• 検索結果がありません。

を実施したところ,疲労寿命が短

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2022

シェア "を実施したところ,疲労寿命が短"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)土木学会第71回年次学術講演会(平成28年9月). Ⅰ‑398. 鋼床版 I 桁 縦桁-横桁交差部溶接継手の疲労評価 本州四国連絡高速道路株式会社. 正会員. ○鎌田 将史. 正会員. 溝上. 善昭. 正会員. 大爺. 健司. 正会員. 信重. 和紀. 神田 隼太. 1.はじめに 平成 10 年に供用された図 1,2 示す道路橋において, 机上により疲労照査. 1). を実施したところ,疲労寿命が短. い溶接継手がいくつか確認された.そのため,実交通に 基づく応力頻度計測による疲労寿命の評価と,試験車両. P1. P2. P3. P4. 図 1 側面図および計測箇所. による発生応力計測を実施したので,その報告を行う. 2.対象橋梁の特徴 対象橋梁は幅員 31.0m(6 車線)の 3 径間連続鋼床版 I 桁 橋である.特徴としては,中央径間が長く,側径間が短. 第 一 車 線. 第 二 車 線. 第 三 車 線. 第 三 車 線. 第 二 車 線. 第 一 車 線. い支間割りとなっている.また,主桁間隔は左側路肩に 近い第一車線が 4.3m であるのに対し,第二・三車線は 3.7m となっている.累積断面交通量は約 1.8 億台で,大 型車混入率(ここでは料金車種区分の中型車,大型車,特 大車の割合)は約 25%である(平成 28 年 2 月末現在).. 図 2 断面図および計測箇所. 3.計測概要 疲労照査結果と現場環境から,G7 桁を対象にひずみゲ ージ計測を実施した.対象とする継手と強度等級は,① 主桁ウェブと横桁下フランジの溶接となるガセット溶接 継手(以下「面外ガセット」 ,G 等級 1)),②主桁下フラン ジと垂直補剛材の溶接となる荷重非伝達型十字溶接継手. ①. (以下「荷重非伝達型十字溶接継手」 ,E 等級 1))である. ①面外ガセットでは,主桁のウェブ両面の起点側と終. ②. 点側の計 4 箇所にゲージを貼り付けた.②荷重非伝達型 十字溶接継手では,第一車線側垂直補剛材の起点側と終 点側の計 2 箇所に貼り付けた.ゲージは全て溶接止端か. <>内はウェブの裏面. 図 3 ゲージ貼付位置(主桁-横桁). ら 100mm 離した.ゲージ貼り付け位置を図 3 に示す.な お,ゲージ C は不良のため計測不可であった. 計測は,一般車を対象とした 72 時間連続計測(以下 「72hr 計測」)と,写真 1 に示す試験車両(以下「荷重車」, W=20.65tf)による計測(以下「荷重車計測」)を行った.. 写真 1 荷重車(散水車). キーワード. 疲労,鋼床版 I 桁,応力頻度測定,ガセット溶接継手,荷重非伝達型十字溶接継手. 連絡先. 〒651-0088 兵庫県神戸市中央区小野柄通 4-1-22 アーバンエース三宮ビル. ‑795‑. TEL078-291-1000(代).

