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フ育の社会学的研究課題
§現代教師像 〜体育教師をとりまく問題〜
体育科研究室 大 西 国 男
(1970年10月31日受理)
一 序 論
わが国では社会体育の発展の基礎を学校体育に求めることが多く,現状でぽ社会体育に 関して兎角の論議がなされているけれども,従来,日本のスポーツの発展は学校における 校友会,運動クラブ,課外体育に多くの期待がかけられて来たことは事実である。
学校体育の中で,スポーツ教材の果す役割は多く,身体活動として社会におけるレクリ エーション活動への移行が推唱され,隆盛を極めている。余暇の増大に加え,莫大なエネ ルギーの処理対策として,日常生活から切り離すことの出来ないのが現実であり,かつ,
マスコミはなお一層この風潮に拍車をかけ,そしてスポーツ領域は拡大し,国際距離は短 縮した。
産業機構の改革から,生産量の増大,生活様式の改良合理化は,入類の存続発展に多く の波紋を投げかけている。人間の生命活動と文化の発展が相殺されようとする禍根を解消 するために,体力の養成とバィタリチーの滴養が着目されている。人々は余暇のエネルギ 一を運動文化に求め,スポーツを行うことによって心身の爽快をよろこび,逞ましく生き るための体制として企画しようとする。
然し,ここに大衆活動に根ざした社会体育と,一部エリートを対象とする競技力や技術 の向上に目的を求める積極体制の2面をみのことができる。そして,社会病理的現象とし て商業娯楽やプロスポーツのある面と,あくまでも昇華されたスポーツの真臓(観念的社 会における第1義的精神体系)にあこがれて,技を磨き体力を鍛える事に,ある種の信仰 的活動が生じていると云うことができる・
社会体育体制の不備な日本では,スポーツ人口の増大,競技力向上の底辺拡大を学校体
・ 育の場に着目し,すでに体制の整備された学校教育の中で,特別活動や運動部活動にこの 領域を依託する傾向がある。学校には,社会施設よりはるかに優れた一般大衆むけの設備 があり,そこには体育教師という指導者が配置されているからである。
勿論学校の教師が社会体育をやって悪いということはない筈であるから,課外活動を 学校体育の中で考える考え方から,学校の施設を利用して,社会体育を実施する方向で考 えてみる余地が残されている。そして,学校の教師が勤務時間外に指導する分には,超勤 手当の支給という問題も発生して米ている。
それと同時に,体育教師に及ぼす影響もまた多岐にわたって考えられ,教師の個人生活
面における時間,労力,経済,社会生活々動に対する拘束を無視することは出来ない。教
、 tの勤務条件(特に勤務外労力とクラブ活動の問題)祉会体育普及策と学校体育経営(特
に社会体育行財政と体育教帥との関係)に類する問題などは,特筆すぺき事象であるとい
える。
従って,学内における教師の役割や機能の面で体育教削:が受ける影響と,これによって 及ぼす学校教育活動に対する作用を,問題点として検討する必要がおきてくる。
註1)
坂田文部大臣説示(要旨)に「体育スポーツの振興は,緊急の課題となっており,このた め,本年度予算においては,水泳プールおよび柔剣道場の増設に特に意を用いたほか,体 育施設の整備,指導者の養成,スポーツ団体の助成等の諸施策をいっそう推進することと いたしております」と述べているが,ここにおいても教師の主体性を確立することが第1
註2)
であり,主体性確立の条件(1 健康,2 専門性,3 社会性)を明確に把握し「諸施 策をいっそう推進すること」によっておこる,複雑な条件や矛盾から主体性の動揺や喪失
を防止することが必要である。
註3)
体育教師は,従来の生活態度(職業意識)からみて・日教組的統…見解(勤務時聞と労 働内容の合理性や教帥の身分地位に関する意識)を支持する活動に不活発であった。
同時にまた,総合的対策としての施設の充実,集団の育成と指導者の養成,行財政の拡 充整備等に関連して体育教師の負担が増大することを察知し,ある程度の自覚を持つに至
っていることも事実である。
然し,体育教師め生活態度(職業意識や教師の身分地位の認識)が,クラブ活動や社会 体育の推進にブレーキとなってはならないし,学校外に然るべき指導者や施設の充実を要 望することに防げとなってはならない。また,現状においては「実現の期待うすし」とい
うことが,積極的な総合対策の推進を遅らせる理由となってはならない。
現状に対応するために,各種各様の条件を背景として問題解決の方策を樹立するにあた って,現在の体制に関係の深い担当教師や,直接関係する体育教師の,主体的な行動によ る対応と参加を期待すぺきである。
二 研究の内容と方法
● k内 容」
現在体育教師像,期待する教帥像の研究過程において,スポーツの振興体制下の社会情 勢を背景として現代スポーツの機能を考えるなかで,体育教師をとりまくいろいろの問題 を摘出しながら考察を進めようとするものである。
