• 検索結果がありません。

* ,195,393 1,269,415 $8,987,917 45,664 96, ,338 10,679 50,318 80,293 5,180 25,177 38,947 ** 1,193,011 1,240,008 8,970,008

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "* ,195,393 1,269,415 $8,987,917 45,664 96, ,338 10,679 50,318 80,293 5,180 25,177 38,947 ** 1,193,011 1,240,008 8,970,008"

Copied!
66
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

アニュアルレポート

2002

2002年3月期

Breakthrough

当社アニュアルレポートおよびその他の情報をご希望の方 は下記までご連絡下さい。 旭化成株式会社広報室 本社住所 〒

100-8440

東京都千代田区有楽町一丁目

1

2

号 (日比谷三井ビル)

Phone: (03) 3507-2060

Fax: (03) 3507-2495

URL: http://www.asahi-kasei.co.jp/

旭化成株式会社 アニュアルレポート 2002

(2)

目次

経営者からのメッセージ 02 旭化成の事業概要 06 セグメントの概況 08 研究開発および新規事業 24 環境・安全・健康 28 取締役および監査役 30 財務セクション 31 主要な関係会社 60 全体組織概要図 62 事務所 63 株主メモ 63 単位:百万円 単位:千米ドル* 3月31日に終了した1年間 200220012002年 純売上高 ¥1,195,393 ¥1,269,415 $8,987,917 営業利益 45,664 96,024 343,338 税金等調整前当期純利益 10,679 50,318 80,293 当期純利益 5,180 25,177 38,947 総資産** 1,193,011 1,240,008 8,970,008 資本** 496,826 516,013 3,735,534 単位:円 単位:米ドル* 3月31日に終了した1年間 2002200120021株当たり情報: 当期純利益ー潜在株式調整前 ¥ 3.61 ¥ 17.45 $ 0.03 配当金 6.00 6.00 0.05 資本** 353.16 357.70 2.66 *米ドルの金額は主として日本国外の読者の便宜を図るため、表示されたものであり、換算のために使用した為替レートは2002年3月31日現在の東京外国為替市場 での実勢為替相場1米ドル=133円です。 ** 3月31日現在 国内事務所 海外事務所 Asahi Kasei Deutschland GmbH Arabella Center Lyonerstrasse 44-48 60528 Frankfurt (Main) Germany Phone: +49-69-6 63 71-200 Fax: +49-69-66 66-016

Asahi Kasei America Inc. 535 Madison Avenue, 33rd Floor New York, NY 10022

U.S.A.

Phone: +1-212-371-9900 Fax: +1-212-371-9050

Asahikasei Asia Pte. Ltd. 6 Battery Road, #13-01 Singapore 049909 Phone: +65-6324-3001 Fax: +65-6324-3808 Asahi Chemical (H.K.) Ltd. Suite 1901-2

Prudential Tower, The Gateway 25 Canton Road

Tsim Sha Tsui Kowloon Hong Kong Phone: +852-2522-7845 Fax: +852-2845-9230 東京本社 〒100-8440 東京都千代田区有楽町 一丁目1番2号(日比谷三井ビル) Phone: (03) 3507-2060 Fax: (03) 3507-2495 大阪本社 〒530-8205 大阪市北区堂島浜 一丁目2番6号(新ダイビル) Phone: (06) 6347-3111 Fax: (06) 6347-3077 北京事務所 Room 930

China World Tower 1 China World Trade Center No. 1 Jian Guo Men Wai Avenue Beijing 100004

People’s Republic of China Phone: +86-10-6505-2172 Fax: +86-10-6505-2174

上海事務所 Room 1811

Shanghai International Trade Center 2200 Yan An Road (W.)

Shanghai 200336

People’s Republic of China Phone: +86-21-6278-0408 Fax: +86-21-6278-0407

N.V. Asahi Kasei Europe S.A. Paepsem Business Park (Bldg. 6) Boulevard Paepsem 22, 1070 Brussels (Anderlecht) Belgium Phone: +32-2-526-0500 Fax: +32-2-526-0550 設立 1931年5月21日 資本金 103,388百万円 従業員数 26,227人(連結) 12,066人(単体) 会社が発行する株式の総数 4,000,000,000株 発行済み株式の総数 1,442,616,332株 株主数 156,803名 独立監査人 プライスウォーターハウスクーパース 大株主 (%) 日本生命保険相互会社 . . . 4.65 第一生命保険相互会社 . . . 3.52 日本トラスティ・サービス信託銀行 株式会社(信託口). . . 3.37 株式会社三井住友銀行 . . . 3.32 旭化成グループ従業員持株会 . . . 2.74 住友生命保険相互会社 . . . 2.73 三菱信託銀行株式会社 . . . 2.71 東京海上火災保険株式会社 . . . 2.32 ザチェースマンハッタンバンク エヌエイロンドン . . . 2.29 明治生命保険相互会社 . . . 2.23 上場証券取引所 東京、大阪、名古屋、福岡、札幌、 フランクフルト、ルクセンブルグ 名義書換代理人 住友信託銀行株式会社 大阪市中央区北浜四丁目5番33号 2002年3月31日現在 注: TMは日本国内における商標 または、登録商標を示します。

(3)

このままじゃ、いけない… 切り拓こう、成果と喜びを分かち合おう

Focus–Customer

お客様を起点とする行動

Development–Global

グローバルな視野に立った行動

Dynamics–Group

自立し競い合う事業群の構築に向けた行動

Breakthrough–Together

私たちは

...

...

お客様の視点に立って共に考え、新しい価値を創造します。

...

社員の個を尊重し、働きがいとチームワークを大切にします。

...

国際的な高収益企業を目指し、株主及びかかわりある人びとに貢献します。

...

地球環境との調和に努め、製品と事業活動における安全を確保します。

...

良き企業市民として法と社会規範を守り、社会と共に歩みます。

私たち旭化成グループは、

科学と英知による絶えざる革新で、

人びとの

「いのち」

「くらし」

に貢献します。

(4)

旭化成グループは、

景気変動に左右されない、

高収益事業構造への転換を

進めてきました。

今後も、

企業価値を高め、

株主をはじめとするステークホ

ルダーの方々に貢献できる企業となることを目指しています。

営業の状況

2002

3

31

日で終了した当期のわが国経済は、米国をはじめとする世界的な不況による生産 の落ち込み、設備投資や個人消費の低迷、さらには株価の下落や失業率の上昇など先行きの不透 明感の強まりとデフレの深刻化で、極めて厳しい状況で推移しました。 このような状況のもと、当期の当社グループの連結決算は、医薬・医療事業は前期並みの業績を 確保しましたが、ケミカル事業、住宅事業、エレクトロニクス事業などを中心に業績が悪化し、減 収減益の厳しい内容となりました。売上高は

11,954

億円(前期比

740

億円減)、営業利益は

457

億 円(同

504

億円減)、経常利益は

398

億円(同

469

億円減)、当期純利益は

52

億円(同

200

億円減)と なりました。 左:

山口 信夫

代表取締役会長 右:

山本 一元

代表取締役社長

(5)

なお、本年

3

月の宮崎県延岡市におけるレオナ工場の火災事故により、地域の皆様をはじめ、関 係する多くの方々に多大なご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。事故原因を早急 に解明したうえで、全社を挙げて安全管理の徹底にさらに努め、二度とこのような事態が発生す ることのないよう万全を尽くす所存です。また、この火災事故により、レオナ工場繊維工程は、操 業を停止しておりますが、樹脂工程は、

3

22

日より一部再稼動しておりますことを併せてご報 告いたします。

中期経営計画『

ISHIN2000

』の実行

当社グループは、平成

11

年度を初年度とする

3

ヵ年の中期経営計画『

ISHIN2000

』に基づき、「高 収益事業構造への転換」およびグループ価値向上を目指した「最適経営システムの確立」に以下の 通り取り組んでまいりました。

成長型事業構造への転換

ISHIN2000

』では、競争優位事業およびその周辺事業の強化・拡大を図るため、積極的に経営資 源を投入する一方、中長期的に収益改善を見込めない事業については、縮小、売却、撤収を果断に 行うことにより、景気変動に左右されない高収益事業構造への転換を進めてきました。 この

