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第 1 問 (20 点 ) 実践問題 下記の各取引について仕訳しなさい ただし 勘定科目は 次の中から最も適当と思われるものを選ぶこと 現金当座預金売掛金買掛金仕入車両繰越商品有価証券水道光熱費減価償却費有価証券売却損有価証券売却益未収入金未払金前受金前払金従業員立替金所得税預り金資本金

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Academic year: 2021

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この度は、パブロフ簿記の実践問題をご利用いただきありがとうございます。 平成28 年の日商簿記 3 級の試験範囲の改定に伴い、実践問題を一新しました。この実践問 題は、平成28 年(2016 年)6 月 143 回試験以降の試験対策として作成しています。 追加事項としまして、為替手形が簿記 3 級の範囲から除外されました。また、仕訳で使う 標準勘定科目の名称が、未収金→未収入金に変更がございます。実践問題には反映してお りますので、こちらも合わせてご留意ください。 実践問題に関する質問や問い合わせは、こちらまでお願いします。 http://pboki.com/ よせだ あつこ

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第1問(20 点) 下記の各取引について仕訳しなさい。ただし、勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選ぶこと。 現 金 当 座 預 金 売 掛 金 買 掛 金 仕 入 車 両 繰 越 商 品 有 価 証 券 水 道 光 熱 費 減 価 償 却 費 有 価 証 券 売 却 損 有 価 証 券 売 却 益 未 収 入 金 未 払 金 前 受 金 前 払 金 従 業 員 立 替 金 所 得 税 預 り 金 資 本 金 給 料 消 耗 品 費 旅 費 交 通 費 通 信 費 支 払 家 賃 支 払 手 数 料 雑 費 小 口 現 金 貸 倒 損 失 貸 倒 引 当 金 広 告 宣 伝 費 1. 当社が保有している取得原価@¥13,000 のA社株式 50 株を@¥10,000 で売却し、代金のうち¥400,000 は現金で受け取り、残額は翌月末に受け取ることとした。 2. 販売目的の中古自動車を¥1,500,000 で購入し、代金は後日支払うこととした。なお、当店は自動車販売業 を営んでいる。 3. 小口現金係から、次のとおり 1 週間分の支払報告を受け、支払額と同額の小切手を振り出した。 電車代¥4,300、文房具代¥2,000、切手代¥4,200、茶菓代¥1,200 4. 電気代として¥53,000 が当座預金から引き落とされた。なお、このうち¥12,000 は、店主の家事のために 使われたものである。 5. 従業員負担の昼食代¥70,000 を立て替えていたが、本日、従業員から現金¥40,000 の支払いを受けた。 第2 問(10 点) 香川商店(決算年1 回、12 月 31 日)における次の取引にもとづいて、答案用紙の引出金勘定と資本金勘定の 空欄にあてはまる日付または金額を記入しなさい。また、相手勘定科目としてアからエにあてはまる勘定科目名 を相手勘定科目記入欄に記入しなさい(商品売買に関する記帳は、3 分法による)。 3 月 12 日 事業主に課せられる所得税の確定申告を行い、所得税額¥120,000 を店の現金で納付した。 4 月 26 日 本年度の固定資産税¥60,000 を店の現金で納付した。ただし、納付額のうち 30%分は店主個人の 家計負担分である。 10 月 18 日 店主が私用のため、仕入原価¥20,000 の商品を自家消費した。 12 月 31 日 決算につき、必要な処理を次の手順により行い、引出金勘定、資本金勘定を締め切った。 ① 引出金勘定を整理した。 ② 決算整理後の収益、費用を振り替えた損益勘定の金額は、借方合計¥6,110,000、貸方合計 ¥5,920,000 であり、純損益を資本金勘定に振り替えた。 期末資産総額は¥5,150,000、期末負債総額は¥2,498,000 である。

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第3 問(30 点) 次の秋田商店の資料(A)および(B)にもとづいて、答案用紙の平成 28 年 9 月 30 日における残高試算表を 完成しなさい。 (A)平成 28 年 8 月 31 日の残高試算表 残 高 試 算 表 借 方 勘 定 科 目 貸 方 620,000 現 金 999,000 当 座 預 金 520,000 受 取 手 形 320,000 売 掛 金 貸 倒 引 当 金 27,000 350,000 繰 越 商 品 328,000 前 払 金 500,000 備 品 備品減価償却累計額 38,000 支 払 手 形 410,000 買 掛 金 570,000 借 入 金 600,000 前 受 金 99,000 所 得 税 預 り 金 3,800 資 本 金 2,000,000 売 上 10,089,700 8,760,000 仕 入 780,000 給 料 61,000 発 送 費 510,000 支 払 家 賃 69,000 通 信 費 18,000 租 税 公 課 2,500 手 形 売 却 損 13,837,500 13,837,500 (B)平成 28 年 9 月中の取引 (1) 現金に関する取引 a.商品発注による手付金の支払額 ¥ 71,000 b.仕入高 ¥ 88,000 c.商品受注による手付金の受入額 ¥ 2,000 d.諸費用の支払 家 賃 ¥ 32,000 電 話 料 金 ¥ 5,000 商品発送運賃 ¥ 3,200 収入印紙購入 ¥ 9,700 e.所得税源泉徴収額の納付 ¥ 3,800 f.当座預金引出しによる手取額 ¥ 89,000 (2) 当座預金に関する取引 a.約束手形の期日入金額 ¥ 111,000 b.売掛金の回収額 ¥ 280,000 c.約束手形の割引きによる入金額 ¥ 189,000 (約束手形の額面は¥200,000) d.約束手形の期日支払額 ¥ 190,000 e.買掛金の支払額 ¥ 290,000 f.借入金の返済額 ¥ 400,000 g.借入金利息の支払額 ¥ 15,000 h.給料の支払額 ¥ 107,000 (所得税源泉徴収額¥3,800 差引後の振込額) i.現金の引出額 ¥ 89,000 (3) 仕入れに関する取引 a.現金仕入高 ¥ 88,000 b.約束手形の振出しによる仕入高 ¥ 73,000 c.掛仕入高 ¥ 195,000 d.約束手形の裏書譲渡による仕入高 ¥ 132,000 e.手付金による仕入高 ¥ 151,000 f.掛返品高 ¥ 43,000 (4) 売上げに関する取引 a.約束手形の受入れによる売上高 ¥ 292,000 b.手付金による売上高 ¥ 97,000 c.掛売上高 ¥ 410,000 d.掛戻り・値引高 ¥ 26,000 (5) その他の取引 a.前期発生売掛金の貸倒れ ¥ 25,000 b.約束手形の振出しによる買掛金の ¥ 112,000 支払い

