日本の油業は︑周囲に暖流と寒流が交錯する生産力豊かな水域を打しているという恵まれた条件を背娯にして︑漁 業者の積極的な展開によって︑世界でも類を見ないほどの発展を成し遂げ︑国民への動物性たんばく質の供給という
重要な役割を果たしてきた︒しかし︑︱
; o o
海里時代の到来により海外漁場の大幅な縮小を余儀なくされ︑さらに︑日本
周辺水域での資源水準の低下︑憔業経営の悪化︑礁業就業者の減少・高齢化の進行等の種々の間題に直面している︒
は じ め に
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[ 説
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" •一—ー・一'‑―‑‑‑一」田 中 土 中 山 田
教 哲
礁業を主とする水域の利用と環境保全に関する法のあり方
雄 充 也
15‑‑3‑‑411 (香法'95)
この中で日本の漁業には次の五つの基本的な課題があると︑政府は考えている︒①日本周辺水域の持続的かつ高度 な利用︑②消費者・実需者ニーズに対応した国産水産物の供給態勢の確立︑③環境にも配慮した海洋生物資源の適切
な管理と合理的利用︑④足腰の強い漁業経営の早急なる確立︑⑤漁業を核とした魅力ある定住圏づくり︒
このうち︑日本周辺水域の持続的かつ高度な利用のために︑政府は︑樵場環境の保全に努めながら︑消費者ニーズの
強い底魚類等を中心に総じて低水準にある水産資源について︑その維持回復を図る資源管理型漁業の実施・定着化や︑
人為的手法を用いて資源増大を図るつくり育てる漁業の実施・拡大を引続き押し進めることが必要であるという︒
樵業は次のような特性を有するため︑特に資源管理が必要な産業である︒漁業は採捕型の生産が中心で野生の生物 を対象としているため︑生産の質と惜が魚介類など資源の自然的性質や数情によって制約されている︒移動によって
魚類などの生息する位岡や状態が変化するために︑広い水域に人り会う方が安定的に高い生産性を確保できるが︑
の反面︑無主物先占の法罪のもとで多数の漁船が人り会って競争的に樵獲する︒
油獲努力斌が一定水準を超えると︑ そ
その増大が樵獲嬬の減少をもたらす︒最適の漁獲努力情を保つことによって最
大の漁獲星を得ることが望ましいから︑資源の再生産を図るための合理的な漁獲努力について規制措償が行われる︒
これが資源管理型挽業である︒資源管理型挽業は︑規制の側面だけでなく︑対象水域に人為的な干渉を加えて生物生
つくり育てる憔業は︑資源増大を図るために︑水産資源を養殖し︑栽培して放流し︑
成する事業である︒このうち︑資源を栽培して放流する栽培樵業は︑ かつその生育の場を追
その効果を挙げるために︑放流後の採捕制限な
ど資源の保護管理を必要とする︒したがって︑資源管理型柳業と栽培樵業とは密接に関係している︒
次に︑環境にも配慮した海洋生物資源の適切な管理と合理的利用という課題は︑地球環境の保全への関心の高まり 他
方︑
産の拡大を図るという積極的な措憤の側面も持つ︒
15 3 ‑412 (香法'95)
憔 業 を
t
とする水域の利用と環境保全に関する法のあり方c + .
田・中山・田中)げる次第である︒
漁業に関する法制度
を背景とする野生生物の保護や海洋生態系の保全の観点から強調されている︒政府は︑
U N C E
D
で合意された資源の持続的開発の理念に従って︑環境との調和を図りながら︑科学的知見や客観的な事実に基づく適切な保存管理措置 に立脚した責任ある漁業を実践していくことが市要であるという︒しかし︑この課題は︑地球環境保全の観点から 重要であるだけではない︒挽業生産力の向じを図り︑かつ安全な水産物を生産︑供給するための油場環境の保全とい
う意味でも︑この課題はきわめて爪要なものである︒
このような水域の持続的かつ高度な利用︑海洋生物資源の適切な管理・利用ないし漁場環境の保全という課題は︑
どのような法制度に支えられて実現されようとしているのであろうか︒
これに関する法制度は︑その目的と関係行政庁の相違から︑樵業に関するものと環境保全に関するものとに分かれ
る︒
我々
は︑
それぞれの法制度を概観した上︑この課題の観点からその法制度を検討し︑今後の水域の利用・管理に
関する法のあり方について提言を試みることにしよう︒
本稿は︑瀬戸内海水産環境研究会︵代表︑岡市友利香川大学長︶が一九九二年から三年間行ってきた﹁瀬戸内海に おける有用水産資源の持続的生廂と環境保全に関する学際的研究﹂第六班の研究成果である︒この序論から三まで
は︑三名の共同の見解であるが︑
四の補論は中山の独自の見解である︒執筆は中山が担当した︒この共同研究は日本 生命財団の助成を受けた︒また︑多くの方から貴屯な助言と資料をいただいた︒同財団と関係各位に厚く御礼巾し
t
15—~:3 ‑‑413 (香法'95)
この原則を制限する漁業権と憔業警察︵許可︶ 公共用水面又はこれと連接して一体をなす水面︵公水︶る︒油業法は︑を定める︒すなわち︑ ︵ ア ︶ で ︑
(8 )
樵業権
そのいずれであっても一律に漁業自由の厭則が妥当することを前提にして︑漁業生産に関する法制度
( l )
の制度を定め︑漁業者︵漁業を営む者︶と漁業 水面利用秩序
我々
は︑
まず︑油業による水佃の利川が︑ 号︶などがこれに属する︒ 号︶︑沿岸旅場賂備開発法︵昭和四九年五月一七日法律四九号︶及び洵洋水産資源開発促進法︵昭和四六年五月一七日法律六
0
号 ︶
に定められているが︑
制度と密接に関連している︒
に関する法制度が︑
で) し、
その内容は︑樵業生産の発展を図るためのさまざまな法律に定められた他の諸
礁業に関する諸法律は一.つに大別される︒︱つは︑水面利川の秩庁づけの観点から制限措漑を定めた諸法律であり︑
漁業法︵昭和二四年︱二月一五日法律二六七号︶
振興法︵昭和三八年八月一日法律/ハ五号︶ と水産資諒保設法がその︑E
なものである︒もう︱つは︑沿岸樵業笠 を桔本にする諸法律で︑挽業振興の観点から奨励・助長措附を定めるも
のであり︑沿i庁憔場整備閲発法︑海汗水産賓源開発促進法︑水産業協同組合法︵昭和一 1
三年
一︱
一月
□九日法律□
四 ‑
.
