小学校社会科授業における知識,概念や技能の活用とその評価-習得,活用,探究を位置付けた授業モデルと活用の評価問題の開発-
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(2) 33 活用の評価間題構成論. 探究. 第1V章では,活用の評価問題の構成論につ. 〔視点5〕因果関係を説明する ために必要な情報を集めて,知識 や概念を構造化できる。. いて分析してまとめた。. 活用②の評価問題には,以下の3種類がある。. 活用②. 〔視点6〕説明的知識や概念装 置(モデル)を活用して新しい事. 1授業で獲得した説明的知識や概念装置を. 象についての予測ができる。. 活用して価値判断を迫る問題. 2深まった新しい問いをつくる問題. 評価問題の実施結果から思考力を発揮した. 3他の事例への応用を図る問題. と見なせる子どもたちは,理解を伴って習得. 単元内容や学習する分野によって適切な活. した知識を使って,新しい情報とつなげて「∼. 用②の評価問題を3つの中から選んで作成し. したら…だろうと考えて」という推論を働か. なければならない。いずれの問題についても. せて書くことができていた。また,プリテス. 自由記述形式の評価問題になるので,子ども. トとポストテストの記述内容を分析して,子. たちが自分の意見を述べ,その理由の根拠を. どもが知識の構造化を行って認識を高めてい. それまでの学習で習得した何においているか. ることを明らかにすることができた。. を分析できるようにしなければならない。ま. 明治政府の政治. た,子どもなりの論理の組み立てを分析する ことによって,どのような社会的見方や考え. 天皇中心. 中央集権化 税収の安定. 方(概念装置や説明的知識等)が習得と活用 近代国家への転換. を一体的に評価することができる。. 34単元の授業実践と評価活動の分析. M児の学習後. 第V章では,授業モデルを実践した結果と. 図2明治政府の政治についてのM児の認識の変容. 活用の評価問題の実施結果を分析した。授業. 4.研究の成果と課題及ぴ今後の課題. を分析する視点を習得,活用①,探究,活用. 以上,本研究では,授業モデルを開発して. ②の4つの場面に分けて設定した。. 授業実践を行った。授業分析の視点を設定し. 授業分析の視点. て授業を分析することで,有効な授業の改善. 学習場面. 視点 〔視点1〕子どもの既有知識を. 習 得. 活用①. 生かして新しい情報を習得する。. 点を得られた。同様に活用の評価問題を実施 して評価問題作成要件と実施上の改善点を得 られた。今後は,歴史授業以外の単元におい. 〔視点2〕活用①の学習場面に. ても授業モデルと評価問題を作成して,授業. つながる問題意識をもつ。. 実践を通した検証を続けていく必要がある。. 〔視点3〕一定の知識や概念が. そこから得られた成果や課題を蓄積すること. 備わり,事象についての基本的な. で活用の評価問題の一般化を図りたい。. 見方がわかっている。. 修学指導教員 大根 哲治. 〔視点4〕探究の学習場面で必. 永田 智子. 要な具体的な見通しをもつ。. 指導教員 岩田 一彦. 一33一.
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