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GS610 ソースメジャーユニット ユーザーズマニュアル

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Academic year: 2022

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(1)

ユーザーズマニュアル

GS610

ソースメジャーユニット

IM 765501-01

9 版

(2)

ユーザー登録のお願い

今後の製品情報などを確実にお届けするため、お客様にユーザー登録をお願いして おります。当社 Web サイトからご登録ください。

https://tmi.yokogawa.com/jp/support/

計測相談のご案内

当社では、お客様に正しい計測をしていただけるよう、当社製品の取り扱い、仕様、

機種選定、および応用に関するご相談を承っております。当社 Web サイトのお問い 合わせフォームをご利用ください。あるいは、直接カスタマサポートセンターでも 受け付けております(E メール、フリーダイヤル、FAX)。なお、価格や納期などの 販売に関する内容については、最寄りの営業、代理店にお問い合わせください。

https://tmi.yokogawa.com/jp/contact/

横河計測株式会社 カスタマサポートセンター

Email : tmi-cs@csv.yokogawa.co.jp

(3)

はじめに

このたびは,ソースメジャーユニットGS610をお買い上げいただきましてありがとうござ います。

このユーザーズマニュアルは,本機器の機能,操作方法,取り扱い上の注意などについて 説明したものです。ご使用前にこのマニュアルをよくお読みいただき,正しくお使いくだ さい。お読みになったあとは,ご使用時にすぐにご覧になれるところに,大切に保存して ください。ご使用中に操作がわからなくなったときなどにきっとお役に立ちます。なお,

GS610のマニュアルには,このマニュアルを含め,次のものがあります。合わせてお読み ください。

マニュアル名 マニュアルNo. 内容

ソースメジャーユニットGS610 IM 765501-01 本書です。本機器の全機能とその操

ユーザーズマニュアル 作方法について説明しています。

GS610 Source Measure Unit IM 765501-92 中国向けの文書です。

Safety Instruction Manual IM 00C01C01-01Z1 安全マニュアル(欧州の言語)

各国や地域の当社営業拠点の連絡先は、下記のシートに記載されています。

ドキュメントNo. 内容

PIM 113-01Z2 国内海外の連絡先一覧

ご注意

・ 本書の内容は,性能・機能の向上などにより,将来,予告なしに変更することがありま す。また,実際の表示内容が本書に記載の表示内容と多少異なることがあります。

・ 本書の内容に関しては万全を期していますが,万一ご不審の点や誤りなどお気づきのこ とがありましたら,お手数ですが,当社支社・支店・営業所までご連絡ください。

・ 本書の内容の全部または一部を無断で転載,複製することは禁止されています。

・ 保証書が本書に付いています。よくお読みいただき,ご理解のうえ大切に保存してくだ さい。

・ 本製品のTCP/IPソフトウエア,およびTCP/IPソフトウエアに関するドキュメントは,

カリフォルニア大学からライセンスされたBSD Networking Software,Release 1を もとに当社で開発/作成したものです。

高電圧

本機器は最大で 110V の直流電圧を発生します。

・  感電を防止するために、ご使用になる前に必ずこのマニュアルをお読みください。

・  操作を誤ると人命に関わる重大な事故が発生する危険があります。操作がわからなく なったときに、使用者がこのマニュアルをいつでも読めるように本機器のお近くに保管 してください。

商標

・ Microsoft,Internet  Explorer,MS-DOS,Windows,Windows  NT,および Windows XPは,米国Microsoft Corporationの,米国およびその他の国における登録 商標または商標です。

・ Adobe,Acrobat,およびPostScriptは,アドビシステムズ社の登録商標または商標で す。

・ 本文中の各社の登録商標または商標には,®,TMマークは表示していません。

・ その他,本文中に使われている会社名,商品名は,各社の登録商標または商標です。

9th Edition: November 2021 (YMI)

All Rights Reserved. Copyright © 2005 Yokogawa Electric Corporation

All Rights Reserved. Copyright © 2013 Yokogawa Test & Measurement Corporation

(4)

履歴

・ 2005年7月 初版発行

・ 2007年10月 2版発行

・ 2009年1月 3版発行

・ 2013年9月 4版発行

・ 2016年3月 5版発行

・ 2017年10月 6版発行

・ 2019年8月 7版発行

・ 2021年3月 8版発行

・ 2021年11月 9版発行

(5)

梱包内容を確認してください

梱包を開けたら,ご使用前に以下のことを確認してください。万一,お届けした製品の間 違いや品不足,または外観に異常が認められる場合には,お買い求め先にご連絡くださ い。

GS610本体

本機器側面の形名銘板に記載されているMODEL(形名)とSUFFIX(仕様コード)で,ご注文 どおりであることを確認してください。

MODEL(形名)とSUFFIX(仕様コード)

形名 仕様コード*1 仕様内容

765501 ソースメジャーユニット

電源コード*2 -M UL/CSA規格適合,PSE適合,3極-2極変換アダプタ付き 付加仕様 /C10 イーサネットインタフェース

(オプション)

*1 仕様コードに「Z」が記載されている製品には,専用のマニュアルが添付されている場合があ ります。標準のマニュアルと併せてお読みください。

*2 付属の電源コードが、電源コードを使用する国や地域で指定されている規格に適合しているこ とを確認してください。

NO.(計器番号)

お買い求め先にご連絡いただく際には,この番号もご連絡ください。

(6)

梱包内容を確認してください

付属品

次の付属品が添付されています。

品名 形名 数量 備考

/部品番号

電源コード A1006WD 1 UL/CSA規格適合,PSE適合 最大定格電圧125V,最大定格電流7A 3極-2極変換アダプタ A1253JZ 1 日本国内でのみ使用可,PSE適合 底面脚用ゴム A9088ZM 2 ゴム2個が1セットになっています。

測定リード 758933 1

ワニグチアダプタ 758922 1セット 安全端子-ワニグチ変換,赤黒各1個 外部入出力コネクタ接続 A1519JD 1 コネクタカバー

用D-subコネクタ B8060KA 1 15ピンコネクタ

マニュアル 一式 IM765501-01 1 ユーザーズマニュアル(本書) IM765501-92 1 中国向け文書

IM00C01C01-01Z1 1 安全マニュアル(欧州の言語) PIM113-01Z2 1 国内海外の連絡先一覧 付属品は本機器の保証範囲に含まれません。

3極-2極変換アダプタ A1253JZ

(日本国内でのみ使用可) 電源コード*

A1006WD

底面脚用ゴム A9088ZM

マニュアル一式

・IM 765501-01(本書)

・IM 765501-92

・IM 00C01C01-01Z1

・PIM 113-01Z2 測定リード 758933

ワニグチアダプタセット 758922

外部入出力コネクタ用 D-subコネクタ(15ピン,オス)

A1519JD B8060KA

*  付属の電源コードが、電源コードを使用する国や地域で指定されている規格に適合して いることを確認してください。

(7)

梱包内容を確認してください

アクセサリ(別売品)

別売アクセサリとして,次のものがあります。

品名 形名/ 販売 記事 マニュアルNo.

