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山下 剛

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(1)

Kisin の修正 Taylor-Wiles 系

山下 剛

平成 20 年 11 月 21 日

目 次

0 序. 91

1 可換環論. 93

2 大域的な議論. 96

2.1 Galois側 — 位相的生成元の個数. . . . . 96 2.2 保型側 — O[∆Q]自由性. . . . . 100

3 局所的な議論. 107

3.1 v -pの場合. . . . . 108 3.2 v |pの場合. . . . . 111

4 潜在的Barsotti-Tate表現の保型性. 116

0 .

本稿は「R=T の最近の発展についての勉強会」(2008年3月17〜21日,八ヶ岳) におけ る講演「Modularity lifting for potentially Barsotti-Tate deformations after Kisin I.」の報 告書である. 本稿では, Kisinによる修正Taylor-Wiles系(あるいは, Kisin-Taylor-Wiles系 とでも言ったようがよいであろうか) と[K1]におけるその具体的な適用を紹介する. 本稿 の初稿にコメントを下さった加塩朋和さんに感謝する.

修正Taylor-Wilesの基本的なアイデアは,

2008/9/30版を少し改訂. EPSRC grant EP/E049109/1の補助を受けています.

(2)

代数体のGalois表現の普遍(枠付)変形環(以下, 大域普遍変形環という)を局所体の

Galois表現の普遍(枠付)変形環(以下, 局所普遍変形環という) の有限個の完備テン

ソル積上で考える

というものである. そのメリットは以下のとおり.

1. pで暴分岐(wildly ramified)な法p Galois表現を考える場合, (Skinner-Wilesの底変 換議論をした後)普遍変形環とHecke環はもはや局所完全交叉であることが望めない が, そのような場合でも修正Taylor-Wiles系は機能する.

2. 極小でない場合でも, “増分”の計算なしに直接修正Taylor-Wiles系から同型Rred T が示せる. 特に,伊原の補題とその一般化([Y,命題4.9]参照)という代数幾何的(かつ 群論的)命題が不要になった.

1.について. [BCDT]において志村・谷山予想は証明されたが,そこでは最後に残された場 合として3で暴分岐拡大に制限すると準安定還元をもつ(つまり, 3での導手が27, 81, 243 である)ような楕円曲線が扱われた. その証明はBreuil加群のケース・バイ・ケースの計算 によってなされた. 今回のKisinの方法を用いると, ケース・バイ・ケースの計算ではなく より見通しのよい証明が得られる.

2.について. ユニタリ群では伊原の補題に対応する命題はまだ証明されておらず難しい 予想と思われている([CHT]参照)ので, 上記2.はユニタリ群でのR=T の証明([T4]参照) 及び佐藤-Tate予想への応用([HSBT], 本報告集津嶋氏・原氏の記事参照)では決定的な役 割を果たす([T4]で使われる修正Taylor-Wiles系はKisinのTaylor-Wiles系とは厳密には同 じものではないが, 大域普遍変形環を局所普遍変形環上で考えるというアイデアは同じで ある. [T4]ではKisinが[K1]で扱ったような有限平坦モデルのモジュライや[K3]で扱った ようなWach加群のモジュライを考えることはしない. “同型Rred T を示したいR, T

を“同型を示しやすい別のR0,T0”と関係付けるという議論を使っている. 本報告集千田氏・

安田氏の記事参照).

修正Taylor-Wiles系を適用する時に必要な事項は大雑把に言うと以下のとおり.

1. 大域普遍変形環の位相的生成元の個数の計算, 2. 局所普遍変形環の次元の計算,

3. 局所普遍変形環の一般ファイバーの形式的滑らか性(formally smoothness), 4. 局所普遍変形環の整域性,

5. Hecke加群のO[∆Q]自由性.

上記1. は[Y]の2章とほぼ同じ計算でなされる. 2.と3.は比較的容易に示される. 5.は正 定値四元数代数(positive definite quaternion algebra) 上の保型形式(Taylorによってそれ

(3)

に付随するGalois表現が構成されている[T1]のでそのような保型形式で考えてよい. 本報 告集の山上氏の記事参照)を用いることで([Y]の3章で扱ったよりも)容易に示される. 上 記4.が最も難しく,整p進Hodge理論の強力な応用により証明される(本報告集今井氏・望 月氏の記事参照). [K1]ではこの4.の証明にページの大部分があてられている. この4.が [K1]の鍵であり, この分野の新しいアイデアである.

本稿の構成は以下の通り. 1章では修正Taylor-Wiles系の純粋に可換環論の部分を示す.