これらの法律によってどのように秩庁づけられているかを概観し︑
これらの法律に珪づき挽業についてどのような伽興措置がとられるのか︑ 水域の持続的かつ高度な利用に関する法制度は︑
そして︑水域の持続的かつ翡度な利川
その中でどのように位骰づけられるのかを明らかにしよう︒
は︑公悔︑領海︑及び内水面︵河川︑湖沼等︶
主として水産賣源保渡法
に分類でき
︵昭
和一
正六
年︱
︱一
月一
七日
法律
四
lS ‑‑‑: ‑‑3 411 (香法'%)
漁哭をLとする水域の利用と環境保全に関する法のあり}j(Ull・ 中山・田中)
︱一条︶︒免許は巾請者のうち適格性を行するものだけにサえられ︑
満たす漁業協同組合又は樵業協同組合連合会だけに免許される
)ご
ょ︑
っ し 一 ︐
条︶︒例えば︑樵業者又は漁業従事者が優先される︒特定の区画挽業権は︑旅業協同組合又は挽業協同組合連合会に
最優先で免許される︒自営者のみに免許されるのが原則であるが︑共同旅業権と特定区両漁裳権は︑ 設定する
その他の法人又は個人も適格性を持ち︑法定の優先順位に従って︑免許の
r l J
否が決定される( ;
0 ︑
の沿海の挽利が血立富で財産的価値が高く︑ 権の目的が欧米の有力諸国で内水面旅業を中心とするのとは異なり︑日本では海面樵業が主なものであるのは︑かつ︑これについて権利を認める慣行が古くから存在していたためである
漁業権は︑都珀府県知市が樵業種類︑樵場の位附及び区域︑樵業時期などを定めた旅場計画に従い︑免許によって
︵一
四条
︶︒
共詞油哭権は︑
五
日本
それに対し︑定附憔業権と区両漁業権に
それを自営しな
^ ~t.
九
一定の要件を といわれている︒ 業権であって︑
内水面の油業についてはその特殊性に応じて特別の規定
(一て七—一三一一条)が賀かれている︒漁業 憔業権は主として洵面に設定され︑
︵ 九
条 ︶
︒
ただ第五種共同樵業を日的とする共同樵業権だけが内水面挽業を主眼とする樵 の入漁権に基づくのでなければ常んではならない 共同に利用して営む五種の共同煎業について詔められる権利である
︵六条︶︒定置漁業と区両油業は︑樵業権と後述
﹁区
画挽
業権
﹂
は
9
定の区域内において常む投殖哭である二種の区圃挽業について︑﹁共同樵炎権
L は二疋の水訓を 又は養殖の事業︶の種類によって区分されたものであり︑
﹁定
附漁
業権
﹂
は娩具を定骰して営む定附挽業について︑
従事者︵油業者のために水産動柏物の採捕又は養殖に従巾する者︶を主体とする挽業調整機構い連用によって水面を
総合的に利用して︑樵業生産力を発展させ︑併せて礁業の民主化を図る
︵ 一
条 ︶
︒
﹁旅業権﹂とは︑定附挽業権︑区両漁業権及び共同油業権である︒この三種類の挽業権は勲業︵水産動柏物の採捕
15‑3‑415 (香法'95)
なれない
︵四
三条
一項
︶︒
ことができない を生じる漁業権行使規則又は入油権行使規則に定められる
︵ 八
条 ︶
︒
物の増殖に適しており︑
︵ 一 ー 一
︑
四六
条︶
︒
い漁業協同組合又は挽業協同組合連合会にも免許される︒内水面における第五種共同漁業は︑その内水面が水産動梢
かつ︑免許を受けた者がそこで水産動植物の増殖をする場合でなければ免許されない 漁業協同組合又は漁業協同組合連合会は︑他人の共同漁業権又は特定区両油業権に属する漁場においてその漁業権
の内容たる漁業の全部または一部を営む権利を︑
その者との設定行為によって取得でぎる︒この権利を﹁入曲権﹂と そして︑漁業協同組合の組合員たる漁業者又は油業従
者で一定の資格に該灯するものは︑漁業協同組合又は挽業
1 1
協同組合連合会の有する特定区画樵業権︑共
M
挽業権又は人漁権の範囲内において
の資
格は
︑ その漁業協同組合又は油業協同組合連合会が総会の議決によって制定し都道府県知市の認可によって効力 漁業権は五年︑
権利の存続期間は︑共同油業権と真珠捉殖業又は大規模な魚類性殖業を内容とする区両樵業権は一
0
年 ︑ 人漁権は︑別段の定めがない限り︑その日的たる旅業権の存続期間と同じである 漁業権と人漁権は物権とみなされる
︵二
三条
一項
︑
四三
条一
項︶
︒
いう
︵七
条︑
四一
一条
の二
︶︒
七 条
︶ ︒
その他の
しかし︑油業権は︑相続又は法人の合併による
場合を除き︑原則として移転の目的になれず︑担保の目的にすることについて制限を受け︑また︑貸付の目的になる
︵三予二六︑三
0
条︶︒人旅権は︑譲渡又は法人の合併による取得の対象となるほか︑権利の日的に都道府県知事は︑漁業調整その他公益上必要があると認めるときは︑樵業権に制限又は条件をつけることができ︑
このとき又は漁業権者が油業に関する法令の規定に違反したときは︑漁業権を変更し︑取消し︑又はその行使の停止 五叩業を営む権利﹂を有する︒
‑‑L
ノ
そ
15‑‑3 416 (香法'95)
漁業を
t
とする水域の利用と環境保全に関する法のあり方CL
田・中山・田中)日本の領海は沿岸︱二海里までであり︵領海法︵昭和五二年五月二日法律三
0
号 ︶
七
一条︶︑領梅と内水面とが日本の う制度がある
︵二
ニ︑
二五
︑一
1六
条 ︶
︒
船として使用してはならない
︵六
六条
一項
︶︑
その他の憔業も︑ ︵
六五
条一
項︶
︒あ
る
︵五
二条
︶︒
︵三四︑三九条︶︒休業が一定期間続けてなされた場合は︑漁業権を取り消すことができ︑漁
業権者が免許の適格性を失った場合は︑漁業権を取り消さなければならない
政府間の取り決め︑漁場の位置その他の関係卜制限措附を統一して講ずることが適当である遠洋漁業と沖合挽業
は︑政令によって﹁指定油業﹂とされ︑船舶ごとに国の主務大臣の許
を受けなければならないn J
また︑主務大臣又は都道府県知事は︑礁業取締その他漁業調整のため︑水産動植物の採捕・処理︑漁具・漁船︑漁 業者の数・資格等に関する制限又は禁止について︑必要な省令又は規則を定めることができる
種の漁業については︑船舶ごとに都道府県知事の許dJを受けなければならないが
省令又は規則により主務大臣又は都道府県知事の許可にかからせることができる︒
礁船の建造は︑礁船法︵昭和二五年五月一三日法律一七八号︶によって規制される︒農林水産大臣は︑漁業調整そ
の他公益上の見地から漁船の建造を調整する必要があると認めるときは︑区域別又は種類別に動力船の隻数︑合計総
トン数の最高限度又は性能の基準を設定する
県知事の許可を受けなければならない ︵ イ ︶
許可漁策