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第4 問(10 点) 次の文の( ア )から( オ )に当てはまる適切な語句を漢字で答えなさい。 1.財務諸表のうち、一企業における一時点の資産、負債および純資産の状況を示す表のことを( ア )とい う。また、決算振替仕訳後の資産、負債および純資産の各勘定残高を集計し、その借方合計と貸方合計の一致 を確かめる表のことを( イ )試算表という。 2.個人商店においては、決算振替仕訳により( ウ )勘定にて当期純利益または当期純損失を計算し、( エ ) 勘定へ振り替える。 3.3 伝票制において、現金の入出金を伴わない取引は( オ )伝票に記入する。 第5 問(30 点) 次の(1)決算整理前残高試算表と(2)決算整理事項等によって、答案用紙の( )内に適切な語句または 金額を記入して、貸借対照表と損益計算書を完成しなさい。なお、当会計期間は平成28 年 1 月 1 日から同年 12 月31 日までの 1 年間である。 (1)決算整理前残高試算表 決算整理前残高試算表 借 方 勘 定 科 目 貸 方 518,000 現 金 1,112,000 当 座 預 金 360,000 受 取 手 形 952,000 売 掛 金 384,000 繰 越 商 品 600,000 貸 付 金 1,200,000 備 品 440,000 土 地 支 払 手 形 280,000 買 掛 金 1,010,000 仮 受 金 112,000 貸 倒 引 当 金 14,000 減 価 償 却 累 計 額 400,000 資 本 金 3,160,000 売 上 8,060,000 受 取 配 当 金 6,000 受 取 利 息 24,000 5,920,000 仕 入 610,000 給 料 900,000 支 払 家 賃 24,000 水 道 光 熱 費 46,000 消 耗 品 費 13,066,000 13,066,000 (2)決算整理事項等 1.現金の実際有高を確認するために金庫を実査したとこ ろ、次のものが保管されていた。なお、現金以外のも のも含まれているが正しく処理されている。よって現 金過不足額を雑損または雑益として処理する。 紙幣・硬貨 ¥ 472,000 他店振出しの小切手 ¥ 44,000 得意先振出しの約束手形 ¥ 50,000 2.仮受金は、決算直前に得意先より受け入れた内容不明 の入金であったが、その全額が売掛金の回収であるこ とが判明した。 3.受取手形および売掛金の期末残高に対して 3%の貸し 倒れを見積もる。貸倒引当金の設定は差額補充法によ る。 4.期末商品棚卸高は¥410,000 である。 5.消耗品の未使用高は¥4,000 である。 6.備品について、残存価額はゼロ、耐用年数を 6 年とす る定額法により減価償却を行う。 7.貸付金は平成 28 年 9 月 1 日に貸付期間 1 年、年利率 4.0%で貸し付けたもので、利息は貸付時に一括で受 け取っている。なお、利息の計算は月割りによる。 8.給料の未払分が¥18,000 ある。 9.家賃の前払額が¥180,000 ある。

(5)

第 1 問(20 点)

仕 訳 借 方 科 目 金 額 貸 方 科 目 金 額 1 2 3 4 5

第 2 問(10 点)

引 出 金 3/12 現 金 ( ) ( ) イ ( ) ( ) 現 金 ( ) ( ) ア ( ) ( ) ( ) 資 本 金 12/31 ウ ( ) 1/1 前 期 繰 越 ( ) 〃 エ ( ) 〃 次 期 繰 越 ( ) ( ) ( ) 相手勘定科目記入欄 ア イ ウ エ

(6)

第 3 問(30 点)

残 高 試 算 表 平成28 年 9 月 30 日 借 方 勘定科目 貸 方 現 金 当 座 預 金 受 取 手 形 売 掛 金 貸 倒 引 当 金 繰 越 商 品 前 払 金 備 品 備 品 減 価 償 却 累 計 額 支 払 手 形 買 掛 金 借 入 金 前 受 金 所 得 税 預 り 金 資 本 金 売 上 仕 入 給 料 発 送 費 支 払 家 賃 通 信 費 租 税 公 課 手 形 売 却 損 支 払 利 息