ここでは,体育教師の活動が多面化した現状を考え,その実態を考察し検討して行く・
そして,これをスポーツの振興やレクリェーションの奨励の体制下における社会的傾向と して起った事象として捉え,体育教帥の役割,機能を明らかにしながら,活動の合理性と 問題解決の方向を追求して行こうとするものである。
(1)体育教師の勤務条件(勤務の実態とクラブ活動の哀退)(イ)勤務内容の流動性(仕 事め杓容と量)(ロ) 時間,労力,ILO条約,勤務時間とクラブ活動の衰退,指導管理 下における練習中の事故に対する処理と責任。(ハ) クラブ活動の問題点(クラブ活動の 基礎理念,指導の合理性,教師の任務・役割・使命感)
(2)教科体育の確立(スポーツ文化団体との交渉)(イ)体育教師の出張と授業時数の確 保,(ロ) 教師の自覚と勤務時間
(3)社会体育普及策と学校体育経営(社会体育行政と体育教師との関係)(イ)学校体育
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経営上から,(ロ)教科外体育経営上から,(ハ)社会体育活動への参加から 体育教師をとりまく,いろいろの関連問題を摘出しながら考察する。
〔方 法〕
体育・スポーツ振興体制下にあって,体育教師の占める役割を検証して行くため,これ に関連する資料や事項を調査し,追試し,整理する。
調査研究の手法としては,面接聴取法,意見聴取法,グループ協議法,資料文献研究法・
質問紙法を用いた。関係者としては,体育教師及びクラブ顧問教師,スポーツ団体代表者・
社会体育団体代表者,社会体育委員会や機関の代表者等の個人及びスタッフとの面i接,ア ンケートによってその実態を検討し考察した。
三 検討と考察
1) 体育科教師の勤務条件
体育やスポーツに対する要求が,児童生徒から…般社会の広範囲にわたって,しかも多 様化してきた現状において,社会体育のあり方,学校における運動クラブの在り方につい て,各方面からさまざまな見解が出され,論議がなされている。然し,実際問題として・
この事柄は簡単に解決できない事情を孕んでいる。即ち,それは歴史的にも現実的にも,
複雑な事情のからみ合いがあるからである。
ここでとり上げようとする教師の立場は,このような複雑な事情のなかで,体育教師の 主体性を確立するために必要な条件を把握することであり・体育教師がこれらの問題面で 果して行く役割や機能を捉え,その活動の合理性を高めることによって,問題解決の方向 を追求して行こうとするところにある・
すでに触れたように,観点としてはスポーツの奨励と振興体制を,時間的(歴史的経過 と現実的事象)と領域的(広く青少年一般大衆の視点と学校体育)の2面を視点とする必 要があろう。生徒のスポーツに対する要求の多様化と・スポーツの奨励振興体制は・教師 の勤務時間の問題と関連して表面化して来ている。これはまた,運動クラブ運営の問題と
して論議されて来た事柄でもある。
学校における運動クラブが,対外競技への参加を主目的とする傾向があったこと,施設 用具も不十分で生徒の要求に応える事が不可能であり,また指導者も得難い状況であっ
註4)
た。ここから体育教師への負担過重が論議されてきている・なお,歴史的経過として・教 育課程化の過程においては,対外競技のゆき過ぎや選手制度から児童生徒を守る機能を果
してきたことも事実といえよう。
このような現象のもとで,教師の勤務時間の問題の解決が迫られるようになった現在で は,運動クラブの運営だけでなく,学校における運動クラブの在り方を問題にしなければ ならなくなって来た。
問題の要因を分析してみると,児童生徒のスポーツ活動が学校教育の中で行われたこと
(特別活動におけるクラブ活動と課外の運動クラブ活動の奨励)課外活動の運動クラブが 対外競技を活発に行うようになったこと。また,この活動は次第に拡大して,スポーツ団 体の要求と結びつく傾向を示して来たことである・
課外運動クラブの在り方の問題については,学校教育の中では対処出来にくい問題もあ
り,それはまた,体育教師の勤務条件とも関連する事柄である・また,学校外スポーツの
発展(祉会体育)とのからみ合いとして生ずる問題でもある。学校内における要求,学校 外社会体育における要求に対して満足する回答は困難であろうが,とにかくラスポーツ奨 励の気運は現実の姿勢として現われつつある。体育教帥をとりまく問題としてこれをみる とき,クラブ活動の指導理念として考えて来た本来的在り方,クラブ活動の奨励と衰退の それぞれの2面が同時に論議されることであろう。
多様化した児童生徒の要求を満たす運営と,特定選手養成化する課外運動クラブの活動 の奨励が,この面で直接的に機能し役割を担う体育教師の,勤務時間や労力と関連してい
る事情を無視することは不可能である。
