1
論 文】 UDC ;624.
042.
7;624.
131.
2 日本 建 築 学 会 構 造 系 論 文 報 告 集 第404 号・
1989 年工O月三
次
元
均質等方弾性
体
の
基
本解
と そ
の
応 用
二種類
の内
部
点 加振 解
に基
づ く水
平
加振 時
の杭
の動 的性
状
に関
する一
考 察
一
そ の6
正 会 員 正 会 員松
岡
理* 八
幡 夏 恵 子
* * 1.
序.
著 者等は近 年, 半 無 限 弾 性 体 お よび下 端に剛基 盤を有 す る表 層の内 部に鉛 直方 向,
水 平 方 向の点 加 振 力が作用 す る時の解を均 質等 方弾性 体の 三 次 元 波 動 論1}一
5 〕 に基づ いて求め た。
点 加 振 解は弾 性 体の基 本 特 性を把 握 する 上 で重 要であるばか り でな く,
弾 性 体と構 造物の動的相互 作用 問題の解析に対し て も大き な有 効 性が あ る。
地 表 面 点 加 振 解は基 礎 版の問 題に大き く寄 与して来た が, そ れ はよ く知ら れてい る と お りであ る。 同様に内 部 点 加 振 解 も多岐に わ た る適 用 性を有し ており,
解 析法の発 展に伴 い解 を 適 用 する事が意 欲 的に な りつ つ ある。 基 礎 版の豊 富な試み に比 較 すれ ば,
杭の動的解析例は少な くま だ議 論すべ き点が多い と考えられ るの で,
本 論は その基 本 性 状 を 著 者 等の内部
点 加 振 解に基づ い て明ら かにす る。 杭 の支持 形 式は同じであるが地 盤 条 件が異な る場合お よび 地盤 条件は同様で ある が杭の支 持 形 式が異な る 場 合の杭 の応答を前 述の内 部 点 加 振 解 を用い て示 す。 地 盤 条件は 半 無 限 弾 性 体 と下 端に剛 基 盤 を有 する表 層 地盤 (以下表 層又は表層 地 盤と記述する)で ある。 杭の支持 形 式 と し て は摩 擦 杭と下 端が固 定である と仮 定 し左
支持 杭と す る。
本 論で は次に述べ る 三種 類の杭につ いて解 析す る。
摩 擦 杭は 二 種 類で あり,
そ れ等は半無 限弾 性 体 中に存 在 する場 合 と表 層 中に存 在す る場 合と する。
’
支持 杭は一
種 類で あり,
そ れ は表層に存在す る場 合 とする。
杭は単 杭 とし杭 頭に水 平 方 向の加振 力 が作用 する問 題と する。
静 的 な杭の解 析は非常に多くの例が示され ており, 重 要な研 究 分 野の一
つ に なっ てい る。H .
G .
Poulos6L7
〕は 三 次 元 弾 性 論の Mindlin 解を 用い て一
連の杭の研究を 示 し た。Poulos
の示し た解は厳密解であ るMindlin
解 に基づ く解法で求 め られて いる ので,
以 降の杭の解析的 研究の大き な指針になっ て い る。
しか し動 的な その解は 示さ れ ていない の で, H.
G .
Poulos の研 究を動 問題に 拡 張する事は有 益と考え,
本 論を試み た。
H .
G .
Poulos
は半 無 限 弾 性 体 中の摩 擦 杭の解 析につ い て は厳 密 解 を用い て いる が,
表層地盤 中の支 持 杭の解 亀 名 古屋 大 学 教 授・
工博 t* 鹿 島 建 設 技 術 研 究 所 研 究 員・
工博 (1988年 1月20日原 稿 受 理,
1989 年 7 月 14日採 用決定 } 析につ い て は近 似 解を 用い て い る。 本 論は半 無 限 弾 性 体 中の摩擦杭と表 層中の支 持 杭の解 析に共に厳 密解を用い て いるので,
動問題へ の拡 張の みで は な く,
二種類の厳 密 解に基づい てい る とい う点に関し て,
解 法を部 分 的に 発 展さ せて い る。 地 盤と杭の動 的相互 作 用の性 状に は,
内 部 点 加 振 下の 地 盤の諸性質が反映されるの で, その点加振解の理 解は 杭の応 答 を考え る上で有 益である。
ただし上 記の性 状に は, 杭の与 条 件 (杭 剛 性,
杭 長,
杭 径, 杭の単 位 長さ当 た りの重量, 杭 支持 条 件 等)も反 映され る。
内 部 点 加 振 解よ り得 られ る地 盤の性 質 を参 考に して杭の動 的 性 質 を 考 察する事 と する。
地 盤と杭の動 的相互 作 用に関する既 研 究は離 散 化手法 と運 続 体の波 動 論に基づく解 析 的 方 法に大 別し得る であ ろ う。 その主な内容は以 下の よ うで あるが,
本論で示す 二種 類の内部点加振 解に基づ い て, 半無 限弾性体と表層 中の 杭の解析・
を示 し, 相互比較し た例は ない 。M .
Novak8
,・
9} 等は波 動 論に基づ く杭の動 的 解 析の 先 駆 的 研 究を示し た が, 地盤の支配 方 程 式に仮 定 を 設けて い る。 離散 化手 法は, 地 盤と構 造 物の動 的 相 互 作 用 問 題に対し て も有 力であり,
複 雑な地 盤 又は相 互 作 用の境 界 面が複 雑である場 合に は大き な有 効 性が期 待で きる。
離 散 化 手 法 としそは, 比 較 的 早い時 期に,
J
,
Penzieni°1 等は質 点 系に よる解 析で杭の応 答を示し た。F .
E .
M (有 限 要 素 法 )に よる試みも 少な く な く,
R.
L.
Kuhlmeyerlo・
12)の研 究
,
ringlo
記 を用い たWolf and Arx’i)の研 究がある
。
波 動 論に よる解 析 的 方 法と離 散 化 手 法の両 者の利 点 を取り入れ た B.
E.
