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2003年宇宙線研スプリングスクール 2003年3月4日

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(1)

2013年3月6日

テレスコープアレイ

(TA)グループ

佐川 宏行

1

最先端研究

V

最高エネルギー宇宙線

-

宇宙極高現象を探る

-2013/3/06 H. Sagawa

(2)

内容

どうやってつかまえるか どのような粒子か どの程度のエネルギーか どこからやってくるか どんなことがわかるか 将来に向けての研究

最高エネルギー宇宙線とは

(3)

3 333

観測頻度

エネルギー(電子ボルト)

宇宙線のエネルギーと観測頻度

銀河宇宙線? 銀河系外成分? 2013/3/06 H. Sagawa 2nd knee? ~3x1017 eV くるぶし Ankle ~5x1018 eV エネルギーの 限界は?

TA

1018– 1021 eV

TALE

(TA Low Energy Extension) 3x1016 – 1019eV 人類が加速できた 最高ビームエネルギー 4x1012eV@LHC エネルギーが10倍 頻度が約1000分の1

(4)

巨大ブラックホール とジェット

宇宙の超高エネルギー加速器

(最高エネルギー宇宙線源候補)

最強磁場 最強爆発 ガンマー線バースト

クラスター銀河集団

最大重力束縛天体

活動的銀河核

AGN

(5)

超高エネルギーの宇宙線 (主にガンマ線やニュートリノ) GUT 粒子 (1025eV) Cosmic String BIG BANG • 超重粒子 • COSMIC STRING 崩壊 からの大統一(GUT)粒子

初期宇宙の痕跡

Z バースト

トップダウンシナリオ

2013/3/06 H. Sagawa 5

(6)

最高エネルギー宇宙線をどう

やって見つけるか

(7)

最高エネルギー宇宙線観測装置

7 空気シャワー

大気蛍光望遠鏡

地表粒子検出器

エネルギーの決定 粒子種の同定 (陽子、原子核、 ガンマ線、ニュートリノ) 到来方向の決定 大気蛍光 2013/3/06 H. Sagawa Fluorescence Detector (FD) Surface Detector (SD) 縦発達を観測 横広がりを観測

(8)

最高エネルギー宇宙線観測装置

680 km2 地表検出器

3箇所に大気蛍光望遠鏡

3000 km2 地表検出器

(9)

テレスコープアレイ実験グループ

9 佐川宏行,東龍二B,池田大輔,石井孝明A,石森理愛B,伊藤裕貴C,井上直也D,内堀幸夫E,有働 慈治F,大岡秀行,大木薫,大嶋晃敏G,大西宗博,荻尾彰一G,奥田剛司H,小澤俊介I,小野勝臣C 垣本史雄B,笠原克昌I,門多顕司J,河合秀幸K,川上三郎G,川田和正,川名進吾D,北村星爾B,北 村雄基B,木戸英治,後藤昂司G,小林健太朗O,櫻井信之G,芝田達伸,柴田文哉A,下平英明,白浜 隆男D,高村茉衣O,瀧田正人,武多昭道L,竹田成宏,田中公一M,田中秀樹G,田中真伸R,多米田 裕一郎F,千川道幸N,千葉順成O,常定芳基B,堤一樹B,得能久生B,冨田孝幸C,永澤啓介D,長滝重 博C,中村亨P,南平兵衛G,野里明香N,野中敏幸,林嘉夫G,林田直明F,日比野欣也F,福島正己 nothing,Q,藤井俊博,本田建A,町田和広A,松田武R,松山利夫GK. MartensQ,南野真容子G,宮田孝 司O,向井啓兒郎A,屋代健太O,山岡広R,山崎勝也G,吉井尚S,吉田滋K,米田泰久G,和田吉満D

T. Abu-ZayyadTM. AllenTR. AndersonTE. BarcikowskiTJ. W. BelzTD. R. BergmanTS. A. BlakeTR.

CadyTB. G. CheonUE. J. ChoUW. R. ChoVW. HanlonTD. IvanovT,WC. C. H. JuiTO. KalashevXH. B.