を命ずることができる
︵三条︶︒動力漁船を建造しようとする者は︑農林水産大臣又は都道府
︵三条の二︶︒漁船は都道府県知事が備える漁船原簿に登録されなければ︑憔
︵九条︶︒他方で︑農林水産大臣が依頼を受けて憔船について検査︑設計又は試験を行
外国樵船については︑日本漁業の正常な秩序の維持に支障が生じないようにする目的で︑特別の規制がなされる︒
︵三
七︑
一こ
八条
︶︒
15-~3--417 (香法'95)
験委員がこれに加わる
( 1 0
六 ︑︵ 八
五 ︑
八六条︶︒連合悔区樵業調整委 海区漁業調整委員会は︑その洵区の沿庁に住所又は巾業場を持つ訛民によって選学された二几名の旅氏委員︑都道 委員会が附かれる
︵挽
業法
八四
︑
・ o
五 ︑1 0
九 ︑
︱ ︱
^ ‑ 0
条 ︶ ︒
各海
域に
︑
又は特定の日的のため必要に応じて連合悔区樵業調瞥委員会が︑
そし
て︑
都道府県ごとに内水而漁場竹即
︵ ウ ︶ ないこととする(五—―一条)。
︵ 六
条 ︶
︒
︵四条︶︑外閂樵船が関仔する油
水域である︒外国人樵業の規制に関する法律︵昭和四二年七月一四日法律六
0
号︶は︑日本の水域で外国油船が樵業
︵ 一
1一条︶︑日本の水域以外の水域における外国油船の旅業活動を助長しない
という日的で︑
日本の港への外国樵船の省港については︑海難を避ける場合︑外国から積み出された礁獲物を陸揚げ する場合など一定の場合を除き︑農林水賄大臣の許可を受けなければならないとし 獲物とその製品の転載︑積み込み及び陸揚げを生止する
さらに︑油業水域に関する暫定措置法︵昭和五二年五月一.日法律三一号︶
油業調整機構
と水産動植物の採捕を行うことを禁止し
は︑水産資源の適切な保存と管理を図る
ため︑沿倅二
00
洵屯までの油業水域における漁業と水廂動柏物の採捕について︑
府県知事により選任された学識経験委員四名及び公益代表委員二名からなる
日本が管轄権を有すると定め
1四条︶︑外国人は︑樵業水域においては農林水産大臣の許
I I J を受けなければ漁業と水産動植物の採捕を行ってはなら
漁業調整機構として︑主務大臣が定める栂区ごとに海区油業調整委員会が平似かれ︑瀬戸内悔︑玄悔︑及び有明悔の
員会は︑主として洵区樵業調幣委員の中から選出された委員からなり︑都道府県知市又は主務大臣が選任した学識経
1 0
九条︶︒内水而油場管理委員会の委員は︑代表的な挽業者︑代表的な水産動柏
} ¥
15 ‑‑:"¥ ‑418 (香払'95)
漁(業を!~とする水域の利用と環境保全に関する法のあり方(日II• 中山・田中)
ん,.,.
弔
—.... .
にヽ
水廂動物が廂卵し︑
椎魚が生育し︑
九
又は水産動植物の種伯が発生するのに適している水面の区域を保詭水
︵ ︶ L
一 三
条 ︶
︒
ついて︑必要な省令又は規則を定めることができ ︵ エ ︶ 物の採捕者及び学識経験者の中から都道府県知事が選任する
都道府県知事は、樵場計画の決定・変更、煎業権の免許・変更・制限•取消等の屯要な行政処分を行う場合には、
海区憔業調整委員会の意見をきかなければならず︑同委員会はこれらにつき公聴会を開苔利主口閃係人の怠見を間いて
業調賂委員会又は連合海区漁党調整委員会は︑
業権・入憔権の適切な行使︑樵場の使川に関する紛争の防止・解決︑
動植物の採捕に関する制限又は禁止︑漁業者の数・油場の使用に関する制限その他必要な指ポをすることができ︑
の指示に従わない者には都迎府県知事が指示に従うべきことを命ずることができる︵六七条︶︒
0
条 ︶
水産資源の保設培投
と国の補助の制度︵三一条︶
定漁業を除く︶ とともに定めている︒ こ
都道府県知事に意見を述べ又は巾請する権限を持つ
一ー
一四
︑こ
q
︑ 4
二四
︑
. .
六、:四、1•五しハ四0条)。洵区漁
︵一
三一
条︶
︒
さらに︑悔区全体の総合利川い立場から︑水廂動柏物の繁殖保設︑油
その他憔業調幣のために︑関係者に対して水産
水産資源保護法は︑以下の内容の水産資源の保護培蓑の制度︵四ーニ八条︶を、水産資源の調脊の制度(二九、→•一
第一に︑農林水産大臣又は都道府県知市は︑水産動柏物の保設培捉のため︑水産動柏物の採捕・販売・所持・移植︑
挽具・樵船、有毒物の逍棄・漏せつ•その他の水質汚濁、保設培投に必要な物の採取・除去に関する制限又は禁止に
︵四条二引︶︑特定の挽業を許可にかからせることもできる︒爆発
物又は有毒物を使用する旅法は梵じられている︵五︑六条︶︒農林水産大臣は︑農林水産大臣の許llJを要する樵賂︵指
について︑油船の定数又は年間の樵獲限度を定めることができる
1 :') ‑3 419 (香法'95)
その他の施設の設置︑ ることができる 面に指定し︑その保護培投のために必疲な措附を講ずる制度である(‑四条︶︒保設水面の指定については︑原則として︑海区漁業調整委員会又は内水面漁業管理委員会の意見を間いて都道府県知事が巾請し︑農林水産大臣が自らが定める基準に従って指定するだけでなく︑資源状態の著しく悪化している水産動柏物が生息している水面も︑保護水面に指定できることになった︒
保護水面の管理は︑管理叶画に韮づいて︑原則として都道府県知市が行う︵一六条︶︒保設水面の区域内における
埋立、しゅんせつ、又は流憤•水位の変吏を来す]れについては、じ事閃係者はその保調水面の管理者のifnJを受け、
第一
二に
︑農
林水
産大
臣は
︑
度定
めて
︑
︵一
五条
︶︒
︵二
八条
︶︒
この基準は一九九二年に改正され︑水産動植物の繁殖・育成に適した水而 さけとますの増殖を図るため︑実施する河川︑場所及び放流数を内容とする叶両を鉗年
その人じふ化放流を実施する
( ‑ ^ 0
条 ︶ ︒
さく河魚類の通路となっている水面に設附した工作物の所有者又は占有者は︑
に︑そのエ作物を管罪しなければならず︑農林水庁大臣又は都道府県知巾は適切な管理をすべきことをこの者に命ず
︵二
ニ条
︶︒
農林
水産
大臣
は︑
ず︵二七条︶︑農林水産大臣はこの者に対し︑ 又はその者と協議しなければならない
また
︑
︵一
八条
︶︒
その費川の一部を︑受益者に負担させることができる︵一1
一 条
︶ ︒
さく河魚類のさく上を妨げないよう
さく河魚類の通路を害するじ作物の設間を制限︑禁止し︑通路
又は除害~事を命令することができる︵一一三︑二四条︶︒内水面におけるさけの採捕は︑旅業
の免許又は許可を受けた者がこれに韮づいて採捕する場合を除き︑禁じられている
