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天然及び合成有機化合物の成分または色素分析に関 する基礎的研究

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(1)

天然及び合成有機化合物の成分または色素分析に関 する基礎的研究

著者 赤池 照子, 佐藤 雅, 宇高 京子, ト部 澄子, 松山 しのぶ, 山口 功, 松村 真紀, 山本 良子

雑誌名 東京家政大学生活科学研究所研究報告

17

ページ 39‑46

発行年 1994‑06

出版者 東京家政大学生活科学研究所

URL http://id.nii.ac.jp/1653/00009814/

(2)

関する基礎的研究

Basic Studies on Natural and Synthetic Pigments and Compounds in their Analyses

赤池 照子・佐藤 雅,宇高 京子,ト部 澄子・松山 しのぶ,

山口 功・松村 真紀,山本 良子

 赤池,山本らは前年度に引き続き,古代の貴 重な資料の繊維および染料についての分析を非 破壊で迅速かっ簡便に行える日立製U−6500型 顕微分光光度計を用いて行っている。本年度は,

茜染めの各種媒選別試料にっいての基礎データ 収集のため,上記光度計での測定条件を決定し,

古代染料遺物である各試料特有のスペクトルパ ターンを得ようと鋭意努力している。また,そ の他の機器によるデータとも比較検討し,総括

していく予定にしている。

 ト部らは,古来から植物色素による緑色染色 は,黄色染料と青色染料の二度染めで得ていた が,チューリップ花弁から抽出した色素を繊維 に染着後,媒染すると,直ちに緑色が得られる ことを発見した。この理由の解明を行うために,

得られた色素成分を分画分取し,それらの組合 せ染料で緑色発色の実態を確認した。

 宇高は,大豆中のタンパク質穎粒の実態を電 子顕微鏡で解明し,その画像と脱脂した後の変 化の画像を発表した。詳しくは本号誌を参照さ れたい。

 山口らは,アロエベラの凍結乾燥葉肉中のゲ ル中に含まれている各主成分をn一ヘキサン,

ベンゼン,クロロホルム,アセトンおよびエタ ノールなどで抽出し,濃縮抽出液の一部を日本 電子社製DX−30型GC−MS装置に注入し,測定 された多数のマススペクトラムを解析すること により,各主成分の化学構造を多数明らかにし た。詳しくは本号誌を参照されたい。

凍結乾燥アロエベラゲル中の成分

山口 功,松村 真紀

 ユリ科のアロエの種類はHardingによれば 360種にも及ぶとされている。しかし,生薬と

して古くから用いられてきた種類は数種に限 られる。すなわち, 1)Curacao(=Barbados)

Aloe(西インド諸島)として、410e Bαrbαdensis Miller, Aloe vera(L.)Burm. F.。 2)Cape

Aloe(南アフリカ)としてAloe ferox Miller,

Aloe Africana MillerとAloe sρicαtαBaker の混成種。3)Socotrine Aloe(ソコトラ島)と

してAloe perryi Baker。4)Natal Aloe(南ア:

ナタールまたはローデシア地方)としてAloe cαnctelαbrum Bergero 5)Arborescent Aloe

(南アフリカ)としてAloe arborescens Miller などである。5)は木立アロエとして日本でも よく知られている。

 これらのアロエ種の中で研究の試料とした のは,1988年に栃木県の郡司農園で集積され たアロエベラ種である。その葉肉であるゲル

(3)

東京家政大学生活科学研究所研究報告 第17集

は種々の生理作用を持っていることが,現在明 らかにされている。すなわち,1)火傷や切り傷 に対する治療効果…血管収縮の低減と血管系の 保護。2)X線や放射線による白血病に対する予 防効果…白血球増多作用。3)抗腫瘍作用。4)抗 バクテリアや抗徽作用…結核菌,ブドウ球菌,