2章では1章の可換環論の命題を適用する時の登場人物たちを定義し, 大域的な性質である 上記1.と5.を示す. 3章では局所理論を扱う. 3.1節でv - pの時, 3.2節でv | pの時を扱 う. 3.1節(v - pの時)では“Galois安定な1次元部分空間のモジュライ”を導入しv - pの 時の上記2.と3.と4.を示す. 3.2節(v |pの時)では本報告集の今井氏の記事で導入される

“有限平坦モデルのモジュライ” (本報告集望月氏の記事で解説される整p進Hodge理論に

より定義される)を用いてv |pの時の上記2.と3.と4.を示す. v -pの場合もv | pの場合 も局所普遍変形環の一般ファイバーの連結成分のなす集合が局所普遍変形環の上にあるモ ジュライの特殊ファイバーの連結成分のなす集合と標準的に全単射対応をもつことにより, 局所普遍変形環の整域性は,モジュライの特殊ファイバーの連結性に帰着される. v -pの場 合は容易であるが, v | pの場合, このモジュライは整p進Hodge理論により半線型代数的 データで記述されるので,具体的な行列計算により連結性を確かめる, というのが証明の大 雑把な方針である. ただし, “有限平坦モデルのモジュライ”の定義とその特殊ファイバー の連結性及び他の必要な性質の証明は今井氏の記事で扱うので本稿ではそれ以外を解説す る. 4章では, 応用として潜在的Barsotti-Tate表現の保型性持ち上げ定理を証明する.

1 可換環論 .

EをQpの有限次拡大, O =OE をその付値環, λを極大イデアル, Fを剰余体とする. E の代数閉包Eを固定する. 次の可換環論的命題が鍵である(適用する時は,Bは局所普遍変 形環, Rは大域普遍変形環, T は局所化されたHecke環, Hは局所化された保型形式の空間 で各々適当なものをとる).

命題 1.1 (Kisinの修正Taylor-Wiles系)BをNoether完備局所平坦O代数で,整域とする.

B[1p]はE は形式的滑らかであるとする. B[1p]のKrull次元をdとする. R ³ T を完備

Noether局所B代数の全射とする. T は平坦O代数であるとする. Hを0でない忠実T

群でO上平坦とする. ある自然数rjが存在して,任意の自然数nに対して以下の可換図 式が存在すると仮定する.

(4)

B[[X1, . . . , Xr+j−d]]

²²²²

O[[S1, . . . , Sr, Y1, . . . , Yj]] //Rn //

²²²²

End(Hn)

²²²²

R //End(H).

(1)

ここで,Rn³Rは完備Noether局所B代数の全射,HnRn加群で以下を満たすもの.

1. Rn/(S1, . . . , Sr) R, Hn/(S1, . . . , Sr) H,

2. AnnO[[S1,...,Sr,Y1,...,Yj]](Hn)((S1+ 1)pn1, . . . ,(Sr+ 1)pn 1) =:an, 3. HnO[[S1, . . . , Sr, Y1, . . . , Yj]]/AnnO[[S1,...,Sr,Y1,...,Yj]](Hn)上有限自由.

この時,次が成立.

1. R/(p-tor)→ T,

2. Rは有限O[[Y1, . . . , Yj]]代数, 3. H⊗OEは有限射影的R[1p]加群. 2

注意 1.1.1 変数の個数についてr, j, r+j −dとあるが, rは“Taylor-Wiles型”の変形で 膨らませるパラメータの数であり, r+j−dというのはO[[S1, . . . , Sr, Y1, . . . , Yj]]の次元と B[[X1, . . . , Xr+j−d]]の次元が一致するようにとったパラメータの数である. そして, jはあ まり重要ではない. 修正Taylor-Wiles系を適用する際, Galois表現を局所体のGalois群に 制限すると絶対既約でないことも起こり, その時には普遍変形環は存在しないので普遍枠 付変形(framed deformation)環を使う. その時に余分な変数としてY1, . . . , Yjが出てくるの であり,この変数は議論に本質的な困難を与えたることはない. 特に, 考えたいすべての局 所体についてのGalois群への制限が絶対既約の時にはこれらの変数は現れない. 2

注意 1.1.2 条件で, 以下の3点が重要である.

1. rjnに依存しない.

2. B[[X1, . . . , Xr+j−d]]とO[[S1, . . . , Sr, Y1, . . . , Yj]]の次元が一致している.

3. 各nに対して可換図式 (1)が存在することのみ仮定しており, nについての整合性は 仮定しない. 特に, Rn+1 →Rnなどの射の存在は仮定しない. B[[X1, . . . , Xr+j−d]]に ついての条件もRnB上の位相的生成元の個数がr+j−d個以下であることを言っ ているだけである. 2

(5)

証明 以下,O[[S, Y]] :=O[[S1, . . . , Sr, Y1, . . . , Yj]],O[[Y]] := O[[Y1, . . . , Yj]],及びB[[X]] :=