3

年間に、欧米および中国でのコンパウンド事業拠点の買収、中国でのポリスチレン合弁お よびポリアセタール合弁、シンガポールでの

PPE

パウダー合弁、台湾でのポリカーボネート合弁 の設立、シリコーン事業への参入など国内外での合弁・提携・買収を行うとともに、変性

PPE

、ナイ ロン

66

、熱可塑性エラストマー、スパンデックス、スパンボンド、ドライフィルムレジスト、リチ ウムイオン二次電池用膜、

LSI

、白血球除去フィルター、人工腎臓などの設備能力を増強しました。 また、アクリロニトリル、青化ソーダ、シクロヘキサノール、スチレンモノマー、

MMA

モノマー、ポ リカーボネートジオール、人工腎臓用ポリスルホン中空糸膜などの設備能力増強工事を進めてい ます。一方、食品事業の譲渡実施、レーヨン事業からの撤収完了、酒類事業の一部譲渡の決定など、 事業構造改善のための数々の対策を実施しています。また、エレクトロニクス、医薬・医療につい ては、グループの成長を支える主力事業として育成・強化しており、当期からセグメント情報を区 分開示するよう改めました。

(6)

3

月末の有利子負債は

3,195

億円と

3

年前に比べて

417

億円削減しました。 今後さらに徹底したコストダウンやキャッシュ・フロー改善策を全社運動として実施すること により、財務基盤の安定に努めていきます。

経営制度の改革

当社グループでは、従来から、企業本来の事業活動の成果を示す営業利益を第一の経営指標とし てきましたが、資本効率とキャッシュ・フローを重視した経営をさらに推進するため、

2000

年度 から「

EVA*

(経済付加価値)」による業績評価システムを導入しています。今後も投資評価や事業 の選択と集中において「

EVA

」をさらに積極的に活用し、また「

EVA

」の増大を図ることで、企業価 値を高め、株主およびかかわりある人びとに貢献していきます。 また、自ら変革のリーダーとなる人材を育てるために、マネージャー層の報酬制度について 業績に基づく成果配分を厚くする方向で改めました。また、グループ経営基盤の強化のために、 情報システムの再構築やグループファイナンスの導入を推進しています。 従業員が目標を共有化し、今後さらに「旭化成」のグループブランドを国際的にも確立していく ことを意図して、

2001

1

1

日より、旭化成グループの基本理念を、「科学と英知による絶えざる 革新で、人々の“いのち”と“くらし”に貢献すること」と定め、これに合わせて、邦文社名を「旭化成 株式会社」へ、同じく英文社名を「

ASAHI KASEI CORPORATION

」へと変更しました。

対処すべき課題

当社を取りまく経営環境は、不安定な中東情勢を背景とする原油価格の高騰、住宅需要の低迷、薬 価の切下げなどで依然厳しく、さらに火災事故後のレオナ事業の復興も含めて、事業基盤の強化 が急務であると認識しています。 当社は、全社を挙げて安全管理の徹底に努めるとともに、法令と社会規範遵守についても従業 員に対する教育・啓蒙をさらに徹底し、「企業倫理に関する方針」とそれを実践するための「企業倫 理委員会」を両輪とした社内監視体制を強化していきます。 次期中期経営計画は『

ISHIN2000

』のグループ戦略を引き継ぎ、それを完結することを基本方 針として、業績面を中心に未達に終わった反省を活かし、確実に改革の成果をあげるべく、現在、 鋭意策定を行っています。 * EVAはスタンスチュワート社の登録商標です。

(7)

当期の業績が中期計数目標を大幅に下回ったことを真摯に受けとめ、景気変動に左右されにく い事業構造への転換を加速するため、競争優位事業へのさらなる経営資源の集中と、将来的に業 績改善が見込めない成長性の乏しい事業の見直しを迅速に進めます。特にグローバルに展開する 事業については、生産拠点の海外シフト、海外における販売体制の強化を重点的に推進します。 また、当社グループでは、市場により近いところで迅速な事業判断や意思決定をするため、昨年

6

月に「社内カンパニー制」を導入し、権限委譲を進めていますが、グループ価値の最大化を図ると ともに、さらなる経営効率の向上を目指し、グループにとって最適な経営形態、本社機構のあり方 などを検討するため、「機構改革委員会」を設置し、持株会社化への移行なども視野に入れた検討 を行っています。 このように当社グループは、株主をはじめとするすべてのステークホルダーの期待に応えるべ く、全社一丸となって諸課題の解決に取り組んでいきます。

2002

7

月 代表取締役会長 代表取締役社長 山口 信夫 山本 一元

(8)

米国経済の急激な冷え込みなどから 需要が低迷し、売上高は前期比88億 円の減少で4,407億円、営業利益は 前期比164億円の減益で148億円と なりました。 * 1999年3月期の組織変更に伴い、感光性樹脂・製版システムおよび火薬類については、「多角化事業」から「化成品・樹脂事業」に、人工魚礁については、「多角化事業」から「住宅・建材事業」 に組み替えを行ったため、1998年3月期についても組み替え後の区分で表示しています。 ** 2002年3月期の事業組織変更(社内カンパニー制の導入)に伴い、従来の「多角化事業」に含めていた膜・システム等と「化成品・樹脂事業」を合わせて「ケミカル」とし、「多角化事業」から「エ レクトロニクス」、「医薬・医療」、「酒類・サービス等」をそれぞれ区分開示しました。2001年3月期についても組み替え後の区分で表示しています。 ●2001年5月、(株)ジャパンエナジーとの 共同出資会社である山陽石油化学(株)の 全株式を取得し、完全子会社としました。 ●2001年9月、スクラップ&ビルドにより 水島支社内のスチレンモノマー設備の更 新に着手しました。 ●2001年10月、水島支社内にポリカーボ ネートジオールのプラントの新設に着手 しました。 ●2001年12月、ニチメン(株)より中国に おけるコンパウンド樹脂生産子会社の経 営権を取得しました。 ●2002年3月、川崎支社内のMMA設備の 増強について決定しました。 ●2002年3月、デュポン(株)と中国におけ るポリアセタール製造販売会社の設立に ついて調印しました。 ●2001年4月、新都市型3階建住宅「ヘーベ ルハウスニューフレックス3」を新発売 しました。 ●2001年6月、旭化成リフォーム(株)と旭 化成不動産販売(株)の中期計画を策定 し、「ロングライフ住宅の実現」を支えて います。 ●2001年8月、和の知恵を活かした2.5階 住宅「ヘーベルハウスハイ・キュービッ エン ク○」を新発売しました。 ●2001年10月、身の丈サイズの“箱”の住 まい「ヘーベルハウス PAO」を新発売し ました。 ●2002年1月、家族のコミュニケーション に視点を置いた「ヘーベルハウスへその ある家」を新発売しました。

2002

3

月期の業績

純売上高/営業利益

ハイライト

36.9%

営業利益(億円) 3月31日に終了した1年間 営業利益(億円) 3月31日に終了した1年間 純売上高(億円) 純売上高(億円) 住宅は雇用不安や先行き不透明感に よる受注の減少、建材も建設市場が 低迷したことから、売上高は前期比 249億円の減少で4,085億円、営業利 益は前期比107億円の減益で145億 円となりました。

34.2%

02 01** 01 00 99 98* 98 4,407 4,495 4,309 3,797 3,750 4,004 3,739 0 2,500 5,000 02 01** 01 00 99 98* 98 4,085 4,334 4,334 4,130 3,726 4,256 4,245 0 2,500 5,000 02 01** 01 00 99 98* 98 148 312 284 197 138 172 138 0 200 400 02 01** 01 00 99 98* 98 145 252 252 224 136 192 190 0 150 300

(9)