ジフテリア菌,連鎖球菌,緑膿菌,尋常変形菌

(腸炎,膀胱炎)などのバクテリアや白癬,水 虫などの徽に効果を持っ。5)炎症抑制作用…ア ンチブラジキニン作用による。6)アントラキノ ン型化合物によるプロスタグランジン合成抑制 作用…アラキドン酸から血管収縮や熱と痛みに 関わるプロスタグランジンの生成阻害による。

7)アセマンナンによるAIDSウイルスの抑制…

アセマンナンがHIV−1ウイルスの感染予防と撲 滅に関与することが最近判明した。

 このように多種多様な生理作用を持っアロエ ベラゲル中の種々の成分で,どのような化合物 が本体であるのかまだはっきりしていない部分 があるため,筆者らはできる範囲内でその部分 を解明しようと努めた。従来の活性分画から目 的物を追及する方法は,その分画中に多数の化 合物が含まれているため,どの化合物が活性本 体であるのか解らなくなってしまう恐れがある

ため,ガス・マススペクトラム全部にわたり,

一一・一一チ一っその化合物の化学構造を明らかにする

こととした。その結果,現在までに明らかとなっ た種々の化合物の化学構造を以下に報告する。

      実験および結果

 凍結乾燥したアロエベラゲル1に対して,蒸 留水またはアセトン40を加え,ホモジナイズし

た後,3500rpmで15分間遠心し,その上澄み を1,10,100倍に希釈し,その8μ2をイーグ ルの基礎培地2m2にそれぞれ加え, C3H10T 1/2細胞に対する毒性を調べた(Fig 1)。水抽 出の1倍ではかなりの毒性を示したが,ラット による[LD 5。]は21.5 g/㎏以上であり,ほと んど無毒であることから,単細胞と組織細胞の 耐性の違いが顕著であったことは興味深い。

120

100

︵択︶

80@   60

①彰浬一〇コ≧﹀﹂コの

40

   ...o・、

へ\        Q.

    ℃」馬も     \,

       ㍉馬Q   O          \          \       \       \        も

 (〉・………Oacetone ext.、、

       \       \

 Gトー一一一・●water ext.   ●

    10−2   10−i   1.0

     1       

Concentrat ion of Supernatants

Fig.1。 Survival Rate of C3HIOTY2 CeUs    in Supernatants of Aloevera Ge1.

 凍結乾燥したアロエベラゲル85gを朝比奈式 抽出装置に入れ,約62のn一ヘキサン,ベンゼ ン,アセトンおよびエタノールの順に,それぞ れ約20日間ずっ,その都度,溶媒を変えながら 抽出を行い,それぞれの抽出液は濾過後,ロー タリーエバボレーターで濃縮した。n一ヘキサ ンとアセトン抽出濃縮液についてはカラムクロ マトグラフィーによる分離生成を試みたが,化 合物の単離精製に至らず,それぞれ数個のフラ クションに分画したにすぎなかった(Fig.2)。

それぞれの抽出濃縮液を適当な溶媒で希釈し,

その1μgを30m×0.25㎜i.d. FFS−ULBON HR−

1のキャピラリーカラムを持つ日本電子社製 DX−30型昇温ガス・マススペクトル装置に注入

した。主に※印をしたフラクションから得られ たデータは直ちにWiley/NBS社製登録マスス ペクトラムデータを有するパソコン部に転送し,

自動解析を行った。その中で,明らかにされた 化合物の代表的なものを以下に示したが,その

(4)

Freeze−dried A oθvera Gel(85 g》

      n−Hexane(8.30 g)

       L。.1.m.C、,.醐,ap、y−,,、、(1.,。、9).,

       Fr#2(5.16g)。

Benzene(5.41 g)

LChi.,.,.m(2.、、9》

Acetone(3.39 g》

L。。1.m。c、,.m。,㎎,ap、y.F酬15。m、》。,

      Fr謬2(120 mg)㍉

      Fr#3(430 mg》.

      Ethanol(5.31 g》

Fig.2. The Extraction Sequence with        Several Solvents.

