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第 18 回 三重県胎児・新生児研究会抄録

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(1)

第 18 回 三重県胎児・新生児研究会抄録

雑誌名 三重医学

巻 54

号 1‑4

ページ 39‑44

発行年 2011‑03‑10

その他のタイトル The Abstracts of 18th Annual Mie Fetology and Neonatology Conference

URL http://hdl.handle.net/10076/11555

(2)

1.早産児を出産した母親の生後早期の 母乳育児に対する思いの変化

三重県立看護大学1

国立病院機構三重中央医療センター2 田中利枝1,永見桂子1,盆野元紀2, 權野さおり2,藤代朋子2

【目的】早産児の生後早期からの母乳育児におい て,母親の母乳育児に対する思いの変化を調査・

分析し,早産児を出産した母親への援助のあり方 を考察する.【方法】在胎週数23~28週の早産児 を出産した母親5名を対象に,児の入院中,参加 観察法,質問紙調査,半構成的面接法を実施した.

本研究は,所属機関および研究協力施設の倫理審 査を経て実施した.【結果および考察】5事例の 母乳育児に対する思いの変化の特徴は,①出産後 早期は危機的状況にあるわが子に搾乳をして母乳 を与えられるだけで自己効力感を感じていた.

②児の成長に伴い,母乳を与えられない葛藤や母 乳分泌量への気がかり,直接母乳への焦りが生じ ていた.③直接母乳をきっかけに,母親としての 役割意識が高まり,乳房の状態に対する不安や児 の吸啜行動への期待が生じ,退院を意識するにつ れて,児の哺乳行動や哺乳量,母乳分泌維持への 不安が生じていた.

2. NICUスタッフの母乳に関する知識・

意識向上をめざした新生児栄養サポー トチーム(neonatalNST :nNST )の 活動

国立病院機構三重中央医療センター総合周 産期母子医療センターNICU

垣内あい子,岡崎紗千子,川口玲子,

北村信子,内田潤子,稲垣美賀,

服部みどり,藤代朋子,権野さおり,

佐々木直哉,盆野元紀

新生児では母乳栄養が優れていることは周知の 通りだが,中でも早産児への母乳栄養は腸管の発 達を促進し早期に栄養を確立するなど,特別な栄 養と言われている.極低出生体重児,特に超低出 生体重児においては,栄養学的利点に加え,免疫 学的側面からも母乳の重要性が強調されている.

当院では2001年より「赤ちゃんにやさしい病 院」に認定され,NICUにおいても母乳栄養を行っ てきた.母乳のメリットは理解していたが,やむ を得ず人工乳を使用したことで超低出生体重児の 重症ミルクアレルギーを経験した.またNICU での栄養サポートは児の成長・発達に強く影響を 与える大事なものであるにも関わらず,マニュア ルもなく新生児や早産児に対し医師・看護師が個々 の考えで援助している状況であった.これらのこ とから新生児の母乳栄養の確立を目的とし,

NICU独自 の 栄 養サ ポー トチーム(neonatal NST:nNST)を2008年4月に立ち上げた.チー ムは医師2名と看護師8名で構成されている.

今回は母乳に対する意識や知識向上へ向けた活 動内容について報告する.

第 18 回 三重県胎児・新生児研究会抄録

TheAbstractsof18thAnnualMieFetologyandNeonatologyConference

日 時:2010年7月18日(日) 13:30~17:30 場 所:国立病院機構 三重中央医療センター研修棟

(3)

3.先天性心疾患を有する子どもの長期入 院による母子分離の影響と今後の課題

三重大学医学部附属病院周産母子センター NICU

濱口ゆりか,中谷三佳,佐藤裕子,

土井弘子

当院NICUの平成21年度平均在院日数が17.5 日であることに対し,先天性心疾患を有する子ど もの平均在院日数は34.5日である.長期入院の デメリットとして,治療や面会時間等の関係によ り,子どもと親は分離された状態が続くことがあ げられる.日々成長発達していく子どもにとって 親の愛情は不可欠である.また,親にとっても大 切な子どもと一緒に過ごせない苦悩は量り知れな い.さらに,子どもをケアする看護者も入院期間 が長期化するにつれ,治療と母子分離との狭間に ジレンマが出現する.以上のことより,面会時間 の延長の検討や母子同室への働きかけ,また看護 者自身も保育のスタンスを持ち,子どもと接する ことが重要であることを今後の課題として明確に することができた.