部品番号 単位

測定リード 758917 1セット 安全端子ケーブル,長さ0.75m,赤黒各1本, ─ 定格1000V/32A

758933 1セット 安全端子ケーブル,長さ1m,赤黒各1本, ─ 定格1000V/19A

ワニグチアダプタ(小) 758922 1セット 安全端子−ワニグチ変換,赤黒各1個, ─ 定格300V/15A

ワニグチアダプタ(大) 758929 1セット 安全端子−ワニグチ変換,赤黒各1個, ─ 定格1000V/32A

安全端子アダプタ 758923 1セット バネ押さえタイプ,赤黒各1個, ─ 定格600V/10A

758931 1セット ネジ締めタイプ,赤黒各1個, ─ 定格1000V/36A

変換アダプタ 758924 1 安全BNC−バナナ変換,定格500V ─ BNCケーブル 366924 1 BNC-BNC,長さ1m,定格42V ─ 366925 1 BNC-BNC,長さ2m,定格42V ─ 外部入出力コネクタ接続用 A1519JD 1 15ピンコネクタカバー ─

D-subコネクタ B8060KA 1 15ピンコネクタ ─

3極-2極変換アダプタ A1253JZ 2 日本国内でのみ使用可,PSE適合 ─ アクセサリ(別売)は本機器の保証範囲に含まれません。

警  告

・ 本書で指定されているアクセサリを使用してください。また,本機器のアクセサ リは,これらをアクセサリとして指定している当社製品にだけ使用してくださ い。

・ 本機器のアクセサリを使用するときは,各アクセサリの定格の範囲以内で使用し てください。アクセサリを組み合わせて使用する場合,定格が低いアクセサリの 仕様範囲内で使用してください。

注  意

BNCケーブル366924,366925は,BNC入出力端子にご使用ください。

(8)

本機器を安全にご使用いただくために

本機器は,専門知識のある方がご使用いただくことを前提に開発された製品です。

本機器はIEC規格保護クラスI (保護接地端子付き)の製品です。

本機器を正しく安全に使用していただくため,本機器の操作にあたっては下記の安全注意 事項を必ずお守りください。このマニュアルで指定していない方法で使用すると,本機器 の保護機能が損なわれることがあります。

このマニュアルは製品の一部として重要な内容を含んでいます。本機器を廃棄するまで,

本機器を使用するときにすぐご覧になれるところに,このマニュアルを大切に保存してく ださい。なお,これらの注意に反したご使用により生じた障害については,YOKOGAWA は責任と保証を負いかねます。

本機器には,次のようなシンボルマークを使用しています。

取扱注意 (人体および機器を保護するために,ユーザーズマニュアルやサービス マニュアルを参照する必要がある場所に付いています。)

交流 ON(電源) OFF(電源) ON(電源)の状態 OFF(電源)の状態

(9)

本機器を安全にご使用いただくために

次の注意事項をお守りください。取扱者の生命や身体への危険や機器損傷の恐れがあります。

警  告

● 本機器の用途

本機器は電圧,電流の発生器および測定器です。電圧,電流の発生器および測定 器としての用途以外には使用しないでください。

● 外観の確認

外観に異常が認められる場合は、本機器を使用しないでください。

● 電源

本機器の電源電圧が供給電源の電圧に合っているか必ず確認したうえで,本機器 の電源を入れてください。

● 電源コードとプラグ

・ 感電や火災防止のため,電源コードおよび3極-2極変換アダプタ(日本国内でのみ 使用可)は,当社から供給されたものをご使用ください。

・ 主電源プラグは,保護接地端子を備えた電源コンセントにだけ接続してくださ い。保護接地線を備えていない延長用コードを使用すると,保護動作が無効にな ります。

・ 本機器に付属されている電源コードを他の機器に使用しないでください。

・ 電源コードを束ねた状態で使用しないでください。

・ 電源プラグにゴミが付着したまま使用すると,湿気などで絶縁不良になり,発火 する恐れがあります。定期的に電源プラグを清掃してください。

● 保護接地

感電防止のため,本機器の電源を入れる前に,必ず保護接地をしてください。本 機器に付属の電源コードは接地線のある3極電源コードです。したがって,保護 接地端子のある3極電源コンセントを使用してください。また,3極-2極変換アダ プタ(日本国内でのみ使用可)を使用する場合には,保護接地端子に変換アダプタ の接地線を確実に接続してください。

● 保護接地の必要性

本機器の内部または外部の保護接地線を切断したり,保護接地端子の結線を外さ ないでください。いずれの場合も本機器が危険な状態になります。

● 保護機能の欠陥

本機器を動作させる前に,保護接地やヒューズなどの保護機能に欠陥がないか確 認してください。欠陥があると思われるときは,本機器を動作させないでくださ い。

● ガス中での使用

可燃性,爆発性のガスまたは蒸気のある場所では,本機器を動作させないでくだ さい。そのような環境下で本機器を使用することは大変危険です。

● ケースの取り外し・分解・改造の禁止

当社のサービスマン以外は本機器のケースの取り外し,分解,または改造しない でください。本機器内には高電圧の箇所があり,危険です。

● 外部接続

確実に保護接地をしてから,測定対象や外部制御回路への接続をしてください。

また,出力,測定対象に触れる場合は,本機器の出力をオフにして,電圧や電流 が発生していないことを確認してください。

(10)