以上の点で,問題解決の背景となる事項をあげると,運営の面としては,ILO条約批 准,勤務時間内指導とクラブ活動の問題,指導管理下における練習中の事故に対する処理 と責任の問題,教師の勤務内容の流動性(仕事の内容や量)の問題,今日のクラブ活動の さまざまな問題(クラブ活動の実態と担当教師の問題)正課体育との関連や交渉の問題
(教科体育の確立と向1つなどがある。
クラブ活動のあり方の面としては,クラブ指導の基礎理念,指導の合理性,対外競技参 加と引卒の問題,学校体育と社会体育の概念規定の問題,社会体育への参加と普及の問題 などがある。
これら2面は,同一一・次元における相互補完の関係と相互相殺の2重構造を提することが 多い。問題解決の方策は,学校体育,クラブ活動社会体育の振興奨励に対して,これに 直接.刻係する担当教師の勤務条件を背景として見出して行く必要がある。
イ) 勤務内客の流動性
日教組の教務に対する考え方の基本方針は,授業中心であり,本務の確立をはかるため に雑務を排除し,勤務内容の整理を「1途としている。これは「労働時間と賃金」から発生
した事柄である。
学校側では,学校の担当すべき領域(守備範囲)の明確化が必要であり,日教組では,
教務の範囲の明確化を要望する必要がおこった。これらの点では双方の見解として,宿日 直勤務,時間外クラブ指導,休日の対外試合の引卒などは,教務の範囲外であるという共 通的なあり方を認めていると云える。
教師の勤務内容が流動多岐にわたることは,仕事の内容や量を著しく膨大なものにして いる。例えば,体育教師ならだれでも関係する仕事として,生徒の引卒,クラブ行事参加,
学校行竪,父兄との集りや家庭訪問,健康相談,日曜出勤・出張・選手指導などがある。
勤務内容の整理,勤務手当,定員増の問題は,客観的論理的に問題解決の第1方策とし て考えられる。
従来からいわれる,教職に対する聖職意識や奉仕的態度は,積極的な対策の推進を遅ら せる理由となった。また,教育的意義をもったクラブ活動の在り方に,伝統的な歴史の流 れを見出すことや,特に熱心な要求をもったクラブの生徒や,運動に対する多様な希望を
もつ一般の生徒に対応する必要にせまられた場合など,解決策の具体的実現を遅らせる原 因であったと考えることができる。
註5)
体育教師は,従来の生活態度(職業意識)から脱皮し,社会学的立場から現実の教育を
めぐる諸問題に主体的に迫りうる目的集団として,新しい連帯意識をもつぺきである。教
育実践のあり方やその効果は・その能力や技術を支える教師自身の主体的・積極的な教育
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意欲や教育態度にあることは了承できる。
教師の勤務内容の流動性に関連しで考えられる問題点や,原因・理由に対して,教師の 本来の機能である教育と研究を主目的とする集団の一員としての,体育教師であることを
自覚すべきである。
そして,勤務内容の整理が,本来的な教育機能の面と,クラブ活動や社会体育の振興奨 励に対する機能的な面が同一次元で行われるぺきである。
ロ)勤務時間外労働
勤務条件の問題は,学校におけるクラブ活動の衰退を惹き起す問題や,クラブ活動再建 への提言となっ℃論議されたりしているのが現状である。これは,現状のクラブ活動のさ
まざまな問題をとり上げて考えてみるぺきであるが,就中,クラブ活動そのものの在り方 と教師の役割・任務・責任等が再認識される必要がある。そのうえでなお,超過勤務時間 の問題がある。
現在の情勢では,教務と認め離いものとして,前述「授業中心の本務を確立する」の方 向で取り扱われる傾向である。然し,生徒の要求や熱心なクラブ活動指導から生まれる現 実の姿は,勤務時間外勤務について多くの問題をかかえている。即ち,時間外手当の支給 の問題,これに関連して教職員組合および教師集団としての活動意識の問題,指導管理下 の練習中における事故発生とその処置責任の問題などである。
労働基準法第32条(1日について8時問,1週間について44時間を超えて労働させては ならない)や,昭和40年6月のILO・87号条約批准(結社の自由及び団結権の保護に関 する条約)昭和41年10月のILO・ユネスコ「教師の地位に関する勧告」採用と関連して 考えるようになった。従来,日本で教師の地位を云う場合,たとえば「聖職者論」のよう に精神的側面のみを,あるいはそれに重点を置く考え方が多かった。それに対して,社会 的地位または尊敬といった精神的側面とともに,いわば物質的側面である労働条件を含め てとらえられてきたことである。
教師の勤務時問を明確に規定する必要に迫られると共に,時間外勤務や休日出勤の多い 体育教師のクラブ活動の指導が問題点となって来る。教員の労働組合は,教師の宿日直は 労働基準法によって8時間の労働が原則として定められていることから,これらの労働は 時間外労働の性格を持つこととなり,時間外労働としての労働基準法の規定の適用を受け