4.母親の心理的危機状態への援助

-目の前で児が急変した事例を通して-

三重大学医学部附属病院 三浦梨紗

当科は,成人心血管疾患,呼吸器疾患と先天性 心疾患患児の周術期管理を行う混合病棟である.

先天性心疾患患児は出生後より生命の危機に関わ る状態にあり,新生児期での手術も多く行われる.

患児の母親は出生直後から心理的混乱や不安があ ると考えられる.

当院では一般的にNICUで入院し,手術療法 に伴い転科し,再度NICUに戻ることが多い.

今回NICUから当科へ転科後,術式変更となり 一期的手術,状態急変,根治術までの長期的な経 過をたどった症例を経験した.特に大部屋管理中 の急変はまれであり,母親の訴えや思い,看護ス タッフの関わり,ケアについて振り返りを行い,

母親が陥る危機的状況と看護について考えた.

周術期,急性期において母親は様々なニードを 持っており,母親のニードを把握することが,医 療者との信頼関係につながり,母親の心理状態に 応じた適切な看護援助につながると思われる.

5.新生児・乳児の挿管中の口腔ケア方 法の考察

三重大学医学部附属病院 胸部外科病棟

野中美典

当科における新生児・乳児の口腔ケアは,1日 3回綿棒や綿球を水道水で湿らせ口腔内の清拭を 行っている.口腔ケアに関する文献は,挿管中の 新生児・乳児を対象としたものは少なく,また,

院内における新生児・乳児の口腔ケアの手順は作 成されていない.そこで,当科の口腔ケア方法で 確実に清潔が保たれているか明らかにしたいと考 え,口腔ケアを行う前後で口腔粘膜に付着した分 泌物を採取して培養検査を行い,細菌量を比較し た.結果として,口腔ケアの前後では細菌数の大 幅な増減はなく,現状の方法は細菌を増殖させな いために有効であるといえる.感染の原因となる 菌種も検出されたが,そのような菌については口 腔ケア後の減少はみられなかった.今後は,口腔 内の保湿に焦点を当て,口内細菌数を減少させる ような口腔ケア方法を考えていく必要があると考 える.

6.新生児無呼吸発作の遷延した 3 例 簡易型アプノモニターの使用経験

三重県立総合医療センター小児科 杉山謙二,内薗広匡,貝沼圭吾,

山城洋樹,西森久史,小川昌宏,

足立 基,太田穂高

新生児期には睡眠時無呼吸はしばしば認められ るが,その頻度は発達に伴って減少し生後3ヶ月 ころには消失すると言われている.しかし睡眠時 40

(4)

無呼吸の中には

SPO2

の変動が大きかったり,

心拍数の低下を認める場合など,フォローしてい く上で注意を要する場合も少なくない.今回睡眠 時無呼吸の遷延した症例に,簡易型アプノモニター を装着,心電図,胸郭の動き(呼吸運動),鼻と 口の呼吸状態,SPO2および脈拍数を測定した.

解析は

HypoScan自動解析ソフトを使用し,無

呼吸については,中枢性および閉塞性に分けて記 録時間

1

時間あたりの無呼吸の回数としてイベン トインデックス(回

/

時)にて算出した.15名 の解析では(閉塞性+中枢性無呼吸)イベントが

5. 0

を超えたのは

3

例であった今回無呼吸発作を 検出した

3

例を検討し,更に当科にて施行した他 の患児

12

例の解析結果も合わせ,簡易型アプノ モニターの有用性,問題点等についても報告する.

7.先天性横隔膜ヘルニアに対し新生児 期に胸腔鏡下根治術を行った一例

三重大学消化管小児外科

橋本 清,井上幹大,川村幹雄,

小池勇樹,松下航平,大竹耕平,

廣純一郎,内田恵一,三木誓雄,

楠 正人

症例は生後

0

日の男児.在胎

40

週,体重

3, 176 g

,Apgar9点で出生.出生

2

時間後より呼吸不 安定となり,酸素投与を開始した.胸部レントゲ ンで横隔膜ヘルニアが疑われ,同日,当科に救急 搬送となった.