本機器を安全にご使用いただくために

● 測定カテゴリ

本機器の測定入力端子の測定カテゴリはなし「O(Other)」です。主電源の測定,

または測定カテゴリII,III,およびIV内の測定には,本機器を使用しないでくださ い。

● 設置または使用する場所

・ 本機器は屋内で使用する製品です。屋外では設置または使用しないでください。

・ 本機器が異常または危険な状態になったときに,直ちに電源コードを外せるよう に設置してください。

● フローティングでの使用

・ 本機器をフローティングで使用すると,接続している外部機器によっては,各端 子が危険電圧になることがあります。感電,放電にご注意ください。

・ 感電防止のため、指輪,時計などの金属や宝石類を身につけないで操作してくだ さい。

● 結線

本機器をフローティングで使用すると,各端子が危険電圧になることがありま す。正しく結線しないと本機器や出力対象を損傷するだけでなく,感電,火災を 起こす恐れがあります。結線には十分注意し,以下のことを必ず確認してくださ い。

・ フ ロ ー テ ィ ン グ で 使 用 す る 場 合 は , 接 地 に 対 す る 各 出 力 端 子 の 電 位 が

±250Vpeak以下になるように注意してください。

出力前( 本機器の出力をON にする前)

・ 本機器の出力端子への結線が正しいか

・ 出力対象への結線が正しいか 出力中

・ 本機器の出力がON のときは,端子や接続線には絶対に触れないでください。

注  意

使用環境の制限

本製品はクラス A(工業環境用)の製品です。家庭環境においては,無線妨害を生 ずることがあり,その場合には使用者が適切な対策を講ずることが必要になる場 合があります。

(11)

各国や地域での規制と販売について

廃電気電子機器

((EU WEEE 指令はEEA* で、 UK WEEE 規則はUK で有効です。)

 この製品はWEEE 指令マーキング要求に準拠します。このマークは、この電気電子製品 を各国内の一般家庭廃棄物として廃棄してはならないことを示します。 EEA またはUK で 製品を廃棄する場合はお近くの横河オフィスまでご連絡ください。

* EEA: European Economic Area

電池と廃電池

( EU 電池指令/ 規則はEEA で、 UK 電池規則はUK で有効です。)

 この製品には電池が使用されています。このマークは、EU 電池指令/ 規則とUK 電池規 則に規定されているとおり、分別収集が義務付けられていることを意味しています。

電池の種別:リチウム電池

電池の交換が必要な場合は、EEA またはUK にあるお近くの横河オフィスまでご連絡くだ さい。

EEA内の認定代理人(AR)

横河ヨーロッパ・オフィスはEEA内で本製品の当社認定代理人(AR)を務めます。横河ヨー ロッパ・オフィスの住所については別紙のお問い合わせ先(PIM 113-01Z2) をご覧くださ い。

廃棄方法

当社製品を廃棄するときは,廃棄する国,地域の法令に従って廃棄してください。

(12)

このマニュアルで使用している記号

注記

このマニュアルでは,注記を以下のようなシンボルで区別しています。

本機器で使用しているシンボルマークで,人体への危険や機器の損 傷の恐れがあることを示すとともに,その内容についてユーザーズ マニュアルを参照する必要があることを示します。ユーザーズマ ニュアルでは,その参照ページに目印として, 「警告」「注意」の 用語と一緒に使用しています。

警  告

取り扱いを誤った場合に,使用者が死亡または重傷を負う危険があ るときに,その危険を避けるための注意事項が記載されています。

注  意

取り扱いを誤った場合に,使用者が軽傷を負うか,または物的損害 のみが発生する危険があるときに,それを避けるための注意事項が 記載されています。

Note

本機器を取り扱ううえで重要な情報が記載されています。

操作説明ページで使用しているシンボル

3〜17章および付録で操作説明をしているページでは,説明内容を区別するために,次の ようなシンボルを使用しています。

操  作 数字で示す順序で各操作をしてください。ここでは,初めて操作を することを前提に手順を説明しています。したがって設定内容を変 更する場合は,すべての操作を必要としない場合があります。

解  説 操作に関連する設定内容や限定事項について説明しています。ここ では,機能そのものについては詳しく説明していない場合がありま す。その場合の機能については,2章をご覧ください。

<<対応コマンドニモニック>>

操作説明のページで説明している機能に対応する通信コマンドを示 しています。

(13)

目次

はじめに ... i

梱包内容を確認してください ... iii

本機器を安全にご使用いただくために ... vi

各国や地域での規制と販売について ... ix

このマニュアルで使用している記号 ... x

第1章 各部の名称と機能

1.1 フロントパネル ... 1-1 1.2 リアパネル ... 1-2 1.3 表示画面の名称と内容 ... 1-3 1.4 キーグループとメニュー ... 1-5

第2章 機能説明

2.1 システム構成とブロック図 ... 2-1 2.2 ソースメジャーサイクル ... 2-3 2.3 発生 ... 2-5 2.4 測定 ... 2-10 2.5 トリガ ... 2-12 2.6 スイープ ... 2-13 2.7 演算 ... 2-16 2.8 ストア/リコール(統計演算値表示) ... 2-18 2.9 USBストレージ機能 ... 2-19 2.10 その他の機能 ... 2-21

第3章 本機器の準備と共通操作

3.1 使用上の注意 ... 3-1 3.2 本機器の設置 ... 3-3 3.3 電源の接続 ... 3-6 3.4 電源スイッチのON/OFF ... 3-7 3.5 結線時の注意 ... 3-9 3.6 電源周波数の設定 ... 3-11 3.7 日付・時刻,世界標準時(グリニッジ標準時)との時差の設定 ... 3-12 3.8 キーおよびロータリノブの基本操作 ... 3-14 3.9 数値の入力方法 ... 3-16

第4章 トリガの設定,接続方式(リモートセンス/ローカルセンス),

USBストレージ機能

4.1 トリガの設定 ... 4-1 4.2 接続方式(リモートセンス/ローカルセンス) ... 4-3 4.3 USBストレージ機能 ... 4-5

第5章 発生

5.1 発生ファンクションの切り替え ... 5-1 5.2 発生レンジの設定 ... 5-2 5.3 リミッタの設定 ... 5-4 5.4 DC発生モードの設定 ... 5-6 5.5 パルス発生モードの設定 ... 5-8

3 3 2 1

6 5 4

9 8 7

12 12 11 11 10 10

15 15 14 14 13 13

18 18 17 17 16 16

(14)