KimUH. K. KimVJ. H. KimTJ. H. KimUV. KuzminXY. J. KwonVJ. LanTS. I. LimYJ. N. MatthewsTI.

MyersTS. W. NamYI. H. ParkYM. S. PshirkovZD. C. RodriguezTS. Y. RohaG. RubtsovXD. RyuaA.

L. SampsonTL. M. ScottWP. D. ShahTB. K. ShinUJ. I. ShinVJ. D. SmithTP. SokolskyTB. T. StokesT

S. R. StrattonT,WT. StromanTS. B. ThomasTG. B. ThomsonTP. TinyakovX,ZI. TkachevXS. TroitskyX

G. VasiloffTT. WongTM. WoodTJ. YangYR. ZollingerTZ. ZundelT

東大宇宙線研,山梨大工A,東工大理工B,理研C,埼玉大理D,放医研E,神奈川大工F,大阪市大理G

立命館大理工H,早稲田大理工I,東京都市大工J,千葉大理K,東大地震研L,広島市大情報M,近大

理工N,東理大理工O,高知大理P,東大カブリ数物Q,高エ研R,愛媛大S

Univ. of UtahTHanyang Univ.UYonsei Univ.VRutgers Univ.WINRXEwha Womans Univ.YUniv. Libre

de BruxellesZChungnam National Univ.a

日米韓露ベルギー

5か国の国際共同実験

(10)

最高エネルギー宇宙線をつかまえる

空気シャワー 大気蛍光望遠鏡 地表粒子検出器 微弱な大気蛍光 広大で平坦な土地 月のない夜 人工の光が極力少なく、暗い 天気が良い(雲がない) 大気の透明度が良い

(11)

TA観測サイト

ユタ

Salt Lake City

(SLC)

SLC空港

ユタ大

日本

SFO SLC

SLC

DELTA 拡大図 SLCから車で3 時間 TAサイト 11 2013/3/06 H. Sagawa

(12)

地表粒子検出器

(SD)

507台(

1.2 km 間隔

)

700 km

2

大気蛍光望遠鏡

(FD)

3ステーション

米国ユタ州

北緯

39.3度, 西経112.9度

標高 約

1400 m

テレスコープアレイ

3基の通信塔

(13)

507 台の地表粒子検出器 (1.2km 間隔) 700km2 3つの大気蛍光望遠鏡 ステーション

米国ユタ州

39.3

o

N, 112.9

o

W

alt. 1400 m

テレスコープアレイ

13 3基の通信塔 2013/3/06 H. Sagawa 調布 浦安

(14)

シンチレータ地表検出器

光→電気→デジタル化 プラスチックシンチレーター 二次宇宙線 光ファイバー 光電子増倍管

(15)

15

昼夜に関係なく稼働率はほぼ100%

2008年3月より全アレイ稼働開始

2013/3/06 H. Sagawa データは無線で 通信塔に送信 ソーラーシステム で電源供給

(16)

地表検出器データ例

TA地表検出器で捕らえた空気シャワーの例 側面図 平面図 X(東西) X(東西) Y (南北) 高さ

イメージ

上空から 地表を見る 丸の中心:検出器の位置 丸の大きさ: 大きいほど信号大 色:粒子の到来時間 緑:時間が早い 赤:時間が遅い

(17)

カロリメータとしての大気蛍光望遠鏡

17 鏡の反射率 光学フィルタの 透過率 PMTの 量子効率QE 1. 大気蛍光効率 2. 大気補正 光子の損失 光子数 3. 望遠鏡較正 光子数 → ADCチャンネル 波長[nm] 波長[nm] 波長[nm]

いろいろな構成要素の

系統的な誤差の積み重ねで

エネルギー測定精度~

20%

(18)

大気蛍光望遠鏡ステーション

(19)