来院時,呼吸状態が不安定であったため鎮静・

気管内挿管後,人工呼吸器管理とした.胸部レン トゲンで左胸腔内に腸管ガス像を認めたことから 先天性横隔膜ヘルニアと診断,肺高血圧は見られ ず,呼吸器管理下で呼吸状態は安定していたため 生後

6

日目に胸腔鏡下で根治術を施行した.ヘル ニアは有嚢性で腎臓,結腸,小腸が脱出していた.

肺の低形成は認めず,一次閉鎖が可能であった.

術後経過は順調で術後

5

日で抜管,6日目に経口 摂取開始,20日目に退院となった.

8.当院での過去 3 年間における先天性 心疾患に関する検討(出生前診断の現 状と課題)

てらだ産婦人科

寺田 厚,陽川英仁,寺田弓子

過去

3

年間に当院で遭遇した先天性心疾患につ き,胎児診断により高次施設へ紹介した例を含め 検討した.総数は

22

例で全出産児の

1. 0

%にみ られ,そのうち心室中隔欠損症が最も多く

12

例 で,心房中隔欠損症

3

例,完全大血管転位(以下

TGA

)2例,総肺静脈還流異常(以下

TAPVR

2

例,軽度肺動脈狭窄

2

例,胎児不整脈

1

例であっ た.これらのうち

TGA

TAPVRなどは出生

直後から適切な治療が開始されるか否かで予後が 左右される可能性があり胎児診断の意義は大きい が,両疾患とも四腔断面からのスクリーニングが 困難であるため出生前診断されることは稀である.

今回遭遇した

TGAについては 2

例とも流出路の 異常所見から胎児診断し高次施設へ紹介,出産と なり

2

例共予後は良好である.一方

TAPVRに

ついては

2

例共胎児診断できず,自院で出産後

NICU

へ搬送したが

1

例は

2

日後に死亡した.今 後これらの疾患に対し更なる出生前診断率の向上 が望まれる.

9

.当科における広域型新生児救急搬送の変遷と 今後の展望

国立病院機構三重中央医療センター 総合周 産母子センター 新生児科1,小児科2,臨 床研究部3

盆野元紀1)2,大森雄介2,森山貴也2, 中村晴菜2,本間 仁2,杉野典子2

松田和之2,山本和歌子2,佐々木直哉2, 山川紀子2,田中滋己2,山本初実3

井戸正流2

【背景】近年,母体搬送が増加する一方,新生児 搬送は未だ必要で,その重要性は地理的な医療事 情に左右される.今回,当科における救急搬送に ついて調査, 検討した.【対象と方法】1992~

(5)

2007

年の

15

年間に新生児専用救急車「すくすく 号」により搬送した児を対象とし,搬送記録より 搬送・患者情報,予後を調査,1期:1992~98年,

2

期:98~2002年,3期:02~07年の

3

期に分け 検討した.【結果】のべ

1, 580

件の搬送依頼に対 して

1, 549

回出動し,のべ

1, 560

名の搬送を行っ た.当科への搬入が約

7

割,他施設への搬送が約

2

割で,地域別では,中勢地区(47.

1

%),名賀 地区(22.

5

%)の順であった.搬送中

45

%の患 者で酸素投与を,19%で挿管を要した.搬入児で は,死亡退院が

1

期で

5. 6

%見られたが,3期に は

0. 7

%まで減少していた.【結語】死亡率は改 善していたものの重症児が少なからず搬送されて おり,救急隊を含めた新生児搬送システムの確立 が必要である.

