ファブリペロー方式による光ファイバ式岩盤変位計の開発
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(2) 土木学会第69回年次学術講演会(平成26年9月). CS9‑036. 最小区間試験(図-2)においては,外部変位計の計測値とアンカーに組み込んだ内部変位計の計測値とのズ レを検証し,その結果ファブリペロー単体では,分解能 0.001mm であるが,読み値の約 10%の精度(図-5)を 得ることができた.負荷時の精度確認試験(図-3)においては各対象物に応力を与え,その時の再現性を確認 した.注目すべき点は,応力 0 の時の原点残差と負荷が変動した時に発生する変位不感部分である(図-6). 最小区間(415mm)においては,0.001mm の原点残差,変. 415mm. 位不感は 0.001mm 以下と良好な結果を得ることができたが,. 変位伝達ロッド. 外部変位計. ロッドを追加して区間を長くした場合は,残差については 0.012mm(13με),0.02mm(22με)の変位不感が生じた. これは,ロッドと本体装置の接合部における力の伝達誤差が 大きな原因と考えられる.そのため,連続的な可動時には, 変位不動部分は発生しないが,負荷時の初期段階や方向が異. アンカー(固定端). なる場合に,若干であるが変位を感知できない部分が発生し. 内部変位計. アンカー(自由端). 図-2 精度確認試験1(最小計測区間). た.また,初期荷重時のみであるが,ここでも若干の原点残 最大 1,000t. 差が生じ,繰り返し変位の際,若干であるが原点残差が発生 した.実規模供試体(花崗岩)を利用した圧縮試験(図-4) 計. においては,残差 0.002mm~0.003mm 程度,変位俯瞰部分は. 測. 見られなかった.. 器 固 定. 固 定. 固 定. 引張荷重 図-3 負荷時の精度確認試験(試験区間 415mm~2415mm). 変位. 12. 原点残差. 10 読み値に対する精度(%). 図-4 実規模供試体(花崗岩)を利用した圧縮試験. 8 6 4 2 0. 荷重. -6. -5. -4. -3. -2. -1. 0. 1. 2. 3. 4. 5. 6. 外部変位計 の出力値(mm). 変位不感部分. 図-5 内部変位計出力値の偏差. 図-6 負荷時における原点残差と変位不感部分. (計測区間±5mm) 5.まとめ 今回の装置の室内試験により,最小区間においては数ミクロンという高精度の岩盤変位計を作成することが できた.また,計測区間を数パターンに変更できることや回収可能な装置は,坑道周辺の挙動の解明に役立つ ことができると期待する.今後は,実際の岩盤に設置し,計測を実施する予定である.本論文をまとめるにあ たり,㈱レーザックより技術協力をいただいたのでここに記して感謝の意を表す.. ‑72‑.
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