B[[X1, . . . , Xr+j−d]]とおく. イデアル(S1, . . . , Sr)も(S)と略記する. [Y, 命題1.1]の証明で 用いた貼り合せの議論(patching argument)と同様にして可換図式

B[[X]]

²²²²

O[[S, Y]] t //

&&

NN NN NN NN

NN R

²²

End(H)

が得られる. ここで, mam=0と仮定2., 3.より, Hは有限自由O[[S, Y]]加群であり, 斜 めの射が単射であることに注意. 従って, O[[S, Y]] Rも単射であり, RのKrull次 元はr +j + 1以上. もし全射B[[X]] ³ R の核が0でなければ, RのKrull次元は r+j+ 1未満になるので,この全射は同型(ここでB[[X]]O[[S, Y]]の次元が一致するこ ととBが整域であることを使った. Bが整域でなければ, ある既約成分が核に入っても最 大次元をもつ既約成分が核に入らなければ次元は下がらない). 同様に,B[[X]]はEnd(M) での像Im(B[[X]])と同型. 同型B[[X]] RによりB[[X]]O[[S, Y]]代数とみる. HO[[S, Y]]上有限なので, B[[X]]∼= Im(B[[X]])もO[[S, Y]]上有限. よって,仮定1.を使う とB[[X]]/(S)→ R/(S)→ Rは有限O[[S, Y]]/(S)→ O[[Y ]]加群と分かる.

B[[X]]の勝手な極大イデアルqをとる. Bが整域であることから局所化(H)qB[[X]]q 上の階数は一定. ここでAuslander-Buchsbaum公式より

depthB[[X]][1/p]q(H⊗E)q+ proj.dimB[[X]][1/p]q(H⊗E)q = depthB[[X]][1/p]q が成立. O[[S, Y]] End(H)よりdepthB[[X]][1/p]q(H ⊗E)q r+jであり, B[1/p]E上形式的滑らかなので, depth B[[X]][1/p]q = r+jである. あわせると, (H⊗E)qB[[X]][1/p]q上自由であり, 従ってH⊗EB[[X]][1/p]上射影的であることが分かる. 仮 定1.を使うと, M⊗E/(S)→ M ⊗EB[[X]][1/p]/(S)→ R[1/p]/(S) R[1/p]上有 限射影忠実加群と分かる. よって合成

R[1/p]³T[1/p],→End(M ⊗E) は単射なので同型R/(p-tor)→ T が分かる. 2

上の可換環論の命題を以下で

B := ˜Rσ,ψ,2Σ,p , R:= ˜Rσ,ψ,2F,S , Rn := ˜Rσ,ψ,2F,S

Qn,

T :=T2, H :=S2,ψ(U,O)mTT2, Hn:=S2,ψ(UQn,O)mQn TQn T2Qn, r:= #Qn, d:= dim ˜RΣ,pσ,ψ,2[1/p](= [F :Q] + 3#Σp), j := rel.dimR˜σ,ψ

F,S

R˜σ,ψ,2F,S (= 4#Σp 1)

(6)

に対して適応する.

次章ではこれらの記号の定義をし, それに対して命題 1.1の仮定1.と3.が満たされるこ とを証明する. また, jの計算と局所普遍変形環上の大域普遍変形環の位相的生成元の個数 の計算をし, その個数がr+j−dに一致するためのdの条件を出す. 命題 1.1の性質を満 たすようなBの構成とdの計算は次々章で行う.

2 大域的な議論 .

この章では,前章末に出した記号の定義をした後,局所的な議論は次章にまわして大域的 な議論の部分をこの章で示す.

2.1 Galois 側 — 位相的生成元の個数 .

簡単のためにp > 2とするp = 2の場合も[K5]と[KW3]で扱われている. p = 2だと (ad0ρ)¯ ad0ρ¯であるため, Galoisコホモロジーの計算に修正がいる. 結論から言うとこの 修正による寄与はp= 2で存在する無限素点の寄与とキャンセルされる([KW3]参照. [K5]

もこの部分は[KW3]を使っている). また, 整p進Hodge理論のBreuil加群(p = 2では使 えない)を使うところはZinkのdisplaysとwindowsの理論を使う([K5]参照).

F を有限次総実代数体,GF をその絶対Galoisとする. SF の有限素点の有限集合で,p の上にある素点をすべて含むものとする. GF,SFS∪ {v | ∞}の外不分岐最大拡大の Galois群とする. 各素点v ∈Sに対して分解群Gvを選んで固定する. ΣをSの部分集合で, pの上にある素点を含まないものとする(実際に適用するときにはΣは考えている四元数代 数が分岐する素点を選ぶ. Skinner-Wilesの底変換議論によりΣが決まる. Skinner-Wilesの 底変換議論については本報告集加塩氏の記事参照). Σp := Σ∪ {v |p}とおく. AFF の アデール,Af = (AF)f をその有限部分とする. ψ :A×f/F× → O×Sの外不分岐な指標と する. 類体論を使った以下の射により,ψGF,Sの指標とみなす:

GabF (F QR)+,×\A×f/F×A×f/F+,× A×f/F×→ Oψ ×.

