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小学校社会科授業における知識,概念や技能の活用とその評価-習得,活用,探究を位置付けた授業モデルと活用の評価問題の開発-

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Academic year: 2021

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(1)小学校社会科授業における知識,概念や技能の活用とその評価 習得,活用,探究を位置付けた授業モデルと活用の評価問題の開発 一                               教育実践高度化専攻                             授業実践リーダーコース.                                 P08016G                                 奥 野 裕 樹. 3.研究の概要. 1. はじめに.   授業において習得,活用,探究のそれぞれ.   第I章では,本研究を行う動機と目的を述.  の学習場面でどんな知識や技能が習得され,.  べ,そのための研究の仮説と方法を示した。.  それらをどのように活用するかを明らかにし. 3.1習得,活用、探究の定義.  た授業構想と実践が求められている。.   第■章では,中央教育審議会答申や平成20.   これまでの授業では,このような活用の視.  年版学習指導要領の習得,活用,探究につい.  点は,必ずしも意識して位置付けられてこな.  てP I SA調査のリテラシーの現代的意味と.  かった。そのために現在の習得,活用,探究.  比較して分析した。そこから活用を学習場面.  の具体的な授業イメージは,研究者や実践者.  と捉えた.  によってさまざまな主張がされている。社会. 習二加1二練工1驚北㍍.  科についても例外ではない。.   そこで,本研究では,小学校社会科授業に. 口纐が意図的・計醐1欄んだ場や活動口.  おける習得,活用,探究の学習場面を組み込     図1活用の学習場面のイメ」ジ.  んだ授業モデルと活用の評価問題の開発・提  案を目的とした。さらに,授業実践を通して. 32習得.活用①.探究,活用②の授業橋成理論.  習得,活用,探究の授業理論とその評価につ.   第皿章では,岩田一彦氏の概念探究・価値.  いて検証を行った。.  分析型社会科授業に習得,活用①,探究,活. 2 研究報告書の構成.  用②を位置付けた授業構成理論を分析した。.  本報告書は,次の6章で構成した。. 学習過程 (習得,活用,探究). 第I章 序論. 1鰐鴬.比較 コ醒. 第1I章 習得,活用,探究の定義. 第皿章 習得,活用①,探究,活用②の授業構    成理論. 第IV章 活用の評価間題構成論. 黒槻’艘1魎 続の根拠となる資料の奴つ麗. 第V章 単元の授業実践と評価活動の分析. ㎜撚芸ザ周1翔. 第M章 研究の成果と課題及び今後の課題. 一32一.

(2) 33 活用の評価間題構成論. 探究.   第1V章では,活用の評価問題の構成論につ. 〔視点5〕因果関係を説明する ために必要な情報を集めて,知識 や概念を構造化できる。.  いて分析してまとめた。.  活用②の評価問題には,以下の3種類がある。. 活用②. 〔視点6〕説明的知識や概念装 置(モデル)を活用して新しい事. 1授業で獲得した説明的知識や概念装置を. 象についての予測ができる。. 活用して価値判断を迫る問題. 2深まった新しい問いをつくる問題.  評価問題の実施結果から思考力を発揮した. 3他の事例への応用を図る問題. と見なせる子どもたちは,理解を伴って習得.   単元内容や学習する分野によって適切な活. した知識を使って,新しい情報とつなげて「∼.  用②の評価問題を3つの中から選んで作成し. したら…だろうと考えて」という推論を働か.  なければならない。いずれの問題についても. せて書くことができていた。また,プリテス.  自由記述形式の評価問題になるので,子ども. トとポストテストの記述内容を分析して,子.  たちが自分の意見を述べ,その理由の根拠を. どもが知識の構造化を行って認識を高めてい.  それまでの学習で習得した何においているか. ることを明らかにすることができた。.  を分析できるようにしなければならない。ま. 明治政府の政治.  た,子どもなりの論理の組み立てを分析する  ことによって,どのような社会的見方や考え. 天皇中心. 中央集権化 税収の安定.  方(概念装置や説明的知識等)が習得と活用 近代国家への転換.  を一体的に評価することができる。. 34単元の授業実践と評価活動の分析.         M児の学習後.   第V章では,授業モデルを実践した結果と.  図2明治政府の政治についてのM児の認識の変容.  活用の評価問題の実施結果を分析した。授業. 4.研究の成果と課題及ぴ今後の課題.  を分析する視点を習得,活用①,探究,活用.   以上,本研究では,授業モデルを開発して.  ②の4つの場面に分けて設定した。.  授業実践を行った。授業分析の視点を設定し.       授業分析の視点.  て授業を分析することで,有効な授業の改善. 学習場面. 視点 〔視点1〕子どもの既有知識を. 習 得. 活用①. 生かして新しい情報を習得する。.  点を得られた。同様に活用の評価問題を実施  して評価問題作成要件と実施上の改善点を得  られた。今後は,歴史授業以外の単元におい. 〔視点2〕活用①の学習場面に.  ても授業モデルと評価問題を作成して,授業. つながる問題意識をもつ。.  実践を通した検証を続けていく必要がある。. 〔視点3〕一定の知識や概念が.  そこから得られた成果や課題を蓄積すること. 備わり,事象についての基本的な.  で活用の評価問題の一般化を図りたい。. 見方がわかっている。.         修学指導教員  大根 哲治. 〔視点4〕探究の学習場面で必.                  永田 智子. 要な具体的な見通しをもつ。.           指導教員  岩田 一彦. 一33一.

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