目次

5.6 ソースディレイの設定 ... 5-11 5.7 出力のON/OFF ... 5-13 5.8 ゼロ発生 ... 5-14 5.9 オフセットキャリブレーション ... 5-16

第6章 スイープ

6.1 リニア/ログスイープの設定 ... 6-1 6.2 プログラムスイープの設定 ... 6-5 6.3 終端モードの選択 ... 6-7 6.4 繰り返し回数の設定 ... 6-9 6.5 スイープの開始 ... 6-10 6.6 プログラムパターンファイル ... 6-11

第7章 測定

7.1 測定のON/OFF ... 7-1 7.2 測定ファンクションの選択 ... 7-2 7.3 測定レンジのオートレンジON/OFF ... 7-3 7.4 メジャーディレイの設定 ... 7-4 7.5 積分時間の設定 ... 7-6 7.6 オートゼロ機能 ... 7-7 7.7 Auto V/IのON/OFF ... 7-8

第8章 演算

8.1 アベレージング ... 8-1 8.2 NULL演算 ... 8-3 8.3 数式演算 ... 8-4 8.4 比較演算 ... 8-7 8.5 ユーザー定義演算 ... 8-9

第9章 測定結果のストア/統計演算値のリコール

9.1 測定結果のストア ... 9-1 9.2 統計演算値のリコール ... 9-4

第10章 BNC入出力/外部入出力

10.1 BNC入出力端子,外部入出力コネクタの入出力信号の設定 ... 10-1 10.2 同期運転 ... 10-7

第11章 その他の機能

(15)

目次

3 3 2 1

6 5 4

9 8 7

12 12 11 11 10 10

15 15 14 14 13 13

18 18 17 17 16 16

第12章 イーサネット通信(オプション)

12.1 イーサネットインタフェースの機能と仕様 ... 12-1 12.2 ネットワークへの接続 ... 12-2 12.3 TCP/IPの設定 ... 12-3 12.4 イーサネット設定の確認 ... 12-6 12.5 Webサーバ機能 ... 12-7

第13章 GP-IB通信

13.1 IEEE 488.2-1992について ... 13-1 13.2 GP-IBインタフェースの機能と仕様 ... 13-3 13.3 GP-IBケーブルの接続方法 ... 13-4 13.4 GB-IBアドレスの設定 ... 13-5 13.5 インタフェースメッセージに対する応答 ... 13-6

第14章 RS-232通信

14.1 RS-232インタフェースの機能と仕様 ... 14-1 14.2 シリアル(RS-232)インタフェースによる接続 ... 14-2 14.3 ハンドシェーク方式 ... 14-4 14.4 データフォーマットの組み合わせ ... 14-5 14.5 RS-232インタフェースの設定 ... 14-6

第15章 USB通信

15.1 USBインタフェースの機能と仕様 ... 15-1 15.2 USBインタフェース機能の選択 ... 15-2

第16章 通信コマンド

16.1 プログラム形式 ... 16-1 16.1.1 構文の記号 ... 16-1 16.1.2 メッセージ ... 16-1 16.1.3 命令 ... 16-3 16.1.4 応答 ... 16-5 16.1.5 データ ... 16-5 16.2 コマンド ... 16-6 16.2.1 コマンド一覧表 ... 16-6 16.2.2 出力コマンド(OUTPutグループ) ... 16-13 16.2.3 発生コマンド(SOURceグループ) ... 16-14 16.2.4 スイープコマンド(SWEepグループ) ... 16-22 16.2.5 測定コマンド(SENSeグループ) ... 16-23 16.2.6 トリガコマンド(TRIGgerグループ) ... 16-25 16.2.7 演算コマンド(CALCulateグループ) ... 16-26 16.2.8 ストア/リコールコマンド(TRACeグループ) ... 16-28 16.2.9 外部入出力コマンド(ROUTeグループ) ... 16-30 16.2.10 システムコマンド(SYSTemグループ) ... 16-32 16.2.11 測定値読み出し(INITiate,FETCh,READグループ) ... 16-36 16.2.12 ステータスコマンド(STATusグループ) ... 16-37 16.2.13 共通コマンド ... 16-38 16.3 ステータスレポート ... 16-40 16.3.1 ステータスレポートについて ... 16-40 16.3.2 ステータスバイト ... 16-41

(16)

目次

16.3.3 標準イベントレジスタ ... 16-42 16.3.4 発生イベントレジスタ ... 16-44 16.3.5 測定イベントレジスタ ... 16-45 16.3.6 出力キューとエラーキュー ... 16-46 16.4 サンプルプログラム ... 16-47 16.4.1 プログラムを組む前に ... 16-47 16.4.2 GP-IBアクセス関数 ... 16-48 16.4.3 サンプル1(内部トリガによるフリーラン時の測定結果読み出し例) ... 16-51 16.4.4 サンプル2(PCからのトリガ発生,測定結果読み出し例) ... 16-53 16.4.5 サンプル3(PCからの発生レベル更新例) ... 16-55 16.4.6 サンプル4(スイープ機能による発生レベル更新例) ... 16-57 16.4.7 サンプル5(ストア機能の実行と統計値読み出し例) ... 16-59 16.5 ASCIIキャラクタコード ... 16-60

第17章 トラブルシューティングと保守

17.1 故障? ちょっと調べてみてください。 ... 17-1 17.2 エラーコードの内容とその対処方法 ... 17-2 17.3 セルフテスト ... 17-5 17.4 システム状態の確認 ... 17-7 17.5 システムのバージョンアップ ... 17-8 17.6 交換推奨部品 ... 17-10

第18章 仕様

18.1 発生部 ... 18-1 18.2 測定部 ... 18-3 18.3 機能 ... 18-4 18.4 外部入出力部(TRIG/SWEEP/CTRL INおよびOUT) ... 18-5 18.5 インタフェース ... 18-5 18.6 一般仕様 ... 18-6 18.7 外形図 ... 18-9

付録

付録1 演算定義仕様 ... 付-1 付録2 アプリケーション例 ... 付-5 付録3 工場出荷時の初期設定ファイル(Default.txt)の内容 ... 付-17

索引

(17)