2001年10月、旭化成エルタスの延岡工場 が完成し、不織布の生産を開始しました。 ●2002年2月、スパンデック「ロイカ™」の 製造拠点の建設に着手しました。 ●2002年4月、帝人(株)とPTT繊維の合弁 会社を設立することで調印しました。 ●2002年1月、DFRの新工場を中国に建設 することを決定しました。 ●2002年3月、半導体設計を専業とする旭 化成マイクロシステム九州(株)の設立を 決定しました。 ●2002年6月、旭シュエーベル(株)では、 微細加工に適しているプリント基板用ガ ラスクロス「MSクロス」の量産体制を確 立しました。 ●2001年6月、旭メディカル(株)は、日機 装(株)と人工腎臓製品に関する韓国での 折半出資販売合弁会社を発足について合 意しました。 ●2001年8月、狭心症への効果が期待され るファスジルの経口薬についてドイツの シエーリング社にライセンス契約をしま した。 ●2 0 0 1年1 0月、旭メディカル(株)は、潰 瘍性大腸炎治療用の吸着型血液浄化器 「セルソーバ™E」を新発売しました。 ●2001年12月、糖尿病患者の血糖状態測定 試薬「ルシカ™GA」を新発売しました。 ●2001年6月、(株)ACCESSと共同で「音 声認識ブラウザ」を開発することを発表 しました。 ●2001年9月、新低アルコール飲料「イヒ! どぷっとつけ込み」シリーズを新発売し ました。 ●2002年2月、タマノイ酢(株)との協力で 「はちみつ黒酢ダイエットのお酒」を新発 売しました。 ●2002年3月、「ハイリキ旬果搾り」を新発 売しました。 ●2002年4月、焼酎および低アルコール飲 料事業をアサヒビール(株)に譲渡するこ とで合意しました。 営業利益(億円) 3月31日に終了した1年間 営業利益(億円) 3月31日に終了した1年間 営業利益(億円) 3月31日に終了した1年間 営業利益(億円) 3月31日に終了した1年間 純売上高(億円) 純売上高(億円) 純売上高(億円) 純売上高(億円) 衣料・非衣料分野ともに、国内市況の 低迷と中国を中心とするアジア諸国 との競争激化の影響を受け厳しい状 況が続き、売上高は前期比89億円の 減少で1,259億円、営業利益は前期 比31億円の減益で損失10億円とな りました。

繊維

携帯電話やパソコン、デジタル家電 などが長期の在庫調整に入ったた め、電子材料、電子部品ともに大幅に 需要が減少し、売上高は前期比319 億円の減少で641億円、営業利益は 前期比196億円の減益で35億円とな りました。

エレクトロニクス

医薬品は、医薬品拡販の費用増加な どで業績は前期に及ばず、医療分野 では業績を伸ばしましたが、売上高 は前期比32億円の増加で987億円、 営業利益はほぼ前期並みの134億円 となりました。

医薬・医療

清酒の需要不振、チューハイ市場の 低価格品の競争激化により酒類事業 は厳しい環境に置かれ、また関連事 業も低迷したことから、売上高は前 期比27億円の減少で576億円、営業 利益は前期比11億円の減益で0.4億 円となりました。

酒類・サービス等

10.5%

5.4%

8.3%

4.8%

02 01** 01 00 99 98* 98 1,259 1,348 1,348 1,392 1,483 1,815 1,815 0 1,000 2,000 02 01** 01 00 99 98* 98 641 960 962 807 662 632 623 0 500 1,000 02 01** 01 00 99 98* 98 987 955 955 935 881 827 827 0 500 1,000 02 01** 576 602 0 400 800 02 01** 01 00 99 98* 98 –10 21 21 22 21 50 49 –15 0 30 60 02 01** 35 231 0 150 300 02 01** 134 132 0 75 150 02 01** 0.4 11.5 0 6 12

(10)

AN

事業

当社グループのAN(アクリロニトリル)の現在の年間生産能力は、水島 250,000トン、川崎150,000トン、韓国・東西石油化学130,000トンで、 これに米国ソルーシア社からの製品引き取り権50,000トンを含める と合計580,000トンになります。 今後のアジア地区での需要増に対応するため、2003年3月稼働を目 処に子会社の東西石油化学(韓国)で製造設備の増設を進めています。 この増設により東西石油化学の生産能力は270,000トンとなり、旭化 成グループ全体での生産能力は720,000トンとなります。 2002年1月には、青化ソーダの年産10,000トンの製造設備を川崎に新 設し、同事業に新たに参入しました。これにより、ANの副生品である青酸 を有効活用でき、AN事業トータルでの競争力が増すことになります。青 化ソーダ事業につきましては東西石油化学でも、ANの増設に合わせて、 現在の年産25,000トンを40,000トンに増強する工事を進めています。 また、当社では出発原料を従来法のプロピレンではなく、プロパンを 原料にした“プロパン法”による新製法の研究も進めています。 川崎の直メタ法MMAプラント

2001

6

月に社内カンパニー制を導入したことにより、

「ケミカル」

のセ

グメントは、

化成品・樹脂カンパニー、

機能樹脂・コンパウンドカンパニー、

機能化学品カンパニー、

生活製品カンパニー、

機能製品カンパニーの

5

のカンパニーから構成されています。

当社は

1923

年に日本で初めてカザレー法によるアンモニアの合成を

工業化し、

このアンモニアの有効利用を行うため、

事業分野の拡大を行っ

てきました。

また電気分解によるカ性ソーダや塩素、

石油化学による

AN

スチレンモノマー、

MMA

モノマーなど各種基礎化学原料を生産し、

これ

らを原料としたさまざまな化成品や樹脂を多角的に発展させています。

Chemical and

Chemical-related

ケミカル

2003年3月稼働を目標に新プラント増設工事中の ウルサン 東西石油化学(韓国蔚山)

(11)

透明性、耐候性などのMMAの優れた特性は、時代の要請にマッチし ており、今後MMA事業は、さらに拡大していくものと期待しています。

水島工場のスチレンモノマー設備を更新

当社は、水島支社内にあるスチレンモノマー(SM)の設備について、2003 年12月完成を目処に、スクラップ&ビルドを行うことを決定しました。 現在2系列のSMプラント(年間能力150,000トンおよび310,000 トン)を保有していますが、1968年稼動の150,000トン系列のプラン トは、今後老朽化により維持費用がかさむことが予想されることから これを休止し、新しい設備に更新します。これにより更新後は、残り1 系列と合わせて年産630,000トンの能力となります。新系列には最新 鋭プロセスを採用し、SMのコスト競争力の強化が可能となるととも に、310,000トン系列に隣接して建設することにより、用役等の効率 化が図れます。これら一連の合理化効果により、当社エチレンセン ターの基盤強化と各種誘導品のコスト競争力強化が進み、21世紀に向 けて水島を中心とした化成品樹脂事業の持続的成長が可能となると 考えています。 なお、新プラントの能力増分については、自家消費の増加分および中 国において米国ダウケミカル社との折半出資の合弁事業で、2002年 9月より稼動する、スタイロン(ジャンジャガン)社のポリスチレンプラ ント用などにも供給します。