Ml4〕 等 (境 界 要 素 法 )の半 解 析 手 法 は今後は大き く発展する分 野で あ ろ う。
半 無 限弾 性 体の 場 合につ い て文 献15)は解 析 法 を示し , 既 応 解の有 効性に つ い て示し た。 本論はすで に著 者等が求め た内部点 加振 解の理解に基づ
いて杭の基 礎 的 性 質のr 端 を 明ら かにす る試み で あり,
杭の動 特 性 を把 握 する ために,
この よ う な解 析 法か ら求め られ た結 果を考 察する事は有 益である と考える。2.
水 平 方 向の加 振 力が杭 頭に作 用 する時の解 析と結 果の考 察 2−
1 杭の解 析一
83
一
次に示す異な る 三形 式の杭 を解析す る
。
case (a) 半無 限弾性体中の摩 擦杭 case (b
) 下 端に剛 基 盤 を有す る表 層 中の摩 擦 杭 case (c) 下 端に剛 基 盤 を有 する表 層 中の支 持 杭 本 論で はcase (a)〜
(c)の摩 擦 杭と支 持 杭 を次の よう に モ デル化 を行い, 解 析する。 摩 擦 杭は半 無 限 弾 性 体,
case (a),
又は表 層 中,
case (b
),
に存 在 する と し,
杭 の下 端 条 件は 自由である。
表 層 中に存 在する場 合に は,
摩 擦 杭の杭 長 (L
)は表 層の層 厚 (H
) より小 さい (L
〈H
> と 仮 定 する。
case (b
)に対 応 する。
支 持 杭, case (c)は表層 中に存 在する と し, 杭の下 端 条件は固 定であると仮 定す る。
支 持 杭の杭 長は表 層の層 厚 と等し い (L
=H
)と 仮 定す る。
本 論の 以降に示す case (a)〜
(c)の解析 例で は, 杭 長は case (a)一
(c)で等 しい とし,
case (b
)の層 厚は case (c>の層 厚の 1.
5倍 と して い る。
case (b
)の杭 長 は case (b)の 層 厚の 2/3 (L=
(2/3)Hcasel。〕)と し, case (c)の杭 長は前 述の よ うに case (c)の層 厚と等し い (L =Hcase
〔e))と して いる。
し た がっ て case (a),
(b
> の杭長 はcase (c)の層 厚と等しい、
。 杭 形 式はcase (a),
(b
)が同 様で あ る,
地 盤 条 件は case (b
),
(c)が同じ表層 地盤であ る。 case (a)と (c) の与条
件の 差は大きいが,
case (b
>は その 中 間 的な条 件と なっ て いる。三者の結 果の相 互 比 較 を 行 う事に よ り,
各 条 件 下の杭の性 状 を簡 潔に把 握し得ると考える。
解析法は前 述の ご と くH .
G .
Poulos
の解法 を動問題 に拡 張し た方 法である。
二種 類の 内部 点 加 振 解である動 的 解 析に おけるMindlin
解 を用い るの で異 なる杭 形 式 の問 題を比 較 的 簡 便に かつ 統一
的に解 析で きる。
case (a)につ い ては半 無 限 弾 性 体の解,
case (b),
(c>にっ いて は表層中の解を各々適 用す る。 地 盤 と構造物の動 的 相互作 用 問題 は 混合 境 界 値 問題 な の で厳 密な解 析 解を求め るの が難しい。 その た め精 度の 良い 解,
効率的で あ る解を求め る試み が示さ れ て来てい る。
次に述べ る 地 盤 と基 礎版の動的相互作 用 問題の 解法 は一
般 性の あ る方法と して知ら れて いる。 地盤と基礎版の相互 作 用の境 界 面におい て要素分 割を 行 う。 地盤
の各 要 素に対し て点 加 振 解に基づい て剛 性 係 数 を求め,
各 要 素のつ り合い か ら解 を求める離 散 化 手 法 で ある。
要 素 分 割 を す る 時 相 互 作 用の境 界 面で はじめに 基 礎 版 系と 地盤 系に分 離し て おき, 各々 の系でつ り合い を考え る。 その境 界 面にお け る変 位,
応 力 条 件より,
連 成系のつ り合い式を導き,
解を決定す る。 本論の解法も 同様な 手 順で あ る。
基礎版の解析で は境界 面の変位, ま たは応力状態を仮 定す る事 も少な く ない が,
杭の問題で は杭の柔性は主要 な条 件であ る た め,
地 盤 と杭の境 界 面の変 位と 応力 分 布 状態は未 定で あ り, こ れ等につ い て仮 定を設 けることは一
84
一
出 来ない。
具 体 的 解 析 手 順 と与条件は次のよ うである。
杭の水平方 向の運 動方程式は次 式で あ る。孤・
墨
ひ・ ・ り・恥妾
し研・・ り一P
(・)………….
・
・
…・
…一 一
(1
) ただしρUl
;杭の水平 変位, Mp :杭の単 位 長さ当た りの質 量,E
,:杭のヤング係 数,
Ip
:杭の 断面 2次モー
メ ン ト,P
(z):地 盤 反 力, ω :円振動数,
1:時 間。 (1 )式に差 分 法 を 適 用 し, 要素分割をする。 杭はH .G .
Poulos
の解析例と 同様に矩 形と し断 面の 中 央 面 を相互作 用の境界 面と考え る。 その 面に対して要 素 分 割 を行い,
各要素を設け る。 中央面は杭 幅と杭 長か ら成る 面であ る。 境界 面では杭と地盤の変位が密 着して い る条 件と す る。 変位 密 着 条 件を要 素の中 心 点で満 足さ せ る事 と す る が, 杭頭, 杭端の要 素では端点と す る。 杭の形 状 の値はIp,
杭 幅,
杭 長で評価す る。
便宜的に は円 形 断 面 の場 合 杭 径 を杭 幅で置きか えるこ と も文献61に よれ ば可 能の よ う である。
杭 頭に水 平 方 向の加 振 力 (Qe
‘ω
り が 作 用す る場 合と ・ ・… 赫 ・ れ ・恥砦
一
・・t・tとな ・.
