う と分 か りや す か った 。. ③. ど ち ら と も いえ な い 。. ④. ど ち らか と い う と分 か り に くか った 。. ⑤. 大 変 分 か り に くか った 。. 2.授. ⇒3名. 業 の 内 容 は 分 か りや す か っ た で す か?. の. フ¢変 分 か ク や ずか っ た 。. ②. ど ち らか と い う と分 か りや す か った 。. ⑧. ど ち ら と も いえ な い 。. ④. ど ち らか と い う と分 か り に くか った 。. ⑤. 大 変 分 か り に くか った 。. 3.プ. 92010年6/724θ. ⇒3名. リ ン トの 内 容 は 適 切 で し た か?. の. 遍吻 であ った。. ⇒2名. θ. ど ち6か. ⇒1名. と`・ ラ と避 麦7であ っ た 。. ⑧. ど ち ら と も いえ な い 。. ④. ど ち らか と い う と不 適 切 で あ った 。. ⑤. 不 適 切 で あ った 。. 4.教. 師 の 説 明 は 分 か りや す か っ た で す か?. σ)フ ¢変 分 か ク や ずか っ た 。 ②. ど ち らか と い う と分 か りや す か った 。. ⑧. ど ち ら と も いえ な い 。. ④. ど ち らか と い う と分 か り に くか った 。. ⑤. 大 変 分 か り に くか った 。. 5.受. ⇒3名. 講 生 は 、 授 業 内 容 を 理 解 して い た で し ょ う か?. ¢)ぼ ぽ頚. ⇒2名. が 簗騨 乙τ`ワをと 蛋 ラ。. 52. 第1旋. 認 微8. 、珂.

(19) 教 職 教 育 部 に お け る公 開 授 業(2010年. θ. 半 数 珍乙左が 塑 騨 乙 τ`ワ をと、 蛋 ラ。. ③. 約 半 数 が 理 解 して い た と思 う。. ④. 半 数 以 上 が 理 解 して いな か った と思 う。. ⑤. ほぼ 全 員 が 理 解 して いな か った と思 う。. 6.受. ⇒1名. 講 生 は 、 授 業 内 容 に 関 心 を 示 して い た で し ょ う か?. ①. ほぼ 全 員 が 関 心 を 示 して い た と思 う。. θ. 半数 雄. が 灘 か を 示 乙 τ ひ た と、 蛋 ラ。. ③. 約 半 数 が 関 心 を 示 して い た と思 う。. ④. 半 数 以 上 が 関 心 を 示 して い な か った と思 う。. ⑤. ほぼ 全 員 が 関 心 を 示 して い な か った と思 う。. 7.受. ⇒3名. 講 生 の 受 講 態 度 は?. σ)ぽ. ぽ頚. か㍉聯. 漸. ⇒3名. 喫 か った。. ②. 半 数 以 上 が 、 受 講 態 度 が 良 か った 。. ③. 約 半 数 が 、 受 講 態 度 が 良 か った 。. ④. 半 数 以 下 しか 、 受 講 態 度 が 良 くな か った 。. ⑤. ほぼ 全 員 が 、 受 講 態 度 が 悪 か った 。. 8.グ. ル ー プ 討 論 は 活 発 で し た か? 名 1 ⇒. の フ鷹. 発 であ った。. 名 1 ⇒. θ ど ち6か. と ひ ラ と涯 努 で あ っ た 。. ③ ど ち ら と も いえ な い 。. ④. ど ち らか と い う と活 発 で はな か った 。. ⑤ 全 く活 発 で はな か った 。. θ グ)ψ一 フ謂. を 参 翻 乙τの な の の で、 珂 答不 諺o⇒1名. 9.. グル ー プ ご との 発 表 は良 か っ たで す か?. の.綴. ⇒2名. か った。. ②. ど ち らか と い う と良 か った 。. ③. ど ち ら と も いえ な い 。. ④. ど ち らか と い う と良 くな か った 。. ⑤. 全 く良 くな か った(ひ. どか った)。. 53. 度)の 考 察.