3 2 1

6 5 4

9 8 7

12 11 10

15 14 13

18 17 16

1.1 フロントパネル

ロータリノブ/テンキー/カーソルキー 数値の設定操作や設定情報/項目の選択 操作をするときに使用します。

→3.8節,3.9節

電源スイッチ→3.4節 取っ手

本機器を持ち運ぶときに 使用します。→3.1節

出力端子

付属の測定リードを接続します。

→3.5節,4.2節 ソフトキー

設定時に画面に表示されるソフトキーメニューで,

項目を選択するときに使用します。→3.8節

ESC(DISPLAY)キー

ソフトキーメニューを消去する ときに使用します。→3.8節

設定・実行キー

設定操作/実行をするときに押すキーです。

設定キーを押すと各種設定項目が表示されます。→1.4節,3.9節 SHIFTキー

SHIFTキーを押して,SHIFTキーのインジケータを点灯 させると,シフト状態になります。操作キーの下側に ある紫色文字の項目が操作対象になります。

ディスプレイ→1.3節 リモートインジケータ

通信によるリモート状態のときに点灯します。→13.2節,14.1節 KEY LOCKインジケータ

キーロックがONのときに点灯します。→11.7節

アベレージインジケータ

アベレージングがONのときに点灯します。→8.1節 リモートセンスインジケータ

リモートセンス(4端子接続)を選択したときに点灯します。→4.2節

AVERAGE 4 WIRE KEY LOCK

DISPLAY ESC

MEASURE

STORE RANGEAUTO MENU

RECALL MATH NULL

COMPARE MEASURE

VALUE REMOTE

LOCAL

POWER MISC TIME

KEY LOCK SHIFT

MODE

RANGEAUTO

LIMIT VS IS

MENU SOURCE

OUTPUT CONTROL

SWEEP START

ZERO

SOURCE

TRIG MODE OUTPUT

BS

V I

7 8 9

4 5 6

1 2 3

0 . + -

GS610 GS610 SOURCE MEASURE UNIT SOURCE MEASURE UNIT

SENSE OUTPUT Hi 110V

MAX 1V

MAX 110V

MAX

Lo ALL TERMINALS 250V MAX TO RANGE

第1章 各部の名称と機能

(18)

1.2 リアパネル

RS-232コネクタ(9ピン)

RS-232インタフェースを介してPCと通 信をするときに使用します。→14.2節 外部入出力コネクタ(15ピン)

トリガ,スイープ,機器の制御などの信 号の入出力や比較演算結果の出力信号を 出力するときに使用します。→10章 冷却ファン→3.2節

USBポート

USBインタフェースを持つPCに接続し,本機器をUSB ストレージとして働かせるときに使用します。→4.3節 イーサネットポート

LANに接続するときに使用します。→12.2節 BNC入出力端子

トリガ,スイープ,機器の制御などの信号の入出力や比較演算 結果の出力信号を出力するときに使用します。→10章

GP-IBコネクタ

GP-IBインタフェースを介して通信をす るときに使用します。→13.3節

電源コネクタ

電源を接続します。→3.3節

IN

OUT

ACT ETHERNET 100BASE-TX LINK

USB

100 - 120V 220 - 240V AC 200VA MAX 50 60Hz

GP-IB (IEEE488)

SERIAL (RS-232) EXT I O TRIG /

SWEEP / CTRL Do not operate without reading the safety precautions in the user’s manual.

WARNING

(19)

3 2 1

6 5 4

9 8 7

12 11 10

15 14 13

18 17 16

1.3 表示画面の名称と内容

本機器の画面に表示される内容は,次のとおりです。

比較演算結果表示 トリガ設定表示

発生およびスイープモード表示

ハイリミッタインジケータ ローリミッタインジケータ

サンプリングエラーインジケータ エラーインジケータ ウエイトインジケータ

状態表示エリア

ハイリミッタ値 ローリミッタ値

測定値 発生値 発生レンジ

状態表示エリアの表示内容

比較演算結果表示《8.4節》

比較演算後の判定結果を表示します。

High:上限値外 In: 範囲内 Low: 下限値外

トリガモード表示《4.1節》

選択されているトリガモードを表示します。

Int: 内部トリガ Ext: 外部トリガ

Imm: イミディエート(トリガ待ちなし)

発生モードおよびスイープモード表示《5.4節,5.5節,6.1節,6.2節》

発生モードとスイープモードの組み合わせを表示します。下記の8つの組み合わせがあり ます。

DC: DC発生 Pls: パルス発生

DCLinr: 発生モード=DC発生,スイープモード=Linear DCLog: 発生モード=DC発生,スイープモード=Log DCProg:発生モード=DC発生,スイープモード=Program PlsLinr: 発生モード=パルス発生,スイープモード=Linear PlsLog: 発生モード=パルス発生,スイープモード=Log PlsProg:発生モード=パルス発生,スイープモード=Program ウエイトインジケータ《2.5節,6.5節》

動作中の各種の待ち状態を表示します。

WaitTrigger: トリガ待ち

WaitStart: スイープスタート待ち Calculating: スイープデータ計算中

(20)

ハイリミッタインジケータ《5.3節》

ハイリミッタが働いているときに表示します。

ローリミッタインジケータ《5.3節》

ローリミッタが働いているときに表示します。

サンプリングエラーインジケータ《2.5節》

ソースメジャーサイクル中にさらにトリガがかかった場合など,ソースメジャーサイクル の周期(開始点)とトリガがかかるタイミングが合わないときに表示します。

エラーインジケータ《11.5節》

エラーを格納するメモリに1つ以上エラーがあるときに表示します。

1.3 表示画面の名称と内容

(21)

3 2 1

6 5 4

9 8 7

12 11 10

15 14 13

18 17 16

1.4 キーグループとメニュー

本機器には,機能ごとに4つのキーグループがあります。ここでは,それぞれのキーグ ループをツリー形式で記載しています。

ツリーの見かた

ディスプレイに表示されるソフトメニュー

Pulse

Base Zero Offset

パルス発生時のパルスベース設定(5.2節)   ゼロ発生オフセット設定(5.8節)  

設定内容と参照節 操作キー

SHIFTキーを押した あとに操作キーを 押すと有効になる VS IS SOURCE SHIFT

SOURCEグループ

Pulse Base Zero Offset Zero Z Hiz   Loz

Cal Exec High Limit Low Limit Limit On   Off Tracking On    Off

DC Pulse SourceMode

パルス発生時のパルスベース設定(5.5節)   ゼロ発生オフセット設定(5.8節)