Alkenes

  CH,(CH2).CH=CH2

  CH,(CH,),5CHニCHCH,

  CH,(CH,),CH=CH(CH,》,CH,

Carboxylic acids   CH,(CH,》.COOH

    CH,

    ,

  CH,CH(CH,》,,COOH

  CH,(CH,》6CH=CH(CH,》,COOH

  CH,(CH2》gCH=CH(CH,),COOH

Methyl carboxylates   CHs(CH,}.COOCH,

    CHa       

  CH,CH(CH2》、1COOCH,

n=14−16

2−nonadecene

9−octadecene

n=10,12−16,18

15−methylhexanoic acid

9−hexadecenoic acid

7−octadecenoic acid

n=10,12−15,18,20,2ユ

methy1−12−methyldecanoate

Alkanes

   CH,〔CH,).CH,

        CH,

         ,   CHs(CH,)gCH(CH2)eCH3

        (CH・》・CH・

         ,   CHs(CH,》,CH(CH2},CH,

        (CH2》2CH,

         1   CH・(CH・)eCH(CH2》・CH・

9

2 1 1 n

e an OS C

・ユ

le hy t me

1

e an C de

・1

tr yl

P O Pr 5

e n a C de a tτ

te yl P O r P 5

       (?Hs

  CH3CトもCH(C}句、、COOCH3      皿ethy1−13rロethylpentanoate   CHh{CH2》eCH=CH(CH2》.COOCH3  methyl−9−he翼adec&noato(n27)

       翼旧thy1−11−octadecanoate(n=9)

  C畳も{CH2》,CH=CHCH3CH(CH2)£OOCHh回ethy1−9,11−octadecadienoate

  CHt(CH2》閉CH=CHCH2CH=CH C卜』》。COOCH3

       methy1−10,13−octadocadienoate

       (団㌧ 馳) 冨 3, 8》, (7, 4)

Ethyl carboxy■ates

 C』 CHh》恥COOCH2C臨         n冨12,14,16

 CH3(C}盤》.CH=CHC』CH3CH(C}も》7COOCH2CH3  eセhyl linoleate

Mono or dia塵kyl Phthalates

COOH

COO(CH2}・CH3

phthaユic acid 口◎nooctyleBter

COO(C卜』》。CHs

COO〔C粘)・CH3

dialkyl phthaユate8

ns3,6,7

(5)

東京家政大学生活科学研究所研究報告 第17集

Alkyl cyclohexanes&alky1 benzenes    (CH2)・CHs

()r

   n=10,11,12

   (CH2)・CHs

   n=11r12,ユ3

Dehydroabietic acid drvs.

H(CH3), H(CH3)2

00H 00CH3

(Alkanediy巳}bi8cyclohexane8

       CH,CH CH2CH3        コ  コ

σ隅\()(沸

  n冨6,8      3,4−dicycユohe翼y1−3,4−dimethylhexane

Phenots

    OH

(cH ) c

    CHO       CH3         CH3

    OH       O

    CH,       CH2

MiscellaneOUS

諺CH, 諺il:iR2112cH

2(3H)−benzothiazolone    D:A−friedooleanan−3−one BHT

中の一部は1992年の本誌に掲載した1)。そして 以下に示したものの他に,n一ヘキサンFr#2か

らはβ一シトステロール,アセトンFr#1からは アロエーエモジンが同定された。最初のアルカ

ン類に関する生理活性は,Netreba2)が n一ア ルカンの作用について調べているが,詳しいこ とは不明である。アルケン類にっいては,まだ よく解っていない。脂肪酸にっいては,赤血球 熱分解防止,水種防止,腫瘍防止,胃液分泌抑 制や肉芽形成阻害などの作用が認められている。

また,脂肪酸のエステル類にっいても同様の作 用があるものと考えている。モノおよびジアル

キルフタレート類に関しては,通常,プラスチッ クの可塑剤としてよく知られているが,フター ル酸の生理活性にっいては,粘膜を刺激し,高 濃度では麻酔作用が認められている。つ