第 4 問(10 点)

ア イ ウ エ オ

(7)

第 5 問(30 点)

貸 借 対 照 表 平成28 年 12 月 31 日 現 金 ( ) 支 払 手 形 280,000 当 座 預 金 1,112,000 買 掛 金 1,010,000 受 取 手 形 ( ) 未 払 費 用 ( ) 売 掛 金 ( ) 前 受 収 益 ( ) ( ) ( ) ( ) 資 本 金 3,160,000 商 品 ( ) 当 期 純 ( ) ( ) 消 耗 品 ( ) 前 払 費 用 ( ) 貸 付 金 600,000 備 品 ( ) 減価償却累計額 ( ) ( ) 土 地 440,000 ( ) ( ) 損 益 計 算 書 平成28 年 1 月 1 日から平成 28 年 12 月 31 日まで 売 上 原 価 ( ) 売 上 高 8,060,000 給 料 ( ) 受 取 配 当 金 6,000 貸倒引当金繰入 ( ) 受 取 利 息 ( ) ( ) ( ) 支 払 家 賃 ( ) 水 道 光 熱 費 24,000 消 耗 品 費 ( ) ( ) ( ) 当 期 純( ) ( ) ( ) ( )

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第 1 問(20 点)

配点:各 4 点×5

仕 訳 借 方 科 目 金 額 貸 方 科 目 金 額 1

有 価 証 券 売 却 損

400,000

100,000

150,000

650,000

2

1,500,000 買

1,500,000

3

4,300

2,000

4,200

1,200

11,700

4

41,000

12,000

53,000

5

40,000 従 業 員 立 替 金

40,000

第 2 問(10 点)

配点:各 2 点×3

(日付と金額が一致して 2 点)

引 出 金 3/12 現 金 ( 1 2 0 , 0 0 0) (12/31) イ ( 1 5 8 , 0 0 0) (4/ 26) 現 金 ( 1 8 , 0 0 0) (10/18) ア ( 2 0 , 0 0 0) ( 1 5 8 , 0 0 0) ( 1 5 8 , 0 0 0) 資 本 金 12/31 ウ ( 1 5 8 , 0 0 0) 1/1 前 期 繰 越 ( 3 , 0 0 0 , 0 0 0) 〃 エ ( 1 9 0 , 0 0 0) 〃 次 期 繰 越 ( 2 , 6 5 2 , 0 0 0) ( 3 , 0 0 0 , 0 0 0) ( 3 , 0 0 0 , 0 0 0)

配点:各 1 点×4

相手勘定科目記入欄 ア

仕 入

資本金

引出金

損 益

(9)

第 3 問(30 点)

配点:各 2 点×15

(勘定科目と金額が一致して 2 点)

残 高 試 算 表 平成28 年 9 月 30 日 借 方 勘定科目 貸 方 498,300 現 金 488,000 当 座 預 金 369,000 受 取 手 形 399,000 売 掛 金 貸 倒 引 当 金 2,000 350,000 繰 越 商 品 248,000 前 払 金 500,000 備 品 備 品 減 価 償 却 累 計 額 38,000 支 払 手 形 405,000 買 掛 金 320,000 借 入 金 200,000 前 受 金 4,000 所 得 税 預 り 金 3,800 資 本 金 2,000,000 売 上 10,862,700 9,356,000 仕 入 890,800 給 料 64,200 発 送 費 542,000 支 払 家 賃 74,000 通 信 費 27,700 租 税 公 課 13,500 手 形 売 却 損 15,000 支 払 利 息 13,835,500 13,835,500

第 4 問(10 点)

配点:各 2 点×5

貸借対照表

繰 越

損 益

資本金

振 替

(10)

第 5 問(30 点)

配点:各 2 点×15

(勘定科目と金額が一致して 2 点)

貸 借 対 照 表 平成28 年 12 月 31 日 現 金 ( 516,000) 支 払 手 形 280,000 当 座 預 金 1,112,000 買 掛 金 1,010,000 受 取 手 形 ( 360,000) 未 払 費 用 ( 18,000) 売 掛 金 ( 840,000) 前 受 収 益 ( 16,000) (貸 倒 引 当 金) ( 36,000) ( 1,164,000) 資 本 金 3,160,000 商 品 ( 410,000) 当 期 純 (利 益) ( 542,000) 消 耗 品 ( 4,000) 前 払 費 用 ( 180,000) 貸 付 金 600,000 備 品 ( 1,200,000) 減価償却累計額 ( 600,000) ( 600,000) 土 地 440,000 ( 5,026,000) ( 5,026,000) 損 益 計 算 書 平成28 年 1 月 1 日から平成 28 年 12 月 31 日まで 売 上 原 価 ( 5,894,000) 売 上 高 8,060,000 給 料 ( 628,000) 受 取 配 当 金 6,000 貸倒引当金繰入 ( 22,000) 受 取 利 息 ( 8,000) (減 価 償 却 費) ( 200,000) 支 払 家 賃 ( 720,000) 水 道 光 熱 費 24,000 消 耗 品 費 ( 42,000) ( 雑 損 ) ( 2,000) 当 期 純(利 益) ( 542,000) ( 8,074,000) ( 8,074,000) ※減価償却費と雑損の順番が上下入れ替わっていても正解。

