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目違いがある下フランジ横突合せ溶接部の疲労強度 関西大学

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Academic year: 2022

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(1)土木学会第66回年次学術講演会(平成23年度). Ⅰ‑151. 目違いがある下フランジ横突合せ溶接部の疲労強度 関西大学. 学生員 ○山岡 大輔,学生員 船山. 1.はじめに. 晃司,正会員 坂野 昌弘. 突合せ溶接部を設けている.なお,G3 試験体では. 開先溶接部の板厚方向の材片の偏心(目違い量). M4 および M4T の溶接止端を止端半径 R=5mm 以上. は、板厚が 50 ㎜以下の場合には薄い方の板厚に対し. となるようにグラインダーで仕上げ,それぞれを. て 10%以下と規定されている. 1),2). 。しかしながら、目. 違いが 10%を超えるような横突合せ溶接部の疲労強. M4G および M4TG とした. 2.2. 載荷方法. 度について検討した疲労試験結果は見当たらない。. 載荷方法は両端支持,スパン中央 1 点載荷の 3 点曲. 本研究では,板厚の 10%を超えるような目違いが. げである(図 1(1)).疲労試験の最大荷重は、試. ある下フランジ横突合せ溶接部の疲労強度特性の把. 験体下フランジの最大応力が鋼材の許容応力度程度. 握を目的とし,疲労実験を行った.また,目違いを. となるように設定し、荷重範囲は最小荷重を変える. もつ溶接部に対するテーパー仕上げや溶接止端仕上. ことで調整した.載荷速度は 4Hz である.. げの効果についても検討した.. 寸法単位:mm 50°. 6. 図 1 に試験体の形状と寸法を示す.スパン 3.6m,. 6. (1) M0 50°. 高さ約 30cm の桁試験体を 3 体(G1~G3)用いた.. (2) M2. 11. 4. 目違いなし(M0),目違い 2mm(M2、板厚の 18%),目. 6. 違い 4mm(M4、板厚の 36%),および目違い 4mm で. (3) M4. テーパー仕上げ(テーパー率 1:5)(M4T)の 4 種類の. 1:5. 4. 1. 11. せ溶接部の詳細を示す.板厚 11mm の下フランジに. (4) M4T. 図2 各突合せ溶接部詳細(側面) :1軸ゲージ(ゲージ長1mm) 寸法単位:mm. M4. 6. 180. M0. M4T. 160. 225 225 225 225 225 225 225 225 A7575. 200. (ⅰ)突合せ溶接部近傍. 3600 4000 (1)側面図. 200 180 6. :1軸ゲージ(ゲージ長5mm). 1050. 450 F.P. 600. 450. F.P. F.P. :1軸ゲージ(ゲージ長1mm). 1050. 200. F.P. 180 150. 200 150. M2. 160. 220 11 300 11. 11 300 11. A. 11 300 11. :1軸ゲージ(ゲージ長5mm). 6. 50°. 1:5. 鋼材は全て SM490YA 使用している.図 2 に各突合. 1. 試験体の形状と寸法. 1. 2.1. 11. 2.実験方法. 2 11. 50°. (ⅱ)A-A断面図. (3)断面図. (2)平面図 図1 試験体の形状と寸法,疲労試験載荷位置およびゲージ貼付位置 キーワード 突合せ溶接部,目違い,下フランジ,疲労強度. 連絡先 〒564-8680 大阪府吹田市山手町 3-3-35 関西大学大学院 山岡大輔 TEL06-6368-1121. ‑301‑.

