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突合せ熔接継手の欠陥と疲れ強さ

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(1)

U・D・C.る21.791.053.る6:る20.178.322.3

突合せ熔接継手の欠陥と疲れ強さ

A

Study

on

theInfluence

of Defectsin

the

Butt

Welded

Joint

on

the

Fatigue

Strength

田 HisashiOuchida

久*

西

夫*

Akio Nisbioka 熔接条件,

概 接姿乳 熔接環境,熔接士の級および熔接施丁場所を種々かえて作製された突合せ継手試験片 を,Ⅹ線検査によりJISの欠陥 級に分炸L,両振平面曲げの疲れ試験を行った.。試験結果から,欠陥等級と 疲れ強さの関係が明らかになり,疲れ強さに対してほ,熔接の級を3つにわけ,欠陥等級2級で10%,3,4紐 で20%,漉さが低下するものとして基準強さを選ぶことを提案Lた.〕また熔援開先,熔接場所,熔接姿勢,熔 接上の級別が欠陥の発生に及ばす影響も統計的手順により求めた。

】.緒

R 最近機械構造物の軽量化と原価低減のため,熔接が各方面へます ます多く用いられるようになってきている。熔接技術の進歩した今 日においても,なお熔接部に多少とも欠陥が生じ,進歩したⅩ線そ のほかの非破壊探傷技術によって検出され,強さの上から問題とな ることがある。従来熔接欠陥と疲れ強さに関しては二,三の研究が あるが(1ト(3),欠陥のⅩ線等級と疲れ強さについてしらべたものは, 最近発表された日本造船研究協会の研究(4)以外にはほとんど見受け ない。この研究は突合せ継手について,7箇所の熔接施工場所を 選らび,熔接環境,熔接姿勢および熔接士の技両を種々かえて試験 片を作製し,これらを 老らのところでⅩ線検査を行い,JIS の欠陥等級に分類し,各分類について平面曲げ疲れ試験を行ったも のである。この研究によって従来不明であった各種熔接条件と疲れ 強さ,欠陥等級との関係が明らかとなり,熔接設計にとり入れるべ き,欠陥による疲れ強さの低減係数が求められることになった。