¯

ρ : GF GL2(F)を連続なGalois表現とする. ¯ρの表現空間をVFとし, その順序付け された基底βFを選ぶ. 有限局所Artin O代数(A,mA)と同型A/mA

Fの組のなす圏を AROとおく. AROの対象Aに対してGF,Sの連続な作用付きの有限自由A加群VAと同型 VAAF VFの組の同値類をρ¯のAへの変形という. ここで同値関係はker{GL2(A) GL2(F)}による共役でいれる. 同様にρ|¯FvAへの変形も定義される. ¯ρ|FvAへの変形 VAVAの順序付けされた基底でβFの持ち上げになっているものの組をρ|¯FvAへの持 ち上げ,あるいは枠付変形(framed deformation)という. 誤解の恐れがない時は基底βAを 明示せずに枠付変形VAということもある. ¯ρAへの変形VAと各v Σpに対してVAの 順序付けされた基底βvβFの持ち上げになっているものv}v∈Σpの組をρ¯のΣpについ

(7)

てのAへの枠付変形という. ARの対象Aに対してρ¯のΣpについてのAへの変形とそのあ いだの射の同値類(同値関係は定数倍でいれる)のなす(集合ではなく)圏DVF(A)を考える とこれはファイバー付けされた圏(fibered category)を与え,これが亜群DVF を与えること も分かる. 同様にρ¯の枠付変形のなす亜群D2VFも定義される. また,各素点v Σpに対して 制限ρ|¯Fv を考え, Gvの表現としての変形, 枠付変形, 及びそれらのなす亜群DVF|Fv, D2VF|

Fv

も同様に定義される(ここで亜群を考えるのは, ¯ρ|Fvが一般に絶対既約とは限らないためで ある). ¯ρの枠付変形のなす亜群DV2F は表現可能であることが容易に分かる. その普遍対象 をR2F,Sとおく. これは完備局所O代数であるEndF[GF,S]VF = Fの時, ¯ρの変形のなす亜群 DVFは副表現可能であることも分かる(こちらはさっきほど容易ではないがよく知られてい ることである). その副普遍対象をRF,Sとおく. R2F,Sの商で, detρA = ψεに対応するもの をRψ,2F,S とする. ここでεp進円分指標. ¯ρ|Fvの枠付変形のなす亜群DV2F|

Fv も副表現可能 であることが容易に分かる. その副普遍対象をR2v とおく. R2v の商で, detρA=ψεに対応 するものをRvψ,2とする(Rvψ|Fv,2と書くほうが正確だが, 誤解のない時はψGvへの制限 もψと書くことにする). 以降,pを割る素点に対して, Σの素点と同時に扱わないときは記 号としてvではなくpを使うことにする. R2p :=bp|pR2p, RΣ2 :=bv∈ΣR2Σ (O上のテンソル 積), R2Σ,p :=R2ΣbOR2p とおく. Rψ,2p , Rψ,2Σ , RΣ,pψ,2も同様に定義する.

RF,Sψ,2の位相的生成元の個数を計算するのが本節の目標である. 計算方法はだいたい[Y]

で説明したのと同様に行う. ただし,今回は枠付変形を考えていることと大域普遍変形環を 局所普遍変形環上で考えているので, そこの修正のために以下の補題を使う.

補題 2.1 1. EndF[GF,S]VF =Fの時,Rψ,2F,SRψF,S上形式的滑らかで相対次元4#Σp1(=:

j). 特に, Rψ,2F,S は形式的冪級数環RψF,S[[Y1, . . . , Yj]]と同型.

2. HΣ1p(GF,S,ad0ρ) := ker{H¯ 1(GF,S,ad0ρ)¯ Q

v∈ΣpH1(Fv,ad0ρ)}¯ とおくと, 大域普遍 変形環RF,Sψ,2は局所普遍変形環Rψ,2Σ,p 上位相的に

dimHΣ1p(GF,S,ad0ρ) +¯ X

v∈Σp

dimH0(Fv,ad¯ρ)−dimH0(GF,S,ad¯ρ)

個の元で生成される. 2

上の記号HΣ1p は [Y]の記号とは意味が違うことに注意 (v ΣpLv = 0, それ以外で Lv =H1(Fv,ad0ρ)¯ ととっている).