るぺきものであるとして,宿日直廃止要求を全国的に進めて来ている・
ここにみるような活動方針の中で,課外クラブ活動の指導に熱心な教師や,聖職的奉仕 者使命の旺盛な教師に対する,勤務時間外のクラブ指導については,当然時間外労働に ついての,労働基準法の規定の適用を受けるぺきである。この点で・教師の組合としての 活動や交流関係の緊張が,体育教師に対する職業意識への批判となったり,圧力となって 現われることが考えられる。
教務外として取り扱われる活動として,体育文化団体の主催する行事に対する参加出場 に関しては,役員,審判員また選手として出場する場合,団体の事務や会合に出席する場 合は校務と認め難いものであり,中体連,高体連,高野連等の県外大会の視察も教務外と
して取り扱われる。
勤務時間外の指導に関しては,勤務時間外のクラブ活動指導,日曜祭日,土曜の午後・
普通曜日の勤務時間外の校外行事に生徒の引卒等は,教務外と取り扱われるのが普通であ
る。
教職員の労働時間と賃金のあり方からして,El教組の基本方針である「本務を確立し,
雑務を排除して授業中心とする」という考え方が見られる現況である・そして,クラブ指 導や対外試合の引卒等に消極的傾向(ある時は拒否)が現われ,いわゆる学校クラブの衰 退・消滅の要因として問題化して来たのである。
普通は教務外として取り扱われる傾向にある体育文化団体の主催する行事に関する参加 出場や,勤務時間外の指導等の活動が,雑務であるとは考えない・本務の中心に授業を置 くことによって基本的な教育の条件は確立されるであろうが,主体的な教育,研究の条件 が満たされたことにはならない。従って,消極的傾向や拒否する立場でなく,積極的参加
と要求によって問題の解決に迫る立場をとるぺきである・
ハ) 練習中における事故
言16)
練習中における事故の発生と責任問題が,クラブ活動衰退の要因となる面が多い。「学 校の教師は,勤務時間外であっても,生徒のクラブ活動についての・監督指導の義務があ る1熊本市立中学校の柔道クラブで,指導担当の教師が同席していない練習中にケガをし 後遺症のため体が不自由になった生徒とその両親が,市を相手に起した損害賠償の訴えの 主張をほぼ全面的に認め,熊本市に合計1,100万円の損害賠償の支払いを命ずる判決を下 した。教師側に責任があるという判決の結果に,現場にたずさわる教師は非常なショック を受けており,学校クラブ活動の位置二づけ,教職員の時間外勤務と責任の範囲などの問題 で,改めて大きな議論を巻き起しそうである。文部省も「教師の時間外勤務のクラブ活動 の事故で損害賠償を訴えられたのは初めて」ということで,熊本地裁判決が現場教師に大
きな衝撃を与えたという事件である。
学校のクラブ活動が,教育上重要な位置を占めているということは,基本的に認められ ることであり,課外のクラブ活動の意義についても,同様の立場で奨励されている。日教 組の基本方針としては,時間外勤務におけるクラブ活動は排除する方向であり,課外のク
ラブ活動が教育活動の範囲に入るか問題視している。
クラブ活動は,教師の犠牲と奉仕のLに成り立っているという実情は否定できない。事 実上はクラブ活動が学校教育の…環として取り扱われている現状であり,クラブ活動指導
に熱心な教師や,生徒の強い要望や父兄の希望に対する処置を無視することはできない。
従って,課外活動指導から手を引きたいと考えている教師も含めて,大きな負担がかかっ ていることは事実である。ここに,教師の超過勤務と超勤手当の問題や,教員増の問題が 大きくクローズアップしてくる。
学校の行うクラブ活動と,学校の開放(社会体育)のための指導者の関係が明瞭でない のが現状である。勤務時間内(本務)のクラブ活動が学校教育であり,課外活動は教育の 範囲に入れないという解釈が明確になっていない。また,どこまでが学校管理下にあるか 責任の範囲も明確になっていないというのが現状であろう。
註の
対策と補償制度については「日本学校安全会」(昭・35年)が学校でのケガや死亡事故
に備える共済制度をとり,事故者に医療費や見舞金を支給している。また,校外のスポー
ツ事故に対して,自治体が補償制度を設ける動きが目立ってきている。とくに,校外活動
が盛んになるにつれて,学校管理下以外の災害は増加する傾向が考えられるので,自治体
独自の補償制度が地域の要望に応えると同時に,社会体育振興の上で望ましい事である。
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問題は,課外活動の振興を奨励しながら,課外活動の指導体制の施策について具体的な 処置が講じられず,教師の奉仕や好意にゆだねられているところにある・このような実情 では,教師がクラブ活動指導から遠ざかり,活動も沈滞して行くことは避けられない。
