第4学年算数科学習指導案
1 単元名 小 数
2 指導にあたって
3 単元の目標
こんな子どもたちに
(1) 1より小さい量の大きさを小数を用いて進んで表そうとし、身の回りの小数に対して関心を高めることができ るようにする。 (2) 1より小さい量の表し方を考えるときに十進位取り記数法を用いたり、小数の加減の計算を整数の加減の仕方 を用いて考えたりすることができるようにする。 (3) 数直線を用いて小数の大小比較をしたり、小数第一位同士、整数と小数第一位の加減の計算をしたりすること ができるようにする。 (4) 小数を用いた1より小さい量の表し方や、小数第一位までの計算の仕方を理解することができるようにする。 ○ 本学級の子ども達は、算数をとても好きな子・好きな子が16人で、その理由に、「いろいろ解けて楽しいから ・おもしろいから」と答えた子どもが多かった。そして、「計算がおそいから」ということを理由として4人の 子が好きではないと答えていた。また、考えることはとても楽しい・楽しいと思う子が16人で、あまり楽しくな いが10人いた。抽出児のS児は、計算などはゆっくりであるが正確にできていることが多い。しかし、問題の意 味を自力で考えるのは苦手で、セルフイメージの低さもあり、「できた・がんばった」という意識をもつまでに は至っていない。 ○ 本単元の学習内容に関する既習内容の定着度は、長さや水のかさの単位が定着していない子10人、2桁のたし 算引き算が定着していない子が2人いた。基礎的な単位は理解できているが、単位換算ができていなかったり、 繰り上がり・繰り下がりができていなかったりする子どもの姿も見られた。このことから10のかたまりやいくつ 分を意識した支援が必要であると考える。 ○ 自分の考えをもとうとしているについては、いつも・よくと答えた子が20人、友達の発表を自分の考えと比べ ながら聞いているについては20人だった。このように問題に対して自分の考えを作り、他者と比べながら考えよ うとはしている。しかし、自分の考えの作り方や交流の視点を十分につかみきれずにいる子も見られる。交流の 視点を明確にするとともに考えを作る活動での支援を充実させていきたい。ひき算が定着していない子が4人い た。基礎的な単位は理解できているが、単位換算ができていなかったり、繰り上がり・繰り下がりができていな かったりする子どもも見られた。このことから10のかたまりやいくつ分を意識した支援が必要であると考える。 こんな子どもたちだから ○数理性 整数の十進位取り記数法 の考えを用いて1より小さい数の表 し方やその意味をとらえることがで きる。その中で、整数と小数第一位 とを分けたり、0.1のいくつ分で考 えたりすることができる。また、小 数の加法及び減法を行うことができ る。 ○系統性 2年生で長さ、3年生で 水のかさの意味や測定、単位の学習 をしている。これらを生かして量を 小数で表すことにつなげる。このこ とは4年生での分数と小数の相互関 係や5年生の小数と整数の学習につ ながっていく。 ○活動性 数直線を用いて大小比較 をしたり、0.1をもとにして小数の 見方を広げたりすることができる。 また、整数と同じような考え方で計 算をしたりすることができる。 ○目的性 小数の意味や表し方を用 いたり、小数のたし算・引き算の問 題作りをしたりしながら身の周りに ある小数について調べていくことを 単元のめあてにして取り組む。教材化の工夫
○つかむ段階 1dℓ に満たない大きさの表し方に ついて考え、小数の意味をつかみ、か さや長さ、重さなど小数を使って表す 活動。 ○つくる段階 数直線を用いて小数のしくみや大小 を調べる活動。また、小数を整数と小 数第一位とに分けたり、0.1のいくつ 分と見たりなどして小数を多面的にと らえる活動。 ○深める段階 整数のたし算や引き算の考え方と小 数の多面的な見方を合わせながら、小 数のたし算・引き算をする活動。 ○ 生かす段階 身の回りの小数を探し、その表し方 や意味を調べる活動。 〈補充〉課題を提示し、小数の表し方 や意味を確かめる。 〈発展〉課題を設定し、身の回りから 小数を見つけ出し、学習内容を生かし てまとめができる。算数的活動
○つかむ段階 ・レディネステストから既習の内 容について実態をつかみ、教材化 の工夫を行う。(事前) ・かさや長さの学習を振り返り、 単位をもとにして考えることがで きるようにする。 ・習熟度別少人数指導を行う。 ○つくる段階 ・見通しで整数の考え方が使える ことを提示する。 ・ヒントカード(小数のしくみ・ 0.1のいくつ分)を準備する。 ・習熟度別少人数指導を行う。 ○深める段階 ・今までの学習内容を振り返るこ とができるようにノートや掲示を する。 ・ヒントカード(たし算・引き算) を準備する。 ・習熟度別少人数指導を行う。 ○生かす段階 ・身の回りの小数を見つけやすい ように準備をしておく。 ・単元を通しての掲示を行い、学 習を振り返ることができるように する。 ・習熟度別少人数指導を行う。個に応じた支援
身の回りにあるいろいろな小数を正しく表そう。