(11)

第1問(20 点) 下記の各取引について仕訳しなさい。ただし、勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選ぶこと。 現 金 当 座 預 金 売 掛 金 買 掛 金 仕 入 車 両 繰 越 商 品 有 価 証 券 水 道 光 熱 費 減 価 償 却 費 有 価 証 券 売 却 損 有 価 証 券 売 却 益 未 収 入 金 未 払 金 前 受 金 前 払 金 従 業 員 立 替 金 所 得 税 預 り 金 資 本 金 給 料 消 耗 品 費 旅 費 交 通 費 通 信 費 支 払 家 賃 支 払 手 数 料 雑 費 小 口 現 金 貸 倒 損 失 貸 倒 引 当 金 広 告 宣 伝 費 1. 当社が保有している取得原価@¥13,000 のA社株式 50 株を@¥10,000 で売却し、代金のうち¥400,000 は現金で受け取り、残額は翌月末に受け取ることとした。 2. 販売目的の中古自動車を¥1,500,000 で購入し、代金は後日支払うこととした。なお、当店は自動車販売業 を営んでいる。 3. 小口現金係から、次のとおり 1 週間分の支払報告を受け、支払額と同額の小切手を振り出した。 電車代¥4,300、文房具代¥2,000、切手代¥4,200、茶菓代¥1,200 4. 電気代として¥53,000 が当座預金から引き落とされた。なお、このうち¥12,000 は、店主の家事のために 使われたものである。 5. 従業員負担の昼食代¥70,000 を立て替えていたが、本日、従業員から現金¥40,000 の支払いを受けた。 3.の解き方 小口現金 ❶小口現金係から、経費の報告を受けた。経費を計上する。 旅費交通費 4,300 / 消耗品費 2,000 通信費 4,200 雑費 1,200 ❷支払は同額の小切手を振り出した。反対側に書く。(当座 預金が減ったことになる) 旅費交通費 4,300 / 当座預金 11,700 消耗品費 2,000 通信費 4,200 雑費 1,200 2.の解き方 主たる営業取引 ❶普段解いている問題は、商品売買業を主たる営業取引と している会社を前提として作成されている。このため、商 品を仕入れた場合、仕入勘定と使って仕訳を行う。 本問は、自動車販売業が主たる営業取引と書いている。 このため、販売目的の中古自動車を購入した場合、仕入勘 定を使って仕訳を行うことになる。 仕入 1,500,000 / ❷主たる営業取引の後払いなので、買掛金を使う。買掛金 が増えたので、右に買掛金と書く。 仕入 1,500,000 / 買掛金 1,500,000 ※なお、問題文の条件を無視して仕訳を書くと次のように なり不正解である。 車両 1,500,000 / 未払金 1,500,000 5.の解き方 従業員立替金 ❶現金を受け取ったので、左に現金を書く。 現金 40,000 / ❷従業員の昼食代を立て替えていた=「立替金」か「従業 員立替金」。勘定科目の一覧を見ると、「従業員立替金」 が書いてあるので、こちらを使うことがわかる。 反対側に、従業員立替金を書く。 現金 40,000 / 従業員立替金 40,000 1.の解き方 有価証券の売却 ❶取得価額と売った金額を計算する。 取得価額 @13,000×50 株=650,000 売った金額 @10,000×50 株=500,000 ❷有価証券を売ったので、右に有価証券を書く。(有価証券 が減った) / 有価証券 650,000 ❸代金の回収方法は、現金と『残額は翌月末の受け取り』 =未収入金。反対側に現金と未収入金を書く。(現金と 未収入金が増えたことになる) 現金 400,000 / 有価証券 650,000 未収入金 100,000 ❹差額が左側なので、有価証券売却損を書く。 現金 400,000 / 有価証券 650,000 未収入金 100,000 有価証券売却損 150,000 4.の解き方 店主の負担分(資本金を使う場合) ❶当座預金から引き落とされたので、右に当座預金を書く。 / 当座預金 53,000 ❷『店主』のために店のお金を使った場合、引出金を使う。 しかし、勘定科目の一覧に引出金がないため、「資本金」 を使うことがわかる。 店主の負担分 → 引出金(資本金) 12,000 お店の負担分 → 水道光熱費 41,000 資本金 12,000 / 当座預金 53,000 水道光熱費 41,000

(12)