学校におけるクラブ活動と,社会体育のための学校開放と指導者の関係を明瞭にするこ とである。学校管理下における教育活動の範囲を明らかにすることが急務である・そして 教師の勤務外手当の支給制度を確立することを要望すぺきであろう。
二) クラブ活動の実態
クラブ活動における教帥の役割について,生徒のクラブ活動が自主的活動であると云っ ても,そこには教帥の管理が必要である。つまり,教師の参加の本来の意味は指導と管理 である。現状では,教師の役割がコーチ化する傾向であり,これが競技力向上や選手養成 を目指す体制下の必然的要求であり,関係教師の任務であるが如き傾向を示して来る。そ れは,教科や特別活動で達し得ない部分を,課外活動における必要性の正当化において,
教師の奉仕を暗黙裏に要求するものである。
課外クラブ活動が特別活動の延長であり,全く教師の自由意志による奉仕活動であると いう発想から,超勤手当の要求を正当とする考え方と,教育への情熱や意欲から当然の活 動であると考える場合と,競技会の成績や勝利に満足感や生き甲斐を感ずる場合が考えら れる。これは,教帥の情熱や興味に依存した安慰な依託体系によるものと云うべきであ
る。
〔勤務状況〕
註8)
茨城県教員の勤務条件や業務分掌の実態をみると,現代における教職感や教師のモラル
(教育実践を目差して積極的に努力しようとしている感情や態度)との関係で,時間的に 多く勤務している。これは,所謂,聖職意識や奉仕活動の精神によるものと解釈すること
註9)
ができる。また,大多数は問題の所在に気付いていない。喜んで報仕する考えも多い。併 し,問題とする者の意兄の中には,注目すぺきものがある。茨城県教員に対する古池明子
註8)
のアンケートの結果を要約すると,
① 体育教師は,他教科教師にくらぺて退勤時刻は遅い。校種別はみられないが,男子 は女∫よりも遅く,若い教師ほど退勤時刻の遅い割合が多い。
② 退勤時刻を過ぎた場合の仕事の内容をみると,全体的傾向として特活指導54%,校 務分掌事務25%である。教科別にみると,体育科教師の特活指導78%,校務分掌事務15%
であり,他教科教師は特活指導57%,校務分掌事務34%である。
③ 勤務の負担感については,全体的傾向として,軽い普通と思う57%,重いと思う35
%であり,教科別にみると,体育科教師では,軽い普通と思う55%,重いと思う40%であ り,他教科教師では,軽い普通と思う63%,重いと思う31%である。
また,勤務量の面で体育科教師と他教科教師を比較すると,余分に働いていると思う72
%,他教科教師と同じたと思う24%である。疲労感と休息に関しては,休息、が十分にとれ』
ないと回答したものが40%であることは,問題として残る。
体育科が身体活動を伴うという特殊性から考えて,高令者が1負担が重い」と回答する
事は当然予測される結果であり,同じく女子については,課外活動と家庭の仕事との関連
が,時間的に家事や家庭研修と校務との関係で問題が残る。また,負担感が「重いと思
う」勤務量で「余分に働いていると感ずる」のいつれの面でも,女子よりも男子の割合い
が多くなっているが,負担感の面では高校よりも中学の方が多く,勤務量の面では中学よ りも高校の方が「余分に働いている」と感ずる割合が多い点が注目される。
・ ④ クラブ活動の指導の面で,負担感については校別,性別の差はあまり見られないが 全体的傾向としてとらえられることは,約50%が負担を感じていることである。特に,男 子は女子に比較して「大変負担になる」が10%多い。負担感と疲労感の関連をみると,疲 労感を訴える60%強がクラブ活動である。
茨城県女子教員のうち,中学校の運動クラブ顧問に対する横須賀洋美のアンケートの結
註10)
果を要約すると,
① 超過勤務については,クラブ指導は超過勤務と思う29名/(44名)であり,超過勤 務と思わないと回答したもの14名/(44名)である。
② 報酬については,クラブ指導に対して報酬は支払われるぺきであると回答したもの は23名/(44名)であり(付き添い交通費の支給されているものは10名/(44名)であっ た)報酬は支払われなくてもよいがll名/(44名)であり,どちらでもよいが9名/(44名)
である。
以上に関連して再び論議されることは,教師の意欲的情熱的な取り組み姿勢に依存して 無策体制のまま放置される状況である。
註11)
従来の特別教育活動が学校行事等と統合されて,新しく特別活動が設けられた。そして クラブ活動はその内容の1つとなり,全生徒が必修になり,授業時間についても,従来よ りは根拠が明確になされている。また,従来の対外運動競技の基準も改められ,学校教育 活動としての対外運動競技と学校教育活動以外の運動競技の2つに分けて,指導の基準が 示された。