川崎の直メタ法

MMA

設備の増設と事業展開

MMA事業部では、2002年11月完成予定で川崎工場の直メタ法メチル メタクリレート(MMA)モノマー設備の生産能力を年産70,000トンか ら100,000トンに拡大中です。 直メタ法とは、当社が独自に開発したモノマー製造技術で、イソブチ レンからメタクロレインを合成し、次にメタクリル酸を経ずに一段階 で酸化・エステル化反応させてMMAを得る、画期的な新製法です。この 直メタ法は、日本の化学工業技術に関して特に業績のあったものに対 して送られる「化学工学会技術賞」を受賞しています。 今回の能力拡大に先行する形で、千葉工場の溶液法MMA成形材料製 造設備の能力を2001年5月に15,000トンに引き上げましたが、液晶導 光板を中心とした光学用途が急速に拡大していることから、さらに 2002年6月には20,000トンにまで引き上げました。同様に押出板の能 力増強の検討も進めています。 また、MMAを原料とするシクロヘキシルメタクリレート(CHMA) についても、2002年5月に川崎支社の生産能力を3,000トンへ増強し ました。CHMAは塗料の耐候性向上に優れた効果があり、住宅外装塗 料向け需要が順調に伸びています。 もうひとつの原料であるシクロヘキサノールについても水島支社 で生産しており、CHMAの原料を両方とも保有するのは世界でも当社 だけです。 化成品・樹脂カンパニー ●アンモニア ●硝酸 ●カ性ソーダ ●アクリロニトリル(AN) ●スチレンモノマー ●メタクリル酸メチル(MMA) モノマー ●ポリエチレン「サンテック™」 ●ポリスチレン(PS) ●アクリル・スチレン(AS)樹脂 「スタイラック™-AS」 ●アクリル・ブタジエン・ スチレン(ABS)樹脂 「スタイラック™-ABS」 ●SBラテックス ●アクリル樹脂 ●合成ゴム ●高度化成肥料など 機能樹脂・コンパウンド カンパニー ●ポリアセタール樹脂 「テナック™」 ●変性PPE樹脂「ザイロン™」 ●ナイロン66樹脂「レオナ™」 ●成型機用洗浄剤など 機能化学品カンパニー ●アジピン酸 ●シクロヘキサノール ●塗料原料「デュラネート™」、 「アルミペースト」、「硝化綿」、 「エポキシ樹脂」 ●アクリルラテックスなど 生活製品カンパニー ●「サランラップ™」 ●「ジップロック ●各種フィルム・シート ●発泡体など 水島支社

主要製品

機能製品カンパニー ●結晶セルロース 「アビセル™」、「セオラス™」 ●洗浄剤 ●火薬類 ●金属加工品 ●感光性樹脂・製版システム 「APR™」、「AFP™」 ●高分子中空糸膜 「マイクローザ™-UF」、 「マイクローザ™-MF」 ●微多孔膜「ハイポア™」 ●イオン交換膜電気透析装置・ 電解装置など

(12)

ポリカーボネート樹脂プラントの商業運転開始

当社は、台湾の奇美実業との合弁で旭美化成股 有限公司を設立し、ポ リカーボネート樹脂(PC)プラントの建設を進めていましたが、このた び完成し、2002年6月1日に商業運転を開始しました。 このプラントは、奇美実業本社工場内(台湾省台南縣)に建設され、年 産50,000トンの能力を持ちます。 PCは、光ディスク等に使用される高機能透明樹脂で、アジアでは年 8%程度の需要増が見込まれています。従来のPC製法は、毒性の高いホ スゲンと塩素系材料(塩化メチレン)を使用していましたが、当社の開発 した「メルト法(ノンホスゲン法)」は、炭酸ガスを出発原料としているた め環境にやさしく、また製品中に残留物が少ないという利点を持ちます。 今後、旭美化成は、「WONDERLITE™」*の商標でPCの販売を開始 するとともに、年産50,000トンの第二系列増設の検討を開始し、事業 の競争力強化を図ります。 *WONDERLITE™」は旭美化成の登録商標です。

千葉工場に

「コンパウンド開発センター」

を開設

当社は、機能樹脂・コンパウンドの研究開発拠点、「コンパウンド開発セン ター」を千葉工場に開設し、各地での研究開発機能を集約統合しました。 同センターは、これまで延岡・水島・千葉に分散していた機能樹脂・コ ンパウンド関連の技術の人員および研究開発設備を集約したもので、 市場対応型開発をユーザーに密着して行うコンパウンド技術部と主と してポリマー新規開発を担う機能樹脂技術開発部の人員が常駐してお り、迅速で効果的なユーザー対応が可能となりました。 コンパウンド開発センターは、エンプラ用途開発・テクニカルサービ スを担当する川崎の機能樹脂・コンパウンド研究開発センターとの連 携のもと、国内・海外におけるエンプラおよびコンパウンド事業の技術 開発の発信地としての役割を果たしていきます。

中国における事業を積極展開し世界体制へ

2002年1月、当社はニチメン(株)が保有するコンパウンド樹脂生産に 関わる子会社の持分の過半数を譲り受け、経営権を獲得し、社名を旭化 成(蘇州)複合塑料有限公司としました。コンパウンド樹脂の年間生産 能力は18,000トンです。さらに2月には上海市内に機能樹脂・コンパウ ンドの製品の販売および技術サポートを行う販売会社、旭化成塑料(上 海)有限公司を設立しました。需要拡大が見込まれる中国において、生 産拠点と販売拠点を整備し、市場に密着した素材の供給を行います。 また2002年3月には、ポリアセタール樹脂(POM)・コポリマーの製 造・販売を行う合弁会社設立について、デュポン社と合意、最終契約に 調印しました。プラントの立地は中国江蘇省張家港市で、商業生産は 2004年春を予定しています。当初年産20,000トンでスタートし、順次 年産60,000トンまで拡大する計画です。 POMとは、耐磨耗性、耐薬品性などに優れた結晶性のエンジニアリ ング樹脂で、自動車部品、電気・電子部品、工業部品などに加工されます。 当社には、POM「テナック™」のほかに変性PPE樹脂「ザイロン™」、ナ イロン66樹脂「レオナ™」があります。 当社ではすでに事業活動を行っているタイ・欧米に続き、中国におい ても生産・販売拠点を整備したことで、欧・米・アセアンおよび中国の世 界四極での機能樹脂・コンパウンドの事業体制が整いました。 最新鋭の設備があるコンパウンド開発センターの内部

(13)

シクロヘキサノールプラント

機能化学品の事業展開

2001年6月に行った組織改正により新設された、ナイロン・ウレタン原 料やコーティング原料を取り扱う機能化学品事業では、積極的に生産 能力を拡大しています。 現在、アジピン酸の原料となるシクロヘキサノールは、2003年春の稼 働を目指し、水島支社で100,000トンから年産150,000トンに能力増 強中です。また、ナイロン66やウレタンなどの原料となるアジピン酸は、 ローディア社の韓国温山での増設計画に参画し、年50,000トンのキャ パシティライトを受けることで、2003年春からの増産体制を整えてい ます。ウレタン樹脂や塗料の原料であるヘキサメチレンジイソシアネー ト(HMDI)モノマーは、日本ポリウレタン工業(株)との折半出資会社で ある南陽化成(株)の生産能力を2002年6月に年産13,000トンから 20,000トンに引き上げました。さらに、2001年12月、HMDI誘導品の 「デュラネート™」についても日向化学品工場の能力を倍増しました。 これら既存事業の能力増強に加え、2002年12月完工を目指し、年産 3,500トンのポリカーボネートジオール(PCD)のプラント建設を進め ています。また、2002年5月には、研究開発の加速とテクニカルサービ ス活動の強化を目的として、川崎に機能化学品開発・技術センターを設 立しました。

ポリカーボネートジオール生産設備を新設中

当社では、ポリウレタンなどの原料となるポリカーボネートジオール (PCD)の生産設備を水島支社で建設しています。 PCDを原料とするポリウレタンは、耐候性、耐加水分解性、耐油性な どに優れることから、自動車や家具の合成皮革用ポリウレタンや耐水 耐油用途向けのポリウレタンエラストマーとして使用されています。 今後も、環境対応に対する社会的機運の高まりやVOC(揮発性有機化合 物)規制の流れのなかで、塩ビ系合成皮革の代替や自動車塗料の水系化 などの動きが加速することが予測され、ポリウレタンの需要拡大とと もに、原料のひとつであるPCDの需要はますます拡大する見通しです。 当社では従来のPCDを使用したポリウレタンの欠点とされていた柔 軟性の問題について、独自技術で解決することができました。すでにポ リウレタンの原料としても使用される、アジピン酸とヘキサメチレン ジイソシアネート(HMDI)を製造しており、今回のPCDを加えること で、ウレタン系の特殊樹脂および高付加価値製品を志向するユーザー のより幅広いニーズに対応することが可能となります。 現在建設中のプラントは、アジアでは最大規模、世界でも第2位の年間 生産能力3,500トンとなる予定で、2003年春の操業を目指しています。 POM・コポリマー合弁会社設立の調印式で 握手を交わすデュポン社B.C.Chong氏と 宮坂機能樹脂・コンパウンドカンパニー社長 ポリウレタンなどの原料に使用される 「ポリカーボネートジオール」