2.実験の方法

2.1供 試 材 料 実験に供した母材ほ,板厚9mmのSS-41材で,その化・、f:成 および機械的性質を第l表に示す。試験片は口立製作所のA,B, C,D,E,F,Gの各施 l∴場所で作製されたので,各施工場所の 第2表 施工場所名 A G 立立下下 向向向向 立立下下 向向向向 下下下下 下下下下 向向向向 向向向向 下下上上 向向向向 熔 接 棒 棒 の 乾 燥 用いた母材間で多少の諸性質の相異があるのは免れない。この研究 はなるべく実状に即した実験結果をうることをLj的としたため,村 村や次に述べる熔接条件もあまり細かいところまでは規定Lない方 針をとった。 2.2 熔接 験片 各施工場所において180×350×9mmの」 示すような,各種熔接姿勢,熔接場所, 接試験片が弟2表に 接条什のもとに作成され た。ここで熔接場所の項で工場と現地の相違ほ,前者ほ屋内で作 環境が良好で管理も行きとどき,正規の作 ができる状態,一方現 地熔接は原則として屋外作業とし,作業空間が狭く,熔接棒の乾燥 も不十分で,風などもある管理が行きとがかぬ状態であって,各施 工場所の 偶に即して熔接が行わjtた。 第1表 供試材 の 諸性質 (注〕(巧: ・、、: 降りほ〔kg/mm2),qB:引張強さ(kg/mm2),E:伸び率(%), 絞り率(%) 件 熔接電流(A) 工 場 LB-26(3.2¢) 3000CIH 90∼110 4 (A) 現 地 B-17(3.2¢) B-17(3.2,4ゥi) 出庫のまま 700CO.5∼6.5H 90∼110 80∼150 4 5∼6 (A) (A) コニ 場 現 地 B-17(3.2,4¢) 70つC 6.5∼10H 100′-150 5 (A) B帽17(4≠) 70)C 5∼6.5H 115∼180 4 (A) 現 地 B-17(4¢) B-17(埴) 70つC9∼10Ii 乾燥する 160∼200 135∼170 5∼6 3 (A) (A) 工 現 地 B-17(坤) 乾燥せず 140∼150 3 (A) 工 B-17(坤) 乾燥する 135∼170 4 (A) 現 地 B-17(3.2¢) FX-1(491) 乾燥せず 特に行わず 140 180∼200 5 3 (A) (A) 工 場 現 地 FX【1(坤) 特に行わず 180∼200 3 (A) 工 FX-1〔4¢) 特に行わず 180∼200 3 (C) 現地 工場 FX--1(弾) B-17(坤) 特に行わず 乾燥十分 180∼200 160∼190 3 7 (C) (A) 現 地 B-17(坤) 乾燥せず 160∼200 6 (A) 工 B▼17(坤) 乾娩十分 120∼190 5+3 (B) 現地 工場 B-17(坤) BL-17(埴) 乾捜せず 130∼200 160∼185 5+3 5 (B) (A) 現 地 BL-17(4¢) 800C O.5H 170∼200 4 (A) コニ 場 BL-17(4ゥり 115∼130 3 (A) 現 地 BL-17(弾) B-17(3.2¢) 125∼135 130∼150 3 3 (A) (A) 工 現 地 丑トー17(3.2¢) 800C O.5H 130∼150 3 (A) * 日立製作所日立研究所 開先の加工はガス切りと 機械加工の2種 現地熔接は屋内の高所に て不十分な状態で行う 風速1∼2m/s屋内 風速2∼3m/s屋外 屋内にて作業困難な熔接

(2)

問先 r′り 開先(別 ・ヽ 開先(Cノ 第1図 解 按 那 閲 先 形 状 第2国 枝れ試験片の形状および寸法

へり牒■き)ら

只 頁 繰 返 し 敗 〟 第4図 工場熔接1級のS-N曲線 試験片の開先形状を舞l図に示す。(A)は衰アテ金熔接で,アテ 板は熔接後除去した。(B)は初屑部の欠陥の含まれやすい部分を ハツリ熔接したもの(C)は(B)と同一開先であるが裏ハツリ熔接を しないものである。熔接施工ほ1,2,3級に格付された熔接士によ って行われた。 2.3 疲れ試験片および試験機 前述の熔接試験片より弟2図に示すような疲れ試験片を採取し た。試験片の表面仕上げほ行わず,熔接後の応力除去焼なましも行 っていない。熔接ピードの余盛りは,研削仕上げを行った。疲れ試 験は自家製平面曲げ疲れ 験磯(1,450rpm)を用い,両振平面曲げ 疲れ試験を行った。疲れ強さは107回における伯で示し,破損しな かった試験片は静的引張試験を行って疲れき裂の有無をしらべた。 2.4 欠陥のX線検査 疲れ試験片作製後以下の条件でⅩ線透過写真を撮影した。 圧240kVP, 流4mA,露出時間30s こうして得られたⅩ線フイルムの判定は,JISZ2341で行い各等 級に分煩した。舞3図に各級の代表的写真を示す。

13

853 1 3 5 級 2 4 6 第3国 代表的欠陥のⅩ線写真 2.5 実験点の整≡哩 熔接試験片が各施工場所で種々の熔接条件で作製されたため,疲 れ試験における実験点のばらつきは当然予想されたので以下の整理

方法をとった。時間強度線は占L=飢一紬g貰であらわされるもの

とし,各実験点にもっともよく合う よ ゝh一ノな線を決めた。ここに付1 は特定の繰返し数Ⅳ1における偵,烏は定数で5一Ⅳ曲線のこう配 をあらわす。各 ♂)た。 験点の値から最小自乗法を用いて机,ゐの値をき 疲れ強さは繰返し数107回以上で破損しなかった各応力段階の算