ゼロ発生インピーダンス(Hi/Lo)切り替え(5.8節) オフセットキャリブレーション実行(5.9節) リミッタ上限値設定(5.3節)

リミッタ下限値設定(5.3節)

リミッタ有効(ON)/無効(OFF)切り替え(5.3節)

リミッタトラッキングする(ON)/しない(OFF)切り替え(5.3節)

発生モード(DC発生/パルス発生)選択(5.4節,5.5節) 発生レンジアップ(5.2節)

発生レンジダウン(5.2節)

発生オートレンジ(ON/OFF)切り替え(5.2節)

発生ファンクション(電圧(VS)/電流(IS))切り替え(5.1節) VS IS

SOURCE VS IS SOURCE SHIFT

SHIFT

MODE

AUTO RANGE

LIMIT MENU

LIMIT MENU

(22)

MEASUREグループ

Measure On Off IntgTime

***

Average

***

AutoZero On Off

Mode

***

Count

***

AutoZero Exec Auto V/I On Off

Math On Off

Param A

Off Block Moving AverageMode 250µs 1ms 4ms *** 100ms 200ms

IntegrationTime 測定ファンクションの電圧(V)/電流(I)/抵抗()切り替え(7.2節)

測定機能有効(ON)/無効(OFF)切り替え(7.1節)

積分時間設定(7.5節)

アベレージ動作(オフ(Off)/ブロック 平均(Block)/移動平均(Moving)) 切り替え(8.1節)

アベレージ回数設定(8.1節)

Compare

On Off

Upper 比較演算上限値設定(8.4節) 比較演算(ON/OFF)切り替え(8.4節) オートゼロの実行(7.6節)

オートV/I有効(ON)/無効(OFF)切り替え(7.7節) オートゼロ機能有効(ON)/無効(OFF)切り替え(7.6節)

数式演算(ON/OFF)切り替え(8.3節) 測定レンジのオートレンジON/OFF切り替え(7.3節) NULL演算有効(ON)/無効(OFF)切り替え(8.2節)

NULL基準値設定(8.2節)

数式演算パラメータA設定(8.3節) Param

B Param

C

数式演算パラメータB設定(8.3節) 数式演算パラメータC設定(8.3節) View

Select File

数式表示(8.3節)

数式定義ファイル選択(8.3節) MATH

COMPARE

MATH COMPARE

NULL VALUE NULL VALUE MEASURE

V I

MEASURE V I

SHIFT

SHIFT SHIFT

RANGEAUTO 1.4 キーグループとメニュー

(23)

3 2 1

6 5 4

9 8 7

12 11 10

15 14 13

18 17 16

OUTPUT CONTROLグループ

Mode

***

Last Rtn Keep

Repeat

***

Start Value Stop Value Step Value Step Count Int    Ext    Imm

TrigMode

Off    Linear    Log    Program SweepMode マニュアルトリガ発生(4.1節)

トリガモード(内部/外部/イミディエート)選択(4.1節)

スイープモード(オフ/リニア/ログ/

プログラム)選択(6.1節,6.2節) スイープ終端モード(リターン/キープ)切り替え(6.3節)

スイープ繰り返し回数設定(6.4節) スイープ開始値設定(6.1節) スイープ終了値設定(6.1節)

スイープ開始(6.5節)

出力状態(ON/OFF)切り替え(5.7節) ゼロ状態(ON/OFF)切り替え(5.8節)

スイープステップ値設定(リニアスイープ選択時だけ表示)(6.1節) スイープステップ数設定(ログスイープ選択時だけ表示)(6.1節) Select

File パターンファイル選択(プログラムスイープ選択時だけ表示)(6.2節) START

ZERO TRIG MODE TRIG MODE

OUTPUT

SHIFT

SWEEP

1.4 キーグループとメニュー

(24)

MISCグループ

Remote I/F

DataBit 7    8 Parity

***

StopBit 1    2 S.Delay

***

M.Delay

***

Period

***

P.Width

***

Flow

***

Term

***

None  Even  Odd Parity

9600  14400  19200  38400  57600  115200 BaudRate

ソースディレイ設定(5.6節) メジャーディレイ設定(7.4節) 内部トリガの繰り返し周期設定(4.1節) パルス幅設定(5.5節)

RS-232パリティ(なし/奇数/偶数) 選択(14.5節)

RS-232  ボーレート 選択(14.5節) GPIB

***

RS232

None  XON  CTS/RTS FlowControl

CR    LF    CR+LF Terminator BaudRate

***

Save

GP-IB アドレス設定(13.4節)

Setup Save Setup

Save

RamDisk Ram Disk(GS610RAM)への設定保存実行(11.1節) RS-232 データ長(7/8)切り替え(14.5節)

RS-232 ストップビット(1/2)切り替え(14.6節) RS-232 フロー制御

(なし/XON-OFF/CTS-RTS)選択(14.5節) RS-232 送信デリミタ

(CR/LF/CR+LF)選択(14.5節) LAN

IP Address

Enter Default

Gateway

Enter Subnet

Mask

Term

***

Overview

Ethernet 固定サブネットマスク設定(12.3節) Ethernet DHCP機能有効(ON)/無効(OFF)選択(12.3節)

Enter

CR    LF    CR+LF Terminator  DHCP

On   Off

Ethernet 固定IPアドレス設定(12.3節)

Ethernet 固定デフォルトゲートウエイ設定(12.3節) Ethernet 送信デリミタ

(CR/LF/CR+LF)設定(12.3節) Ethernet 設定一覧表示(12.4節)

キーロック状態ON/OFF設定(11.6節)

MISC TIME

KEY LOCK

TIME

KEY LOCK

SHIFT

Storage    USB-TMC

USB Mode USB機能の選択

(ストレージ機能/USB通信機能)選択(15.2節) USB

***

1.4 キーグループとメニュー

(25)

3 2 1

6 5 4

9 8 7

12 11 10

15 14 13

18 17 16

System

IntLock  Output  Zero

ControllType BNC制御入力

(インターロック/出力リレー制御/ゼロ発生)選択(10.1節)

Origin  TurnEnd  AllEnd

SweepSyncOutType BNCスイープ同期出力(スイープ開始/

1周期(ターン)終了/全終了)選択(10.1節) External

I/O

IntLock  Output  Zero  Program ControlOutType

Output   Zero DIO 5pin BNC OUT

***

Trig   Sweep   Ctrl

BNC IN BNC入力

(トリガ/スイープ開始/制御)選択(10.1節)