(20) 近畿大学教育論叢. θ. 第23巻 第1号(2011・9). グ 〃一 ズ 砺 露 参 翻 乙τひ な ひ4)で 、 珂 答 五臨. ⇒1名. 10.こ の 授 業 で 改 善 す べ き点 を 述 べ て 下 さ い。(自 由記 述) 記 述 内容(順 不 同) ①. 「先 生 の声 が、所 々 で大 きす ぎ て声 が わ れ て しま って、か え って 聞 き取 りに くい こ とが あ りま した。」. ②. 「展 開 の 方 法 と して、 先 に グル ー プ討 論 を し、 各 班 の意 見 を 集 約 し、 出て き た意 見 か ら、 統 廃 合 の 是 非 を 全 員 で 討 論 す る時 間 を 設 け る こ と も必 要 で はな いで し ょうか 」. ③. (4)ア. 「審 議 会 の諮 問 と答 申受 領 者 との整 合 性 が疑 問」. ンケ ー トの 結 果 に関 して. わ ず か3名 が 回 答 した ア ン ケー トな の で 、 この 結 果 を も と に授 業 の 良 い点 と悪 い点 を 論 じる こ と はで きな い。 しか しな が ら、9問 の質 問 の す べ て にお い て、回答 は5段 階 の1番 大 変 良 か った)と2番. 目(② 例:ど. 目(① 例:. ち らか とい う と良 か った)の 選 択 肢 に集 中 した。. た だ しこれ を も って 、 授 業 が 概 ね 好 評 だ っ たな ど と能 天 気 な 感 想 を 述 べ る こ と はで きな い。 自 分 自身 が 授 業 を行 っ たの で あ るか ら、 改 善 す べ き点 が 多 々 あ る こ と は、 誰 よ りも筆 者 自身 が 痛 切 に感 じて い る。 この 高 い評 価 の ア ンケ ー トの 結 果 は、 見 学 され た先 生 方 が 、 授 業 を 行 った 筆 者 に対 して ね ぎ らいの 意 味 を 込 めて 、外 交 辞 令 的 に、高 い評 価 を選 ん で い る こ とを示 して い る。 日本 の 大 学 で は、 他 の 教 員 を 専 門 家 と して 尊 敬 して い る た めか 、 同僚 教 員 の 授 業 内容 につ いて 率 直 に批 評 す る土 壌 が 、 まだ 育 って いな い。 も ち ろん 先 輩 教 員 の 授 業 内容 につ いて は、 批 評 で き る状 況 に は全 くな い。 よ ほ ど人 間 関 係 が 密 な 教 員 ど う しで な い と、 授 業 改 善 に有 用 な 考 え や 技 術 を伝 え あ う こ と は とて もで きな い。 だ か らこ そ ア ン ケー トの 自 由記 述 欄 に書 か れ て いた 改 善 点 につ いて は、 深 く耳 を 傾 け るべ きで あ る。 さ らに2番 目の 評 価 が 回 答 と して 選 択 され た 質 問 につ いて も、 な ぜ1番. 終 わ り に(今. 目の 選 択 肢 が 選 ばれ な か っ たの か 、 その 理 由を 熟 考 す る必 要 が あ る。. 後 の 課 題). 大 学 で の 公 開 授 業 を 終 え て 最 初 に感 じた こ と は、 正 直 疲 れ た と い う こ とで あ る。 平 常 の 授 業 を見 て も らう こ とが 公 開 授 業 の 趣 旨で は あ るが 、 や は り他 の 先 生 に見 られ る と い う こ と は、 そ れ な りに気 を遣 う。 ただ し授 業 の 終 了 後 に、 何 と も言 え な い充 実 感 を 感 じた の も事 実 で あ る。 ま た本 文 で 何 度 か 述 べ たが 、 見 学 され た先 生 方 は、 公 開 授 業 を 担 当 した 筆 者 に遠 慮 と気 配 り. 54.

