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第39 回 三重泌尿器科医会抄録

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第39 回 三重泌尿器科医会抄録

雑誌名 三重医学

巻 52

号 1‑4

ページ 15‑19

発行年 2009‑03‑25

その他のタイトル The 39th Mie Urological Meeting, Abstracts

URL http://hdl.handle.net/10076/10305

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回 三 重 泌 尿 器 科 医 会 抄 録

日 時:平成 年 月 日(日)

場 所:三重大学医学部 臨床講義棟 第 講義室

.両側腎細胞癌との鑑別が困難であっ た悪性リンパ腫の 例

松阪中央総合病院

松本吉弘,松村善昭,雄谷剛士,丸山良夫

症例は 歳.女性.肉眼的血尿を主訴に当科を 受診. で両側腎細胞癌を疑われ,精査加療目 的に入院となった.両側腎細胞癌 の診 断下に両側腎摘除術を予定し,まず右腎除術を施 行.迅速病理診断で悪性リンパ腫が疑われ手術を 終了した.病理診断はびまん性大細胞型 細胞リ ンパ腫であった.現在内科で全身化学療法施行中 である.リンパ節外原発の悪性リンパ腫は他の悪 性腫瘍との鑑別が困難で,確定診断は生検または 臓器摘出から病理組織学的になされる.

悪性リンパ腫はその亜型により予後は様々であ るが,原発悪性リンパ腫は予後不良と報告されて いる.

.気腫性腎盂腎炎の 例

伊賀市立上野総合市民病院 小林一昭,荒木富雄 三重大学医学部附属病院

金原弘幸

症例は 歳男性.発熱,全身倦怠感,右腰痛に て名張市民病院救急外来受診.尿路感染,脱水に て入院.名張市民病院泌尿器科受診.腹部 上,

右気腫性腎盂腎炎を認め,同日当院転院となる.

転院時体温 ,血圧 ,白血球 ,

, のため,インスリンを開始.ま た 下経皮的腎瘻ドレナージを施行.腹部 上気腫の残存が認められるため, 日目に 本目

の 下経皮的腎瘻ドレナージを施行. 日目に 最初の腎瘻を抜去. 日目の にて気腫は消失.

日目に 本目の腎瘻を抜去. 日目に退院と なった.

.左頚部腫瘤で診断された右精巣腫瘍 の 例

鈴鹿回生病院

斎藤 薫,曽我倫久人

歳の会社員で 児の父親である. ケ月ぐら い前から微熱,倦怠感が続き,痩せてきたと内科 受診.左頚部に超鶏卵大の腫瘤があり,生検によ り胚細胞性腫瘤が疑われて当科受診.右精巣の大 きさは正常であったが内部に硬結を認めた.高位 精巣摘除術を行い,後腹膜および頚部リンパ節と 灰 に 転 移 を 認 め る こ と か ら,

と診断された.

療法 コースを施行,肺転移は消失し,リ ンパ節には縮小率約 %の を得て一旦退院.

残存転移病巣に対して第 コースを実施した.

による転移リンパ節の画像を供覧 し,今後の治療方針を決定する意味で症例提示し た.

.嚢胞腎に合併した腎外傷の 例

三重県立志摩病院 塚本勝巳

症例は 歳女性である.自宅玄関の段差につま ずき転倒,左腹部を打撲した後,肉眼的血尿をき たしたため当院救急外来を受診した. で両腎

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は腫大し,嚢胞と思われる低吸収域を多数認めた.

多発性嚢胞腎と考えられたが,左腎の嚢胞内には 出血と思われる高吸収域を認め,腎外傷分類 と診断した.母親と姉妹に腎臓疾患があるとのこ とであった.入院後は貧血の進行を認め,輸血を 含めた保存的治療を行った.受傷 ヶ月前の血清

値は であったが,一時的に

まで上昇後,低下した.外傷後の経過は良好と思 われたが,嚢胞腎による腎機能低下は徐々に進行 し,受傷後約 ヶ月後に透析導入となった.

調べえた限りでは本邦での多発性嚢胞腎に腎外 傷が合併した報告例は自験例を含め 例であっ た.