(14)

子レンジや冷蔵庫などの耐久消費財が急速に普及しています。これに 伴い生活消費財に対する需要も多様化しています。すでに中国で販売 されているポリエチレン製ラップに比べて高価格ですが、ポリ塩化ビ ニリデン製ラップは、カット性、耐熱性、バリヤー性等の点で高い評価を 得ています。今回売り出したラップフィルムは、本体は「サランラップ™」 と同じですが、商品名は「旭化成保鮮膜/旭化成ラップ™」としました。 日本への関心が高い消費者への普及を意識して、パッケージには、中国 語「保鮮膜」と日本語「ラップ」を併記しています。 これまでに大連、天津、上海、成都などの大都市圏で日系スーパーを 中心に販売を開始し、順調に拡大しています。今年から来年にかけては 中国系・外資系を含めた大規模店舗へさらに展開していきます。サラン ラップ販売では、成長する中国市場を主体に海外進出を加速すること で、カテゴリー・ナンバーワン事業の拡大を目指します。 い粒子にした後、精製・乾燥し、ある一定の分布を持つ粉体にしたもの ふ け い ざ い です。主要な用途は、医薬品の錠剤を固めるための賦形剤として使わ れ、薬効成分を含む錠剤に一定の大きさや形と十分な硬さを与える役 割を果たします。 「セオラス™KG」の特長は、従来品よりも粒子を細長くする技術にあ ります。粒子を細長くすることで圧力をかけた際に粒子同士がからみ やすくなり、成形性がアップしました。少量でも硬い錠剤ができるの で、最近の薬効成分を多く含みながらも小型の錠剤が好まれる傾向の なかで、錠剤を小さくすることができる「セオラス™KG」の需要は伸び ています。 当社では、約40年前から結晶セルロース「アビセル™」を製造、販売し てきており、国内では当社が圧倒的な結晶セルロースのシェアを持っ ています。「セオラス™KG」は当社が独自に技術開発した新製品で、す でに国内の医薬品メーカーで採用されています。また、米国のユーザー での販売実績も上げつつあることから、今後は本格的に海外において も拡販し、シェアを伸ばしていく計画です。 中国のお客様の前で「サランラップ™」 の使い方のデモンストレーション 少量添加でも成形性が良い「セオラス™KG」は硬 くて小さな錠剤を作ることが可能

(15)

積極的な海外展開を続ける感光材事業

印刷を主用途とした製版材料およびシステムを扱う感光材事業は、事 業開始後間もなく欧州での販売活動を開始し、現在まで約30年の歴史 があります。現在は当社の100%子会社、旭フォトプロダクツ(APP)の 5つの拠点―ベルギー、英国、ドイツ、フランス、イタリア―を通じ、東 欧、中近東、アフリカを含めた広範囲の市場で、販売・テクニカルサービ ス、市場・技術情報入手、および現地技術協会への技術普及活動などを 行っています。印刷技術先端地域である欧州をはじめ、他社との競合が 大変激しいこれらの市場において、APPは確固たる地位を築いていま す。これらの地域以外にも、現地代理店を通じてアジア、南米各国にも 販売を展開、また2000年度下期より北米市場にも参入しました。 感光材事業部では、通常の液状感光性樹脂「APR™」、固体感光性樹脂 「AFP™」に加え、レーザー対応のフレキソCTP(computer to plate)、

CTSS(computer to seamless sleeve)などもラインアップして おり、その大半を海外で販売しているグローバルな事業です。

ポール社との連携を強化し、

世界展開を加速

当社では、2001年8月、水処理関連エンジニアリング大手企業であ る、ポール・コーポレーション(本社:米国ニューヨーク州)と、限外ろ 過膜(UF)および精密ろ過膜(MF)についての提携強化の契約に調印 しました。 これは、欧米市場の水道水製造・下水道の回収再利用などの官需用途 や工業用途を含む、膜モジュールの提供だけでなくノウハウの提供も 含む包括契約です。 両社はすでに民需用途において10年にわたり協力体制にあり、ポー ル社は当社の販売代理店として欧米を中心に活動してきました。1999 年には提携契約を官需用途にまで拡大し、当社の中空糸の限外ろ過膜 および精密ろ過膜は、アメリカでの官需用途においてトップシェアを 占めています。同時に、欧州市場でも実績を積みつつあり、今後はポー ル社と連携して、新製品の開発や人員交流も視野に入れ、さらなるシェ アの拡大とワールドワイドな展開を図ります。

MF

膜の生産設備を建設

当社は、大量水処理向け精密ろ過膜(MF膜)の生産ラインを富士支社で 新設中です。上下水道などの浄化に使うポリフッ化ビニリデン(PVDF) 製膜の専用工場で、2002年2月に起工式を行い、2003年4月の操業を 目指しています。 PVDF製のMF膜は、耐薬品性や耐久性に優れていることから、大量 水処理向けに需要拡大が見込まれています。 当社のMF膜はこれまで、守山支社で生産され、富士支社でモジュール の組み立てを行っていましたが、今回、膜の生産から膜モジュールの組 み立てまでの一貫体制が整います。また、高透水のMF膜や革新的なモ ジュール組み立てのニュープロセス技術を開発し、生産性を向上させま した。これにより、当社の競争力は一層強化されることとなります。 今後、欧米のほか日本国内、アジアでの需要拡大も見込まれ、積極的 なビジネスの拡大を進めていきます。 良質な印刷性と耐久性を持つ 固体感光性樹脂「AFP™-SH」 ポール社副社長と握手を交わす 河野機能製品カンパニー社長 上下水道の除濁などに使用される 限外ろ過膜

(16)

「ヘーベルハウス ニューフレックス3™」

「へーベルハウス ニューフレックス

3™

当社では、家族の対話や地域コミュニケーション、自然とのふれあいを 重視した、新都市型3階住宅「へーベルハウス ニューフレックス3™」 を2001年4月より販売しています。「ニューフレックス3」は、従来の都 市型3階建て住宅において優先されがちであった機能性やプライバ シー偏重の空間設計を見直し、優れた構造特性による「大きな吹き抜け 空間」「大開口の窓」「間仕切りのない大空間」などを生かして、3層にわ たって水平方向・垂直方向に広がりのある「立体的オープンプランニン グ」を提案しています。 当社は、「ロングライフ住宅の実現」を事業戦略とし、物理的・機能的・ サービスの3つの視点から住まい手である顧客の高い満足を維持する 商品やサービスの拡充に努めてきました。しかし、著しい変容をとげる 社会のなかでお客様の満足を実現するためには、この3つの基本条件に 加え、住まいの原点でもある「住まう人の心の充足」についても検討が 必要と考えます。 「へーベルハウス PAO™」

「住宅・建材」

セグメントは住宅カンパニーと建材カンパニーから構成され

ています。

当社の住宅・建材事業は、

1967

(昭和

42

年)

に軽量気泡コンクリート

「ヘーベル

の製造開始による建材事業への本格進出、

1972

(昭和

47

年)

の不動産事業部設置による

「ヘーベル

ハウス

事業の本格展開がそ

れぞれの事業のスタートとなっています。

軽量気泡コンクリート

「ヘーベ

は断熱性、

耐火性、

遮音性、

耐久性などの優れた性能を備えた素材で、

この

「ヘーベル

と長期耐久の鉄骨軸組高耐震フレーム躯体

(ハイパー

フレーム構造)

が「ヘーベル

ハウス

」の高耐久性能を支えています。

住宅・建材

Housing and

Construction Materials

(17)