第四に︑販売用に水産動植物の種丑田を採捕又は生廂する業者は︑
︵二
五条
︶︒
それを行う旨を農林水産大臣に届出なければなら
その生産又は配布につき必要な指示をすることができる
1 0
IS ‑‑3 ‑420 (香法'95)
旅{業を
l
・:とする水域の利用と環境保全に関する法のあり方 (+.!Tl.中山・田中)金の融通のあっせんを行う等の賑興措憤を講ずる
沿岸油業その他中小漁業者による漁業の発展を促進し︑憔業従事者の地位の向
L
を図るために国と地方公共団体が講ずべき施策の方針は︑沿印挽業笠賑興法が定める
国と地方公共団体は︑①水産資源の維持増大︑②生産性の向上︑③経営の近代化︑④水産物の流通の合理化︑加上
.需要の増進︑及び価格の安定︑⑤水産物の輸出の振興︑⑥輸人の調幣︑⑦漁業資材の生廂︑流通の合理化︑価格の
安定︑⑧再生産の阻害の防止と経営の安定︑⑨従事者の養成と確保︑⑩就業構造の改善︑及び⑪沿岸挽業等の従事者 の福祉の増進について必要な施策を︑地域の自然的経済的社会的諸条件を考慮して総合的に講じなければならない
︵ 三 ︑
措置を講ずるに当たり必要な資金の融通の適正円滑化を図らなければならない を講ずるに当たり︑挽業従事者又は漁業関係団体の自主的な努力を助長することを旨とする
に関する年次報告を国会に提出しなければならない
とりわけ︑国は︑生産性の高い漁業への転換︑漁場の利用関係の改袴︑生産基盤の撒備・開発︵たとえば魚礁の設
附︑養殖漁場の造成︶等を日的とする沿い訛業の構造改善事業が総合的かつ効率的に行われるように︑必要な助立口︑
助成等の措置を講じ︑振興を図る必要のある中小漁業について︑挽業者又は挽業者団体に︑必要な助言︑指導及び資
業を充実させ︑樵業の生産性の同卜︑経営の近代化及び従事者の生活改袴に必要な措附を講ずる ︵ ア ︶ (
2 )
漁業の振興
施策の方針
︵ 七
条 ︶
︒
( 1
0
︑ ︵八︑九条︶︒また︑国は︑沿岸洲業等に関する調脊・試験研究巾︵ 一
条 ︶
︒
︱ 一
条 ︶
︒
︵六条︶︒政府は︑旅業
︵五条︶︒国と地方公共団体は︑施策 四条︶︒政府は︑これらの施策を実施するために必嬰な法制上及び財政上の措骰を講じなければならず︑
その
15‑:3‑‑421 (香法'95)
次に ヽ
るために必要な勧告を受けることがある
( 1
一 一 条 ︶
︒ 為をしようとする者は都道府県知事又は農林水産大臣にその旨を屈け出なければならず︑
油場としての効川を保全す
一条︶︒開発区域外でも漁場としての
成に必要な勧告をすることができる 都珀府県知巾にその旨を屈け出なければならず︑をしようとする者は︑
都道府県知事はその者に対して開発叶両の逹
生産の増大を図る閲発叶両を定めなければならない 域を粕印水光資源閲発区域に指定でき︑指定したときは︑
その区域における水産動柏物の附殖又は投殖を推進し漁業 まず︑農林水産大臣が韮本方針を定める
定める
沿岸海域における洵罪水産賓源の開発と利用の合罪化を推進するために︑海洋水産資源開発促迎法は︑次の制度を ︵ イ ︶
︵ 一
条 ︶
︒
1L
︑
( 1 1
七条︶︒開発区域内で洵底の形質の変吏その他一定の行凸
︵八条︶︒国と都追府県は︑開発区域における水質汚濁笠の防化措附︑開発叶両 達成に必要な援助︑及び栂汗水産賓諒の閲発促進梢附を行うように努める 効用が高く︑旅業生止府において屯要な地位を占める海域として政令で指定された悔域では︑悔底の掘削笠の特定の行
一定の洵域における洵汗資源の利川の合理化を図るために︑挽業者団体又は油業者が海洋資源の白
E 的な竹 理について協定を締結することがある︒この資源管罪協定は︑前記の韮本方針に定められた指針に適合するなど適中ー なものである旨の認定を行政庁︵都追府県知事又は牒林水産大臣︶
から受けた場合︑次の法的効果を持つ︒協定の参 加者は協定に参加していない樵業者団体又は漁業者から協定への参加を得るために︑行政庁のあっせんを求めること ができる︒協定の内容を遵守させるために協定参加者である漁業協同組合が総会で定款︑挽業権行使規則︑又は人漁 権行使規則を変更する場合︑協定に直接に関係する組合員の怠思を尊巾する特別の方法で議決することが許される︒
l‑
資源管耶刑ぷ血業
︵ 二
条 ︶
︒
都追府県は︑この址本方針に即して︑
相刈と認められる沿作洵
lS : ‑422 l (香怯'%)
洲業を主とする水域の利用と環境保全に関する法のあり方(日JI• 中山・[廿中)
協定参加者が協定の対象海域で協定の対象資源を利用する者のすべての数の三分の一1
以上
であ
って
︑
たす場合︑協定参加者は︑都道府県知事又は農林水産大臣に対して︑水産動植物の採捕の制限など︑協定の目的達成
海洋水産百源の開発・利用の合理化を図るための調脊︑情報・資料の収集・提供等の業務を行うために︑悔洋水産 資源開発センターが︑政府とその他の者の出資によって設立される 沿岸油場の幣備開発と栽培漁業
︱つだけ指定することができる︒指定を受けた ︵八二四条︶︒都道府県知事は︑水産動
︵七条の二︶︒油業協
沿岸樵業の基盤たる沿岸漁場の整備と開発を図るため︑沿岸油場整備開発法は︑次の制度を定める
︵ 一
条 ︶
︒ 水産動植物の増殖又は捉殖を推進するために行う魚礁の設岡︑消波施設の設置及びしゅんせつ︑沿岸油場としての
効用を回復するために行うたい積物の除去などの沿岸油場整備開発事業について︑国は農林水産大臣が定めた計画の
達成を図るため︑その実施に必要な措懺を講じなければならない
︵ ニ
ー 五
条 ︶
︒
農林水産大臣は︑水産動物の種苗の生所・放流と水産動物の行成について雄本方針を定めなければならず︵六条︶︑
都道府県は︑栽培漁業に関するこの基本方針に調和する内容の基本計画を定めることができる 同組合又は漁業協同組合連合会は︑特定の水産動物の種伍の放流と育成を行う
1 1
業︵特定水産動物育成市業︶を実施しようとするときは︑韮本計画の内容に適合するように育成水面の区域とその利用規則を定め︑都道府県知事の認
n I
を受け︑事業を適切に実施し︑組合員に必要な指導を行わなければならない
物の種苗を放流し︑放流水産動物の増殖による漁業生産の増大に関する経済効果を実証し︑
組合等に対し普及する事業︵放流効果実証事業︶ ︵ ウ ︶ に必要な措置を講ずることを求めることができる
を実施する法人を︑ かつその成果を油業協
l
一 六
条 ︶
︒
(一ー一条の一一—―二条の六)。 一定の址準を満
15~3 ‑‑423 (香法'95)