証明 1.を示す. 各v Σpについて順序付けされた基底の持ち上げβvのなす空間は1 + M2(mRψ,2v )でありこの空間はRψ,2v 上4個の独立な変数でパラメータ付けされる. よってす べてのv Σpについての組を考えると4#Σp個の独立な変数でパラメータ付けされる. そ れらが同値で移りあうのはdim EndF[GF,S]VF = 1次元分あり, 4#Σp1個のパラメータが 決まれば最後のパラメータも決まるので,同値類で割った空間は4#Σp1個の独立な変数 でパラメータ付けされる.

(8)

2.を示す. Rψ,2Σ,p の極大イデアルをmΣ,pとする. Rψ,2F,S/mΣ,pの余接空間はVFVF[ε]/(ε2) への変形VF[ε]/(ε2)βFの持ち上げの組v}v∈Σpで各v Σpに対して(VF[ε]/(ε2)|Fv, βv) = (VF, βF)FF[ε]/(ε2)となるものの同値類と同一視できる(v ΣpにたいしてH1(Fv,ad0ρ)¯ では0になるという条件が(VF[ε]/(ε2)|Fv, βv)= (VF, βF)FF[ε]/(ε2)に対応している. [Y,補題 2.2]も参照). ¯ρのF[ε]/(ε2)への変形の空間はHΣ1p(GF,S,ad0ρ)¯ で与えられる([Y,補題2.2]).

順序付けされた基底v}v∈Σpを別のv0}v∈Σpに取り替える自由度はP

v∈ΣpdimH0(Fv,ad¯ρ) 次元分ある. v}v∈Σpv0}v∈Σpが同値になるのはdimH0(GF,S,ad¯ρ)次元分ある. あわせ ると補題が従う. 2

¯

ρについて以下の仮定をおく:

1. ¯ρは総奇(totally odd), つまりdet ¯ρのすべての複素共役での値は−1, 2. ¯ρpの上にある素点の外で不分岐,

3. ¯ρFp)への制限は絶対既約, 4. (ζp): p >3の時[F(ζp), F]>2, 5. v ∈S\Σpの時,

(S) : (1−Nv)((1 +Nv)2det ¯ρ(Frv)−Nv(Tr¯ρ(Frv))2)F× (2) が成立. ここでNv := #OF/vであり, Frvvでの算術的Frobenius.

上記の条件2.はかなり強い条件と思われるかもしれないが,応用上はSkinner-Wilesの底変 換の議論を用いてこの場合に帰着される(本報告集加塩氏の記事参照). 条件3.と条件4.(ζp)は 双対Selmer群を消す時に使う(条件(ζp)については[T3, Lemma 2.5]の証明あるいは[Y,定理 2.6ステップ1の仮定2]参照). 条件5.(S)はρ(Fr¯ v)の固有値をα, βとすると,FにおいてNv 6=

1,αNv 6=β, βNv 6=α であることと同値であり((Nv1)(αNv−β)(βNv−α) = (Nv− 1)(((Nv)2+ 1)αβ−Nv((α+β)22αβ))/αβ = (Nv1)((Nv+ 1)2αβ−Nv(α+β)2)/αβ), したがってad0ρ(1)(Fr¯ v)は固有値1を持たない. これはSelmer群の計算でv ∈S\Σpでの 局所項の消滅に使う.

注意 2.1.1 条件(S)は保型側ではS\Σpに関する新形式と旧形式の間に合同関係式が存在 しないことを保障する([Y,系3.6]参照). これよりΣpを使って構成したHecke環, Hecke加 群はSを使って構成したHecke環, Hecke加群と適当な極大イデアルで局所化すると同型に なる(4章及び[Y, 3.3節]参照). 適用するときは補助的素点rを1つとりS\Σp ={r}に対 して使う(4章参照). 2

命題 2.2 各nに対して, Sの元を含まないF の有元素点の有限集合Qnで以下を満たすも のが存在する:

(9)

v ∈Qnに対してNv 1 mod pnであり, ¯ρ(Frv)は相異なる固有値を持つ,

#Qn = dimH1(GF,S,ad0ρ(1))(=:¯ r)

SQn :=S∪Qnとすると, 大域普遍変形環Rψ,2F,SQn は局所普遍変形環Rψ,2Σ,p

#Qn[F :Q] + #Σp1 個の元で位相的に生成される. 2

注意 2.2.1 補題 2.1のj = 4#Σp1と補題2.2のr = #Qnは最終的に命題1.1のjrに それぞれなる. B[1/p]の形式的滑らか性とBの整域性以外にr+j−d= #Qn+ 4Σp1−d と上記#Qn[F :Q] + #Σp1との一致

#Qn+ 4Σp1−d= #Qn[F :Q] + #Σp1, つまり d= [F :Q] + 3#Σp を確かめないと命題 1.1が適用できない(条件を少し緩めて前者は≥,後者はでもよい).

