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クロロマイセチン耐性腸チフス菌に就て(第三報)

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Academic year: 2021

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44 みもの,更に原形質が濃染し細胞境界も全く木明瞭とな り本細胞とジシチチウム層との境界も殆ど認められない’ もの,又ジンチ.チウム層の基底部にラングハンス氏細胞 の核に類似したク・マチンに乏しく明るい大きい胞状の 核の出現等を認めた。主として妊娠末期に於てはジンチ チウム層にラングハンス氏細胞の核の如く大きく胞状を 呈ししかもジンチチウム層の核の如く.ク・マチンに富ん だ核も認められた。 以上の所見からラングハンス氏細胞はジンチチウム層 に移行するのであろうと愚われる。 4.イソニコチン酸ヒドラジツトの 実験的結榎に及ぼす影響

(細菌川口正子)

本実験は途中で約半数の動物が不明の原因で死んだ為 極めて不完全なものとなったが,残りの動物の成績から 導体の傾向が判る様に愚うのでtXにその大要を報告し ようと思う。 本実験はごつに分れて一つは治療を終ってから20日目 ffに剖検し他は治療中止後16週間飼育して剖検した。後 の実験は治療を終ってから再発があるか否かを知る為に 行ったものである。

実験方法

海狸の皮下に強墨入型結核菌井上株を0.01mg宛接種 し,32日目から2ヶ月間INAHを10 mg宛日曜を除い て毎日内服せしめた。治療の初期に死んだ動物は本実験 .から除外した。

成績

1..治療を終ってから20日目の剖検成績 .治療群の3匹を剖検したが殆んど肉眼的に病変を認めな かった。脾臓肝臓及び淋巴腺から岡片倉培地に培養試験 .を行ったが集落の発生を認めticかった。これに反し,.対 .照群の3匹に於て1よ著明な結核性病変が認められK:lu’を 除くの他は脾臓,肝臓及び淋巴腺から結核菌が証明され 1た。対照動物の内1匹は治療中止後12日目に,他の1匹 .は20H目に死んだものである。 2.治療中止後16週目に剖検した成績 剖検動物は前述の様に途中で死.亡多数の為治療群1距 .対照的2匹どなってしまった。対照動物最後の.1匹竜治 療終了後16週目に死亡した。治療群生き残り.1匹も病変 は認められず培養成績も陰性対照群は2匹とも結核性病 変を認め:叉培養上結核菌を証明した。 結論 動物数が少いのでこの実験から結論を出す事は無理で あるがINAHは絨冥の実験的結核に対して治療作用を 有し治療を終ってから16週間経過しても再発は起らない 様である。 5. クロロマイセチン誘導体の研究 (細菌)須子田キ u ク・・マイセチ)・がゲラム陰性菌,特に腸チフス,赤 痢,及び百日咳等の治療に用いられている事は衆知の事 実であるが,非常に苦いという欠点がある。効力をその ま只こして,eの欠点を除く事が出来るならば治療上に 更に進歩を来たすことは明らかである。私はかような目 的のために合成されたクmm ’9 ・iセチン誘導体の一つを 入手する事が出来たので,之を用いて,実験的に腸チフ ス,及び百日咳に罹患させたマウスに,経口的に之を投 与し,Hを追ってこれら治療群マウス,及び対照として 非治療群マウスの臓器より接種菌の分離培養を行った 所,治療群に於いては,.対照群に比べて該菌の検出数が 早期に減少又は消失するのを認めた。 6. クロロマイセチン耐性腸チフス菌に就て(第三報)

(細菌)小林.千鶴

クPロマイセチン耐性腸チフス菌は原株に比して毒性 弱く免疫学的には吸収試験でH抗原の減少乃至消失を示’ す’が,かXる菌でマウ「Kを免疫した場合原株で免疫した 場合とどの様な差があるかを検討した。子株はクロロマ. イセン感性5γであり耐性株ぽ試験管内で100γ耐[生とし たものであるQ日干で注射菌量及び注射回数をいろいろ にかえて13∼15gのマウスを免疫した結果次の如き成 績を得た。 1. 原株致死量の約半分の生菌量で1回免疫した場含 は,耐性株の方が原株より免疫の出来町が少い。 2.微量の生菌で1週問隔で次第に増量して2∼3回免 疫した場合は,耐性株でも原株と同程度の免疫が出来る 様である。 7.イソニコチン酸ヒドラタツト(INAH) 耐性結核菌に就て

(細菌).平野憲正 舟橋とし子

中西清子 福永慶子

さきに平野及び舟橋はINAH耐性結核菌に就て研究 中,実験に用いた二型菌が無毒となっているかのような 成績が得られたので,おれわれはこの武積を確めるため に数種の強二人型菌と牛型菌とを任意に選んでINAH 耐性とし,その病原性を検し又さきにINAH露i}性とし た0株の抗原性をBCGのそれと比絞し,大酪次のよう な成績を得た。 1. 本実験に用いた牛型菌は殆んど無毒化したようで ある。 2. 入野師3株も著しく弱毒と.なったようであるが動 .物に接種した耐性菌の菌液に於ける生菌数が原株 の菌液みそれに比して著しく少いような成績だつ たのでこの点は更に検討を要する。 一 44 .一

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