を行うことができ ︵ エ ︶ 漁業協同組合
︵ ー
バ ハ
条 ︶
︒
法人は︑基本計画の内容に適合する内容の計画を作成して都道府県知市の認
をn J
受け
︑
^
四 その業務を適正かつ確実に実漁業協同組合又は漁業協同組合連合会と遊漁案内業者又は遊油者団体との間では︑旅場︵内水面に属するものを除 く︶の安定的な利用関係を確保するための事項を定め︑その遵守についてそれぞれの団体の構成員を指雌すべきこと とする協定︵漁場利用協定︶が締結されることがある︒この協定の締結のために交渉したい旨の巾出に相手方が応じ ない場合︑都道府県知事は巾出をした者の巾議を受けて︑交渉に応ずべき旨を相手方に勧告することができる 条︶︒漁場利用協定を締結した当事者が協定の内容を都道府県知巾に屈け出ておくと︑協定の遵守について胄事者間 に紛争が生じた場合に︑都道府県知事のあっせんを利用することができる
水面利用秩序と挽業の振興の両面にわたって大きな役割を演じる漁業協同組合については︑水産業協同組合法で︑
その組織︑事業︑管理運営罰の韮本事項に関する法律関係が定められている︒
漁業協同組合は︑資金の貸付︑貯金の受け人れ等の信用事業︑事業・生活物資の供給︑組合員の生産物の運搬︑加
エ︑保管又は販売︑共済事業︑桐利厚生事業︑教育情報事業等のほか︑
の他漁場の利用に関する施設﹂や﹁船だまり︑船揚場︑魚礁その他組合員の漁業に必要な設備に関する施設﹂
(︱
一条
︶︑
を営むこともできる ﹁水産動植物の保護繁殖︑水産資源の管理そ
の事業
一定の要件を満たす組合は︑組合員の三分の二以卜の書面による同意を得て自ら漁業
︵一七条︶︒水産資源の管理に関する事業を行う組合は︑水産動植物の採捕の方法︑期間その他
の事項を適切に管理するために︑対象になる挽業を営む組合員の三分の二以上の書面による同意と組合総会の議決を 施しなければならない(一五—二三条)。
一四
JS・・3 ---4L~( 香法 '9S)
漁業をじとする水域の利用と環境保全に関する法のあり方 (U!I・ 中山・田中)
きJス3
. i
(‑
‑J
一 こ
ハ 条
︶ ︒
組合員と呼ばれる︒ 得︑行政庁の認可を受けて︑組合員が遵守すべき資源管理規程を定めることができる
油業協同組合の組合員の資格(‑八条︶を有する者は︑沿海樵業に関する組合では︑組合の地区内に住所を有し︑
かつ漁業を営み又はこれに従事する日数が一年を通じて九
0
日か
ら一
︱
; o
日までの間で定款で定める日数を超える個
人︑組合の地区内に住所又は事業場を有する旅業生産組合︑及び組合の地区内に住所又は巾業場を有する憔業を常む
法人であって︑
その常時使用する従業者の数がこ
00
人以下であり︑
0
トンから三000
トンまでの間で定款で定めるトン数以下であるものである︒内水面油業に関する組合では︑組合
の地区内に住所を有し︑
五
によって︑多獲性の水産物を日
︵一
五条
の二
︶︒
かつその使用する訛船の合計総トン数が□九
0
かつ憔業を営み又はこれに従市する日数が一年を通じて一︱
1 0
日から九
0
日までの間で定款で定める日数を超えるか︑河川において水産動植物の採捕又は投殖をする日数がこれを超える個人である︒組合員の資
格を有する者を︑樵業を営む者又は特定の種類の旅業を常む者に限ることもできる︒
組合は︑次の者を定款の定めによって︑組合員たる資格を有する者とすることができる︒上記の正組合員の資格を 有しない挽民︑組合員と世帯を同じくする者︑組合の地区内に住所又は事業場を有する一定規模以下の油業を営む法 人・水産加工業者・遊漁船業者︑組合の地区の全部又は一部を地区とする組合など︒この資格により加入した者は準
組合員たる資格を有する者の組合加人を制限することは禁じられ︑また︑組合員は糾合を自由に脱退することがで
なお︑中小油業者は︑樵業生産調整組合法︵昭和:一六年六月一︳︱‑日法律︱二八号︶
的とする特定の旅業の生産活動を自主的に調招する組織として樵業生産調整組合を設けて︑水産動物の採捕︑運搬︑
又は陸揚げに関する制限︑情報提供事業︑組合員と取引関係にある者等を相手にする組合協約の締結を行うことがで
15― ‑3 ‑‑‑42S (香法'%)
る者
は︑
き︑必要な場合には国がその自ヽじ的訓整を補完する措置を講ずることができる
漁業経常の維持が困難な中小怖業者は︑
ることができ︑
その漁業経営の再建を図るため緊氣に必要とする資金の融通を円滑に受け また︑特定の業種に係る挽業については構造改袴と整備の事党が特別に批進される︵樵業再建整備特
別措置法︵昭和五一年六月一日法作四三号︶︶︒
樵業者や水産加じ業者が行本装備を高度化して経営を近代化するために長期かつ低利の施設資金を必要とする場 合︑国の財政投融資資金を原資とする資金の融通を農林旅業金融公庫から受けることができる
︵昭和二七年︱二月二九日法律三五五号︶︶︒
︵農林樵菓金融公庫法
また︑国は水廂業協同組合又は農林中央金庫による資金の融通を円滑に するために︑都道府県の行う利子補給などの措僅に対して助成し︑又は自ら利子補給を行う︵漁業近代化資金助成法
︵ 昭 和 四 四 年 六 月 二 六 日 法 律 五 二 号
︶ ︶
︒
都道府県が沿臣樵業従事者に対する経営︑操業状態又は生活を改善し︑あるいは漁業を担うべき者を蓑成し確保すそれについて農林水産大臣の許
l I J
を受けなければならない
︵ 二 七 ︑
ー^~九条)。 を行う責任を負う
~
ー..
.
‑
I~
ー エ ハ 条
︶ ︒
漁港施設を処分し又は旅港の区域内の水域・公共寮地において一定の行為をす一 九 条 ︶
︒
旅港腎即者である地方公共団体は漁港竹刑規定を定め︑これに従って適.止に拙港の維持︑
保仝及び連営芹 の許す範囲内で予算に叶上しなければならないものである
︵旅
港法
︵ 昭 和 一
︳ 五 年 五 月 一 日 法 律 一 三 七 号 ︶
u~、
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1ヒ—
︱‑
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定め
て︑
農林水産大臣が旅港整備
n
両を定
め︑
I
︑地方公共団体又は水廂業協
I i
糾合がこの叶両に韮づいて漁港修築叶両を樵港の棺備又は公士口防止のために漁港修築巾業を行うが︑その実施に必要な経費は︑
内閣が鉗年度国の財政
︵ オ ︶
その他の漁業振興措附, .
. . . . .