術平均とし,時間強度線や実験点を考慮して多少の修正を加えた。

また実用上のことを考え,疲れ強さの5%および95%信麻限界値を 求め,これらを上限および下限とし,疲れ礁さのばらつき範囲を示 した。

3.実

3.1疲れ試験結果 Ⅹ線の各等級に分類した試験片についての疲れ 果から得ら

(3)

854 昭和36年7月 れたぎ-Ⅳ曲線を,工場熔接については第4∼9図に,現場熔接に ついては弟10∼15図に示す。これらの結果から107回の繰返数に おける疲れ強さを求め表示すると策3表のようになる。また欠陥の 等級によって疲れ強さが低下する割合を1級の疲れ強さを100とし て求めると,弟4表のようになる。すなわち工場熔接では2級で約 10%,3,4級で約20%,5級で約30%,6級で約40%疲れ強さが低 下するとみてよい。また現地熔接では1級を除いて工場熔接より弱 く,疲れ強さが10∼20%低下するものとみられる。以上の結果を図 示すると弟Id図のようになる。 、ヽ

へNh薫卓しb・壬り

■昆 「㍉警\茸) b 只 聖 第43巻 第7号 第3表 各等級試験片の疲れ試験結果 第4表 欠陥による強さ低下の割合

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0月 □β・--●β ●f ▲F ズG ▲ ヽ × )( ▲ つく ロ × ▲ 十 □ 0 【コ ヽ 【】 ヽ 〝∫ ∫J〟J 〟∫ J・rノが 〟7 繰 返 し 紋 〟 第6図 工場熔接3級の5-」Ⅴ曲線 へへ篭モ葦)b 只 擾 〟甘句/匂〆 × 0

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l⊃ X ⊂】 X 【⊃ D β ▲ r X 入∂ l 貞 【〕 ×\× D Lトー

〟 【コーーーーーーーーーー 〟∫ ∫ズ.′ノj /汐∂ れ々・ノん ノ〟′ 繰 返 し 択 〟 /〆 九が /〆 力〟d 〟′ 繰 返 し 敬 〟 7励β∼ 第7図 工場熔接4顔の5-∴Ⅳ曲綽

(4)

突 合 せ

継 手 の 欠

さ 855

悪やや∵b

〔へ 超

へN豊)

b 苫 屋 × 0月 ロβ △C ▲F メβ Y ▲ ⊂】 ▲ /♂∫ j仰ケ 〝∫ ∫ズ〟J 〝7 環 返 し 敗 〟 第9図 工場熔接6級のぶ一Ⅳ曲線 〔■宣f、そ〕 q R ‥せ 第8図 工場熔接5級のぶ-Ⅳ曲線 ∴・:・・-▲ ▲ )く ロロ 0月 ロβ ●/フ ■r ▲f ×G ● △ /慣♂ 「L

▲ ヽ ヽ ● □● ● 〉( 【コ 〔ト × ∫ ′〝∫ 〝ダ J′〝♂ 〝7 繰 返 し 故 〟 第11図 現地熔接2級の5【「Ⅳ曲線 「へ賢「そ〕 b 仁 △● △ △D △ ▲ 【コ × ▲ × △ △ご ●β ▲f 十∵ 動楠ル ▲ lコ ● ぃり■が /♂β JJ〟β /♂7 経 過 し 〟 第10図 現地熔接1級のぶ-Ⅳ曲線 l l+■ lコ ● l l

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15

(5)

日 立 評 へへ賢\茸) b 罠 塁 へN覧ミ葦) b 〔、 良 第43巻 第7号 □ β △ rfノア ■ 第12図 現地熔接3級のぶ-Ⅳ曲線 〟♂収′んが 〟j J∫〆 〟♂ 力〝∫ /♂7 繰退し敗〟 2♂ こ、、