次章の局所的な議論で各v Σpに対してRψ,2v の商Rψ,2v で整域かつpを可逆にするとE上 形式的滑らかであり

rel.dimORψ,2v =

(3 v Σ の時, 3 + [Fv,Qp] v |pの時, であるものを構成する. するとB =bv∈ΣpRψ,2v , R =Rψ,2F,SbRψ,2

Σ,pB, Rn=Rψ,2F,S

QnbRψ,2

Σ,pB

対して命題 1.1の仮定は満たされることになる. この数値的一致は重要である(注意 1.1.2 の2.参照). この数値的一致において, [F :Q]の項は一方は無限素点からの寄与から来てお り([F :Q] = #{v | ∞}. この命題の以下の証明参照),他方はpの上にある素点の寄与から 来ている([F :Q] =P

p|p[Fp :Qp])のは面白い. 2

証明 L = {Lv}vLv = 0 (v Σp の時) Lv = H1(Fv,ad0ρ) (v¯ SQn \ Σp の時), Lv = H1(Fv,(ad0ρ)¯Iv) (v / SQnの時) とおく. 対応するSelmer群と双対Selmer群をそれ ぞれHL1(GF,SQn,ad0ρ),¯ HL1(GF,SQn,ad0ρ(1))¯ とおく([Y, 2章]参照). これに対し[Y, 定理 2.3]を適用すると,

#HL1(GF,SQn,ad0ρ)¯

#HL1(GF,SQn,ad0ρ(1))¯ = #H0(GF,SQn,ad0ρ)¯

#H0(GF,SQn,ad0ρ(1))¯

Y

v∈SQn∪{v|∞}

#Lv

#H0(Fv,ad0ρ)¯

を得る([Y,定理2.3]ではF =Qであるが,一般の場合も同様に証明できる). ここで[Y,定理 2.6]のようにQnをとってくるとHL1(GF,SQn,ad0ρ(1)) = 0かつ¯ #Qn= dimH1(GF,S,ad0ρ(1))¯ となる(ここはH1(GF,SQn,−)ではなくH1(GF,S,−)である. nに依らないことが大事. [Y, 定理2.6]ではF = Qであるが, 一般の場合も同様に証明できる. 仮定(ζp)にも注意). [Y, 命題2.4]の1.と2.よりH0(GF,SQn,ad0ρ) =¯ H0(GF,SQn,ad0ρ(1)) = 0¯ である. 残りの項は 以下のように計算される:

(10)

1. v | ∞の時, #H0(F#Lv

v,ad0ρ)¯ = (#F)−1, 2. v ∈S\Σpの時, #H0#L(Fvv,ad0ρ)¯ = 1,

3. v Σpの時#H0#L(Fvv,ad0ρ)¯ = (#F)1−dimH0(Fv,ad¯ρ), 4. v ∈Qnの時#H0#L(Fvv,ad0ρ)¯ = #F.

3.は定義から明らか. 1.と4.はそれぞれ[Y, 命題2.4]の3.と4.から分かる. 2.は[Y, 命題 2.4]の4.とH0(Fv,ad0ρ(1)) = 0¯ から分かる(仮定(S)より, ad0ρ(1)(Fr¯ v)は固有値1を持た ないことから従う). よって,

dimHL1(GF,SQn,ad0ρ) =¯ X

v|∞

1 + X

v∈Σp

(1dimH0(Fv,ad0ρ)) +¯ X

v∈Qn

1

=−[F :Q] + #Σp X

v∈Σp

dimH0(Fv,ad0ρ) + #Q¯ n を得る. 補題 2.1の2.とあわせると, 主張を得る. 2

RF,Sψ

QnO[∆Qn]代数構造を[Y, 2.4節]と同様に入れる. ここで各v ∈Qnに対してρ(Fr¯ v) の相異なる固有値のうち一方αv を選んだことに注意する. O[∆Qn]余不変部分について[Y, 系2.8]と同様に

RψF,S

Qn/aQn −→ RψF,S (3)

が得られる. ここでaQnO[∆Qn]の付加(augmentation)イデアル. 射RψF,S

Qn Rψ,2F,S

Qn

Rψ,2F,SQnにもO[∆Qn]代数構造が入る. 同型(3)と補題2.1の1.より

Rψ,2F,SQn/aQn −→ Rψ,2F,S (4) も得られる.

2.2 保型側 — O[∆

Q

] 自由性 .

簡単のためにp > 2とする. p= 2の場合も[KW3]で扱われている. 本節で出てくる仮定 (Neatness)はp= 2の時U を十分小さくとっても一般には成立しない([T3, Lemma 1.1]の 証明参照)ので, v | 2ではUv =D×v ととり(非コンパクト!), ∆Qも適当な商で取り替える.

[KW3, §6]参照([K5]もこの部分は[KW3]を使っている).