周辺事業の拡大

住宅カンパニーの長期事業戦略である「ロングライフ住宅の実現」は、 供給する建物の物理的・機能的側面のみでなく、建物が存在する期間を 通じて提供するサービスも含めて、長期にわたって顧客の満足を維持 するためのものです。2001年4月には、新築部門のホームサービス部門 と一体となって重要な役割を果たす旭化成リフォーム(株)と旭化成不 動産販売(株)の2社について、組織の再編および人員増強等の拡充策を 行いました。旭化成リフォームでは日常生活の満足につながる「ハウス ケア工事」、資産価値の維持を実現する「リフレッシュ工事」、ライフス テージの変化に応じた「増改築工事」のそれぞれの分野で魅力ある新商 品の開発に努め、順調に業績を伸長させています。旭化成不動産販売で は、新築部門との連携をとりながら、賃貸管理・仲介・受託販売の3事業 を行っています。「ストックヘーベルハウス」という独自の自社供給住 宅の流通事業をいちはやく展開し、「ロングライフ住宅ヘーベルハウ ス」のブランド構築に大きく寄与しています。

「イーゼット

」の非建築分野向け用途が好調

住宅などの中低層建築物用の基礎杭として1994年に販売を開始した 小口径羽根付鋼管杭「イーゼット™」が、新たに非住宅・非建築分野へ進 出し、好調に推移しています。 きょうあいち 「イーゼット™」は、小型施工機械を使用した狭隘地対応型の基礎杭 で、狭い敷地や既存の設備・建築物の隣接部にも打設できるという特長 を持っています。さらに「イーゼット™」の施工は、低騒音・低振動で残 土・泥水も排出しないなど、環境配慮にも優れています。 こうした長所が評価され、近年では、工場・プラント施設の生産ライ ン更新時における床補強や増床、重量機械や設備の設置用基礎をはじ め、教育・医療・交通施設等のバリアフリー化に伴うエレベーター新設 用基礎等の採用が増えています。また、山間部の携帯電話用アンテナ鉄 ようへき 塔、ロードサイドショップの大型看板、宅地造成や傾斜地補強用の擁壁 など、さまざまな分野の基礎杭としても活躍しています。 今回発売した「ニューフレックス3」は、システムラーメン構造の優れ た躯体性能を活かした「立体的オープンプランニング」により、家族の 気配を感じながら、地域や自然との関わりを楽しみ、「心の豊かさ」を実 感できる都市部の新しい住まい方を提案した商品です。

「へーベルハウス

PAO™

(パオ)」

当社では、30代を中心とする単世帯核家族へのライフスタイル提案型商 品として、「へーベルハウス PAO™」を2001年10月に新発売しました。 高度経済成長を経て物質的に豊かになった日本では、消費活動にお いて心の豊かさやデザイン性といった感覚的な要素が重視される傾向 にあります。また建築デザインを理解し、住宅を通して自分なりのライ フスタイルを主張する消費者も増えてきています。そこで当社では、デ ザインや空間の豊かさを現実的な大きさで表現する、新たな視点から の商品の開発を行いました。 商品名「PAO」は、必要なものだけを装備したミニマルな空間を包み たと 込んだ丈夫で長持ちな“箱”を、中央アジアの遊牧民の住居“パオ”に喩 えました。外観は、総2階構造の立方体の箱形をベースとした単純な フォルムとし、外壁には意匠性が高く、高級感のあるシンプルで飽きの こないデザインを採用しています。内部は、40坪前後の限られたスペー スでありながら、吹き抜けを中心とした立体的なオープンプランニン グにより、豊かさを実感できる、シンプルな空間を提案しています。住 まい手のライフスタイルやライフステージに合わせて自分なりの空間 を創っていくことができるデザインとなっています。

主要製品

住宅カンパニー ●「ヘーベルハウス™」 ●「ヘーベルメゾン™」 ●在来建築 ●マンション事業 ●都市開発事業 ●リフォーム事業 ●不動産流通業 建材カンパニー ●軽量気泡コンクリート (「ヘーベル™」など) ●パイル ●断熱材「ネオマ™フォーム」など ●人工魚礁 間仕切り壁をはずして生まれ変わった、 広々としたリビングダイニング(下) 「イーゼット™」による 狭隘地での施工現場

(18)

繊維

「ロイカ™」糸の供給を受ける 杭州旭化成紡織有限公司

「繊維」

セグメントは、

繊維カンパニーで構成されています。

アンモニアの有効利用を図るべく、

1931

年に

「ベンベルグ

(キュプ

ラ・アンモニウム・レーヨン)

事業を興し、

さらに

1933

年に延岡でレーヨ

ンの製造を開始したことが、

今日の繊維事業の母体となっています。

現在

では、セルロース繊維のキュプラや、ナイロン、アクリル、ポリエステル、

PTT

繊維などの合成繊維、

ポリウレタン弾性繊維、

人工皮革やスパンボン

ドなどの不織布に至るまで、

数多くの繊維素材を扱っています。

これらの

多彩な素材群と高い技術力で、

新機能・高付加価値繊維の開発と新規用途

の開拓を積極的に行っています。

Fibers and Textiles

「ロイカ

中国工場建設へ

2002年4月25日に、中国浙江省杭州市にスパンデックス(ポリウレタン アンロン 弾性繊維)「ロイカ™」の製造・販売会社、杭州旭化成  有限公司を旭化 成100%出資で設立し、中国拠点の建設に乗り出しました。年間生産能 力約5,000トンの計画で、2003年4月に年産1,300トンの「ロイカ™」 原糸の第1期生産開始を予定しています。 これに先立ち、1998年5月に台湾で台塑旭弾性繊維股 有限公司を 設立し、「ロイカ™」およびその原料PTMG*からの一貫製造・販売を行っ ていますが、新会社は、「ロイカ™」の2番目の海外製造拠点になります。 この新会社は、1995年に設立した、「ロイカ™」経編生地の製造・販売 会社、杭州旭化成紡織有限公司へ原糸の供給拡大をするとともに、今後 も期待できる中国、特に浙江省や上海でのスパンデックス需要の拡大 に対応していきます。 *PTMG:ポリテトラメチレン・エーテル・グリコール、スパンデックスの主原料 インナーからアウターまでさまざまな素材との 複合が可能な「ソロ™」

(19)

この工場の生産能力は年間13,000トンと世界でもトップクラスで、 守山工場のポリプロピレンSB、ナイロンSB、ポリエステルSBと合わ せて35,000トンの生産体制を有しています。 上記のほか当社では、世界唯一のベンベルグ長繊維不織布「ベンリー ゼ™」と湿式スパンレース不織布「コルドン™」、メルトブロー不織布 「マイクロウェブ™」等をはじめ、SB不織布においても撥水加工、クリ ンプ(ヒダ)加工、軽量薄型タイプなどの独自技術を拡大し、差別化を 図っていきます。

PET

ボトルのケミカルリサイクル開始

当社では、使用済みPETボトルを各種ポリエステル製品に再生する、国 内初のケミカルリサイクル事業を開始しました。この技術は、回収され たPETボトルを原料モノマー(ジメチルテレフタレートおよびエチレ ングリコール)に化学的に分解・精製する画期的なものです。 当社では、昭和46年に宮崎県延岡市のエステル工場内に初期のケミ カルリサイクルプラントを設置し、主に自社工場で発生する糸屑など の有効利用を図ってきましたが、循環型社会への要請に応えるために 新たな技術を確立し、2001年5月から稼動しています。この新技術で は、石油から製造したものと同等の高純度な原料モノマーを回収する ことができるため、従来のリサイクルにあるような用途の制約がほと んどなく、水着などの高機能スポーツ素材やインナー素材、さらには人 工皮革向けの超極細繊維(マイクロファイバー)にいたるまで、幅広い 展開が可能です。 処理能力としては、当面500 m l PETボトル換算で約1億本に相当す る年産3,000トン規模を想定し、今後は地元延岡市、宮崎県をはじめ、近 隣自治体ならびに地域周辺企業と連携しながら、事業拡大を図ります。