第13図現地熔接4級の5一Ⅳ曲線ぎ

ら/J -R 堪 ロβ △C ●β ▲F xβ/♂ l l 1 」

[】 ヽ X l J l ■ 口 ▲ □β-●β ■F ▲Fi ★β 「 l■ ■ /〃句/有 × ▲ × △ X × 〟J 〟∫J′〝∫〝ダ ∫ズ〝J〝7 繰返し数〟 触ん〆 l ゝぐ-一一 第14図 現地熔接5扱の5-Ⅳ曲線 〝・ケ ∫∫〟∫ ′〆 繰 返 し 敗 〟 第15図 現地熔接6扱の5-Ⅳ他線 守貰ゝぎ二) rハ ■せ 口 β △ × 〉く . ● β ■ ∠■ ▲ ′■ ナ J ▲ ● △ ● ● × ● ー ロ 0---● ▲----● ●.「一朗物毎 ×●一十 ● ●---

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(6)

突 合 l・\、∵ い ∴ せ

継 手 の

/ = イ J JJ∫等級 豹16r宍1JIS欠陥等級と平面曲げ疲れ張さ 初 hゴ (a) て」き粒慢べ-く>t卜 T、至妙頸K-べ㌻†卜 857 試髄描一の疲れ破面の代表的庖例を弟17図に示す。1,2級のもの では熱形轡部で破壊しており,3級以下では破面にブローホールや 初購の井熔着,スラグのまきこみが認められ,疲れ破壊がこれら欠 【;〔モー_tり進根した状況がみられる。 3.2 熔接部のかたさ分布および顕微鏡組織 疲れ試験の結果工場熔接と現地熔接の試験什とで,疲れ強さの差 がふ仁)れたので,検討するた捌こ,両者の熔接部についてかたさと 飢織をLらべた。開先形状(A)のもので欠陥等級3,4,5綬と判定 されたものにつきかたさ分布を調べた結果,弟相国のように求ま った(.)これらから熱影響部のかたさほ,いずれも現 地1 接の場合の はうが低いことがわかる。また第19図の麒徽鋭写真からわかるよ うに,初屑および最終層の熔着鋼は,現地熔接のほうが粒子が大き くなっている。これらは,工場と現地の熔接環境,熔接条件の相異 によるものと思われるが,現地の場合冷却速度が工場よF)ゆるやか であったとも考えられる。これは狭いところで熔接したことも一因 であろう。かたさの低下や結晶粒子の粗大が,現地の疲れ強さを低 下させた一つの原因と考えてよい。 3.3 ほかの実験結果との比較 この 験結果から得られた欠陥の等級と疲れ強さの 謡羞部 l 熟l影響喜 l 仔 母材 [コ 、●、

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/ J 7 ∫ 〟 〟 ノr 第17図 試験片の代 表的な疲れ破面 熔 場 工 赦 終 ほ(.×100) (ゝ聖ル璧K-く\/′六′P 測定匪所 C け版J 第18l.実1熔 接三部 の 第19図 熔 差 金 属 前述 、\

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/P\ 0 溶着部 芦書_≦● 母椙 / J Jβ 〟 β 測定由所 β14版) ●工易諮接 ○現地溶接 即,Fは溶接施工場所を、 指狗肉は欠陥笥級を示す。 間隔:/瓜閏 か た さ 分 祁 朝 川 (b)ヨブ己 地 桁 は(〉ご100) の 脚 茹ど互 最 終l

(7)