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ヽ
1 0
︑
1 J
L
︑
﹂ ハ 九 条
︶ ︒
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‑42fi (香法'%)
洲業をじとする水域の利用と環境保令に関する法のあり方 (J‑.f/1• 中山• 田中)
一 七
︵三ー五条︶︒環境保全に関する施策は︑この
環境保全に関する施策の基本的事項を定める環境基本法︵平成五年︱一月一九日法律九一号︶は︑環境の保全に関
する基本理念を次のように掲げる︒現在と将来の世代の人間が健全で山心み既かな環境の恵沢を亨受するとともに︑人
類の存続の基盤である環境が将来にわたって維持されるように︑環境が適切に保全されなければならない︒環境の保 全は︑環境への負荷の少ない健全な経済の発展を図りながら︑持続的に発展することができる社会が構築されること
と︑科学的知見を充実させて環境を保全する卜での支間を未然に防止することを旨として行わなければならず︑また︑
国際的協調のドに地球環境の保全が積極的に推進されなければならない 理念にのっとり︑人の健康が保設され︑生活環境が保全され︑自然環境が適正に保全されるよう︑環境の自然的構成 要素が良好な状態に保持されること︑生物の多様性の確保が図られ︑多様な自然環境が地域の自然的社会的条件に応
環境保全に関する法制度
法︵
昭和
一し
七年
ーニ
月一
.︱
‑日
法律
二八
号︶
︶︒
法律
一五
八り
方︶
︶と
︑
漁船について生じたが慮の巾故による担中
I I や不慮の費用を補取する制度がある
︵漁
船担
中ぃ
等補
伯 を基盤とする漁裳共済団体と政府がそり担失を補取する旅業災古補附い制度
︵飴
業災
由り
補附
法
J[IILE!じー\ー后w
禾 ' ー ニ
jI1.Jlf
また
︑
異常の事象又は不慮の巾故によって中小悌業者が拙路について担失を受けた場合に︑
中小挽業者の協詞糾織
信用基金がその保証につき保険を行う制度もある るための資金の貸付を行う場合︑政府は都道府県に対し必要な助成を行う︵沿岸漁業改善資金助成法︵昭和
l i 四年四
月二七日法律二五号︶︶︒中小樵業者等が金融機関に対して負う伯務を漁路い用韮金協会が保証する制度と︑農林漁業
︵中小挽業融資保証法︵昭和一.七年一ーげ門一七日法律
. .
両 四
六 号
︶ ︶
︒
15‑‑3 ‑‑427 (香法'95)
政府は︑水質について維持されることが叩ましい環境基準を定め︑
目と
︑ PH
︑BOD ︑COD︑全燐︑全窄索等︑生活環境の保全に関する諸項目とがあり︑後者の韮準値は︑河川︑湖沼︑
及び海域の各々について︑利用日的に応じて作られた水域類型ごとに定められている︒
工場・事業場から公共用水域に排出される排水の規制については︑水質汚濁防止法︵昭和四五年︱二月一一五日法律
有効適切に講じなければならない
( l )
を概観しよう︒
我々
は︑
ればならない じて体系的に保全されること︑及び人と自然との豊かな触れ合いが保たれることを旨として︑策定され実施されなけ
︵一
四条
︶︒
この法律に珪づいて施策の総合的かつ計画的な推進を図るために政府が定めた環境韮本計画︵一五条︶
事項が含まれている︒環境への負荷が水の自然的循環の過程における浄化能力を超えることのないように︑水利用の 各段階における負荷を低減し︑水域生態系を保全するなど︑水環境の保全対策を総合的に推進すること︒沿ぃ庄栂域
のすぐれた自然を的確に保全し︑
r
潟︑藻場等の有する環境保全能力を維持し︑て沿岸悔域を活用するために︑海洋汚染対策と釘機的連携を図りながら︑
いては︑水産資源を維持・管理し︑持続的に利用する資源竹岬型油業︑
をはじめとする油場保全等を進めること︒
このような水環境︑沿印悔域の自然環境︑
水質の保全
この韮準が確保されるように施策を総合的かつ
かつ人と白然とのふれ合いの場とし 一連の施策を推進すること︒水産業にお ないし樵場の保全に関する施策を実施する根拠とされる法制度
︵環境韮本法一六条︶︒環境珪準は︑水銀︑
PC
B等︑人の健康の保護に関する諸項
つくり育てる礁業を進めるはか︑干褐︑泌場
1¥
‑ )
こ
よ︑
,1 ,l
次の
15-:~-‑428 (香法,95)
漁 業 を
t
とする水域の利用と環境保全に関する法のあり)j (」:11 l ・ 中山・田中)とができる 地方公共団体は︑この叶画の達成に必要な措平いを講ずるように努める
九
この叶両に珪づいて定められた排水の汚濁 ︵湖沼水質保全特別措附法︵昭和五九年七月 なお︑電気事業に関する施設については︑通商産業大臣が監督し
六日法律七
0
号 ︶ ︶ ︒
(七—10条)。政令で指定され、 ︵電気市業法︵昭和三九年七月︱一日法律一七
0
号︶︶︑鉱山施設については︑鉱山保安監督局長又は鉱山保安監督部長が監督を行う︵鉱山保安法︵昭和二四年五月一
特別に環境基準の確保が緊要な湖沼として内閣総理大臣によって指定を受けた湖沼と関係地域に関係する都道府県
知事は︑国の珪本方針に韮づいて︑湖沼の水質保全に関し実施すべき施策に関する計画を定めなければならず︑国と
七日法律六一号︶二上ハ条︶︒指定地域内にある特定の事業場の設骰者は︑
負荷贔に関する規制韮準を守らなければならず︑都迅府県知巾はそのために必要な措附をとるようこの者に命ずるこ
その設附・変更を設附者が届け出る義務のある施設︵コイの投殖施設を
急時
にも
︑
一定の措骰をとれる
︵一
五ー
一八
条︶
︒
知事が作成した計画に従って︑国と地方公共団体が水質を測定している︒都逝府県知事は︑水質汚濁が
大化する緊
i f
︵一四条の三二四条の九︶︒都道府県知巾は水質汚濁の状況を常時監視しなければならず︑都道府県ることができる 対策の実施に必要な措置を講ずるよう努めなければならず︑その
長は
︑
このために排出者に指導︑
助汀
及び
勧生
いを
す
いて︑都迎府県知巾によって指定された重点珀域の関條巾町村は︑叶両を定めて︑生活排水処即施設の整備︑啓発等︑
︵:
二条
二四
条の
一.