第2 問(10 点) 香川商店(決算年1 回、12 月 31 日)における次の取引にもとづいて、答案用紙の引出金勘定と資本金勘定の 空欄にあてはまる日付または金額を記入しなさい。また、相手勘定科目としてアからエにあてはまる勘定科目名 を相手勘定科目記入欄に記入しなさい(商品売買に関する記帳は、3 分法による)。 3 月 12 日 事業主に課せられる所得税の確定申告を行い、所得税額¥120,000 を店の現金で納付した。 4 月 26 日 本年度の固定資産税¥60,000 を店の現金で納付した。ただし、納付額のうち 30%分は店主個人の 家計負担分である。 10 月 18 日 店主が私用のため、仕入原価¥20,000 の商品を自家消費した。 12 月 31 日 決算につき、必要な処理を次の手順により行い、引出金勘定、資本金勘定を締め切った。 ① 引出金勘定を整理した。 ② 決算整理後の収益、費用を振り替えた損益勘定の金額は、借方合計¥6,110,000、貸方合計 ¥5,920,000 であり、純損益を資本金勘定に振り替えた。 期末資産総額は¥5,150,000、期末負債総額は¥2,498,000 である。 仕訳 3/12 引 出 金 120,000 現 金 120,000 4/26 租 税 公 課 42,000 現 金 60,000 引 出 金 18,000 10/18 引 出 金 20,000 仕 入 20,000 12/31 ① 資 本 金 158,000 引 出 金 158,000 ② 資 本 金 190,000 損 益 190,000 解き方 総勘定元帳(T 字勘定)の問題 ❶仕訳を書く。 ❷T 字勘定を埋めていく。 ※引出金は、資本金のマイナスを記録するも のなので、仕訳では左側に書く。そして、決 算日 12/31 に引出金から資本金に振り替え る。 12/31 ① 引出金→資本金への振替 120,000+18,000+20,000=158,000 ② 収益と費用の関係 損益 費用 6,110,000 収益 5,920,000 当期純損失 190,000 ▼次期繰越 5,150,000-2,498,000=2,652,000 資産 負債 資本金 ▼前期繰越 左側合計と右側合計の差額で計算する。

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第3 問(30 点) 次の秋田商店の資料(A)および(B)にもとづいて、答案用紙の平成 28 年 9 月 30 日における残高試算表を 完成しなさい。 (B)平成 28 年 9 月中の取引 (1) 現金に関する取引 a.商品発注による手付金の支払額 ¥ 71,000 b.仕入高 ¥ 88,000 c.商品受注による手付金の受入額 ¥ 2,000 d.諸費用の支払 家 賃 ¥ 32,000 電 話 料 金 ¥ 5,000 商品発送運賃 ¥ 3,200 収入印紙購入 ¥ 9,700 e.所得税源泉徴収額の納付 ¥ 3,800 f.当座預金引出しによる手取額 ¥ 89,000 (2) 当座預金に関する取引 a.約束手形の期日入金額 ¥ 111,000 b.売掛金の回収額 ¥ 280,000 c.約束手形の割引きによる入金額 ¥ 189,000 (約束手形の額面は¥200,000) d.約束手形の期日支払額 ¥ 190,000 e.買掛金の支払額 ¥ 290,000 f.借入金の返済額 ¥ 400,000 g.借入金利息の支払額 ¥ 15,000 h.給料の支払額 ¥ 107,000 (所得税源泉徴収額¥3,800 差引後の振込額) i.現金の引出額 ¥ 89,000 (3) 仕入れに関する取引 a.現金仕入高 ¥ 88,000 b.約束手形の振出しによる仕入高 ¥ 73,000 c.掛仕入高 ¥ 195,000 d.約束手形の裏書譲渡による仕入高 ¥ 132,000 e.手付金による仕入高 ¥ 151,000 f.掛返品高 ¥ 43,000 (4) 売上げに関する取引 a.約束手形の受入れによる売上高 ¥ 292,000 b.手付金による売上高 ¥ 97,000 c.掛売上高 ¥ 410,000 d.掛戻り・値引高 ¥ 26,000 (5) その他の取引 a.前期発生売掛金の貸倒れ ¥ 25,000 b.約束手形の振出しによる買掛金の ¥ 112,000 支払い 仕訳 (1) a 前 払 金 71,000 現 金 71,000 b 仕 入 88,000 現 金 88,000 c 現 金 2,000 前 受 金 2,000 d 支 払 家 賃 32,000 現 金 49,900 通 信 費 5,000 発 送 費 3,200 租 税 公 課 9,700 e 所 得 税 預 り 金 3,800 現 金 3,800 f 現 金 89,000 当 座 預 金 89,000 (2) a 当 座 預 金 111,000 受 取 手 形 111,000 b 当 座 預 金 280,000 売 掛 金 280,000 c 当 座 預 金 189,000 受 取 手 形 200,000 手 形 売 却 損 11,000 d 支 払 手 形 190,000 当 座 預 金 190,000 e 買 掛 金 290,000 当 座 預 金 290,000 f 借 入 金 400,000 当 座 預 金 400,000 g 支 払 利 息 15,000 当 座 預 金 15,000 h 給 料 110,800 当 座 預 金 107,000 所 得 税 預 り 金 3,800 i (1)f で仕訳済み (3) a (1)b で仕訳済み b 仕 入 73,000 支 払 手 形 73,000 c 仕 入 195,000 買 掛 金 195,000 d 仕 入 132,000 受 取 手 形 132,000 e 仕 入 151,000 前 払 金 151,000 f 買 掛 金 43,000 仕 入 43,000 (4) a 受 取 手 形 292,000 売 上 292,000 b 前 受 金 97,000 売 上 97,000 c 売 掛 金 410,000 売 上 410,000 d 売 上 26,000 売 掛 金 26,000 (5) a 貸 倒 引 当 金 25,000 売 掛 金 25,000 b 買 掛 金 112,000 支 払 手 形 112,000 解き方 残高試算表の問題の解き方 今回は、取引ごとに内容と金額が与えられていることから、重複してい るものがあるので、注意しよう。(1)f と(2)i、(1)b と(3)a。 ❶下書き用紙にすべての仕訳を書く。 ❷仕訳を答案用紙の横に書く。 ❸合計して残高試算表を記入。 ※本試験では、答案用紙を回収される前に❷で書いたメモ書きを消しま しょう。 ※仕訳を間違う場合は、テキストや簿記アプリで復習しよう。