瀬欝
撫
齶
認
黶
塩
壌
一
・)
と し , 支持 杭・ ・固定(
pUt:
:
o,
E
め庵參
;
o
)
と す る。
(1 )式の解を求め る時,
こ れ等の境 界 条 件 を 考慮す る。 境界条 件を差 分表示して,
(1)
式に代 入す ればよい。
各要素 内で は 地反 力あ るい は杭に よる荷 重は一
様分 布であ る と 仮 定 す る。
両 者は大き さ が等しく方 向 は逆である。
地 盤 系については分割さ れ た各要 素に単 位 荷 重が作 用 し て い る と し て柔 性マ ト リッ クス を 求 め る が,
case (a)一
(c)の各 場 合につ い て対 応する点 加 振解を要素の大き さで積 分 することにより柔 性マ ドリッ クス の値が得ら れ る。 柔 性マ トリッ ク ス は次 式の 関 係で示される。
i
。【Utl=
[F]lp
’
1
・
……・
…一 …………・
・
…・
・
一
(2
> ただし a bF
“一
騨
∫
;
∬
・(2・・… r… ξ)・ξ歟 u :地 盤の内 部 点 加 振解で変位を示す,
c,:加 振 要 素の 深さ方 向の位 置,
Zi :Ci加振下にお ける ‘要 素の深 さ 方 向の位置,b
:要素 幅, ξ;Fourler
変 換 後の変 数th1) , r,
θ :設 定 して い る座 標 値 (円筒 座標, 19は単 杭の 本 解 析 条 件で は定 数である。
)α ;要 素 高さLIN
(端 部の 要 素で は L/2N ),
L :杭 長,
N :分割数, [F
ユ:地 盤 柔 性マ トリックス,F
,J は[F]の 各要
素でありj
要 素 加 振に お け るi
要 素の変 位の値,
1P
’
}:杭に よ る荷重ベ ク トル,
18
酬 :各 要 素の 中 心 位 置と端点位置の 変 位か ら なる変 位ベ ク トル。
(1 )式を差 分 法に よ り離 散 化 表 示す る
。
離 散 化表 示 で は (1
)式の ρUi,
P
(z)をlpum
,
}P
}とする。 相互作 用の 境 界 面の 条件は前述の よ う』
に し[J、1
=
[。 U、1
,
.
iPE
=−
1P
’
1
である か ら (1 )式ま たは (2 )式を変 位,
また は地 反 力で表 示す れば連成系のつ り合い式が求 めら れ る。
解は変 位ま た は 地 反 力で表 示され る。
著 者は連成系 のつ り合い式から地 反 力を求め, (2 )式に より変 位を 求 めるこ と と し た。 (1
)式よ り地 反 力の計は外 力で あ る杭 頭に作 用す る単位 加 振 とつ り合うの で,
つ り合いを 確 認して解を求め た。
(
21
式のF
‘,は半無 限 地 盤 と表 層 地 盤の内 部点加振 解を各々面積 積 分 する こ と に より得られ る。 その 点 加 振 解は基 本 解 部注21 ,ポテン シ ャ ル部 ta3),
留 数 部削 か ら成っ て いる ので,
各々の項につ い て積 分 する。 点加振解の煩 雑な積 分 演 算を伴う解 析に おいて,
基 本 解を含む表示 形 式の解 を 用い るこ とは完全解tl5)の 数 値を検討 す る 時の一
助と な るの で有効で あ る。
それ は次の よ うな理由で あ る。
ポテ ンシャ ル部の 数値 積分の演 算はRayleigh
pole D15pucen 三町民
τ
丁
雌
ORI5【
■
一一
)・
ezH o・
。 ユ・
。 z・
° ]・
° 4・
0 5・
° E・
0 7’
o Lou 曳 }.
o 2.
o 1,
0 ロド
O・
一
曳麗1
・
1・し.
1.
04n6’
Fig
.
1−
1SuT正ace Responses with the Variation of the Stratu皿
Depth
on a Latterally Loading Poinしat the Centei of止 eStratum Dep止 β2c/β2H
;
O.
5 「 》BzH bl臨P凵 ⊂匸neVT配
1τ
区
匸 OP.
151削
「
1
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」 ,巨乢11
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O l.
D2.
03.
o u.
0 5,
0 6,
0 7・
° LOo 真 ],
o 2,
0 1,
0 0,
口− 一
s2 t1 ”L 翼le.
4nG−
1.
oFig
.
1−
2Sulface
Respo皿se with Variatien ef the St【a しu皿 Depthon a Lattera]1
’
y Loading Point at β:c=
1.
0とLove poleが 存在して い る た め に複雑で あるの に対 して
,
基 本 解部の演算は簡潔である。完 全 解に対 して基 本解 部の値は大き な割合を 占める
。
また半無 限 地 盤の場 合は 既報2}・
3)に詳 述さ れて いる よう に その割 合が特に大きい。
その た め完 全 解の数値を検討 する時,
基 本 解 部の値は一
つ の目安 とな る。表層 地 盤の層 厚が 小 さい場合に は
,
基本 解部の値の完 全 解に対 する寄 与は小さ く なるが,
完 全 解に含まれ る一
部が簡 潔に定まる こと は数 値 解 析 上 効 率的で あ る。
本 解 析で は完全解に基づい て
,
応答を求め その考 察を 行 う。2
−
2内 部 点 加 振 解に基づ く 地 盤性状と柔 性マ トリッ ク ス
杭の動的性状は地 盤 特 性に強く影 響され る の で, 地 盤 の動 的な基本的性質 を 理 解してお くこと は大 切である。 内部 点 加 振 解よ り, 地 盤の動 的性 質を把 握 することがで き,かつ 杭の応答の特性につ い ても部 分的 に把握で き る
。
表 層 地 盤の場合は半無 限 地 盤と異な り,
’
共振 現 象の ため に複 雑な性状を 示すの で地 盤 特 性に対す る 配 慮 が 必要で あ る。
地 表 面 加 振の問 題につ い ては文 献IG♪に詳しいが , 内 部 加 振下の表 層 地 盤の性 状の考 察は ほと んど知ら れて い な い。
次に本 論に関 係サる範囲内で,
表層地 盤の解の 考 察 を示 すが,
半 無 限地 盤の解と 比較す ることに よ り, 表 層 地 盤の性質が明確に とらえ ら れ るので両 者 を併せ てξ〆β馴 RATLEIGH POLE ξ Ω CURVE ■
.