(2) 土木学会第66回年次学術講演会(平成23年度). Ⅰ‑151. 3.疲労試験結果. 200. JRA-A(190). 寿命Ndはき裂発見時の応力繰返し回数,破断寿命Nf は亀裂が下フランジを貫通した時の応力繰返し回数 で定義した。 (1)目違いの影響 目違い0㎜のM0継手は3体とも亀裂が発生せず、最 大の応力範囲がC等級の疲労限以上なのでC等級以. 公称応力範囲Δσnmeas.(MPa). 図3に試験体各部の疲労寿命を示す.疲労き裂発見. B(155). C(115). 100. M0 M2 M4 M4T M4G M4TG 縦ビード. 上,目違い2㎜のM2継手も同様に3体とも亀裂が発生 せず最大の応力範囲がD等級の疲労限以上だったの. 40 5×105. でD等級以上の疲労強度であることが明らかとなっ た。目違い4㎜のM4継手については、2体の内1体で かったが、残りの1体でD等級の疲労限以上の応力範 囲で突合せ溶接止端から亀裂が発生し破断寿命がD. F(46). 1×106. 1×107 疲労寿命Nd,Nf(cycles). ウェブと下フランジを接合する縦方向溶接継手では D 等級の疲労限以上の応力範囲で 8 か所から疲労亀 裂が発生し、溶接部を破断させており、横突合せ継. 等級を満たしたことから、E等級以上D等級以下(E 等級かD等級)であることが判明した。以上より、仕 上げなしの横突合せ溶接継手に要求されるD等級3)を 基準に目違いの影響を考えると、目違いが2㎜程度ま ではD等級をクリアし、4㎜程度になると1等級下の E等級に落ちる可能性があることが示された。. 手と同様に、指針で要求されている D 等級程度の疲 労強度であることが確認された。横突合せ継手と縦 ビード継手を比較すると、目違いが 2 ㎜程度以下の 横突合せ継手の疲労寿命は縦ビード継手以上である が、目違いが 4 ㎜程度になると縦継手よりも若干劣 る結果となっている。. (2)テーパー仕上げの効果. 4.まとめ. テーパー仕上げを施した目違い4㎜のM4T継手に ついては、2体の内の1体でD等級のΔσceより大きい応 力範囲ではき裂は発生しなかったが,残りの1体でC 等級のΔσceより大きい応力範囲でき裂が発生し、破断 寿命がC等級を満たすと推定されることからD等級 以上C等級以下であると判断できる。したがって、テ ーパーなし目違い4㎜のE等級以上と比べて1等級程 度疲労強度が改善され、指針で要求されるD等級を満 たすことが明らかとなった。. 板厚 11 ㎜の下フランジに目違いが 0mm、2 ㎜、4 ㎜の 3 種類の仕上げなしの横突合せ溶接継手部を有 する 3 体の桁試験体の疲労試験により得られた主な 結果を以下に示す. (1)仕上げなしの横突合せ溶接部の疲労強度は,目 違いが 2 ㎜程度までは疲労設計指針で要求される D 等級を満たし、4 ㎜程度になると満たさない可能性が あることが確認された。 (2)目違いが 4 ㎜の横突合せ継手にテーパー仕上げ. (3)溶接止端仕上げの効果. を施すことにより、疲労強度が1等級程度改善でき,. 止端仕上げを施した目違い4㎜のM4G継手につい. D 等級を満たすことが確認された。. てはD等級の疲労限以上の応力範囲で亀裂が発生し ないことからD等級以上,テーパー仕上げと止端仕上 げの両方を施した目違い4㎜のM4TG継手については C等級の疲労限以上の応力範囲で亀裂が発生してい ないことからC等級以上であることが示された.した がって、それぞれ、止端仕上げなしのM4継手のE等 級以上、M4T継手のD等級以上と比べて1等級程度疲 (4)縦ビード継手の疲労強度. E(62). 図 3 試験体各部の疲労寿命. はE等級の疲労限以上の応力範囲で亀裂が発生しな. 労強度が改善されたことが明らかとなった。. D(84). 疲労寿命 Nd Nf. (3)目違いが 4 ㎜程度の横突合せ継手の溶接止端部 を仕上げることにより、疲労強度が 1 等級程度改善 され,D 等級を満たすことが確認された。 参考文献 1)日本道路協会:道路橋示方書(Ⅰ共通編,Ⅰ鋼橋編) ・同解説,2002. 2)鉄道総合技術研究所:鉄道構造物等設計標準・同解説 鋼・合成構 造物,2009. 3)(社)日本道路協会:鋼道路橋の疲労設計指針. ‑302‑.

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参照

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