Trig   Sweep   Ctrl

BNC OUT BNC出力

(トリガ/スイープ開始/制御)選択(10.1節) Origin  ScrChg  MeasBgn  MeasEnd  PlsEnd

TrigOutType BNCトリガ出力(トリガ/

ソース変化/測定開始/

測定終了/パルス立ち下がり) 選択(10.1節)

BNC IN

***

Edit Set

Edit Set LineFreq

50   60 Product

Info Time Adjust

Time Zone

Firmware Update SelfTest

Disk Format

時刻編集(3.7節) 電源周波数(50Hz/60Hz)選択(3.6節) 製品情報表示(17.4節)

システムのバージョンアップ実行(17.5節) 時刻設定(3.7節)

GMTオフセット編集(3.7節) GMTオフセット設定(3.7節)

Display Key

表示テスト実行(17.3節)

Exec GS610ROMディスクフォーマット実行(4.3節) キーテスト実行(17.3節)

BNC制御出力(インターロック/

リレー出力/ゼロ発生/

プログラマブル)選択(10.1節)

Origin  TurnEnd  AllEnd

DIO 7pin(SweepSyncOut) 外部入出力コネクタ7ピン機能(スイープ開始/

1周期(ターン)終了/全終了)選択(10.1節) IntLock  Output  Zero 

DIO 8pin(ControlOut) 外部入出力コネクタ8ピン機能 (インターロック/出力/ゼロ)選択(10.1節) 外部入出力コネクタ5ピン機能

(出力リレー制御/ゼロ発生制御)選択(10.1節) Origin  ScrChg  MeasBgn  MeasEnd  PlsEnd

DIO 6pin(TrigOut) 外部入出力コネクタ6ピン機能(トリガ/

発生変化/測定開始/測定終了/

パルス終了)選択(10.1節) DIO7

***

Beep On   Off

DIO8

***

Display

***

Off Exec 1    2    3    4

Bright DIO6

***

DIO5

***

Type

***

ビープ音有効(ON)/無効(OFF)選択(11.4節)

画面輝度選択(11.6節) 画面表示OFFの実行(11.6節) 前ページから続く

Wire

2W   4W センシング(2線/4線)の選択(4.2節) CSV 

Setting .       , DecPoint

,      ; Separate

CSVフォーマットの小数点表示選択(11.8節) CSVフォーマットのセパレータ表示選択(11.8節)

1.4 キーグループとメニュー

(26)

3 2 1

6 5 4

9 8 7

12 11 10

14 13

2.1 システム構成とブロック図

システム構成

POWER GS610 GS610 SOURCE MEASURE UNIT SOURCE MEASURE UNIT

パーソナルコンピュータ

・USBストレージ(ストア,リコール,

 演算式,プログラムおよびパネル設定  などのデータの格納および読み出し)

・リモートコントロール

通信(イーサネット/GP-IB/RS-232*) トリガ入力

スイープ開始入力 インターロック入力

出力ON/OFF(リレー)制御入力 ゼロ発生制御入力

トリガ出力

発生(ソース)変化タイミング出力 測定(メジャー)開始タイミング出力 測定(メジャー)終了タイミング出力 パルス終了タイミング出力 スイープ同期出力

スイープ1周期(ターン)終了タイミング出力 スイープ全終了タイミング出力

インターロックスルー出力 出力ON/OFF(リレー)状態出力 ゼロ発生状態出力

プログラマブル出力 比較結果出力 比較完了出力

発生 (電圧/電流)

DUT (被測定物) GS610本体

USB(USBストレージ)

測定値

*EIA-574規格に準拠しています。

 EIA-574は,EIS-232(RS-232)規格  の9ピン用規格です。

第2章 機能説明

(27)

ブロック図

DUT: 被測定物

  (Device Under Test) CPU

VFD KEY EXT I/O RS-232 GP-IB

USB ETHER (オプション)

アナログ 制御

リミッタDAC

ADC ソースDAC

リミッタ 制御回路

電流センス アンプ

電圧センスアンプ

LO HI

DUT Vo Io

出力端子HI−LO間に現れる電圧Voは,各電圧レンジごとに異なるゲインを持った差動増 幅器(電圧センスアンプ)によって,正規化された電圧に変換されます。また,出力端子HI

−LO間を流れる電流Ioは,各電流レンジごとに異なるシャント抵抗と差動増幅器(電流セ ンスアンプ)によって,正規化された電圧に変換されます。

アナログ部は,発生ブロック,リミッタブロックおよび測定ブロックから成ります。

発生ブロックでは,電圧センスアンプあるいは電流センスアンプの出力がソースDACの出 力と等しくなるように制御され,設定した発生値をHI−LO間に出力します。ソースDAC にはD/Aコンバータを2個使用して5.5桁の分解能を実現しています。

リミッタブロックでは,電圧センスアンプあるいは電流センスアンプの出力が設定された リミッタ値を超えるとリミッタ制御回路が働き,HI−LO間の出力が設定したリミッタ値に なるように制御します。電圧発生時には電流センスアンプの出力がリミッタ値との比較対 象になり,電流発生時には電圧センスアンプの出力がリミッタ値との比較対象になりま す。

測定ブロックでは,電圧センスアンプと電流センスアンプのどちらかの出力を選択して測 定します。また,オートゼロ機能選択時は,メジャーサイクル(測定動作)ごとに内部のゼ ロ基準を測定して差を取り,測定用プリアンプとA/Dコンバータのオフセットドリフトを キャンセルしながら測定します。A/Dコンバータ(ADC)には積分型の一種である帰還型パ ルス幅変調方式を採用しています。

アナログ制御部は,D/Aコンバータ(DAC)へのデータ転送,各種切り替えスイッチの制 御,A/Dコンバータから転送されるパルス幅の測定などを制御します。100µsステップの 高速スイープを実現するため,ソースDACへのデータ転送には高速フォトカプラを採用し ています。

表示は256×64ドットのVFD*を採用し,視認性の向上を図っています。

通信インタフェースとして,従来のシステムとの互換性を考慮したGP-IBやRS-232イン タフェースと,パーソナルコンピュータ(以降PCと表現します)データの書き込み/読み出 しに便利なUSBポートや既存のネットワークを利用できるイーサネットポート(オプショ ン)を用意しています。