四元数代数上の保型形式の定義を復習する(本報告集山上氏の記事でも復習しているが, そこではΣ = ∅, ψ = 1なので, 記号の導入も兼ねてここでも一応復習する). Dを中心が F であるような四元数代数とする. ΣをDが分岐する有限素点の集合とする. 以下を仮定 する:

(11)

F のすべての無限素点で分岐する,

Σはpの上にある素点を含まない.

Dの極大整環OD を固定し, Σに入らない各有限素点vに対して同型(OD)v =M2(OFv)を 固定する. U =Q

vUv (DF Af)×をQ

v(OD)×v に含まれるコンパクト開部分群で以下を 満たすものとする:

v Σに対してUv = (OD)×v,

各p|pに対してUp = GL2(OFp).

Aを位相的O代数とする. 各p|pに対して有限自由A加群上の連続表現τp :Up Aut(Wτp) を固定する(これは重さに対応するものである. 重さ(2, . . . ,2)に対応するものは各pに対 してτp = 1となるものである. 本稿では応用上は重さ(2, . . . ,2)のみを使うが, 定義のみ一 般のτ でしておく). Wτ :=p|pWτp, τ :=p|pτp : Q

p|pUp Aut(Wτ)とおく. pの外では 自明表現としてτU の表現とみる. 連続指標ψ :A×f/F×→A×

τ|Q

p|p(Up∩OF×p)=ψ|−1Q

p|p(Up∩OF×p),

を満たすものをとり固定する. A×fWτψ−1で作用させることでWτUA×f 加群とみ る. Sτ,ψ(U, A)を連続関数

f :D×\(D⊗F Af)×→Wτ

g (DF Af)×,u∈U に対してf(gu) =τ(u)−1f(g),

g (DF Af)×,z Af に対してf(gz) =ψ(z)f(g),

を満たす集合とする. Sτ,ψ(U, A)を重さτ, レベルU, 指標ψD⊗F Af 上の保型形式のな す空間という. 全ての埋め込みσ:F ,→Eを含むようにEを十分大きくとっておく. すべ てのσ :F ,→ Eに対してkσ 2であり, kσ + 2wσσによらないようなk = (kσ)σ:F ,→E, w= (wσ)σ,→Eに対してτ

τ(k,w) :=σ:F ,→E(Symkσ−2A⊕2detwσ), g7→ ⊗σ:F ,→E(Symkσ−2(σg) det(σg)wσ) という表現の時, Sτ,ψ(U, A) をS(k,w),ψ(U, A)と書くことにする. kσ + 2wσσによらない という条件は中心指標を(F , Af ではなく) F ,→ Q

p|pFp ,→ Af に制限したら埋め込み σ:F ,→Eによらないようなってほしいことから来ている. w= (0, . . . ,0)の時, Sk,ψ(U, A) と略記する. (τが自明表現の時はS2,ψ(U, A)である. ここで2 = (2, . . . ,2)).

以下を仮定する.

(Neatness): すべてのt∈(DF Af)×に対してp-#(UA×f ∩t−1D×t)/F× を満たす.

(12)

[T3, Lemma 1.1]より#(UA×f t−1D×t)/F× < であることと, この仮定はU を十分 小さくとると満たされることに注意([T3, Lemma 1.1]ではp > 3かつpF で不分岐と 仮定しているので上の仮定は自動的に満たされる). [Kh1, Theorem 2.1]の証明と[Kh1, Lemma 2.2], 及び[K1, Theorem 3.5.5]の証明中で補助的素点をとるところ参照. この仮 定は命題 1.1を適用する時に仮定3.(Hecke加群のO[∆Q]自由性)と仮定1.(O[∆Q]余不変 空間をとると元に戻る)を確かめるのに必要である. D×\(D⊗F Af)×/UA×f は有限なので, (DF Af)× =`

i∈ID×tiUA×f とすると#I <であり,対応f 7→ {f(ti)}iにより Sτ,ψ(U, A)→ ⊕ i∈IW(UA

×

f∩t−1i D×ti)/F×

τ (5)

を得るので, 上の仮定(Neatness)からSτ,ψ(U, A)は有限自由A加群と分かる. 特に, 関手 A7→Sτ,ψ(U, A)は完全. Wτ(k,w)には

hx, yiτ(k,w) := (x Ã

0 1

−1 0

! )t·y

でペアリングh·,·iτ(k,w) が定まる. pAで0でないか, すべてのσに対してkσ < p+ 1 (Symkσ−2 の分母にpが現れない)の時にはこのペアリングは完全である. これを用いて, Sτ,ψ(U, A)には

hf, hiτ,ψ,U := X

t∈D×\(D⊗FAf)×/UA×f

hf(t), h(t)iWτψ−1(dett)#(UA×f ∩t−1D×t/F×)−1

で完全ペアリングが定まる. 本報告集山上氏の記事参照(ここではψ−1が入っている). こ

こで仮定(Neatness)を用いたことにも注意.