858 昭和36年7月

∼豊

小浜∈樫 ∵ い1 ∵‥‥.・、.. / 2 イ J J JJJ等級 第20図 片振れ引張り強さと両振曲げ強さとの比較 の日本造船研究協会の結果と比較すると舞20図のようになる。日 本造船研究協会の実験値が本実験値よりも高く出ているのは,荷重 が片振引張荷重であること,疲れ強さが2×106回の繰返数で求め られていることによるものと考えられるが,両者の傾向はよくにて いる。本実験の場合は板厚が割に薄く,欠陥が熔込み不良やスラグ 巻込みとなって多く表面層近くにあり,曲げに対してきいたことも 考えねばならない。構造物の部材が曲げを受ける場合にほ,この実 験結果によって判定してよい。 これらの実験結果を参考として,熔接設計には,熔接の等級を3つ の級にわけて, 準強さ低減係数を弟5表のように選定することを 提案する。すなわち6級に属する継手は強さの設計には用いない。 5級ほ変動応力の場合にほ用いない。完全な無欠陥の継手に対して 変動応力を受ける場合は,2級までに合格したものは低減係数を 0・9とし,3,4級のものは0.8に選ぶ。一般に求められている熔接継 手の基準強さは,必ずしも無欠陥のものではないので,弟5表の低 減係数を用いればいくぶん安全側に設計されることになるL二〕 3.4 熔接施工条件と欠陥等級の関係 各施工場所において熔接十の級別,熔接姿勢,場所をかえて種々 の開先条件で 験片が作製され,それをⅩ線検査によって 級別に 分類Lたのが第d表である。おのおのの条件で各級の試験片本数と 級との積の和を,1本あたりの平均等級であらわすことにした。こ の平均 級と熔接条件との関係から次のことがわかった。 (a)熔接開先については,当然予想されることながら,(B)の 裏ハツリをしたものが最も上級であり,ついで(A)の裏アテ金の あるもの,最も低い等級のものほ(C)のⅤ開先で熔接のままのも のとなっている。 (b)工場熔接と現地熔接でほ,欠陥等級にほとんど差が認めら れない。それにもかかわらず前述のように疲れ強さに両者の間で がみられたのは,Ⅹ線で検出される欠陥以外に さを低下させ る因子があることを示している。 (c)熔接上の級別が欠陥発牛に及ばす影響を調べると,弟7表 のように求まり,二L場熔接の下1r-Jのように熔接環虜晋作業姿勢が 楽な場合は,ほとんど綬閃に差が認められない._〕現地熔接ではや や差があらわれてい る0 血 ㍉叫姿で とも1級熔接土がすぐれてはっきり抜両の るとコニ場,現地 があらわれてくる。 評 ≡ノゝ 川Ⅷ 第43巻 第7号 第5衷 欠陥等級と基準強さ低減係数との関係 第6義 解接施工条件とⅩ線等級との関係 第7表 熔接士級別の欠陥発生に及ばす影響 第8表 熔接姿勢の欠陥発生に及ぼす影響 (d)熔接姿勢については,(A)開先,1級熔接士で調べた結果 は,弟8表のように求まり,工場熔接の立向と下向ではやや差が 認められ,上向と下向,上向と立向でほ差がある。現地熔接では 下向と上向,立向との間では,いずれも有意差が認められるが, 困難な姿勢である上向と立向との間には有意差が認められない。 以上の結果から熔接士の級別,熔接姿勢の相異によって生ずる欠 級の差ほ,弟d表からわかるように1級程度である。強さの判 定がⅩ線等級によって行われるものとすると,弟4表の実験 果を 用いて,それぞれの熔接条件の場合の疲れ強さの判定もできること Fこなる。

4.結

言 熔接条件を種々変えて熔接された突合せ継手について,Ⅹ線検査

(8)