これによって,運動クラブ活動も,従来と異なった方向に指導がなされるであろうと思 うけれども,「学徒の紺外運動競技について」改正が(昭和44年7月3ED行われたこと を含めて考えるとき,これによって指導(練習)日数や時間も急増し,シーズン中などの 負担やシワ寄せが,授業や(生徒及び教師)家庭(教師の生活)に悪影響を及ぼす。そし て,授業内容の低下や指導・学習意欲の減少を召来するという点で問題が残る。
〔クラブ活動の基礎概念〕
学校体育におけるクラブ活動の基礎概念や,その指導管理の合理性の研究も,現況にお ける急務であると考えられる。
クラブ活動の本来的あり方は,各個人の興味や趣味にもとづき,その必要によって等質 者同志が集まり自らの社会を作るものである。従って,その社会に各自が責任をもって参 加し活動することは当然である。
註12)
日本におけるクラブ活動のなかで,学校体育のクラブ活動は・歴史的な過程において生 まれたものであって,現在のクラブには,全児童生徒を対象とした教科外活動としてのク ラブと,対外競技を中心とした課外活動としてのクラブ(運動部活動)とがある。現状で は後者が主体となって,選手養成目的が濃厚なクラブ活動として反省されている・
クラブ活動は,教育課程に位置づけられ,全教師全生徒が参加する体育文化活動であ
る。部活動は趣味,興味,個人の必要に応じた主体性を基にする活動であり,学校はこれ
を育成し補助するという考え方が現状である、また,学校の運動部活動に対するスポーツ
団体の要請に応えて,選手養成化する傾向は否定できないし・同時に体育教師は・小゜中
大 西:体育の社会学的研究課題 79
体連その他専門部から離れて体育活動を行うことは不可能な現状である。ここに特定の者 を対象としたクラブ活動が,学校体育か社会体育かといった問題が生まれて来る。
これに関連して,勤務時間外活動は体育教師の奉仕活動とか,自己満足活動や趣味であ るとか,聖職活動や犠牲と献身であったなどと論議されていることに触れて来た。日本の クラブ活動を本来の意味のクラブ活動に切り替えることは困難な状況であるが,日本流の クラブ活動として修正し活用する事は考えてみるぺきである。
ホ) クラブ指導の問題点
学校におけるクラブ活動については,全教科の中に体育を生かして行く考え方にたって 正課外の時間においても体育を重視しようとする考えから出発している。すなわち,教科 外の教育活動のなかにおける体育活動を重視する学校生活全体の中に基盤を置いた考えで
ある。
校内競技や対外試合等も,教科外活動として教育全体として大きくクローズアップされ て来たのであるから,この点でクラブ活動の性格を生かす方向を考えなければ,教科の延 長としてのクラブ活動であっては,クラブ活動の意味を発揮できない。
学校教育課程に位置づけられたクラブ活動と,課程外(勤務時間外)におけるクラブ活 動(運動部活動)との接点における問題解決がクラブの指導,管理,運営に関する基本事 項となるであろう。指導者,場所,施設,用具が同一次元に属するところに問題がおこり 性格の不安定が生まれている。
〔指導者〕
① 勤務時間の問題。クラブ顧問として指導に当る時間の不足から,時間外指導に当っ ている教師の取り扱いに対して,どのように対処するかの問題,専門種目外担当教師や体 育教師以外の顧問の指導力の問題も関連して考えるべき事項である。
② 勤務時間外の対外試合の問題。対外試合の着き添いによる経済的,時間的負担が多 く,また傷害保障についても十分な制度が確立されていない現状であり,児童生徒の意欲 と教師の指導援助活動に対する障害となっている。
③ 家庭生活への影響。家事育児,教育など時間,経済,労力が指導者個人に及ぼす負 担が,家庭事情に発展する事柄が多い。
〔場所,施設〕
① 施設,設備充実の問題。全校生徒を対象として,教科外活動を重視するために,こ れに応ずる施設,設備が完備しているとは云えない。教科外活動としてのクラブと,対外 競技を中心とした部活動の練習計画や使用計画を円滑に進めることが困難となっている。
殊に,部活動に参加する熱心な生徒が学外に場所を求める場合においては,現状では面倒 ないろいろの附帯事項が生ずる。
② 学校施設開放の問題。学校は地域社会住民文化のセンターであり,文化活動の拠点 となる事が多い。体育活動においても,施設,設備の最も整備された場所として,地域住 民の学校施設利用は有益であると考える。然し,管理責任の問題や指導運営の問題が,学 校側や体育教師の責任や負担となって影響する現実がある。
〔指導体制〕
註13)
① 勤務条件,教員構成の問題。これについては,勤務時間外指導の問題や(特に超過
勤務と傷害保障)教師の勤務内容(授業,学級経営,進学就職指導,校務分掌等)が広域
にわたること,及び体育クラブ指導の顧問に指導者を得ることが困難な状態である。
註14)
研究時間の不足,疲労,個人支出,授業と代休の矛盾などに悩みながらも,20才代は積 極的に,30才代では家庭生活と部指導の板ばさみで消極的に,40才代では疲労と実際指導 の消極性の傾向が出て来るようになる。