.ホルモン治療抵抗性前立腺癌に対す

療法

(間欠療法)の効果

三重大学医学部附属病院

曽我倫久人,加藤 学,西川晃平,長谷川嘉弘,

金井優博,山田泰司,大西毅尚,金原弘幸,

有馬公伸,杉村芳樹

(対象方法) 年 月より 年 月までに,

ホルモン治療耐性の進行性前立腺癌症例( )

に対して, 療法を行った.

投 与 ス ケ ジュー ル は, ( )

( ) ( )の

投与を 週間毎.初期投与は コースを行っ た.反応が有ったものに対して,初期投与から間 隔を置き(間欠的), の再上昇を確認後再投 与を行った.

(結果) 年齢 ( 歳)治療開

始時 ( )

施行回数 回

( ) 中断例 例( )

例 例 例 例. 以 上 の 貧 血

%,好中球減少 %,血小板減少 %,

脱毛,爪下出血が頻発した.明らかな の低 下は存在しなかった.

(結語) は安全に施行可

能であった. ならびに生存への寄与につい て長期的な観察が必要と思われた.

年済生会松阪総合病院における 前立腺生検の検討

済生会松阪総合病院

木瀬英明,舛井 覚,加藤 学,柳川 眞 済生会明和病院

森 脩

対 象 : 人. 平 均 年 齢 歳. 平 均

.生検本数は初回 カ所. 回目以降 は カ所以上施行した.生検的中率は,

では . では %で全体

では %であった. 値.前立腺容量.

に関して悪性と良性の間で統計学的有意差 を認めた.

年愛知県がんセンター中央病院 泌尿器科入院手術統計

愛知県がんセンター中央病院 脇田利明,平林 淳,林 宣男

年の泌尿器科外来患者総数は 名,うち 新患数は 名であった.年間のべ入院患者数は 名(うち男性 名,女性 名).年間手術件 数は 件(うち全身麻酔症例が 例),内訳は根 治的腎摘術 例,腎尿管全摘術 例,尿管鏡 例,

膀胱全摘術 例(尿管皮膚瘻 例,回腸導管 例),

例,膀胱ランダム生検 例,前立腺全 摘術 例,高位精巣摘出術 例,精索腫瘍摘出術 例,その他(回腸導管尿管吻合部狭窄拡張術,

経尿道的尿管狭窄切開術,腎嚢胞穿刺術)が 例 であった.

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東海総合病院泌尿器科の 入院・手術統計

東海総合病院

黒松 功,今村哲也 三重大学医学部附属病院

杉村芳樹

東海総合病院における 年の入院及び手 術統計を示し, 年と比較した.入院総数 例( 年; 例).手術総数は 例(同; 例)

であった.入院総数は 年に比較して 例増 加し,これは良性腫瘍症例が 例から 例へと 増加したことと,前立腺生検目的の入院患者数が 例から 例へと増加したことが主な要因であっ た.また,手術総数も 例増加しているが,こ れは前立腺の手術における肥大症に対する手術が 例から 例と増加したこと,及び尿管結石に 対する手術が 例から 例と増加したことによ る.入院総数,手術総数ともに当院にて昨年 月 より開始した本邦初の レーザーによる前立 腺肥大症手術の導入がその増加をもたらしたとい う結果であった.

年入院・手術・ 統計

四日市社会保険病院 加藤貴裕,加藤研次郎

入院総数 名(男:女 : ). 歳の停留 精巣 歳の膀胱癌永眠症例まで平均 歳.在 院日数は 日(平均在院日数 日). 手術 総数 例(男:女 : ).入院:外来 :

歳 の 停 留 精 巣 歳 の ま で.

新患総数 例.破砕総数 回.平均破砕 回数は 回.男:女 : .年齢 歳.

外来:入院 : .新患 例中 回での治癒 例は 例.サイズ別では 以下 例.

例. 例. 例.

以上 例.部位別では 例. 例(平 均破砕回数 回.以下同). 例( 回).

例( 回). 例( 回).

例( 回).であった

.三重県立総合医療センター泌尿器科 における手術統計(

三重県立総合医療センター 栃木宏水,荒瀬栄樹,松浦 浩 日下病院

亀田晃司

愛知県がんセンター中央病院 平林 淳

年の手術統計を行い昨年までの統計と比較 した.開院後 年 ヶ月の総計は 件であり,

年は延べ 件で 年に比し減少した.こ れは前立腺全摘除術の現象と内シャント関連手術 がなくなったためであったが,腎尿管全摘除術が 著明に増加した. は昨年に比し増加した.