SF の有限素点の有限集合で以下を満たすものとする:

S⊃Σ∪ {v |p} ∪ {v |Uv 6= (OD)×v}.

前節ではS\Σpに関して条件(S)を課していたが本節では(あとで出てくるρ¯について)この仮 定はしない. 4章で適用するときには,条件(S)を満たす補助的素点rをとってS = Σp∪{r}で 使うことになる. 各素点vに対して素元$vを選ぶ. Sに入らない素点vに対して本報告集山上 氏の記事と同様にHecke作用素Tv =

"

U Ã

$v 0

0 1

! U

#

Sv =

"

U Ã

$v 0 0 $v

! U

#

が定義さ れる. これは$vの選び方によらない. また,pを割る素元pに対して半群GL2(Fp)∩M2(OFp) がSτ,ψ(U, A)にf(g)7→˜τ(u)f(gu)で作用する. ここで˜τ(u)はQ

p|pGL2(Fp)のWτ⊗Eへの 自然な作用である. これより, pを割る素元pに対してHecke作用素Tp =

"

U Ã

$p 0

0 1

! U

#

が定義される. End(Sτ,ψ(U,O))の部分O代数でHecke作用素{Tv, Sv}v /∈SO上生成され るものをT0τ,ψ(U)とおく. End(Sτ,ψ(U,O))の部分O代数でT0τ,ψ(U)とHecke作用素{Tp}p|p

(13)

A上生成されるものをTτ,ψ(U)とおく. これらはO上の可換代数であることが知られて いる. τが自明表現の時はそれぞれT0ψ(U),Tψ(U)と略記する. T0ψ(U)あるいはTψ(U)の極 大イデアルm0がEisensteinイデアルとはF のあるAbel拡大で完全分解するようなF の素 点vに対して有限個のvを除いてTv2m0が成立するときにいう. Sτ,ψ(U,O)はT0τ,ψ(U) あるいはTτ,ψ(U)加群であり, その局所化Sτ,ψ(U,O)m0 はT0τ,ψ(U)m0 あるいはTτ,ψ(U)m0 加 群である. Hecke作用素[UgU]について

h[UgU]f, hiτ,ψ,U =ψ(detg)h£

f, Ug−1U¤

hiτ,ψ,U が満たされる. 特に, ペアリングh·,·iτ,ψ,Uに関する随伴を(·)とすると

"

U Ã

$v 0

0 1

! U

#

=ψ($v)

"

U Ã

$v−1 0

0 1

! U

#

=

"

U Ã

1 0

0 $v

! U

#

が分かる.

以降, τ =τ(k,w)の場合を考える. 埋め込みQ,→Eを固定する. S(k,w),ψ(U, E)のすべての

Hecke固有形式のHecke固有値が(固定した埋め込みQ,→Eで)Eに含まれるように十分E を大きくとる. Hecke固有形式f ∈S(k,w),ψ(U,O)に対してGalois表現ρf,λ:GF GL2(E) が構成される(Σ =の時は本報告集山上氏の記事参照. それ以外の時は本報告集三枝氏の 記事参照). これを束ねて, Galois表現GF GL2(T0(k,w),ψ(U)⊗E) が構成される. 擬表現 の理論(本報告集山上氏の記事参照)あるいは[Ca3]を用いると, 非Eisensteinイデアルm0 に対して, Galois表現

ρm0 :GF GL2(T0(k,w),ψ(U)m0) で

v /∈Sに対して, ρm0vで不分岐で, Trρm0(Frv) =Tv,

detρm0 =ψε

を満たすものが構成される(4章で適用する時には絶対既約で保型的なρ¯に対応する非Eisen- steinイデアルとしてm0をとることになる). m0ρ¯に対応するT0(k,w),ψ(U)の極大イデア ルとする. m0 の上にあるT(k,w),ψ(U)の極大イデアルmを1つ選ぶ(各p | pでの通常性

(oridinarity)データに応じてmが決まる. あるいはmにより通常性データが定まる. 4章参

照). ¯ρは既約なのでこれは非Eisensteinイデアルである. RψF,Sの普遍性より, 射

RψF,S T0(k,w),ψ,O(U)m0 (6)

を得る. これが全射であることがTrρm0(Frv) =Tv (v / S)からすぐに分かる. R =T を示 したいのはこの射ではなく, Tに対応するようなRψF,Sの商(に各p|pでの跡をRとTにそ れぞれつけ加えたもの)である.

以降, w = (0, . . . ,0)の場合を考える. ρm0の法m0還元をρ¯とおく. F の有限素点の有限 集合Qで各v ∈Qに対して

参照

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