② 指導体制,管理者の方針,顧問への要求,競技団体の影響などの問題。教育目標そ のものと合致するようなねらいを掲げて,部指導に当るのが譜通であるが,学校長が積極 的に指導方針を確立し援助し奨励する(たとえば,就業時間の延長や超過勤務手当など)
ことや顧問の教科指導時間数の減少,専門体育指導者の増員等,意欲的な取り組みを期待 する。顧問教官は,実技,理論の研修に積極的に参加することや,顧問会議を開き問題点 の討議と解決に当るなど,練習,指導に参加することと,部員からは積極的に相談に応ず る機会をつくり,その習慣を醸成することである。勿論,保護者の理解や啓蒙をはかるた めに力をおしんではならない。
〔父兄の啓蒙〕
① 価値の認識。学校におけるクラブ活動の位置づけが,体育を通じての人間形成の重 要性についての理解から発し,体育を一教科として重んずるのではなしに,全教科の中で 生かされることが強調されている。
クラブ活動の本来の意味は,自ら進んで集団に参加し,スポーツを経験し,要領を会得 し,技術を磨き,集団生活や社会生活の中で日常化しながら,生活体育,生涯体育の基礎 をつくることである。そして,趣味を伸ばしながらメンバーが深い友情に結ばれることに よって,真の心の友を持つところにある。
特に,青春の若いエネルギーと創造性は,活力と潜在能力の醸成と発掘によって自信を 与え,集団生活におけるルールが自然に守られるようになり,忠誠,責任,奉仕,没我,
敬愛などの徳性が育てられ,豊かな人間関係が生まれるところにある。
クラブ活動の価値判断については,指導組織や指導者を基盤とした指導体制,指導理念,
指導の実態,顧問教官のことなど多岐にわたるところから,個々のクラブの特質もあり,
直接関係する学校や教師の側における反省や批判もある。また,父兄の側でも,経験者,
愛好者,未経験者など,それぞれ立場の相違によって価値判断を異にすることがあろう。
然し,クラブ活動における共通的な価値認識は残ると考えられる。
② 勉学と運動の両立。具体的事項として,勉学と運動とは両立するかの闘題がある。
註15)
本人がクラブ生活は勉強に影響があると感じている事は,見逃してはならない事柄であ る。然し,これは生徒自身に両立させる意欲を持たせることが重要であると共に,両立可 能な方i向へ導くための積極的な相談相乎となり得るために・父兄,担任教師,顧問の意兄 の調整と生徒の理解を基調として可能性が生まれる。
従来,指導者がしっかりした部は,両立可能であると云われているが,理想的な部のあ り方に対する要因としては,クラブ生活が計画的,能率的に行われることであって,指導 者の熱意,部員をひきつける人柄,部員のチームワーク,コーチ先輩との人間関係などが ある。これらの問題の解決は,その中核を指導者に求めることができる。
③ 父兄の理解。体育やスポーツ・レクリエーション活動が,一般大衆に密着した態勢
で考えられなければならない現状において,その要因を考えると,民主社会における生活
機構の中で,社会過程や社会機能,生産力向Lと合理化,行財政と振興体制,交通機関や
、
大西:体育の社会学的研究課題 81
報道機関の発達などに関連する多様な領域が影響している。
従って,個々人の体育やスポーツ・レクリエーションに対する考え方や参加の仕方には 多様のものがあって然るべきである。このような多様な考え方から,学校におけるクラブ
(運動部活動)に関して,どの程度の理解を示すかを知っておくことが必要である。
註16)
例えば,高校運動クラブに関するアンケート(社会人対象)の1部を紹介すると,
0現在の高校における運動クラブをどう思いますか(回答「好ましい」(男)131名/(236 名),(女)68名/(142名),「好ましくない」(男)28名/(236名),(女)2名/(142名),
「わからない」(男)72名/(236名),(女)46名/(142名)
○子弟に運動生活を経験させたいと思いますか(回答)「思う」(男)134名/(236名),
(女)72名/(142名),「思わない」(男)28名/(236名),(女)24名/(142名),「わか らない」(男)74名/(236名),(女)46名/(142名)であり,好ましい理解を示すと共に 啓蒙の予地も多く残されている。
2) 学校体育の確立
目標に応じた教材の精選や構成があり,運動種目の選択があって,指導の徹底・充実が 期待される。そのためには,時間数の確保とクラブ活動の必修の問題と体育教帥の出張や 勤務内容の流動的多面性の問題,勤務条件のうち特に超勤手当と特別活動(クラブ活動)
及び課程外クラブ活動(運動部活動)の問題が派生して来る。
具体的な事象として,① 教帥の出張回数(社会教育活動,社会体育の運営,参加,研 修協議会議の参加など)による教師の負担の問題と関連して起る代休,補充時間のこ