2 ■.
1 1.
o o.
9 0,
0 口.
7 0.
6 0.
5 口.
4 0,
3 0.
2 0」 O,
O O245 日 L口 t21‘
β、
HFig
.
1−
3Rayleigh
Pole for PoissQゴs Ratioり=
1.
3C甘・Langfit
・
dl・
・
1鞭 Ve1°clty C2:
Shee「
V
・
teVel
賦y
Fig
.
1−
3!
ξ/β.
RAYLEICH POLE ξ Ω CURV巨 2109a755’
3=
乙
0 1,
L 」 000000000 囗 495o.
4y5 ロ t 6 e ロロ 12 ロる
β、
HRayleigh Pole for the Variation of Poisso皿
ls
RatiQfrom O
.
495 tQ O.
2示す。 Fig
.
1−
1,1−
2に水平方向の 内部 点 加 振 力 (Xi’
etat) が作 用 するときの地 表の実 部, 虚部の加振 方向の水 平 変 位 (U
,)の応 答 を示す。
図の変 位は無 次元 量に よる表 示で あり (β2/4πG
)X、’
eib’
t を乗ずれ ば変位 (有 次 元 ) が定ま る。 β2=
ω/c2, ω :既 出, Cz :せ ん断 波速度,
G
:地 盤の せん断 弾 性 係 数。Fig.
1−
1,
1−
2 は表 層の厚 さ ある い は振 動 数が変 化すると きの応 答で あ る。 H は表 層の 厚さ,
c は加 振 点の位 置で あ る。
ボアソ ン比 (の は 1/3と す る。
Fig.
1−
1は層 厚の中 心位置に加振 力が作 用 す る場 合 (β,c/β,H;
o.
s)で あ り,Fig.
1−
2は加 振 位 置 (βiC )を1.
0とする場 合である。1.
0
に設 定 し た の は 地表に近い位 置の応 答例 を示 すた めで あ る。 た だし 表層の 層 厚が小さい時は地 表に近く な い。Fig.1−
1では 層 厚の 変 化と と もに加 振 位 置が変 化す る ので 横軸の β2H ≒0
の近 傍で は加 振 点の位 置 と地 表が近づ き発 散す る。 β2キ0と すれ ばH → O , c→0
と な り表 層 地 盤 とし て の物 理 的 意 味が な く な る。
半無 限 地 盤の解につ いて は β2c の位 置に点 加 振 力が作 用す る時の地表の変 位 応 答を 不 し て い る ことに対 応する。
β2c =0.
5β2H より , β2H の変 化に伴い β,c が変 化す るの で半無 限の解に つ い て も変化す る。 し か しFig.
1−
2で は βrH が変化 す る の で 表層の応答は変わ る が,
fi
, c を一
定と し てい るの で半 無 限の 場合は変化 し ない 。 Fig.
1−
1,
1−
2よ り表層 地 盤の 共 振現象は 明確で あ り,
表 層 地 盤と半 無 限 地 盤の解の差 は大きい が, 層 厚 が 大 き く なる に従い そ の差は次第に小 さ く な る。
表層 地 盤の共振現 象は表 面 波に起 因す る。 第1,3
番 目の共 振点はいわ ゆ る表 層のせん断 型 振 動に対応 す る が,
第2
番 目の共 振 点は Rayleigh 波の群速度が零 にな る た めに生 じる現 象である。Love
波の特性に比 較 し,Rayleigh
波は複 雑な性 質であり,
ボア ソ ン比に強 い依 存 性 を示す。Fig.
1−
3に解析に用い た ボア ソ ン比が 1/3の 場 合に おける,
表 層 地 盤のRayleigh
関 数か ら定 ま る β2H に対す る Rayleigh pole を示す。
縦 軸の ξ/β2 はFourier
変換 後の無 次 元 化 変 数で あり, 既報 5〕に詳 述 し てある ので, 詳 細は省く。 Fig.
1−
3’
にボアソ ン比 が 0.
2〜
O.
495の場 合につ い て,
同 様な図 をまとめて示 し,
依 存 性 を明 らか に し た。
図 中に依 存 性の傾 向が判 別し得 る ようにボア ソン比の値 を簡単に印し た。 O.
2〜
O.
49ま でを0.
01
刻みとし,0.
495
につ い て は一
例 追 加して あ る。
し た がっ てFig,
1−1,
1−
2の第 2番 目の 共振 点は ボ ア ソ ン比に よ り変動す る。Fig.
1−1,1−2
よ り,
第1,3
番 目の 共 振 点の 応答に比 較 して,
第 2番 目の共 振 点 近 傍の応 答は鋭い こう配の形 状で あること が理 解で きる。
前 述 し た よ う に第 2番 目の 共 振 点の位 置は ボア ソ ン比に依 存す る が,
第 1,
3番 目 の共振点の位 置は依 存し な い。
共 振 点の位 置が ボア ソ ン 比に依存す る場 合と そうでない場 合 とで は, 共 振点近 傍一
86
一
の応 答 性 状が異な る よ うで あ る。
次の ことは表 層地 盤の表面波の重要な性 質 とし て知ら れ てい る。
表層地 盤の虚部は表 面 波で あるR .
ayleigh,
LQve
関 数か ら求 ま る が,
第 1共 振 点よ り小な る β,H
の 範囲 で は その関 数が存在し ない の で,
1 虚 部の値は存在し ない。
その た め表 層地盤
は半 無限 地 盤の場 合と減 衰にっ い て はまっ た く異な るので,
その点を留 意する必要があ る。
半 無限地 盤と異な るこの性 質は地 盤と構 造 物の動 的 相 互 作 用の応 答に強い影 響 を与える。
本 解 析で は粘 性 減 衰 を零と して い る の で,
粘性減衰に よ る虚 部 も生 じない。
し たがっ て第 1共 振 点よ り小な る 焼H
の範 囲で は虚 部 は まっ た く存 在し ない。
次に杭の 解 析に直 接関係す る水 平方向の加 振 位 置
,
β2c,
が深 さ方 向に順 次移動す る時の地盤の性 状 を示 す。 Fig,
2に層 厚 β2H・
=
4.
