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線形代数 II 演習

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Academic year: 2021

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線形代数 II 演習

担当 丹下 基生:研究室(B622) mail([email protected]

1

’14103日:Keywords· · · ベクトル空間と部分空間)

この授業は、授業毎に以下のようなサイクルで行われる.

· · · ⇒(A計算(Ashiba)(B発表(kokuBan)(C宿題(Cukudai)(A計算(Ashiba)⇒ · · ·

1-1.階段行列、簡約階段行列、先頭列・・教科書P.36,37を見よ.

1-2.階段化、簡約化・・階段行列にすること.簡約階段行列にすること.

1-3.行の簡約化・・方程式を簡単にし、方程式を解く.注意することは、連立一次方程式を解くと きは列ではなく、必ず行の基本変形をする.

1-4.列の簡約化・・線形写像の像を変形する.

1-5.線形写像と連立一次方程式・・行列A(m,n)-行列)を左から掛けることで、

LA : x7→ Ax (Cn→Cm)

という写像をつくることができる.連立一次方程式Ax= bを求めることは像がbとなるLAの逆 像全体を求めることに等しい.

1-6.連立一次方程式の解き方 例:

2x13x2+x3 = 0

x1x2+ x3= 3

(1) Ax= bの形に直し、行列Aを書き下す。(A(m,n)-行列).



2 −3 1

1 −1 1







x1 x2 x3





=



0

3



(2) (A; b)に行の基本変形を施し簡約階段行列(B; b)にする.(Bx=bの解xを求めることになる.)



2 −3 1 0 1 −1 1 3



→



1 −1 1 3 2 −3 1 0



→



1 −1 1 3

0 1 1 6



 →



1 0 2 9 0 1 1 6



→



1 0 2 0 1 1







x1 x2

x3





=



9

6



 (3)方程式Bx=bの中で、先頭列の変数を左辺に残したまま、非先頭列の変数を右辺に移項する.



x1 =−2x3+9

x2 =−x3+6

(4)右辺の文字を(c1,c2,· · ·)などとおく.(先頭列の変数はciなどの一次式になる.



x1= −2c1+9

x2= −c1+6 (5)全ての変数をciの式にまとめる.

x1 = −2c1+9,x2 =−c1+6,x3 =c1

(6)連立一次方程式の解を、いくつかのベクトルとパラメータciの一次結合の形に直す.(Ax = 0 の場合、求められるいくつかの解のことを基本解という.)





x1 x2 x3





=





2c1+9

c1+6 c1





=c1





−2

−1 1





+





 9 6 0





(2)

1-7.ベクトル空間・・加法とスカラー倍が定義されている集合で、教科書の定義6.1の性質を満た すもの.

1-8.部分(ベクトル)空間・WVVの部分(ベクトル)空間であるとは、W , ∅かつ、任 意のv,wW, α ∈Cに対してVの加法とスカラー倍を使って、(1) v+wWかつ(2)α·vW 満たす集合のこと.

1-9. P(K)Kを係数とする多項式全体の集合.P(K)nによってP(K)内のn次以下の多項式全体 を表す.

—————————————————————————————————————————————————–

A-1-1.

[行列の簡約化]

次の行列に対して行の基本変形をし、簡約階段行列にせよ。

(a)



 2 1 1

−1 0 −1



(b)





1 −1 6 −3 1 −3 2 0 0 −1 −2 1





A-1-2.

[連立方程式]

次の連立一次方程式を解け。

(a) 

x+2yz=2

2x+3yz=−1 (b) 

2x+y+z+w=8

6x+2yw= −2 (c)







2x+3y3z=−5

y+z= 3 3x+2y2z=0

———————————————————————————————————————————————

今日の課題

.

1.ある集合がベクトル空間であることをどうやって示すのか?

2.部分ベクトル空間であることはどうやって示すのか?

例:次の集合はベクトル空間および、部分ベクトル空間であるか?

RnCn、多項式全体P(R)、実数数列全体s(R)= {(xn)|xn∈R}

有界数列全体{(xn)∈s(R)|M s.t.|xn|< M,n∈N} ⊂ s(R)P(C)3P(C)....

———————————————————————————————————————————————

B-1-1.

[多項式のなすベクトル空間]

次の集合はベクトル空間であることを示せ.

(1) V =C2 (2) V =P(R)3 (高々3次のR係数の多項式)

(3) V =





x1 x2



|2x1x2 =0

 (4)C (R上ベクトル空間として)

B-1-2.

[ベクトル空間でない空間]

次の集合は(通常のベクトルの和とスカラー倍として)ベクトル空間にならないことを示せ。

(1) V ={f (X)P(R)4|f (0)=0, f (1)=1}

(2) V =





x1 x2



|2x1x2 =1



(3)

B-1-3.

[さまざまなベクトル空間]

次の集合はベクトル空間になることを示せ.

(1)有界数列全体. (2) [0,1]上の連続関数全体C([0,1])

B-1-4.

[部分(ベクトル)空間]

次の集合は、Cn、もしくは、C([0,1])の部分空間となるか?なる場合は証明を、そうではな い場合は理由を付してこたえよ.

(1) W = 







x1 x2 x3





∈C3|

2x1+x2+3x3 =0

x1x2x3 =0





(2) C([0,1])上の関数 f (x)で、f (0)= 1となるもの全体.

B-1-5.

[正の実数全体]

教科書p1376.2では、R>0(正の実数全体)はベクトル空間にならないと書いてあるが、あ

る関数を施すことで、実ベクトル空間とみなすことができる.そのとき、実数倍はどのよう な操作に対応するか?

Hint: log-exp-関数を使え.p138の例題6.1参照)

B-1-6.

[実数列]

実数列全体について以下の問題にこたえよ.

(1) 実数列全体s(R)={(xn)∈RN|xn∈R}が自然にベクトル空間となるには、加法、スカラー 倍をどのように定義すればよいか?

(2) s(R)の中の部分集合s(a)s(a) = {(xn) ∈ s(R)|x1 = a}とおく.このとき、aの値によっ て、s(a)がいつ、s(R)の部分ベクトル空間となるか?

———————————————————————————————————————————————

C-1-1.

[ベクトル空間]

次の集合はC上のベクトル空間になるか、もしなるなら証明を、そうでないなら、理由を付 して説明せよ.

V = {f (X)P(C)3||f (1)= f (2)=0}

C-1-2.

[部分ベクトル空間]

V = C3の中の部分集合Wa,bについて、Wa,b= 

x∈C3|Ax=



a

b





と定義する.このとき、Wa,b

Vの部分ベクトル空間となるのはa,bがどのような場合か?証明せよ.ここで、Aは任意 (2,3)-行列

ホームページ:http://www.math.tsukuba.ac.jp/˜tange/jugyo/2014jugyo/senkei14.html

(主にプリントのダウンロード用)

blog(http://motochans.blogspot.jp/)

(授業内容など)

相談、質問などいつでも承ります.アドレスはプリント1ページ目上部.

参照

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