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マインドフルネス的な認知・行動療法

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Academic year: 2021

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日本認知・行動療法学会 第44回大会 481 -ワークショップ概要

WS-03 CRAFTを応用した長期ひきこもりの家族支援の実際

境 泉洋 宮崎大学教育学部 本ワークショップでは、近年注目されている長期高 年齢化したひきこもりの実態とともに、そうした事例 に対するCRAFTを応用した家族支援について紹介しま す。 まず、ひきこもりの現状に関する最新のデータを紹 介し、ひきこもり取り巻く現状について解説します。 具体的には、近年、ひきこもり本人の長期高年齢化を 始めとした複合的課題が注目されている現状などにつ いて紹介します。 その後、ひきこもりの家族関係について行動論的視 点からの研究を踏まえながら、ひきこもり状態が慢性 化していく中での家族関係の変遷について理解を深め てもらいます。ひきこもりの家族支援においては、家 族が経験してきたプロセスへの理解が重要になるため です。 こうした基礎知識を踏まえて、CRAFTを応用した家 族支援の実施手順を解説していきます。具体的には、 暴力的行動の予防、家族自身の生活を豊かにする、家 族関係の基盤作り、望ましい行動を増やす、望ましく ない行動を減らす、相談機関の利用を勧めるといった パートの手順を解説します。本ワークショップではこ うした要素の実施手順を紹介したうえで、長期化した ひきこもり事例への適応について紹介をします。

WS-04 マインドフルネス的な認知・行動療法

熊野 宏昭 早稲田大学人間科学学術院 マインドフルネスとは、“今の瞬間の現実に常に気 づきを向け、その現実をあるがままに知覚し、それに 対する思考や感情には囚われないでいる心の持ち方、 存在の有様”のことである。これは、2600年前にブッ ダが推奨した体験と関わる際の意識の持ち方を意味す るが、日本でも様々な武道・芸道などを通して古くか ら実践されてきており、日本文化の底流を成している と言ってよい。 そのマインドフルネスが広く臨床適用されるように なったのは、1970年代に、 8 週間のグループ療法とし て慢性疼痛への適用から始まったマインドフルネ ス・ストレス低減法(MBSR)からである。その後、 2000年前後より、境界性パーソナリティ患者を対象に した弁証法的行動療法(DBT)、再発性うつ病を対象に したマインドフルネス認知療法(MBCT)、様々な精神 疾患や心身症等を対象にしたアクセプタンス&コ ミットメント・セラピー(ACT)やメタ認知療法(MCT) などが広く用いられるようになり、多くのランダム化 比較試験等でもその有効性が示されてきた。 上記の内、MBSR以外は、認知・行動療法の発展の流 れの中で開発されてきており、マインドフルネスを積 極的に活用する認知・行動療法は、「新世代の/第三 世代の/マインドフルネス的な認知・行動療法」と呼 ばれ、わが国でも過去10年ほどの間に広く実践される ようになった。本ワークショップでは、昨年に引き続 き、演者の研究室で実践してきたACTとMBSR・MBCTの 実際について、運用上の工夫や留意点なども含めて解 説し、参加者の明日からの臨床に役立ててもらえるよ うにしたい。

参照

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