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残 高 試 算 表 平成 28 年 9 月 30 日 借 方 勘 定 科 目 貸 方 620,000+2,000+89,000 498,300 現 金 +71,000+88,000+49,900+3,800 999,000+111,000+280,000+189,000 488,000 当 座 預 金 +89,000+190,000+290,000+400,000+15,000+107,000 520,000+292,000 369,000 受 取 手 形 +111,000+200,000+132,000 320,000+410,000 399,000 売 掛 金 +280,000+26,000+25,000 +25,000 貸 倒 引 当 金 2,000 27,000 350,000 350,000 繰 越 商 品 328,000+71,000 248,000 前 払 金 +151,000 500,000 500,000 備 品 備品減価償却累計額 38,000 38,000 +190,000 支 払 手 形 405,000 410,000+73,000+112,000 +290,000+43,000+112,000 買 掛 金 320,000 570,000+195,000 +400,000 借 入 金 200,000 600,000 +97,000 前 受 金 4,000 99,000+2,000 +3,800 所 得 税 預 り 金 3,800 3,800+3,800 資 本 金 2,000,000 2,000,000 +26,000 売 上 10,862,700 10,089,700+292,000+97,000+410,000 8,760,000+88,000+73,000+195,000 +132,000+151,000 9,356,000 仕 入 +43,000 780,000+110,800 890,800 給 料 61,000+3,200 64,200 発 送 費 510,000+32,000 542,000 支 払 家 賃 69,000+5,000 74,000 通 信 費 18,000+9,700 27,700 租 税 公 課 2,500+11,000 13,500 手 形 売 却 損 +15,000 15,000 支 払 利 息 13,835,500 13,835,500 解き方 次の順番で、答案用紙の残高試算表を埋める ❶(A)残高試算表の金額を答案用紙に書き写す(下の黒文字の金額)。 例:(A)残高試算表の現金 620,000(借方残高)を答案用紙の現金の左側に 620,000 と書き写す。 ❷下書きに書いた仕訳を見ながら(1)a から順に、残高試算表の勘定科目の横に金額を書き写す(下の赤文字の金額)。 書き写した仕訳には、斜線を引き、写し終わったことがわかるようしておく。 例:下書き(1)a 右側の現金 71,000 を答案用紙の現金の右側に+71,000と書き写す。 ❸残高試算表の金額を上から順番に埋めていく(下の青文字の金額)。 例:現金 620,000+2,000+89,000-71,000-88,000-49,900-3,800=498,300 ❹最後に合計欄を埋める。ただし、合計が不一致でも他の問題へ進むこと。簿記は部分点で採点されるので、満点を取る必要は なく、時間切れにより他の問題が解けない危険性があるため。他の問題を解き終わってから、見直しを行う習慣を付けておこう。

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第4 問(10 点) 次の文の( ア )から( オ )に当てはまる適切な語句を漢字で答えなさい。 1.財務諸表のうち、一企業における一時点の資産、負債および純資産の状況を示す表のことを( ア )とい う。また、決算振替仕訳後の資産、負債および純資産の各勘定残高を集計し、その借方合計と貸方合計の一致 を確かめる表のことを( イ )試算表という。 2.個人商店においては、決算振替仕訳により( ウ )勘定にて当期純利益または当期純損失を計算し、( エ ) 勘定へ振り替える。 3.3 伝票制において、現金の入出金を伴わない取引は( オ )伝票に記入する。 すべての語句を埋めると文章は次のようになる。 1.財務諸表のうち、一企業における一時点の資産、負債および純資産の状況を示す表のことを(貸借対照表) という。また、決算振替仕訳後の資産、負債および純資産の各勘定残高を集計し、その借方合計と貸方合計の 一致を確かめる表のことを(繰越)試算表という。 2.個人商店においては、決算振替仕訳により(損益)勘定にて当期純利益または当期純損失を計算し、(資本金) 勘定へ振り替える。 3.3 伝票制において、現金の入出金を伴わない取引は(振替)伝票に記入する。 解き方 理論の穴埋め問題 最近は理論の穴埋め問題が出題されているので、解けなかった人はテキストを復習しておこう。 1.簿記 3 級で学習する財務諸表には、貸借対照表と損益計算書の二つがある。資産、負債および純資産の期末日の残高を表す のは貸借対照表(ア)である。 簿記 3 級で学習する試算表には、①月末や期末日に作成する残高試算表、合計試算表、合計残高試算表と②期末日の決算整理 後に作成する繰越試算表の 4 つがある。①の各試算表は、資産、負債、純資産だけでなく、収益、費用も集計される。一方、② の繰越試算表は、収益と費用は損益振替を行っており、すべて資本金に振り替えられているため、資産、負債、純資産のみが集 計される。繰越試算表は貸借対照表と同じ内容となっており、損益振替や帳簿の締め切りの次期繰越が正しく行われていること を確認するために作られる。このため、繰越試算表という名前である。 決算振替仕訳後の資産、負債および純資産の各勘定を集計し、借方合計と貸方合計の一致を確かめる表は繰越(イ)試算表で ある。 2.簿記 3 級で学習するのは個人商店の簿記である。①当期純利益または当期純損失は、すべての収益とすべての費用を損益(ウ) 勘定に振り替えて計算し、②計算した損益勘定を資本金(エ)勘定へ振り替える。 ①収益費用を振り替えて、当期純利益または当期純損失を計算する 収益 2,000 / 損益 2,000 損益 1,600 / 費用 1,600 ↓ 上記の仕訳により、収益 2,000-費用 1,600=当期純利益 400 が損益勘定 400(貸方残高)として計算された。 ②損益勘定を資本金勘定へ振り替える。 損益 400 / 資本金 400 ↓ 上記の仕訳により、当期純利益 400 が資本金 400 に振り替えられた。当期純利益は最終的には資本金になる。 3.3 伝票制では、入金伝票、出金伝票、振替伝票の 3 つを使う。現金の入出金を伴わない取引は振替(オ)伝票に記入する。