大気蛍光望遠鏡

TA大気蛍光望遠鏡で捕らえた空気シャワー 夜月のない天気の良い日の観測:稼働率10%程度、 2007年11月より3ステーション稼働 2013/3/06 H. Sagawa 19 上視野カメラ 下視野カメラ 256PMTs 六角形の光電子増倍管 (PMT) 1160mm 1010mm カメラ

(20)

サイトに設置した電子加速器を用いた

望遠鏡の較正

(進行中)

• 望遠鏡による空気シャワーのエネルギー測定

– 大気蛍光効率

– 大気透明度

– 望遠鏡(光子数

→デジタル化)

– 空気シャワーの再構成

• エネルギーが分かった電子ビームで疑似空気シャ

ワーを生成して再構成

• 電子加速器の製作

→ユタへの輸送・TAサイトに設置

– 宇宙線研

芝田氏が中心となって、

KEK

の加速器グループ

と共同で開発・製作

全系統的誤差=21%

(21)

First light in

September, 2010

Electron Light Source (ELS)

電子ビーム源=

FDのend-to-end エネルギー較正

ビーム射出方向

出力パワー=40MeV ×109e-/パルス×0.1-0.5 Hz

, パルス幅: 1

µsec

ELS@KEK 21

.

既知のエネルギーによる疑似空気シャワーをFDで観測 2013/3/06 H. Sagawa

(22)

宇宙線のエネルギーに上限は

あるか

(23)

10

17.5

eV以上のエネルギースペクトル

2013年7月)

23

Y. Tsunesada, ICRC13 Rapporteur talk

TA

(24)

TAとAugerのエネルギースペクトル

TA

(25)

10

19.7

eV以上の宇宙線頻度の急

激な減少の解釈の一つ

(26)

z

宇宙年齢 赤方偏移

宇宙の進化

ビッグバン

宇宙マイクロ波背景放射

天球上ほぼ等方的に 観測されるマイクロ波 2.7K 電子と陽子 →水素原子 (中性) 宇宙の晴れ上がり ~3000K 1940年代 ジョージ・ガモフ等予言 1965年ベル研究所のベンジアスと ウィルソンが発見 26

(27)

急激な減少の解釈:

GZK

カットオフ

(最高エネルギー宇宙線と背景放射との反応)

• 1965年:マイクロ波宇宙背景放射の発見

• 1966年

:グライゼン

(

G

)、ザツェピン(

Z

)、クズミン(

K

)が提唱

– 特殊相対性理論

により

1.5億光年付近

より遠く

から来る

10

20

eV

付近以上の

(陽子)宇宙線

– 背景放射(

2.7K: ~10

-3

eV)

と反応して急激にエネルギーを失い地

球に到達できない

27 2013/3/06 H. Sagawa

γ+ p→Δ

1232

→ π

o

p or π

+

n

γp

(28)

γ+ p→Δ

1232

→ π

o

p or π

+

n

2

𝛾𝛾

𝜇𝜇

+

𝜈𝜈

𝜇𝜇

→ 𝑒𝑒

+

𝜈𝜈

𝑒𝑒 𝜇𝜇

̅𝜈𝜈

𝜈𝜈

𝜇𝜇

その過程の後に生成される

超高エネルギーガンマ線・ニュートリノ

が見つかるはず

10

19.7

eV以上の宇宙線頻度の急激な減少が

宇宙背景放射光子と陽子宇宙線との反応

(GZK過程)

によるならば

超高エネルギーガンマ線・ニュートリノの探索

(29)

最高エネルギー宇宙線はどんな

粒子か

(30)

最高エネルギー宇宙線の種類の同定

• 進行方向への空気シャワー発達の仕方の違い

50 station・years

γ

ν

ν

Fe

Xmax(Fe) Xmax(p)

(31)