O
の表 層 地 盤におい て,
加 振 位 置 β2C が地 表か ら0.
4刻みで変わ る時の加 振 軸上の加 振 方 向の 変 位U
,を 示す。 加 振 位置 (Loading
Point
)β,c はO.
O,
0.
4,…,
3.
2,
3.
6で あり,
tr
,は深 さ方 向 β2z に 閧 し て,0.
4
刻み ご との各 位 置, 0.
0,0.
4,…
,3.
6,
4.
0
につ い て不 す。
β2H=
4,
O
とし たの は β,H が小さ い時,
表 層 地 盤の減 衰が存 在せず,
大きい 時に は表層 地 盤の 応答と半 無 限 地 盤の応 答は近づ くので, 中間の値が良い と考え た ためで あ る。 β,H=
4.
0は表 層 地 盤の 2 次と 3次 共 振 点の間に あ り,
共 振 現 象の影 響は存 在する が 頤著で は ない所に あ る。 Fig。
1−
1,
1−
2 より その影 響は実部よ り虚 部の方が や や大きい。 地 盤の v は 1/3とす る。
各位置の変位 U, は半無 限地盤につい ても示す。
深い位 置に加 振 点 が ある場合に比較す れば 浅い位 置で は半 無 限地 盤 と表 層 地 盤の変位の差は小さい。
し か し変 位の分布形状の関係で,
中心近 くの 加振 位 置の場合に は 変 位の差は さ ら に小さい。 半 無 限 地.
盤 と表 層 地 盤の変位 に関する上 述の相 対 的な関 係は実 部と虚 部で同様である が,
虚 部の差は実 部よ り 顕著であ る。
特に下 端 近 傍に加 振 力が作 用 する場 合,表 層 地 盤の虚 部の値が小さ く な り,
虚部は異な る地 盤 条 件の影 響 を強く受け る。
虚部の値は 表 層の下 端 境 界の影 響 を受ける。
影 響の程 度 は下 端 境 界 に近づ く に従い大 きくなる。
位相角につ いて もFig.2’
にPtし て あ る が,
加 振 点が中 心 位 置よ り浅い 場 合 (β, c く2.
0
)に は加 振点の以 浅で は両 者の差は ほ と ん ど ない が以 深で はその差が明 確である。
し た がっ て加振点の両 側で性 質が異な ることを示し てい る.
加 振位置が深く な り,
下 端の基 盤に近く な る と加 振 点の以浅,
以 深 共に両 者の差が生 じる よ うにな る。Fig,
2
の変 位はFig,
ユと 同 じ無 次 元 量である。 杭の応 答には 以上の異な る加 振 位’
置の応 答の性 質が す べ て反 映され る が, 杭の条件に よっ て浅い加 振 位 置の性 状が強い影 響 を与える場 合と, 深い加 振位置の性 状が強し。adlng P。踊nt
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5 Fig,
2厂
Compar
重son between Two Solutions fD匸the VariatiQnof a Lattera聖
1y
LQading Pointい影 響 を 与 え る 場 合 が あ ろ う と 考え られ る
。、
半無 限 地 盤 と表層の応 答は加 振 位置に大き な依 存性 を示し,
地 盤の その性 状は杭の応 答に強い 影 響 を与え る。 次に杭の解 析の第1段 階と して地 盤 柔 性マ トリック ス を求め る。Fig.
ユー
1,1−2
を参考に し, かつ 基 本 性 状の 把 握のた め比 較 的 簡 潔な条 件と して次の よ うに定める。
case (a):β2L
=
4.
0,
case (b
):β,L =
4.
0,
β2H=
6.
O,
case (c):β2L=
4.
0,
β2H;
4.
O。L
は杭 長と し,
b
は杭 幅 と す る。L
/bニ
loの場 合につ い て解 析す る。 前 述の Mp は単位体 積 重 量≡
2.
4 ton/mS と する。
地 盤 はり=
1/3 と する。
こ のよ うに杭の形 状に関す る条 件を設定す れば (2)式に示す地 盤 柔 性マ トリッ クスが求め ら れ るの で,
そ れ等をFig.
3
に 示 す。
後 述の所 で分割数の検 討を示
す が,
こ こ ではFig.
2
の場合と 同様深 さ方 向に0.
4刻 み の 10分割と す る。 半無 限 地 盤の 柔 性マ ト リックス,
case (a)の示 す変 位と表層地 盤の case (c)の示す変 位 は実 部で は加 振要素 (Loading
Point
)llの場 合の結 果 を除けば,
ほほ洞 様で あ るが,
虚 部で は加 振され る要 素 が下端に近づ くに従い差が大き く な る。 case (c>の虚 部で は加 振 さ れ る 要 素が下 端に近づ く とβ,gO.
0〜
4.
0
の全 長にわた っ て値が小さ く な るの で case (a)との差が大き く な る。Fig.3
のcase (a),
(c>に お け る各変位の 示 す両者の相 対 的な関係はFig.
2 の 考 察で述べ た半 無 限 地 盤,
表 層 地 盤の各 変位の 相対 的な関 係と ほ ぼ同様で あ る。
Fig.
3の加 振さ れる要 素の値は図 示の とお り有 限 確 定 値で ある が,
Fig.