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第5 問(30 点) 次の(1)決算整理前残高試算表と(2)決算整理事項等によって、答案用紙の( )内に適切な語句または 金額を記入して、貸借対照表と損益計算書を完成しなさい。なお、当会計期間は平成28 年 1 月 1 日から同年 12 月31 日までの 1 年間である。 解き方 貸借対照表と損益計算書の解き方 ❶下書きに仕訳をすべて書く。 ❷決算整理前残高試算表の金額を答案用紙に書き写す。 ❸下書きの仕訳を答案用紙に書き写す。 ❹貸借対照表、損益計算書を埋める。 (2)決算整理事項等 1.現金実査 ①現金となるものに○を付ける。 帳簿上の現金残高 518,000 実際の現金残高 472,000+44,000=516,000 ②実際の現金残高になるように仕訳で調整する。現金を 2,000 減らすので、右に現金と書く。反対側に雑損と書く。 雑損 2,000 / 現金 2,000 2.仮受金の原因判明 仮受金を売掛金に振り替える。 3.貸倒引当金 上記2の売掛金の減少 112,000 を反映させた後に、貸倒引 当金の計算を行う。 4.売上原価 しーくりくりしー、の仕訳を書く。期首棚卸高は(1)決算整 理前残高試算表の繰越商品 384,000 を使う。 右へつづく (2)決算整理事項等 1.現金の実際有高を確認するために金庫を実査したとこ ろ、次のものが保管されていた。なお、現金以外のも のも含まれているが正しく処理されている。よって現 金過不足額を雑損または雑益として処理する。 紙幣・硬貨 ¥ 472,000 他店振出しの小切手 ¥ 44,000 得意先振出しの約束手形 ¥ 50,000 2.仮受金は、決算直前に得意先より受け入れた内容不明 の入金であったが、その全額が売掛金の回収であるこ とが判明した。 3.受取手形および売掛金の期末残高に対して 3%の貸し 倒れを見積もる。貸倒引当金の設定は差額補充法によ る。 4.期末商品棚卸高は¥410,000 である。 5.消耗品の未使用高は¥4,000 である。 6.備品について、残存価額はゼロ、耐用年数を 6 年とす る定額法により減価償却を行う。 仕訳 会計期間 H28.1.1~H28.12.31 (2)決算整理事項等 1 雑 損 2,000 現 金 2,000 2 仮 受 金 112,000 売 掛 金 112,000 3 貸倒引当金の下書き 受取手形 360,000 1,200,000 ×3%=36,000 売掛金 952,000 △112,000 +22,000 14,000 36,000 整理前残高 仕訳後の金額 貸 倒 引 当 金 繰 入 22,000 貸 倒 引 当 金 22,000 4 仕 入 384,000 繰 越 商 品 384,000 繰 越 商 品 410,000 仕 入 410,000 5 消耗品の下書き +4,000 消耗品 0 4,000 △4,000 消耗品費 46,000 42,000 整理前残高 仕訳後の金額 消 耗 品 4,000 消 耗 品 費 4,000 6 減価償却費の下書き 備品 定額法 残0 耐6年 減価償却費 1,200,000÷6年=200,000 減 価 償 却 費 200,000 減価償却累計額 200,000 5.消耗品 (1)決算整理前残高試算表を見てみると消耗品費 46,000 で あり、決算整理前は下書きの状況になっていることがわかる。未 使用の消耗品が 4,000 なので、当期に使用した消耗品費 42,000 となる。仕訳は矢印の上の+4,000、△4,000 の部分となる。 消耗品が 4,000 増え、消耗品費が 4,000 減った。 消耗品 4,000 / 消耗品費 4,000 6.減価償却 備品の減価償却を行う。残存価額がゼロなので、間違えないよ