10.平成 20 年度三重県周産期センター NICU の現状調査

国立病院機構三重中央医療センター 新生 児科1

市立四日市病院 小児科2 三重大学医学部 小児科3 県立総合医療センター 小児科4 山田赤十字病院 小児科5

三重県周産期医療ネットワークシステム検 討会

盆野元紀1,坂 京子2,大橋啓之3, 西森久史4,梨田裕志5

三重県周産期医療ネットワークシステムは,周 産期情報の収集,解析,情報発信を目的とし,高 度な医療サービスの具現化を目標としている.今 回,三重県の新生児医療の現状を把握するため,

県内

NICU

施設にアンケート形式にて患者調査 を行った.【方法】平成

20

年度の入院患者につい て,出生体重・在胎週数別実数,人工呼吸器の使 用数,先天疾患・合併症の発生数,医療看護の必 要な児および退院先の実数,等をアンケート形式 で調査した.【結果】平成

20

年度の総入院数は

1, 029

名で,約

5

分の

1

の児が人工呼吸器を要し た.極低出生体重児

10. 9

%,超早産児

3. 1

%で,

先天疾患の発生頻度は,心疾患

4. 3

%,消化器外

科疾患

3. 5

%,染色体異常

1. 9

%で,合併症では,

気管支肺異形成

2. 4

%,治療を要した未熟児網膜 症

1. 8

%であった.何らかの医療看護を要する児 が

1. 9

%見られ,うち

NICU

入院中のものが

2

名 あり,入所は

0

名であった.【考察】医療看護を 要する児が少なからず見られ,保健福祉サービス の充実が望まれる.

11.当院 NICUにおける心疾患 12 症例の 検討

山田赤十字病院 小児科

山本知洋,吉野綾子,梨田裕志,

馬路智昭,藤原 卓,東川正宗,

井上正和

平成

17

3

1

日から平成

22

5

31

日ま でに当院

NICU

に入院,厳密な循環管理あるい は早期の手術を必要とした心疾患の患児

12

例に ついて検討した.疾患は

PDA

,VSD,TOF,肺 動脈閉鎖症,総動脈管症,総肺静脈還流異常症な どで,

12

例中

9

例が三重大学医学部附属病院

(以下三重大学)へ転院となっていた.出生前に 診断がついていた症例はなく,院内出生が

7

(うち母体搬送

1

例),院外出生が

5

例であった.

出生前診断が得られた例は原則三重大学へ送るた め,相対的に院内出生が少ないと考えられた.平 均在胎週数は

37

6

日であったが,出生時体重 の平均は

2, 315gで,Smal lfordate

の傾向が見 られた. また

Apgarscore

の平均は

1

分値

/5

分値=7.

8/9

点で低いとは言えなかった.平均 在院日数は

15. 5

日だが,3日以内に三重大学へ 搬送される群と,数十日の長期入院の群と二つに 分かれた.三重大学への搬送が必要な症例は,迅 速かつ適切に状態を安定させ搬送していると言え る.

42

(6)

12.胎児診断の現状と新生児心疾患への インパクト

三重大学大学院医学系研究科 小児科学分野1, 胸部心臓血管外科学2,生殖病態生理学3

大橋啓之1,三谷義英1,大槻祥一郎1, 淀谷典子1,早川豪俊1,高林 新2, 新保秀人2,梅川 孝3,杉山 隆3, 駒田美弘1

【背景と目的】先天性心疾患の胎児診断率は増加 傾向にあり,胎児診断が治療予後を改善した報告 も散見される.今回,胎児診断により治療予後を 改善できたと思われる

3

症例を報告する.【症 例

1

】単心室,共通房室弁,肺動脈閉鎖.房室弁 逆流の悪化を認め

36

週に準緊急帝王切開で出生.

低循環状態が強く内科治療を先行し,血行動態安 定後に房室弁形成術を施行した.【症例

2

】完全 大血管転位Ⅰ型,狭小化卵円孔.40週に自然経 膣分娩で出生.生直後よりミキシング不良であり,

生後

3

時間で緊急

BAS

を施行した.【症例

3

】先 天性完全房室ブロック.

31

週に胎児心不全悪化 し準緊急帝王切開で出生.生後速やかにペースメー カー植え込み術を施行した.【まとめ】症例

1

と 症例

3

は,胎児期に診断できていなければ,胎児 死亡に至る病態であったが,胎外治療時期を適切 に判断し救命できた.症例

2

は,胎児期の卵円孔 評価が十分にできていたことで,出生後早期に迅 速な診断治療を行い救命できた.