31

宇宙線

望遠鏡で 測定した 光電子数 シミュレーション 実験データ例 Xmax

空気シャワー最大発達深さ

Xmax

650 g/cm2 2013/3/06 H. Sagawa 高度と大気の深さ

(32)

FD ステレオ Xmax

TA データはQGSJET-II-03 陽子モデルと一致 ( E > 1018.2 eV)

(33)

33

10

18

eV

10

19

eV

10

20

eV

(34)

宇宙線の到来方向と天体の位置との

相関を調べる

• 近傍の特徴のある天体

の位置との相関

AGN(活動的銀河核)など

• プロジェクト研究の一環

• 近傍宇宙の物質構造

との相関

– 大規模構造(

LSS: Large-Scale Structure)

• 自己相関

(宇宙線同士の到来方向の相関)

(35)

近傍宇宙の物質構造との相関

(36)

GZK

機構が働いているならば

• 遠方にある銀河から最高エネルギー宇宙線

は到来できない

(37)

Large-Scale Structure:大規模構造

• 陽子

LSS モデル:

2MASS 銀河 赤方偏移 カタログ (XSCz)

– 灰色のパターン(下図)

E > 57 EeV

, 6

o

smearing

2014/1/29 佐川宏行@ KEK 37 おとめ座 銀河団(20Mpc) ケンタウルス 超銀河団(60Mpc) かみのけ座 銀河団(90Mpc) おおぐま座銀河団(20Mpc) エリダヌス座銀河団 (30Mpc) 炉座銀河団(20Mpc) ペルセウス・ うお座超銀河団 (70Mpc) クジャク・ インディアン座 超銀河団(70Mpc) 銀河面 (5.7x1019eV) 1pc = 3.26光年

(38)

LSSとの相関

• 陽子

LSS モデル:

– 灰色のパターン(下図)

• E > 57 EeV, 6o smearing • 前頁の図にacceptance がかけたもの

• 白点(下図)

: 52 TA 事象

E > 57 EeV

– 天頂角

< 55

o 銀河面 0o 360o theta: Gaussianでの歪み角 5%

Isotropy

モデルの

p値

~ 0.1%

(6

o

smearingで)

LSS

モデルの

p値

~10%

(小さい p値は適合性が悪い) 適合度良い

(39)

Autocorrelations(自己相関)

39 P(δ) = Pr(Npair(𝛿𝛿) > N(𝛿𝛿)pair): Isotropyモデルで 分離角がδ以下の 期待ペア数が 観測ペア数を越える確率 小さい P(δ)値: Isotropyからのずれ

分離角

𝛿𝛿

0.004 2014/1/29 小規模の 異方性なし 佐川宏行@ KEK 二つの宇宙線の到来方向の分離角度 iso obs EeV = 1018 eV (5.7x1019 eV)

(40)

TAが測定した到来方向の

ホットスポット

(5.7x10

19

eV以上の72事象)

40

有意度:

5.1 σ (事前確率)

偶然起きる確率:

3.6 σ (1.4×10

−4

)

超銀河面 銀河面

半径

20°の円でoversampling

赤道座標

(41)

TA

SD Energy spectrumに対するモデルのフィット

2014/1/29 41 p-LSS model p + γCMB  p + e+ + e -p + γCMB  p + Δ resonance p-isotropy model フィット曲線(4パラメータ) . 宇宙線源でのスペクトルの べき乗則の指数:γ . 宇宙線源密度 (1+z)m

m: the evolution parameter

z : 赤方偏移 . エネルギースケール と 規格因子 LSSモデルに対するフィットの結果 γ = -2.37+-0.08 m = 5.2+1.2-1.3 logE’/E = -0.02+0.04 – 0.05 m = 5 (AGN) m = 4.8 (GRB) m = 3 (QSO) 銀河系外陽子でフィット . LSS (~2MASS XSCz) . isotropy

Propagation: CRPropa v2.0, SOPHIA: pion prod.