2で は加 振 点 位 置の実 部の変 位は 無 限 大で ある。
柔 性マ トリック ス で は,
加 振 され る要 素 (Loading Point)は 対 角 要 素で あ る。 表 層 地 盤では加 振さ れる要素の位置が下端に近 い時,
虚 部 の値が励 起さ れ難く な り逸散減衰は小 さ く な る。 そ れ に対し て半無限地 盤で は加 振さ れ る要素が深い位 置にある場合
に も,
逸散減衰は小さ くはない。
case (b
>の杭 長は表 層の層 厚の2
/3
で あ る。
case (b
)の層厚はcase (c> よ り大き く かつFig.
1−1,1−
2に示す よ う に第3
共振点か ら離れ ている所に 位 置する。
そ の位 置では共 振現象の 影 響1
が比 較 的 小さい領 域であ る。 杭 長が 層 厚の2
/3
であ るこ と と共 振 現象の影 響が小さい た め,
case (b
)で はcase (a)との応 答の差は小さい。 case (b
) の解の形 式はcase (a)と大き く異な る が,
層 厚 が 大 きく な る と (β2H → ・ 。),
表層 地盤の解 は半無 限地 盤の 解と解 析 的に一
致する こと を 示してあ るS)。
解の表 示 形 式に差 が 存 在 して も両 者の与 条 件の差 が小さ く な れ ば,
case (h
)とcase (a)の結 果が同 様な 性状を示すの は 理解で き る。Fig.
3の対 角 要 素の実 部の 値は非 対 角要素の値に比 較して 非 常に大きい。
case (a) と (b
)の 対角要素の値は ほ ぼ 同様で あ る。
対 角 要 素の 値が大きいので,
case (a)と (b
>の非対角要 素の値の 小さ な差を と ら え難い。 虚 部におい ては,
浅い加 振 要素(Loading Point 3
,
4)の 場 合に はcase (b
)の 値はや や深い位置の所まで case (a)よ り大きいの で, case (a) と (b
)の差を と ら え ること が可 能で ある。
柔性マ トリッ ク ス の値を得る ために は,
点加 振解の 3 っ の各 部 分 (基 本 解,
ポ テンシャル,
留 数)につ いて数 値 積 分 を実 行 するの であ る が表層 地盤の場合は表面 波に 伴 う特 異 点の 位 置の値を高い 精 度で求めて お か な け れ ば,Cauchy
の主 値が容 易に定ま ら ない の で,
これ等の 点 を十 分 配 慮す ること が 必 要で ある。Love
関 数の特 異一
87
一
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3−
1 1.
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.
3−3
Displacement Fu皿ction Qf the SupPorting Pile in the Stratumβ2H=
4.
O case (c)〆
°
淵謂
溜 ゐ 』 瀦 溶、
260 ↓ 6ー
[ z2 〜 ! 〜 点は一
意 的に決 まるの に対し,Rayleigh
関 数で は試 行 錯 誤の繰 り返し に よ り必 要な精 度まで求め てゆく。
そ の た め,
は じ め に Fig.
1−3
の よ うに全 体 的な傾 向 を 把 握 し た上で, 解 析 する β、H につ い て は高い精 度まで求め て ゆ く方 法が効 率 的であろ う。 本 解析に お い て設 定し た β,H の位 置で は特 異 点は 1.
0×10−
1fiま で の値を求めて いる。 剛 基 盤 上の変 位は零で ある か ら,
解の精度を把握 する目 安とし た。
剛 基 盤 上の変 位は ほかの位 置の変位に 対 し て ほ ぼ0,
1% 以 下である。 た だ し符 号の 変 化 する.
位置にっ い て は除いて考え る。
以上に よ り地 盤 特性の把 握と地 盤 系の柔 性マ ト リック スが得ら れ た ので,
杭の弾 性定数を定め れば杭の応答が 求め ら れ る。
Fig,
3の表 示は無 次元 量で あ り,
P丿・
e‘tut/(4 rrG・
β,〉 を乗 ず れば,
面 加 振P
丿 (P
,は一
様 分 布の加 振 力の大 き さ)が作 用す る時の有 次元の変 位が定ま る。 た だ し柔性 マ ト リッ ク スを求め る時 P,は単位力と す る。
2−
3 支 持 形 式の異な る杭の応答 結 果2−2
で示し た地 盤 柔性マ ト リックス に基づい て杭のflexibility
factor
(K
,=Eplp
/E
。L4,
Ep
:杭の ヤング 係数,
Ip
:杭の断 面2次モー
メ ン ト,
E
。:地 盤のヤン グ係 数,
L
:杭 長 )をパ ラメー
タ と して杭の応答を求め,
各々 のK
,に対す る結果 をFig.
4 に示す。
ω=
60 rad /sec,
c2=
100m /sec の値と し て解 析す る
。
高 振 動 数で はない動的 解 析 例 を示 すこと が 適 切で あ ろ うと考え,60
rad!sec と し た。K
。の値 を比 較 的 大きい 10i,
IO °,
10−
i の場 合と小 さ い 10−
2,
10−
3、
10一 の場 合とに分け て図示す る。
10]〜
10−
4 のK
, につ い てK
, の値を2
つ の グルー
プに分け る と,
10−
i は前 者 に な り,
10−
2 は後 者に な る。10
−
1 と 10−
2 を 違 うグルー
プに 明 確に分 離 し得る わ けで は ない が,2
つ の グルー
プに分け た上で考 察 してゆくこと と す る。
l
K
,の値と して は 1.
O−
10−
5 の範 囲が一
般 的6)で ある よ うだ が,
杭 支 持 条件の差の影 響を把 握す る た めIO1−
10−
4 につ い て応 答を示し た。K
,は杭と地 盤の弾 性 係 数 比 を含んでい るの で相 互 作 用の特 性が把 握で き る。
変 位 tt 騨 位 力 加 振・対 す・値であり
・
zfU
’
−
1
, を乗 ずれ賄 次 元 変 位に な る。 case (a)〜
(c)の応 答を 比較す るこ と により,
摩擦杭と支持杭の性状が明ら かにな る。
K, が比 較 的 大きい場 合につ い て’
次に述べ る。
摩 擦 杭 (a),
(b
)と支 持杭 (c)の応答は杭の 支持 条件の影 響 を大き く受け るの で,
摩 擦杭と支持杭の応 答の差は大き い。Kn
に対する依 存 性は実 部,
虚 部 共に小さいが,
K
,=
ユ0−
1 の場 合の実 部の応 答は ほ か の2
ケー
ス と異な る一
88
一
FIO己ting Plle in 日 紐alf
−
Space rM−e1HARV ↓−
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Floating Pile in the Str引tum ↓ IMGmAtrr・
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° case Cc)Variation of Pile
.