ぎのアルキルシクロヘキサン類の生理活性は不 明であるが,アルキルベンゼン類にっいては,

鞭毛虫の細胞を破壊することが知られている。

フェノール類にっいては,工業的にBHT(ブ チルヒドロキシトルエン)やBHA(ブチルヒ

ドロキシアニソール)などが酸化防止剤として,

プラスチック,ゴムや不飽和脂肪酸を含む食品 に添加されている。まさに,BHTがアロエベ ラゲル中に含まれており,その酸化体も同定す ることができた。ジヒドロアビエチン酸および その誘導体は,コレステロール降下作用や胃中 への塩酸分泌抑制と抗ペプシン作用による抗腫 瘍作用のあることが知られている。その他の化 合物として,ベンゾチアゾロンはドパミン受容 体の遮断剤として,精神分裂症の治療に用いら れており,フリーデリンはコルクの中に多量に

(6)

含まれ,防虫作用があるものと思われる3)。

 このように,アロエベラゲルの中には,多数 の化合物が含まれており,どれが主にヒトに対

して有効な生理作用をもたらしているのか,ま だ斜酌することができないでいる。一つには全 ての抽出液の分析が終了していないこともある。

それらの作業が終わり次第,特に有効であろう と思われる化合物の合成を行い,本格的に薬理 試験を行うっもりでいる。

       参考文献

1)山口 功:東京家政大学生活化学研究所研 究報告,15,53(1992)

2)G.K.Netreba:Vliyanie Khim。 Faktorov  Vnesh. Sredy na Zdorov e Cheloveka,

 Rostov N/D 26−9(1980)

3)1.Yamaguchi, N.Mega and H.Sanada:

Biosci. Biotech. Biochem.,57(8),1350

(1993)

主にleguminosae科に属する豆科植物と 大豆貯蔵蛋白質との比較

研究分担者  宇高 京子

 私たち人類は,様々な形で植物に依存し,生 活を豊かにしている。このかけがえのない植物 達は,誕生以来,どのような道筋をたどってき たのか。植物の進化には,今だ解けない謎がた くさんある。その起源も,陸上植物誕生のプロ セスでさえも,はっきりとはしていない。しか

し今日,地球上に生存する生物は,生命の起源 以来,地球上の環境の移り変わりに上手に対応 することができた生物であると考えられる。こ のような長い進化の過程で,生命現象と環境の 相互作用は色々な形で,現存の生物の性質のな かに刻みこまれているといっても過言ではない。

生物の発芽と分化の過程でみられる代謝レベル での経時的機構はこれを物語るものである。生 物は,その生活環において遺伝的要因と環境的 要因との相互依存の上にたって自己の生命を維 持し,子孫を繁栄させている。

 以上のような生命現象に体する基本的理解の 基に,すなわち,図1に模式的に示したように 大豆植物の生活環を通して,その発生と分化の 過程で主に蛋白質代謝の経時的変化機構を著者 らは追及している。すなわち,(1)大豆種子 の生命活動を追及するため,その貯蔵蛋白質の 系統的分離精製法に関する研究(2)これらの

Fig.1.

Ohistoloqical observation of soybean cotyledon Osysヒematic separation of soybean

pr。tein c。mp。nents    ◎

         Orelationship between

         pr−ein

  

@ 

益い 蛛E

分離精製法を駆使し,その種子貯蔵蛋白質の生 合成と蛋白穎粒の形成機構に関する研究(3)

発芽過程において,その貯蔵蛋白質の分解およ びそれらの分解酵素と蛋白穎粒に関する研究。

 以上のように大豆植物と同様な手法を用いて,

その他の食用完熟種子を実験材料に研究を始め た(図5)。図2に示したのは世界各地で栽培 されている豆類である。主にlegumino

sae科に属する豆科植物である。温帯から熱 帯,湿潤から乾燥にいたる幅広い気候に適し,

特に乾燥した完熟種子は食品としての価値が高

(7)