(2) 土木学会第71回年次学術講演会(平成28年9月). Ⅰ‑398. 表 1 ①面外ガセットの疲労寿命等. 4.疲労寿命評価 72hr 計測から,ゲージ毎にレインフロー法による応力 頻度解析を実施し,3 日間の累積損傷度をそれぞれ求め た.1 年間の累積損傷度は,3 日間の累積損傷度に 365/3 を乗じた.疲労寿命は,累積損傷度が 1.00 に達する年数 とした.表 1,2 に累積損傷度,疲労寿命等を示す.また, それぞれの継手の評価を以下に示す. ①. 目. ゲージ A. ゲージ B. ゲージ D. (参考) 疲労照査. 最大応力 範囲. 63 MPa. 44 MPa. 33 MPa. 79 MPa. 累積損傷 度(3 日間). 1.68×10-4. 4.16×10-5. 4.84×10-6. -. 〃(1 年間). 2.04×10-2. 5.07×10-3. 5.89×10-4. -. 49 年. 197 年. 1698 年. 12 年. 項. 疲労寿命. 面外ガセット(G 等級). 表 2 ②荷重非伝達型十字溶接継手の疲労寿命等. 疲労寿命は,短いもので約 50 年となった.供用から まもなく 20 年であることから,溶接品質によっては. 項. 亀裂発生を懸念する時期に達していると考えられる.. 目. 最大応力範囲. また,ゲージ A,B,D は同じ格点であるものの,疲. 累積損傷度(3 日間). 労寿命が大幅に異なる結果となった.これは主桁ウ. 〃. ェブの面外曲げの影響と推察している. ②. (1 年間). 疲労寿命. 荷重非伝達型十字溶接継手(E 等級) 疲労寿命は短いものでも 900 年以上であり,亀裂発. ゲージ E. ゲージ F. (参考) 疲労照査. 49 MPa. 51 MPa. 112 MPa. 7.57×10-6. 9.02×10-5. -. 9.21×10-4. 1.10×10-3. -. 1086 年. 912 年. 17 年. 応力 s (MPa). 30. 生の懸念は小さい.. 20. 5.荷重車を超える重量車の状況 72hr 計測のゲージ F について,ピークバレイ法による. ▽15.0 MPa(荷重車,第一車線) △13.5 MPa(荷重車,第二車線). 10. 応力頻度解析を行い,荷重車走行で発生した最大引張応. △6.5 MPa(荷重車,第三車線). 力(第二車線走行時)以上の頻度(カウント)を求めた.その. 0. 結果,約 8000 カウント(約 2%)が荷重車走行で発生した -10. 最大引張応力以上であった(図 4). 図 5 に荷重車走行(第二車線)による応力波形と,72hr. -20. 計測での上位 5 つの最大引張応力が計測された波形を示 す.1,5 番目の波形は,荷重車以上の重量車,もしくは. -30 1.E-01 1.E+00 1.E+01 1.E+02 1.E+03 1.E+04 1.E+05 1.E+06. 第一・二車線での大型車の併走の可能性が高いものと推. 頻度. 図 4 ピークバレイ法による発生応力-頻度(ゲージ F). 察される.一方で,2~4 番目の波形では引張応力のピー クが複数確認されたことから,大型車が連行した,もし. σ[MPa]. くは第一・二車線を大型車が 10m 前後(0.5sec)の差で走行. 30. したためと考えられる.. 20 10. 6.まとめ 本調査では,面外ガセットと荷重非伝達型十字溶接継. 0. 手の 2 種類の継手の疲労評価を行った.そのうち面外ガ. -10. セットは,寿命が短いことが確認されたことから,今後, 長寿命化対策を検討する予定である.また,計測した橋 梁の疲労点検重点箇所図を作成し,点検に役立つ資料と. 1st. 2nd. 3rd. 4th. 5th. 荷重車. -20 -30 0. したいと考えている.. 1. 2. 3. 4 Time[sec]. 図 5 引張応力上位 5 位の応力波形. 参考文献. 7.謝辞 本調査にあたり,坂野昌弘教授(関西大学)に多くの助 言をいただいた.ここに記して感謝の意を表する.. 1) 社団法人日本道路協会:鋼道路橋の疲労設計指針, 2002.3. ‑796‑.

(3)

参照

関連したドキュメント

6は起動回数 (Nmode(l))のばらつきを起動モード毎に Weibullプロット したものであり,いずれも

13.. 横桁取付部、交差部 ソールプレート周辺 ガセットプレート周辺 対傾構取付部 補剛材とフランジの溶接部 亀裂 疲労損傷マップ(桁橋)

疲労に関する重要知識 講演資料集 この資料は,(一社)日本溶接協会 原子力研究委員会

重要な機能 製品オプション 応力-寿命 (SN)

一般にランダム荷垂下で得られた疲労試験結果に.対して,基本ざ−Ⅳ曲線を  

また,ADIの中高温における疲労限度,疲労き裂発生源の種類,位置等を調べ,

2.オーステンパ球状黒鉛鋳鉄(ADI)を用いて,室温から400℃までの温度範囲

論文審査結果の要旨