859 を行い,各欠陥等級に分類Lて,平面削げ疲れ試験を行った結果次 のことがわかった。 (1)JISのⅩ線欠陥等級と疲れ強さの関係は第4表のように求 まり,2級で10鳥`,3,4級で20%欠陥のため疲れ強さが低下する ものとLて,継手の疲れの基準強さを見積ればよい。 (2)工場熔接と現地熔接では,Ⅹ線検査による欠陥等級は認め にくいが,疲れ強さほ後者のほうが約10-20%低い。これほ熔接 環境や熔接条件の相異により,Ⅹ線検査で判定できない組織やか たさその他の要因による強さの差が生じたものである。 (3)熔接姿勢は上向,立向,下向の順で欠陥の発生に悪影響を あたえる。熔接二上二の級別は,熔接環境がわるく,熔接姿勢の困難 な場合に欠陥の発生に差を生ずるが,下向で工場熔接の場合には ほとんど差がない。これらの原因による欠陥等級の差は1級 と考えてよい。 特許 策268724号

ま た は この発明の装掛ま,深井戸ポンプの保護管支持装置などに適する もので,外周にテーパを設けたゴムスリープ6と,そのゴムスリー ブと----一一致したテーパ穴を有するボス部7aおよび放射状に形成した 支持腕7bをそなえた支持体7とからなり,支措腕の任意のものに 切開部7cを設け,支持体のボス部7aの内周および支持腕7bに 金属補備板7dを焼付けた構造からできている。 支持体7を揚水管4の端部4aからさし入れるにほ,まず,支持 腕の切開部のすき間gを外力でちぢめることにより各支持腕の外径 を揚水管の端部4aの内径よりも′トさくし,その状態で揚水管のテ ーパのなくなるところまで入れてやる(鎖線の状態)。ついで,支持 体7を上部から軽くたたきゴムスリーブ6のテーパ都に支持体のボ ス部をはめこむ。こうすれば,支持体7は,くさび作用によりゴム スリーブの適当な所に固定され,保護管2をよく支持する。 分解の際は,特殊な1二見により支持腕の下端面7eを押さえ,前 記の鎖線の位置まで支持体を押し出し,ついで組立ての時と何様に 支持腕の切開部のすき間をちぢめることにより支持腕の外径を′トさ くして支持体をとり山す。 この発明の装掛ま,管の小口径側からもさし入れて取付けること ができ,その管l月の軸または管をよく支持することができる。 (京【1り Vol.22 日 ◎調質銅熔接部のき裂伝播特性に関する研究 ◎逝ひずみ,拘速度と角変形および薄板における変形に ついて ◎直交異方性根群論による道路橋鋼床板の実験的研究 ◎鋼材切削における正面フライスカッタの工具寿命につ いて 造 以上は簡単な突合せ熔接継手の平面曲げの 験結果であるが, 物の熔接構造物に対してほ,荷電条件,寸法効果,熔接条件を考慮 して,欠陥の疲れ強さに及ばす影響を考えねばならない。その この 験結果が多少とも参考になれば筆者たちの辛いとすると に, である。 終りに,この研究にご指導をいただいた日立製作所車両ポ業部矢 部満,亀有工場牧正二の両氏ならびにこの研究に協力された各位, 実験に協力された当所秋山哲男斜に深く感謝の意を表する。 1 2 3 4 -.■ ■\ .し 参 茸 文 献 Homes:Arcos,15(89),1951(1938-11) M.Hempel:Stahlu.Eisen58,756(1938) W.Spraragen:Weld.J.(1942-7) 口木造船研究協会報告,21(1958-5)

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/ 乃 船 技 報 ・1ご No.1 ◎テ レ モ ー タ の性能に関する実験的研究 ◎原 油 お び重油の放射線損傷の研究 ◎高任水門扉に加わる水上 E力に関する実験l関所究 ◎船 体 部 原 図 配 管 法 に つ ◎ル ル ギ Dewight-Lloyed焼 結 機 本誌につきましてのご照会ほ下記発行所へお願いいたします。

日立造船株式会社技術研究所

大阪l冊ヒ花区桜島北之町

19

′ ノ.ヽノ(、/\.∼)′\/\〉′\/∼ノ.∼ノ(・ノ.、ノr-ト\ノr\′し\/\ノ\ノ(\ノ′㌧/\ノ′、ノ■\/㌧-′\ノ.、1′\-′\/\′\′、\

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