東京家政大学生活科学研究所研究報告 第17集

Fig.2

 本文中の豆の名は広く使われている一般名によっているのでこれら の豆の学名を次褒に示す。

一  般  名 Adzuki bcan Asparagus bean Bambara grOundaut Beaa

 種頬により  Btack bean  Kidney bean  と呼ぶ Benga星gram B!ack gram BrOad bean Chickpea Cluster bean Cowpea Faba bean Fenugreek Green gram GrOundnut

Guar bean Haricot bea【t Horse bean Horse gram Hyacinth bean Jack bean Kersting,S  araundnut

Kidney bean Lathytus pea Lentil Lima bean Locust bean

Lupin Mung bean Navy bean Pca P三9¢o  pea Red gram Rice bcユ Runner bean Soybcan Sword bean Tepary bcan Vetvet bean

Winged bean Yユmbean

γゆ4angt 如爵 Vign¢5¢599 iPeda is Vig 43ub 解4π84

c ¢7・arieittm γセ aπ軍 π80

γ ゴαノをψ4

Cyamoρ5is tetragonotoba

γま8π召μng;ゴα1ごα

Vi 4ノab召

τ7 gon8〃a/b例 摺・graeCl ,n yま8 召radia

Cンamoρsis陀 7㎎σπ010δα Pんα∫¢0如5Vts「4r Viciaノ「aう4 var.ρe75 ルfa 7σり戸tom召uniftert 3π 五4占tab Purpurcus 4ツ48如翻5ヴbアmiS 蜘 70りF ση昭geoca rPa Pんα5ω 邸Vutgaris

乙athyrμs∫σごiv s

」乙επ5 Culin4ris Phaseotu5 8 ,8σごμ5 Ceratonia 5まiq σ

乙 pinus SPP.

Vigna囮diata

Pぬσ5ω1 ∫vu tga riS Pぎ5聞3閥 sa ゴ〃 π電

Caianus a/4π

Caノαπ駆5 alαπ

γゴ8πα翼めε〃4a Pみ口∫ otu5 0 C:nごμS c{y ine川σ工 Canavatia 8 ad ata Phasea 54α tTo i s

アズキ ジaウロクササケ

りttクトウ,

ブンドウ,

ナンキンマメ,ラ7カセイ ビーナvツ

クラスターVメ,グワビーン

インゲ:ノー: メ,ハリコ7卜

■rメ

グラスビー.ガラスVメ レンズマメ ライマ!,アオイ r・1 イナゴマメ.ローカストヒ

γ。フサrメ ルビン

リョクトウ,ヤエナリ ブンドウ,アオ7ズキ インゾンマ〆 エンドウ キマメ

キマメ,レッドグラム ツルアズキ.クケアズキ ベニパナインゲン

  ソ  一  .ヒ ノ一.スマリイクパグナテ

unaρ川アげ¢π5(∫ 如 σ6ご 摺ate−

rrimμnt)

P50ρ々0 4rρ 5 fcご㎎0躍0!bbμ5   シカクマノ Pa h7rhiz s erOSUS(アメリカ)   クズイモ SPItcnostylis stcnocarPa(アフリカ)

       (一部,監u老力:liI

(監修老注) 1) アフリカローカストビーγt±.Parkia ClaPPerto,iia川ロ。

    2)Pitaseot s Vt tgari5に}よ品騒が多く,それぞれKidney bean. Haricrt      bean, French bean, Cemmon beanなどの名があろ。

    3) 1!i ia/hba;二 二6島{重力二多・く, BrOad bcan、 Faba bean, Horse be;

     などがある。

    4) 一般名は英文のまま記蔵し.別に和名の欄を設けた。

く,貯蔵性にも優れ,穀物に次ぐ重要な作物で ある(図3および図4)。栄養的に優れ,主食 の補いをするだけでなく,もやし,葉,若芽,

花,未熟のさや,根なども食用にされ,食事に 変化を与えている。また,伝統的農業では豆科 植物を作付体系に入れることで土壌に窒素を増 やすことになり農耕上から価値あることであり,

