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低価格の陶器製深皿の保温性とプラスチック製カバーの歪みに関する調査報告(第1報)

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Academic year: 2021

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.緒 病院・老人ホームにおける安価な市販食器の 活用をめざして,ここでは,写真に示す陶器製 の深皿(直径 )とサイズ上対応 できる市販のプラスチックカバーについて,前 者では保温性を,後者では繰り返し使用した後 の歪みについて研究することとした。価格は, 深皿約 円,プラスチックカバー約 円で あった。 .実験方法 同規格の深皿 枚の重量を測定してばらつき を確認した後,最大重量は ,最小重量は ,平均 であった。最大重量と最小重量 の深皿における保温能力の差を試験するため に,校正済みのデジタル温度計( 研究ノート

低価格の陶器製深皿の保温性とプラスチック製カバーの

歪みに関する調査報告(第

報)

豊 岡 千 晶・新井田 洋 子・佐 藤 節 子 ) 台を用意した。試験担当 人が 分以上沸騰させた熱湯 をそれぞれの皿 へ同時に注ぎ,ストップウォッチを使用して 分後, 分後の温度を記録し,かつ に温度 低下するまでの時間を測定した。 は,ヘル スケア施設において温菜を提供する際に守るべ き最低温度基準である。また,使用した調理準 備室の体感温度が廊下側と奥側では異なったた め, つの深皿の位置を交換して同様に試験し た。さらに深皿の置かれる台の材質によって保 温状況に差が生じるかどうかを調査するため, ステンレス台と木製まな板を使用した。試験回 数は,廊下側・ステンレス台の条件で 回,奥 側・木製まな板の条件で 回,廊下側・まな板 の条件で 回,奥側・ステンレス台の条件で 回,計 回実施した。 枚のプラスチックカバーおよび深皿に通し 番号をつけた。プラスチックカバーを食器洗浄

(2)

機(日本電子機器株式会社製ビティー食器洗浄 機 型)で主洗浄を で 秒,すすぎ洗浄を で 秒実施 し,その後 にセットした食器乾燥機(日本 調理機製インパルス式食器消毒保管機)で 分 間乾燥させた。洗浄から乾燥までを 工程とし, 病院・老人ホームにおける当該プラスチックカ バーの使用頻度は週 回,年 回と仮定し,本 工程を全 回実施した。 回ごとに歪みの判定 を行なった。歪みの判定基準は,番号を符合さ せた深皿にプラスチックカバーをはめ, 問題 なく入る, プラスチックカバーの一部に食器 の縁から 以内の隙間ができる, 同様に 食器の縁から 以上の隙間ができる,の 段階で判定した。 .実験結果 ステンレスカウンター上の試験では, 回に おいて重量が最小の深皿の温度低下が重量が最 大のものより平均 秒速く, 回においては 秒遅く,残り 回は同時間であった。木製の まな板上では,重量が最小の深皿が 回全ての 試験において温度低下が速く,平均 秒で あった。全試験を通しての差は 秒で,最小の 深皿の方が有意に速かった( )( )。 洗浄 乾燥の工程を 回反復後のプラスチック カバーの判定結果は, 未満が 枚, 未満が 枚, が 枚であった。 枚の歪み のは平均は, であった。ステンレスカウン ターと木製まな板における までの到達時間 には差がなかった。 北海道文教大学研究紀要 第 号 ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( )

(3)

ステンレスカウンター上の実験において,最 大重量の深皿の方が温度低下が速かったのは, 置かれた位置が廊下側で室温の差は で あったものの,ドアの換気口からの冷気の侵入 が影響したものと思われた。 つの皿の時間の 差は平均 秒,最大 秒に過ぎず,他の 枚に ついてはこれ以内の差に収まると推測されるの で,実際に温菜を盛り付けて提供すると考えた 場合,温度保持能力にそれほど違いはないと思 われた。洗浄・乾燥前後のプラスチックカバー の歪みは, 枚を除き非常に小さく,安価であっ ても耐久性に富むことがわかった。このような 市販の製品を病院・老人ホームで活用すること により,コストを抑えたフードサービス管理に 貢献できると思われた。 参考文献 )学生校外実習ノート )鈴木久乃,羽田明子,太田和枝.給食管理. 第一出版( ) 低価格の陶器製深皿の保温性とプラスチック製カバーの歪みに関する調査報告(第 報) ( )

参照

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