Preliminary

佐川宏行@ KEK

(42)

将来計画

TA×4(TA SDサイズ4倍拡張計画)

– 低エネルギーへの拡張

• 銀河系宇宙線

←→系外宇宙線

– 装置サイズの更なる拡張

• 統計を格段に増やして詳細な研究

(43)

・ カットオフが陽子のGZKカットオフなら 異方性が観測されるはず ・ TA5年データで3σ程度の異方性のヒント • TA SD 4倍拡張 (~3000 km2) – 2.1km間隔で500台のシンチ検出器設置 (日本側) • 2013年10月科研費申請 – 10 HiRes望遠鏡( )の再利用 (米国側) • 2014 – 2015年度: 2年間建設 • 2016 – 2018年度: 3年間観測 • 2019年3月までに – 20年 TA SDデータ – 14年 TA hybridデータ (エネルギースケール, Xmax) • 異方性の研究 – 3𝜎𝜎程度の異方性(5年 TA SDデータ) ↓ – 5𝜎𝜎程度の異方性を期待(20年 TA SDデータ) • より高統計で – カットオフ以上のスペクトル測定 – カットオフ付近のXmax測定 • 超高エネルギーガンマ線/ニュートリノ探索

TA×4計画(提案中)

43 2014/1/29 TALE FD TA MD FD TA SD TALE SD TA LR FD TA BR FD

TAx4 SD

TAx4 FD

佐川宏行@ KEK

(44)

TALE (TA Low-energy Extension)

E = 10

16.5

– 10

19

eV

Second knee

at ~10

17.5

eV?

– 銀河系宇宙線

から

銀河系外宇宙

の遷移

?

• 1017~1018 eVでの質量組成の変化?

10

17

eV 宇宙線空気シャワー:

LHC

重心系の

pp反応と等価

• 建設

TALE FDは10台建設済→稼働

TALE SD 105台中35台設置→部分

稼働

2013年秋に残りのTALE SD建設の

予算申請

TA SD TA×4 SD 計画 TALE SD TA MD FD TALE FD TALE hybrid

(45)

TA +

TAx4

+

TALE

+

NICHE

(提案中) (提案中) 2014/1/29 佐川宏行@ KEK 45 (16.5 19) TA TALE 13 14 15 16 17 18 19 20 21 Log10(E/eV) Lo g10 (E 2 xF [eV 2 m -2 s -1 sr -1 ]) 26 25 24 23 2nd knee? ankle GZK cutoff? NICHE

5桁 のエネルギー領域に渡って (10

15.8

~ >10

20.8

eV)、

TA と

TAx4

, と TA and

TALE

, と

TALE

NICHE*

でクロスチェックし、

TAサイトでELSを用いてend-to-endでエネルギーの絶対較正を行い、

エネルギーと組成 の精密測定

(15.8 – 18) (18 – 20.8)

TAx4

NICHE: Non-Imaging CHErenkov detector

FDと

(46)

JEM-EUSO

Extreme Universe Space Observatory onboard Japanese Experiment Module

• 宇宙

からの超高エネルギー宇宙線の観測

– 大統計

– 全天のデータをほぼ一様に取得

宇宙線研のTAグループも2012年12月に JEM-EUSOグループに参加

(47)

Setup of JEM-EUSO prototype @ TA

2013/3/06 H. Sagawa 47

(48)

サイズの拡張(

3)

宇宙線からの電波の観測

(試験段階)

アイディア:安価なアンテナ受信装置で拡張しやすい

24時間稼働

電波エコー観測 (レーダー法)

(49)

TAサイトでの電波観測試験

電波エコー観測

– TARA (TA RAdar) – TA+米国(BNL+3大学)+ 極地研

ELSの疑似シャワーからのGHz 帯制動放射観測試験

– Augerグループのカールスルーエ工科大学(独)/シカゴ大 学(米)のチーム – 甲南大学/大阪市大など 49 2013/3/06 H. Sagawa 2012年3月 TA & Auger members 送信機 受信機 *: ELS (望遠鏡較正用電子線形加速器) デルタ市 LRサイト