* Vacuum Fluorescent Display=蛍光表示器 2.1 システム構成とブロック図

(28)

3 2 1

6 5 4

9 8 7

12 11 10

14 13

2.2 ソースメジャーサイクル

本機器では,トリガ(「2.5 トリガ」参照)で始まる基本動作をソースメジャーサイクルと 呼びます。本機器の出力(OUTPUT)がONの場合,常にこのソースメジャーサイクルを繰 り返します。

ソースメジャーサイクルでは,トリガがかかった時点からソースディレイ後に発生レベル が変化し,さらにメジャーディレイ後に測定が始まります。測定,演算が終わると1つの ソースメジャーサイクルが終了します。

ただし,ソースメジャーサイクルの途中で操作キーまたは通信コマンドで発生レベルを変 更すると,変更した時点でソースディレイやメジャーディレイを待たずに,発生レベルが 変動し,内部トリガの位相がリセットされます。

測定機能をOFFにすると,メジャーディレイ,測定および演算は実行されません。ソース メジャーサイクルの終了のしかたは,それぞれの発生モードにより異なります(「5.4 DC 発生モード」,「5.5 パルス発生モード」参照)。

ソースメジャーサイクル例(発生モード:DC発生,スイープモード:リニアの場合)

測定 演算

トリガ

発生

測定

今回の発生レベル

前回の発生レベル

ソースディレイ メジャーディレイ ソースメジャーサイクル

(29)

ソースメジャーサイクルのフローチャート

チャート中に記述されている時間は,その処理にかかる代表的な処理時間です。また,ア ベレージングはアベレージ回数,数式演算は式の複雑さによって処理時間が変わります。

トリガ

ソースディレイ

+S.Delay

発生オートレンジ かつレンジ不適?

測定オートレンジ かつレンジ不適?

発生レンジ更新

+3ms

測定ON?

メジャーディレイ

+M.Delay

A/D動作

+IntgTime*

A/D動作

+IntgTime*

最適レンジに変更

+2ms

オートゼロ?

ゼロ補償

ブロック平均 動作?

アベレージ回数 終了?

抵抗測定?

抵抗計算

+100µs

移動平均

+移動平均回数×1.5µs

数式演算

+150µs

数式演算

+150µs

NULL演算

+20µs

比較演算

+20µs

ソースメジャー サイクル終了 発生レベル更新

+10µs No

Yes

No

No

No

No

No Yes

Yes

No

Yes

Yes Yes

Yes

* 積分時間が250µs,1ms,4msのときは,積分時間+200µs 積分時間が20ms,100ms,200msのときは,積分時間+520µs 2.2 ソースメジャーサイクル

(30)

3 2 1

6 5 4

9 8 7

12 11 10

14 13

2.3 発生

発生ファンクション  <<操作説明は5.1節>>

電圧発生(VS)または電流発生(IS)が選択できます。

発生範囲

本機器では,下図の斜線で示した範囲内で電圧や電流を発生します。電圧発生時には電流 が,電流発生時には電圧が性能上の制約を受けます。たとえば,電流発生時に1.5Aを設定 すると電圧は30V以内という制約を受けます。電圧や電流の発生レベルが発生範囲の境界 にあり,制約を受けるとき,プラスであればハイリミッタインジケータ(H)が,マイナス であればローリミッタインジケータ(L)が点灯します。

3.2 2 1 0.5

12 30 60 110

I

V

リミッタ <<操作説明は5.3節>>

注  意

電圧発生時に電流リミッタの設定値を超える電流源や,電流発生時に電圧リミッ タの設定値を超える電圧源など,上記の発生範囲を超える負荷を接続すると,異

(31)

電圧リミッタの働き

I

ローリミッタ 3.2 ハイリミッタ

2

1 0.5

12 30 60 110

I

V

電流リミッタの働き

ローリミッタ ハイリミッタ 3.2

2

1 0.5

12 30 60 110

I

V

ハイリミッタ値とローリミッタ値は別々に設定できます。トラッキングをONにすると,

1つの絶対値設定になり,0を中心とした+/−の範囲でリミッタが働きます。

ハイリミッタが働いているときはハイリミッタインジケータ(H)が,ローリミッタが働い ているときはローリミッタインジケータ(L)がディスプレイに表示されます。

2.3 発生

(32)

3 2 1

6 5 4

9 8 7

12 11 10

14 13

2.3 発生

発生レンジとオートレンジ <<操作説明は5.2節>>

発生レンジ

電圧発生時,電流発生時の発生レンジは次のとおりです。

・ 電圧発生レンジ

発生レンジ 発生範囲 分解能

200mV ±205.000mV 1µV

2V ±2.05000V 10µV

12V ±12.0000V 100µV

20V ±20.5000V 100µV

30V ±30.000V 1mV

60V ±60.000V 1mV

110V ±110.000V 1mV

・ 電流発生レンジ

発生レンジ 発生範囲 分解能

20µA ±20.5000µA 100pA 200µA ±205.000µA 1nA

2mA ±2.05000mA 10nA

20mA ±20.5000mA 100nA 200mA ±205.000mA 1µA

0.5A ±0.50000A 10µA

1A ±1.00000A 10µA

2A ±2.00000A 10µA

3A ±3.20000A 10µA

オートレンジ

オートレンジをONにすると,発生レベルを含む最も分解能の高いレンジが自動的に選ば れるので,レンジを選ぶ必要がありません。ただし,発生レベル切り替え時にレンジの切 り替えに伴い,処理時間がかかったり,発生レベルが不連続になります。

発生モード <<操作説明は5.4節,5.5節>>

発生モードには,次の2種類があります。

DC発生モード

DC発生モードで,スイープモード(「2.6 スイープ」参照)がONの場合,トリガがかかっ た時点からソースディレイ後に発生レベルが変化し,さらにメジャーディレイ後に測定が 始まります。測定,演算が終わると1つのソースメジャーサイクルが終了します。

スイープモードがOFFの場合,発生レベルが連続したまま,ソースメジャーサイクルが実 行されます。

測定機能をOFFにすると(「2.4 測定」参照),メジャーディレイ,測定および演算が実行 されません。発生レベルが変化した時点でソースメジャーサイクルが終了します。

参照

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