帝人と

PTT

繊維の合弁会社設立

2002年4月21日、当社と帝人(株)は、ポリトリメチレンテレフタレー ト(PTT)繊維製造用ポリマーの事業を行う合弁新会社、ソロテックス (株)を折半出資で設立し、6月1日より営業を開始しました。 PTT繊維は従来の汎用合繊と異なった特性を持つことから、世界に おいても大型新規素材として期待されています。このようなPTT繊維 に着目して、大手の合繊企業が事業化に乗り出していますが、現在は市 場の創生期にあります。当社は、世界に先駆け1999年より「ソロ™」ブ ランドでPTT繊維の事業化に着手してきました。 この合弁新会社は、当社と帝人よりPTT繊維事業における販売、製 造、研究開発の一切を引き継ぎ、これまで両社で行っていた研究開発・ 市場開拓の成果を結集します。また両社の国内外の生産体制を活用し て、コスト面、技術面を含む総合的な競争力ある体制を実現することに なり、一層強力かつ迅速な市場創生ワークの追求が可能となります。

旭化成エルタス延岡工場、

始動

2002年1月、旭化成100%出資の子会社、旭化成エルタス(株)延岡工場 の竣工式を行いました。旭化成エルタスは、2000年5月に設立され、同社 の延岡工場は旧レーヨン工場敷地の一部に延べ約7,000平方メートル、 約50億円の投資をして建設されました。 「エルタス™」は当社が生産する合繊長繊維不織布(スパンボンド)の 登録商標です。スパンボンド(SB)は、糸を織ってできる布より薄く、緻 密でほつれにくいほか、強度があり耐水性が高いのが特長です。用途は 紙おむつや手術時のガウンなどの医療分野、ティーバッグなどの食品 包装分野で、特に主力用途である紙オムツ向けの需要、なかでも大人用 紙オムツの需要が高齢化社会の到来とともに今後高まるものと見込ま れます。 旭化成エルタス延岡工場

主要製品

繊維カンパニー ●アクリル短繊維 「カシミロン™」 ●アクリル長繊維 「ピューロン™」 ●ナイロン66繊維「レオナ™」 ●ポリエステル長繊維 ●ポリトリメチレンテレフタレート (PTT)繊維「ソロ™」 ●キュプラ「ベンベルグ™」 ●ポリウレタン弾性繊維 「ロイカ™」 ●スパンボンド「エルタス™」 ●キュプラ不織布 「ベンリーゼ™」 ●人工皮革「ラムース」など 原料となる粉砕されたペットボトルと ケミカルリサイクルプラント

(20)

ドライフィルムレジスト「サンフォート™」

電子材料の工場を中国江蘇省に新設

当社では、プリント配線基板の回路形成に使用されるDFR(ドライフィ ルムレジスト)「サンフォート™」の製造販売拠点、旭化成電子材料(蘇 州)有限公司を中国江蘇省に新設し、中国市場での拡販を加速します。 この工場は2002年度内にも量産をスタートし、将来は電子材料関連事 業の製造拠点とするものです。 現在、DFRは富士工場でマザーロールからの一貫生産のほか、スリッ ト加工拠点として、台湾の華旭科技股 有限公司と中国(華南、華東)、 韓国に代理店があります。これに中国江蘇省での供給拠点を追加し、 電子材料関係の顧客進出で成長が著しい中国での体制を強化します。 旭化成電子材料(蘇州)有限公司は、DFRの原料のマザーロール製造 から、製品スリット加工とその販売までの一貫生産体制の確立により シェア拡大を目指します。同時にスリット加工拠点は、欧州市場におい ても検討を始めており、ハイエンド(ICパッケージ、多層基板)分野向け DFRを中心に世界市場での展開を加速します。 ピックアップ用FPコイル(上)と ユニットに組み込んだ状態

従来の

「多角化事業」

に含めていた

「エレクトロニクス」

を区分開示したこ

のセグメントは、

エレクトロニクスカンパニーで構成されています。

当社は長年にわたって蓄積してきた、

高分子化学と光化学の技術を、

プリ

ント配電盤製造用ドライフィルムレジストや半導体保護膜用感光性ポリイ

ミド樹脂などのエレクトロニクス関連分野で発展・応用させてきました。

また、

プリント配線板用ガラス繊維織物や高感度ホール素子、

ハイブリッド

ホール

IC

半導体磁気抵抗素子、電流センサーなどの各種磁気センサー、

さらには

CMOS

デジタル・アナログ混載回路技術をベースにした移動体通

信器用

LSI

など独創的な技術に基づいたユニークな製品を扱っています。

エレクトロニクス

Electronics

(21)

現在、ホールIC分野の新規製品開発において、旭化成電子のホール素 子の技術と旭化成マイクロシステム(株)のIC技術とを組み合わせ、高 性能かつ種々の機能を持つ複合センサーの開発に積極的に取り組んで います。IT分野に投入した開閉スイッチはその先駆け的位置づけにあ り、今後も研究開発本部との連携など、社内の経営資源を積極的に活か し、携帯電話やパソコン用途向けの各種キーデバイスを開発し、磁気回 路設計技術などとを組み合わせ、磁気センサー分野でトータルソ リューションをユーザーに提供していきます。

特徴ある

LSI

を開発する旭化成マイクロシステム

旭化成マイクロシステム(株)は、高精度、低消費電力を特徴とする CMOSアナログミックスドシグナルLSIを手がけています。この特徴 を活かした当社LSIは、自然界のアナログ情報とデジタル情報を高精度 でかつ効率的に橋渡しすることで、次世代情報システム・アプリケー ションの実現をサポートしています。最近では大容量データの高速通 信を特徴とする第三世代携帯電話端末(FOMA®向けLSIを開発して います。またホームシアター、DVDプレーヤー、デジタルテレビ等のAV 製品や、書き込み型DVD駆動装置向けLSIの開発など、当社の特徴を活 かせる分野は幅広くなってきています。今後さらに内外の広範囲な ユーザーの開発サポートを拡充するため、半導体設計を専業とする旭 化成マイクロシステム九州(株)を2002年3月、宮崎県に設立しました。

FOMA®Freedom Of Mobile multimedia Access)はNTTドコモ(株)の登録

商標です。 折りたたみ式携帯電話の電源スイッ チ の 切り 換 え 機 能 に 使 わ れ て い る 「ホールIC EW667」

FP

コイル事業を拡大

FPコイル(ファインパターンコイル)は、旭化成が独自に開発した精密 リソグラフィー技術および、精密メッキ技術をベースとする、微細な導 体を形成した製品です。FPコイルは、軽薄短小の性能を生かして、多く の携帯用AV機器に用いられています。特にビデオカメラ分野では、磁気 ヘッド用センサーレスモーターに採用され、世界シェアの90%以上を 占めています。加えて、小型化、高感度化の要求が高まっている光ディ スクピックアップ分野において、FPコイルの高精密の導体形成技術が 認知されつつあり、さらなる市場拡大が期待される光ディスク市場に 合わせた事業拡大を目指しています。また、生産体制においても、ユー シンセン ザーの生産拠点が集中する中国深I地区に検査工程をおき、コストダウ ンの要求や納期短縮に応えるための体制を整えています。

複合型センサーの積極的な開発

当社の子会社の一つである旭化成電子(株)は、磁気を検出するセン サーであるホール素子で世界トップの地位を築いています。ホール素 子は磁石や電流が発生する磁場を電圧に変換する半導体でできたセン サーで、主にCD-ROMやDVDなどに用いられるブラシレスモーターの ローターのセンサーとして用いられ、世界市場の70%のシェアを確保 しています。 次期事業の柱として期待し、重点強化に取り組んでいるホールICは、 ホール素子とその出力信号を増幅したりデジタル信号に変換したりす るIC(集積回路)とを組み合わせたものです。その用途は、電磁気的なノ イズに強い特長を活かし、家電用のパワーモーターや各種スイッチと して用いられたり、IT分野の製品にも応用されています。折り畳み式の 携帯電話の開閉スイッチはその大きな用途の一つです。

主要製品

エレクトロニクスカンパニー ●感光性ドライフィルムレジスト 「サンフォート™」 ●感光性ポリイミド樹脂 「パイメル™」 ●フォトマスク防塵フィルム ●ホール素子 ●CMOSアナログ・デジタル混載LSI ●プリント配線板用ガラスクロスなど 旭化成マイクロシステムの CMOSアナログミックスド シグナルLSI 3.0mm 2.2m m