(50)
(51)

TA SDバースト現象

• バーストの定義

1ミリ秒内

に地表検出器の空気

シャワートリガー

3

つ以上

あり

>3/0.001秒 ~

5000事象/秒

– 普通の宇宙線の取得頻度~5×10-3事象/秒

• バースト事象は普通の宇宙線に比べて

6桁も頻度が高い

2008年5月から2013年5月までのバースト現象数

10例

あり

• その中で

5例

が空気シャワー再構成プログラムで

再構成

51

(52)

TA SDバースト現象の例

東西距離(km) 南北距離(km)

時間(マイクロ秒)

(53)

TA SDバースト現象

• バーストの定義

– 1ミリ秒内に地表検出器の空気 シャワートリガーが3つ以上あり

2008年5月から2013年5月まで

のバースト現象数

– 10例あり – そのうち5例で空気シャワー再構 成プログラムで再構成できた空 気シャワー事象あり

• バースト現象の起源は?

– 現象が起きた月 • 6月(2回), 7月(4回), 9月(3回), 10月 (1回) • これらの月は激しい雷が多い季節 2013/12/21 53 時間 再構成 コア位置 Date TA バースト 事象 YYMMDDhhmmss (H: 海抜高度)

(54)

TA SDバースト現象

バースト現象の起源は?

– 現象が起きた月

• 6月(2回), 7月(4回), 9月(3回), 10月(1回)

• これらの月は激しい雷が多い季節

NLDN

National Lightning Detection Network) 米国 雷検知ネットワーク – VLF(超長波) 検出 – 情報 • 時間, 二次元座標, ピーク電 • flag: 雲放電(C)/対地放電(G)

LG: 雷

– 青字:TA事象との差±1ミリ秒以内 • 結果としてすべて雲放電 – 赤字:TA事象との差±200ミリ秒以内 • 結果としてすべて対地放電 時間 再構成 コア位置 Date TA バースト 事象 YYMMDDhhmmss (H: 海抜高度)

(55)

雷と相関した

TA SDの再構成事象の

2013/12/21 55 X (m) Y (m ) 地表からの 距離 (m) (X, Y): CLFからの距離 西 東 北 南 Cloud-Cloud 300 m 300 mの半径: 50%の誤差 Core position (on the ground) of TA events Reconstructed axis of TA event at 3000 m Burst 120706 014911 184307us 184219us 184122us 1 km

(56)

雷観測

TA/LMA

• LMA: Lightning Mapping Array

– ニューメキシコ工科大学(NMT)によって開発された VHF受信機アレイ – 三次元再構成、良い分解能 • TA/LMA: TAサイトでの試験LMA(2013年9月より) – 10受信機ステーション • (図中の青い点) 56 Long Ridgeに仮移設されたLMA装置 (R. Thomas, NMT) MD FD BRM FD LR FD

今後の測定に乞期待

(57)

まとめ

• TA装置:

2008年から順調に稼働中

• TAの

5年間のデータの結果

– エネルギースペクトル

• 宇宙線頻度が最高エネルギー領域でGZKカットオフと矛盾がない急激な 減少の確認 – 1019.8eV以上で5.7𝜎𝜎

– 組成

• 陽子と矛盾なし

– 異方性

• 異方性のヒント: 3σ程度の有意度 – ホットスポット(20o) ~3.6𝜎𝜎

TAの拡張計画

TAx4

: proposal to quadruple TA SD apertureを4倍にする提案

• 5年後に5σ程度の異方性の確認を目指して

TALE

: 10

16.5

eV程度までの低エネルギーへの拡張

• 10台の全FDとSDアレイが部分的に稼働中

• 雷

と相関した地表検出器による広域の

バースト

事象を観測

• TAサイトでの共同研究

: いくつか実行済、実行中、新たな検討

57 2014/1/29 佐川宏行@ KEK

参照

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