部位別には,膀胱( %),腎( %),前立 腺( %),陰嚢内容( %)の順で,手術別 には ( ), ( ), ( ),

腎尿管全摘除術( ),除睾術( ),根治的腎摘 除術( ),前立腺全摘除術( ),膀胱全摘除術( ) の順であった.膀胱全摘除術 例に対する尿路変 更は回腸導管 例 皮膚瘻 例であった.

年の入院・手術統計

鈴鹿中央総合病院

鈴木竜一,坂田裕子,日置琢一 山田赤十字病院

岩本 陽一 尾鷲市民病院

佐谷 博之

鈴鹿中央総合病院の 年の入院患者総数は男 性 名,女性 名の計 名で,平均入院日数 は 日であった,年代別では 歳代, 歳代,

歳代の順に多かった,疾患分類別に見ると,悪性 腫瘍 名,結石 名,感染症 名,良性腫瘍 名,奇形 名,外傷 名であった,総手術件数は 例で,前年に比べ, 例増加した.

が著増し全身麻酔下の手術件数が減少した,腹腔 鏡手術は腹腔鏡下腎摘出術 例のみであった.

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年三重大学医学部附属病院入 院・手術統計

三重大学医学部附属病院

大西毅尚,岩本陽一,西川晃平,

長谷川嘉弘,山田泰司,曽我倫久人,

金原弘幸,有馬公伸,杉村芳樹

年 月から 月までの三重大学医学部附属 病院泌尿器科における入院総数は 名.平均在 院 日 数 は 日 で あっ た. 内 訳 は 悪 性 腫 瘍 が

%と過半数をしめており,そのなかでも抗癌 剤治療が多岐にわたることに起因し,化学療法目 的の入院が 名( %)と増加傾向であった.

また手術総数は 例で前年とくらべ減少した が,腹腔鏡および開腹手術数は前年とほぼ同数で あった 手術数減少の原因として 症例がな くなったこと,および麻酔科医不足の問題が関与 しているものと考えられた.

.当科における 年入院・手術統計

済生会松阪総合病院

舛井 覚,加藤 学,木瀬英明,柳川 眞 済生会明和病院

森 脩

入院統計: 年度入院患者数は,男性 人,

女性 人,合計 人であった. 年, 年 と比べ 人ほど減少していた.主な内訳は,良性 腫瘍 人,悪性腫瘍 人,尿路結石 人,奇形 人,感染症 人,外傷 人,その他 人であった.

手術統計: 年の手術件数は 件であり先 年より減少傾向であった.主な内訳は,前立腺全 摘術 件,膀胱全摘術 件, 件,

件, 件であった.

入院件数は若干減少したが,尿路感染症による 入院件数が増加していた.手術件数は例年より減 少しており,主に 件数の減少ならびに

関係の減少があったためと考えられる.

.山田赤十字病院における 年の手 術統計

山田赤十字病院

保科 彰,梅田佳樹,岩本陽一,堀 靖英

男性 例,女性 例,計 例の入院患者に対 して,延べ 件の手術を施行した.年齢は生後 日 才,平均 才,男女比は , : であった.

疾患群別では悪性腫瘍が最も多く 例( ).

次いで結石が 例( ).良性腫瘍が 例( ).

奇形・その他の順であった.膀胱癌に対しては,

膀胱全摘出術を 例に, を 例に施行し た.腎摘出術は腎細胞癌の 例に,腎尿管全摘出 術は腎盂癌の 例と尿管癌の 例に施行した.こ こ数年増加傾向にある前立腺全摘除術は 例で あった.良性腫瘍に対する手術のほとんどは前立 腺肥大症で, 例に を施行した.尿路結 石に対しては腎結石に対して 回,尿管結石に対 して 回の を,膀胱結石の 例に内視鏡 的砕石術を施行した.麻酔は全身麻酔が 例,腰 椎麻酔が 例であった. は無麻酔で施行 した.