(21) 教 職 教 育 部 に お け る公 開 授 業(2010年. 度)の 考 察. を して 、授 業 の 中 の 改善 す べ き点 につ い て は、率 直 に は指 摘 な さ らな か った。 公 開授 業 に よ り、 大 学 の 教 員 が 互 いの 授 業 を 批 評 しあ って 、 授 業 に対 す る洞 察 を 深 め、 分 か りや す い授 業 を 行 う 力 を高 め よ う と い う 当初 の ね らい は、 残 念 な が ら達 成 され た と は言 え な い。 しか し日頃 自分 の 専 門 の 殻 に と じこ も り、 同僚 の 教 員 の 研 究 内容 や 授 業 の 様 子 に関 心 を あ ま り示 さな か った 自分 を、 今 回 公 開 授 業 を 担 当 して 、 少 し恥 ず か し く思 う よ う にな っ た。 教 員 ど う しで 、 互 いの 授 業 を 批 評 しあ う時 代 の 到 来 は、 日本 の 大 学 で は まだ 少 し先 の よ うで あ る。 しか し今 回、 一・ 生 懸 命 発 表 を す る4名 の学 生 を 見 て 、 今 回 の 授 業 公 開 の最 大 の 成 果 は、 授 業 を公 開 す る と い う こ とが 刺 激 とな って 、 受 講 生 が 授 業 内容 に真 剣 に耳 を 傾 け る よ う にな っ た こ とで あ る と感 じた。 公 開 授 業 で は、 教 師 も受 講 生 も見 学 者 の 視 線 を 気 に して 、 適 度 な 緊 張 感 を持 って 授 業 に取 り組 む 。 見 られ る授 業 は、 教 師 だ けで な く、 学 生 の 学 習 意 欲 を 高 め る契 機 に もな る。 それ ゆえ 今 後 授 業 の 公 開 が 進 み 、 同僚 教 員 と授 業 につ いて も っ と積 極 的 に話 し合 え る雰 囲 気 が 大 学 に生 じる よ う、 意 識 の 改 革 を 進 めな い と い けな い。. 注 (1)本 稿 で は、2009年 度 と2010年 度 の 近 畿 大 学 教 職 教 育 部 に お け る授 業 公 開 の 試 み につ いて 記 述 して い る。 そ れ らに続 き、2011年 度 に は冨 岡准 教 授 の 総 合 演 習 の授 業(7月13日. 第6限). に、 大 阪 府 立 緑 風 冠 高 等 学 校 の 佐 藤 功 先 生 を ゲ ス トス ピー カー と して お 招 き して 、 公 開 授 業 を開 催 した。 (2)拙 稿 『FD・ 授 業 評 価 委 員 会 報 告(2009年 度 ∼2010年 度 の 活 動)』 「近 畿 大 学 教 育 論 叢 第23巻 第1号 」pp.71-96、2011年9月. 発行. (3)近 畿 大 学 に お いて は、1年 の 後 期 、2年 の 前 期 、2年 の 後 期 か ら も教 職 課 程 の 履 修 開 始 が 可 能 で あ る。1年. 後 期 か ら履 修 を 開 始 す る学 生 は 、1年 後 期 に 「教 職 入 門」 を まず 受 講 し、. その 単 位 を取 得 す れ ば、2年 の 前 期 か ら1年 次 配 当科 目を 受 講 で き る。2年 か ら履 修 す る学 生 につ い て も、 同 様 の 順 序 で履 修 させ るが 、 卒 業 時 に教 員 免 許 を 確 実 に取 得 させ る た め に、 若 干 の 特 例 が 履 修 の 配 当年 次 に関 して 認 め られ て い る。 と は いえ 学 生 は専 門 課 程 の 授 業 に加 え て 教 職 課 程 を履 修 す るわ けで あ るか ら、 遅 れ て 教 職 課 程 の 履 修 を 開 始 す る学 生 は、 そ れ な りに苦 労 す る よ うで あ る。 や は り大 半 の 学 生 は、1年 生 の 前 期 か ら教 職 課 程 の 履 修 を 開 始 す る。 (4)『100年 目の 潮 風:海 の 子 ど も達 と小 学 校 』 読 売 テ レ ビ制 作2003年6月30日. 55. 放映。.

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参照

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