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7.貸付金は平成 28 年 9 月 1 日に貸付期間 1 年、年利率 4.0%で貸し付けたもので、利息は貸付時に一括で受 け取っている。なお、利息の計算は月割りによる。 8.給料の未払分が¥18,000 ある。 9.家賃の前払額が¥180,000 ある。 仕訳 7 前受利息の下書き 受 取 利 息 16,000 前 受 収 益 16,000 8 給 料 18,000 未 払 費 用 18,000 9 前 払 費 用 180,000 支 払 家 賃 180,000 平成 28 年 平成 29 年 9 月 1 日 12 月 31 日 8 月 31 日 受取利息12か月分を受け取り済 8か月 前受利息 600,000×4%×8か月÷12か月=16,000 7.前受利息(前受収益) ①問題文に「利息は貸付時に一括で受け取っている」と指示が あるので、受取利息を一括して前受けしていることがわかる。 平成 29 年 1 月 1 日から 8 月 31 日までの8か月分は翌期の利 息なので、決算整理仕訳で調整する。 ②翌期8か月分の受取利息を減らすので、左に受取利息と書 く。 受取利息 16,000 / ③利息を前受けしているので、反対側に前受収益と書く。答案 用紙の貸借対照表を見てみると前受利息ではなく、前受収益を 使っているので、前受収益を使って仕訳を書く。 受取利息 16,000 / 前受収益 16,000 8.未払給料 ①給料の未払分は、当期に発生した給料なので、決算整理仕訳 で調整する。 ②給料は支払いのタイミングで仕訳を書くため、未払いの給料 は期末日まで何もされていない。未払いの給料を計上する。 給料 18,000 / ③未払の給料なので、反対側に未払費用と書く。答案用紙の貸 借対照表を見てみると未払給料ではなく、未払費用を使ってい るので、未払費用を使って仕訳を書く。 給料 18,000 / 未払費用 18,000 9.前払家賃 ①家賃を前払いしているので、翌期分の支払家賃を決算整理仕 訳で調整する。 ②翌期分の支払家賃を減らすので、右に支払家賃と書く。 / 支払家賃 180,000 ③家賃を前払いしているので、反対側に前払費用と書く。答案 用紙の貸借対照表を見てみると前払家賃ではなく、前払費用を 使っているので、前払費用を使って仕訳を書く。 前払費用 180,000 / 支払家賃 180,000 ■経過勘定の勘定科目 経過勘定は、仕訳を書く場合には、詳細な勘定科目名を使うこ とが多いです。これは内容がわかるようにするためです。 一方、貸借対照表では、細かい勘定科目名を集約して、未払費 用などとして表示します。 問題を解く場合は、答案用紙の勘定科目名に合わせて仕訳を書 きましょう。集計漏れや勘定名のミスが減ります。 貸借対照表の勘定科目 仕訳を書く場合の勘定科目 未払費用 200 未払給料 100 未払利息 100 前払費用 200 前払家賃 100 前払広告宣伝費 100 未収収益 200 未収利息 100 未収手数料 100 前受収益 200 前受利息 100 前受地代 100

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貸 借 対 照 表 平成28 年 12 月 31 日 518,000 △2,000 現 金 ( 516,000) 支 払 手 形 280,000 当 座 預 金 1,112,000 買 掛 金 1,010,000 360,000 受 取 手 形 ( 360,000) 未 払 費 用 ( 18,000) +18,000 952,000△112,000 売 掛 金 ( 840,000) 前 受 収 益 ( 16,000) +16,000 △(14,000+22,000) (貸倒引当金) ( 36,000) (1,164,000) 資 本 金 3,160,000 384,000△384,000 +410,000 商 品 ( 410,000) 当期純(利益) ( 542,000) +542,000 +4,000 消 耗 品 ( 4,000) +180,000 前 払 費 用 ( 180,000) 貸 付 金 600,000 1,200,000 備 品 (1,200,000) △(400,000+200,000) 減価償却累計額 ( 600,000) ( 600,000) 土 地 440,000 (5,026,000) ( 5,026,000) 損 益 計 算 書 平成28 年 1 月 1 日から平成 28 年 12 月 31 日まで 5,920,000+384,000 △410,000 売 上 原 価 ( 5,894,000) 売 上 高 8,060,000 610,000+18,000 給 料 ( 628,000) 受 取 配 当 金 6,000 +22,000 貸倒引当金繰入 ( 22,000) 受 取 利 息 ( 8,000) 24,000△16,000 +200,000 (減 価 償 却 費) ( 200,000) 900,000△180,000 支 払 家 賃 ( 720,000) 水 道 光 熱 費 24,000 46,000△4,000 消 耗 品 費 ( 42,000) +2,000 ( 雑 損 ) ( 2,000) 当 期 純(利 益) ( 542,000) ( 8,074,000) ( 8,074,000) 解き方 次の順番で、答案用紙の貸借対照表と損益計算書を埋める。空欄の部分だけ解答すると効率的に解くことができる。 ❶(1)決算整理前残高試算表の金額を答案用紙に書き写す(下の黒文字の金額)。 例:(1)残高試算表の現金 518,000(借方残高)を答案用紙の貸借対照表の現金の横に 518,000 と書き写す。 ❷下書きに書いた仕訳を見ながら 1 から順に、貸借対照表、損益計算書の横に金額を書き写す(下の赤文字の金額)。 雑損のように、損益計算書に勘定科目が見当たらない場合には、( )に記入する。 書き写した仕訳には、斜線を引き、写し終わったことがわかるようしておく。 例:下書き 1 右側の現金 2,000 を答案用紙の貸借対照表の現金の横に△2,000と書き写す。 ❸貸借対照表と損益計算書の金額を上から順番に埋めていく(下の青文字の金額)。 なお、損益計算書→貸借対照表の順番で解くのがオススメ。当期純利益が先に計算できるため、この順番が良い。 例:現金 518,000△2,000=516,000 ❹最後に合計欄を埋める。貸借が不一致でも、時間が足りなくなるのを防ぐため次の問題へ移ろう。すべての問題が終わったら 戻って見直しをするが、不一致の原因は「黒字か赤字の金額を写し間違えた」「電卓の計算ミス(青字金額のミス)」のいずれか である。

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