収穫の低さや不安定さを補っている。

 わが国で消費される豆類としては図5のよう にダイズ,ラッカセイ,エンドウ,ソラマメ,

インゲンマメ,アズキ,シカクマメ,(カボチャ,

ゴマ,ヒマワリ),ササゲ,リョクトウその他 が使われており,年間1入当り消費量は約9.6

㎏(1989年度)で,そのうちダイズが6.7

㎏で,2.9㎏がその他の豆類である。

 わが国では豆類をブラジルやインドのように 主食またはこれに近い形で食べることはまれで,

最も多い消費は飽原料で,その他に煮豆,いり 豆,菓子原料などがある。ただしダイズは豆腐,

油揚げ,凍り豆腐湯葉その他図6のように機 能特性を生かし,用途が広い。この違いはダイ ズと他の豆類との成分や組織の違いによるもの でダイズはおいしくまた消化よく食べるにはそ れなりの工夫が必要だからである。

 いずれにせよ,上記(1N3)と同様に主にLegu−

minosae科に属する豆科植物と大豆貯蔵蛋白質 との比較検討を行なってゆく。

       文献

1.legumes in human nutrition:1981, F A O(国連食糧農業機構)

2.四訂 日本食品標準成分表

3.古谷雅樹,渡辺正勝:1982,植物の成長の  分化(上)(下),学会センター

4.渡辺篤二,大久保一良:1993,FAO(豆  類の栄養と加工),建吊社

.5.藤伊正:1983,植物の休眠と発芽,東 京大学出版会

(8)

Fig.3

豆類のエネルギーおよび成分組成(成熟乾燥種子100g中)

水 分

i%)

エネル Mーikca1)

タンパN質1⊃

i9)

脂 肪 i9)

炭水化 ィ2⊃

i9)

岨せんい︵9︶

食物せんい

i9)

灰 分 i9)

カルシ Eムimg)

鉄︵mg︶

チアミ 刀iB1)

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リボフ 宴rγimg)

ニコチ 梼̲

img)

キメキメメ

 マズマ   マ ラアズ  

 9︑レ !ノラ    ヨ ンツ

アパケソヒ  のゲハツムメ  ツラマ   グスサロナ ン   スシ  一一ア

サコピホヒ ︶    ほ   ンズンンメ米ゲニンピビマ洗イイ一トク淘ナリツパ ペカ白ニパレ  ノベダテベシ娘燗    ︵ 01680500?9111111 ︻﹂03011979901        1

9﹄100519軸09﹄011111 0戸0ρD5080314 1111 0ワ﹄00720050ゾー−1且

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66 3

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ロ  ロ  ロ  ゆ  のーρ0150ゾ219821 7σnU40﹁5

    ロ   ロ   ロ    9歯Qゾ000012ウ一229騨 030ワ自R︾

サ   リ   ロ   ロ   ロー0500ゾ2ウ臼9﹄9歯− 0099白45    ロ   ロ        422AU8﹂﹃22り61 0100805442239﹄23

4

6

00ρ02ρ0

    コ   ひ   ロ   しーρ011FO ρ09仰3ーワ81﹁D541  4 ワ臼ワ脅0ρ0り0ハ﹂1101 524ワ臼0ρO1111

1

5700017137 1     

1 8 0

︻﹂0490ゾ0ゾ53ρ00FDρ0ρ0﹁0ρ0

02684080041713112155 6525666666

281る45810349御ρ0ρ0ρ0ハ0 0︵U50539臼1に﹂ρ063653

04 8

3D護﹂﹄23JD3﹄3DDD﹄﹄沿4D﹄3あDD3

3N452472N674NNN7464N544NNO

  ユ    コ         コ       リ    コ  コ      ラ  ラ  コ         コ      ひ  ロ     ユ      ユ      ロ     ユ  を      コ  ヨ  ロ         ヱ       DD95D﹄DD﹂DDD﹄Dコ謁D2コ3DD3DDD3NN19N25NN6NNN25N1121N151620NN11NNN8 4⑩4ユ﹄2冷﹄︒23﹄心瀞﹂﹄3る3る﹄る﹄D沿⑩6