︶︒
生活
排水
対染
につ
一三
八号
︶
に基づいて︑排水に含まれる有屯り物質又はその他の汚染状態の涙度の許容限度︵排水韮準︶
特定の閉鎖性水域に関係する地域にある事業場については︑
が定
めら
れ︑
さらに汚濁負荷惜の総械規制珪準が定められる︒事業者
は︑特定の施設の設骰又は変更を都道府県知市に事前に届け出なければならず︑都道府県知事は︑このときに及び操
業開始後にも︑排水をそれらの基準に適合させるように事業者に命令できる
15 <J ‑429 (香法'95)
造︑輸入︑使用等について規制が行われている 環境保全技術の間発に努め︑拙業被古を受けた油業者の救済措置を謡ずるものとされる 団体は︑ド水道や廃棄物処即施設などの水質保全に必要な事業の促進と援助に努め︑政府は︑油の排出防止・防除と 県知事が排出者に必要な指導︑助口及び勧告をすることができる その他︑農薬の使用に伴う水産動柏物の被古と︑農薬の使用に伴って汚濁された水の利川による人畜の被専を防止
する
ため
に︑
r H l 屁楽の登録制度が設けられ︑販売と使用の規制存によって︑農薬の品質の適正化とその安全かつ適正な
使用の確保が図られており︵農薬取締法︵昭和一 1三年七月一日法律八一号︶︶︑打機すず化合物等︑難分解性を行し︑
かつ︑人の健康を損なうおそれのある化学物質については︑製造又は輸人の前に性状を審行する制度が設けられ︑製
︵化学物質の審脊及び製造等の規制に関する法律︵昭和四八年
‑ 0
月
止するために︑
燐など指定された物質の削減について︑
( ‑ l i
│ ︱
九条
︶︒
(一ー一条の四—・:条の六)。
こ ︑
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. f J ,
り
国と地方公共 環境庁長官の指ぷに従って定めた指祁方針に従って︑
関係府 ( l i
条I
︱二
条の
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︶︒
ま た
︑
9n
m栄蓑化による赤潮等い被士rの発生を防
こ ) ) よ
︑
"/して
t
瀬戸内向に閃係する区域内の特定の施設の設附︑変更について府県知れの訓
l l I
が必嬰とされ︑
COD
で 瀬戸内悔については︑
瀬戸内悔環境保全特別措附法
告し
︑
また命ずることができる
︵ 一
五 '
︱
‑ 0
条 ︶ ︒
含む
︶
については︑都道府県知市は︑構造及び使川の方法に関する基準を定め︑
る︒瀬戸内悔は︑比類のない芙しさを誇る景勝地として︑
表小した汚濁負荷情の総械削減椙附もとられる
また︑川民にとって貨屯な漁業育源の︐ド庫として︑
沢を国民がひとしく嘔受し︑後代の国民に継承すべきものである︒ その恵
そのために︑瀬戸内面の水質の保全︑自然景観の
保全等に関し︑政府が基本叶両を定め︑店本壮画に駈づき︑関係ーニ府県知出が実施すべき施策について府県計画を
定めたじ︑国と地方公共団休がこれらの叶画の達成に必要な措凶を講ずるように努める︵:一条1
四条
の一
.︶
︒排
水規
制
︵昭和四八年
‑ 0
月
1 ‑
l
法律‑ 0
号 ︶
で特別の措附がとられ
その韮準を遵守するようこの者に勧
︱ 1
0
l;)・3・・4:rn (香法,95)
漁業を
t
とする水域の利用と環境保全に関する法のあり方 U:ffl・ 中山・田中)航空機による海洋汚染を防止するために︑原則として海域において船舶︑海洋施設及び航空機から油︑有害液体物質 海洋汚染及び海上災中りの防止に関する法律
Jl
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は︑特に船舶︑
洵汗施設及び ︵廃棄物の処理及び消掃に関する法律 JIli.1•1こ]→:Li去佳1.こじ1J))。
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1/
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︱
︱
‑
受けなければならない︒
また
︑ 廃棄物処罪施設を設附する民間市業者は都追府県知巾の謹
l l I
を受けなければならない 廃棄物の収集又は運搬を行う業者は︑ 康又は生活環境に被害が生ずるおそれのある性状を打する特定の廃棄物については︑特別の基準が定められている︒
また︑豊かな森林は︑栄蓑分に富む水や魚の餌を供給し︑土砂流失を防止する等︑水産資源にとって重要な役割を
持つ︒したがって︑榔業にとっても森林の保続培養と森林生産力の増進を図ることが必要である︒農林水産大臣は︑
特に土砂の流失の防備︑魚つき︑航行の日標の保存のために森林を保安林に指定することができ︑保安林では立木の
廃棄物汚染の防止
一般廃窮物は市町村が︑産業廃棄物は廃棄物を排出する事業者自らが︑これを収
集︑運搬︑処分する義務を負う︒但し︑
棄物の処理を行うこともできる︒ 一般的に次のような処理がなされている︒廃棄物は家庭等から出る一般
これらの処理を他の者に委託することができ︑市町村又は都道府県が産業廃 その処理と委託は政令で定められた韮準に従うものでなければならないが︑人の健
一般廃棄物については市町村長︑廂業廃窮物については都道府県知巾の許
i l J
を 廃棄物と産業廃棄物とに大別され︑ 廃棄物による環境汚染を防止するために︑ (
2 )
九号
︶一
一五
ー四
八条
︶︒
伐採などの行為が規制され︑
森林の造成又は維持のための事業が行われる
︵森
林法
(昭和六年七月→しハ日法作一四〗
一六
日法
律︱
︱七
号︶
︶︒
15 3 ‑431 (香法'95)
法律の規定が附かれている
︵二
八
1四
一一
条の
一︱
︱)
︒
船舶と海洋施設における油︑有曹物質及び廃棄物の焼却も︑規制される は︑運輸大臣の許可制度によって規制を受ける
︵一九条の二二九条の九︶︒廃油処迎巾業
︵ 二
0
二七条︶︒油︑有害物質︑廃棄物及びその他の物の排出によって海洋が汚染された場合に船長︑施設の管理者又は排出者がとるべき防除措憤や︑海上災古の防止措憤についても︑
放射性廃棄物の処分については︑海洋投棄処分を含め︑内閣総理大臣又は科学技術庁長官が規制する︵核原料物質︑
核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律︵昭和三二年六月一
0
日法律一六六号︶及び放射性門位元素等による放射
なければならない
︵一
八条
の一
q
は一定の事項を洵上保安庁長官に届け出なければならず︑油を扱う特定の悔洋施設の行理者は︑油記録簿を備え付け に記載された条件に従わなければ︑航行の川に供されてはならない
︵一
七条
の一
qー
一七
条の
一
0 )
︒
海洋施設の設洲者
また︑油の積載方法などが制限され︑油又は
1 1
古液体物質について︑船舶所打者は一定の汚染防止設備を設附し︑管理者を選任する等の措閻をとり︑船長は出録簿を備え付けなければならない
定の船舶は︑汚染防止設備と油濁防止緊急措骰手引内について運輸大臣の検脊に合格し︑
一 九
条 ︶
︒
かつ︑交付された合格証内
( f i
ー 九
条 ︑
九条
の:
一ー
九条
の
J i )
︒特 ければならない
︵四
条︑
九条
の:
1 0
ー一
八条
︶︒