(22)

医薬・医療

Health Care

塩酸ファスジル水和物「エリル™注S」

狭心症治療薬経口剤のファスジル、

独・シエーリング社とライセンス契約締結

当社では、狭心症への効果が期待できるファスジルの経口剤について、 ドイツのシエーリング社とライセンス契約を締結しました。 当社の開発した狭心症治療薬は、塩酸ファスジル水和物(一般名)で、 これまでにくも膜下出血手術後の脳虚血症状などの改善薬として販売し ている「エリル™注(注射剤)」の適応拡大として、臨床試験のフェーズII の段階を完了しています。この治療薬は、血管平滑筋が収縮しようとす る際にこれを阻止する、たん白リン酸化酵素阻害作用によって血管を 広げることで血液を流れやすくし、血管の詰まりから発症する狭心症 を治す独特のメカニズムを持っています。 シエーリング社はこのファスジルの経口剤を用いて、狭心症におけ る臨床開発を欧米で進める予定で、当社はシエーリング社のデータを 活用して国内での臨床試験を継続します。これにより、当社は大型の市 場を持つ狭心症治療薬の臨床開発の促進を図っていきます。

従来の

「多角化事業」

に含めていた

「バイオ・メディカル」

を区分開示し、

「医薬・

医療」

としたこのセグメントは、

医薬・医療カンパニーから構成されています。

1954

年日本初の国産の抗生物質

「ロイコマイシン

の開発に成功して

以来、

当社は長年の実績と経験を誇る発酵技術と合成技術をもとに、

さまざ

まな医薬品や医薬原料を次々と世に送り出してきました。

1974

年には、

中空

糸型人工腎臓の生産を開始、

医療機器分野に参入しました。

現在、

中空糸型人

工腎臓では、

国内トップの地位にあります。

また、

血液浄化システムでは、

分離技術や吸着技術を用いた病因物質の選択除去技術を開発し、

新しい体外

循環療法として免疫疾患や難病治療などに貢献しています。

(23)

ダイアライザー事業の拡大

旭メディカル(株)は、膜分離技術を核とした血液透析をはじめとする 医療機器分野におけるリーディングカンパニーです。特に、ダイアライ ザー(血液透析用人工腎臓)分野では、高性能で生体適合性に優れるポ リスルホン膜ダイアライザー「APS™シリーズ」をはじめ、セルロース 膜、ポリアクリロニトリル膜などの開発・製造・販売を行っている国内 最大のメーカーです。 当社では、2002年7月1日付でテルモ(株)のダイアライザー事業の 営業を譲受することについて合意しました。これにより、ダイアライ ザー事業のグローバルな競争が激化するなか、営業力のさらなる強化 が図れるとともに、多様な商品展開、シェアおよび売り上げの拡大が 期待されます。 また、製造設備の増設により、2002年10月に、ポリスルホン中空糸膜 の年間1,000万本体制を確立する予定です。 吸着型血液浄化器「セルソーバ™E」と 血液浄化装置「プラソート™LC」

吸着型血液浄化器「セルソーバ

™E

を新発売

こうげんびょう 旭メディカル(株)は、これまで膠原病や自己免疫疾患などの難病に対 し、各種中空糸や吸着材による血液体外循環の血液浄化器(機能商品) かいよう を数多く開発、製造、販売してきましたが、このたび潰瘍性大腸炎を治 療する吸着型血液浄化器「セルソーバ™E」を開発し、2001年10月に新 発売しました。 「セルソーバ™E」は、極細繊維の不織布からなる特殊フィルターで、 潰瘍性大腸炎の炎症部分に集まった活性化白血球を吸着、除去する医 療用具です。潰瘍性大腸炎とは、大腸の粘膜に潰瘍ができ、頻性の血性 下痢に苦しむ慢性疾患で、厚生労働省の難病に指定されています。その 治療法には、主にステロイドなどの薬物が使われますが、薬物は副作用 問題や効果のない人もあり、難治の場合には手術をせざるを得ず、患者 には大変な負担となっていました。こうしたことから、白血球除去療法 は、手術を考える前の第三の方法として期待されています。 「セルソーバ™E」は、吸着率が高く、リンパ球も含めた白血球全体を 除去できるため、発売当初から順調に売り上げを伸ばしています。旭メ ディカルでは、「セルソーバ™E」が加わることにより、当機能商品分野 でのリーダー的地位がさらに強まると期待しています。

主要製品

医薬・医療カンパニー ●医薬品(「エルシトニン™」、 「ブレディニン™」、 「フリバス™」、 「トレドミン™」など) ●医薬品原料 ●飼料添加物 ●診断薬 ●ウイルス除去フィルター 「プラノバ™」 ●人工腎臓 ●白血球除去フィルター 「セパセル™」 ●吸着型血液浄化器 「セルソーバ™E」 ●コンタクトレンズなど 販売を開始した 「クリランスPSE」

(24)

低アルコール市場に差別化新商品を積極投入

酒類事業部では、低アルコール飲料の主力ブランドである「ハイリキ™」 シリーズのラインアップを充実させるため、2001年4月、「ハイリキ™ レモン<シークァーサーブレンド>」ボトル缶を発売しました。この商 品は、「ハイリキ™」未経験の女性や若者層にアピールするように、新し いパッケージとロゴを採用しています。続いて2002年3月には果汁の生 搾り感を追求した、「ハイリキ™旬果搾り」を新発売しました。「旬果搾 り」には“レモン”、沖縄特産の柑橘類である“シークァーサー”、“うめ”の 3種類のフレーバーがあり、着色料は一切使用せず、香料を抑えた自然の ままの味わいが楽しめます。

従来の「多角化事業」に含めていた「エンジニアリング・その他」を「酒類・

サービス等」

としたこのセグメントは、

酒類事業やエンジニアリング事業、

製塩事業、

サービスなどで構成されています。

当社の酒類事業は、発酵技術、

蒸留技術、

ブレンド技術をベースに総合

酒類メーカーとして多様な商品づくりに取り組んでいます。

缶入りチュー

ハイの先駆けとなった

「ハイリキ

清酒

「富久娘

などを軸に商品展

開を行っています。

なお、

2002

4

15

日、

焼酎および低アルコール飲料事業をアサヒビー

(株)

とニッカウヰスキー

(株)

へ譲渡することで合意しました。

酒類・サービス等

主力ブランド「ハイリキ™」を中心とした 低アルコール商品

Liquors, Services

and Others

また、2001年9月より、「イヒ!どぷっと™つけ込み」シリーズを新発 売しました。この商品は、家庭で作る果実酒のような自然製法の果実の つけ込み酒に、その果実の天然果汁を加えた低アルコール飲料で、無添 加製法による果実の自然でなめらかなおいしさを楽しめます。2002年 2月には「はちみつ黒酢ダイエットのお酒」を新発売しました。これは健 康と美容に効果があるといわれる黒酢と、レモン果汁25個分のビタミ ンCを配合した、全く新しいタイプの低アルコール商品で、飲みやすい 清涼感のある味わいです。

参照

関連したドキュメント

この資料には、当社または当社グループ(以下、TDKグループといいます。)に関する業績見通し、計

18~19歳 結婚するにはまだ若過ぎる 今は、仕事(または学業)にうちこみたい 結婚する必要性をまだ感じない.

・この1年で「信仰に基づいた伝統的な祭り(A)」または「地域に根付いた行事としての祭り(B)」に行った方で

 しかしながら、東北地方太平洋沖地震により、当社設備が大きな 影響を受けたことで、これまでの事業運営の抜本的な見直しが不

Q7 建設工事の場合は、都内の各工事現場の実績をまとめて 1

○齋藤部会長 ありがとうございました。..

○齋藤部会長 ありがとうございました。..

QRされた .ino ファイルを Arduino に‚き1む ことで、 GUI |}した ƒ+どおりに Arduino を/‡((スタンドアローン})させるこ とができます。. 1)