の で実 部は
K
, に多 少 依 存す る。
case (c)の虚 部の変 位 は非 常に小さい。 これ は加 振 力が下 端近 く に作用し てい る 時の応 答の影 響 を 強 く受けてい る た めで あ る。 Fig.
3 に case (c)の場 合の 下 端 近くに加 振 力が作 用 する時の 応 答が示さ れて い る。
そ れに対 して case (a},
(b
)の虚 部は杭
頭か ら杭 端まで ほ ぼ同 様な変 位で ある。
こ れ は Fig.
3
に示さ れて い るcase (a),
(b)に おける各 加 振 位 置の結果が同 程度に寄与 して い る た めであ る。 虚 部の応 答と 加振 位 置の こ の よ う な関 係は実 部につ い ても存 在す る が, 虚部ほ ど明らか ではない。 邸 の 小な る場 合にっ い て次に述べ る。
摩 擦 杭 と 支 持 杭の応 答の差は杭下端近 傍に生 じる が,
そ の他の位置で は小さい。
実部, 虚 部 は 共に K,に依 存するが, 虚 部の依 存 性は実部よ り弱い 。K
, が小さ く な るに従い, 杭の応 答はFig.
3
の浅い加振 の 時の性 状に近づ く。
浅い加 振 位置の結果 が 杭の応答に 強い影 響を与える時, 杭の支持条件の差は杭の 応 答に明 確に 反映さ れ な く な る。
別の見 方を す れば,
浅い位 置に 加 振 力が作 用す る時,
半 無 限地 盤 と異な る表 層 地 盤の特 徴 ある表 面 波の応 答が本 解 析 条 件 下で は明 確には存 在し ないた め,
case (c}とcase 〔a}の差が小さ く な る。
以 上 よりK
,が 大 きい場 合に はFig.
3の深い加 振 位 置 の特性が杭の応答に強い影響 を与え る。 深い加振位置の 特 性が強く影 響する場 合に は杭の 支持 条 件の違い は応答 結果に よ く反 映され る。
K,が小さい場 合に は,Fig.3
の浅い加 振 位 置の特 性が杭の応 答に強い影 響 を与え る。
浅い加 振 位 置の応答が強く影 響す る場 合に は杭の支 持 条 件の違い は応 答結果に反 映さ れ な い。
本解析で設 定.
した条件におい ては,
地 盤条 件の異な る case (a),
(b
)の摩 擦 杭の差は小さい。 地 盤 条件の差の影 響は杭 条 件が等し い摩 擦杭の応 答に対 し て小 さい こ とに な る が,
そ れ はFig.
3 に示 す よ うに case (a),
(b
)の 柔性マ トリック ス の値の差が小さい 場 合につ い て で ある。 表 層 地 盤の表 面 波が杭の応答にいか な る影 響 を及ぼすか につ い て本解析に 示す杭の応 答 例の中で明ら かにす るの は難 しい。
表層
地 盤の表 面 波の特 徴あ る性質はFig,
1−
1,
1−
2に示 すよ うに βzH.
の広い 範囲に おい て理 解で き る こ とで あ り, 本 解 析で はβ,H =
4.
O,
6.
0の 2つの位 置に限っ て いる か らで あ る。
し か し次の よ うに考え るこ とが 可 能t
’
ある。 表 層 地 盤の表面波の性質 は実 部よ り虚 部におい て明 らか にで き る ことが多い。 表 層地盤の虚 部の値は 留 数 部 分か ら生じ る が, 留 数の値はRayleigh
関数,
Love 関 数か ら求め ら れ るので あ る か ら 虚 部 と表 面 波の特 性 とは密 接な関係が あ る。 Fig.
3
に示 して あるが, case (c)の深い 加 振でかっ 表 層地盤の下 端に近い場合に は, 虚 部の値が非 常た小さ い。 これ は表 層 地 盤の表面波を発生さ せ難いた め であ ろ う。 した がっ てK
,の大きい支 持 杭で は表 面 波の励 起が少な く,
虚 部 の値が小さい ので 逸 散 減 衰が ほ と ん どな い。
そ の た め摩 擦 杭 (a),(b
)と case (c)・
では逸 散 減 衰の性 質が大き く異な る。 表層地盤の表 面 波の影 響が や や 大 きい場 合 と して はFig.
3
の case (b
)の 加 振 位 置 (LoadingPoint
)3
,4の 例が ある
。
case (b
)の 加 振位置3,
4の虚 部の値 は case (a)の値より地 表か ら や や 深い所まで わずか で は あるが 大きい。
これ は表 層 地 盤の表 面波が励 起さ れ, 虚’
部の値が半無 限地 盤の case (a)より大き く な る た めで あ る。 し た がっ てや や浅い加 振 位 置 3,
4の結果 が杭の 応答に おいて強 調さ れ るよ う な 場 合が あ る と仮定す る な ら ば,
表 層地 盤の表 面 波の影 響による逸 散 減衰の大きい 例 を 摩 擦 杭の応 答結果に おいて と ら え る こと がで き る。
し か しFig.4
に示す よ うにやや浅い加 振 位 置の結果の み が卓越 す る よ う な杭の応 答は な い。
そ のた め本解 析 例 の中で半無限地 盤と異な る表 層地 盤 の表 面波の影 響に よっ て大き な逸 散 減 衰を示す杭の応 答を観 察で きな い。
次に 三 種 類 case (a)一
くc)の性 状を 理 解 する ため,
杭 頭の Influencefactor
(る)を求め,
Fig.