13.フォンタン適応症例における第一期 手術として新生児期に肺動脈形成術お よび房室弁形成術を同時に施行した両 大血管右室起始症,心内膜床欠損症,

低形成左室の 1 例

三重大学大学院医学系研究科 胸部心臓血 管外科1,小児科2

横山和人1,高林 新1,大橋啓之2, 三谷義英2,新保秀人1

診断:両大血管右室起始症,心内膜床欠損症,低 形成左室,重度共通房室弁逆流,肺動脈閉鎖症,

右肺動脈狭窄症,動脈管開存症,両側上大静脈,

asygosconti nuati on

,内臓逆位.出生体重

2, 784 g

にて帝王切開にて出生.出生直後より低酸素血 症を認めたため挿管管理となった.心エコー上共 通房室弁中央部の約

7mm

の間隙から重度の共 通房室弁逆流を認め,右肺動脈狭窄(右肺動脈径

3. 1mm,狭窄部 2. 5mm

)を認めた.

14

生日,

2. 4kg

にて右

BTシャント術,DeVega

弁輪縫縮 術,肺動脈形成術(端々吻合),動脈管結紮術を 施行.術後の心エコーでは共通房室弁逆流

2

度ま で改善し,右肺動脈の連続性も良好に保たれてい た.フォンタン適応症例における第一期手術とし て新生児期に肺動脈形成術および房室弁形成術を 同時に施行し良好な結果を得たので報告する.

14.収縮不良な右室を伴い Circularshunt を呈した肺動脈弁欠損症候群,動脈管開 存症に対する段階的 RV exclusion

三重大学大学院医学系研究科 胸部心臓血 管外科1,小児科2

横山和人1,高林 新1,大橋啓之2, 三谷義英2,新保秀人1

肺動脈弁欠損症候群,動脈管開存症,低形成右 室,重度肺動脈弁逆流,重度三尖弁逆流,心房中 隔欠損症の診断に対し,1生日,

2. 5

㎏で緊急肺 動脈絞扼術(体重+13=15mm),

21

生日,2.

3

㎏で右

BTシャント術(ePTFE3. 5mm

),動脈 管結紮術,23生日に主肺動脈閉鎖術を施行し段 階的に

ci rcul arshunt

の遮断と

RV excl usi on

を 行った.

9

ヶ月,6.

0

㎏で両方向性グレン手術,

主肺動脈離断術,右室縫縮術を施行した.残存右 室による左心機能不全を認めず,両方向性グレン 手術後主肺動脈圧

10mmHg

と良好な循環が得ら れた.生直後から

Ci rcul arshunt

を呈し収縮不 良な右室を伴った肺動脈弁欠損症候群,動脈管開 存症症例に対し,段階的姑息術と

RV excl usi on

を行い良好な結果を得たので報告する.

(7)

15.最近 5 年間の新生児に対する小児心 臓外科治療経験

三重大学大学院医学系研究科 胸部心臓血 管外科1,小児科2

高林 新1,横山和人1,大橋啓之2, 三谷義英2,新保秀人1

当科では最近の5年間(2005-2009)に428例 に対して先天性心疾患に対する手術を行い,全体 の死亡率は17/428例(4.0%)と最新の米国,

欧州からの報告(4.3%)より良好な成績であっ た.全体のうち新生児は85/428例(20%)で 複雑な血行動態を呈する症例も多く,年平均17 例の手術を行っている.新生児の死亡率は7/85 例(8.2%)で,7生日以内に手術介入を要した 症例が3例含まれていた.当院は三重県における 先天性心疾患外科治療の基幹病院であり,左心低 形成症候群や無脾症候群などの治療に難渋する疾 患群の治療や,多くの段階的治療戦略を行ってい る.当科における新生児に対する外科治療経験を 報告する.

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   杉野典子 1,3) ,山川紀子 3) ,大谷範子 2) ,    西 知美 2) ,内薗広匡 1) ,佐々木直哉 1) ,    小川昌宏 3) ,盆野元紀

   杉野典子 1) ,山川紀子 5) ,塩野 愛 1) ,    大谷範子 2) ,西 知美 2) ,廣田彩乃 3) ,    増田智香 3) ,大森あゆ美 1) ,内薗広匡 1) ,