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脊髄小脳変性症における異常眼球運動の解析

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Academic year: 2021

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1 9 6 アイ カワ

相 川

医 学 博 士 乙第707 号

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タカ シ

昭和60

3 月15 日 氏名(生年月日〉 本 籍 学 位 の 種 類 学 位 授 与 の 番 号 学 位 授 与 の 日 付 学 位 授 与 の 要 件 学 位 論 文 題 目 論 文 審 査 委 員 学 位 規 則 第

5

条 第

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項該当(博土の学位論文提出者〉 脊 髄 小 脳 変 性 症 に お け る 異 常 眼 球 運 動 の 解 析 ( 主 査 〉 教 授 丸 山 勝 一 ( 副 査 〉 教 授 喜 多 村 孝 一 , 教 授 杉 野 信 博

論 文 内 容 の 要 旨

研究目的 脊髄小脳変性症 (SCD) 69 例について,異常眼球運 動を電気眼振計(EOG) で記録し, SCD の各病型と異 常眼球運動の特徴を対比検討した. 研究対象 SCD69 例の内訳は,男性04例,女性29 例で,年齢は, 2 6 歳から67 歳で平均51. 2歳.薩病期聞は 1年から91 年間で平均.64 年であった.病型は,オリーブ橋小脳萎 縮症(OPCA)36 例, Menzel 型01例, Holmes 型9例, 晩発性小脳皮質萎縮症 (LCCA) 41例であった. 研究方法 全例で異常眼球運動を,裸眼およびフレンツェル眼 鏡下での観察ならびにEOG を記録し検討した.検査 項目は,1)閉眼, )2 暗所開眼正面視,)3 2点間交互 注視運動cdiaccsa( movement) , )4 祝標追跡運動 ( p u r s u i t movement) , )5 視運動性眼振 (OKN) ,)6 温度眼振検査cirolac( )tset である. 結果および考察 1)自発眼振:開眼正面視で側方へ速く動き, 020 msec の後に反対側に同じく速く動き EOG 上 矩 形 波 として記録されるarequs wave skrej (SWJs) は, 82 例 (40%) にみられたが,病型の特異性はなかった. SWJs の発生機序として固視異常が考えられ,小脳が 重要な役割をしていると考えられた.その他文献的に まれな側方への衝動性眼振と下眼険向き眼振が各々 3 例に,上限険向に眼振と周期交代性娘振が各々 1例に みられた. 2 ) 注 視 眼 振 左 右 へ の 注 視 時 に , 注 視 方 向 へ の j e r k y 眼振は84 例(50%) にみられた.その症状は,振 幅,頻度ともに減少し,小脳障害時にみられる限振の 特徴と考えられた.側方祝時に,小頻度で大打性,反 対視時に大頻度で小打性のBruns 眼振は, 11例にみら れ病変の偏在が推測された. 3 ) 衝動性眼球運動:不随意な速い眼球運動で,中枢 は前頭葉にあり,経路は反対側の橋の側方注視中枢 (PPRF) に終わる. Dysmetria は,全例にみられた. うち36 例は,evitcreroc scadesac を伴っていたが, c o r r e c t i v e scadesac を伴わない色例は全てOPCA で あった.その責任病巣は PPRF が考えられた. 反発眼振(側方視より正面に向いた時の反対方向へ の眼振〉は, 44 例にみられ,病型の偏在はなかった. F l u t t e r -l i k e noitallicso

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2 イ列, cdicaacs noitallicso は2例にみられ,いずれも PPRF より高位の障害が推 察された.これらの異常眼球運動は,小脳の aing -noc t r o l の障害や眼球位置を維持する固視障害によると考 えられた. 4 ) 滑動性眼球運動 網膜の中心富で注視する随意 運動で,中枢は後頭葉にあり,同側のPPRF に終わる. 6 9 例全例に,程度の差はあれ何らかの異常がみられた. 5 ) 祝運動性限振(OKN) と温度限振検査・ OKN で は, OPCA の一部に正常反応がみられたが, Menzel , Holmes , LCCA では全て低反応を示した.温度眼振検 査では, LCCA で正常もしくは過反応を, OPCA , Menzel , Holmes の各型では低反応を示し,病型分類 に役立つものと考えられた. 8 1 6 ←

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結 論 SCD の異常眼球運動の観察は,病変の局在,範囲,

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などの診断に重要であると考えられる. 1 9 7

論 文 審 査 の 要 旨

本論文は,多数例の脊髄小脳変性症についてその異常眼球運動を詳細に記録して臨床病型症候など と対比解析し,異常眼球運動が本症における病型,主病巣の局在,臨床的特徴などと高い関連性を有 することを明らかにしたもので,学術的に価値ある論文である. 主論文公表誌 脊髄小脳変性症における異常眼球運動の解析 東 京 女 子 医 科 大 学 雑 誌 第15 巻 第 四 号 1014-1035 頁(昭和 95年01 月25 日発行〉 副論文公表誌 1 )

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を示した小脳腫湯の 1例 限科臨床医報 37 )7( 781-786 昭( )45

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を伴った多発性 硬化症の1 例 眼科臨床医報 57 )7( 895-899 昭( )65 8 1 7

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を認めた成 人急性小脳失調症の1例 脳と神経 63 )2( 121 -126 4)981(

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とを同時に認められた脊髄小脳変性症の1例 東女医大誌 45 )01( 1069-1073 )849(1 5 ) 両側外転神経麻痔を主徴とした多発性神経炎の 1例 東女医大誌 45 1()0 1074-1077 )849(1

参照

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