と。
② 連盟,協会への参画と学校体育教育の主体性に対する影響(学校教育活動としての 体育と社会体育活動としての選手養成の二彊性格的活動)による体育教師の勤務時間や指 導体制のこと。
③ 学校におけるクラブ活動の概念規定と性格づけを明確にするなかで,祉会体育活動 との関連において体育教師の役割を考える必要があること。
④ 地域社会文化の発展について,啓蒙と推進に参加すぺき地位にある事が多く,この 方面の文化団体への参加や民間団体サークルの組織化の面でも,積極的活動が期待される
こと。
⑤ 教師の自由・自主的教育内容の研究や指導の面で制限を受ける事のないような,実 践と研究の自由を拡大して行くことなどがある。
以上のように体育の教師が,学内的,社会的に占める役割や地位を問題の出発点として なおかつその中で,体育教師の主体性の確立を求めるべきである。
イ) 教師の自主体制
従来,ややもすると随固として抜き難い不安定な体育教師像があって,社会的通念から 脱皮する努力に欠けるところがあった。今や過去の体育教師として描かれる仮空の教師像 は払拭すぺきである。
また,多様化した勤務条件や活動領域から起る各種の矛盾や,複雑な環境条件に対応す ることから起る不安や不満が,主体性の消失や動揺となって現われ,白己の活動にプレー キをかける結果となったことを反省すぺきである。
学校体育活動の確立が・教師である体育指導者としての根底の要件である事に異論のあ
る筈がない。その中における体育教師の主体性の条件を明確にしたうえで,社会体育にお ける役割と機能を考えるぺきである。すなわち,体育教師が自らその主体性について各自 の認識が保持された時に,社会体育における役割や機能も十分に活発に果される結果とな
るのである。
勤務条件や労働時間については,各章で触れて来たように・現代における体育教師をめ ぐる事象のなかで中心的問題であり,これなくして現代教師像として体育教師像を描くこ とは点晴をかくことであろう。
然し,総合的な立場でこれらの問題を解決する手段が,現状において困難であると予測 されたとき,これを他に移譲することは不可能である。体制化に押し流される事を嫌って 背を向けたり,体制に密着して自主性を喪失することは本旨ではない・
困離な問題点の指摘と,能動的な解決策への姿勢を,いろいろの角度から推進する事が 必要である。ここでも,体育の社会学的な立場における教師の主体性の確立が要求され
る。
口)授業時数の確保
教科体育の目的を達成するために,正課時の体育時間を如何に増すかと云う問題が,今 後の学校体育のあり方について(クラブ活動も含めて)論議されてきた・
この度の小・中・高校の指導要領の改訂に当っても(昭和43,44・45年)学校体育の時 間増について論議されたが,従来の週3時間の枠をはつす事は不可能となった・しかし,
これを補うために,教育全体の中にクラブ活動や学校行事としての野外活動,その他の有 事を包括して考えられている点を理解して利用すべきである。
このことは,今回の改訂によって明らかなように,中学においては授業時数が最低時数 から標準時間数に改められ,授業は年間240日以上,年間35週以上・1単位時間は50分を 常例とするが45分とすることも考慮されている。授業時数が従来よりも20時間増加したこ と,特別活動50時間が設けられることとなり,クラブ活動もその内容の1つとして全生徒 必修となった。運動種目の選択(代替種目)など体力向上の立場から,運動種目の再構成 が示されている。高校においても金日制の男子の必修2単位増(11単位)や,週1時間の
クラブ活動の必修などによって明瞭となっている・
以上のように,体育の時間は勿論,学校の生活全般にわたって身体活動を実施する(掌 校の教育活動全体を通じて体育の指導をすることが示されている)方向において考えると
き,学校における体育の時間を確保することは,根本条件と考えるべきである・
関連する具体的事象のなかで,学校体育の確立にあたって・社会体育における体育教師 の役割や機能の面を吟味し,認識しておくことも必要である・ここでは・特に体育の教師 の出張と授業時問の確保を論点としたが,これに関係する事柄で社会体育行政や社会体育 組織のなかで,学校体育教師の関連する事項を認識することも必要であろう・
体協役員,理事,社会体育指導委員,強化指導委員,研究協議団体委員等の社会体育や 社会教育の面で重要な役割を果すと同時に,その計画・実施に当っては・積極的な実践的 機能を発揮すべきである。また,地域社会大衆に密着した社会体育の奨励振興,団体や集 団の結成,プログラムの立案,公共施設や学校施設の開放,施設の増設・補強・整備など 現状において学校体育教師の関係する領域は,広範多岐にわたっている・
ここで再び云えることは,上謁のような体育教師の立場が問題の焦点であり・各人の自
一