年外来統計

武内病院

文野美希 栗本勝弘 木下修隆 加藤廣海

年外来患者総数は 例,男性 例,女 性 例,年齢分布は男女とも 才代がん最も多 く,平均年齢は 才.疾患系統別頻度は尿路結 石が 例と最多で,以下炎症性疾患,良性腫瘍,

悪性腫瘍,奇形の順である.疾患順位では尿路結 石が最多で,次に前立腺肥大症 例,膀胱炎 例,神経因性膀胱 例,前立腺癌 例,男性患 者疾患は尿路結石が最多,次に前立腺肥大症,前 立腺癌,神経因性膀胱,前立腺炎である.女性患 者疾患は尿路結石が最多,次に膀胱炎,神経因性 膀胱,尿失禁である.良性腫瘍は,前立腺肥大症 例,腎嚢胞 例,尿道カルンケル 例,尖圭 コンジローマ 例である.悪性主要は,前立腺癌 例,膀胱癌 例,腎癌 例,尿管癌 例,腎盂癌

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例 精巣腫瘍 例である.奇形は包茎が 例と 最多である.

年入院手術統計

武内病院

栗本勝弘,文野美希,木下修隆,加藤廣海

年の入院手術患者の統計を報告した.男性 名,女性 名で計 名,結石患者 名,結 石以外で 名であった.年齢は 歳から 歳,平 均 歳,在院日数は 日から 日で平均 日で あった.結石以外の中では悪性腫瘍 %,炎症性 疾患 %,良性腫瘍 %,奇形 %,その他 % の順であった.手術統計では全体で 例,うち が新規結石破砕症例数は 例で年々減少 傾向であったが,ここ 年間では 例前後で推 移している.手術統計ではシャント関係が 例 と最多で,内シャント 例,グラフト造設 例,

血栓除去術( 含む) 例,他,主なもので は根治的腎摘除術 例,腎尿管全摘除術 例,膀 胱癌では が 例で最も多く,膀胱全摘術 兼尿管皮膚瘻造設が 例であった.膀胱および尿 道結石は 例で全例内視鏡手術で尿道切開術が 例,カルンケル・尿道脱摘除が 例と増加してい た.前立腺に関しては前立腺全摘術は 例,経尿 道的前立腺蒸散術が 例,恥骨後式前立腺摘除術 が 例であった 高位除精術が 例あったが,そ の内訳は精巣癌 例,停留精巣 例,精巣結核 例であった.

.市立伊勢総合病院における平成 年 の手術統計

市立伊勢総合病院 堀 靖英,堀内英輔 よしむらクリニック

吉村暢仁

平成 年の手術統計を報告した.延べ手術件数 は 件(昨年 件で 件減),男性 件,女性 件で,平均年齢は 歳であった.主な手術様

式では,多い順に 件, 件,内 シャント造設術 件, 件, 件,

恥骨後式前立腺全摘除術 件,根治的腎摘除術 件などであった.他に腎腫瘍に対する腫瘍核出術

件,尿膜管膿瘍に対する膀胱部分切除術 件な どを施行した. は初発症例と再発症例の 比が : であり,経年的に手術数,紹介患者に 対する手術の割合も減少の傾向にあった.

は経年的に症例数が増加した.

年入院手術統計

伊賀市立上野総合市民病院 小林一昭,荒木富雄

入院患者数は 名と 名増加した.良性腫瘍,

悪性腫瘍,感染症が増加,結石,その他は減少し た.良性腫瘍は前立腺肥大症が増加,悪性腫瘍は,

前立腺癌の増加,腎盂尿管腫瘍は進行癌に対して 短期入院での化学療法繰り返したため,入院回数 が大きく増加した.手術件数は 件と 件の減 少,部位別では膀胱の減少,前立腺の増加が目立っ た.膀胱では が少なかった.全摘症例 は 例と変化なかった.前立腺では全摘症例が 例 と 増 加, も 例 と 増 加 し た. 現 在

を積極的に行っている.その他の手術で 後腹膜腫瘍摘出を経験した.また,腎瘻カテーテ ルの挿入部を前腹壁に変更し が著明に改善 した. では破砕に難渋した症例の減少に より破砕回数は減少したが,症例数は少し増加し た.

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