3333333243333233323235N340

82 W5 P0 O4 P4 P0 W0 T8 X4 X8 R4 W6 P0 U8 X0 X0 O5 T4 O3 W0 Q0

  11111 2 1 1   1 1 12N1Q6c308024 648426222838657567445108N221 遵2︒4忍22﹄忍23惑3浴﹄︒63﹄遵つ沿﹄ゐD︒0︒0つ 45 甑N似血aO︒似砿NO︒似航aqa似0︐砿似aaa臥aNa 15c201920223013D121318403321502618212110221017DO5

2N2212116N132N11223222222N2

。2c︒3423︑53D3﹂⑩D3瀦恐惑﹂24沿3﹂︒4D﹂      

P8 T8 S5 S6 T9 S0 伍伍a似LNaa甑軌aO︐甑砿0︒0︒aO︐N軌 O0c406546104646285377493030663030D10

(文献) FAO(1972)による。ただし,1)Kamath and Belvaday(1980),2)Paul and Southgate(1978),3)Aykroyd,and Doughty

   (1964)。        t

(1)Nの換算係数は米:5.95,ピーナッツ:5.46,ダイズ:5.71,他の豆:6.25を川いた。

(2)炭水化物は水分,タンパク質,脂肪,灰分の合計を100から差し引いた数値 ND:未定量

Fig.4

豆類の必須アミノ酸組成(gl16gN)

イ1・イ・・1… lf.チオニ1・・チ・1;;:㌻1・・〃「うレオニ1膨ト1・

45429369962553255701232︐    .    ●    .    ︐    ︐    ■    ・    ︐    ■    ■    ︐    ︐    0    陰    ︐    曾    ︐    .    .    0    ■    ■33332322323323332223343      ︶      0

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リ⁝555444434544455444345555

ND:未定量

(文献)すべてFAO(i970)によるものでイオン交換クPマトグラフ4一による。ただし,1)Aykroyd and Doughty(1964),2)FAO    (1973)である。

(9)

東京家政大学生活科学研究所研究報告 第17集

Fig.5

イ乍4勿名

ダイズ(Glyclne max)

 ラッカセイ(Arachis hypogaes)

 エンドウ(Pisum satiVUIn)

 ソラマメ(Vicia faba)

インゲンマメ (Phasealus vulgaris)

アズキ(Vigna angularis)

タンパク質含皿    (%)

30〜50 26〜42 23 24 20 21

Legumin

o glycinin(11S)

 O arachin

 O

legumin

 O

legumin

シカクマメ(Psophocarpus tetragonolobus) 39〜42

カボチャ(Cucurbita moschata)

ゴマ(Sesamum indicum)

ヒマワリ(Helianthus annuus)

12 20

0

0

30〜35   0      helianthinin

vicilln

 o

conglycinin(7S)

 O

conarachin

 o

vicilin

  O

vicilin

  O

o

0

Fig.6

伝統的大豆食品 機能特性 用   途

溶  解  性 乳  化  性 吸  油  性 吸  水  性

      パン,ケーキ,焼δ某子

@ 小麦粉製品㌃膨雰三誓錫ラ、. 瀦 (製菓製パン)  スナック★1,スープ

?iめん類){皇矯:,野マ加ニ

@         イミテーションミルク★2.豆乳

@         チーズ.ヨーグルト        ロ

保  水  性 豆 腐

菶gげ

@豆腐

秩@葉

起  泡  性 粘  稠  性 結  着  性

ゲル形成性

ぞ多ン・鴛浦1言三霧尋ぞ

製品{1鋸ξLl:鰐・

伸  展  性 組織形成性★3

繊維形成性

フィルム形成性

ドウ形成性

水産力・工品厭販競わ・さつ規1デ 早@製 品{マ・ネーズ

i可食フィルム)

色調調節★4

参照

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