5に示す。t、。p )pUt
=
(h
)Qe
‘ω’IE
。L
で あ る。
ちは杭 と地 盤の 動 的 相 互 作 用に お け る複 素剛性の 逆 元で あるが,E
。L
で基 準翼2
.
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5.
O 4.
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呂
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5o.
儲 e,
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1D.
1Fig
.
5 1nfiuenceFactors
at thePile
Top
for
Three
Types ofPike
Condition
:case (a)−
case (c}化さ れ た無 次 元 量であ る
。
tt。p)pU
、は杭頭の変 位である。Fig.
5の Ipよ り杭 頭の実 部,
虚部の応 答の 飾 に対する 依存性 を とら え得る。 実 部と虚部では K,に対する依 存 性が顕 著で あ る範 囲が違う。
実 部では 飾 >IO−
s で あ り,
虚 部で は 10’
i>K
,>IO−
3 の範囲 と考え られ る。
摩 擦 杭と支持 杭の杭 形式の違い による影 響は虚 部に お い て はK
,の い か ん に か か わ らず存 在し, 塩 >IO−
z につ い て は特に顕 著であ る。
実部 につ い て は 陥 >10−
2に お い て その影 響が明 確と な る。H .
G .
Poulos
は杭の こ の よ うな支 持 形 式の違い を静 的 問題ηで示し たが,
それ は 本 論の実部と一
致した傾 向であ り,
動 的 な杭の性状につ いて も同様な性 質の存 在するこ と を明らか に し た。
た だ Table 1 し動 問 題の特 徴 を良く表 示す る虚部の性 質につ い て,
従 来両 形 式の応 答の相 互 比 較よ り議 論 した試み はほ と んど 知られていない よ うである。一
般に動 問題の重 要な性質は虚 部に よ り明確に生じ る こと が多いが,Fig.
5
に おい ても実 部で は杭 形 式の差の 存 在し ないK
,の小な る場合につ い て も,
虚 部では存在 する。
虚部は粘性減衰のない時,
地 盤の逸 散 減 衰よ り生 じ る。
地 盤の み の 時の虚 部はFig
.
3に示さ れて いる。
Fig.
3.
で は case (c)の 深い 加 振 位 置の 場 合を除けばcase (a)
〜
case (c)の虚部は常に存 在 す る。Fig.5
よりcase (
b
)、(c)の虚 部のK
.に対する依 存 性は Ka の小な る時,
定量的に は異な る が, 定 性 的に は近い。
KR
が大き く な り,
Kn
>10
−
iで は両 者は定 性 的Table2 に も異な る よ う に な る
。K
,>10−
2の case (c) の応 答はFig.
3の 虚 部が非常に小さ く な る深 い加 振 位 置の時の性 状に近い。 case (b
),
(c) の虚 部は表 層 地 盤の表 面 波か ら発 生する。 case (a), (b
)では地 盤 条 件が異な る が,
case (a),
(b
)の虚 部の K,に対 する依 存 性は定性 的,
定 量 的に差が小さ く ほ ぼ同様であ る。 し た がっ てFig.
5に関 する限り,
case (b
)の表 層地 盤の 表 面 波か ら生 ずる逸 散 減 衰 と,
case (a)の逸 散減衰との差は小さし 表 層 地 盤の case (b
) と (c)の逸 散 減 衰の 差は小さ く な い。Fig,
1−
2は β2c=
1.
Oの加 振 時の 解であるが, case (c) とcase (b
)虚 部の値の差はやや大き いが,
case (a)と case (b
)の そ れ は小さ い。 半 無 限地 盤にお け る case (a)の解法はH
:.
G .
Poulos の解 法 を 動 問 題に拡 張 し た こと は前述 し た。 本 論の case (a>との対 応を Ipにつ い て簡 単に数 値で示し,
考 察の一
助 と する。 ただ し解 6}は静 的 解で あ る か ら,
条 件 は 違 う。
v=
0.
5,
L/b=
10 で ある。
K,;
・
10−
6,
10−
4,
10
−
z,loo,
loiの 各々 に対 し て Fig.
5の縦 軸で は ち富
4.
53,2.
40,1.
01,0.
47,0.
44
であ る。
h
の数 値は図6}か ら求め た値であ る。
陥 が大き く なる と虚 部の 影 響が小 さ く な り,K
,の小な る 場合に比 較 して本 論の結 果はPoulos
の結 果に近づ くが,
条 件 が 違 うの で一
致しない。
し か し実部の定 性 的 傾 向は一
致し て いる。
Fig.
5は 3つの 区 間に大 別で き る.
、 地 盤 系が支 配 的で あ るK
,が非 常に 小さい領 域と,
杭 系が支 配 的であ るK
,が大きい領 域と,
そ の中 間の杭 系と地 盤系か ら成る 連 成系が杭の応 答に影 響を与え るK
,の値の や や小さい 領 域であるが,
そのK
,の範 囲は実 部と虚 部では異な る。 ただ しこ れ等の分 類は数 値 解析上の パ ラ メー
タに対する 考 察で あ り通 常の Kn の値とし て は連 成 系の影 響が大き い範 囲が対象 とな る であ ろ う。 文 献 s)に 41〕例の具 体 的 な杭のK
,の値が示され てい るが,
5.
0×1D−
1 ≧K
,≧1.
2CQmparison between Values ol
−
Pile Deflection andDisptacement Function
PO5「TIOMFE 肌 1鵬GINARYPO5ITIO 閥 REAL 隅 点5匸RARY 11
.
ooo1.
000 11.
0001.
ooo 2.
z52.
885 2.
262.
885 」,
082.
ア刀 3,
082.
776 4,
018.
665 4.
018.
665 5一
.
Ol4.
551 5一
,
014.
551 6・
.
O]1.
435 6¶
.
0ユ1.
435 7・
.
037.
320 7一
.
037320 8一
.
034.
21ア 8一
,
oコ4.
217 9・
.
026 聰17 9一
,
026 馴η 10匿
.
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