については海上保安庁長官の登録を受け︑
その他の船舶による臨時の排出については
f
め悔上保安庁長官に届け出な及び廃棄物を排出することを禁ずる︒但し︑政令で定める韮準に適合する排出など一定の場合は︑例外的に排出を許 される︒これに当たる場合で︑政令で特に定められた有専液体物質を船舶から排出する者は︑基準に適合するもので あるという確認を海上保安庁長官又は指定確認機関から受けなければならないし︑廃棄物の処理及び清掃に関する法
律に基づく政令によって︑海洋で処分することを許された廃棄物を排出する船舶所打者は︑
その排出に常川する船舶
1:i‑‑J‑4:12 (香法,9S)
漁業を主とする水域の利用と環境保全に関する法のあり方(土
I
JI・ 中山・田中)月二八日法律一
0 0
号 ︶︶ ︒
発生した水俣病については︑ 性障害の防止に関する法律︵昭和三二年六月一
0
日法
律一
六七
号︶
︶︒
漁業被害の救済
故意又は過失により他人の権利を侵害した者は︑それにより生じた損害を賠償する責任を負う︵民法︵明治二九年
四月二七日法律八九号︶七
0
九条
︶
0
場又は市業場における市業活動に伴う排水に含まれた特定の行
L
t口物質の排出
によって人の生命又は身体に被害が生じた場合は︑事業者は特に故意過失の打無を間わず担貨を賠償する責任を負う
︵水
質汚
濁防
止法
一九
条︶
︒
金員を主な財源として︑
さら
に︑
~場排水に含まれる有機水銀による水質汚濁によって政令で指定された地域で
一定の条件にあてはまる者を都道府県知事が患者と認定し︑汚染の原因者から徴収する
その者に療養の給付︑療餐費︑障害補償費等︑健康被害の補償を支給し︑かつ被害者の福祉
に必要な事業を行う︵公害健康被害の補償等に関する法律︵昭和四八年一
0
月五
日法
律︱
︱一
号︶
︶︒
事業活動に伴い排出された水銀︑ポリ塩化ビフェニール等︑人の健康に係る被曹を生ずるおそれのある特定の物質
による水産動植物の汚染のために︑漁業者︑水産加工業者︑水産販売業者等が訛業の操業の倅止︑水産物の販売の不
振等により損失を受けた場合は︑これらの者に対する事業の経営又は生活に必要な資金の融通を円滑にする措置がと
られる︵水銀等による水産動植物の汚染に係る被害漁業者等に対する資金の融通に関する特別措置法︵昭和四八年九
船舶から流出し又は排出された油による油濁担害が生じた場合は︑
の過失によって生じたものであるときは︑ 律︵昭和五
0
年︱二月二七日法律九四号︶︶と異なり︑船舶所有者は過失の有無を間わず責任を負い︑油濁損宵が自己その責任を制限することができない︒この油濁担曹の賠償を保障する制度
( 3 )
一般の場合︵船舶の所有者等の責任に関する法
15‑‑‑: ‑3‑43:3 (香法'95)
瀬戸内海沿岸地域の府恥は︑悔浜地とこれに面する洵面で︑①水際線付近において砂浜︑岩礁その他これらに類す
る自然の状態が維持されている区域︑②海水浴︑潮干狩︑ とができる
︵自
然公
園法
二︑
四 ヽ
四二
条︶
︒
然公園法︵昭和三二年六月一日法律
□
ハ一
号︶
一一
︑
景地を都道府県立自然公園に指定し︑
二い
条一
八条
の.
一︶
︒
また︑都道府県知事は︑すぐれた自然の風
その区域内に特別地域を指定して︑国立公閏の場合と同様の行為規制をするこ
その他これらに類する用に公衆に利用されており︑将来に 地区については︑
特に強い規制がなされる
︵自然環境保全法
︵昭和四七年﹂ハ月一二日法律八五号︶
︱ニ
ーー
ニ七
条︑
白
地区
︑ 国立公園又は国定公園内に指定された特別地域
︵その区域内にさらに指定された特別保護地区︶又は海中公園
( 4 )
自然環境の保全
環境庁長官は︑自然環境がすぐれた状態を維持していて︑
は海域を︑自然環境保全地域に指定することができ︑ ︵油濁損害賠俯保
その保全が特に必要な海岸︑湖沼︑湿尉︑河川の区域又
1
本の風景を代表するに足りる傑出した自然の風景地を国立公 園に︑国立公園に準ずるすぐれた自然の風景地を口定公園に指定できる︒これらの地域では︑自然環境保全又は公園
環境庁長官が決定するが︑ の保護•利用のために、計画的に一定の行為が規制され、必要な施設が設附される。自然環境保全地域と国立公園に関する叶画と事業は環境庁長官が決定して︑原則として国がその巾業を執行し︑国定公屈については︑叶両の︳部を
その他の計画と事業は都道府県知れが決定し︑その巾業の執行は原則として都道府県が行
う︒自然環境保全地域内に指定された特別地区︵その区域内にさらに指定された野生動柏物保設地区︶ 障法︵昭和五
0
年︱二月二七日法律九五号︶︶︒
も定められており︑
責任保険にかけられていない船舶は一定斌以上の油を輸送することができない
又は悔中特別 四
l:i ‑‑3 ‑‑434 (香法'95)
樵 業 を じ と す る 水 域 の 利 用 と 環 境 保 全 に 関 す る 法 の あ り 方 CL!ll・ 中山• 田中)
て︑準備内の作成︑公告・縦舵︑怠見聴取︑評価内の作成雰︑環境影愕アセスメントの手続の統一ルールが定められ ている︒環境影臀アセスメント制度について条例又は要綱を定めている地方公共団体もある︒
環境影郭アセスメントについては︑
閣議決定
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って
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国が閃りする一定の事業につい
海環境保全特別惜附法:二条︶︒ 事
は︑
芙しい景勝地と貨屯な挽業資源の
IK
庫という瀬戸内術の特殊性について十分配慮しなければならない
︵瀬
戸内
月九日法律五七号︶
一 了
四 ︑
四二
条︶
︒ 瀬戸内面において公釘水而の埋立を免許又は承認するについては︑
関係府県知 境保全と災害防止について十分配慮されたものであることを示さなければならない
︵公打水面埋立法︵大正一
0
年四都道府県知事の承認を受けなければならない︒
公有水面を埋め立てようとする者は︑都道府県知市の免許を受けなければならず︑国が埋立をしようとするときは
この場合︑事業者は環境影繹ぃアセスメントを実施して︑
その埋吃が環
即し
て︑
それを保護増殖する事業を行う
︵三
四
1四
八条
︶︒
指定
でき
︑ これらの区域内では特にいっそう弥い規制がなされる︒国︑地方公共団体及びその他の者は︑
国の壮画に
内で一定の行為が規制される︒環境庁長官はその区域内に竹即地区を指定で苔︑
管罪区域内にさらに立人制限地区を
この区域
絶滅のおそれのある野生動植物の種の保仔のために︑個体の捕獲や浪り渡しゃザの規制︵絶滅のおそれのある野生動 植物の種の保存に関する法律︵平成四年六月五日法往七五号︶
七
. .
三 条
︶
がなされる︒すなわち︑環境庁長官は︑種の保存のために屯要と認める区域を生息地等保設区に指定でき︑ ができる
︱‑
.条
の八
︶︒
わたってその利用が行われることが適当であると認められる区域を︑自然洵浜保全地区に指定し︑そこでの工作物の 新築など一定の行為をする者に届出をさせ︑自然海浜地区の保全と適正な利用のため必要な勧告又は助言をすること
︵瀬戸内洵環境保仝特別措附法一^.条の七︑
とともに︑生息地存の保般に関する規制
15 ‑:~-‑4 3 5 (香法'95)